JPH0715891Y2 - 電動式パワーシヨベルの電動モータ取付装置 - Google Patents
電動式パワーシヨベルの電動モータ取付装置Info
- Publication number
- JPH0715891Y2 JPH0715891Y2 JP6854989U JP6854989U JPH0715891Y2 JP H0715891 Y2 JPH0715891 Y2 JP H0715891Y2 JP 6854989 U JP6854989 U JP 6854989U JP 6854989 U JP6854989 U JP 6854989U JP H0715891 Y2 JPH0715891 Y2 JP H0715891Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- storage chamber
- cover body
- power shovel
- electric power
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動式パワーショベルの電動モータを車体に
取付ける装置に関する。
取付ける装置に関する。
通常一般のパワーショベルは上部車体にエンジンを取付
け、このエンジンを動力源として稼動するものであり、
エンジンの稼動時に発生する音が大きく騒音問題がある
ので、上部車体に電動モータを取付け、この電動モータ
を動力源として稼動する電動式パワーショベルが知られ
ている。
け、このエンジンを動力源として稼動するものであり、
エンジンの稼動時に発生する音が大きく騒音問題がある
ので、上部車体に電動モータを取付け、この電動モータ
を動力源として稼動する電動式パワーショベルが知られ
ている。
かかる電動式パワーショベルにおいては低騒音とするた
めに電動モータを使用するものであるから、その電動モ
ータの稼動時に発生する音が周囲に伝わらないようにす
る必要があり、電動モータを密閉された収納室に取付け
て電動モータの稼動時に発生する音が周囲に伝わらない
ようにすることが考えられるが、このようにすると収納
室内の温度が高温となってしまうばかりか、パワーショ
ベルは上部車体が旋回するので上部車体を大きくできず
に前述のように密閉された収納室を形成することがスペ
ース上の制約から困難となる。
めに電動モータを使用するものであるから、その電動モ
ータの稼動時に発生する音が周囲に伝わらないようにす
る必要があり、電動モータを密閉された収納室に取付け
て電動モータの稼動時に発生する音が周囲に伝わらない
ようにすることが考えられるが、このようにすると収納
室内の温度が高温となってしまうばかりか、パワーショ
ベルは上部車体が旋回するので上部車体を大きくできず
に前述のように密閉された収納室を形成することがスペ
ース上の制約から困難となる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした電
動式パワーショベルの電動モータ取付装置を提供するこ
とを目的とする。
動式パワーショベルの電動モータ取付装置を提供するこ
とを目的とする。
上部車体のフレーム本体の後部にカバー体を上下揺動自
在に設けて開閉自在で密閉された収納室を形成し、この
収納室内に電動モータと油圧ポンプを左右方向に向けて
配設し、前記カバー体の側面に吸込口と排出口を形成
し、カバー体の内面に排出口を収納室内に開口する空気
通路を形成して、収納室内に外気を流通させて温度を低
くできると共に、収納室内の前後スペースを小さくでき
るようにした電動式パワーショベルの電動モータ取付装
置である。
在に設けて開閉自在で密閉された収納室を形成し、この
収納室内に電動モータと油圧ポンプを左右方向に向けて
配設し、前記カバー体の側面に吸込口と排出口を形成
し、カバー体の内面に排出口を収納室内に開口する空気
通路を形成して、収納室内に外気を流通させて温度を低
くできると共に、収納室内の前後スペースを小さくでき
るようにした電動式パワーショベルの電動モータ取付装
置である。
パワーショベルは第7図に示すように、下部走行体1に
上部車体2を旋回機構により旋回自在に設け、その上部
車体2にブーム3をブームシリンダ4で上下揺動自在に
取付け、ブーム3の先端にアーム5をアームシリンダ6
で上下揺動自在に取付け、アーム5の先端にバケット7
をバケットシリンダ8で上下揺動自在に設けてバケット
を備えた腕式作業機を構成してある。
上部車体2を旋回機構により旋回自在に設け、その上部
車体2にブーム3をブームシリンダ4で上下揺動自在に
取付け、ブーム3の先端にアーム5をアームシリンダ6
で上下揺動自在に取付け、アーム5の先端にバケット7
をバケットシリンダ8で上下揺動自在に設けてバケット
を備えた腕式作業機を構成してある。
前記バケット7には加振機9が設けられ、上部車体2に
屋根10が一対の支持脚11,11で取付けてあると共に、一
対の支持脚11,11間に亘って設けたガイド12に沿って電
力供給ケーブル13の車体側が左右に移動自在となり、そ
の電力供給ケーブル13の一端はコネクタ14で上部車体2
に接続してある。
屋根10が一対の支持脚11,11で取付けてあると共に、一
対の支持脚11,11間に亘って設けたガイド12に沿って電
力供給ケーブル13の車体側が左右に移動自在となり、そ
の電力供給ケーブル13の一端はコネクタ14で上部車体2
に接続してある。
第8図のように、前記上部車体2の後部に形成した収納
室15内に電動モータ16と油圧ポンプ17が配設され、前記
電力供給ケーブル13で供給された電力で電動モータ16を
駆動して油圧ポンプ17を回転駆動して圧油を吐出させ、
その吐出圧油を図示しないバルブで前記各シリンダや加
振機に供給してブーム3、アーム5、バケット7、加振
機9等を駆動するようにして電動式パワーショベルとし
てある。
室15内に電動モータ16と油圧ポンプ17が配設され、前記
電力供給ケーブル13で供給された電力で電動モータ16を
駆動して油圧ポンプ17を回転駆動して圧油を吐出させ、
その吐出圧油を図示しないバルブで前記各シリンダや加
振機に供給してブーム3、アーム5、バケット7、加振
機9等を駆動するようにして電動式パワーショベルとし
てある。
前記上部車体2は第6図のように、フレーム本体20を備
え、このフレーム本体20は左右側板21,22と前後板23,24
と中間仕切板25で前方枠部26と後方枠部27を有し、その
後方枠部27の底部は底板28で閉塞されていると共に、後
板24と中間仕切板25とに亘って一対のリブ板29,29が前
後方向に横架してあり、中間仕切板25上面に縦板30がボ
ルト止めされ、この縦板30の上部にカバー体31がヒンジ
32で上下方向に揺動自在に取付けてある。
え、このフレーム本体20は左右側板21,22と前後板23,24
と中間仕切板25で前方枠部26と後方枠部27を有し、その
後方枠部27の底部は底板28で閉塞されていると共に、後
板24と中間仕切板25とに亘って一対のリブ板29,29が前
後方向に横架してあり、中間仕切板25上面に縦板30がボ
ルト止めされ、この縦板30の上部にカバー体31がヒンジ
32で上下方向に揺動自在に取付けてある。
該カバー体31は第3図、第4図、第5図のように上板33
と左右側板34,34と後板35で下方と前方が開口した形状
となり、第6図のように上板33と縦板30の上縁とに亘っ
てヒンジ32が取付けられてカバー体31が、その下部周縁
31aが後方枠部27の上部周縁27aに当接して密閉された収
納室15を形成する下方姿勢及び収納室15を開放する上方
姿勢とに亘って上下揺動自在となり、第8図のようにス
テイ36でカバー体31を上方姿勢で保持できるようにして
ある。
と左右側板34,34と後板35で下方と前方が開口した形状
となり、第6図のように上板33と縦板30の上縁とに亘っ
てヒンジ32が取付けられてカバー体31が、その下部周縁
31aが後方枠部27の上部周縁27aに当接して密閉された収
納室15を形成する下方姿勢及び収納室15を開放する上方
姿勢とに亘って上下揺動自在となり、第8図のようにス
テイ36でカバー体31を上方姿勢で保持できるようにして
ある。
前記一対のリブ板29,29間に横板37が第1図のように横
架固着され、この横板37上に防振ゴム38を介して取付フ
レーム39が取付けてあり、この取付フレーム39上に電動
モータ16が左右方向に向けて取付けられ、電動モータ16
の出力側にカップリング40を介して油圧ポンプ17が設け
てあり、カバー体31の一方の側板34には吸込口41が電動
モータ16と対向して形成されて外気を収納室15内に導入
するようにしてある。
架固着され、この横板37上に防振ゴム38を介して取付フ
レーム39が取付けてあり、この取付フレーム39上に電動
モータ16が左右方向に向けて取付けられ、電動モータ16
の出力側にカップリング40を介して油圧ポンプ17が設け
てあり、カバー体31の一方の側板34には吸込口41が電動
モータ16と対向して形成されて外気を収納室15内に導入
するようにしてある。
前記カバー体31の上板33後側内面と後板35上部内面とに
亘って第1図、第2図のようにL型の隔板42が固着され
てカバー体31の内部に空気通路43を形成し、この空気通
路43の一端部は収納室15内における電動モータ16と反対
側に開口部44で連通し、他端部は一方の側板34の後方上
部に形成した排出口45から外部に開口し、外気が収納室
15内に流通するようになる。
亘って第1図、第2図のようにL型の隔板42が固着され
てカバー体31の内部に空気通路43を形成し、この空気通
路43の一端部は収納室15内における電動モータ16と反対
側に開口部44で連通し、他端部は一方の側板34の後方上
部に形成した排出口45から外部に開口し、外気が収納室
15内に流通するようになる。
また、前記収納室15を形成するカバー体31が内面、縦板
30の後面等には吸音材シートが貼着してある。
30の後面等には吸音材シートが貼着してある。
カバー体31を閉じることで収納室15を密閉できるから、
電動モータ16の稼動時に発生する音を外部に伝えること
を防止して騒音低減できる。
電動モータ16の稼動時に発生する音を外部に伝えること
を防止して騒音低減できる。
カバー体31内には吸込口41より外気が導入し、その外気
は収納室15内を流通して空気通路43、排出口45より外部
に排出するから、収納室15内を冷却して高温となること
を防止できる。
は収納室15内を流通して空気通路43、排出口45より外部
に排出するから、収納室15内を冷却して高温となること
を防止できる。
また、収納室15内に電動モータ16と油圧ポンプ17を左右
方向に向けて配設したので、収納室15の前後方向スペー
スを小さくできるから、小さな上部車体2を有効利用し
て電動モータ16を取付けできる。
方向に向けて配設したので、収納室15の前後方向スペー
スを小さくできるから、小さな上部車体2を有効利用し
て電動モータ16を取付けできる。
また、カバー体31の側面に吸込口41と排出口45を形成
し、内面に空気通路43を形成したので、カバー体31を上
方に揺動した時に電動モータ16、油圧モータ17は外部に
露出して保守、点検がやり易くなる。
し、内面に空気通路43を形成したので、カバー体31を上
方に揺動した時に電動モータ16、油圧モータ17は外部に
露出して保守、点検がやり易くなる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は収納室の縦断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図、第4
図、第5図はカバー体の斜視図、後面図、側面図、第6
図は上部車体の分解斜視図、第7図はパワーショベルの
正面図、第8図はカバー体を開放した状態の後面図であ
る。 1は下部走行体、2は上部車体、7はバケット、15は収
納室、16は電動モータ、17は油圧ポンプ、20はフレーム
本体、30は縦板、31はカバー体、32はヒンジ、41は吸込
口、43は空気通路、44は開口部、45は排出口。
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図、第4
図、第5図はカバー体の斜視図、後面図、側面図、第6
図は上部車体の分解斜視図、第7図はパワーショベルの
正面図、第8図はカバー体を開放した状態の後面図であ
る。 1は下部走行体、2は上部車体、7はバケット、15は収
納室、16は電動モータ、17は油圧ポンプ、20はフレーム
本体、30は縦板、31はカバー体、32はヒンジ、41は吸込
口、43は空気通路、44は開口部、45は排出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小野 豊一 神奈川県平塚市徳延688―5
Claims (1)
- 【請求項1】下部走行体1に上部車体2を旋回自在に設
け、この上部車体2にバケット7を備えた腕式作業機を
取付けたパワーショベルにおいて、 前記上部車体2を構成するフレーム本体20の前後方向中
間部に縦板30を設け、この縦板30の上縁にカバー体31を
ヒンジ32で上下揺動自在に設けて当該カバー体31と前記
フレーム本体20の後部と前記縦板30で開閉自在なる密閉
された収納室15を形成し、 該収納室15を形成するフレーム本体20の後部に電動モー
タ16と油圧ポンプ17を左右方向に向けて配設し、 前記カバー体31の側面に吸込口41を形成し、カバー体31
の内面に左右方向の空気通路43を形成し、この空気通路
43の一端部を収納室15内に開口し、他端部をカバー体31
の側面に形成した排出口45に連通したことを特徴とする
電動式パワーショベルの電動モータ取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854989U JPH0715891Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 電動式パワーシヨベルの電動モータ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6854989U JPH0715891Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 電動式パワーシヨベルの電動モータ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312945U JPH0312945U (ja) | 1991-02-08 |
JPH0715891Y2 true JPH0715891Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31603080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6854989U Expired - Lifetime JPH0715891Y2 (ja) | 1989-06-14 | 1989-06-14 | 電動式パワーシヨベルの電動モータ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715891Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2673662B2 (ja) * | 1994-04-06 | 1997-11-05 | 東京車輛株式会社 | バン型車輌のスライドドアー装置 |
JP4776045B1 (ja) * | 2011-01-19 | 2011-09-21 | 隆 長沼 | 雑草除去具 |
-
1989
- 1989-06-14 JP JP6854989U patent/JPH0715891Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0312945U (ja) | 1991-02-08 |
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