JP2981761B2 - 安定化された塩素含有樹脂組成物 - Google Patents
安定化された塩素含有樹脂組成物Info
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- JP2981761B2 JP2981761B2 JP2202921A JP20292190A JP2981761B2 JP 2981761 B2 JP2981761 B2 JP 2981761B2 JP 2202921 A JP2202921 A JP 2202921A JP 20292190 A JP20292190 A JP 20292190A JP 2981761 B2 JP2981761 B2 JP 2981761B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安定化された塩素含有樹脂組成物に関し、
詳しくは、塩素含有樹脂に対して、無機銅化合物水溶液
で処理後、炭酸アルカリ水溶液で再処理したハイドロタ
ルサイト化合物を添加することによって耐熱性、耐候性
の向上、チョーキングの防止および物性の改善された硬
質塩素含有樹脂組成物に関する。
詳しくは、塩素含有樹脂に対して、無機銅化合物水溶液
で処理後、炭酸アルカリ水溶液で再処理したハイドロタ
ルサイト化合物を添加することによって耐熱性、耐候性
の向上、チョーキングの防止および物性の改善された硬
質塩素含有樹脂組成物に関する。
一般に、塩素含有樹脂は、熱および光に対する安定性
に劣り、加熱成型加工時に主として脱塩化水素に起因す
る熱分解を起こし易く、このため、加工品の機械的性質
の低下や色調の悪化を生じ、著しい不利益をまねく。
に劣り、加熱成型加工時に主として脱塩化水素に起因す
る熱分解を起こし易く、このため、加工品の機械的性質
の低下や色調の悪化を生じ、著しい不利益をまねく。
そこで従来より、かかる欠点をさけるために、一種ま
たは数種の安定剤を添加し安定化することが行われてい
た。
たは数種の安定剤を添加し安定化することが行われてい
た。
これらの安定剤の中でも鉛系の安定剤は熱安定化効果
が比較的大きいので広く使用されている。しかしなが
ら、鉛系安定剤を添加した塩素含有樹脂は加工時に着色
が生じること、耐候性が不十分であり特に屋外での使用
時にチョーキングという白化現象を生じるなどの欠点が
あり、これらを改善することが要望されていた。
が比較的大きいので広く使用されている。しかしなが
ら、鉛系安定剤を添加した塩素含有樹脂は加工時に着色
が生じること、耐候性が不十分であり特に屋外での使用
時にチョーキングという白化現象を生じるなどの欠点が
あり、これらを改善することが要望されていた。
また、最近では過酷な温度条件下におけるさらに高度
な熱安定性も要求されている。
な熱安定性も要求されている。
これらの要求を満たすために、鉛系安定剤と有機錫化
合物を併用する(特開昭57150号公報)ことが提案され
ているが、チョーキングの防止にはほとんど効果がな
く、熱安定化効果も不充分であった。またチョーキング
を防止するために、鉛系安定剤に2,6−ジメチル−1,4−
ジヒドロピリジン系の化合物(特開昭56−163138号公
報)あるいは2,2,6,6−テトラメチルピペリジン基を有
する化合物を併用する(特開昭59−196351号公報)など
が提案されたが、その効果はまだ不充分であり、さらに
これらの改善が強く望まれていた。
合物を併用する(特開昭57150号公報)ことが提案され
ているが、チョーキングの防止にはほとんど効果がな
く、熱安定化効果も不充分であった。またチョーキング
を防止するために、鉛系安定剤に2,6−ジメチル−1,4−
ジヒドロピリジン系の化合物(特開昭56−163138号公
報)あるいは2,2,6,6−テトラメチルピペリジン基を有
する化合物を併用する(特開昭59−196351号公報)など
が提案されたが、その効果はまだ不充分であり、さらに
これらの改善が強く望まれていた。
また、ステアリン酸金属塩を併用する配合はチョーキ
ングが発現し、特に非鉛系の配合を用いた成型品におい
ては安定剤および滑剤として多種の金属石けんを用いる
ためチョーキングが著しく、これらのチョーキングを防
止するためポリオール部分エステルなどの使用(特開昭
56−57844号公報)が提案されているが、まだ不充分で
あった。
ングが発現し、特に非鉛系の配合を用いた成型品におい
ては安定剤および滑剤として多種の金属石けんを用いる
ためチョーキングが著しく、これらのチョーキングを防
止するためポリオール部分エステルなどの使用(特開昭
56−57844号公報)が提案されているが、まだ不充分で
あった。
また、塩化第一銅、塩化第二銅、硫酸銅、塩基性炭酸
銅および炭酸銅などの無機銅化合物を使用する方法(特
開昭59−102942号公報)あるいは銅を含有するハイドロ
タルサイト類化合物およびグリシン銅より選ばれる一種
または二種を使用する方法(特開平2−187442号公報)
などが提案されているが、この方法では耐チョーキング
性はある程度改善されるものの、塩素含有樹脂の熱安定
性、熱着色性および耐候性を悪化させてしまう。
銅および炭酸銅などの無機銅化合物を使用する方法(特
開昭59−102942号公報)あるいは銅を含有するハイドロ
タルサイト類化合物およびグリシン銅より選ばれる一種
または二種を使用する方法(特開平2−187442号公報)
などが提案されているが、この方法では耐チョーキング
性はある程度改善されるものの、塩素含有樹脂の熱安定
性、熱着色性および耐候性を悪化させてしまう。
さらにまた、有機錫化合物はチョーキング現象は比較
的少ないが、特に有機錫メルカプタイド化合物は耐候性
が劣り、その使用範囲が限定され、その改善が要望され
ていた。
的少ないが、特に有機錫メルカプタイド化合物は耐候性
が劣り、その使用範囲が限定され、その改善が要望され
ていた。
本発明者等は、上記の欠点を改良すべく鋭意検討を重
ねた結果、硬質塩素含有樹脂に対して、無機銅化合物水
溶液で処理後、炭酸アルカリ水溶液で再処理したハイド
ロタルサイト化合物を添加することによって耐熱性、耐
候性の向上、チョーキングの防止および物性の改善され
た硬質塩素含有樹脂組成物が得られることを知見した。
ねた結果、硬質塩素含有樹脂に対して、無機銅化合物水
溶液で処理後、炭酸アルカリ水溶液で再処理したハイド
ロタルサイト化合物を添加することによって耐熱性、耐
候性の向上、チョーキングの防止および物性の改善され
た硬質塩素含有樹脂組成物が得られることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、塩素含
有樹脂100重量部に対して、次の一般式(I)で示され
るハイドロタルサイトを無機銅化合物水溶液で処理後、
炭酸アルカリ水溶液で再処理した生成物0.001〜5重量
部を添加してなる安定化された塩素含有樹脂組成物を提
供するものである。
有樹脂100重量部に対して、次の一般式(I)で示され
るハイドロタルサイトを無機銅化合物水溶液で処理後、
炭酸アルカリ水溶液で再処理した生成物0.001〜5重量
部を添加してなる安定化された塩素含有樹脂組成物を提
供するものである。
[化2] Mg1-xAlx(OH)2(CO3)(x/2)・mH2O (I) (上記中、xは0<x≦0.5の範囲の実数であり、mは
実数を示す。) 以下、本発明の塩素含有樹脂組成物について詳細に説
明する。
実数を示す。) 以下、本発明の塩素含有樹脂組成物について詳細に説
明する。
本発明において使用される塩素含有樹脂としては、例
えば、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリテン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化
ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共
重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン−
無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共
重合体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル
−塩素化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−マレイン
酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−各種ビニルエーテル共重合体などの塩素含
有樹脂、およびそれら相互のあるいは他の塩素を含まな
い合成樹脂とのブレンド品、ブロック共重合体、グラフ
ト共重合体などをあげることができる。
えば、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリテン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化
ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−スチレン共
重合体、塩化ビニル−イソブチレン共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−スチレン−
無水マレイン酸三元共重合体、塩化ビニル、スチレン−
アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共
重合体、塩化ビニル−イソプレン共重合体、塩化ビニル
−塩素化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−マレイン
酸エステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステ
ル共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、
塩化ビニル−各種ビニルエーテル共重合体などの塩素含
有樹脂、およびそれら相互のあるいは他の塩素を含まな
い合成樹脂とのブレンド品、ブロック共重合体、グラフ
ト共重合体などをあげることができる。
また、本発明で処理されるために用いられるハイドロ
タルサイト化合物は、次の一般式(I)で示されるマグ
ネシウムとアルミニウムから成る含水複塩化合物であ
る。
タルサイト化合物は、次の一般式(I)で示されるマグ
ネシウムとアルミニウムから成る含水複塩化合物であ
る。
Mg1-xAlx(OH)2(CO3)(x/2)・mH2O (I) (上式中、xは0<x≦0.5の範囲の実数であり、mは
実数をしめす。) 上記ハイドロタルサイト化合物は天然物であってもよ
く、また合成品であってもよい。合成方法としては、特
公昭46−2280号公報、特公昭50−30039号公報、特公昭5
1−29129号公報などに記載の公知の方法を例示すること
ができる。また、本発明においては、その結晶構造、結
晶粒子径などに制限されることなく使用することが可能
である。
実数をしめす。) 上記ハイドロタルサイト化合物は天然物であってもよ
く、また合成品であってもよい。合成方法としては、特
公昭46−2280号公報、特公昭50−30039号公報、特公昭5
1−29129号公報などに記載の公知の方法を例示すること
ができる。また、本発明においては、その結晶構造、結
晶粒子径などに制限されることなく使用することが可能
である。
これらの無機銅水溶液および炭酸アルカリ水溶液によ
り処理されたハイドロタルサイト化合物の使用量は塩素
含有樹脂100重量部に対して、0.001〜5重量部、特に0.
01〜3重量部とするのが好ましい。
り処理されたハイドロタルサイト化合物の使用量は塩素
含有樹脂100重量部に対して、0.001〜5重量部、特に0.
01〜3重量部とするのが好ましい。
本発明でハイドロタルサイト化合物を処理するために
用いられる無機銅化合物としては、例えば塩化第一銅、
塩化第二銅、塩化第二銅水和物、塩化銅アンモニウム、
塩化銅カリウム、臭化銅水和物、硫酸銅、硫酸銅水和物
などの水溶性無機酸の第一および第二銅塩およびこれら
の水和物などがあげられる。
用いられる無機銅化合物としては、例えば塩化第一銅、
塩化第二銅、塩化第二銅水和物、塩化銅アンモニウム、
塩化銅カリウム、臭化銅水和物、硫酸銅、硫酸銅水和物
などの水溶性無機酸の第一および第二銅塩およびこれら
の水和物などがあげられる。
これらの無機銅水溶液の使用量はハイドロタルサイト
の炭酸イオンの当量までである。
の炭酸イオンの当量までである。
無機銅水溶液に続いてハイドロタルサイトを処理する
炭酸アルカリとしては、リチウム、ナトリウムおよびカ
リウムの炭酸塩であり、また重炭酸塩でもよい。
炭酸アルカリとしては、リチウム、ナトリウムおよびカ
リウムの炭酸塩であり、また重炭酸塩でもよい。
これらの炭酸アルカリ水溶液の使用量は、はじめにハ
イドロタルサイトを処理した無機銅水溶液の無機酸イオ
ンを交換するために十分必要な量である。
イドロタルサイトを処理した無機銅水溶液の無機酸イオ
ンを交換するために十分必要な量である。
合成例1 アルカマイザーI(協和化学工業製合成ハイドロタル
サイト)10g、水350gおよびエチルエルコール50gを撹
拌、均一に分散させ、ここに硫酸銅・五水塩4.97gを加
えて60℃まで加温し、1時間撹拌する。次いで炭酸ナト
リウム2.09gを加え、室温で2時間撹拌する。ろ過、水
洗、乾燥して安定化剤−Iを合成した。
サイト)10g、水350gおよびエチルエルコール50gを撹
拌、均一に分散させ、ここに硫酸銅・五水塩4.97gを加
えて60℃まで加温し、1時間撹拌する。次いで炭酸ナト
リウム2.09gを加え、室温で2時間撹拌する。ろ過、水
洗、乾燥して安定化剤−Iを合成した。
合成例2 DHT−4A(協和化学工業製合成ハイドロタルサイト)1
0g:水400gおよびエチルエルコール10gをビーカーに入
れ、撹拌しながら均一に分散させる。ここに塩化第二銅
2.36gを加え、50℃で2時間保持する。室温まで冷却
後、さらに炭酸カリウム2.73gを加え、50℃で2時間保
持する。ろ過、水洗後乾燥して安定剤−IIを合成した。
0g:水400gおよびエチルエルコール10gをビーカーに入
れ、撹拌しながら均一に分散させる。ここに塩化第二銅
2.36gを加え、50℃で2時間保持する。室温まで冷却
後、さらに炭酸カリウム2.73gを加え、50℃で2時間保
持する。ろ過、水洗後乾燥して安定剤−IIを合成した。
合成例3〜4 合成例1と同様の操作により、下記のハイドロタルサ
イト化合物を硫酸銅および炭酸ナトリウムで熱処理して
それぞれ安定化剤−III〜IVを合成した。
イト化合物を硫酸銅および炭酸ナトリウムで熱処理して
それぞれ安定化剤−III〜IVを合成した。
ハイドロタルサイト* 安定化剤−III:アルカマイザーII 安定化剤−IV:アルカマイザーIV (*いずれも協和化学工業製合成ハイドロタルサイト化
合物) 本発明には通常用いられる金属系安定剤を添加するこ
とができ、たとえば、鉛系安定剤、カルシウム系安定
剤、亜鉛系安定剤、マグネシウム系安定剤、バリウム系
安定剤、有機錫系安定剤およびこれらの複塩などがあげ
られる。
合物) 本発明には通常用いられる金属系安定剤を添加するこ
とができ、たとえば、鉛系安定剤、カルシウム系安定
剤、亜鉛系安定剤、マグネシウム系安定剤、バリウム系
安定剤、有機錫系安定剤およびこれらの複塩などがあげ
られる。
上記鉛系安定剤としては、たとえば、鉛白、塩基性珪
酸鉛、塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、シリカゲル
共沈珪酸鉛、二塩基性フタル酸鉛:三塩基性マレイン酸
鉛、サリチル酸鉛、ステアリン酸鉛、塩基性ステアリン
酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ラウリン酸鉛、オクチ
ル酸鉛、12−ヒドロキシステアリン酸鉛、ベヘニン酸
鉛、ナフテン酸鉛などがあげられる。
酸鉛、塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、シリカゲル
共沈珪酸鉛、二塩基性フタル酸鉛:三塩基性マレイン酸
鉛、サリチル酸鉛、ステアリン酸鉛、塩基性ステアリン
酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ラウリン酸鉛、オクチ
ル酸鉛、12−ヒドロキシステアリン酸鉛、ベヘニン酸
鉛、ナフテン酸鉛などがあげられる。
亜鉛系、カルシウム系、マグネシウム系およびバリウ
ム系安定剤などの例としては、これらの酸化物、水酸化
物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、(メタ)硼酸塩、(メタ)
珪酸塩、(亜)リン酸塩、塩基性リン酸塩,アルミン酸
塩、チタン酸塩、スズ酸塩、ロダン酸塩などの無機化合
物および有機カルボン酸との金属石けんがあげられる。
かかる有機カルボン酸の例としては、酢酸、乳酸、ステ
アリン乳酸、カプロン酸、ペテルゴン酸、ラウリン酸、
2−エチルヘキシル酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、
ウンデシレン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイ
ン酸、ネオデカン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソ
デカン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸、12−ケトステアリン酸、クロロステアリン酸、フ
ェニルステアリン酸、アラキン酸、ベベン酸、エルカ
酸、プラシジン酸および類似酸ならびに獣脂脂肪酸、や
し油脂肪酸、キリ油脂肪酸、大豆油脂肪酸および綿実油
脂肪酸のような天然に産出する上記の酸の混合物、安息
香酸、クロル安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、p−
第三ブチル安息香酸、5−第三オクチルサリチル酸、ナ
フテン酸、キシリル酸、エチル安息香酸、イソプロピル
安息香酸、ジ第三ブチル安息香酸、ブロモ安息香酸、マ
レイン酸、アジピン酸、フタル酸、モノブチルマレー
ト、モノデシルフタレート、シクロヘキサンジカルボン
酸などがあげられる。
ム系安定剤などの例としては、これらの酸化物、水酸化
物、炭酸塩、塩基性炭酸塩、(メタ)硼酸塩、(メタ)
珪酸塩、(亜)リン酸塩、塩基性リン酸塩,アルミン酸
塩、チタン酸塩、スズ酸塩、ロダン酸塩などの無機化合
物および有機カルボン酸との金属石けんがあげられる。
かかる有機カルボン酸の例としては、酢酸、乳酸、ステ
アリン乳酸、カプロン酸、ペテルゴン酸、ラウリン酸、
2−エチルヘキシル酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、
ウンデシレン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイ
ン酸、ネオデカン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソ
デカン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリ
ン酸、12−ケトステアリン酸、クロロステアリン酸、フ
ェニルステアリン酸、アラキン酸、ベベン酸、エルカ
酸、プラシジン酸および類似酸ならびに獣脂脂肪酸、や
し油脂肪酸、キリ油脂肪酸、大豆油脂肪酸および綿実油
脂肪酸のような天然に産出する上記の酸の混合物、安息
香酸、クロル安息香酸、トルイル酸、サリチル酸、p−
第三ブチル安息香酸、5−第三オクチルサリチル酸、ナ
フテン酸、キシリル酸、エチル安息香酸、イソプロピル
安息香酸、ジ第三ブチル安息香酸、ブロモ安息香酸、マ
レイン酸、アジピン酸、フタル酸、モノブチルマレー
ト、モノデシルフタレート、シクロヘキサンジカルボン
酸などがあげられる。
また、上記有機錫系安定剤としては、たとえば、メチ
ルスタノイック酸、ブチルスタノイック酸、オクチルス
タノイック酸、ジメチル錫オキサイド、ジブチル錫オキ
サイド、ジオクチル錫オキサイド、ジメチル錫サルファ
イド、ジブチル錫サルファイド、ジオクチル錫サルファ
イド、ジシクロヘキシル錫サルファイド、モノブチル錫
オキサイド・サルファイド、メチルチオスタノイック
酸、ブチルチオスタノイック酸、オクチルチオスタノイ
ック酸、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジステア
レート、ジオクチル錫ジオレート、ジブチル錫塩基性ラ
ウレート、ジブチル錫ジクロトネート、ジブチル錫ビス
(ブトキシジエチレングリコールマレート)、ジブチル
錫メチル・オクチル・ネオペンチルグリコールマレー
ト、ジブチル錫イソオクチル・1,4−ブタンジオールマ
レート、ジブチル錫ジメタクリレート、ジブチル錫ジシ
ンナート、ジオクチル錫ビス(オレイルマレート)、ジ
ブチル錫ビス(ステアリルマレート)、ジブチル錫イタ
コネート、ジオクチル錫マレート、ジアミル錫ビス(シ
クロヘキシルマレート)、ジメチル錫ジクロトネート、
ジエチル錫ビス(イソオクチルシトロネート)、ジプロ
ピル錫ビス(ベンジルマレート)、ジイソブチル錫ビス
(プロピルマレート)、ジシクロヘキシル錫マレート、
ジオクチル錫ビス(ブチルマレート)、ジブチル錫ジメ
トキシド、ジブチル錫ジラウロキシド、ジオクチル錫エ
チレングリコキシド、ペンタエリスリトール・ジブチル
錫オキシド縮合物、ジブチル錫ビス(ラウリルメルカプ
タイド)、ジメチル錫ビス(ステアリルメルカプタイ
ド)、モノブチル錫トリス(ラウリルメルカプタイ
ド)、ジブチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジ
オクチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジブチル
錫メルカプトアセテート、モノブチル錫トリス(イソオ
クチルメルカプトアセテート)、モノオクチル錫トリス
(2−エチルヘキシルメルカプトアセテート)、ジブチ
ル錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジオ
クチル錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、
ジオクチル錫ビス(2−エチルヘキシルメルカプトアセ
テート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプトア
セテート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプト
プロピオネート)、モノブチル錫トリス(イソオクチル
メルカプトプロピオネート)、ビス〔モノブチルジ(イ
ソオクトキシカルボニルメチレンチオ)錫〕サルファイ
ド、ビス〔ジブチルモノ(イソオクトキシカルボニルメ
チレンチオ)錫〕サルファイド、モノブチルモノクロル
錫ビス(イソオクチルメルカプトプロピオネート)、モ
ノブチルモノクロロ錫ビス(イソオクチルメルカプトア
セテート)、モノブチルモノクロロ錫ビス(ラウリルメ
ルカプタイド)、ブチル錫ビス(エチルセルソロブマレ
ート)、ビス(ジオクチル錫ブチルマレート)マレー
ト、ビス(メチル錫ジイソオクチルチルグリコレート)
ジサルファイド、ビス(メチル/ジメチル錫モノ/ジイ
ソオクチルチオグリコレート)ジサルファイド、ビス
(メチル錫ジイソオクチルチオグリコレート)トリサル
ファイド、ビス(ブチル錫ジイソオクチルチオグリコレ
ート)トリサルファイド、2−プトキシカルボニルエチ
ル錫トリス(ブチルチオグリコレート)などがあげられ
る。
ルスタノイック酸、ブチルスタノイック酸、オクチルス
タノイック酸、ジメチル錫オキサイド、ジブチル錫オキ
サイド、ジオクチル錫オキサイド、ジメチル錫サルファ
イド、ジブチル錫サルファイド、ジオクチル錫サルファ
イド、ジシクロヘキシル錫サルファイド、モノブチル錫
オキサイド・サルファイド、メチルチオスタノイック
酸、ブチルチオスタノイック酸、オクチルチオスタノイ
ック酸、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジステア
レート、ジオクチル錫ジオレート、ジブチル錫塩基性ラ
ウレート、ジブチル錫ジクロトネート、ジブチル錫ビス
(ブトキシジエチレングリコールマレート)、ジブチル
錫メチル・オクチル・ネオペンチルグリコールマレー
ト、ジブチル錫イソオクチル・1,4−ブタンジオールマ
レート、ジブチル錫ジメタクリレート、ジブチル錫ジシ
ンナート、ジオクチル錫ビス(オレイルマレート)、ジ
ブチル錫ビス(ステアリルマレート)、ジブチル錫イタ
コネート、ジオクチル錫マレート、ジアミル錫ビス(シ
クロヘキシルマレート)、ジメチル錫ジクロトネート、
ジエチル錫ビス(イソオクチルシトロネート)、ジプロ
ピル錫ビス(ベンジルマレート)、ジイソブチル錫ビス
(プロピルマレート)、ジシクロヘキシル錫マレート、
ジオクチル錫ビス(ブチルマレート)、ジブチル錫ジメ
トキシド、ジブチル錫ジラウロキシド、ジオクチル錫エ
チレングリコキシド、ペンタエリスリトール・ジブチル
錫オキシド縮合物、ジブチル錫ビス(ラウリルメルカプ
タイド)、ジメチル錫ビス(ステアリルメルカプタイ
ド)、モノブチル錫トリス(ラウリルメルカプタイ
ド)、ジブチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジ
オクチル錫−β−メルカプトプロピオネート、ジブチル
錫メルカプトアセテート、モノブチル錫トリス(イソオ
クチルメルカプトアセテート)、モノオクチル錫トリス
(2−エチルヘキシルメルカプトアセテート)、ジブチ
ル錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジオ
クチル錫ビス(イソオクチルメルカプトアセテート)、
ジオクチル錫ビス(2−エチルヘキシルメルカプトアセ
テート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプトア
セテート)、ジメチル錫ビス(イソオクチルメルカプト
プロピオネート)、モノブチル錫トリス(イソオクチル
メルカプトプロピオネート)、ビス〔モノブチルジ(イ
ソオクトキシカルボニルメチレンチオ)錫〕サルファイ
ド、ビス〔ジブチルモノ(イソオクトキシカルボニルメ
チレンチオ)錫〕サルファイド、モノブチルモノクロル
錫ビス(イソオクチルメルカプトプロピオネート)、モ
ノブチルモノクロロ錫ビス(イソオクチルメルカプトア
セテート)、モノブチルモノクロロ錫ビス(ラウリルメ
ルカプタイド)、ブチル錫ビス(エチルセルソロブマレ
ート)、ビス(ジオクチル錫ブチルマレート)マレー
ト、ビス(メチル錫ジイソオクチルチルグリコレート)
ジサルファイド、ビス(メチル/ジメチル錫モノ/ジイ
ソオクチルチオグリコレート)ジサルファイド、ビス
(メチル錫ジイソオクチルチオグリコレート)トリサル
ファイド、ビス(ブチル錫ジイソオクチルチオグリコレ
ート)トリサルファイド、2−プトキシカルボニルエチ
ル錫トリス(ブチルチオグリコレート)などがあげられ
る。
これらの金属系安定剤の使用量は塩素含有樹脂100重
量部に対して、0.01〜10重量部、特に0.05〜5重量部と
するのが好ましい。
量部に対して、0.01〜10重量部、特に0.05〜5重量部と
するのが好ましい。
本発明の組成物には、有機ホスファイト系抗酸化剤を
併用することができる。かかる有機ホスファイト系抗酸
化剤としては、ジフェニルデシルホスファイト、トリフ
ェニルホスファイト、トリス−ノニルフェニルホスファ
イト、トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘ
キシル)ホスファイト、トリブチルホスファイト、ジラ
ウリルアシドホスファイト、ジブチルアシドホスファイ
ト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリラ
ウリルトリチオホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、ビス(ネオペンチルグリコール)−1,4−シクロヘ
キサンジメチルジホスファイト、ジステアリルペンタエ
リスリトールジホスファイト、ジイソデシルペンタエリ
スリトールジホスファイト、ジフェニルアシドホスファ
イト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスファイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2′−メチル
−5′−第三ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンジホスファイト、テトラ(C12〜15混合アルキル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、
トリス(4−ヒドロキシ−2,5−ジ第三ブチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
第三ブチルフェニル)ホスファイト、2−エチルヘキシ
ルジフェニルホスファイト、トリス(モノ、ジ混合ノニ
ルフェニル)ホスファイト、水素化−4,4′−イソプロ
ピリデンジフェノールポリホスファイト、、ジフェニル
・ビス〔4,4′−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル
−5−メチルフェノール)〕チオジエタノールジホスフ
ァイト、ビス(オクチルフェニル)・ビス〔4,4′−n
−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノ
ール)〕−1,6−ヘキサンジオールジホスファイト、フ
ェニル−4,4′−イソプロピリデンジフェノール・ペン
タエリスリトールジホスファイト、フェニルジイソデシ
ルホスファイト、テトラトリデシル−4,4′−n−ブチ
リデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)
ジホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニ
ル)ホスファイトなどがあげられる。
併用することができる。かかる有機ホスファイト系抗酸
化剤としては、ジフェニルデシルホスファイト、トリフ
ェニルホスファイト、トリス−ノニルフェニルホスファ
イト、トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘ
キシル)ホスファイト、トリブチルホスファイト、ジラ
ウリルアシドホスファイト、ジブチルアシドホスファイ
ト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリラ
ウリルトリチオホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、ビス(ネオペンチルグリコール)−1,4−シクロヘ
キサンジメチルジホスファイト、ジステアリルペンタエ
リスリトールジホスファイト、ジイソデシルペンタエリ
スリトールジホスファイト、ジフェニルアシドホスファ
イト、トリス(ラウリル−2−チオエチル)ホスファイ
ト、テトラトリデシル−1,1,3−トリス(2′−メチル
−5′−第三ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブタ
ンジホスファイト、テトラ(C12〜15混合アルキル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェニルジホスファイト、
トリス(4−ヒドロキシ−2,5−ジ第三ブチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
第三ブチルフェニル)ホスファイト、2−エチルヘキシ
ルジフェニルホスファイト、トリス(モノ、ジ混合ノニ
ルフェニル)ホスファイト、水素化−4,4′−イソプロ
ピリデンジフェノールポリホスファイト、、ジフェニル
・ビス〔4,4′−n−ブチリデンビス(2−第三ブチル
−5−メチルフェノール)〕チオジエタノールジホスフ
ァイト、ビス(オクチルフェニル)・ビス〔4,4′−n
−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノ
ール)〕−1,6−ヘキサンジオールジホスファイト、フ
ェニル−4,4′−イソプロピリデンジフェノール・ペン
タエリスリトールジホスファイト、フェニルジイソデシ
ルホスファイト、テトラトリデシル−4,4′−n−ブチ
リデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)
ジホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニ
ル)ホスファイトなどがあげられる。
本発明の組成物に、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン
化合物などの光安定剤を添加することによってその耐光
性を一層改善することができる。
化合物などの光安定剤を添加することによってその耐光
性を一層改善することができる。
この光安定剤としてはたとえば、2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、5,5′−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン)などの2−ヒドロキシベンゾフ
ェノン類;2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第三ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−第三ブ
チル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2′−メチレンビ
ス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェ
ノールなどの2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール類;フェニルサリシレート、レゾルシノー
ルモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−
3′,5′−ジ第三ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエー
ト:ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエートなどのベンゾエート類;2−エチル−2′
−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4′−ドデシ
ルオキザニリドなどの置換オキザニリド類;エチル−α
−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−
2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニ
ル)アクリレートなどのシアノアクリレート類;2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−
ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘ
キサン/ジブロモエタン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4
−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン
重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホ
リノ−s−トリアジン重縮合物などのヒンダードアミン
化合物があげられる。
ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェ
ノン、5,5′−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン)などの2−ヒドロキシベンゾフ
ェノン類;2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ第三ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ第三ブチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−第三ブ
チル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2′−メチレンビ
ス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリル)フェ
ノールなどの2−(2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール類;フェニルサリシレート、レゾルシノー
ルモノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−
3′,5′−ジ第三ブチル−4′−ヒドロキシベンゾエー
ト:ヘキサデシル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエートなどのベンゾエート類;2−エチル−2′
−エトキシオキザニリド、2−エトキシ−4′−ドデシ
ルオキザニリドなどの置換オキザニリド類;エチル−α
−シアノ−β,β−ジフェニルアクリレート、メチル−
2−シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニ
ル)アクリレートなどのシアノアクリレート類;2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルステアレート、2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバ
ケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
キシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−
ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘ
キサン/ジブロモエタン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/2,4
−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリアジン
重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホ
リノ−s−トリアジン重縮合物などのヒンダードアミン
化合物があげられる。
また、本発明の組成物に、1,4−ブタンジオールビス
(β−アミノクロトネート)、チオジグリコールビス
(β−アミノクロトネート)などのβ−アミノクロトネ
ート類;ジフェニル尿素、ジフェニルチオ尿素などの尿
素類;α−フェニルインドール、α−(オクチルフェニ
ル)インドールなどのインドール類;2,6−ジメチル−3,
5−ジカルボオクトキシ−1,4−ジヒドロピリジン、2,6
−ジメチル−3,5−ジカルボラウリルオキシ−1,4−ジヒ
ドロピリジンなどのジヒドロピリジン類;ジベンゾイル
メタン、ベンゾイルアセトン、ステアロイルベンゾイル
メタン、カプロイルベンゾイルメタン、デヒドロ酢酸な
どのβ−ジケトン化合物;トリメチロールプロパン、グ
リセリン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ベンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
マンニット、ソルビット、ペンタエリスリトール・ステ
アリン酸エステル、ジペンタエリスリトール・アジピン
酸エステル、ジペンタエリスリトール・ピロリドンカル
ボン酸エステルなどの多価アルコール類;ジラウリルチ
オジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネー
ト、ペンタエリスリトール・テトラ(ラウリルメルカプ
トプロピオネート)などの有機硫黄系化合物;ビスフェ
ノールA,2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、ステア
リル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオネートなどのフェノール類あるいはメラミン類を
併用することができる。
(β−アミノクロトネート)、チオジグリコールビス
(β−アミノクロトネート)などのβ−アミノクロトネ
ート類;ジフェニル尿素、ジフェニルチオ尿素などの尿
素類;α−フェニルインドール、α−(オクチルフェニ
ル)インドールなどのインドール類;2,6−ジメチル−3,
5−ジカルボオクトキシ−1,4−ジヒドロピリジン、2,6
−ジメチル−3,5−ジカルボラウリルオキシ−1,4−ジヒ
ドロピリジンなどのジヒドロピリジン類;ジベンゾイル
メタン、ベンゾイルアセトン、ステアロイルベンゾイル
メタン、カプロイルベンゾイルメタン、デヒドロ酢酸な
どのβ−ジケトン化合物;トリメチロールプロパン、グ
リセリン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ベンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
マンニット、ソルビット、ペンタエリスリトール・ステ
アリン酸エステル、ジペンタエリスリトール・アジピン
酸エステル、ジペンタエリスリトール・ピロリドンカル
ボン酸エステルなどの多価アルコール類;ジラウリルチ
オジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネー
ト、ペンタエリスリトール・テトラ(ラウリルメルカプ
トプロピオネート)などの有機硫黄系化合物;ビスフェ
ノールA,2,6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、ステア
リル−3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオネートなどのフェノール類あるいはメラミン類を
併用することができる。
その他必要に応じて、本発明の組成物には例えば架橋
剤、顔料、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、防雲剤、プレ
ートアウト防止剤、表面処理剤、滑剤、難燃剤、蛍光
剤、防黴剤、殺菌雑、金属不活性剤、光劣化剤、加工助
剤、離型剤、補強剤などを包含させることができる。
剤、顔料、充填剤、発泡剤、帯電防止剤、防雲剤、プレ
ートアウト防止剤、表面処理剤、滑剤、難燃剤、蛍光
剤、防黴剤、殺菌雑、金属不活性剤、光劣化剤、加工助
剤、離型剤、補強剤などを包含させることができる。
次に示す実施例は本発明の塩素含有樹脂組成物の効果
を示すものであるが、本発明はこれらの実施例によって
限定されるものではない。
を示すものであるが、本発明はこれらの実施例によって
限定されるものではない。
実施例1 次の配合により、190℃で5分間混練した後に、170
℃、200kg/cm2の条件下で5分間プレスして1mmの試験片
を作成した。この試験片を190℃のオーブン中に入れ、
熱安定性試験を行い、黒化するまでの時間を測定した。
℃、200kg/cm2の条件下で5分間プレスして1mmの試験片
を作成した。この試験片を190℃のオーブン中に入れ、
熱安定性試験を行い、黒化するまでの時間を測定した。
また、屋外暴露試験を行い、白化(チョーキング)す
るまでの時間を測定した。
るまでの時間を測定した。
その結果を表−1に示す。
(配 合) PVC(P=1000) 100重量部 三塩基性硫酸鉛 1.0 ステアリン酸鉛 2.0 二塩基性ステアリン酸鉛 0.3 ステアリン酸バリウム 0.1 炭酸カルシウム 3.0 酸化チタン 0.2 カーボンブラック 0.01 安定化剤(表−1) 0.2 実施例2 次の配合により、実施例1と同様にして試験片を作成
し、この試験片を用い190℃での熱安定性試験および初
期着色性の試験を行った。また、ウェザオメーターによ
り168時間照射後のアイゾット衝撃強度(kg・cm/cm2)
および504時間照射後の伸びを測定した。
し、この試験片を用い190℃での熱安定性試験および初
期着色性の試験を行った。また、ウェザオメーターによ
り168時間照射後のアイゾット衝撃強度(kg・cm/cm2)
および504時間照射後の伸びを測定した。
なお、伸びはオリジナルとの比、すなわち伸び残率で
示した。
示した。
その結果を表−2に示す。
(配合) PVC(P=1050) 100重量部 アクリルゴム系改質剤(カネエースFM) 10 ステアリン酸 0.5 三塩基性硫酸鉛 0.5 二塩基性ステアリン酸鉛 0.5 ジステアリルベンタエリスリトールジホスファイト 0.3 安定化剤(表−2) 0.1 実施例3 次の配合により、混練ロールで厚さ1mmのシートを作
成し、このシートについて、1年間屋外曝露後のチョー
キングの発生状態を測定した。その結果を次の表−3に
示す。
成し、このシートについて、1年間屋外曝露後のチョー
キングの発生状態を測定した。その結果を次の表−3に
示す。
なお、チョーキングの発生状態は10段階で評価した。
(配 合) PVC(P=800) 100重量部 ステアリン酸カルシウム 0.7 ステアリン酸亜鉛 0.3 炭酸カルシウム 3.0 ジブチル錫マレートポリマー 0.1 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール 0.2 安定化剤(表−3) 0.1 〔発明の効果〕 本発明になる塩素含有樹脂組成物は、耐熱性および耐
候性の向上、チョーキングの防止及び物性の改善された
ものである。
ゾトリアゾール 0.2 安定化剤(表−3) 0.1 〔発明の効果〕 本発明になる塩素含有樹脂組成物は、耐熱性および耐
候性の向上、チョーキングの防止及び物性の改善された
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 27/04 C08K 3/18 C08K 9/02
Claims (1)
- 【請求項1】硬質塩素含有樹脂100重量部に対して、次
の一般式(I)で示されるハイドロタルサイトを無機銅
化合物水溶液で処理後、炭酸アルカリ水溶液で再処理し
た生成物0.001〜5重量部を添加してなる安定化された
塩素含有樹脂組成物。 [化1] Mg1-xAlx(OH)2(CO3)(x/2)・mH2O (I) (上記中、xは0<x≦0.5の範囲の実数であり、mは
実数を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2202921A JP2981761B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 安定化された塩素含有樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2202921A JP2981761B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 安定化された塩素含有樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488041A JPH0488041A (ja) | 1992-03-19 |
JP2981761B2 true JP2981761B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=16465370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2202921A Expired - Fee Related JP2981761B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 安定化された塩素含有樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981761B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69516630T2 (de) * | 1994-10-27 | 2001-01-25 | Kyowa Chemical Industry Co. Ltd., Takamatsu | Harzzusammensetzung und Formkörper |
EP1548068B1 (en) * | 2002-09-13 | 2014-12-31 | Kaneka Corporation | Polymer composition containing double salt whose metal components are magnesium and aluminum |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP2202921A patent/JP2981761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0488041A (ja) | 1992-03-19 |
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