JP2968225B2 - ピンチローラー及びピンチローラー装置 - Google Patents

ピンチローラー及びピンチローラー装置

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JP2968225B2
JP2968225B2 JP9028007A JP2800797A JP2968225B2 JP 2968225 B2 JP2968225 B2 JP 2968225B2 JP 9028007 A JP9028007 A JP 9028007A JP 2800797 A JP2800797 A JP 2800797A JP 2968225 B2 JP2968225 B2 JP 2968225B2
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pinch roller
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三昭 廣瀬
博之 山崎
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Oiresu Kogyo KK
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YAMAUCHI KK
Oiresu Kogyo KK
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/26Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon
    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal
    • G11B15/29Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal through pinch-rollers or tape rolls

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テープレコーダ
ー、VTR等において、強制回転駆動されるキャプスタ
ンに磁気テープを挟んだ状態で圧着し、その移送を司る
ピンチローラー及びピンチローラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ピンチローラー装置への一般的な要求特
性として、テープの走行安定性、及び、ピンチローラー
自体の耐久性が挙げられる。前記テープの走行安定性を
決定する要因の一つとしてピンチローラーの自動調芯機
能がある。この自動調芯機能とは、設計製作上不可避的
なキャプスタンとピンチローラーとの軸芯の平行度の誤
差を、ピンチローラーのローラー本体がローラー軸に対
して持つ傾き方向の遊びによって吸収し、キャプスタン
とローラー本体の回転軸を平行にするものである。仮
に、ピンチローラーがこのような自動調芯機能を有しな
いかあるいはそれが乏しい場合には、テープを挟着する
圧力が偏ってテープの片伸びが生じたり、テープがピン
チローラーから外れたり、また、テープの上下変動や走
行速度の変動を生じてワウ・フラッタ量が増大したりし
て、テープの走行安定性を阻害することになる。
【0003】而して、従来のピンチローラーの最も一般
的な構造としては、円筒状スリーブの外周面にゴム等の
弾性体を固着したローラー本体が、玉軸受を介してロー
ラー軸に回転自在に取り付けられたものであった。しか
し、上記玉軸受には小型であって、かつ極めて高精度の
ものが要求されるため、結果としてピンチローラーの製
作コストが高価となるという欠点がある。
【0004】そこで、従来の玉軸受に代えて、構造が簡
単で安価な樹脂製のすべり軸受をピンチローラーに適用
する試みがなされている。この樹脂製すべり軸受を用い
た場合、ピンチローラーの自動調芯は、当該軸受とロー
ラー軸との間のクリアランスを大きくとることによって
なされている。すなわち、図5に示すように、キャプス
タンに対してローラー軸が傾いた場合、軸受とローラー
軸との間に設けられた前記クリアランスによって、ロー
ラー本体がローラー軸に対して傾き、ローラー本体の回
転軸とキャプスタンの軸線を平行にして、自動調芯を行
うようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軸受と
ローラー軸との間に大きなクリアランスを設けること
は、軸受の上端部または下端部のみがローラー軸と接
し、局部的な摺動となるため、軸受の当該部位が激しい
摩擦状態となり、局部的な摩耗が促進されてピンチロー
ラーの要求特性である耐久性を満足させることが困難で
あった。
【0006】また、前記構造の場合、ローラー本体はキ
ャプスタン方向のみでなく、それと直交するテープの走
行方向に対しても大きく傾く可能性がある。したがっ
て、モード切り替え時の振動や衝撃等の何らかの原因に
よってローラー本体がテープ走行方向に大きく傾けば、
ローラー本体とキャプスタンが線接触ではなく点接触と
なるため、両者に挟着されたテープの幅方向に圧力が均
等に作用せず、テープの片伸等の原因となり、また、テ
ープの蛇行や上下移動によってワウ・フラッタが増大
し、テープの走行安定性を満足させることが困難となる
恐れがあった。
【0007】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あって、樹脂製すべり軸受を使用したピンチローラーで
ありながら、有効に自動調芯機能を発揮し、ピンチロー
ラー装置の要求特性である、耐久性とテープの走行安定
性を十分に満足させることのできるピンチローラー及び
ピンチローラー装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるピンチ
ローラーを図中の符号を参照しつつ説明すると、この発
明は、ローラー軸(1)にすべり軸受(2)を介して円
筒状の弾性体(34)よりなるローラー本体(3)が回
転自在に取り付けられたピンチローラーにおいて、前記
軸受(2)が樹脂よりなり、かつ、前記樹脂のヤング率
が10kgf/mm2 以上200kgf/mm2 以下である
ことを要旨とするものである。
【0009】上記構成によれば、設計製作上不可避的な
キャプスタンとピンチローラーとの軸芯の平行度の誤差
を、軸受を構成する樹脂の弾性によって吸収し、自動調
芯機能を発揮することができる。即ち、軸受を構成する
樹脂の弾性によって、ローラー本体の回転軸とキャプス
タンの回転軸が平行になるとともに、軸受の内周面は傾
いたローラー軸と面接触に近い状態で摺動することがで
きる。したがって、自動調芯機能が発揮された状態でも
ローラー軸と軸受の内周面は点接触状態とはならないた
め、軸受の一部が異常に摩耗することがなく、樹脂製の
軸受でも十分にピンチローラーとしての耐久性を確保す
ることができる。
【0010】さらに、前述のように軸受を構成する樹脂
の弾性によって自動調芯を行うものであるから、ローラ
ー軸と軸受内周面との間のクリアランスによって自動調
芯を行う必要がなく、該クリアランスは滑らかに回転し
得る必要最小限を確保するだけでよい。したがって、ロ
ーラー本体は前記クリアランスによってはテープ走行方
向に大きく傾くことがなく、何らかの原因でローラー本
体がテープ走行方向に一時的に傾いたとしても、軸受を
構成する樹脂の弾性による復元力で元の状態に自動復帰
することができ、ローラー本体のテープ走行方向への傾
きによるテープの片伸びや蛇行、ワウ・フラッタ等を抑
制し得て、良好なテープの走行安定性を確保することが
できる。
【0011】また、この発明は、ローラー軸(1)にす
べり軸受(2)を介して円筒状の弾性体(34)よりな
るローラー本体(3)が回転自在に取り付けられたピン
チローラーにおいて、前記軸受(2)が樹脂よりなると
ともに、該軸受(2)にその形状変化を容易にする1な
いし複数個の空隙部(4)が設けられ、かつ、前記樹脂
のヤング率が50kgf/mm2 以上1500kgf/mm
2 以下であることを要旨とするピンチローラーであって
も良い。
【0012】上記構成とすることにより、軸受は、該軸
受を構成する樹脂の弾性に加えて、1ないし複数個の空
隙部を有する構造によって撓みやすくなるため、軸受に
適用し得る樹脂のヤング率をより高い範囲まで許容する
ことができるようになる。即ち、空隙のない軸受の構造
では、軸受の変形を樹脂の弾性のみによって満たさなけ
ればならないため、比較的低いヤング率を有する樹脂を
選択しなければならず、その他の特性、例えば形状安定
性等を犠牲にしなければならないが、空隙部を設けるこ
とで軸受が構造的にも撓むため、他の特性を犠牲にする
ことなくヤング率の高い樹脂を選択することができるよ
うになる。さらに、空隙部の形状や数によって軸受の撓
み度合いを樹脂の特性に関係なく制御することができる
ため、樹脂の種類とその構造を適宜選定することで、最
適な軸受とすることができる。
【0013】さらに、この発明は、前記ピンチローラー
のローラー軸(1)の一端(1a)がアーム(A)に取
り付けられ、前記アーム(A)を移動させることによっ
てキャプスタン(C)に前記ローラー本体(3)を押し
付けるものとなされたピンチローラー装置において、前
記ローラー本体(3)をキャプスタン(C)に押し付け
た際のローラー軸(1)とすべり軸受(2)との接触面
積が、軸受内周面の投影面積に対して30〜80%の範
囲に設定されるか、または、前記ローラー軸(1)は、
他端(1b)がキャプスタン(C)に近接する方向にキ
ャプスタン(C)の軸線に対して傾斜角(α)が0゜<
α≦7゜の範囲で傾斜状に設定されるか、または、その
両方が設定されてなることを特徴とするピンチローラー
装置であっても良い。
【0014】上記接触面積とすることにより、ローラー
本体がスムーズに回転するとともに、軸受の摩耗を最小
限に止めることができる。また、上記構成にすることに
より、初めキャプスタンの軸線に対し他端が該キャプス
タンに近接するように傾けて設定されていたローラー軸
が、キャプスタンにローラー本体を押し付けることによ
って作用する力によって、キャプスタンと平行になるよ
うに押し戻される。したがって、キャプスタンとローラ
ー軸との平行度の誤差を小さくすることができるため、
撓み(変形)度合いの小さい軸受に設定しても十分に自
動調芯機能の役目を果たすことができる。このことは、
軸受のローラー本体のテープ走行方向への傾きの自動復
帰能力が高いことを意味するものであり、ローラー本体
のテープ走行方向への傾きによるテープの片伸びや蛇
行、ワウ・フラッタ等を高度に抑制し得て、極めて良好
なテープの走行安定性を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の構成を図示実施
例に基づいて説明する。
【0016】初めに、ピンチローラーについて説明す
る。
【0017】図1において(1)はローラー軸、(2)
は樹脂よりなるすべり軸受、(3)は前記ローラー軸
(1)に軸受(2)を介して回転自在に取り付けられた
ローラー本体である。前記軸受(2)は、軸中心に前記
ローラー軸(1)を挿通し得る貫通孔を有する空隙のな
い円筒形状となされており、ローラー本体(3)がキャ
プスタンに押し付けられた際に、その弾性によって変形
し自動調芯機能を発揮させる部材である。したがって、
軸受(2)を構成する樹脂のヤング率は、10kgf/
mm2 以上、200kgf/mm2 以下、好ましくは20k
gf/mm2 以上、180kgf/mm2 以下である必要が
ある。前記樹脂のヤング率が200kgf/mm2 より大
きい場合、キャプスタンとローラー軸との平行度の誤差
に対して、軸受がその弾性による自動調芯作用を発揮す
るのが困難となり、軸受(2)とローラー軸(1)とが
点接触の状態となったまま摺動するため、軸受(2)に
偏った激しい摩耗が発生する。一方、ヤング率が10k
gf/mm2 より小さい場合、軸受(2)としての強度が
弱くなるばかりか、自動復帰能力が弱いため、テープ走
行方向に傾いたローラー本体が正しい位置に復帰できな
くなる。
【0018】前記軸受(2)を構成する樹脂は、前記ヤ
ング率の範囲を満たすものであれば特に限定されるもの
ではない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、そ
れらを主成分とする共重合体等のポリオレフィン系樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、
ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフル
オライド等のフッ素系樹脂、ポリエステル系熱可塑性エ
ラストマー等の熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
さらに、軸受(2)を構成する樹脂は、前記ヤング率を
満たす範囲内において、また、軸受(2)の摺動性能を
大幅に低下させない範囲において、グラファイト、フッ
素樹脂、二硫化モリブデン等の固体潤滑材、ガラス繊
維、炭素繊維等の強化材を配合した樹脂であっても良
い。
【0019】前記軸受(2)に設けられた貫通孔と、該
貫通孔に挿通されるローラー軸(1)との間のクリアラ
ンスは、ローラー軸(1)に対して軸受(2)が滑らか
に回転し得る必要最小限を確保すれば良い。例えば、軸
受(2)の材質としてポリオレフィン系樹脂を用いる場
合は、ローラー軸(1)の外径と軸受(2)の内径との
差がローラー軸(1)の外径に対して1.0%以上、
8.0%以下、好ましくは1.5%以上、4.0%以下
である。ローラー軸(1)の外径と軸受(2)の内径と
の差がローラー軸(1)の外径に対して1.0%未満で
あれば、ローラー軸(1)や軸受(2)の熱膨脹によっ
て軸受(2)がローラー軸(1)に抱き付き、軸受
(2)が回転できなくなる。一方、8.0%より大きけ
ればローラー本体 (3)のテープ走行方向への傾きが
大きくなりすぎ、テープの走行安定性を阻害してしま
う。
【0020】また、前記軸受(2)を、図2及び図3に
示すような1ないし複数個の空隙部(4)を設けた構造
としても良い。軸受(2)をこのような構造にすること
により、軸受(2)は樹脂自体の特性である弾性に加え
てその構造によっても撓み(変形)度合いを制御するこ
とができるようになる。したがって、空隙(4)を設け
た軸受(2)は空隙(4)を設けない軸受(2)より、
高いヤング率の樹脂を使用することが可能となる。具体
的には、空隙(4)を設けた軸受(2)に適用し得る樹
脂のヤング率は、50kgf/mm2 以上、1500kg
f/mm2 以下、好ましくは100kgf/mm2 以上、1
000kgf/mm2 以下である。
【0021】前記空隙部(4)を設けた軸受(2)を構
成する樹脂としては、前記ヤング率の範囲を満たすもの
であれば特に限定されるものではない。例えば、前記ポ
リオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂に加えて、ナイロン
6、ナイロン66等のポリアミド樹脂、アセタールコポ
リマー、アセタールホモポリマー等のポリオキシメチレ
ン樹脂、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル
系樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリフェニレン
サルファイド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂な
どが挙げられる。さらに、軸受(2)を構成する樹脂
は、前記ヤング率を満たす範囲内において、また、軸受
(2)の摺動性能を大幅に低下させない範囲において、
グラファイト、フッ素樹脂、二硫化モリブデン等の固体
潤滑材、ガラス繊維、炭素繊維等の強化材を配合した樹
脂であっても良い。
【0022】空隙部(4)を設けた軸受(2)の具体的
な構造としては、図2に示すように、円筒状の外殻(2
2)と該外殻(22)と同軸上に位置する円筒状の内殻
(21)とを一体に固定する放射状に延びた複数個のリ
ブ(23)に区切られた空隙部 (4)が軸方向に貫通
して設けられた構造のもの、また、図3(A)に示すよ
うに、外殻(22)と内殻(21)を軸方向の中間部で
フランジ(24)により結合し、軸方向の両端面に開口
しフランジ(24)で区切られた円筒状の空隙部
(4)が設けられた構造のもの、さらには、図3(B)
に示すように、外殻(22)を省略して直接フランジ
(24)をローラー本体(3)のスリーブ(31)に当
接し、切欠状の空隙部(4)が設けられた構造のもの、
さらにまた、図3 (C)に示すように軸受(2)の外
殻(22)と内殻(21)の間を発泡状態となされた樹
脂で充填し、泡状の空隙部(4)を多数設けた構造のも
のでも良い。
【0023】次にピンチローラー装置について説明す
る。
【0024】ローラー本体(3)は、アルミニウムや真
鍮等の金属製スリーブ(31)の外周面に合成ゴム等よ
りなる円筒状の弾性体(34)が固着されてなるもので
ある。このローラー本体(3)は軸受(2)と一体とな
ってローラー軸(1)の周りを回転するものである。こ
のローラー本体(3)の内部に軸受(2)を取り付ける
方法は特に限定されるものではないが、図1の実施形態
においては、スリーブ(31)の内周面の一端部に内方
に突出した係止部(32)の上端で係止させるととも
に、スリーブ(31)内に嵌入された抜け止め部材(3
3)によって軸受(2)を挟着し、ローラー本体(3)
の内部に軸受(2)を固定している。なお、図中(1
2)はローラー本体(3)がローラー軸(1)の軸方向
に移動しないようにするためのストッパ部材である。
【0025】ローラー軸(1)は、ローラー本体(3)
がキャプスタン(C)に押し付けられる直前の状態にお
いて、その他端(1b)がキャプスタン(C)に近接す
る方向に、キャプスタン(C)の軸線に対して傾斜角
(α)で傾いた状態になるように、一端(1a)がアー
ム(A)に取り付けられている。而して当該アーム
(A)が移動してキャプスタン(C)に前記ローラー本
体(3)が押し付けられたときに作用する力によって、
前記ローラー軸(1)がキャプスタン(C)と平行にな
る方向に押し戻されるように設定されている。この実施
形態の場合、ローラー軸(1)の傾きは、かしめ部材
(11)とワッシャ(13)によってアーム(A)の取
付面に対して傾いた状態で取り付けられることによって
設定されているが、傾きの設定方法はこれに限定される
わけではなく、任意の方法を選択し得る。例えば、ロー
ラー軸(1)を取り付けるアーム(A)自体を傾かせる
ことによって、ローラー軸(1)をキャプスタン(C)
に対して傾いた状態に設定しても良い。
【0026】前記ローラー軸(1)のキャプスタン
(C)の軸線に対する傾斜角(α)は、0゜<α≦7゜
の範囲内である。αが0゜以下の場合は、キャプスタン
(C)にローラー本体(3)が押し付けられたときに、
キャプスタン(C)とローラー軸(1)との平行度が悪
化する。αが7゜より大きい場合は、キャプスタン
(C)にローラー本体(3)が押し付けられたときの、
キャプスタン(C)に対するローラー軸(1)の平行か
らのずれが大きくなりすぎる。そして、いずれの場合
も、後述する軸受(2)を構成する樹脂の弾性による自
動調芯機能によっては前記平行からのずれを補うことが
困難となる。
【0027】また、ローラー本体(3)がキャプスタン
(C)に押し付けられた状態において、ローラー軸
(1)と軸受(2)の内周面との接触面積は、軸受
(2)の内周面の投影面積の30%以上80%以下とな
るように設定する。ここで軸受(2)の内周面の投影面
積とは、軸受(2)の長さと軸受(2)の内径の積で求
められる値である。前記接触面積が投影面積の30%よ
り小さい場合は、点接触状態に近くなり軸受(2)に偏
った激しい摩耗が発生する。接触面積が投影面積の80
%を越える場合は、ローラー本体(3)の回転摺動性が
悪くなる。
【0028】而して、上述の実施形態は以下のようにし
て自動調芯を行う。即ち、図4に示すように、ローラー
軸(1)をキャプスタン(C)に対して所定の角度
(α)で傾けた状態で、ローラー本体(3)をテープ
(T)を介してキャプスタン(C)に押し付ける。この
ときローラー軸(1)はキャプスタン(C)と平行にな
る方向に押し戻される。しかしながら、キャプスタン
(C)とローラー軸(1)は完全には平行とはならない
ため、軸受(2)のローラー軸(1)と当接する側が下
端から上端に向けて縮むように変形し、前記平行からの
ずれを修正し自動調芯を行う。したがって、キャプスタ
ン(C)とローラー本体(3)の回転軸は平行となっ
て、良好にテープ(T)を走行させ、一方、軸受(2)
の内周部とローラー軸(1)は面接触状態で摺動するた
め、軸受(2)の高い耐久性を確保することができる。
【0029】
【実施例】
実施例1 軸受を構成する樹脂として、ヤング率が150kgf/
mm2 のポリエチレンを用いて、外径が7mm、内径が
3.045mm、長さが3mmの空隙部のない軸受を作
成した。さらに、この軸受を用いて、図1に示すような
ピンチローラー装置を作成した。この実施例において、
ローラー本体は、アルミニウム製スリーブの外周面に合
成ゴムよりなる円筒状の弾性体を固着したもので、外径
10mm、長さ14mmである。また、ローラー軸の外
径は、2.985mmとした。即ち、ローラー軸の外径
と軸受の内径との差(0.060mm)がローラー軸の
外径に対して2.0%となるようにした。さらに、ロー
ラー本体がキャプスタンに押し付けられる直前の状態に
おいて、ローラー軸の、キャプスタンの軸線に対する傾
斜角αが0.5゜となるように、ローラー軸をキャプス
タン方向に予め傾斜させておいた。このピンチローラー
装置において、ローラー本体のキャプスタンへの押圧力
を800gfに設定したところ、ローラー本体がキャプ
スタンに押し付けられた状態において、ローラー軸とキ
ャプスタンとはほぼ平行となった。またこの状態におい
て、ローラー軸と軸受との接触面積は、軸受内周面の投
影面積に対して40%であった。
【0030】実施例2 軸受を構成する樹脂として、ヤング率が150kgf/
mm2 のポリエチレンを用いて、外径が7mm、内殻の
内径が2.545mm、長さが4.5mmで外殻と内殻
とを放射状にのびた8本のリブで連結した図2に示すタ
イプの軸受を作成した。さらに、この軸受を用いて、図
1に示すようなピンチローラー装置を作成した。この実
施例において、ローラー本体は、アルミニウム製スリー
ブの外周面に合成ゴムよりなる円筒状の弾性体を固着し
たもので、外径14mm、長さ18mmである。また、
ローラー軸の外径は、2.485mmとした。即ち、ロ
ーラー軸の外径と軸受の内径との差(0.060mm)
がローラー軸の外径に対して2.4%となるようにし
た。さらに、ローラー本体がキャプスタンに押し付けら
れる直前の状態において、ローラー軸の、キャプスタン
の軸線に対する傾斜角αが0.25゜となるように、ロ
ーラー軸をキャプスタン方向に予め傾斜させておいた。
このピンチローラー装置において、ローラー本体のキャ
プスタンへの押圧力を1300gfに設定したところ、
ローラー本体がキャプスタンに押し付けられた状態にお
いて、ローラー軸とキャプスタンとはほぼ平行となっ
た。またこの状態において、ローラー軸と軸受との接触
面積は、軸受内周面の投影面積に対して60%であっ
た。
【0031】比較例 軸受を構成する樹脂として、ヤング率が290kgf/
mm2 のポリオキシメチレンを用いて、外径が7mm、
内径が3.19mm、長さが3mmの空隙部のない軸受
を作成した。さらに、この軸受を用いてピンチローラー
装置を作成した。この実施例において、ローラー本体
は、アルミニウム製スリーブの外周面に合成ゴムよりな
る円筒状の弾性体を固着したもので、外径10mm、長
さ14mmである。また、ローラー軸の外径は2.94
mmとした。即ち、ローラー軸の外径と軸受の内径との
差(0.25mm)がローラー軸の外径に対して8.5
%となるようにした。また、ローラー軸はキャプスタン
に対して予め傾斜させておかなかった。このピンチロー
ラー装置において、ローラー本体のキャプスタンへの押
圧力を800gfに設定したところ、ローラー本体がキ
ャプスタンに押し付けられた状態において、軸受とロー
ラー軸との間のクリアランスが自動調芯機能を発揮し、
ローラー本体とキャプスタンとが平行となった。また、
この状態において、ローラー軸と軸受との接触面積は、
軸受内周面の投影面積に対して20%であった。
【0032】評価試験 実施例1及び実施例2の各ピンチローラー装置につい
て、常温、0℃及び50℃の各温度条件で、実機に即し
てビデオテープの再生、早送り巻戻しをランダムに繰り
返す走行試験を行ったところ、5000時間を越えても
テープが安定して走行されており、自動調芯機能が十分
に発揮されていること、及び軸受が十分な耐久性を有し
ていることが確認できた。
【0033】一方、比較例のピンチローラー装置につい
て同様の走行試験を行ったところ、いずれの温度条件に
おいても、テープ走行に上下動がみられ、安定したテー
プ走行が得られなかった。また、約200時間の走行
で、テープにしわが寄り、伸び、折れ曲り等のダメージ
が発生した。
【0034】
【発明の効果】この発明は、上述の次第であり、ローラ
ー軸にすべり軸受を介して円筒状の弾性体よりなるロー
ラー本体が回転自在に取り付けられたピンチローラーに
おいて、前記軸受をヤング率が10kgf/mm2 以上2
00kgf/mm2 以下の樹脂により構成したので、キャ
プスタンとローラー軸との平行度の誤差を前記樹脂の弾
性により軸受が変形することにより吸収することがで
き、また、軸受の内周面は傾いたローラー軸と面接触に
近い状態で摺動するので、軸受の一部が異常に摩耗する
ことがなく、ピンチローラーとしての耐久性を十分に確
保することができる。
【0035】さらに、ローラー軸と軸受内周面とのクリ
アランスは軸受が滑らかに回転し得る必要最小限を確保
すればよいので、ローラー本体はテープ走行方向に大き
く傾くことがなく、ローラー本体がテープ走行方向に傾
いたとしても、前記軸受を構成する樹脂の弾性による復
元力で元の状態に自動復帰することができ、テープの片
伸びや蛇行、ワウ・フラッタ等を抑制し得て、良好なテ
ープの走行安定性を確保することができる。
【0036】また、軸受に空隙部を設けた場合、軸受を
構成する樹脂の弾性に加えて構造的に撓み(変形)度合
いを調整することが可能となるので、自動調芯機能を発
揮させるために規制されていた軸受に適用し得る樹脂の
ヤング率の上限値を高めることができる。即ち、軸受に
適用可能な樹脂の種類やヤング率以外の特性の適用範囲
を広げることとなり、ピンチローラーの軸受に最適な樹
脂の選択枝を広げることができる。
【0037】さらに、前述のピンチローラーを用い、ロ
ーラー本体をキャプスタンに押し付けた際のローラー軸
と軸受との接触面積を軸受内周面の投影面積に対して3
0〜80%の範囲に設定されたピンチローラー装置とす
れば、ローラー本体がスムーズに回転するとともに、軸
受の摩耗を最小限に止めることができる。
【0038】また、ローラー軸がその他端がキャプスタ
ンに近接する方向にキャプスタンの軸線に対して0゜<
α≦7゜の範囲の傾斜角αで傾斜するように設定された
ピンチローラー装置とすれば、キャプスタンにローラー
本体を押し付けることによって作用する力によってロー
ラー軸がキャプスタンと平行になるように押し戻される
ため、キャプスタンとローラー軸との平行度の誤差を小
さくすることができ、自動調芯機能を発揮する軸受の変
形を必要最小限に抑えることができる。したがって、撓
み(変形)度合いの小さい軸受に設定しても十分に自動
調芯機能の役目を果たすことができ、テープ走行方向の
傾きに対する自動復帰機能の高い軸受とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図2】 この発明の他の実施形態に用いられる軸受を
示す図であり、(A)は該軸受を示す斜視図、(B)は
ローラー本体に接合されローラー軸が挿通された状態を
示す断面図である。
【図3】 (A)、(B)、(C)は他の実施形態に用
いられる軸受の構造の例を示す断面図である。
【図4】 自動調芯機能を発揮した状態を示す断面図で
ある。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ローラー軸 2…軸受 3…ローラー本体 4…空隙部 A…アーム C…キャプスタン α…傾斜角 34…円筒状弾性体
フロントページの続き (72)発明者 上村 幸治 神奈川県藤沢市桐原町8番地 オイレス 工業株式会社藤沢事業場内 (56)参考文献 特開 昭60−102744(JP,A) 特開 平2−273359(JP,A) 実公 昭48−24245(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/29

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラー軸(1)にすべり軸受(2)を
    介して円筒状の弾性体(34)よりなるローラー本体
    (3)が回転自在に取り付けられたピンチローラーにお
    いて、 前記軸受(2)が樹脂よりなり、 かつ、前記樹脂のヤング率が10kgf/mm2 以上20
    0kgf/mm2 以下であることを特徴とするピンチロー
    ラー。
  2. 【請求項2】 ローラー軸(1)にすべり軸受(2)を
    介して円筒状の弾性体(34)よりなるローラー本体
    (3)が回転自在に取り付けられたピンチローラーにお
    いて、 前記軸受(2)が樹脂よりなるとともに、 該軸受(2)にその形状変化を容易にする1ないし複数
    個の空隙部(4)が設けられ、 かつ、前記樹脂のヤング率が50kgf/mm2 以上15
    00kgf/mm2 以下であることを特徴とするピンチロ
    ーラー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のピンチローラ
    ーのローラー軸(1)の一端(1a)がアーム(A)に
    取り付けられ、前記アーム(A)を移動させることによ
    ってキャプスタン(C)に前記ローラー本体(3)を押
    し付けるものとなされたピンチローラー装置において、 前記ローラー本体(3)をキャプスタン(C)に押し付
    けた際のローラー軸(1)と軸受(2)との接触面積
    が、軸受内周面の投影面積に対して30〜80%の範囲
    で設定されてなることを特徴とするピンチローラー装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のピンチローラ
    ーのローラー軸(1)の一端(1a)がアーム(A)に
    取り付けられ、前記アーム(A)を移動させることによ
    ってキャプスタン(C)に前記ローラー本体(3)を押
    し付けるものとなされたピンチローラー装置において、 前記ローラー軸(1)は、他端(1b)がキャプスタン
    (C)に近接する方向に、キャプスタン(C)の軸線に
    対して傾斜角(α)が0゜<α≦7゜の範囲で傾斜状に
    設定されてなることを特徴とするピンチローラー装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラー軸(1)は、他端(1b)
    がキャプスタン(C)に近接する方向に、キャプスタン
    (C)の軸線に対して傾斜角(α)が0゜<α≦7゜の
    範囲で傾斜状に設定されてなることを特徴とする請求項
    3に記載のピンチローラー装置。
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