JP2981668B2 - 可逆運動速度測定装置 - Google Patents
可逆運動速度測定装置Info
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Description
この発明は、可逆運動速度測定装置に関する。
従来の可逆運動速度測定装置の一例として、例えば第
5図に示すように構成されたものがある。 第5図で、11は速度センサで、その速度センサ11から
は、被検体の運動速度に比例した周波数(1/周期T)の
検出パルスが得られるが、運動方向が正方向の場合に
は、正方向パルスCW(第6図A)が、運動方向が逆方向
の場合には、逆方向パルスCCW(同図B)が得られる。 この速度センサ11からの検出パルスCW及びCCWは、オ
アゲート12を介して、周期計測方式の速度演算回路13に
供給され、オアゲート12からのパルスの周期の逆数によ
り周波数を検出し、その周波数に応じた電圧がこれより
得られる。この電圧出力は、極性決定回路14に供給され
る。 一方、パルスCW及びCCWが、方向判定回路15に供給さ
れ、回転方向信号DRがこれより得られる。この方向判定
回路15は、例えばR−Sフリップフロップ回路で形成さ
れ、セット端子にパルスCWが、リセット端子にパルスCC
Wが供給される。したがって、この場合には、正方向で
は、“1"、逆方向では“0"となる方向信号DRが得られ、
これが極性決定回路14に供給されて、速度演算回路13か
らの電圧の極性が正方向では正、逆方向では負として出
力される。
5図に示すように構成されたものがある。 第5図で、11は速度センサで、その速度センサ11から
は、被検体の運動速度に比例した周波数(1/周期T)の
検出パルスが得られるが、運動方向が正方向の場合に
は、正方向パルスCW(第6図A)が、運動方向が逆方向
の場合には、逆方向パルスCCW(同図B)が得られる。 この速度センサ11からの検出パルスCW及びCCWは、オ
アゲート12を介して、周期計測方式の速度演算回路13に
供給され、オアゲート12からのパルスの周期の逆数によ
り周波数を検出し、その周波数に応じた電圧がこれより
得られる。この電圧出力は、極性決定回路14に供給され
る。 一方、パルスCW及びCCWが、方向判定回路15に供給さ
れ、回転方向信号DRがこれより得られる。この方向判定
回路15は、例えばR−Sフリップフロップ回路で形成さ
れ、セット端子にパルスCWが、リセット端子にパルスCC
Wが供給される。したがって、この場合には、正方向で
は、“1"、逆方向では“0"となる方向信号DRが得られ、
これが極性決定回路14に供給されて、速度演算回路13か
らの電圧の極性が正方向では正、逆方向では負として出
力される。
ところが、上述のような可逆運動速度測定装置の場
合、第6図に示すように、正方向の運動が逆転に至る寸
前に検出パルスCWの最終パルス1が、周期計測方式の速
度演算回路13に入力され、次いで検出パルスCCWの逆転
の直後のパルス2が速度演算回路13に入力されると、パ
ルス1とパルス2との周期は非常に短いので、あたかも
速い速度の信号が速度演算回路13に入力されたように解
釈され、第6図Cに示すように、過大なアナログ出力3
が出力されてしまう。 この現象は、まったく実際の速度と異なるもので、第
7図に示すように、速度センサ11を構成する回転体4
が、例えば時計方向に回転して誘導マーキング5がセン
サ手段6を通過し、直後に逆転して、再び誘導マーキン
グ5を通過する場合を考えるとき、実際には逆転時には
停止に近い速度になっているのにも拘らず、前記出力3
が出てしまうというものである。 この発明は、以上の点に鑑み、検出方向が逆転した時
点においても、異常な出力とならない可逆運動速度測定
装置を提供しようとするものである。
合、第6図に示すように、正方向の運動が逆転に至る寸
前に検出パルスCWの最終パルス1が、周期計測方式の速
度演算回路13に入力され、次いで検出パルスCCWの逆転
の直後のパルス2が速度演算回路13に入力されると、パ
ルス1とパルス2との周期は非常に短いので、あたかも
速い速度の信号が速度演算回路13に入力されたように解
釈され、第6図Cに示すように、過大なアナログ出力3
が出力されてしまう。 この現象は、まったく実際の速度と異なるもので、第
7図に示すように、速度センサ11を構成する回転体4
が、例えば時計方向に回転して誘導マーキング5がセン
サ手段6を通過し、直後に逆転して、再び誘導マーキン
グ5を通過する場合を考えるとき、実際には逆転時には
停止に近い速度になっているのにも拘らず、前記出力3
が出てしまうというものである。 この発明は、以上の点に鑑み、検出方向が逆転した時
点においても、異常な出力とならない可逆運動速度測定
装置を提供しようとするものである。
この発明による可逆運動速度測定装置は、 被検体の運動の方向性を検出する機能を有すると共
に、被検体の運動速度に比例した周波数の検出パルスを
発生するセンサ手段と、 上記被検体の正方向の運動時に得られる上記検出パル
スの周期から上記被検体の正方向の速度を測定する第1
の速度演算手段と、 上記被検体の逆方向の運動時に得られる上記検出パル
スの周期から上記被検体の逆方向の速度を測定する第2
の速度演算手段と、 上記第1及び第2の速度演算手段の出力を加算する出
力加算手段とからなる。 また、上記第1及び第2の速度演算手段の出力を遮断
する第1及び第2のオミッタを設け、上記被検体の方向
性に応じて上記オミッタを働かせて、上記第1及び第2
の速度演算手段のうち、方向転換前の方向の速度演算手
段の出力を遮断するようにする。 さらに、上記第1及び第2の速度演算手段に対するリ
セット手段を設け、上記被検体の方向性転換直後の上記
検出パルスにより、方向転換後の方向の速度演算手段を
リセットするようにする。
に、被検体の運動速度に比例した周波数の検出パルスを
発生するセンサ手段と、 上記被検体の正方向の運動時に得られる上記検出パル
スの周期から上記被検体の正方向の速度を測定する第1
の速度演算手段と、 上記被検体の逆方向の運動時に得られる上記検出パル
スの周期から上記被検体の逆方向の速度を測定する第2
の速度演算手段と、 上記第1及び第2の速度演算手段の出力を加算する出
力加算手段とからなる。 また、上記第1及び第2の速度演算手段の出力を遮断
する第1及び第2のオミッタを設け、上記被検体の方向
性に応じて上記オミッタを働かせて、上記第1及び第2
の速度演算手段のうち、方向転換前の方向の速度演算手
段の出力を遮断するようにする。 さらに、上記第1及び第2の速度演算手段に対するリ
セット手段を設け、上記被検体の方向性転換直後の上記
検出パルスにより、方向転換後の方向の速度演算手段を
リセットするようにする。
この発明においては、センサ手段からの検出パルスの
正方向パルスは第1の速度演算手段のみによって周期計
測され、逆方向パルスは、第2の速度演算手段のみによ
って周期計測される。したがって、方向転換時の周期が
異常となるパルスCWの最後のものと、パルスCCWの転換
直後のパルスとの周期は、どちらの速度演算手段によっ
ても計測されないので、アナログ出力が方向転換時に、
異常な出力となることはない。 そして、方向転換の際に、第1及び第2の速度演算手
段のうち、方向転換前の方向の速度演算手段の出力はオ
ミット手段により遮断される。したがって、方向転換前
の方向の速度演算手段のアナログ出力は、0となり、実
際の運動に即したアナログ出力となる。 また、被検体の方向性転換直後の上記検出パルスによ
り、方向転換後の方向の速度演算手段がリセットされ
る。したがって、方向転換後の方向の速度演算手段にお
いて、方向転換前のパルスが存在して、方向転換直後の
パルスとの間で異常なパルス周期となったとしても、そ
の速度演算出力はリセットされて出力されることはな
い。
正方向パルスは第1の速度演算手段のみによって周期計
測され、逆方向パルスは、第2の速度演算手段のみによ
って周期計測される。したがって、方向転換時の周期が
異常となるパルスCWの最後のものと、パルスCCWの転換
直後のパルスとの周期は、どちらの速度演算手段によっ
ても計測されないので、アナログ出力が方向転換時に、
異常な出力となることはない。 そして、方向転換の際に、第1及び第2の速度演算手
段のうち、方向転換前の方向の速度演算手段の出力はオ
ミット手段により遮断される。したがって、方向転換前
の方向の速度演算手段のアナログ出力は、0となり、実
際の運動に即したアナログ出力となる。 また、被検体の方向性転換直後の上記検出パルスによ
り、方向転換後の方向の速度演算手段がリセットされ
る。したがって、方向転換後の方向の速度演算手段にお
いて、方向転換前のパルスが存在して、方向転換直後の
パルスとの間で異常なパルス周期となったとしても、そ
の速度演算出力はリセットされて出力されることはな
い。
第1図は、この発明による可逆運動速度測定装置の一
実施例のブロック図で、21は、第5図例の速度センサ11
と同様の速度センサである。 この速度センサ21からの検出パルスのうち、正方向パ
ルスCW(第2図A)は、第1の速度演算手段22に供給さ
れ、逆方向パルスCCW(同図B)は、第2の速度演算手
段23に供給される。これら第1及び第2の速度演算手段
22及び23は、同一の構成のもので、この例では、周期計
測型の速度演算手段が用いられる。この周期計測型の速
度演算手段の構成ついては、例えば特公昭51−40818号
公報、また特願昭61−125115号に詳しい。 これら第1及び第2の速度演算手段22及び23の出力
は、出力加算回路24に供給されて加算される。 また、この例では、第1及び第2の速度演算手段22及
び23の出力に対してオミッタ25及び26が設けられる。オ
ミッタ25あるいはオミッタ26がオンとされると、速度演
算手段22,23の出力は、強制的に0ボルトとなり、速度
演算手段22,23の出力が遮断される。 また、速度センサ21からの正方向パルスCWが方向判定
手段としてのR−Sフリップフロップ回路27のセット端
子に供給されると共に、逆方向パルスCCWがRSフリップ
フロップ回路27のリセット端子に供給される。したがっ
て、このフリップフロップ回路27からは、被検体が正方
向運動時には“1"、逆方向運動時には“0"となる出力SA
(第2図E)と、その逆相の被検体が正方向運動時には
“1"、逆方向運動時には“0"となる出力SB(第2図F)
とが得られる。そして、出力SBは、オミッタ25に供給さ
れて、このオミッタ25が、出力SBが“1"の時はオン、
“0"の時はオフとされる。すなわち、第1の速度演算手
段22の出力は、逆方向運動時には遮断される。 また、出力SAは、オミッタ26に供給されて、このオミ
ッタ26が、出力SAが“1"の時はオン、“0"の時はオフと
される。すなわち、第2の速度演算手段23の出力は、正
方向運動時には遮断される。 さらに、フリップフロップ回路27の出力SA及びSBは、
それぞれ速度演算手段22及び23にリセット信号として供
給されて、速度演算手段22及び23は、出力SA及びSBの立
ち上がり、あるいは立ち下がりでリセットされる。この
速度演算手段22,23は、次のパルスの到来で速度計測が
開始するもので、そのパルスとリセット時のパルスとの
周期から速度計測が行われる。なお、この例では速度演
算手段22及び23は、運動方向転換時に両方共リセットす
るようにしたが、重要なのは、運動転換の際に、方向転
換後の方向の速度演算手段をリセットするようにするこ
とである。そのために、例えば出力SA及びSBの立ち上が
りでのみ、速度演算手段22及び23をリセットするように
してもよい。 以上のような構成であるので、第2図に示すように、
運動方向が逆転したときは、逆転直後の逆方向パルスCC
W、すなわち第2図のパルス28の時点で、フリップフロ
ップ回路27の出力SA及びSBが信号の状態を反転するの
で、出力SBが“1"となって、第1の速度演算手段21の出
力はオミットされ、その出力電圧は強制的に0とされ
る。同時に、速度演算手段22及び23はリセットされ、そ
の出力がやはり0とされる。 そして、逆方向パルスCCWのパルス28の次のパルス29
が到来すると、第2の速度演算手段23は、パルス28とパ
ルス29の周期から速度を演算し、その速度に応じたアナ
ログ出力を出力する。 したがって、出力加算回路24の出力は、第2図Dに示
すように、運動方向逆転時には0となり、実際の運動速
度に応じた速度測定出力が得られる。すなわち、この発
明によれば、同図Cに示すような従来の速度測定装置の
異常な出力3はまったく現れない。しかも、方向逆転
時、オミッタにより方向反転前の方向の速度演算手段の
出力を遮断するようにしたので、方向反転時には必ず0
(停止)を示す出力が得られ、実際の運動に即した出力
が得られる。 さらに、この発明によれば、運動方向が逆転するごと
に、速度演算手段22,23の内、少なくとも、方向転換後
の方向の速度演算手段はリセットされる。したがって、
方向逆転が頻繁に生じ、方向逆転の際に、方向逆転時よ
りも前のパルスが残留していても、方向逆転直後のパル
スの時点での周期計測値はリセットされるから、方向反
転が頻繁に生じる場合においても、異常な出力が現れる
ことはない。 第3図は、この発明の他の実施例である。この例にお
いては、速度センサ31は、検出パルスとして、互いに90
゜異なる2相のパルスを発生し、その内の一方のパルス
のみを検出パルス出力CPとすると共に、2相のパルスの
進み、遅れの関係から正逆方向信号DR(この例では正方
向時は“1"、逆方向時は“0"となる)を得るタイプの速
度センサである。この例の場合、速度センサ31からの検
出パルスCPは、スイッチ回路32が、方向信号DRにより正
方向運動時には第1の速度演算手段22側に、逆方向運動
時には第2の速度演算手段23側に、それぞれ切り替えら
れることにより、第1及び第2の速度演算手段22及び23
に選択的に供給される。 また、オミッタ25は方向信号DRに極性反転回路33によ
って極性反転された信号によって制御され、オミッタ26
は、方向信号DRによって制御される。 この例の場合には、運動方向の逆転時に、正方向パル
スCWの最後のものと、逆方向パルスCCWの最初のものが
同じ一つの速度演算手段に供給されることはない。した
がって、方向転換時に、異常な出力が現れることはな
い。しかも、方向逆転時、オミッタにより方向反転前の
方向の速度演算手段の出力を遮断するようにしたので、
方向反転時には必ず0(停止)を示す出力が得られる。 第4図は、この発明のさらに他の実施例である。 この例は、第3図の例と同様の速度センサ31を使用す
るものであるが、このセンサ31からの検出パルスCPは、
切り替えられずに第1及び第2の速度演算手段22及び23
に供給される。したがって、速度演算手段22,23には、
常時、入力パルスが有るので、これら速度演算手段22,2
3での速度演算の応答性が良くなる。 しかし、この例の場合には、第1及び第2の速度演算
手段22,23には、方向逆転時よりも前のパルスが残留す
る。そこで、この例では、方向信号DRがリセットパルス
発生回路34に供給され、これより方向信号DRの立ち上が
りあるいは立ち下がりの時点で、すなわち運動方向逆転
時に逆転直後に得られるパルスの時点でリセットパルス
が得られる。そして、このリセットパルスにより第1及
び第2の速度演算手段22,23はリセットされる。 このリセットより速度演算手段22,23に、方向逆転時
よりも前のパルスが残留していても、方向逆転直後のパ
ルスの時点での周期計測値はリセットされるから、異常
な出力が現れることはない。 なお、この発明に用いられる速度センサは、光学セン
サ、静電容量センサ、磁気センサその他種々のセンサが
使用可能である。
実施例のブロック図で、21は、第5図例の速度センサ11
と同様の速度センサである。 この速度センサ21からの検出パルスのうち、正方向パ
ルスCW(第2図A)は、第1の速度演算手段22に供給さ
れ、逆方向パルスCCW(同図B)は、第2の速度演算手
段23に供給される。これら第1及び第2の速度演算手段
22及び23は、同一の構成のもので、この例では、周期計
測型の速度演算手段が用いられる。この周期計測型の速
度演算手段の構成ついては、例えば特公昭51−40818号
公報、また特願昭61−125115号に詳しい。 これら第1及び第2の速度演算手段22及び23の出力
は、出力加算回路24に供給されて加算される。 また、この例では、第1及び第2の速度演算手段22及
び23の出力に対してオミッタ25及び26が設けられる。オ
ミッタ25あるいはオミッタ26がオンとされると、速度演
算手段22,23の出力は、強制的に0ボルトとなり、速度
演算手段22,23の出力が遮断される。 また、速度センサ21からの正方向パルスCWが方向判定
手段としてのR−Sフリップフロップ回路27のセット端
子に供給されると共に、逆方向パルスCCWがRSフリップ
フロップ回路27のリセット端子に供給される。したがっ
て、このフリップフロップ回路27からは、被検体が正方
向運動時には“1"、逆方向運動時には“0"となる出力SA
(第2図E)と、その逆相の被検体が正方向運動時には
“1"、逆方向運動時には“0"となる出力SB(第2図F)
とが得られる。そして、出力SBは、オミッタ25に供給さ
れて、このオミッタ25が、出力SBが“1"の時はオン、
“0"の時はオフとされる。すなわち、第1の速度演算手
段22の出力は、逆方向運動時には遮断される。 また、出力SAは、オミッタ26に供給されて、このオミ
ッタ26が、出力SAが“1"の時はオン、“0"の時はオフと
される。すなわち、第2の速度演算手段23の出力は、正
方向運動時には遮断される。 さらに、フリップフロップ回路27の出力SA及びSBは、
それぞれ速度演算手段22及び23にリセット信号として供
給されて、速度演算手段22及び23は、出力SA及びSBの立
ち上がり、あるいは立ち下がりでリセットされる。この
速度演算手段22,23は、次のパルスの到来で速度計測が
開始するもので、そのパルスとリセット時のパルスとの
周期から速度計測が行われる。なお、この例では速度演
算手段22及び23は、運動方向転換時に両方共リセットす
るようにしたが、重要なのは、運動転換の際に、方向転
換後の方向の速度演算手段をリセットするようにするこ
とである。そのために、例えば出力SA及びSBの立ち上が
りでのみ、速度演算手段22及び23をリセットするように
してもよい。 以上のような構成であるので、第2図に示すように、
運動方向が逆転したときは、逆転直後の逆方向パルスCC
W、すなわち第2図のパルス28の時点で、フリップフロ
ップ回路27の出力SA及びSBが信号の状態を反転するの
で、出力SBが“1"となって、第1の速度演算手段21の出
力はオミットされ、その出力電圧は強制的に0とされ
る。同時に、速度演算手段22及び23はリセットされ、そ
の出力がやはり0とされる。 そして、逆方向パルスCCWのパルス28の次のパルス29
が到来すると、第2の速度演算手段23は、パルス28とパ
ルス29の周期から速度を演算し、その速度に応じたアナ
ログ出力を出力する。 したがって、出力加算回路24の出力は、第2図Dに示
すように、運動方向逆転時には0となり、実際の運動速
度に応じた速度測定出力が得られる。すなわち、この発
明によれば、同図Cに示すような従来の速度測定装置の
異常な出力3はまったく現れない。しかも、方向逆転
時、オミッタにより方向反転前の方向の速度演算手段の
出力を遮断するようにしたので、方向反転時には必ず0
(停止)を示す出力が得られ、実際の運動に即した出力
が得られる。 さらに、この発明によれば、運動方向が逆転するごと
に、速度演算手段22,23の内、少なくとも、方向転換後
の方向の速度演算手段はリセットされる。したがって、
方向逆転が頻繁に生じ、方向逆転の際に、方向逆転時よ
りも前のパルスが残留していても、方向逆転直後のパル
スの時点での周期計測値はリセットされるから、方向反
転が頻繁に生じる場合においても、異常な出力が現れる
ことはない。 第3図は、この発明の他の実施例である。この例にお
いては、速度センサ31は、検出パルスとして、互いに90
゜異なる2相のパルスを発生し、その内の一方のパルス
のみを検出パルス出力CPとすると共に、2相のパルスの
進み、遅れの関係から正逆方向信号DR(この例では正方
向時は“1"、逆方向時は“0"となる)を得るタイプの速
度センサである。この例の場合、速度センサ31からの検
出パルスCPは、スイッチ回路32が、方向信号DRにより正
方向運動時には第1の速度演算手段22側に、逆方向運動
時には第2の速度演算手段23側に、それぞれ切り替えら
れることにより、第1及び第2の速度演算手段22及び23
に選択的に供給される。 また、オミッタ25は方向信号DRに極性反転回路33によ
って極性反転された信号によって制御され、オミッタ26
は、方向信号DRによって制御される。 この例の場合には、運動方向の逆転時に、正方向パル
スCWの最後のものと、逆方向パルスCCWの最初のものが
同じ一つの速度演算手段に供給されることはない。した
がって、方向転換時に、異常な出力が現れることはな
い。しかも、方向逆転時、オミッタにより方向反転前の
方向の速度演算手段の出力を遮断するようにしたので、
方向反転時には必ず0(停止)を示す出力が得られる。 第4図は、この発明のさらに他の実施例である。 この例は、第3図の例と同様の速度センサ31を使用す
るものであるが、このセンサ31からの検出パルスCPは、
切り替えられずに第1及び第2の速度演算手段22及び23
に供給される。したがって、速度演算手段22,23には、
常時、入力パルスが有るので、これら速度演算手段22,2
3での速度演算の応答性が良くなる。 しかし、この例の場合には、第1及び第2の速度演算
手段22,23には、方向逆転時よりも前のパルスが残留す
る。そこで、この例では、方向信号DRがリセットパルス
発生回路34に供給され、これより方向信号DRの立ち上が
りあるいは立ち下がりの時点で、すなわち運動方向逆転
時に逆転直後に得られるパルスの時点でリセットパルス
が得られる。そして、このリセットパルスにより第1及
び第2の速度演算手段22,23はリセットされる。 このリセットより速度演算手段22,23に、方向逆転時
よりも前のパルスが残留していても、方向逆転直後のパ
ルスの時点での周期計測値はリセットされるから、異常
な出力が現れることはない。 なお、この発明に用いられる速度センサは、光学セン
サ、静電容量センサ、磁気センサその他種々のセンサが
使用可能である。
以上説明したように、この発明によれば、正方向パル
スは第1の速度演算手段のみによって周期計測され、逆
方向パルスは、第2の速度演算手段のみによって周期計
測される。したがって、方向転換時の周期が異常となる
正方向パルスCWの最後のものと、逆方向パルスCCWの転
換直後のパルスとの周期はいずれの速度演算手段によっ
ても計測されないので、アナログ出力が方向転換時に、
異常な出力となることはない。 また、方向転換の際に、第1及び第2の速度演算手段
のうち、方向転換前の方向の速度演算手段の出力はオミ
ッタにより遮断されるので、方向転換前の方向の速度演
算手段のアナログ出力は、0(停止出力に相当)とな
り、実際の運動に即したアナログ出力となる。 さらに、被検体の方向性転換直後の上記検出パルスに
より、方向転換後の方向の速度演算手段がリセットされ
るので、方向転換後の方向の速度演算手段において、方
向転換前のパルスが存在しても、それと方向転換直後の
パルスとの間の周期に応じた速度演算出力はリセットさ
れて出力されることはないので、アナログ出力が異常な
値になることはない。
スは第1の速度演算手段のみによって周期計測され、逆
方向パルスは、第2の速度演算手段のみによって周期計
測される。したがって、方向転換時の周期が異常となる
正方向パルスCWの最後のものと、逆方向パルスCCWの転
換直後のパルスとの周期はいずれの速度演算手段によっ
ても計測されないので、アナログ出力が方向転換時に、
異常な出力となることはない。 また、方向転換の際に、第1及び第2の速度演算手段
のうち、方向転換前の方向の速度演算手段の出力はオミ
ッタにより遮断されるので、方向転換前の方向の速度演
算手段のアナログ出力は、0(停止出力に相当)とな
り、実際の運動に即したアナログ出力となる。 さらに、被検体の方向性転換直後の上記検出パルスに
より、方向転換後の方向の速度演算手段がリセットされ
るので、方向転換後の方向の速度演算手段において、方
向転換前のパルスが存在しても、それと方向転換直後の
パルスとの間の周期に応じた速度演算出力はリセットさ
れて出力されることはないので、アナログ出力が異常な
値になることはない。
第1図は、この発明による可逆運動速度測定装置の一実
施例のブロック図、第2図は、その動作説明のためのタ
イミングチャート、第3図及び第4図は、この発明の他
の実施例のブロック図、第5図は、従来の可逆運動速度
測定装置の一例のブロック図、第6図は、その説明のた
めのタイミングチャート、第7図は、この発明が解決し
ようとする問題点を説明するための図である。 21,31;速度センサ 22;第1の速度演算手段 23;第2の速度演算手段 24;出力加算手段 25,26;オミッタ 27;R−Sフリップフロップ回路 34;リセットパルス発生回路 CW;正方向パルス CCW;逆方向パルス
施例のブロック図、第2図は、その動作説明のためのタ
イミングチャート、第3図及び第4図は、この発明の他
の実施例のブロック図、第5図は、従来の可逆運動速度
測定装置の一例のブロック図、第6図は、その説明のた
めのタイミングチャート、第7図は、この発明が解決し
ようとする問題点を説明するための図である。 21,31;速度センサ 22;第1の速度演算手段 23;第2の速度演算手段 24;出力加算手段 25,26;オミッタ 27;R−Sフリップフロップ回路 34;リセットパルス発生回路 CW;正方向パルス CCW;逆方向パルス
Claims (4)
- 【請求項1】被検体の運動の方向性を検出する機能を有
すると共に、前記被検体の運動速度に比例した周波数の
検出パルスを発生するセンサ手段と、 前記被検体の正方向の運動時に得られる前記検出パルス
の周期から前記被検体の正方向の速度を測定する周期計
測型の第1の速度演算手段と、 前記被検体の逆方向の運動時に得られる前記検出パルス
の周期から前記被検体の逆方向の速度を測定する周期計
測型の第2の速度演算手段と、 前記第1および第2の速度演算手段の出力を加算する出
力加算手段と、 前記第1の速度演算手段の出力を遮断する第1のオミッ
タと、 前記第2の速度演算手段の出力を遮断する第2のオミッ
タと、 前記被検体の方向性に応じて前記第1のオミッタまたは
前記第2のオミッタを働かせて、前記第1の速度演算手
段および第2の速度演算手段のうち、運動の方向転換前
の方向の速度測定用の速度演算手段の出力を遮断するよ
うにする制御手段と、 を備える可逆運動速度測定装置。 - 【請求項2】被検体の運動の方向性を検出する機能を有
すると共に、前記被検体の運動速度に比例した周波数の
検出パルスを発生するセンサ手段と、 前記被検体の正方向の運動時に得られる前記検出パルス
の周期から前記被検体の正方向の速度を測定する周期計
測型の第1の速度演算手段と、 前記被検体の逆方向の運動時に得られる前記検出パルス
の周期から前記被検体の逆方向の速度を測定する周期計
測型の第2の速度演算手段と、 前記第1および第2の速度演算手段の出力を加算する出
力加算手段と、 前記被検体の方向転換直後の前記検出パルスにより、前
記第1の速度演算手段および第2の速度演算手段のう
ち、少なくとも運動の方向転換後の方向の速度測定用の
速度演算手段をリセットするようにするリセット手段
と、 を備える可逆運動速度測定装置。 - 【請求項3】請求項(1)に記載の可逆運動速度測定装
置において、 前記被検体の方向転換直後の前記検出パルスにより、前
記第1および第2の速度演算手段のうち、少なくとも運
動の方向転換後の方向の速度測定用の速度演算手段をリ
セットするリセット手段を設けたことを特徴とする可逆
運動速度測定装置。 - 【請求項4】被検体の運動の方向性を検出する機能を有
すると共に、前記被検体の運動速度に比例した周波数の
検出パルスと、前記運動の方向性を示す方向信号とを発
生するセンサ手段と、 前記センサ手段からの前記検出パルスの周期から前記被
検体の正方向の速度を測定するための周期計測型の第1
の速度演算手段と、 前記センサ手段からの前記検出パルスの周期から前記被
検体の逆方向の速度を測定するための周期計測型の第2
の速度演算手段と、 前記第1の速度演算手段および第2の速度演算手段の出
力を加算する出力加算手段と、 前記第1の速度演算手段の出力を遮断する第1のオミッ
タと、 前記第2の速度演算手段の出力を遮断する第2のオミッ
タと、 前記センサ手段からの前記方向信号に基づき、前記被検
体の方向性に応じて前記第1のオミッタまたは前記第2
のオミッタを働かせて、前記第1の速度演算手段および
第2の速度演算手段のうち、運動の方向転換前の方向の
速度測定用の速度演算手段の出力を遮断するようにする
制御手段と、 前記センサ手段からの前記方向信号に基づき、前記第1
の速度演算手段および第2の速度演算手段のうち、少な
くとも運動の方向転換後の方向の速度測定用の速度演算
手段をリセットするようにするリセット手段と、 を備える可逆運動速度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1275583A JP2981668B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 可逆運動速度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1275583A JP2981668B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 可逆運動速度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03137567A JPH03137567A (ja) | 1991-06-12 |
JP2981668B2 true JP2981668B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17557480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1275583A Expired - Fee Related JP2981668B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | 可逆運動速度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981668B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102013216143B4 (de) | 2013-08-14 | 2022-12-29 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren und Steuergerät zur Bildung eines kombinierten Drehzahl-/Drehrichtungssignals |
JP7146257B2 (ja) * | 2018-11-14 | 2022-10-04 | ココリサーチ株式会社 | 物品移動速度計測装置 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1275583A patent/JP2981668B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03137567A (ja) | 1991-06-12 |
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