JPH073071A - 含ハロゲン樹脂組成物 - Google Patents

含ハロゲン樹脂組成物

Info

Publication number
JPH073071A
JPH073071A JP17843693A JP17843693A JPH073071A JP H073071 A JPH073071 A JP H073071A JP 17843693 A JP17843693 A JP 17843693A JP 17843693 A JP17843693 A JP 17843693A JP H073071 A JPH073071 A JP H073071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mono
acid
octyltin
tris
halogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17843693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3576186B2 (ja
Inventor
Kozo Fukuchi
孝三 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATSUTA KAKO KK
Original Assignee
KATSUTA KAKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATSUTA KAKO KK filed Critical KATSUTA KAKO KK
Priority to JP17843693A priority Critical patent/JP3576186B2/ja
Publication of JPH073071A publication Critical patent/JPH073071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3576186B2 publication Critical patent/JP3576186B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐着色性、耐熱性、加工性に優れ、加工時の
固着現象(プレートアウト現象)を改良した含ハロゲン
樹脂安定化組成物を提供する。 【構成】 含ハロゲン樹脂100重量部に対して、
(1)一般式[A]で示されるメチル錫化合物の少なく
とも1種を0.1〜2.0重量部、 (2)オクチル錫化合物の少なくとも1種を0.1〜
2.0重量部、(3)ポリエチレンワックスの少なくと
も1種を0.1〜1.5重量部、(4)エステルワック
ス及び石油ワックスの少なくとも1種を0.1〜1.5
重量部、及び(5)脂肪族カルボン酸のカルシウム及び
マグネシウム塩の少なくとも1種を0.1〜1.5重量
部添加して安定化された含ハロゲン樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は含ハロゲン樹脂安定化組
成物に関するものである。更に詳しくは、耐着色性、耐
熱性、加工性に優れ、加工時の固着現象(プレートアウ
ト現象)を改良した含ハロゲン樹脂安定化組成物に関す
るものである。
【0002】
【背景技術】含ハロゲン樹脂は成型加工時の高熱あるい
は加工品となってからも紫外線を主体とする光劣化など
により着色し優れた商品となり得なくなることは周知で
ある。こうした欠点を除去するために従来から各種安定
剤が検討され実用に供されてきた。例えばカドミウムや
鉛を含む安定剤は、熱安定剤、初期着色防止剤、耐候性
安定剤として優れた性質を有していた。しかし近年にな
り、安定剤を取扱う時の作業環境及び安定剤を含む製品
を廃棄物として処理する時の公害問題の懸念から従来き
わめて有効に使われてきたカドミウムや鉛を含む安定剤
が問題化されるにいたり、これに応じて各種の低毒性安
定剤が検討され提案されている。最近では低毒性の有機
錫化合物が開発され実用化されているが、しかし厳しい
条件を要求される安定剤として必ずしも充分とは言えな
い。
【0003】こうした問題点を解決すべく本発明者等は
種々検討した結果、カドミウム、鉛系安定剤を使用した
場合より優れた効果を示し、しかも毒性の非常に少ない
安定剤を開発した。
【0004】
【発明の開示】即ち、含ハロゲン樹脂100重量部に対
して、(1)一般式[A]で示されるメチル錫化合物の
少なくとも1種を0.1〜2.0重量部、
【化2】 (但しRはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリー
ル基、アリール基、及びそれらに置換期基を有する誘導
体を示す。mは1又は2を示す。),(2)オクチル錫
化合物の少なくとも1種を0.1〜2.0重量部、
(3)ポリエチレンワックスの少なくとも1種を0.1
〜1.5重量部、(4)エステルワックス及び石油ワッ
クスの少なくとも1種を0.1〜1.5重量部、及び
(5)脂肪族カルボン酸のカルシウム及びマグネシウム
塩の少なくとも1種を、0.1〜1.5重量部添加して
安定化された含ハロゲン樹脂組成物である。
【0005】本発明を構成する一般式[A]に示される
化合物の代表例を次に示す。ここでX、Yは実施例にお
ける表示でXはm=1に、Yはm=2に対応する。 No.1−X,Y
【化3】 No.2−X,Y
【化4】 No.3−X,Y
【化5】 No.4−X,Y
【化6】 No.5−X,Y
【化7】 No.6−X,Y
【化8】
【0006】上記一般式[A]で示される化合物をハロ
ゲン含有樹脂の安定剤として用いることは公知である
(特開昭51−44149)。しかしながら、これのみ
では耐熱性、初期着色、加工性に対する効果が必ずしも
充分でないので種々研究の結果、この化合物とオクチル
錫化合物、ポリエチレンワックス、エステルワックス系
ワックス、及び脂肪族カルボン酸金属塩とを併用するこ
とにより、実施例に具体的に示した通り満足すべき効果
を確認して本発明に至ったものである。
【0007】オクチル錫化合物の具体例としては、モノ
(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(メチルメルカ
プトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス
(又はジ)(エチルメルカプトアセテート)、モノ(又
はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(イソプロピルメル
カプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス
(又はジ)(ブチルメルカプトアセテート)、モノ(又
はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ヘキシルメルカプ
トアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又
はジ)(ヘプチルメルカプトアセテート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリス(又はジ)(2−エチルヘキシル
メルカプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫ト
リス(又はジ)(イソオクチルメルカプトアセテー
ト)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ノ
ニルメルカプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル
錫トリス(又はジ)(デシルメルカプトアセテート)、
モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ラウリル
メルカプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫ト
リス(又はジ)(トリデシルメルカプトアセテート)、
モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(セチルメ
ルカプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ
ス(又はジ)(ステアリルメルカプトアセテート)、モ
ノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ベンジルメ
ルカプトアセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ
ス(又はジ)(シクロヘキシルメルカプトアセテー
ト)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(イ
ソプロピルメルカプトプロピオネート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ステアリルメルカプ
トプロピオネート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス
(又はジ)(イソオクチルメルカプトプロピオネー
ト)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(メ
トキシブチルメルカプトプロピオネート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリス(又はジ)(2−エチルヘキシル
メルカプトプロピオネート)、モノ(又はジ)オクチル
錫トリス(又はジ)(メチルマレート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリス(又はジ)(エチルマレート)、
モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(イソプロ
ピルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又
はジ)(ブチルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫
トリス(又はジ)(アミルマレート)、モノ(又はジ)
オクチル錫トリス(又はジ)(ヘキシルマレート)、モ
ノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ヘプチルマ
レート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)
(イソオクチルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫
トリス(又はジ)(2−エチルヘキシルマレート)、モ
ノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(ノニルマレ
ート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)
(デシルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス
(又はジ)(イソデシルマレート)、モノ(又はジ)オ
クチル錫トリス(又はジ)(ラウリルマレート)、モノ
(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(トリデシルマ
レート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)
(セチルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス
(又はジ)(ステアリルマレート)、モノ(又はジ)オ
クチル錫トリス(又はジ)(ベンジルマレート)、モノ
(又はジ)オクチル錫トリス(又はジ)(シクロヘキシ
ルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリス(又は
ジ)(オレイルマレート)、モノ(又はジ)オクチル錫
マレートポリマー、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又
はジ)(アセテート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ
(又はジ)(プロピオネート)、モノ(又はジ)オクチ
ル錫トリ(又はジ)(ヘキサノエート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリ(又はジ)(2−エチルヘキサノエ
ート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又はジ)(カ
プリノエート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又は
ジ)(ラウレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ
(又はジ)(パルミテート)、モノ(又はジ)オクチル
錫トリ(又はジ)(ミリステート)、モノ(又はジ)オ
クチル錫トリ(又はジ)(ステアレート)、モノ(又は
ジ)オクチル錫トリ(又はジ)(オレート)、モノ(又
はジ)オクチル錫トリ(又はジ)(リシノレート)、モ
ノ(又はジ)オクチル錫トリ(又はジ)(ベヘネー
ト)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又はジ)(アク
リレート)、モノ(又はジ)オクチル錫トリ(又はジ)
(メタアクリレート)、モノ(又はジ)オクチル錫アク
リレートポリマー、モノ(又はジ)オクチル錫メタアク
リレートポリマー、 モノ(又はジ)オクチル錫メル
カプトプロピオネート、モノ(又はジ)オクチル錫メル
カプトアセテート、モノ(又はジ)オクチル錫オキサイ
ド、モノ(又はジ)オクチル錫サルファイド、モノ(又
はジ)オクチル錫トリ(又はジ)(メルカプトエタノー
ル)。
【0008】ポリエチレンワックスの具体例としては、
一般重合型の高密度タイプ(分子量が8000〜90
0)、低密度タイプ(分子量が7200〜1000)、
変性型としてアクリル酸、酢酸ビニル、スチレン、マレ
イン酸といった他のモノマーとの共重合体、及び部分的
に酸化した分解型がある。
【0009】エステルワックスの具体例としては、カプ
リル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、
ベヘイン酸、エルカ酸、ヤシ脂肪酸、パール脂肪酸、牛
脂脂肪酸、酢酸、メタクリル酸、2−エチルヘキサン
酸、クエン酸、フタル酸、アジピン酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸等のカルボン酸とメチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−オクチ
ルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、n−デ
シルアルコール、イソデシルアルコール、ラウリルアル
コール、イソトリデシルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレ
イルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキシルデシル
アルコール、オクチルドデシルアルコール等の1価アル
コールとのエステル化合物。グリセリン脂肪酸エステル
(グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステア
レート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノリノ
ート、グリセリンモノベヘネート、グリセリンモノ12
−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノカプリレー
ト、グリセリンモノラウレート等のモノグリセライド、
グリセリンモノ・ジパルミネート、グリセリンモノ・ジ
ステアレート、グリセリンジ・トリステアレート、グリ
セリンモノ・ジオレート、グリセリンジ・トリオレー
ト、グリセリンモノ・ジリノレート、グリセリンモノ・
ジベヘネート、グリセリンモノ・ジリシノレート、グリ
セリンモノ・ジ12−ヒドロキシステアレート、グリセ
リンモノ・ジオレートステアレート、グリセリンモノ・
ジヤシ酸エステル等のモノ・ジグリセライド、グリセリ
ントリ2−エチルヘキソエート、グリセリントリカプリ
レート、グリセリントリ脂肪酸(C7〜11)エステル
等のトリグリセライド、、グリセリンジアセトモノラウ
レート、グリセリンジアセトモノステアレート、グリセ
リンジアセトモノオレート、グリセリンジアセトモノリ
ノレート、グリセリンジアセトモノ12−ヒドロキシス
テアレート、グリセリンジアセトモノミリステート、グ
リセリンジアセトモノパルミテート、グリセリンジアセ
トモノラウレート、グリセリンモノアセトモノステアレ
ート、グリセリンモノアセトモノミリステート、グリセ
リンモノアセトモノパルミネート、グリセリンモノアセ
トモノリシノレート、グリセリンモノアセトモノ12−
ヒドロキシステアレート、グリセリンモノアセトモノベ
ヘネート、グリセリンモノアセトモノオレート、グリセ
リンモノアセトモノラウレート、グリセリンモノアセト
ジオレート、グリセリンモノアセトジリシノレート、グ
リセリンモノアセトジカプリレート、グリセリンモノア
セトジラウレート、グリセリンモノアセトジステアレー
ト等のアセチル化グリセライド、コハク酸飽和脂肪酸モ
ノグリセライド、クエン酸飽和脂肪酸モノグリセライ
ド、クエン酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチ
ル酒石酸飽和脂肪酸モノグリセライド、ジアセチル酒石
酸不飽和脂肪酸モノグリセライド、乳酸飽和脂肪酸モノ
グリセライド等の有機酸モノグリセライド。)。ペンタ
エリスリトールモノオレート、ペンタエリスリトールモ
ノステアレート、ペンタエリスリトールモノミリステー
ト、ペンタエリスリトールモノパツミテート、ペンタエ
リスリトールモノラウレート、ペンタエリスリトールジ
オレート、ペンタエリスリトールジラウレート、ペンタ
エリスリトールジヤシ脂肪酸エステル、ペンタエリスリ
トールトリパール脂肪酸エステル、ジペンタエリスリト
ールモノオレート、ジペンタエリスリトールモノステア
レート、ジペンタエリスリトールトリラウレート、ジペ
ンタエリスリトールトリミリスチレート、ジペンタエリ
スリトールテトラパルミテート、ジペンタエリスリトー
ル牛脂脂肪酸エステル、トリエタノールプロパンモノス
テアレート、トリエタノールプロパンモノラウレート、
トリエタノールプロパンジパール脂肪酸エステル、トリ
エタノールプロパンジオレート、ソルビタン脂肪酸エス
テル(ソルビタンラウレート、、ソルビタンパルミテー
ト、ソルビタンステアレート、ソルビタントリステアレ
ート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート、
ソルビタンベヘネート、ソルビタントリベヘネート、ソ
ルビタンジラウレート、ソルビタンジステアレート、ソ
ルビタンジパルミネート、ソルビタンモノエルシネー
ト、ソルビタンモノリシノレート、ソルビタンヤシ脂肪
酸エステル、ソルビタンパーム脂肪酸エステル、ソルビ
タン牛脂肪酸エステル等)、 ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル(ジグリセリンラウレート、ジグリセリンステア
レート、ジグリセリンオレート、ジグリセリンカプリレ
ート、ジグリセリンベヘネート、ジグリセリンミリステ
ート、ジグリセリンヤシ脂肪酸エステル、ジグリセリン
パーム脂肪酸エステル、ジグリセリン牛脂肪酸エステル
等のジグリセリン脂肪酸エステル、、テトラグリセリン
ステアレート、テトラグリセリンオレート、ヘキサグリ
セリンラウレート、デカグリセリンラウレート、デカグ
リセリンオレート、ポリグリセリンポリリシノレート等
のポリグリセリン脂肪酸エステル)、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル(プロピレングリコールモノラウレ
ート、プロピレングリコールモノパルミネート、プロピ
レングリコールモノミリステート、プロピレングリコー
ルモノステアレート、プロピレングリコールモノベヘネ
ート、プロピレングリコールモノオレート、プロピレン
グリコールモノヤシ脂肪酸エステル、プロピレングリコ
ールパーム脂肪酸エステル等)、及びポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル(ポリエチレングリコールモノラ
ウレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレング
リコールモノパーム脂肪酸エステル、ポリエチレングリ
コールモノヤシ脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ルジステアレート、ポリエチレングリコールジオレー
ト、ポリエチレングリコールジパーム脂肪酸エステル
等)、エチレンオキサイド付加物(ポリオキシエチレン
(6)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン
(20)ソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレ
ン(20)ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエ
チレン(20)ソルビタンモノステアレート、ポリオキ
シエチレン20)ソルビタントリステアレート、ポリオ
キシエチレン(20)ソルビタントリオレート、ポリオ
キシエチレン(30)ソルビタンモノミリステート、ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンテトラオレート、
ポリオキシエチレン(40)ソルビタンジパーム脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン(60)ソルビタンテト
ラオレート、ポリオキシエチレン(60)ソルビタント
リヤシ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンビスフェノ
ールAラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンラウリ
ールエーテルステアレート、ポリオキシエチレンラウリ
ールエーテルミリステート、ポリオキシエチレンラウリ
ールエーテルラウレート、ポリオキシエチレンセチルエ
ーテルカプリレート、ポリオキシエチレンセチルエーテ
ルヤシ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステアリー
ルエーテルラウレート、ポリオキシエチレンステアリー
ルエーテルパルミテート、ポリオキシエチレンステアリ
ールエーテル牛脂脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテルステアレート、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテルアセテート、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル2−エチルヘキソエート、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテルパーム脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンオクチルフェノールエーテルステアレート、ポ
リオキシエチレンオクチルフェノールエーテルラウレー
ト、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテルヤ
シ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェノー
ルエーテルラウレート、ポリオキシエチレンノニルフェ
ノールエーテルオレート、ポリオキシエチレンノニルフ
ェノールエーテルステアレート、ポリオキシエチレンノ
ニルフェノールエーテルパルミテート、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロックポリマーと脂肪族カ
ルボン酸とのエステル化合物等)等がある。
【0010】脂肪族カルボン酸のカルシウム及びマグネ
シウム塩を構成する脂肪族カルボン酸の具体例として
は、2−エチルヘキサン酸、カプリル酸、カプリン酸、
ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リシノール酸、エルカ
酸、安息香酸、tert−ブチルベンゾイック酸、マレ
イン酸、フマール酸、フタル酸、アクリル酸、アクリル
酸ポリマー、メタクリル酸、メタクリル酸ポリマー、ア
ジピン酸、トリメリット酸、モノエチルマレート、モノ
メチルマレート、モノプロピルマレート、モノブチルマ
レート、モノアミルマレート、モノヘキシルマレート、
モノ2−エチルヘキシルマレート、モノオクチルマレー
ト、モノノニルマレート、モノステアリルマレート、モ
ノオレイルマレート、モノラウリルマレート、モノセチ
ルマレート、ヤシ脂肪酸、パーム脂肪酸、牛脂脂肪酸、
等がある。
【0011】本発明に於て使用し得る含ハロゲン樹脂と
はポリ塩ビニル、塩化ビニル及びこれと共重合し得るモ
ノマーとの共重合物、グラフトポリマー、ブロックポリ
マー、(コモノマーの例としてはエチレン、プロピレン
などのオレフィン系、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル、
アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル等の
飽和酸ビニルエステル、不飽和酸アルキルエステル、ラ
ウリルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル、
マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、メチルスチ
レン、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等)、更にポ
リ塩化ビニルと例えばアクリロニトリル−ブタジエン−
ステレン、メタクリル酸メチルエステル−ブタジエン−
ステレンの三元ポリマー、塩素化ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合物等とのポリマーブレンド、又ポ
リ塩化ビニルのアルコールなどによる後処理物、後塩素
化物等の含ハロゲン樹脂である。
【0012】本発明の安定化組成物には一般に利用され
ている他の安定剤あるいは、添加剤の1種又は2種以上
を加えることができる。例えば、可塑剤、有機亜リン酸
エステル、有機リン酸エステル、有機錫化合物、有機又
は無機アンチモン化合物、有機又は無機チタン化合物、
金属石けん、エポキシ化合物、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、顔料、染料、加工助剤、耐衝撃強化剤、離型剤、帯
電防止剤、多価又は高級アルコール、直鎖又は側鎖を有
する飽和又は不飽和脂肪酸、その他の有機溶剤、滑剤、
充填剤、難燃剤、香料、有機化合物又はそれらの塩、架
橋剤プレートアウト防止剤などである。
【0013】有機亜リン酸エステルの具体例としてはト
リフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、
トリイソオクチルホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリ−2−エチルヘキシルホスファイト、トリスノ
ニルフェニルホスファイト、トリ(オクチルフェニル)
ホスファイト、トリシクロヘキシルフェニルホスファイ
ト、トリスシクロヘキシルホスファイト、トリデシルチ
オホスファイト、トリイソデシルチオホスファイト、フ
ェニル・ジ−2−エチルヘキシルホスファイトフェニル
・ジイソデシルホスファイト、フェニル・ジシクロヘキ
シルホスファイト、フェニル・ジイソオクチルホスファ
イト、フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェ
ニル・ジ−シクロヘキシルホスファイト、ジフェニル・
イソオクチルホスファイト、ジフェニル・2−エチルヘ
キシルホスファイト、ジフェニル・イソデシルホスファ
イト、ジフェニル・シクロヘキシルフェニルホスファイ
ト、ジフェニル・トリデシルチオホスファイト、ノニル
フェニル・ジ(トリデシル)ホスファイト、フェニル・
p−tert−ブチル・ドデシルホスファイト、ジイソ
プロピルホスファイト、モノイソプロピルホスファイ
ト、ジイソデシルホスファイト、ジイソオクチルホスフ
ァイト、モノイソオクチルホスファイト、ジドデシルホ
スファイト、モノドデシルホスファイト、ジシクロヘキ
シルホスファイト、モノシクロヘキシルホスファイト、
ジシクロヘキシルフェニルホスファイト、モノジシクロ
ヘキシルフェニルホスファイト、ジ(p−tert−ブ
チルフェニル)ホスファイト、テトラ(トリデシル)−
4,4′−イソプロピリデンジフェニル−ジホスファイ
ト、テトラ(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス
(2−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ジホス
ファイト、テトライソオクチル〔4,4′−チオビス
(2−tert−ブチル−5−メチルフェノール)〕ジ
ホスファイト、テトラノニルフェニールポリプロピレン
グリコール−ジホスファイト、テトラ(トリデシル)ジ
プロピレングリコールジホスファイト、テトラトリデシ
ル−4,4′−イソプロピリデンシクロヘキシルジホス
ファイト、ペンタキス(ノニルフェニル)ビスポリプロ
ピレングリコールトリホスファイト、ヘプタキス(ノニ
ルフェニル)テトラキスポリプロピレングリコールペン
タホスファイト、ヘプタキス(ノニルフェニル)テトラ
キス(ビスフェノールA)ペンタホスファイト、デカキ
ス(ノニルフェニル)ヘプタキス(ジプロピレングリコ
ール)オクタホスファイト、デカフェニルヘプタジプロ
ピレングリコールオクタホスファイト、テトラキス(イ
ソオクトキシカルボメチレンチオ)1,2−オキシカル
ボニルメチレンチオエチレンジホスファイト、ジブトキ
シカルボエチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコール)ジホスファイト、ジイソオクトキシカル
ボメチレンチオ(ペンタエリスリトールテトラチオグリ
コール)ジホスファイト、テトラキス(メルカプトラウ
リル)1,2−ジメルカプト−エチレンジホスファイ
ト、テトラキス(メルカプトラウリル)1,6−ジメル
カプト−ヘキシレンジホスファイト、テトラキス(メル
カプトラウリル)β,β′−ジメルカプト−エチルエー
テルジホスファイト、ペンタキス(ドデシル−メルカプ
ト)ビス(1,6−ヘキシレンジメルカプト)トリホス
ファイト、ジフェニルホスファイト、水添4,4′−イ
ソプロピリデンジフェニルホスファイト、4,4′−イ
ソプロピリデンジフェニルアルキル(C12〜C15
ホスファイト、2−tert−ブチル−α(3−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)p−クメニルビ
ス(p−ノニルフェニル)ホスファイト、4,4′−ブ
チリデンビス(3−メチル−o−tert−ブチルフェ
ニル)ジトリデシルホスファイト、ジステアリルペンタ
エリスリトールジホスファイト、トリシクロヘキシルフ
ェニルホスファイト、1,1,3−トリス〔(2′−メ
チル−4′−ジトリデシルホスファイト5′−tert
−ブチル)フェニル〕ブタン、トリドデシルメルカプト
ホスファイト、デカフェニルヘプタジプロピレングリコ
ールオクタホスファイト、ジブチルペンタエリスリトー
ルジホスファイト、ジデシルペンタエリスリトールジホ
スファイト、ジオクチルペンタエリスリトールジホスフ
ァイトなどである。
【0014】有機リン酸エステルの具体例としては、ノ
ニルフェノキシポリエトキシリン酸、トリデシルヒドロ
キシポリエトキシリン酸、オクチルオキシポリエトキシ
リン酸、ラウリルオキシポリエトキシリン酸、ステアリ
ルオキシポリエトキシリン酸、オレイルオキシポリエト
キシリン酸、tert−ブチルフェノキシポリエトキシ
リン酸、オクチルフェノキシポリエトキシリン酸、ジノ
ニルフェノキシポリエトキシリン酸、ドデシルフェノキ
シポリエトキシリン酸、ジフェニル−2−エチルヘキシ
ルリン酸などである。
【0015】有機すず化合物の具体例としては、モノ
(又はジ)メチル錫トリス(又はビス)(イソオクチル
チオグリコレート)、モノ(又はジ)ブチル錫トリス
(又はビス)(イソオクチルチオグリコレート)、モノ
(又はジ)メチル錫トリ(又はジ)ラウレート、モノ
(又はジ)ブチル錫トリ(又はジ)ラウレート、モノ
(又はジ)メチル錫トリス(又はビス)(イソオクチル
マレート)、モノ(又はジ)ブチル錫トリス(又はビ
ス)(イソオクチルマレート)、モノ(又はジ)ブチル
錫トリス(又はビス)(2−メルカプトエチルオレー
ト)、モノ(又はジ)メチル錫トリ(又はジ)オレー
ト、モノ(又はジ)ブチル錫サルファイド、モノ(又は
ビス)(アクリル酸ブチル)錫トリス(又はビス)(イ
ソオクチルチオグリコレート)、モノ(又はビス)(ア
クリル酸メチル)錫トリス(又はビス)(イソオクチル
チオグリコレート)、モノ(又はジ)ブチル錫オキサイ
ド、モノ(又はジ)メチル錫マレートポリマー、モノ
(又はジ)ブチル錫マレートポリマー、モノ(又はジ)
ブチル錫−β−メルカプトプロピオネート、モノ(又は
ジ)ブチル錫チオグリコレート、モノ(又はジ)ブチル
錫トリ(又はジ)メルカプトエタノール、モノ(又は
ジ)ブチル錫トリ(又はジ)リシノレート、モノ(又は
ジ)ブチル錫トリ(又はジ)オレートなどである。
【0016】有機又は無機アンチモン化合物の具体例と
しては、トリス(イソオクチルチオグリコレート)アン
チモン、モノブチルアンチモンビス(イソオクチルチオ
グリコレート)、ジブチルアンチモンモノ(イソオクチ
ルチオグリコレート)、トリス(2−メルカプトエチル
オレート)アンチモン、三酸化アンチモンなどである。
【0017】有機チタン化合物の例としてはテトラステ
アリルチタネート、テトラキス(2−エチルヘキシルチ
タネート)、イソプロピルイソステアリルチタネート、
ジイソプロポキシビス(アセチルアセトン)チタネー
ト、トリブトキシモノステアリルチタネート、ジヒドロ
キシビス(ラクテイクアシド)チタネート、イソプロピ
ルトリデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロ
ピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネー
ト、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイ
ト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、トリス(ジオクチル
パイロホスフェート)エチレンチタネート、(モノ又は
ジ)ブチルチタン(トリ又はジ)ラウレート、(モノ又
はジ)ブチルチタン(トリス又はビス)イソオクチルチ
オグリコレート、テトラキス(イソオクチルチオグリコ
レート)チタン、テトラキス(ドデシルメルカプトエー
ト)チタン、二酸化チタンなどである。
【0018】金属石けんの具体例としては、リチウム、
ナトリウム、カリウム、ストロンチウム、バリウム、亜
鉛、カドミウム、アルミニウム、鉛の直鎖又は側鎖を有
する飽和及び不飽和脂肪酸塩、芳香族カルボン酸塩、多
価カルボン酸塩、及びこれらの酸に置換基を有するもの
の塩などである。
【0019】エポキシ化合物の具体例としては、エポキ
シ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化豚脂油、
エポキシ化牛脂油、エポキシ化綿実油、エポキシ化サフ
ラワー油、エポキシ化鯨油、エポキシ化トール油、エポ
キシ化ヒマワリ油、エポキシ化魚油、エポキシ化大豆油
のジアセトモノグリセリド、エポキシ化ジアセトモノオ
レイン、エポキシステアリン酸ベンゾイル、エポキシス
テアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸シクロヘキシ
ル、エポキシステアリン酸ジヒドロノニル、エポキシス
テアリン酸2−エチルブチル、エポキシステアリン酸メ
トキシエチル、エポキシステアリン酸イソデシル、エポ
キシステアリン酸イソオクチル、エポキシステアリン酸
テトラヒドロフリル、エポキシステアリン酸フェニル、
エポキシステアリン酸アセトキシエチル、エポキシトー
ル油酸のブチル、n−オクチル、イソオクチルおよび2
エチルヘキシルエステル、エポキシトリアセトモノリシ
ノレイン酸グリセリド、エポキシステアリン酸−ter
t−ブチルフェニル、3,4−エポキシシクロヘキシル
メタノールの9,10−エポキシステアリン酸エステ
ル、安息香酸エポキシステアリール、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメタノールの9,10,12,13−ジ
エポキシステアリン酸エステル、3,4−エポキシシク
ロヘキシルカルボン酸の2−エチル−1,3−ヘキサ−
ジオルエステル、エポキシヘキサヒドロフタル酸のジ−
n−ブチル、ジ−n−ヘキシル、ジ−2−エチルヘキシ
ル、ジイソオクチル、ジ−n−デシル、ジイソデシルお
よびn−ブチルデシル等のエステル、3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサ
ンカルボキシレート、3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、エ
ビクロルヒドリンとビスフェノールAの縮合物などであ
る。
【0020】加工助剤、耐衝撃強化剤の具体例としては
塩素化ポリエチレン、エチレンプロピレン共重合物、エ
チレン酢酸ビニル共重合物、スチレンブタジエン共重合
物、アクリロニトリルスチレン共重合物、アクリロニト
リルブタジエスチレン共重合物、アクリル酸エステルブ
タジエンスチレン共重合物、メタアクリル酸エステルブ
タジエンスチレン共重合物(MBS)、ポリスチレン、
アクリル樹脂などである。滑剤の具体例としては、エチ
レンビスステアロアミドなどである。
【0021】充填剤の具体例としては炭酸カルシウム、
酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸化亜鉛、水酸化
亜鉛、炭酸亜鉛、硫化亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、アルミナけい酸ナトリウム、ハイ
ドロタルサイト、ハイドロカルマイト、けい酸アルミニ
ウム、けい酸マグネシウム、けい酸カルシウム、ゼオラ
イト等のけい酸金属塩、活性白土、タルク、クレイ、ベ
ンガラ、アスベスト、三酸化アンチモンなどである。
【0022】有機化合物又はそれらの塩の具体例として
は2−フェニルインドール、ジフェニルチオ尿素、セチ
ル及びステアリルβ−アミノクロトン酸エステル、1,
3及び1,4−ブタンジオールビスβ−アミノクロトン
酸エステル、チオジエチレングリコールビスβ−アミノ
クロトン酸エステル、イソシアヌール酸及びその誘導体
例えばトリス(2−ヒドロキシエチル)シアヌレート等
の窒素含有化合物、ペンタエリスリトール、マンニトー
ル、ソルビトール等の多価アルコール、安息香酸、メチ
ル安息香酸、リノール酸、マレイン酸、桂皮酸、p−t
ert−ブチル安息香酸、クロトン酸等のカルボン酸、
硼酸エステル、チオジグリコール酸エステル、アセチル
アセトン、ジベンゾイルメタン、ベンゾイルアセトン等
のβ−ジケトン及びその金属塩、アセト酢酸エステル、
デヒドロ酢酸又はそのエステルないしは金属塩、ペンタ
エリスリトールテトラキス(メルカプトプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトア
セテート)、ジシアンジアミド、タンニン、シュウ酸エ
ステル、マロン酸エステル、2−(3′−メトキシ−
4′−ヒドロキシフェニル)インドール、ジラウリルチ
オジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネー
トなどのチオジプロピオン酸エステル、6−アニリノ−
1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール、6−ブ
チルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオ
ールメラミン、2−メルカプトエチルオレート、オクチ
ルチオグリコレート、2−メルカプトエタノール、β−
メルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸、ヘキサメ
チレンテトラミンなどである。
【0023】
【実施例】次に示す実施例により本発明による含ハロゲ
ン樹脂の安定化効果を示す。以下の実施例においてプレ
ートアウトの評価は次の基準に従っている。 0:プレートアウト全くなし 1:ごくわずかなプレートアウト 2:わずかなプレートアウト 3:明らかなプレートアウト 4:やや著しいプレートアウト 5:著しいプレートアウト
【0024】実施例 1 ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に第1表に記載の各添
加剤試料を配合し、ドライブレンドして180℃のミキ
シングロールで5分間混練後、0.4mmのシートを作
成した。各々のシート片を190℃の条件下でギアオー
ブンテストを行って、初期着色、熱安定性をみた。また
ロール練りでプレートアウト性を観察した。各添加剤試
料と各試験の結果を第1表に示す。
【0025】実施例 2 下記基本配合に第2表に記載の各種添加剤試料を配合
し、ドライブレンドして180℃のミキシングロールで
5分間混練後、0.4mのシートを作成した。各々のシ
ート片を200℃の条件下でギアオーブンテストを行っ
て、初期着色、熱安定性を調べた。またロール練り試験
でロールへの粘着時間を測定した。初期着色は日本電色
工業(株)製の色差計を用いて黄変度で比較した。各種
添加剤試料と各試験結果を第2表に示す。 基本配合 PVC(P=1050) 100重量部 MBS樹脂 10 〃 ABS樹脂 5 〃 TiO 2 〃 各種添加剤試料と各試験結果を第2表に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/28 KEP 27/04 KGW 101/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含ハロゲン樹脂100重量部に対して、
    (1)一般式[A]で示されるメチル錫化合物の少なく
    とも1種を0.1〜2.0重量部、 【化1】 (但しRはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリー
    ル基、アリール基、及びそれらに置換期基を有する誘導
    体を示す。mは1又は2を示す。),(2)オクチル錫
    化合物の少なくとも1種を0.1〜2.0重量部、
    (3)ポリエチレンワックスの少なくとも1種を0.1
    〜1.5重量部、(4)エステルワックス及び石油ワッ
    クスの少なくとも1種を0.1〜1.5重量部、及び
    (5)脂肪族カルボン酸のカルシウム及びマグネシウム
    塩の少なくとも1種を0.1〜1.5重量部添加して安
    定化された含ハロゲン樹脂組成物。
JP17843693A 1993-06-14 1993-06-14 含ハロゲン樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3576186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17843693A JP3576186B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 含ハロゲン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17843693A JP3576186B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 含ハロゲン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH073071A true JPH073071A (ja) 1995-01-06
JP3576186B2 JP3576186B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=16048489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17843693A Expired - Fee Related JP3576186B2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 含ハロゲン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3576186B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004069934A1 (ja) * 2003-02-03 2006-05-25 大八化学工業株式会社 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP2010248506A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2010248507A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
CN102584889A (zh) * 2011-12-26 2012-07-18 湖北犇星化工有限责任公司 一种硫代(联合)逆酯锡、制备方法及用途
JP2012207065A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Riken Vitamin Co Ltd 塩化ビニル樹脂組成物用加工助剤および該加工助剤を用いる塩化ビニル樹脂組成物並びにその成形品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004069934A1 (ja) * 2003-02-03 2006-05-25 大八化学工業株式会社 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP4699209B2 (ja) * 2003-02-03 2011-06-08 大八化学工業株式会社 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物
JP2010248506A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2010248507A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Rohm & Haas Co 安定化されたポリマー組成物
JP2012207065A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Riken Vitamin Co Ltd 塩化ビニル樹脂組成物用加工助剤および該加工助剤を用いる塩化ビニル樹脂組成物並びにその成形品
CN102584889A (zh) * 2011-12-26 2012-07-18 湖北犇星化工有限责任公司 一种硫代(联合)逆酯锡、制备方法及用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP3576186B2 (ja) 2004-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2762150B2 (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
US5234981A (en) Halogenated polymer compositions stabilized with the aid of an inorganic additive
US5872166A (en) Overbased PVC stabilizer
CN103025824A (zh) 透明制品用氯乙烯系树脂组合物
JPH073071A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
CA2739921C (en) Tin-free stabilizer composition
JPH09176420A (ja) 塩化ビニル系樹脂安定化組成物
US4358555A (en) Stabilizers for halogen containing polymers comprising alkyltin compounds, zinc mercaptoesters and basic alkali or alkaline earth metal compounds
EP2591045B1 (en) Stabilizing composition for halogen-containing polymers
JP2952258B1 (ja) 熱安定化された塩化ビニル系樹脂組成物
JP2008081749A (ja) 改良された色安定性を有するpvcと一酸化炭素改質エチレン−ビニルエステルコポリマーとの組成物
JP2711982B2 (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
JP3744517B2 (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
US5236981A (en) Stabilized halogenated polymer compositions containing a lead or organotin compound
JPH10182907A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
JPH0662825B2 (ja) 新規含ハロゲン樹脂組成物
CA2224398C (en) Overbased pvc stabilizer
JPH04183735A (ja) 熱安定化された塩素含有樹脂組成物
JPS6410546B2 (ja)
SK32003A3 (en) Stabilising halogenated polymers with pyrroles or derivatives thereof and compositions containing them
JP2001200095A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
JPH08127687A (ja) ハロゲン含有樹脂組成物
JP2003020414A (ja) 含ハロゲン樹脂組成物
JPS6141937B2 (ja)
JPH11106584A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040416

A521 Written amendment

Effective date: 20040603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110716

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120716

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees