JPH043225Y2 - - Google Patents

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JPH043225Y2
JPH043225Y2 JP12032584U JP12032584U JPH043225Y2 JP H043225 Y2 JPH043225 Y2 JP H043225Y2 JP 12032584 U JP12032584 U JP 12032584U JP 12032584 U JP12032584 U JP 12032584U JP H043225 Y2 JPH043225 Y2 JP H043225Y2
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movement
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JP12032584U
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、ロータリエンコーダの回転位置を検
出するための電気的な装置に関する。
従来技術 二相出力式ロータリエンコーダの位置検出手段
として、可逆カウンタが多用されている。この可
逆カウンタは、コンピユータ制御のためのインタ
ーフエース回路ともなつている。
まず、第1図の位置検出装置10では、ロータ
リエンコーダ1からの位相差90度の2つのパルス
A,Bが位相検出回路2に送り込まれ、そこで、
位相の進みが判別され、正転(+)、または逆転
(−)のパルスAまたはパルスBとなつて可逆カ
ウンタ3に入力される。この可逆カウンタ3の計
数値は、コンピユータ4に読み込まれ、そこでロ
ータリエンコーダ1の回転位置として検出され
る。
この位置検出装置10では、ロータリエンコー
ダ1の回転数が多く、またその分解能が高くなる
と、大きな容量の可逆カウンタ3が必要となる。
また、第2図の位置検出装置10では、可逆カ
ウンタ3のビツト数を減らすため、同期回路5、
コンピユータ4の内部の加算器6およびメモリ7
が用いられている。コンピユータ4は、一定の時
間毎つまりサンプリング周期毎に、可逆カウンタ
3の計数値を読出し、その直後にクリヤパルスC
によつて可逆カウンタ3を初期状態に戻してい
る。そしてコンピユータ4の内部では、加算器6
が読み込んだ可逆カウンタ3の計数値と前回まで
のメモリ7の累積値とを加算し、その加算値をロ
ータリエンコーダ1の位置データとしている。
この第2図の装置でも、可逆カウンタ3が不可
欠であり、また読出し後にクリヤパルスCが必要
となる。このクリヤパルスCは、ロータリエンコ
ーダ1からの入力と同時に入つてはならず、また
読出し後、クリヤパルスCをかけるまでに入つた
パルスA,Bは保存しなければならない。そのた
め、その回路が大型化する傾向となる。
考案の目的およびその解決手段 したがつて、本考案の目的は、可逆カウンタを
用いないで、汎用型で、容量の小さなカウンタを
用い、しかもクリヤ操作に必要な同期回路を省略
し、もつてロータリエンコーダの位置検出手段を
単純化することである。
そこで、本考案は、ロータリエンコーダの回転
方向毎に容量の小さなアツプまたはダウン型のカ
ウンタを設け、このカウンタの値を一定の時間毎
に読出し、前回の計数値との間で差を取り、さら
に回転方向に応じてそれらの間で偏差を取り、そ
の偏差の累積値によつてロータリエンコーダの絶
対的な回転位置を検知するようにしている。
実施例 以下、本考案の一実施例を第3図に基づいて具
体的に説明する。
本考案の位置検出装置20は、ロータリエンコ
ーダ1の回転方向を判別し、回転方向別に2つの
パルスAおよびパルスBを出力する位相検出回路
2、パルスAを計数するための回転方向別のカウ
ンタ11,12、カウンタ11,12の計数値を
記憶するメモリ15,16、メモリ15,16の
前回の計数値から現在の計数値を減算する第1の
減算器13,14、各方向の減算値を減算する第
2の減算器17、およびこの第2の減算器17の
出力としての偏差に前回の偏差をメモリ19から
読出して加算する加算器18とを備えている。そ
して、位相検出回路2およびカウンタ11,12
以外の部分は、位置検出のための制御下におか
れ、一定の周期毎に、演算および記憶(更新)動
作をする。
次に、上記位置検出装置20の作用を説明す
る。
ロータリエンコーダ1が正転(+)または逆転
(−)方向に回転したとき、パルスA,Bが90度
の位相差で、しかもその回転量に比例するパルス
数として位相検出回路2に送り込まれる。ここ
で、位相検出回路2は、パルスA,Bの進相また
は遅相関係から、ロータリエンコーダ1の回転方
向を判別し、その回転方向に応じて正転方向のカ
ウンタ11または逆転方向のカウンタ12を選択
しながら、パルスAおよびパルスBを出力する。
したがつて、カウンタ11は、ロータリエンコー
ダ1の正転時にパルスAおよびパルスBを計数
し、またカウンタ12は、ロータリエンコーダ1
の逆転時にパルスAおよびパルスBを計数する。
位置検出のための制御は、タイマー割り込みに
よつて、一定のサンプリング周期で行われ、その
周期内でのロータリエンコーダ1の移動量を検出
し、これを検出期間にわたつて累積することによ
つてロータリエンコーダ1の位置を求める。
ここで、ロータリエンコーダ1の位置Eは、あ
る1周期内での移動量ΔE,測定回数K=0〜n
として、次式により求められる。
E=oK=0 ΔE 1周期内での移動量ΔEは、1周期内でのプラ
ス方向への移動量ΔPと1周期内でのマイナス方
向への移動量ΔMの差であるから次式で求められ
る。
ΔE=ΔP−ΔM 1周期内での移動量ΔP,ΔMは、それぞれに
ついて今回の測定時点nの計数値Poと前回の測
定時点n−1の計数値Po-1との差であるから、下
記の式から計算できる。
ΔP=(Po−Po-1) ΔM=(Mo−Mo-1) 結局、ロータリエンコーダ1の位置Eは、下記
の式によつて求められる。
E=Σ〔(Po−Po-1)−(Mo−Mo-1)〕 そこで、位置検出のための制御は、サンプリン
グ周期ごとのタイマーの割り込みによつて、以下
の順序によつて行われていく。
まず、測定時点nで、減算器13,14は、そ
れぞれ対応のカウンタ11,12の出力としての
計数値を読み込むとともに、対応のメモリ15,
16から前回の測定時点n−1でのカウンタ1
1,12の出力を対応のメモリ15,16から読
み出し、移動量ΔP,ΔMをそれぞれ求め、次の
減算器17に送り込む。ここで、減算器17は、
下記の式から、1周期内での移動量ΔEを求める。
ΔE=(Po−Po-1)−(Mo−Mo-1) 次に、加算器18は、今回求めた移動量ΔEと、
メモリ19からの前回までの累積移動量Eo-1とを
用い、下記の式から、現時点でのロータリエンコ
ーダ1の位置Eoを求める。
Eo=Eo-1+ΔE この位置Eoは、最初の測定時点K=0からそ
の後の測定時点K=nまでのロータリエンコーダ
1の絶対位置を示している。
この後、メモリ19は、Po-1=Po,Mo-1
Mo,Eo-1=Eoとすることで、求められたデータ
をそれぞれ置き換えて、更新していく。このよう
にして、測定時点nでの位置検出が行われ、次の
サンプリング時期での処理に備える。
なお、タイマー割り込みが制御などの目的に対
して充分に高速であれば、移動量Eoでも移動量
Eo-1でも大きな差はなく、したがつて、演算過程
でどちらを用いてもよい。
この演算過程で、カウンタ11,12は、リセ
ツトしないで用いられる。カウンタ11,12の
計数値は、ともに有限であるため、オーバーフロ
ーを起こすこともある。しかし、通常の減算を行
い、繰り下がりを無視することで、移動量ΔP,
ΔMがカウンタ11,12の計数値(最大計数値
−1)を越さない限り、正常な移動量ΔP,ΔM
を得ることができる。
例えば、カウント値がFE〔16進法表示〕であつ
て、移動量が10〔16進法表示〕であつたとすると、
測定時点n−1の値は、FE〔16進法表示〕、測定
時点nでの値は、OE〔16進法表示〕となる。ここ
で、(OE−FE)の減算を行うと、10〔16進法表
示〕でボローが1となる。このボローを計数値の
読み過程で無視すれば、正しい移動量10〔16進法
表示〕が得られる。
このため、カウンタ11,12に必要な最小計
数値Cは、サンプリング周期Tとロータリエンコ
ーダ1の発生するパルスA,Bの周波数Efとに
よつて、下記の式で与えられる。
1/Ef×T<C 上記の動作に必要な一連の演算機能は、コンピ
ユータの演算機能を利用し、またデータの記憶
は、コンピユータ内のメモリを利用することによ
つても得られる。したがつて、必要な演算機能
は、コンピユータのプログラミングの分野で実現
できる。第3図で想像線で示す部分は、その内部
をコンピユータで置き換えられることを示してい
る。
考案の効果 本考案では、下記の特有の効果が得られる。
従来、不可欠とされていた可逆カウンタ(アツ
プダウンカウンタ)が必要とされず、もつとも単
純なアツプカウンタまたはダウンカウンタで置き
換えられ、しかもそのカウント容量(ビツト長)
も小さくて良く、回路構成が簡単化する。カウン
タについてのクリヤ操作が必要とされず、したが
つて同期回路などが不必要となるため、構成が簡
単化できる。
コンピユータ(CPU)と直接接続可能なカウ
ンタが利用できるため、インターフエース回路が
必要とされず、コンピユータ制御が容易となる。
ロータリエンコーダの正転または逆転方向がそ
れぞれのカウンタによつて別々に検出されるた
め、サンプリング時間内のいずれの方向の速い振
動も検出が可能となる。
演算過程で単位時間内の偏差すなわち速度デー
タが求められるため、サーボ系のダンピング制御
に必要なタコジエネレータやF/V変換器などが
省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のロータリエンコー
ダの位置検出装置のブロツク線図、第3図は本考
案のロータリエンコーダの位置検出装置のブロツ
ク線図である。 1……ロータリエンコーダ、2……位相検出回
路、10……従来の位置検出装置、11,12…
…カウンタ、13,14……第1の減算器、1
5,16……メモリ、17……第2の減算器、1
8……加算器、19……メモリ、20……本考案
の位置検出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリエンコーダの回転方向を判別し、回転
    方向別に出力を出す手段と、各出力を計数する回
    転方向別のカウンタと、これらの各カウンタの出
    力を記憶するメモリと、各カウンタの出力から各
    メモリに記憶されている前回の出力を減算する第
    1の減算手段と、各方向減算出力を減算する第2
    の減算手段と、第2の減算手段の出力と前回の加
    算値とを加算する加算手段とを有することを特徴
    とするロータリエンコーダの位置検出装置。
JP12032584U 1984-08-03 1984-08-03 ロ−タリエンコ−ダの位置検出装置 Granted JPS6136524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12032584U JPS6136524U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ロ−タリエンコ−ダの位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12032584U JPS6136524U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ロ−タリエンコ−ダの位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136524U JPS6136524U (ja) 1986-03-06
JPH043225Y2 true JPH043225Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=30679148

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12032584U Granted JPS6136524U (ja) 1984-08-03 1984-08-03 ロ−タリエンコ−ダの位置検出装置

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JPS6136524U (ja) 1986-03-06

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