JP2980475B2 - 長鎖ケテンダイマーの製造法 - Google Patents

長鎖ケテンダイマーの製造法

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JP2980475B2
JP2980475B2 JP5015832A JP1583293A JP2980475B2 JP 2980475 B2 JP2980475 B2 JP 2980475B2 JP 5015832 A JP5015832 A JP 5015832A JP 1583293 A JP1583293 A JP 1583293A JP 2980475 B2 JP2980475 B2 JP 2980475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飽和又は不飽和カルボ
ン酸から誘導される長鎖ケテンダイマー、その製造法、
及び紙のためのサイジング剤としてそれを用いる方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ケテンは、カルボン酸の内部無水物と考
えられる。多くのケテン、たとえば高級脂肪酸から誘導
されるケテンは二量体化し、すなわちダイマーとしての
み安定である。
【0003】一般に、これらケテンダイマーは、対応す
るカルボン酸クロライドを第三アミン、特にはトリエチ
ルアミンと反応させて作られる。その反応の経過を、ラ
ウリン酸クロライドとトリエチルアミンを例にとって下
記に示す。
【0004】
【化1】 中間で形成されたケテンは、直ちにジケテンへと二量体
化する。アミン塩酸塩の水溶液を水酸化ナトリウム溶液
と混合し、、形成する有機相を分離することによって、
副生成物として形成されたアミン塩酸塩からアミンを回
収できる。
【0005】トリエチルアミンと脂肪酸クロライドの混
合の間に、一般に反応条件下で析出するトリエチルアミ
ン塩酸塩の結晶成長は、とりわけ樹枝状の成長であるの
で、粘度は高い値に極めて迅速に上昇する。このこと
は、有効な攪拌を妨げ、従って、反応熱の除去及び粘度
の低減及び制御を妨げる。従って、不活性有機溶媒中で
反応を行うことが今日まで必要であった。
【0006】すなわち、米国特許第2369919 号明細書に
は、無水溶媒たとえばベンゼンまたはエーテルに溶解さ
れた比較的高希釈の脂肪酸クロライドを用意し、第三ア
ミンと混合する方法が記載されている。生成するアミン
塩酸塩は析出し、これが微粒子懸濁物として含まれてい
る有機溶液から吸引によって分離されなければならな
い。この方法の欠点は、有機溶媒での作業であり、その
回収はコストと時間を要する。また、有機溶媒での作業
は、常に作業者及び環境に害を与える。また、たとえば
フィルターケーキの後処理の際に、溶媒及び生成物のロ
スが生じる。
【0007】ドイツ公開公報第2327988 号は、アミン塩
酸塩を中性塩の希溶液たとえば硫酸ナトリウムの10%溶
液で簡単に洗うことにより、アミン塩酸塩を分離する方
法を開示している。しかし、この方法においても水非混
和性有機溶媒が用いられている。また、硫酸ナトリウム
の使用は、更に別の化学物質をプロセスに導入すること
を意味し、これは同様に後処理又は廃棄されなければな
らない。
【0008】ドイツ公開公報第2335488 号から推論され
るように懸濁物をギ酸、酢酸などのカルボン酸と混合す
ることは、同じ欠点を伴う。
【0009】このようにして得たケテンの純度は、しば
しば不満足である。すなわち、ドイツ公開公報第292711
8 号は、脂肪酸クロライドをトリエチルアミン及び他の
第三アミンの混合物と反応させることを推奨している。
二つの第三アミンの使用は反応粘度の幾分の低下をもた
らすが、この方法は中間生成物の粘度を制御するために
不活性溶媒を必要とする。従って、この方法もまた。有
機溶媒の使用の故に、上述した欠点を有する。
【0010】最後に、ドイツ公開第3434212 号公報は、
本質的に異なるプロセスを記載してはいない。なぜな
ら、他では用いられた有機溶媒の代りに、溶融ワックス
を用い、これは結局のところ有機溶媒である、自認して
いるように、このワックスは、特別の紙サイジングプロ
セスでジケテンと共に用いられるので、除去される必要
がない。しかし、この方法に従って純粋な形でジケテン
を作ることは不可能である。 長鎖ケテンダイマーを作
る多くの方法がすでに知られているが、改良された方法
が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、上述の欠点を有さず、特に、回収又は精製されなけ
ればならない有機溶媒の使用なしに作業され、産業的及
び技術的に有利な様式で実施でき、環境にやさしく、か
つ何らかの追加的副生成物(これは廃棄されなければな
らないか、生産廃水中に不純物として残る)を与えない
ところの方法を提供することにある。
【0012】本発明は、式RCHCOCl(ここでR
は6〜30個の炭素原子を有する飽和または不飽和の炭
化水素基である)のカルボン酸クロライドを第三アミン
と反応させ、ケテンダイマーとアミン塩酸塩とを含む混
合物を後処理することを含む、長鎖ケテンダイマーの製
造法において、有機溶媒不存在下で強い混合下にカルボ
ン酸クロライドを、トリエチルアミン1モル当り3モル
/時以下の速度でトリエチルアミン中に供給すること;
及び混合物の粘度が常に、60℃(100sec−1
り高い剪断速度)で測定して250mPa・s未満であ
りかつ供給されたカルボン酸クロライドの合計量対アミ
ンのモル比が1:1.025〜1:2であるように混
合、供給及び熱交換を互いに調節すること;及び転化反
応の後に反応混合物を希塩酸水溶液又はトリエチルアミ
ン塩酸塩と塩酸の水溶液で処理し、ケテンダイマーを分
離することを特徴とする方法である。
【0013】本発明の特に有利な実施態様において、カ
ルボン酸クロライドは、存在するトリエチルアミンの1
モル当り1モル/時以下の速度で容器中に供給される。
供給終了後に、5〜30分間、特に10〜20分間の反応後時
間を置くことができる。が置かれる。転化反応は便宜に
は、50〜100 ℃、特に55〜65℃の温度で行われる。反応
混合物の処理は、0〜50重量%のトリエチルアミン塩酸
塩及び3〜32重量%、好ましくは4〜6重量%の塩酸を
含む水溶液を用いて最良に実施される。ケテンからの水
相の分離が、とりわけ沈降又は遠心分離により起こりう
る。得られたケテンは、向流乾燥により、たとえば乾燥
窒素で乾燥されうる。アミン塩酸塩は、慣用の方法で、
たとえば水酸化ナトリウム溶液で処理されることがで
き、アミンを回収する。更に有利な実施態様において、
本発明の方法は連続的に実施され、出発成分は主反応を
行うための攪拌槽又はループ反応器に連続的に供給さ
れ、出口側でそれに接続された管型反応器で後反応を実
施する。
【0014】本発明はまた、上記の本発明方法により得
られうるケテンダイマーである。本発明は更に、紙のた
めのサイジング剤として該ケテンダイマーを用いる方法
である。
【0015】一般に、効果的な攪拌装置及び内部及び外
部熱交換器を備えられた槽が、本発明方法の実施のため
に用意される。出発物質の別々の投入のための入口、反
応混合物の排出のための出口、及び温度、圧力ならびに
粘度を測定する機器も備えられる。混合の問題に適合し
た高度に効果的な攪拌装置、たとえば適当に構成したア
ンカーアジテーターが、反応媒体中の十分な逆混合及び
反応エントロピーの排出のための熱移動比を保証するた
めに使用されなけらばならない。
【0016】トリエチルアミン、トリエチルアミン塩酸
塩及びケテンダイマーから成る反応混合物は、過剰のア
ミンを中和しかつ混合相から結晶生成物テトラエチルア
ミン塩酸塩を抽出するために、希塩酸水溶液又は塩酸と
トリエチルアミン塩酸塩の水溶液で処理される。好まし
くは、反応混合物は攪拌下の酸溶液又は酸塩溶液中に注
がれる。用いられる塩酸の量は、水性溶液を酸性pH範囲
に常に維持するのに必要な量である。
【0017】本発明方法を用いることにより、プロセス
の始めから終りまで有機溶媒なしで作業できることが、
特に驚きである。プロセス条件に注意し、それをコント
ロールすることによって、アミン塩酸塩結晶の樹枝状成
長を成功裡に阻止でき、また結晶形成を主に六方晶系の
方向に誘導できる。
【0018】有機溶媒を用いる方法におけるようにアミ
ン塩酸塩のフィルターケーキを作る必要がないので、溶
媒残渣と共にフィルターケーキに付着するケテンのロス
がなくなく。
【0019】得られるケテンは、有機溶媒残渣を含ま
ず、生成物に特徴的な不純物たとえば脂肪酸無水物及び
脂肪酸を少量のみ含む。
【0020】加えて、本方法では主生成物の他にNaC
lのみが、トリエチルアミン回収からの副生生物として
形成され、これは精製された塩溶液として何か問題もな
しに廃棄されうる。有機溶媒残渣による環境汚染はな
い。
【0021】ケテンダイマーの分離及びその更なる後処
理/精製は、簡単な方法で行なえる。 本発明を以下の
実施例で更に説明する。
【0022】
【実施例1】 回分操作でのアルキルジケトン(AKD)の製造 a.反応装置 サーモスタット付きジャケットを備え、1リットル(直
径10×高さ14cm)の有効内容積を持つ円筒型の攪拌槽
に、内壁に達するアンカー型攪拌装置を設けた。この典
型的なデザインのアンカー攪拌装置は、反応装置の底表
面全体及び14cmの円筒高さをカバーする。また、内径の
半分に達する温度計、攪拌槽に有機酸クロライドを供給
する連続的に作動する装置、及びブンゼンバルブを備え
られた還流凝縮器が設置された。反応物の加熱及び冷却
のために、5リットルの液体容積を持つ市販の2KW循環
サーモスタット及び外部熱交換器を用いた。サーモスタ
ットと反応槽の二重ジャケットとの間の熱媒体の移動
は、サーモスタットの内部ポンプにより行われた。
【0023】b.合成作業サイクル 合成を行うために、最大残留水分0.2 重量%のトリエチ
ルアミン(以下ではTEAと言う)の230.1 g (2.27モ
ル) を攪拌槽に入れ、60℃で恒温にした。アンカー攪拌
装置を300rpmの回転速度に固定して、約1.6m/ 秒の典型
的な周端速度を達成した。
【0024】反応器の温度が60℃に達してから、合計61
4.3g(2.08 モル) のパルミトイルクロライド/ステアロ
イルクロライド(平均分子量296 。以下ではFACと言
う)の投入を開始した。これは、正確に60分間の間に一
定容積速度で供給ポンプにより添加された。
【0025】AKD及びその主な副生成物トリエチルア
ミン塩酸塩(以下ではTEA・HCl と言う)の形成
は殆ど直ちに起り、TEA相の自発的な曇り及び約2〜
3℃の反応槽温度の上昇から明らかである。FAC投入
の開始とともに、熱交換器媒体の温度を反応媒体温度よ
り約5〜6℃下げた。その結果、所与の熱移動条件下で
この装置の温度降下のための十分な状況が設定された。
約5分後に、60℃の内部温度が平衡状態で達成された。
FAC投入が進むに従って、反応混合物の粘度が常に上
昇し、反応の終りで250mPa・s の動粘度(60℃、d>100
sec -1)に達した。測定は、円錐とプレートのシステム
を有するハーケレオコード(Haake RHEOCORD)20を用い
て、個々の最終生成物について行った。d ≧100 sec -1
の剪断速度は、注ぎの自由流れ又はゆっくりな攪拌の状
態に対応した。FAC添加の終了の後に、攪拌を続けな
がら60℃で15分間の反応後時間を置いた。
【0026】AKD中のTEA・HClの固体懸濁物の
合計845.2gが得られ、投入したFACの1モル当り10モ
ル%過剰の遊離TEAの規制した残留部分を含む。懸濁
物は、反応器の底のバルブから排出するか又は反応器か
ら注ぎ出すことによって、次の後処理のために取り出す
ことができる。
【0027】c.後処理 後述の粗生成物の処理は、分析的な特徴付けのためのサ
ンプルを得るため、又はスケールアップした分離及び精
製操作のための基礎として役立つ。
【0028】内部温度計を有する400ml のビーカー(縦
長)中で、4.7 重量%の塩酸水溶液77g を60℃に加熱し
た。適当なサイズの溶解機攪拌装置(ディゾルバースタ
ーラー)をビーカーの底から約1cmに置き、約800rpmに
セットし、上記bで述べた60℃で調製された反応生成物
の204gを素早く水性相に加えた。遊離アミンの中和熱の
故に、懸濁物の添加速度に依存して温度が迅速に上る。
もし望むなら、70℃を越えないように調節できる。添加
終了後に、攪拌を5分間続け、その後に二相混合物を60
〜65℃での沈殿のための恒温分離ロートに移した。15分
間経過後に、AKDの上相と少し曇ったTEA・HCl
の下相が十分に分離しており、順次排出された。粗AK
D133.7gとTEA・HCl水溶液147.3gを得た。
【0029】次に有機脂肪相を丸底フラスコに移し、回
転エバポレーター中で水流減圧下で65℃で15〜30分間乾
燥した。水の除去の結果として1.02g (0.76重量%)の
乾燥ロスが得られた。この乾燥工程は、乾燥窒素を通す
ことによって、かなりスピードアップできる水の除去を
通して晶出し、なおAKDに含有されているアミン塩は
次に、適当な濾過工程によって除去されうる。これによ
って、0.95g のTEA・HCl(0.71重量%)が分離さ
れた。
【0030】d.分析的特徴付け 生成物に含まれるAKDの割合は、モルホリン滴定によ
る公知法で測定され、遊離脂肪酸含量に対して較正され
た。更なる特徴付けとして、ASTM D974-64に従って測定
される酸価が考慮された。
【0031】これらの方法で特徴付けられたAKDワッ
クスは、90.5% のAKD含量及び7mg KOH/gの酸価を有
していた。
【0032】e.TEA・HClの結晶構造についての
コメント 生成したTEA・HCl結晶のサンプルについての光学
顕微鏡による測定(反応の進行と共に10分間隔で行われ
た)は、当初、この生成物に特徴的な針状構造(直径1
〜2μm 、長さ20〜100 μm )を示す。しかし、反応の
過程で起る磨耗が結晶サイズの減少をもたらし、その結
果、平均長さが約30μmに減少する。通常の経験とは対
照的に、更に結晶成長が起り、正六方晶形プリズムが形
成される。これは、その極めてコンパクトな形及び樹枝
状の側枝の不存在のために特に特徴的である。平均し
て、反応の終りに20〜40μm の平均長さ及び5〜10μm
の直径の結晶が得られた。
【0033】
【実施例2】 二段階の攪拌槽カスケードにおける連続操作におけるA
KDの製造 a.反応装置 実施例1のような構成及び大きさの攪拌槽(1リット
ル)を、有効内容積250ml の類似の装置とカスケードに
接続した。第二のカスケード反応器の攪拌装置として、
同じ設計及び配置で、しかし空間的状況に適合されたア
ンカー攪拌装置を用いた。二つの反応器は、二重ジャケ
ット構造を有し、加熱及び冷却のためにシリーズに連結
された。また、反応器の内径の半分に、内部温度計、有
機酸クロライド及びトリエチルアミンの夫々の供給のた
めの連続的に機能する装置、及びブンゼンバルブを接続
された還流凝縮器が設置された。反応物を加熱及び冷却
するために、5リットルの液体容積を持つ市販の2KW循
環サーモスタット及び外部熱交換器を用いた。サーモス
タットと反応槽の二重ジャケットの間の熱媒体の移動
は、サーモスタットの内部ポンプで行われた。
【0034】二つのカスケード槽の間の物質の必要な移
送は、60℃に保持された制御可能ギヤポンプにより行わ
れる。第二槽からの排出は、底排出バルブの適当なセッ
ティングによって、充填レベルがその指定高さに保たれ
るように制御される。 b.合成作業サイクル 230.1g(2.27モル)のTEAを第一カスケード槽に入
れ、60℃の反応温度にした。攪拌装置の回転速度を300r
pmにセットした後、614.3g(2.08モル)のFACの投入
を実施例1におけるように開始し、供給速度は、指定量
が60分間で第一反応器に完全に送られるように調節され
た。FACの単独供給が終ると直ちに、第一反応器への
TEAの投入を接続し、60分間に230.9g(2.28モル)の
TEAが反応器に送られるように調節された。次に、
(上昇する)液レベルをその正常なレベルに、ギヤポン
プの適当なセッティング及び第二反応器への投入によっ
て保持した。第二反応器の迅速な充填のために、その底
バルブは初期段階では閉じられたままにされ、60℃で25
0ml の正常充填レベルが達成された後にのみ、平衡状態
を与えるようにバルブが開かれた。
【0035】反応器の表示した寸法、充填量、及び平衡
状態で達成されたFAC及びTEAの投入量、反応温度
における第一反応器の1リットルの反応体積、及び第二
反応器における250ml の反応体積より、夫々60分間及び
15分間の平均滞留時間が計算される。
【0036】c.合成結果 FAC/TEAのAKDへの転化率を測定するために、
主反応器における少くとも4滞留期間の後に慣用の方法
で第二反応器の出口で反応混合物のサンプルを採り、こ
れを次に実施例1、c及びd記載のように後処理し、特
徴づけた。
【0037】この実施例に従い得られたAKDワックス
は、91.5%のAKD含量及び10mg KOH/gの酸価を有して
いた。
【0038】
【実施例3】 ループ反応器と攪拌槽から成るカスケードによる連続操
作でのAKDの製造 a.反応装置 実施例2のような構成及び大きさの攪拌槽(1リット
ル)(カスケード槽No.1)を、375ml の有効容積(内
径9mm)を有する薄層推進管型反応器とシリーズに接続
した。管型反応器は、二重ジャケット構造を有し、恒温
のために攪拌槽の二重ジャケットとシリーズに連続され
た。
【0039】攪拌槽における正常な充填レベルを維持す
るために、制御可能なギヤポンプによって反応器は相互
に有効に切断された。管型反応器の出口は、それが空に
なるのを防ぐために、小さなグースネックを備えられ
た。
【0040】他のプラント構成は、実施例2で述べたも
のに対応する。 b.合成作業サイクル 230.1g(2.27モル)のTEAを攪拌槽に入れ、60℃の反
応温度にした。攪拌装置の回転速度を300rpmにセットし
た後、614.3g(2.08モル)のFACの投入を開始し、供
給速度は、指定量が60分間で攪拌槽に送られるように調
節された。FACの単独供給が終ると直ちに、第一反応
器へのTEAの投入を接続し、60分間に230.9g(2.28モ
ル)のTEAが反応器に送られるように調節された。次
に、槽中の液レベルをその正常なレベルに、ギヤポンプ
の適当なセッティング及び接続された管型反応器の投入
によって保持した。
【0041】反応器の表示した寸法、充填量、及び平衡
状態で達成されたFAC及びTEAの投入量、反応温度
における第一反応器の1リットルの反応体積、及び第二
反応器における375ml の反応体積より、夫々60分間及び
23分間の平均滞留時間が計算される。
【0042】c.合成結果 FAC/TEAのAKDへの転化率を測定するために、
主反応器における少くとも4滞留期間の後に慣用の方法
で第二反応器の出口で反応混合物のサンプルを採り、こ
れを次に実施例1、c及びd記載のように後処理し、特
徴づけた。
【0043】この実施例に従い得られたAKDワックス
は、92.5%のAKD含量及び6mg KOH/gの酸価を有して
いた。
【0044】
【実施例3】 シリーズに接続されたループ反応器と管型反応器を用い
る連続操作でのAKDの製造 a.反応装置 実施例1〜3と違って、反応生成物の循環のためのギヤ
ポンプ及び反応物(TEAの次にFAC)の均一供給の
ために加圧側に間隔を置かれた二つの静的ミキサーを備
えられた、総容積380ml (内径11mm)の反応ループを用
いた。反応温度は、二つのPT100 検出装置によってコン
トロールし、これは各場合において静的ミキサーの上流
及び下流に配置された。循環ポンプの取込み口の直前で
ループは、375ml (内径9mm)の有効容積の薄層推進管
型反応器に枝分かれした。たとえば調節バルブ又は強制
供給装置による、反応器間の圧力を切断する工程は、こ
の操作方法においては必要と認められなかった。
【0045】反応物FAC及びTEAは貯蔵コンテナー
から入手され、供給ポンプを経て各静的ミキサーのため
のループへと別々に投入された。
【0046】二つの反応装置は、二重ジャケット構造を
有し、循環サーモスタットによる恒温のためにシリーズ
に接続された。管型反応器の出口は、空になるのを防ぐ
ために小さなグースネックを備えられた。
【0047】b.合成サイクル 上記で用いられた操作法とは違って、ループは初めに新
鮮なAKDで完全に満たされた。これは便宜には、溶融
したAKDワックスを貯蔵コンテナーから取出し、バブ
ルがループ中でもはや見られなくなるまでループにポン
プで供給することによって行われた。次にAKD貯蔵コ
ンテナーの接続を切り、60℃の所定反応温度がその平衡
状態に達するまでAKDの循環ポンプ移送を続けた。最
後に、ループ中の体積流量を100kg /時に、すなわちA
KDとTEA・HClの混合物の密度860kg /m3 を考
慮すると116 リットル/時に設定した。
【0048】同時に、FACとTEAの投入を接続し
た。夫々の投入量は、FACについて614.3g/時(2.08
モル)、TEAについて230.1g/時(2.27モル)であっ
た。反応が直ちに始り、これはワックス相の曇りから検
出される。反応ループの好都合な表面積・体積比の故
に、熱の排出は何らの問題もなく、従ってサーモスタッ
ト液の温度の僅か1〜2℃の低下を与えれば十分であっ
た。
【0049】ループで生じる圧力降下の故に、2〜3分
後の反応生成物は独立に管型反応器へと通り、約23分後
にその出口に初めて現われた。
【0050】反応器の表示した寸法、充填量、及び平衡
状態で達成されたFAC及びTEAの投入量から、ルー
プ反応器及び管型反応器における平均滞留時間は夫々23
分間である。滞留時間の増大又は減少は、投入量を変え
ることによって、直ちに達成できる。
【0051】c.合成結果 FAC/TEAのAKDへの転化率を測定するために、
主反応器における少くとも4滞留期間の後に慣用の方法
で第二反応器の出口で反応混合物のサンプルを採り、こ
れを次に実施例1、c及びd記載のように後処理し、特
徴づけた。
【0052】この実施例に従い得られたAKDワックス
は、91.5%のAKD含量及び8mg KOH/gの酸価を有して
いた。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式RCH COCl(ここでRは6〜3
    0個の炭素原子を有する飽和または不飽和の炭化水素基
    である)のカルボン酸クロライドを第三アミンと反応さ
    せ、ケテンダイマーとアミン塩酸塩とを含む混合物を後
    処理することを含む、長鎖ケテンダイマーの製造法にお
    いて、有機溶媒不存在下で強い混合下にカルボン酸クロ
    ライドを、トリエチルアミン1モル当り3モル/時以下
    の速度でトリエチルアミン中に供給すること;及び混合
    物の粘度が常に、60℃(100sec −1より高い剪断速度)
    で測定して250mPa・s 未満でありかつ供給されたカルボ
    ン酸クロライドの合計量対アミンのモル比が1:1.025 〜
    1:2 であるように混合、供給及び熱交換を互いに調節す
    ること;及び転化反応の後に反応混合物を希塩酸水溶液
    又はトリエチルアミン塩酸塩と塩酸の水溶液で処理し、
    ケテンダイマーを分離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 カルボン酸クロライドが存在するトリエ
    チルアミン1モル当り1モル/時以下の速度で供給され
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 供給終了後に、5〜30分間の反応後時間
    を置く請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 転化反応が50〜100 ℃の温度で行われる
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応混合物の処理が、0〜50重量%のト
    リエチルアミン塩酸塩と3〜32重量%の塩酸を含む水溶
    液で行われる請求項1〜4のいずれか一つに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 有機脂肪酸クロライドとトリエチルアミ
    ンが攪拌槽中で回分的に反応させられ、生成物の後処理
    と精製が回分的、半連続的又は連続的に行われる請求項
    1の方法。
  7. 【請求項7】 有機脂肪酸クロライドとトリエチルアミ
    ンが攪拌槽カスケード中で連続的に反応させられ、生成
    物の後処理と精製が回分的、半連続的又は連続的に行わ
    れる請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 有機脂肪酸クロライドとトリエチルアミ
    ンが攪拌槽と管型反応器の組合せで連続的に反応させら
    れ、生成物の後処理と精製が回分的、半連続的又は連続
    的に行われる請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 有機脂肪酸クロライドとトリエチルアミ
    ンがループ反応器と管型反応器の組合せで連続的に反応
    させられ、生成物の後処理と精製が回分的、半連続的又
    は連続的に行われる請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 アミン塩酸塩結晶の形成を、主に六方
    晶系結晶形成の方向に誘導する請求項1の方法。
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