JP2954560B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2954560B2
JP2954560B2 JP10006082A JP608298A JP2954560B2 JP 2954560 B2 JP2954560 B2 JP 2954560B2 JP 10006082 A JP10006082 A JP 10006082A JP 608298 A JP608298 A JP 608298A JP 2954560 B2 JP2954560 B2 JP 2954560B2
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JP
Japan
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lead
contact
holding
lever
shaft
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JP10006082A
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伸夫 川村
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICリードの上面を
リード押え手段にて押圧してICリードの下面をコンタ
クトに加圧接触せしめるようにしたICソケット、殊に
ICソケットにおける上記リード押え手段の改善に係
る。
【0002】
【従来の技術】特開平8−185945号公報において
は、押えレバーを内外方向へ移動可で且つ上下方向に回
動可に軸支すると共に、該押えレバーの外端をソケット
本体の上部に上下動可に被装したカバーにリンク結合し
て、該カバーの上下動に追随して押えレバーが上下動し
つつ内外方へ移動してICリードの上面を押下げ又は押
下げ解除するようにし、該ICリードの押下げにてIC
リード下面にコンタクトを加圧接触せしめるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記ICソケ
ットにおいては押えレバーを上下動と内外動の複合運動
にて作動させて押え位置と押え解除位置を形成する構成
であるため、殊に押え位置を適正に設定する軌跡設定が
難しい製造上の難点を有し、殊にガルウィンタイプのリ
ードである場合には押えレバーの端部を複合運動軌跡の
終端で非常に短いリード先端部上面に的確に作用させね
ばならない煩雑な設計仕様を伴ない、微小ピッチで微細
なICリードの上面に押えレバーの端部を確実に作用さ
せて、ICリードをコンタクトに適正に圧接触せしめる
改善が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に適切
に応えるものである。要述すると、上記IC押え手段と
して、定支点回動するように支持された押えレバーを設
け、該押えレバーをバネによって付勢して内方へ定支点
回動し、該定支点回動の終端において上記ICリードを
ICパッケージ本体と共に押下げて該ICリードをコン
タクトに加圧接触せしめるように構成した。
【0005】適例として該押えレバーは軸から上方に延
出してその自由端にリード押えリブを設け、他方押えレ
バーには上記軸から下方、即ち上記リード押えリブとは
反対側へ延出する尾端を設け、この尾端の内面をコイル
バネにて弾持し、該コイルバネの弾発力にて該尾端を外
方へ定支点回動せしめると同時に、上記軸から上方へ延
出された押えレバー及びリード押えリブを内方へ定支点
回動し、該定支点回動の終端において上記ICリードを
押下げてコンタクトに加圧接触せしめるように構成す
る。
【0006】上記の通り押えレバーは軸から下方へ延出
した尾端内面をコイルバネを以って弾発して外方へ定支
点回動せしめると同時に、軸から上方へ延出した押えレ
バー部及び押えリブを円軌跡を以って内方へ定支点回動
し、この円軌跡上(円軌跡回動の終端)においてリード
の上面に作用し、該リードを押下げつつコンタクトへ加
圧接触せしめる。
【0007】これにより、押えレバーの端部を微細なI
Cリードの上面に確実に作用させてコンタクトへICリ
ードを加圧接触せしめる所期の目的が適正に達成でき
る。
【0008】上記押えレバーはその内方への円軌跡回動
の終端において、ICリードの上面に確実に着接し、こ
の着接状態を保ちながらICリードを押下げ、上記コン
タクトへの加圧接触を確保する。
【0009】又軽減された力でコンタクトを外方変位で
き、軽減されたコイルバネの弾力で大きなリード押え力
を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3に示すように、
絶縁材から成るソケット本体1はICパッケージ本体2
の側方へ突出されたICリード3の下面と加圧接触すべ
く配置されたコンタクト4を備える。
【0011】上記ソケット本体1はその上面中央部にI
C収容部5を備え、該IC収容部5の底部に台座6を有
する。上記IC収容部5の対向する二辺、即ち台座6の
対向する二辺、又は夫々の四辺に沿い多数のコンタクト
4を列配置している。
【0012】上記コンタクト4はICリードとの接触に
供される接触条片4aを備え、該接触条片4aは上下に
弾性的に撓むことができるバネ部8を有し、該バネ部8
の上端側に連設された加圧接片9を有する。この加圧接
片9は上記バネ部8を圧縮しつつ、即ちその弾力に抗し
下方へ弾性変位させつつ下降可能であり、逆に該バネ部
8の復元力で上方へ移動可能である。
【0013】上記バネ部8は内方へ向け膨出する単一の
湾曲バネ部8aによって形成し、この湾曲バネ部8aの
上端に加圧接片9を連設している。
【0014】上記コンタクト4の基部10は横方向へ延
びる座片によって形成され、この座片はソケット本体1
に定着され、この座片からソケット本体1を貫通して下
方へ突出された雄端子11を有する。雄端子11の基部
をソケット本体1に圧入することによってコンタクト4
をソケット本体1に植設する。
【0015】上記バネ部8の下端、即ち湾曲バネ部8a
の下端はコンタクト4の基部10、即ち座片に連結され
て該基部10の上方に立ち上げられ、加圧接片9を台座
6の辺に沿い列状に配置する。
【0016】この台座6の辺には加圧接片9、即ちコン
タクト4と等ピッチで位置決溝12を設け、この位置決
溝12内に上記加圧接片9を下から挿入して位置決めを
図る。加圧接片9の上端は該位置決溝12の上方へ僅か
に突出し、ICリードとの接触待機状態を形成する。
【0017】上記IC収容部5の辺に沿い、即ち台座6
の辺い沿い延びる押えレバー13を設ける。この押えレ
バー13は軸14によってソケット本体1に定支点回動
可に支持する。即ち押えレバー13は軸14を支点とし
た円軌跡上を回動するように支持する。該押えレバー1
3は軸14から内方へ向け斜め上方に延出され、その自
由端にリード押えリブ15をコンタクトの列方向に向け
延在し且つ下方へ向け突設する。
【0018】このリード押えリブ15はコンタクト4の
加圧接片9の上位に配置され、内方への回動時にリード
押えリブ15を加圧接片9の上面又は加圧接片9の上面
に載接されたICリード3の上面に加圧接触する。
【0019】この押えレバー13のリード押えリブ15
をコンタクト4の加圧接片9の上面及びICリード3の
上面に加圧接触させるために、上記押えレバー13を常
時内方へ付勢するバネ16にて弾持する。
【0020】上記バネ16はコンタクト4とは別部品か
ら成るコイルバネにて形成し、押えレバー13には軸1
4から下方へ延出する尾端17、即ちリード押えリブ1
5とは反対側へ延出する尾端17を設け、この尾端17
の内面をコイルバネ16にて弾持する。
【0021】このコイルバネ16の一端はソケット本体
1に弾接し、他端は上記尾端17に弾接し、その弾発力
で押えレバー13に内方回動力を与える。
【0022】コイルバネ16は押えレバー13の押えリ
ブ15とは反対側へ延出せる尾端17を外方へ向け弾発
して同レバーに回動力を与え、押えレバー13はこのバ
ネ16による回動力によって軸14から斜め上方へ延出
するレバー部が内方へ定支点回動し、且つリード押えリ
ブ15が内方へ定支点回動する。
【0023】図1に示すように、ICパッケージ2がソ
ケット本体1のIC収容部5に収容されていない時に
は、上記リード押えリブ15がコンタクト4の加圧接片
9の上面に加圧接触しコイルバネ16はバネ部8をその
弾力に抗し圧縮しつつ弾力を蓄えた状態に置かれる。
【0024】上記押えレバー13をバネ16に抗し外方
へ定支点回動させる手段として枠形を呈するカバー18
を備える。このカバー18はソケット本体1の上位に被
装され、その中央部に枠壁19によって画成されたIC
導入用開口23を有し、ICパッケージ2はこの開口2
3を通しIC収容部5に収容され、台座6の上面に支持
される。
【0025】上記カバー18はバネによって上方へ付勢
され、該カバー18の枠壁19からソケット本体1の側
面に沿い垂設した爪を同側面に係合させ、上位待機位置
を保つ。
【0026】又カバー18の枠壁19の下面には押えレ
バー13の外方へ定支点回動せしめるための加圧部20
を一体に立ち下げ、他方上記押えレバー13の軸14か
ら上方へ延出するレバー部から、受圧部21を一体に立
ち上げ、上記加圧部20と受圧部21とを上下に対向せ
しめる。
【0027】上記カバー18が上位待機位置に存する
時、上記加圧部20と受圧部21とは間隙22を存して
対向する。この間隙22はカバー18を押上げるバネと
爪によって保持される。
【0028】而して図2に示すように、カバー18を下
降操作すると、加圧部20の外側傾斜面の案内にて受圧
部21を外方へ回動し、これに伴ない押えレバー13の
軸14から上方へ延出するレバー部を外方へ定支点回動
せしめると共に、リード押えリブ15を外方へ定支点回
動せしめる。同時に軸14から上記押えリブ15とは反
対側へ延出する尾端17は内方へ回動しコイルバネ16
を圧縮する。
【0029】これによってIC収容部5を開放状態に
し、この開放されたIC収容部5にICパッケージを収
容し、ICパッケージ本体2をバネによって押上げられ
て上位に存する台座6の上面に支持する。
【0030】この時ICパッケージ本体の側面から側方
へ突出されたICリード3はコンタクト4の加圧接片9
と対応状態に置かれる。
【0031】次で、図3に示すように、上記カバー18
に与えていた押下力を解除するとカバー18は自らを弾
持するバネ及び押えレバー13を弾持するコイルバネ1
6の復元力にて上昇し、前記間隙22を存して上位待機
位置を保つ。
【0032】他方上記カバー18の上昇と同時に押えレ
バー13の軸14から押えリブ15とは反対側へ延出す
る尾端17がコイルバネ16の復元力で外方へ定支点回
動すると同時に軸14から上方へ延出せるレバー部及び
リード押えリブ15が内方へ定支点回動し、図3に示す
ように、ICリード3の上面に加圧接触する。
【0033】押えリブ15はICリード3の上面に対し
着接した後に、ICリード3を押下げ、同時にICリー
ド3を介してコンタクト4の加圧接片9をバネ部8に抗
し下方変位させ、該バネ部8の上方への復元力及びコイ
ルバネ16の弾発力にてICリード3の下面をコンタク
ト4の加圧接片9に加圧接触せしめる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば円軌跡を以って定支点回
動する押えレバーによって、ICリードの定ポジション
へ確実に着接させ、同リードを押下げてコンタクトとの
加圧接触を確実に得ることができる。又これによってI
C押え手段の設計仕様を著しく容易にし、構造を簡素化
できる。
【0035】又軽減された力でコンタクトを外方変位で
き、軽減されたコイルバネの弾力で大きなリード押え力
を得ることができる。
【0036】よってICリードとコンタクトの高信頼の
加圧接触を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を示すICソケットの断面
図であり、ICパッケージの搭載前の状態を示す。
【図2】上記ICソケットの断面図であり、ICパッケ
ージの搭載状態を示す。
【図3】上記ICソケットの断面図であり、上記搭載さ
れたICパッケージとソケットの接触状態を示す。
【符号の説明】
1 ソケット本体 2 ICパッケージ本体 3 ICリード 4 コンタクト 4a 接触条片 5 IC収容部 6 台座 8 接触条片のバネ部 8a 湾曲バネ部 9 加圧接片 10 基部 11 雄端子 12 位置決溝 13 押えレバー 14 軸 15 リード押えリブ 16 押えレバーを弾持するコイル
バネ 17 尾端 18 カバー 19 枠壁 20 加圧部 21 受圧部 22 間隙 23 IC導入用開口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICパッケージのICリードの下面に接す
    るコンタクトとICリードの上面を下方へ向け押圧して
    ICリードをコンタクトに加圧接触せしめるIC押え手
    段を備えたICソケットにおいて、上記IC押え手段と
    して軸により定支点回動するように支持された押えレバ
    ーを備え、該押えレバーは軸から上方に延出してその自
    由端にリード押えリブを設け、他方押えレバーには上記
    軸から下方、即ち上記リード押えリブとは反対側へ延出
    する尾端を設け、この尾端の内面をコイルバネにて弾持
    し、該コイルバネの弾発力にて該尾端を外方へ定支点回
    動せしめると同時に、上記軸から上方へ延出された押え
    レバー及びリード押えリブを内方へ定支点回動し、該定
    支点回動の終端において上記ICリードを押下げてコン
    タクトに加圧接触せしめるように構成されていることを
    特徴とするICソケット。
JP10006082A 1998-01-14 1998-01-14 Icソケット Expired - Lifetime JP2954560B2 (ja)

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JPH11204219A JPH11204219A (ja) 1999-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004063107A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Yamaichi Electronics Co Ltd Icソケット
JP5836113B2 (ja) * 2011-12-28 2015-12-24 株式会社エンプラス 電気部品用ソケット

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