JP2951385B2 - ポリマーセメントモルタル組成物 - Google Patents
ポリマーセメントモルタル組成物Info
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- JP2951385B2 JP2951385B2 JP25387390A JP25387390A JP2951385B2 JP 2951385 B2 JP2951385 B2 JP 2951385B2 JP 25387390 A JP25387390 A JP 25387390A JP 25387390 A JP25387390 A JP 25387390A JP 2951385 B2 JP2951385 B2 JP 2951385B2
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- cement
- polymer
- slag
- mortar composition
- cement mortar
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリマーセメントモルタル組成物に関し、
詳しくは流動性や可使時間が十分に確保でき、弾性や付
着力に優れたポリマーセメントモルタル組成物に関す
る。
詳しくは流動性や可使時間が十分に確保でき、弾性や付
着力に優れたポリマーセメントモルタル組成物に関す
る。
本発明の産業上の利用分野としては、土木・建材分野
を中心とする床材、防水材、接着材、化粧仕上げ材、補
修材、防食材、舗装材、ポリマーセメント製品及び止水
材等が考えられる。
を中心とする床材、防水材、接着材、化粧仕上げ材、補
修材、防食材、舗装材、ポリマーセメント製品及び止水
材等が考えられる。
〔従来の技術とその課題〕 一般にポルトランドセメントにポリマーエマルジョン
や骨材を配合したポリマーセメントモルタル組成物は公
知である(特公平2−10112号公報、特公平1−39713号
公報、特公平1−54294号公報及び特公平1−54295号公
報等)。
や骨材を配合したポリマーセメントモルタル組成物は公
知である(特公平2−10112号公報、特公平1−39713号
公報、特公平1−54294号公報及び特公平1−54295号公
報等)。
これらのポリマーセメントモルタル組成物は、耐水性
に優れており、通常、主に建築物の内壁や外壁、さらに
は、床材などの表面を保護するために使用されている
(特公平1−39713号公報等)。
に優れており、通常、主に建築物の内壁や外壁、さらに
は、床材などの表面を保護するために使用されている
(特公平1−39713号公報等)。
しかしながら、硬化時間が長く、硬化後のモルタルに
クラックやヒビ割れが入りやすく、下地コンクリートと
の付着力が弱いなどの課題があった(特公平2−10112
号公報等)。
クラックやヒビ割れが入りやすく、下地コンクリートと
の付着力が弱いなどの課題があった(特公平2−10112
号公報等)。
これらの原因は、モルタル自体の収縮により発生する
場合と、基板自体がたわみを生じた際にモルタルに弾性
がないために発生する場合とが考えられている。
場合と、基板自体がたわみを生じた際にモルタルに弾性
がないために発生する場合とが考えられている。
本発明者らは、種々検討の結果、特定の材料を使用す
ることによって、前記従来の技術のもつ課題を解消し、
ポリマーの硬化速度とセメントの水和反応速度のバラン
スを操作して硬化体の結合力を高めるとともに、急硬
性、弾性及び付着力に優れるポリマーセメントモルタル
組成物が得られることを知見し本発明を完成するに至っ
た。
ることによって、前記従来の技術のもつ課題を解消し、
ポリマーの硬化速度とセメントの水和反応速度のバラン
スを操作して硬化体の結合力を高めるとともに、急硬
性、弾性及び付着力に優れるポリマーセメントモルタル
組成物が得られることを知見し本発明を完成するに至っ
た。
即ち、本発明は、アルミナセメントと、スラグ、フラ
イアッシュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからな
る群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並
びにポリマーを必須成分とするポリマーセメントモルタ
ル組成物であり、アルミナセメントと、スラグ、フライ
アッシュ、シリカヒューム、炭酸カルシウム、セッコ
ウ、消石灰、ポルトランドセメント及び超速硬セメント
からなる群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉末
と、骨材並びにポリマーを必須成分とし、アルミナセメ
ント100重量部に対して、無機粉末が10〜1,000重量部で
あることを特徴とするポリマーセメントモルタル組成物
であり、さらに、アルミナセメント、ポルトランドセメ
ント、超速硬セメント及びセッコウと、スラグ、フライ
アッシュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる
群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並び
にポリマーを必須成分とするポリマーセメントモルタル
組成物である。
イアッシュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからな
る群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並
びにポリマーを必須成分とするポリマーセメントモルタ
ル組成物であり、アルミナセメントと、スラグ、フライ
アッシュ、シリカヒューム、炭酸カルシウム、セッコ
ウ、消石灰、ポルトランドセメント及び超速硬セメント
からなる群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉末
と、骨材並びにポリマーを必須成分とし、アルミナセメ
ント100重量部に対して、無機粉末が10〜1,000重量部で
あることを特徴とするポリマーセメントモルタル組成物
であり、さらに、アルミナセメント、ポルトランドセメ
ント、超速硬セメント及びセッコウと、スラグ、フライ
アッシュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる
群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並び
にポリマーを必須成分とするポリマーセメントモルタル
組成物である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るアルミナセメントとは、アルミナ源とし
てポーキサイト、高アルミナ質及び精製アルミナ等、カ
ルシア源として石灰石や生石灰などを使用したもので、
生成物中のCaO・Al2O3が主成分になるよう調合し、電気
炉、反射炉、平炉及びロータリーキルン等で、溶融又は
焼成したセメントクリンカーを粉砕したものである。
てポーキサイト、高アルミナ質及び精製アルミナ等、カ
ルシア源として石灰石や生石灰などを使用したもので、
生成物中のCaO・Al2O3が主成分になるよう調合し、電気
炉、反射炉、平炉及びロータリーキルン等で、溶融又は
焼成したセメントクリンカーを粉砕したものである。
アルミナセメントは、CaO・Al2O3を主鉱物成分として
含み、その他、12CaO・7Al2O3、CaO・2Al2O3、3CaO・5A
l2O3、5CaO・3Al2O3及び2CaO・Al2O3・SiO2等の鉱物成
分を含有するものであり、その他の成分として、α−Al
2O3、4CaO・Al2O3・Fe2O3及びCaO・TiO2等を含有してい
るものも挙げられ、市販品としては、電気化学工業社製
商品名「アルミナセメント2号」、「アルミナセメント
1号」、「アルミナセメント1号NEO」、「アルミナセ
メント1号D」、「ハイアルミナセメント」、「ハイア
ルミナセメントNEO」、「ハイアルミナセメントD」、
「ハイアルミナセメント#80」、「ハイアルミナセメン
トF」、「ハイアルミナセメントスーパー」、「ハイア
ルミナセメントスーパー2」、「ハイアルミナセメント
スーパー90」、「ハイアルミナセメントスーパーG」及
び「ハイアルミナセメントスーパーF」、アルコア社製
商品名「CA−14」、「CA−15」、「CA−25」、「CA−25
タイプC」及び「CA−25タイプG」、ラファージョ社製
商品名「セカール80」、「セカール70」、「セカール7
1」、「セカール50」、「セカール51」、「セカール4
1」及び「シマンフォンジュ」、日本セメント社製商品
名「1号」や「2号」並びに旭硝子社製商品名「1号」
や「フオンジュ」等が使用可能である。
含み、その他、12CaO・7Al2O3、CaO・2Al2O3、3CaO・5A
l2O3、5CaO・3Al2O3及び2CaO・Al2O3・SiO2等の鉱物成
分を含有するものであり、その他の成分として、α−Al
2O3、4CaO・Al2O3・Fe2O3及びCaO・TiO2等を含有してい
るものも挙げられ、市販品としては、電気化学工業社製
商品名「アルミナセメント2号」、「アルミナセメント
1号」、「アルミナセメント1号NEO」、「アルミナセ
メント1号D」、「ハイアルミナセメント」、「ハイア
ルミナセメントNEO」、「ハイアルミナセメントD」、
「ハイアルミナセメント#80」、「ハイアルミナセメン
トF」、「ハイアルミナセメントスーパー」、「ハイア
ルミナセメントスーパー2」、「ハイアルミナセメント
スーパー90」、「ハイアルミナセメントスーパーG」及
び「ハイアルミナセメントスーパーF」、アルコア社製
商品名「CA−14」、「CA−15」、「CA−25」、「CA−25
タイプC」及び「CA−25タイプG」、ラファージョ社製
商品名「セカール80」、「セカール70」、「セカール7
1」、「セカール50」、「セカール51」、「セカール4
1」及び「シマンフォンジュ」、日本セメント社製商品
名「1号」や「2号」並びに旭硝子社製商品名「1号」
や「フオンジュ」等が使用可能である。
本発明に係る無機粉とは、スラグ、フライアッシュ、
シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる群より選ば
れた一種又は二種以上である。
シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる群より選ば
れた一種又は二種以上である。
スラグとしては、高炉スラグや製鋼スラグが使用でき
る。
る。
高炉スラグの冷却処理法の違いによって、徐冷処理塊
状スラグ、半急冷処理膨張スラグ、急冷処理粒状化スラ
グ及び急冷処理ロックウールなどを使用することもでき
る。
状スラグ、半急冷処理膨張スラグ、急冷処理粒状化スラ
グ及び急冷処理ロックウールなどを使用することもでき
る。
また、転炉スラグや電気炉スラグの冷却処理法の違い
によって徐冷スラグや急冷スラグなどを利用することも
可能である。
によって徐冷スラグや急冷スラグなどを利用することも
可能である。
また、スラグの鉱物組成は、高炉徐冷スラグの場合、
gehlenite(2CaO・Al2O3・SiO2)とakermanite(2CaO・
MgO・2SiO2)の固溶体であるmelilite 2[(Ca,Na,
K)2,(Mg,Fe2+,Fe3+,Al,Si)3O7]が主要鉱物組成であ
り、その他に、calciummetasilicate(CaO・SiO2)、an
orthite(CaO・Al2O3・2SiO2)、orthosilicate(2CaO
・SiO2)及びmervinite(3CaO・MgO・2SiO2)などのケ
イ酸塩鉱物組成を含有することもある。
gehlenite(2CaO・Al2O3・SiO2)とakermanite(2CaO・
MgO・2SiO2)の固溶体であるmelilite 2[(Ca,Na,
K)2,(Mg,Fe2+,Fe3+,Al,Si)3O7]が主要鉱物組成であ
り、その他に、calciummetasilicate(CaO・SiO2)、an
orthite(CaO・Al2O3・2SiO2)、orthosilicate(2CaO
・SiO2)及びmervinite(3CaO・MgO・2SiO2)などのケ
イ酸塩鉱物組成を含有することもある。
水砕スラグは非晶質であり、化学的活性度が高く、製
鋼スラグは、含有する石灰がシリケート相やウスタイト
相などを構成するが、一部未溶解のままMg、Mn及びFe等
を固溶したライム相を形成したものが使用できる。
鋼スラグは、含有する石灰がシリケート相やウスタイト
相などを構成するが、一部未溶解のままMg、Mn及びFe等
を固溶したライム相を形成したものが使用できる。
スラグのブレーン比表面積は、6,000cm2/g以上のもの
が好ましい。
が好ましい。
また、フライアッシュとは、火力発電所で微粉炭を燃
焼する際に排出される石炭灰の一部として、クリンカー
アッシュ及びシンダーアッシュとともに副産されるもの
である。
焼する際に排出される石炭灰の一部として、クリンカー
アッシュ及びシンダーアッシュとともに副産されるもの
である。
フライアッシュの化学組成は、SiO255〜65重量%、Al
2O320〜30重量%であり、その他に、Fe2O3、CaO、SO3及
びMgO等が含まれるものが使用できる。また、JIS A 620
1に規定されたフライアッシュも使用することが可能で
ある。SiO2やAl2O3は、セメントの水和生成物と結合す
るポゾラン活性を呈し、アルミナセメントの長期強度を
著しく増進させる作用をもっている。
2O320〜30重量%であり、その他に、Fe2O3、CaO、SO3及
びMgO等が含まれるものが使用できる。また、JIS A 620
1に規定されたフライアッシュも使用することが可能で
ある。SiO2やAl2O3は、セメントの水和生成物と結合す
るポゾラン活性を呈し、アルミナセメントの長期強度を
著しく増進させる作用をもっている。
フライアッシュのブレーン比表面積は6,000cm2/g以上
が好ましい。
が好ましい。
また、シリカヒュームは、シリコン(Si)、フェロシ
リコン(FeSi)及びシリコン合金等を製造する際に生ず
る廃ガス中に含まれるSiO2を、集塵器で集めて得られる
超微粒子の産業副産物で、通常の市販品が使用可能であ
る。
リコン(FeSi)及びシリコン合金等を製造する際に生ず
る廃ガス中に含まれるSiO2を、集塵器で集めて得られる
超微粒子の産業副産物で、通常の市販品が使用可能であ
る。
シリカヒュームのブレーン比表面積は6,000cm2/gが好
ましい。
ましい。
さらに、炭酸カルシウムは、炭カル、炭酸石灰及び沈
降性炭酸カルシウム等の軽質のもの、石灰石、白亜、ホ
ワイチング及び石粉等の重質のものなどの通常の市販品
が使用できる。
降性炭酸カルシウム等の軽質のもの、石灰石、白亜、ホ
ワイチング及び石粉等の重質のものなどの通常の市販品
が使用できる。
炭酸カルシウムの化学成分は、CaCO3であるが、少量
のMgO、SiO2、Al2O3及びFe2O3等を含有しているものも
使用可能である。
のMgO、SiO2、Al2O3及びFe2O3等を含有しているものも
使用可能である。
また、炭酸カルシウムの鉱物組成は、カルサイトのほ
かに同質異像のアラゴナイトがある。その結晶系は、カ
ルサイトが六方晶系であり、アラゴナイトが斜方晶系で
ある。比重は、カルサイトが2.71、アラゴナイトが2.93
である。
かに同質異像のアラゴナイトがある。その結晶系は、カ
ルサイトが六方晶系であり、アラゴナイトが斜方晶系で
ある。比重は、カルサイトが2.71、アラゴナイトが2.93
である。
炭酸カルシウムの形状は、石灰石(普通タンカル)、
重質タンカル(軽質タンカル)、生石灰、石灰乳、カル
シウム化合物、ドロマイト及び金属カルシウム等が挙げ
られる。
重質タンカル(軽質タンカル)、生石灰、石灰乳、カル
シウム化合物、ドロマイト及び金属カルシウム等が挙げ
られる。
石灰石としては、非晶質石灰石、白色結晶質石灰石、
寒水石及び生石灰等が挙げらる。
寒水石及び生石灰等が挙げらる。
カルシウム化合物としては、3CaO・SiO2、2CaO・Si
O2、3CaO・Al2O3、4CaO・Al2O3・Fe2O3、トバモライト
水和物及びゲーレナイト水和物等が挙げられる。
O2、3CaO・Al2O3、4CaO・Al2O3・Fe2O3、トバモライト
水和物及びゲーレナイト水和物等が挙げられる。
ドロマイトとしては、軽焼ドロマイト、ドロマイトク
リンカー及びドロマイトプラスター等が挙げられる。
リンカー及びドロマイトプラスター等が挙げられる。
炭酸カルシウムのブレーン比表面積が6,000cm2/g以上
が好ましい。
が好ましい。
本発明に係る無機粉末とは、前述の無機粉、セッコ
ウ、消石灰、ポルトランドセメント及び超速硬セメント
からなる群より選ばれた一種又は二種以上である。
ウ、消石灰、ポルトランドセメント及び超速硬セメント
からなる群より選ばれた一種又は二種以上である。
セッコウは、セメントの急硬性や強度発現性を向上す
るもので、二水セッコウ(CaSO4・2H2O)、半水セッコ
ウ(α・CaSO4・1/2H2Oやβ・CaSO4・1/2H2O)、II型無
水セッコウ(II CaSO4)及びIII型無水セッコウ(III
αCaSO4やIII βCaSO4)等が使用できる。天然には、透
セッコウ(selenite)や電花セッコウ(alabaster)な
どがあり、化学セッコウも使用できる。これらのうち、
II型無水セッコウの使用が好ましい。
るもので、二水セッコウ(CaSO4・2H2O)、半水セッコ
ウ(α・CaSO4・1/2H2Oやβ・CaSO4・1/2H2O)、II型無
水セッコウ(II CaSO4)及びIII型無水セッコウ(III
αCaSO4やIII βCaSO4)等が使用できる。天然には、透
セッコウ(selenite)や電花セッコウ(alabaster)な
どがあり、化学セッコウも使用できる。これらのうち、
II型無水セッコウの使用が好ましい。
セッコウのブレーン比表面積は6,000cm2/g以上が好ま
しい。
しい。
消石灰は、アルミナセメントとの組み合せによって凝
結が促進されて急硬化し、初期の強度発現性を向上する
もので、酸化カルシウム、焼石灰及び水酸化カルシウム
等、通常の市販品が使用できる。また、工業用石灰(JI
S R 9001−81)、左官用消石灰(JIS A 6902−76)及び
普通肥料の公定規格(肥料取締法)の消石灰等も使用可
能である。
結が促進されて急硬化し、初期の強度発現性を向上する
もので、酸化カルシウム、焼石灰及び水酸化カルシウム
等、通常の市販品が使用できる。また、工業用石灰(JI
S R 9001−81)、左官用消石灰(JIS A 6902−76)及び
普通肥料の公定規格(肥料取締法)の消石灰等も使用可
能である。
ポルトランドセメントは、アルミナセメントとの組み
合せによって、急硬性や強度発現性に優れた特性を得る
ことができるもので、JIS R 5210やASTM C−150に記載
された主なポルトランドセメントが使用できる。例え
ば、普通、早強、超早強、中庸熱、耐硫酸塩及び白色等
の各種ポルトランドセメントの使用が可能である。
合せによって、急硬性や強度発現性に優れた特性を得る
ことができるもので、JIS R 5210やASTM C−150に記載
された主なポルトランドセメントが使用できる。例え
ば、普通、早強、超早強、中庸熱、耐硫酸塩及び白色等
の各種ポルトランドセメントの使用が可能である。
超速硬セメントは、アルミナセメントとの組合わせに
よって、急硬性や強度発現性に優れた特性を得ることが
できるものであり、主要鉱物として、3CaO・SiO2、11Ca
O・7Al2O3、CaF2を含み、その他に、4CaO・Al2O3・Fe2O
3や2CaO・SiO2などを含んでいるものである。市販品と
して、小野田セメント社製商品名「ジェットセメント」
や住友セメント社製商品名「ジェットセメント」などが
使用可能である。
よって、急硬性や強度発現性に優れた特性を得ることが
できるものであり、主要鉱物として、3CaO・SiO2、11Ca
O・7Al2O3、CaF2を含み、その他に、4CaO・Al2O3・Fe2O
3や2CaO・SiO2などを含んでいるものである。市販品と
して、小野田セメント社製商品名「ジェットセメント」
や住友セメント社製商品名「ジェットセメント」などが
使用可能である。
以上、無機粉末の使用量は、アルミナセメント100重
量部に対して、10〜1,000重量部が好ましい。この範囲
外では、ポリマーの硬化速度とセメントの水和反応速度
のバランスが上手に取れず、十分な、急硬性、強度、弾
性及び付着力が得られにくく、収縮、クラック及びヒビ
割れ等を防止することが困難になる傾向がある。
量部に対して、10〜1,000重量部が好ましい。この範囲
外では、ポリマーの硬化速度とセメントの水和反応速度
のバランスが上手に取れず、十分な、急硬性、強度、弾
性及び付着力が得られにくく、収縮、クラック及びヒビ
割れ等を防止することが困難になる傾向がある。
また、本発明において、アルミナセメント、ポルトラ
ンドセメント、超速硬セメント、セッコウ及び無機粉を
使用する場合の各々の使用割合は、アルミナセメント1
〜20重量部、ポルトランドセメント50〜100重量部、超
速硬セメント1〜20重量部、セッコウ1〜20重量部及び
無機粉10〜50重量部が好ましい。この範囲外では、ポリ
マーの硬化速度とセメントの水和反応速度のバランスが
上手に取れず、十分な、急硬性、強度、弾性及び付着力
が得られにくく、収縮、クラック及びヒビ割れ等を防止
することが困難になる傾向がある。
ンドセメント、超速硬セメント、セッコウ及び無機粉を
使用する場合の各々の使用割合は、アルミナセメント1
〜20重量部、ポルトランドセメント50〜100重量部、超
速硬セメント1〜20重量部、セッコウ1〜20重量部及び
無機粉10〜50重量部が好ましい。この範囲外では、ポリ
マーの硬化速度とセメントの水和反応速度のバランスが
上手に取れず、十分な、急硬性、強度、弾性及び付着力
が得られにくく、収縮、クラック及びヒビ割れ等を防止
することが困難になる傾向がある。
特に、重量比で、アルミナセメント/ポルトランドセ
メントが1/1.0〜9.0、アルミナセメント/超速硬セメン
トが1/0.2〜2.0及びアルミナセメント/セッコウが1/0.
2〜2.0の配合割合の場合がより好ましい。
メントが1/1.0〜9.0、アルミナセメント/超速硬セメン
トが1/0.2〜2.0及びアルミナセメント/セッコウが1/0.
2〜2.0の配合割合の場合がより好ましい。
本発明に係る骨材としては、通常のセメントモルタル
やコンクリートに使用するものと同様の粗骨材や細骨材
が使用可能である。
やコンクリートに使用するものと同様の粗骨材や細骨材
が使用可能である。
即ち、川砂、砕石、砕砂、硅砂及び人工軽量骨材等が
使われる。防食を目的とした用途では、シリカ質のけい
砂の使用が好ましく、その粒度は、JIS 6〜8号が好ま
しい。また、ポリマーセメントモルタルを着色する場合
には、寒水石や白竜石などの砕砂を使用することもでき
る。
使われる。防食を目的とした用途では、シリカ質のけい
砂の使用が好ましく、その粒度は、JIS 6〜8号が好ま
しい。また、ポリマーセメントモルタルを着色する場合
には、寒水石や白竜石などの砕砂を使用することもでき
る。
骨材の使用量は、アルミナセメントと無機粉末の合計
100重量部に対して、50〜300重量部が好ましい。50重量
部未満では、十分な強度が得られず、収縮、クラック及
びヒビ割れ等が発生しやすくなり、300重量部を越える
と、急硬性が得られず、付着力も低下する傾向がある。
100重量部に対して、50〜300重量部が好ましい。50重量
部未満では、十分な強度が得られず、収縮、クラック及
びヒビ割れ等が発生しやすくなり、300重量部を越える
と、急硬性が得られず、付着力も低下する傾向がある。
本発明に係るポリマーは、水性ポリマーディスパージ
ョン、再乳化形粉末樹脂、水溶性ポリマー及び液状ポリ
マー等が使用でき、通常の市販品の使用が可能である。
ョン、再乳化形粉末樹脂、水溶性ポリマー及び液状ポリ
マー等が使用でき、通常の市販品の使用が可能である。
ポリマーの具体例としては、天然ゴムラテックス(N
R)、クロロプレンゴム(CR)、スチレンブタンジエン
ゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)、メタクリル酸メチルブタジエンゴム(MBR)及びブ
タジエンゴム(BR)等の合成ゴムラテックス、ポリアク
リル酸エステル(PAE)、ポリ酢酸ビニル(PVAC)、塩
化ビニリデン塩化ビニル(PVDC)、ポリプロピオン酸ビ
ニル(PVP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)及びポリプロ
ピレン(PP)等の熱可塑性樹脂エマルジョン、エポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂エマルジョン、アスファルト、
ゴムアスファルト及びパラフィンなどの歴青質エマルジ
ョン、混合ラテックスや混合エマルジョンなどの混合デ
ィスパージョン、エチレン酢酸ビニル(EVA)、酢酸ビ
ニルビニルバーサテート(VAVeoVA)などの再乳化形粉
末樹脂、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール(PV
A、ポバール)、ポリアクリル酸塩、フルフリルアルコ
ールなどの水溶性ポリマー、不飽和ポリエステル、エポ
キシなどの液状ポリマー等が使用可能である。
R)、クロロプレンゴム(CR)、スチレンブタンジエン
ゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)、メタクリル酸メチルブタジエンゴム(MBR)及びブ
タジエンゴム(BR)等の合成ゴムラテックス、ポリアク
リル酸エステル(PAE)、ポリ酢酸ビニル(PVAC)、塩
化ビニリデン塩化ビニル(PVDC)、ポリプロピオン酸ビ
ニル(PVP)、エチレン酢酸ビニル(EVA)及びポリプロ
ピレン(PP)等の熱可塑性樹脂エマルジョン、エポキシ
樹脂などの熱硬化性樹脂エマルジョン、アスファルト、
ゴムアスファルト及びパラフィンなどの歴青質エマルジ
ョン、混合ラテックスや混合エマルジョンなどの混合デ
ィスパージョン、エチレン酢酸ビニル(EVA)、酢酸ビ
ニルビニルバーサテート(VAVeoVA)などの再乳化形粉
末樹脂、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール(PV
A、ポバール)、ポリアクリル酸塩、フルフリルアルコ
ールなどの水溶性ポリマー、不飽和ポリエステル、エポ
キシなどの液状ポリマー等が使用可能である。
ポリマーの使用量は、アルミナセメント、無機粉末及
び骨材の合計100重量部に対して、1〜200重量部が好ま
しい。1重量部未満では、十分な弾性や付着力が得られ
ず、耐水性が劣り、逆に200重量部を越えると、弾性は
向上するものの、硬化が遅れ、強度や耐久性が悪くなる
傾向がある。
び骨材の合計100重量部に対して、1〜200重量部が好ま
しい。1重量部未満では、十分な弾性や付着力が得られ
ず、耐水性が劣り、逆に200重量部を越えると、弾性は
向上するものの、硬化が遅れ、強度や耐久性が悪くなる
傾向がある。
本発明では、以上の各材料の他に、本発明の特性を失
わない範囲において、例えば、顔料、分散剤、充填剤、
消泡剤及び繊維等を適宜併用することも可能である。
わない範囲において、例えば、顔料、分散剤、充填剤、
消泡剤及び繊維等を適宜併用することも可能である。
以上の各材料を用いてポリマーセメントモルタル組成
物を製造するには、通常、各粉末材料を混合し、次い
で、ポリマー組成物、必要に応じて水分を加えて十分に
混練する。
物を製造するには、通常、各粉末材料を混合し、次い
で、ポリマー組成物、必要に応じて水分を加えて十分に
混練する。
混合方法や混練方法は特に限定されるものではなく、
一般に使用される方法が用いられる。
一般に使用される方法が用いられる。
以上、本発明によれば、モルタルの収縮、クラック及
びヒビ割れ等の発生が著しく少なく、急硬性、弾性、付
着力及び強度等に優れたモルタルが得られる。
びヒビ割れ等の発生が著しく少なく、急硬性、弾性、付
着力及び強度等に優れたモルタルが得られる。
本発明において、このような優れたモルタルが得られ
る原因の一つは、ポリマーの硬化速度とセメントの水和
反応速度のバランスが上手に取れていることが挙げられ
る。また、さらにモルタルの調整工程で、CaO・Al2O3・
10H2O、2CaO・Al2O3・8H2O及び3CaO・Al2O3・6H2O等の
水和物が生成し、ポルトランドセメント、超速硬セメン
ト及びセッコウの存在下では3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H
2O(エトリンガイト)が生成するためと推察される。
る原因の一つは、ポリマーの硬化速度とセメントの水和
反応速度のバランスが上手に取れていることが挙げられ
る。また、さらにモルタルの調整工程で、CaO・Al2O3・
10H2O、2CaO・Al2O3・8H2O及び3CaO・Al2O3・6H2O等の
水和物が生成し、ポルトランドセメント、超速硬セメン
ト及びセッコウの存在下では3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H
2O(エトリンガイト)が生成するためと推察される。
即ち、CaO・Al2O3・10H2Oや2CaO・Al2O3・8H2Oは板状
結晶であり、3CaO・Al2O3・6H2Oは立方状結晶であり、3
CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2Oは針状結晶である。そし
て、これらの水和物と骨材との間隙にポリマーフィルム
が形成され、そのためセメントの水和とポリマー相形成
が同時に進行し、網状構造をもつ一体化したマトリック
ス相を生成し、弾性、急硬性、付着力及び強度に優れ、
収縮、クラック及びヒビ割れの発生が著しく少なくなる
ものと考えられる。
結晶であり、3CaO・Al2O3・6H2Oは立方状結晶であり、3
CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2Oは針状結晶である。そし
て、これらの水和物と骨材との間隙にポリマーフィルム
が形成され、そのためセメントの水和とポリマー相形成
が同時に進行し、網状構造をもつ一体化したマトリック
ス相を生成し、弾性、急硬性、付着力及び強度に優れ、
収縮、クラック及びヒビ割れの発生が著しく少なくなる
ものと考えられる。
以下、実施例に基づき本発明をさらに説明する。
実施例1 表−1に示す配合を用いて、20℃恒温室内にて、モル
タルミキサーにて3分間混練し、ポリマーセメントモル
タルを調整し、フロー値、硬化時間、引張強度及び伸び
率を測定し、さらに、モルタル性状を判定した。
タルミキサーにて3分間混練し、ポリマーセメントモル
タルを調整し、フロー値、硬化時間、引張強度及び伸び
率を測定し、さらに、モルタル性状を判定した。
<使用材料> アルミナセメント:電気化学工業社製商品名「アルミナ
セメント1号」 無機粉 A:スラグ、第一セメント社製商品名「ファイ
ンセラメント10A」 〃 B:フライアッシュ、関電化工社製 〃 C:シリカヒューム、宇部興産社製 〃 D:炭酸カルシウム、石津製薬社製 骨材 :硅砂、JIS 7号と8号1:1の混合品 ポリマーα:EVAラテックス、電気化学工業社製商品名
「83 PLE」主成分エチレン酢酸ビニル <測定方法> 1.フロー値 ポリマーセメントモルタルの軟度、流動性を測定する
方法で、フローテーブル板上の中央にフローコーンを置
き、ポリマーセメントモルタルをこのフローコーンに詰
め、つぎにフローコーンを上方に取り去り、ポリマーセ
メントモルタルの広がりを測定する。広がりの測定は、
まず、最長と認められる径と、これに直角の径の二方向
を測定し、その平均値をmm単位で表わし、これをフロー
値とした。
セメント1号」 無機粉 A:スラグ、第一セメント社製商品名「ファイ
ンセラメント10A」 〃 B:フライアッシュ、関電化工社製 〃 C:シリカヒューム、宇部興産社製 〃 D:炭酸カルシウム、石津製薬社製 骨材 :硅砂、JIS 7号と8号1:1の混合品 ポリマーα:EVAラテックス、電気化学工業社製商品名
「83 PLE」主成分エチレン酢酸ビニル <測定方法> 1.フロー値 ポリマーセメントモルタルの軟度、流動性を測定する
方法で、フローテーブル板上の中央にフローコーンを置
き、ポリマーセメントモルタルをこのフローコーンに詰
め、つぎにフローコーンを上方に取り去り、ポリマーセ
メントモルタルの広がりを測定する。広がりの測定は、
まず、最長と認められる径と、これに直角の径の二方向
を測定し、その平均値をmm単位で表わし、これをフロー
値とした。
2.硬化時間 ポリマーセメントモルタルをポリビーカーに入れ、こ
れを断熱容器に入れ、測温抵抗体を差し込み、記録計に
より発熱曲線を測定し、混練を開始してから発熱曲線が
ピークになるまでの時間を硬化時間とした。
れを断熱容器に入れ、測温抵抗体を差し込み、記録計に
より発熱曲線を測定し、混練を開始してから発熱曲線が
ピークになるまでの時間を硬化時間とした。
3.引張強度及び伸び率 ポリマーセメントモルタルを100×25mm、厚さ2mmの大
きさに成形し、硬化体とした。材令1日で、引張試験機
を使用して引張強度と伸び率を測定した。
きさに成形し、硬化体とした。材令1日で、引張試験機
を使用して引張強度と伸び率を測定した。
4.性状判定 硬化体の弾性、収縮、ソリ、クラック及び付着性の性
状を目視及び触指により判定した。性状は、良は○、不
良は×、中間を△とした。
状を目視及び触指により判定した。性状は、良は○、不
良は×、中間を△とした。
表−1から明らかなように、アルミナセメントにスル
グ等の無機粉を配合した本発明のポリマーセメントモル
タル組成物は、弾性や付着性に優れ、収縮、ソリ及びク
ラックが少ない。また、硬化時間が速く、引張強度や伸
び率も大きい。
グ等の無機粉を配合した本発明のポリマーセメントモル
タル組成物は、弾性や付着性に優れ、収縮、ソリ及びク
ラックが少ない。また、硬化時間が速く、引張強度や伸
び率も大きい。
これに反し、比較例のポリマーセメントモルタル組成
物は、硬化時間が遅く、引張強度が小さく、弾性や付着
性が悪く、収縮、ソリ及びクラック等が発生しやすくな
る。
物は、硬化時間が遅く、引張強度が小さく、弾性や付着
性が悪く、収縮、ソリ及びクラック等が発生しやすくな
る。
実施例2 表−2に示す割合に配合してポリマーセメントモルタ
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−2に併記する。
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−2に併記する。
<使用材料> 無機粉末E:II型無水セッコウ、セントラル硝子社製 〃 F:消石灰、石津製薬社製 〃 G:ポルトランドセメント、中央セメント社製 〃 H:超速硬セメント,住友セメント社製 表−2から明らかなように、本発明のポリマーセメン
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
実施例3 表−3に示す割合に配合してポリマーセメントモルタ
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−3に併記する。
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−3に併記する。
表−3から明らかなように、本発明のポリマーセメン
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
実施例4 表−4に示す割合に配合してポリマーセメントモルタ
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−4に併記する。
ル組成物を調整したこと以外は実施例1と同様に行っ
た。結果を表−4に併記する。
なお、W/C=0.75とした。
<使用材料> ポリマーβ:粉末エマルジョン、電気化学工業(株)商
品名「ドライトンA」主成分酢酸ビニル−ベオバーラウ
リル酸ビニル共重合体 表−4から明らかなように、本発明のポリマーセメン
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
品名「ドライトンA」主成分酢酸ビニル−ベオバーラウ
リル酸ビニル共重合体 表−4から明らかなように、本発明のポリマーセメン
トモルタル組成物は、硬化時間が速く、引張強度や伸び
率が大きく、弾性や付着力に優れ、収縮、ソリ及びクラ
ックが少ない。
さらに、粉末ポリマーを使用することによってセメン
ト、骨材とのプレミックス化が可能になり、取扱が簡単
になった。
ト、骨材とのプレミックス化が可能になり、取扱が簡単
になった。
〔発明の効果〕 本発明のポリマーセメントモルタル組成物を使用する
と、従来のものに比較して急硬性、作業性、強度及び弾
性に優れ、収縮、ソリ及びクラック等の発生が著しく少
なく、付着力のある特性が挙げられる。
と、従来のものに比較して急硬性、作業性、強度及び弾
性に優れ、収縮、ソリ及びクラック等の発生が著しく少
なく、付着力のある特性が挙げられる。
従って、土木、建材分野を中心に床材、防水材、接着
材、化粧仕上げ材、補修材、防食材、舗装材、止水材及
びポリマーセメント製品等へ使用することが可能とな
る。
材、化粧仕上げ材、補修材、防食材、舗装材、止水材及
びポリマーセメント製品等へ使用することが可能とな
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 18:14 18:08 22:06 22:10) (56)参考文献 特開 昭63−236744(JP,A) 特開 昭63−129051(JP,A) 特公 平1−54294(JP,B2) 特公 平2−10112(JP,B2) 特公 平1−39713(JP,B2) 特公 平1−54295(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 28/06,28/04,28/14
Claims (3)
- 【請求項1】アルミナセメントと、スラグ、フライアッ
シュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる群よ
り選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並びにポ
リマーを必須成分とするポリマーセメントモルタル組成
物。 - 【請求項2】アルミナセメント、ポルトランドセメン
ト、超速硬セメント及びセッコウと、スラグ、フライア
ッシュ、シリカヒューム及び炭酸カルシウムからなる群
より選ばれた一種又は二種以上の無機粉と、骨材並びに
ポリマーを必須成分とするポリマーセメントモルタル組
成物。 - 【請求項3】アルミナセメントと、スラグ、フライアッ
シュ、シリカヒューム、炭酸カルシウム、セッコウ、消
石灰、ポルトランドセメント及び超速硬セメントからな
る群より選ばれた一種又は二種以上の無機粉末と、骨材
並びにポリマーを必須成分とし、アルミナセメント100
重量部に対して、無機粉末が10〜1,000重量部であるこ
とを特徴とするポリマーセメントモルタル組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25387390A JP2951385B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ポリマーセメントモルタル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25387390A JP2951385B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ポリマーセメントモルタル組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132648A JPH04132648A (ja) | 1992-05-06 |
JP2951385B2 true JP2951385B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=17257325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25387390A Expired - Fee Related JP2951385B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ポリマーセメントモルタル組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951385B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101460097B1 (ko) * | 2014-04-22 | 2014-11-10 | 주식회사 삼익세라콘 | 오토클레이브 양생 콘크리트용 혼합재 |
KR101560893B1 (ko) | 2013-11-27 | 2015-10-16 | 주식회사 포스코 | 고로슬래그 시멘트를 포함한 교면포장용 콘크리트 조성물 |
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---|---|---|---|---|
JPH05340090A (ja) * | 1992-06-11 | 1993-12-21 | Jiro Fujimasu | コンクリート流し込み用型枠パネル |
KR100398074B1 (ko) * | 1995-12-30 | 2003-12-18 | 금강종합건설 주식회사 | 건축물의 온돌바닥 난방용 자기수평성을 갖는시멘트계모르타르조성물 |
KR19990073370A (ko) * | 1999-07-06 | 1999-10-05 | 박홍욱 | 분말형수성무기계도포제및마감용무기계도포제조성물 |
JP4514074B2 (ja) * | 2000-06-16 | 2010-07-28 | 電気化学工業株式会社 | セメント混和材、セメント組成物、及び高流動セメントコンクリート |
JP4520067B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2010-08-04 | 太平洋セメント株式会社 | 水硬性組成物 |
KR20030020020A (ko) * | 2001-08-29 | 2003-03-08 | 주식회사 케미콘 | 폴리머 시멘트계 온돌마루판 접착제의 조성물 |
JP4820034B2 (ja) * | 2001-09-13 | 2011-11-24 | 住友大阪セメント株式会社 | 耐酸性コンクリート断面修復材 |
JP4809575B2 (ja) * | 2002-03-29 | 2011-11-09 | 太平洋セメント株式会社 | 土木構造物用セメント組成物及びこれを用いたコンクリート製品 |
KR100477963B1 (ko) * | 2002-09-27 | 2005-03-23 | 흥진산업(주) | 고로슬래그를 포함하는 건조몰탈 및 그 제조방법 |
JP2004331450A (ja) * | 2003-05-07 | 2004-11-25 | Fujita Corp | 耐爆裂性セメントモルタル、これを用いたコンクリート用補修材および補修方法 |
JP2005314220A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-11-10 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | タイル接着用張りポリマーセメントモルタル |
JP4681359B2 (ja) * | 2004-06-23 | 2011-05-11 | 大成建設株式会社 | 高強度モルタル、高強度コンクリート、高強度モルタル硬化体の製造方法、構造物の耐久性の改善方法及び高強度モルタル用のプレミックス材料 |
KR100831591B1 (ko) * | 2007-02-06 | 2008-05-23 | 빌드켐 주식회사 | 초속경 및 수경성의 세라믹계 바닥 도장재용 조성물 |
JP5164201B2 (ja) * | 2007-12-05 | 2013-03-21 | 太平洋マテリアル株式会社 | 低温用軽量モルタル |
CN102432252B (zh) * | 2011-09-07 | 2016-01-20 | 武汉奥捷高新技术有限公司 | 抗泛碱型填缝砂浆 |
JP5891434B2 (ja) | 2012-03-28 | 2016-03-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ディスク装置 |
JP6748468B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2020-09-02 | 太平洋マテリアル株式会社 | 舗装コンクリートの施工方法および舗装コンクリート |
JP6868485B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2021-05-12 | 宇部興産建材株式会社 | 遮塩性モルタルの施工方法 |
JP6868484B2 (ja) * | 2017-06-26 | 2021-05-12 | 宇部興産建材株式会社 | 遮塩性モルタル用アルミナセメント組成物 |
JP7121545B2 (ja) * | 2018-05-30 | 2022-08-18 | 鹿島建設株式会社 | コンクリート構造物の接合方法及びプレキャストコンクリート部材の接合方法 |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP25387390A patent/JP2951385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101560893B1 (ko) | 2013-11-27 | 2015-10-16 | 주식회사 포스코 | 고로슬래그 시멘트를 포함한 교면포장용 콘크리트 조성물 |
KR101460097B1 (ko) * | 2014-04-22 | 2014-11-10 | 주식회사 삼익세라콘 | 오토클레이브 양생 콘크리트용 혼합재 |
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JPH04132648A (ja) | 1992-05-06 |
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