JP2942166B2 - バックホウの原動部構造 - Google Patents

バックホウの原動部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的小型のバックホ
ウにおける原動部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のバックホウの原動部として
は、上面が平坦に形成されたエンジンボンネットの上方
に運転座席を配置し、水冷式のエンジンをエンジンボン
ネットの内部に横置きに配備したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンボンネット上
方に設置した運転座席の座面のステップからの高さは人
間工学的にほぼ決まっており、また、安定性の面で機体
の高さも余り大きくすることができないものであり、か
つ、機体後端の位置を後方に大きく延ばすことも制限さ
れることになる。このような制約のもとでは原動部を高
く配備してエンジンボンネット上面を高くしたり、原動
部を前後に幅広いものにすることが困難となり、その結
果、エンジンボンネットの内部空間、つまりエンジンル
ームが低くて前後にも狭いものになり、エンジンをはじ
めとする各種の内装機器の配置設計に無理が生じたり、
無理に配置した内装機器のメンテナンスが行いにくいも
のになりがちであった。また、狭いエンジンルーム内に
機器を無理に収納配備するので冷却風の流動抵抗が大き
いものとなり、ラジエータの冷却効率に悪影響が出やす
く、原動部の設計及びメンテナンスの容易化、並びに、
エンジンの冷却効率向上の面から改良の余地があった。
【0004】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであって、機体高さを高くしたり前後長さを大きく
したりすることなくエンジンボンネット上方の運転座席
を座りやすい高さに配置し、しかも、エンジンボンネッ
トの内部空間に各種内装機器を容易に配置できるととも
に、これらのメンテナンスを容易に行えるようにしかも
エンジンを効率良く冷却できる原動部を構成することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の特
徴構成は、エンジンボンネットの上方に運転座席を配置
し、水冷式のエンジンをエンジンボンネットの内部に横
置き配備し、前記エンジンボンネットの左右側面の一方
に外気取り入れ用の吸気口を、かつ、他方に冷却排風の
排気口を夫々形成したバックホウにおいて、前記エンジ
ンボンネット上面の前側寄り箇所に凹部を形成して、こ
の凹部に前記運転座席を入り込み配置し、前記凹部の左
右に位置する上方への凸部のうち、一方の凸部の内部空
間にラジエータの上部を、かつ、他方の凸部の内部空間
にエンジン付属機器を入り込み配置し、前記左右凸部に
連なる状態で前記凹部の後方に形成された上方への凸部
の内部空間を、前記吸気口と前記排気口とを連通する風
路に形成してある点にある。
【0006】請求項2に係る発明の特徴構成は、上記請
求項1に係る発明の特徴構成に加えて、前記吸気口を前
記エンジン付属機器側に、かつ、前記排気口を前記ラジ
エータ側に配置してある点にある。
【0007】
【作用】請求項1の構成によると、エンジンボンネット
上面の凹部に運転座席を入り込ませるから、運転座席を
座りやすい高さにしながら、運転座席の左右においてエ
ンジンボンネット上面が高い凸部を配置できる。つま
り、運転座席を入り込み配備した凹部の形成箇所ではエ
ンジンルームの高さは低いものとなるが、その左右両側
凸部ではエンジンルームの高さは高いものとなる。そし
て、その凸部の内部空間に、背の高いラジエータの上
部、及び、バッテリーやエアークリーナ等のエンジン付
属機器を入り込ませて楽に内装できるから、原動部を運
転座席による制約で無理に低く抑えたり前後に幅広くす
ることなく、比較的大きいエンジンルームを形成でき
る。また、凹部の後方に位置する上方への凸部の内部空
間を、吸気口と排気口とを連通する風路に形成してある
から、エンジンルーム内での冷却風の流動抵抗が小さく
なり、ラジエータの冷却効率を高めることができ、エン
ジンを効率よく冷却できる。
【0008】請求項2の構成によると、請求項1の発明
による上記作用を発揮するとともに、吸気口から導入し
た冷外気を直ちにエンジン付属機器に接触させてこれを
冷却することができる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によると、エンジンボン
ネット上方の運転座席を座りやすい高さに配置しなが
ら、内装機器の配置設計及びメンテナンスの容易なもの
にでき、エンジンを効率良く冷却できる、配置設計及び
メンテナンスにおいて有利で、エンジン冷却性能が優れ
たバックホウの原動部を構成できる。
【0010】請求項2の発明によると、請求項1の発明
による効果をもたらすとともに、内装したエンジン付属
機器を効率良く冷却して熱的な耐久性を高めることがで
きる。
【0011】
【実施例】図1に示すように、左右一対のクローラ式走
行装置1および昇降自在なトーザ2を備えた走行車体上
に、旋回台3を縦軸芯回りで駆動旋回自在に搭載し、旋
回台3の前端にスイングブラケット4をスイングシリン
ダCsにより左右揺動操作自在に取付け、ブームシリン
ダC1 により起伏駆動されるブーム5a、アームシリン
ダC2 により屈伸駆動されるアーム5b、バケットシリ
ンダC3 により掻込み回動および反転回動されるバケッ
ト5cを順次連結してなるバックホウ装置5を前記スイ
ングブラケット4に取付け、旋回台3の後部に配置した
原動部におけるエンジンボンネット6の上方に運転座席
7を配置し、運転座席7の上方を覆うキヤノピ8を設け
て、小型のドーザ付きバックホウを構成してある。
【0012】クローラ式走行装置1を油圧シリンダC4
により各別に横方向内外に移動操作自在に構成して、左
右クローラ式走行装置1の接地間隔を変更可能に構成す
るとともに、トーザ2の左右両端部2aを油圧シリンダ
C5 により各別に横方向に出退操作自在に構成し、クロ
ーラ式走行装置1の間隔変更と同期して左右同じ側のド
ーザ端部2aが出退されるように構成してある。
【0013】図2及び図3に示すように、エンジン10
を横置き状態で、かつ、エンジン動力で駆動されるラジ
エータ冷却ファン11をエンジン10の横側上部に配備
してエンジンボンネット6の内部に配置し、エンジンボ
ンネット5の上面の左右方向中央部に形成した凹部12
に運転座席7を入り込み配置し、エンジンボンネット6
における凹部12の左右両側に位置する上方への凸部1
3a,13bのうち、右側の凸部13aの内部空間Sa
にラジエータ14の上部を入り込み配置するとともに、
左側の凸部13bの内部空間Sbにエンジン付属機器の
一つであるバッテリー15の上部を入り込み配置してあ
る。
【0014】前記エンジンボンネット6は、固定の前部
ボンネット部分6aと、これの上端部にヒンジ連結して
上方の揺動開放可能に構成した後部ボンネット部分6b
とからなり、前記運転座席7は前記前部ボンネット部分
6aに前倒し揺動可能に取付け、エンジンルーム内の点
検時には、運転座席7を前倒しした状態で後部ボンネッ
ト部分6bを持ち上げ開放するようになっている。ま
た、後部ボンネット部分6bの左側面には吸気口16を
形成するとともに、右側面には排気口17を形成し、吸
気口16から外気をエンジンルーム内に取り入れてラジ
エータ14を冷却した後、冷却排風を排気口17から機
外に排出するよう構成してある。
【0015】ここにおいて、凹部12の後方には左右凸
部13に連なる状態で上方への凸部18が存在してお
り、この凸部18の内部空間Scが前記吸気口16から
ラジエータ14の背部に至る短絡した風路になってい
る。従って、冷却ファン11の吸引力によってエンジン
ルーム内に導入された外気が前記風路(内部空間)Sc
を介して流動抵抗少なくラジエータ14に供給されやす
くなっている。
【0016】また、吸気口16に近い側にバッテリー1
5が配備されているので、吸気口16から吸入された直
後の冷外気でバッテリー15が効率良く冷却されること
になる。
【0017】〔別実施例〕 ラジエータ冷却ファン11の吸引方向を逆にして、
吸気口16をラジエータ14側に、かつ、排気口17を
バッテリー15側に配置してもよい。 他方の凸部13bの内部空間Sbに入り込ませるエ
ンジン付属機器としてはバッテリーの他に、エアークリ
ーナ、電装機器、マフラー、などが該当する。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウの全体平面図
【図3】原動部の縦断背面図
【図4】原動部の一部切欠き側面図
【符号の説明】
6 エンジンボンネット 7 運転座席 10 エンジン 11 ラジエータ冷却ファン 12 凹部 13a 凸部 13b 凸部 14 ラジエータ 15 エンジン付属機器 16 吸気口 17 排気口 18 凸部 Sa 内部空間 Sb 内部空間 Sc 内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−212665(JP,A) 実開 平7−42384(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンボンネット(6)の上方に運転
    座席(7)を配置し、水冷式のエンジン(10)をエン
    ジンボンネット(6)の内部に横置き配備し、前記エン
    ジンボンネット(6)の左右側面の一方に外気取り入れ
    用の吸気口(16)を、かつ、他方に冷却排風の排気口
    (17)を夫々形成したバックホウにおいて、 前記エンジンボンネット(6)上面の前側寄り箇所に凹
    部(12)を形成して、この凹部(12)に前記運転座
    席(7)を入り込み配置し、前記凹部(12)の左右に
    位置する上方への凸部(13a,13b)のうち、一方
    の凸部(13a)の内部空間(Sa)にラジエータ(1
    4)の上部を、かつ、他方の凸部(13b)の内部空間
    (Sb)にエンジン付属機器(15)を入り込み配置
    し、 前記左右凸部(13a,13b)に連なる状態で前記凹
    部(12)の後方に形成された上方への凸部(18)の
    内部空間(Sc)を、前記吸気口(16)と前記排気口
    (17)とを連通する風路に形成してあることを特徴と
    するバックホウの原動部構造。
  2. 【請求項2】 前記吸気口(16)を前記エンジン付属
    機器(15)側に、かつ、前記排気口(17)を前記ラ
    ジエータ(14)側に配置してあることを特徴とする請
    求項1記載のバックホウの原動部構造。
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EP96102006A EP0727529B1 (en) 1995-02-17 1996-02-12 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
US08/599,955 US5671820A (en) 1995-02-17 1996-02-14 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
KR1019960003817A KR0182675B1 (ko) 1995-02-17 1996-02-16 운전좌석을 상부에 배치하는 보닛을 구비한 포클레인

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