JP2525119B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2525119B2
JP2525119B2 JP5166059A JP16605993A JP2525119B2 JP 2525119 B2 JP2525119 B2 JP 2525119B2 JP 5166059 A JP5166059 A JP 5166059A JP 16605993 A JP16605993 A JP 16605993A JP 2525119 B2 JP2525119 B2 JP 2525119B2
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裕司 加藤
俊司 阿部
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンタクトの蓄えられ
た弾力をリードの表面に作用させて加圧接触を得るソケ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする問題点】特開昭
63−34874号はコンタクトのバネ部の端部に接点
部を設け、このコンタクトをバネ部の弾力に抗し後方へ
変位させて弾力を蓄え、このコンタクトをこの蓄勢弾力
に従い前方へ変位させることにより、上記接点部をリー
ドの表面に加圧接触させている。
【0003】上記従来例に代表されるソケットはバネ部
の弾力により接点部をリード表面に押し付けた後の有効
なワイピング動作が得られず、接触の信頼性を低下させ
る問題を有している。
【0004】この問題はリード及びコンタクトが微細化
し、高い接触圧を得ることが困難となるに伴ない益々顕
在化しており、ワイピングの必要性が高まって来てい
る。
【0005】この発明は上記ワイピング動作を有効に惹
起させ、比較的小さな接触圧でも健全なる接触が期待で
きるICソケットを提供する。
【0006】又上記従来例に代表されるICソケットは
バネ部の弾力により接点部をリードの表面に衝撃的に突
き当て、リードの変形やリード表面に打痕を生じさせる
問題を有している。
【0007】本発明は上記接点部の初期過程におけるリ
ードに対する接触圧を大巾に緩和しつつ、最終的には充
分な接触圧を以ってリード表面に加圧接触することがで
きるようにしたICソケットを提供する。
【0008】
【問題点を解決するための手段】この発明はコンタクト
の第1バネの蓄勢弾力で接点部をICリードの表面に押
し付けた後第2バネが上記第1バネの上記弾力で撓むよ
うに弾力設定され、上記接点がこの第2バネの撓みに伴
ないリード表面を上位から下位又は下位から上位へ摺動
するように配置したICソケットを構成したものであ
る。
【0009】又別の発明は第1バネの蓄勢弾力で上記接
点部をICリードの表面に押し付けた後、第2バネが上
記第1バネの上記弾力で撓むように弾力設定し、この撓
みに伴なって上記第1バネの蓄勢弾力で上記接点部を弾
持する押圧部を具備しているICソケットを構成したも
のである。
【0010】
【作用】この発明によれば、第1バネの蓄勢弾力により
接点部がICリードの表面への加圧接触を開始した後、
第2バネが第1バネの上記弾力により撓み、この撓み運
動により第2バネに設けた接点部の位置が変化し接点部
がリード表面を上位から下位へ又は下位から上位へ摺動
する。
【0011】本発明の上記構造によれば第1バネと第2
バネが協働して上記摺動運動を有効に惹起させ、又第2
バネの弾力をワイピングに適した弾力に設定できてこの
ワイピングを適正に遂行させ、ワイピングの強弱の調整
も容易である。又第1バネに制約されることなく接点部
の摺動位置を任意に設定できる。
【0012】又別の発明によれば、接点部が第1バネの
弾力によりICリード表面に加圧接触する際の衝撃を第
2バネにより緩和し、接触初期においては接点部をリー
ド表面に柔らかく接触させ、その接触圧を徐々に高め、
前記リード変形や打痕発生の問題を有効に防止する。そ
して最終的には接点部を押圧部で弾持し第1バネによる
弾力を接点部に直接的に与え接触圧を確保することがで
きる。
【0013】
【実施例】
実施例1(図1乃至図10参照) ソケット本体1はIC2のリード3に対応して配置され
たコンタクト4を有し、このコンタクト4はソケット本
体1に固装される固定部5を有し、この固定部5の下位
にこの固定部5から延ばされた端子部16a又は16b
を有する。
【0014】端子部16aは図1に実線で示すように配
線基板の配線パターンの表面に弾力的に加圧接触し、端
子部16bは図1に仮想線で示すように配線基板のスル
ーホールに挿入し接続される。
【0015】又上記固定部5の上位にこの固定部5から
延ばされた第1バネ部6を有する。この第1バネ部6は
ICリード3の下位において下方へ向け湾曲された湾曲
バネより成り、この湾曲バネから成る第1バネ6の端部
より第1バネ6の上方に延ばされた弾性を有する第1ア
ーム7を有する。
【0016】この第1アーム7は略垂直にしてICリー
ド3を支承する台座12の上面を超えIC2の側面と対
向する位置まで上方へ向け延ばしその上端に第2バネ8
を支持する。
【0017】この第2バネ8は上方へ向け湾曲する湾曲
バネにて形成し、この湾曲バネにより成る第2バネ8の
端部より弾性を有する第2アーム9を第2バネ8の下方
へ向け延ばす。
【0018】この第2アーム9は略垂直にして下方へ延
ばしその下端に接点部10を設ける。この接点部10は
第2アームの端部から内側へ向け、換言するとICリー
ド3に向け突出した突起にて形成する。
【0019】上記のように第1バネ6と第2バネ8は互
いに逆向きに突出され、同様に第1アーム7と第2アー
ム9とは互いに逆方向に延ばされ、各アームの端部7
a、9aが互いに内外に対向する位置まで延ばされる。
【0020】即ち、第2アーム9の下端部9aは第1ア
ーム7の上端部7aとその内側において対向する位置ま
で延ばされ、この第2アーム9の下端部9aの内側(I
Cリードと対する側)に上記接点部10を設けると共
に、第1アーム7の上端部7aと第2アーム9の下端部
9aとの間に第2バネ8及び第2アーム9の弾性変位量
を設定する間隔11を設け、第1アーム上端部7aに接
点部10をICリード3に押し付ける押圧部15を形成
する。第1バネ6はその蓄勢弾力で接点部10をICリ
ード3の表面に押し付けながら第2バネ8及び第2アー
ム9を弾性に抗し撓ませる。
【0021】この第2アーム9の撓み運動に伴ない接点
部10はICリード3の表面を上位より下位へ向け摺動
しリード表面を清掃する。この摺動量を上記間隔11に
より設定する。
【0022】即ち、第2バネ8及び第2アーム9は間隔
11の範囲で撓みが許容され、第2アーム9の下端部
に、上記押圧部15が当接することによって上記撓みを
阻止し(第2バネ8の撓みによる摺動を停止し)、この
当接後押圧部15は接点部10をバックアップし第1バ
ネ6の蓄勢弾力を接点部10に直接的に与えICリード
3に押し付ける。
【0023】本発明は上記第1バネ6に第2バネ8を連
設し、第2バネ8の下端部に上記接点部10を設けると
共に、第1バネ6の上端部に上記押圧部15を設け、こ
の第1バネ6と第2バネ8の連設部に後記する引張力を
与える構成を開示している。
【0024】上記第1バネ6と第2バネ8とは前者の弾
力を強にし、後者の弾力を弱に設定し、第1バネ6の弾
力で第2バネ8が撓むように両者の弾力を設定する。例
えば図示のように第1バネ6の断面積を大にし、第2バ
ネ8の断面積を小にし、上記弾力設定を行なう。
【0025】前記の如く上記第1アーム7はICリード
3を支承するIC支持座12の上面より上方へ超えてリ
ード3と対向する位置まで延ばし、その上端に上記第2
バネ8を支持し、よって第2バネ8をリード3より上方
に配置し、第2アーム9をリード3の上方からリード側
面に向け延ばす。
【0026】他例としてIC2の本体下面を台座に支承
してICリード3は非支持状態にすることができる。
【0027】上記第1バネ6と第2バネ8の連設部に作
用してコンタクト4を接触位置と接触解除位置へ変位さ
せるコンタクト開閉レバー13を設ける。図面に示した
実施例においては第1アーム7の上端、即ち第1アーム
7と第2バネ8の連設部に第1アーム7の外側において
下方へ突設されたフック部14を設け、このフック部1
4に上記コンタクト開閉レバー13を係合する。
【0028】絶縁材製のソケット本体1はその中央部に
IC2が収容可能な上方に開放する略方形のIC収容部
17を有し、このIC収容部17の底部には、前記IC
支持座12を設け、このIC収容部17の対向する二辺
に沿ってICリード3に対応するコンタクト4を並列配
置にし、このコンタクト4をIC収容部17に収容され
たICリード3に接触する位置と、接触解除位置とに変
位せしめるコンタクト開閉部材を備え、このコンタクト
開閉部材としてソケット本体1に軸19により回動可に
支持されたコンタクト開閉レバー13を有する。
【0029】上記コンタクト開閉レバー13は、IC収
容部17の二辺、即ちコンタクト4の列に沿って平行に
延び、レバー13の長手方向両端部より左右に突出する
支持軸19をソケット本体1に設けた軸受け部に回転自
在に支持する。
【0030】又コンタクト開閉レバー13はその内端に
弧形に形成された作用部20を有し、レバー外端に受圧
部21を有し、作用部20をフック部14に係合する。
これによりレバー13の受圧部21が下方回動すること
によりコンタクト4の接点部10を第1バネ6の弾力に
抗し外側方へ向け後方変位して接触解除状態を形成し、
コンタクト4が第1バネ6の復元力により内側方へ向け
前方変位することにより上記レバー13の受圧部21を
上方回動し、接点部10をリード3の表面に当接する。
【0031】図2で示すように、受圧部21に押下力を
与えてコンタクト開閉レバー13を第1バネ6の弾力に
抗して押し下げると、コンタクト4のフック部14をコ
ンタクト開閉レバー13の作用部20が牽引し接点部1
0を第1バネ6に抗し斜め上後方に引き上げ接触解除位
置に変位する。そして、この状態でIC2をIC収容部
17に落し込むとリード3の先端部がIC支持座12上
に受け止められ、IC2をIC収容部17に収容する。
【0032】この後、上記コンタクト開閉レバー13の
押下力を解除すると、図3に示すようにコンタクト開閉
レバー13の受圧部21が第1バネ6の蓄勢弾力(復元
力)により上方へ移動すると同時に、コンタクト4の接
点部10が上記接触解除位置から接触位置に向けて斜め
下前方に変位し、これにより上記接点部10がリード3
の表面に押し付けられる。
【0033】上記コンタクト開閉レバー13は自動機械
や手等で直接押し下げるか、又はコンタクト開閉部材と
してコンタクト開閉カバー22をソケット本体1に昇降
可能に組み付け、該コンタクト開閉カバー22を自動機
械や手等で押し下げることにより、押下部23によりコ
ンタクト開閉レバー13の受圧部21を間接的に押し下
げる。
【0034】前記のように、第1バネ6の蓄勢弾力によ
り接点部10がリード3の表面に押し付けられた後、第
2バネ8及び第2アーム9は引き続き付加される第1バ
ネ6の蓄勢弾力により押圧部15が接点部10の背面付
近に当接するまで撓み、この撓み運動を生じている間接
点部10を図4、図5及び図6に示すようにリード3の
表面に添い上位より下位へ摺動せしめ、リード表面を清
掃する。所謂ワイピング効果を与える。
【0035】図4、図6においてP1は接点部10がリ
ード3の表面に加圧接触された最初の位置(摺動開始位
置)を示し、P2は接点部が摺動途中の位置を示し、図
5のP3は摺動を終了した位置を示し、接点部10はP
1点よりP3点へ向け摺動する。
【0036】上記押圧部15が接点部10の背面付近、
即ち、第2アーム9の下端外側面に当接することにより
第1バネ6の蓄勢弾力が接点部10に直接的に与えられ
てこの接点部10をICリード3の表面に押し付ける。
【0037】IC2はその側面から突出したJベンド形
のリード3を有し、上記接点部10はこのJベンド形リ
ード3の上下方向に延びた部分3aの外表面を上位から
下位へ摺動する。
【0038】本発明は上記Jベンド形リードに使用でき
る他、ICリードを導電箔で形成してIC2の側面に密
着した形式のICにも実施できる。
【0039】又本発明は図7に示すように、Jベンド形
リード3の上部の曲げ部3bに沿い上位のP1点より下
位のP3点へ摺動させる場合を含む。これはIC2を反
転して装填しJベンド形リードの遊離端の曲げ部表面に
添い摺動させる場合も同様である。
【0040】又図示しないが本発明はリードを二段曲げ
したガルウィン形リードにも適用できる。即ち、ガルウ
ィン形リードの上下方向に延びた部分の外側面又は上部
曲げ部に沿い接点部10を摺動させる場合を含む。
【0041】図8は本発明の実施態様例として接点部1
0の接触面を前傾する斜面10aにし、この斜面10a
がリード3の上部折曲部3bの表面を上位より下位へ摺
動するようにした場合を示している。この場合、リード
3に対する接点部10の加圧接触位置は殆んど変化せ
ず、接点部10の斜面10aが上位より下位へ摺動す
る。
【0042】図9に示すように、コンタクト4における
接点部10を第1バネ6に抗して押圧した場合、同接点
部10は矢印S1方向に変位し、これに対し図10に示
すように第1バネ6の端部を同バネ6に抗して押圧した
時同端部は矢印S3方向に変位する。又逆に第2バネ8
が復元する時接点部10は図9の矢印S2方向に変位
し、これに対し第1バネ6が復元する時第1バネ6の端
部は矢印S4方向に変位する。そして図9、図10から
理解されるように、第1バネ6の端部、即ち第1バネ6
に支持された押圧部15は図10に示す仮想円軌跡に類
似した軌跡をたどってその上死点内側において変位し、
又第2バネ8の端部、即ち第2バネ8に支持された接点
部10は図9に示す仮想円軌跡に類似した軌跡をたどっ
てその下死点内側において変位する。これによって上記
摺動を惹起する。
【0043】第2実施例(図11乃至図15参照) この実施例はコンタクトの接点部10′がリード3の表
面に沿い下位から上位へ摺動しワイピング作用を得るよ
うにした場合を示す。
【0044】コンタクト4′は第1バネ6′と第2バネ
8′を有し、第1バネ6′は上方へ湾曲し、第2バネ
8′は下方へ湾曲する。詳述するとソケット本体1に対
する固定部5′から上方へ立上る支柱24を立設し、こ
の支柱24の上端部に上方へ向け湾曲した第1バネ6′
を連設し、この第1バネ6′の端部から下方へ向かい延
びる弾性を有する第1アーム7′を連設し、この第1ア
ーム7′の下端に下方へ向け湾曲した上記第2バネ8′
を連設し、この第2バネ8′の端部から上方へ向かい延
びる弾性を有する第2アーム9′を連設し、この第2ア
ーム9′の上端にICリード3の表面に向け突出する接
点部10′を設ける。
【0045】上記第1バネ6′は第1実施例とは逆にI
Cリード3の上位に配置され、第2バネ8′はリード3
の下位に配置される。
【0046】又上記第1アーム7′と第2アーム9′と
は互いに逆方向に延ばされ、第1アーム7′の内側(I
Cリード側)に第2アーム9′を対向させ、この対向間
に前記間隔11′を形成し、接点部10′を設けた第2
アーム9′の端部と対向する第1アーム7′の端部に接
点部10′をICリード3に押し付ける押圧部15′を
形成する。
【0047】又第1バネ6′と第2バネ8′の連設部に
前記フック部14′を形成し前記コンタクト開閉レバー
13′と係合する。
【0048】図12に示すように、コンタクト開閉レバ
ー13′の受圧部21′を軸19′を中心に下方へ回動
すると、作用部20′がコンタクト4′のフック部1
4′に引張力を与え、第1バネ6′を弾力に抗し撓ま
せ、これに伴ない接点部10′を第2バネ8′と一緒に
外側方へ向け後方変位し接点部10′をICリード3と
干渉しない位置に移動し、この状態でIC2をソケット
本体に装填する。次で図13に示すように、コンタクト
開閉レバー13′の受圧部21′への押下力を解除する
と、第1バネ6′は復元し、その蓄勢弾力で接点部1
0′をICリード3の表面に押し付ける。第2バネ8′
はこの第1バネ6′の蓄勢弾力により上記間隔11′に
より許容された範囲で撓みながら接点部10′をICリ
ード3の表面に沿い下位P1点より上位P3点へ向け摺
動せしめる。そして押圧部15′が接点部10′の背面
に当接することによって第2バネ8′の撓みによる上記
摺動を停止し、その後押圧部15′は接点部10′をバ
ックアップし第1バネ6′の蓄勢弾力を直接的に接点部
10′に与えICリード3に押し付ける。
【0049】本発明は上記第1バネ6′に第2バネ8′
を連設し、第2バネ8′の上端部に上記接点部10′を
設けると共に、第1バネ6′の下端部に上記押圧部1
5′を設け、この第1バネ6′と第2バネ8′の連設部
に後記する引張力を与える構成を開示している。
【0050】上記第1バネ6′は弾力を強くし第2バネ
8′は弾力を弱くして第1バネ6′の弾力で第2バネ
8′が撓むように両者の弾力を設定することは前記と同
様である。
【0051】その他第1実施例と共通する構成及び作用
の説明は第1実施例の記載を援用する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
第1バネと第2バネの協働により接点部をICリードの
表面に添い確実に摺動させワイピング効果を得ることが
でき、又第2バネの弾力設定によりワイピングを適正に
遂行させワイピングの強弱の調整も容易に行なえる。
【0053】第2バネによる接点部の支持位置を第1バ
ネの制約を受けることなく任意に設定して接点部の摺動
位置を任意に設定できる。
【0054】又別の発明によれば、第1バネによる蓄勢
弾力で接点部がICリードに加圧接触する際の衝撃を、
第2バネにより良好に緩和し、該接触時におけるリード
変形や打痕発生を有効に防止する。
【0055】そして最終的には押圧部で接点部を弾持す
ることにより第1バネによる所定の接触圧を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すICソケット断面
図であり、同断面図は左右対称に表われるので左半分を
省略して示す。
【図2】図1におけるコンタクトを図1の状態から接触
解除位置へ変位し、ICを装填した状態を示すICソケ
ット断面図。
【図3】同コンタクトを図2の状態から接触位置へ変位
し、接点部をリード表面へ加圧接触せしめた初期段階を
示すICソケット断面図。
【図4】接点部が図3の状態からリード表面を摺動する
途中の段階を示すICソケット断面図。
【図5】接点部が図4の状態を経て摺動を終了し、接点
部を押圧部にてバックアップした状態を示すICソケッ
ト断面図。
【図6】図5におけるICリードに対する接点部の接触
状態とバックアップ状態を示す拡大図。
【図7】ICリードに対する接点部の摺動態様の他例を
示す拡大図。
【図8】ICリードに対する接点部の摺動態様の更に他
例を示す拡大図。
【図9】第2バネ端部の変位軌跡を説明する図。
【図10】第1バネ端部の変位軌跡を説明する図。
【図11】この発明の第2実施例を示すICソケットを
コンタクトとICを以って示す側面図であり、同側面図
は左右対称に表われるので左半分を省略して示す。
【図12】図11におけるコンタクトを図11の状態か
ら接触解除位置へ変位し、ICを装填した状態を示す同
側面図。
【図13】同コンタクトを図12の状態から接触位置へ
変位し、接点部をリード表面へ加圧接触せしめた初期段
階を示す同側面図。
【図14】接点部が図13の状態からリード表面を摺動
する途中の段階を示す同側面図。
【図15】接点部が図14の状態を経て摺動を終了し、
接点部を押圧部にてバックアップした状態を示す同側面
図。
【符号の説明】
1、1′ ソケット本体 2 IC 3 ICリード 4 コンタクト 6、6′ 第1バネ 8、8′ 第2バネ 10、10′ 接点部 11、11′ 間隔 13、13′ コンタクト開閉レバー 15、15′ 押圧部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICリードに対応し配置されたコンタクト
    を有し、このコンタクトはその接点部をICリードの表
    面に押し付ける第1バネと、この第1バネに支持された
    第2バネを有し、この第2バネに上記接点部が設けられ
    たICソケットにおいて、第1バネの蓄勢弾力で上記接
    点部をICリードの表面に押し付けた後第2バネが上記
    第1バネの上記弾力で撓むように弾力設定され、上記接
    点部がこの第2バネの撓みに伴ないリード表面を上位か
    ら下位へ摺動するように配置されていることを特徴とす
    るICソケット。
  2. 【請求項2】ICリードに対応し配置されたコンタクト
    を有し、このコンタクトはその接点部をICリードの表
    面に押し付ける第1バネと、この第1バネに支持された
    第2バネを有し、この第2バネに上記接点部が設けられ
    たICソケットにおいて、第1バネの蓄勢弾力で上記接
    点部をICリードの表面に押し付けた後第2バネが上記
    第1バネの上記弾力で撓むように弾力設定され、上記接
    点部がこの第2バネの撓みによってリード表面を下位か
    ら上位へ摺動するように配置されていることを特徴とす
    るICソケット。
  3. 【請求項3】ICリードに対応し配置されたコンタクト
    を有し、このコンタクトはその接点部をICリードの表
    面に押し付ける第1バネと、この第1バネに支持された
    第2バネを有し、この第2バネに上記接点部が設けられ
    たICソケットにおいて、第1バネの蓄勢弾力で上記接
    点部をICリードの表面に押し付けた後第2バネが上記
    第1バネの上記弾力で撓むように弾力設定され、この撓
    みに伴なって上記第1バネの蓄勢弾力で上記接点部を弾
    持する押圧部を具備していることを特徴とするICソケ
    ット。
JP5166059A 1993-06-11 1993-06-11 Icソケット Expired - Lifetime JP2525119B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5166059A JP2525119B2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 Icソケット

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