JP2583800Y2 - バックホウの原動部構造 - Google Patents

バックホウの原動部構造

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JP2583800Y2
JP2583800Y2 JP3169993U JP3169993U JP2583800Y2 JP 2583800 Y2 JP2583800 Y2 JP 2583800Y2 JP 3169993 U JP3169993 U JP 3169993U JP 3169993 U JP3169993 U JP 3169993U JP 2583800 Y2 JP2583800 Y2 JP 2583800Y2
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勝彦 湯川
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バックホウの原動部を
無駄なく合理的に配置してコンパクト化させ、原動部を
覆うボンネットの小型化にも寄与できるようにする技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バックホウの原動部構造として
は、実開平1−111753号公報に示されるようにエ
ンジンの横位置に燃料タンクを配置し、又、実開平4−
106091号公報に示されるもののように、エンジン
の後方にマフラーを、かつ、前方にバッテリーを夫々配
置してある構造が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】小型のバックホウでは
ボンネットの嵩が大きいと、前記前者の公報のものでは
運転席の位置が前寄りに、又、前記後者の公報のもので
は運転席の位置が高くなる傾向にあり、元々狭い操縦ス
ペースがさらに狭くなるとか重心位置が高くなるといっ
たことに繋がる。そのため、ボンネットを後側に張出す
ことなく、すなわち旋回半径を大きくすることなくボン
ネットの嵩を小さくすることが望ましい。しかしなが
ら、前述したいずれの公報のものでも原動部での機械装
置類の配置構造ではまだ改善の余地があり、さらなる小
型化が可能なように思える。本考案の目的は、原動部で
の機械装置類をより合理的に配置し、バックホウのボン
ネットをコンパクト化させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本考案は、旋回台後部のボンネット内の下向き開放状の
原動部用空間にエンジンを配置し、エンジンの左右一側
方に燃料タンクを、かつ、他側方の下部にマフラーを夫
々配設するとともに、マフラーの上方位置に、旋回台に
固定される載置台を介してバッテリーを搭載配備してあ
ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】つまり、燃料タンクとマフラーとを互いに反対
となるようエンジンの左右に配置させるものであり、こ
れによってエンジンとボンネット後端部との前後距離を
詰めることが可能になる。又、マフラーとバッテリーと
を上下に重ねた積層配置としてあるから、バッテリーを
エンジン前方に配置した場合に比べて原動部の前後長さ
を短くすることができる。
【0006】ところで、上記積層配置を採るに当たり、
マフラーの下にバッテリーを置く、マフラーの上に
バッテリーを置く、の2通りが考えられる。の手段で
は、マフラーの熱がバッテリーに及び難い反面ボンネッ
ト上面が熱くなり、かつ、マフラーに邪魔されてバッテ
リーの点検が行い難い。これに対し本願が採用するの
手段では、マフラーを下向き開放状の原動部用空間の下
方に位置させてあるから、冷却ファンの負圧による外気
の吸気経路にマフラーが位置することになり、点検が便
利なバッテリーのマフラー上方配置としながら、マフラ
ーの輻射熱によってバッテリーが限度以上に加熱される
おそれが回避できる。又、運転席が配置されたり、手指
の接触機会の多いボンネット上面が熱くならない点にお
いてもの手段より好都合である。
【0007】
【考案の効果】従って、エンジンの両サイドに燃料タン
クとマフラーを配置し、かつ、マフラーとバッテリーと
を積層する構造工夫により、バッテリーをマフラーの上
方に配置しながらも寧ろバッテリーの加熱が防止でき、
かつ、バッテリー点検が行い易い好ましい状態としなが
らボンネットのより小型化を図れるものを提供すること
ができた。
【0008】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に小型のバックホウが示され、1は掘削作
業装置、2はクローラ走行装置、3は走行機台、4は旋
回台、5は運転座席、6はボンネットである。掘削作業
装置1は、ブーム7、アーム8、バケット9、ブームシ
リンダ7c、アームシリンダ8c、バケットシリンダ9
c等を備えて構成され、スイングブラケット10を介し
て上下軸心P回りでの左右揺動が可能に旋回台4に取付
けられている。
【0009】図2、図3に示すように、旋回台4は、厚
板材で構成される旋回フレームFに、左右のエンジンフ
レーム11,12や薄板材のプレス成形による左右のプ
レスフレーム13,14等の多数の部材を取付けて構成
されている。旋回フレームFは、走行機台3に対して旋
回自在とするための大孔(旋回支持部に相当)15bを
備えた底板部材15と、底板部材15の前方突出部15
aと対を成してスイングブラケット10を左右揺動自在
に支持するための支承部16aを備えたベース板16
と、ベース板16と底板部材15とを連結する左右の縦
壁17,18とで構成されている。左右の縦壁17,1
8はベース板16部位の後方では高さ低められ、かつ、
平面視で略ハ字状をなすように配置されるとともに、右
縦壁18は、底板部材15の右後部に形成されたスイン
グシリンダ10c枢着用の枢支部19を迂回してこれの
後側に回込むまで延設されており、強度を高めてある。
【0010】エンジンフレーム11,12とプレスフレ
ーム13,14とは、左右の枠フレーム20,21とで
連結一体化され、その結果、ボンネット6が配置される
旋回台4の後部では下向き開放状の原動部用空間Sが形
成され、この空間Sの左右中央部分にエンジンE、冷却
ファン28、ラジエータ29がこの順で前から後に向け
て配置されている。そして、エンジンEの左側方に燃料
タンク22と作動油タンク23が、かつ、右側方の下部
にマフラー24を夫々配設するとともに、マフラー24
の上方位置に、右枠フレーム(旋回台4の一部である)
21に固定される載置台25を介してバッテリー26を
搭載配備してある。
【0011】載置台25は、逆L字形状の板材を介して
右枠フレーム21に固定され、又、マフラー24は右エ
ンジンフレーム12に対してボルト固定されるととも
に、ウェイト27に形成された図示しない排気用孔を通
して後方に排気する構造である。冷却ファン28の吸引
作用により、左右のエンジンフレーム11,12と左右
の枠フレーム20,21との間の3箇所から外気が導入
され、そのうち右エンジンフレーム12と右枠フレーム
21との間を通る吸気によってマフラー24の冷却作用
が生じる。載置台25の下面に断熱材を装着すれば好都
合である。又、ボンネット6は後部の支点X回りで揺動
開閉自在であり、開き状態の時にはバッテリー26が丁
度右枠フレーム21の上に位置した点検・保守の行い易
い位置に配置されている。尚、バッテリー26の前には
各種の電装機器30が集約配備されている。
【0012】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】旋回フレームの平面図
【図3】ボンネットの内部構造を示す旋回台後部の背面
【符号の説明】
4 旋回台 6 ボンネット 22 燃料タンク 24 マフラー 25 載置台 26 バッテリー E エンジン S 原動部用空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(4)後部のボンネット(6)内
    の下向き開放状の原動部用空間(S)にエンジン(E)
    を配置し、該エンジン(E)の左右一側方に燃料タンク
    (22)を、かつ、他側方の下部にマフラー(24)を
    夫々配設するとともに、前記マフラー(24)の上方位
    置に、前記旋回台(4)に固定される載置台(25)を
    介してバッテリー(26)を搭載配備してあるバックホ
    ウの原動部構造。
JP3169993U 1993-06-14 1993-06-14 バックホウの原動部構造 Expired - Fee Related JP2583800Y2 (ja)

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