JP2945576B2 - バックホウのボンネット構造 - Google Patents

バックホウのボンネット構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホウの旋回台にお
いて、エンジン等を覆うボンネットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなバックホウのボンネットの
構造の一例が、実開平4‐109632号公報に開示さ
れている。この構造では、旋回台の後側中央付近にエン
ジンを設置し、エンジンを取り囲むようにして金属製の
支持フレームを旋回台に固定している。そして、エンジ
ンを覆うボンネットを合成樹脂で一体形成して、支持フ
レームにボンネットを連結支持しボンネットの下端縁を
旋回台に直接連結して、このボンネットに操縦席を設置
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のバックホウの旋
回台には、エンジン以外に作動油タンクや燃料タンク等
も設置されているので、ボンネットを合成樹脂で一体形
成した場合において、作動油タンクや燃料タンクへの補
給等の作業を行い易くすると言う面で改善の余地があ
る。又、旋回台側の振動がボンネットに伝達されるのを
抑えると言う面でも改善の余地がある。本発明はボンネ
ットを合成樹脂で一体形成したバックホウにおいて、作
動油タンクや燃料タンクに対する作業性を改善し、ボン
ネットの振動を抑えることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、旋回台
の中央から左右一方側に運転部、前記旋回台の後部にエ
ンジンを配置すると共に、前記旋回台の中央から左右反
対側に作動油タンクと燃料タンクとを配置してあるバッ
クホウのボンネット構造において、前記エンジン、作動
油タンク及び燃料タンクを覆うボンネットを合成樹脂で
一体形成して、前記旋回台におけるエンジンの付近から
延出された金属製の支持フレームに前記ボンネットの天
井部分を連結し、前記ボンネットの天井部分に前記運転
部用の操縦席を設置して、前記ボンネットの下端縁を前
記旋回台に略接するように配置すると共に、前記ボンネ
ットの天井部分のうち前記作動油タンク及び燃料タンク
に対向する部分を、開閉自在な点検用のカバーに構成
し、前記ボンネットの側面部分のうちタンク設置部と運
転部とのあいだに位置する状態に配置する部分に、前記
カバーを横軸芯周りに揺動開閉自在に支持させてある点
にある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると、例えば図1,2,
4,6に示すようにボンネット20は合成樹脂で一体形
成されて、エンジン10、燃料タンク16及び作動油タ
ンク17を覆っており、例えば図6,7,8に示すよう
にエンジン10付近の支持フレーム22,23により、
ボンネット20が旋回台2に連結支持される。この場
合、ボンネット20の下端縁を旋回台2に直接連結して
ボンネット20を支持すると、旋回台2側の振動がボン
ネット20の下端縁からそのままボンネット20の全体
に伝達されて、ボンネット20に振動音が発生したりす
ることがある。これに対し本発明では例えば図7及び図
8に示すように、支持フレーム22,23にボンネット
20の天井部分が連結支持されており、ボンネット20
の下端縁は旋回台2の略接する程度で、旋回台2には直
接連結されていない。これにより、旋回台2側の振動が
ボンネット20の下端縁からそのままボンネット20に
伝達されるようなことはない。
【0006】本発明では例えば図6に示すように、エン
ジン10付近の支持フレーム22,23によってボンネ
ット20が支持されており、燃料タンク16及び作動油
タンク17付近には、ボンネット20用の支持フレーム
等は配置されていない。これにより、ボンネット20用
の支持フレーム等に邪魔されることなく、燃料タンク1
6及び作動油タンク17に対向するボンネット20の部
分に、例えば図2,3,5に示すように大きな開閉自在
なカバー31を設けることができる。そして、このカバ
ー31を開けた状態において、ボンネット20用の支持
フレーム等に邪魔されることなく、燃料タンク16及び
作動油タンク17への補給等の作業や、この付近に配置
されている機器の点検等が容易に行えるのである。
【0007】
【発明の効果】以上のように、ボンネットを合成樹脂で
一体形成したバックホウにおいて、作動油タンク及び燃
料タンクの点検用の大きなカバーが設置でき、この点検
も支持フレーム等に邪魔されることなく行えるようにな
って、作動油タンクや燃料タンク付近の作業性を向上さ
せることができた。そして、旋回台側の振動がボンネッ
トの下端縁からそのままボンネットの全体に伝達される
のを防止できるようになり、ボンネットの振動音等を抑
えることができて、ボンネットの耐久性及び作業者にと
っての快適性を向上させることができた。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2にバックホウの左右の全体側面を示
しており、ゴムクローラ形式の走行装置1にドーザ8、
及びこの上部に旋回台2及びバックホウ装置3が備えら
れている。このバックホウ装置3は油圧シリンダ11に
より上下に揺動駆動されるブーム4、油圧シリンダ12
により前後に揺動駆動されるアーム5、及び油圧シリン
ダ13により掻き込み揺動駆動されるバケット6を備え
て構成されている。
【0009】バックホウ装置3におけるブーム4は、旋
回台2に上下揺動自在に連結された第1ブーム部分4
a、第1ブーム部分4aの前端に左右揺動自在に連結さ
れた第2ブーム部分4b、及び第2ブーム部分4bの前
端に左右揺動自在に連結された支持ブラケット4cで構
成されており、支持ブラケット4cにアーム5が連結さ
れている。第1ブーム部分4aと支持ブラケット4cに
亘り連係リンク7が架設されて平行四連リンクが構成さ
れており、連係リンク7とは反対側の油圧シリンダ40
により、第1ブーム部分4aに対して第2ブーム部分4
bを揺動駆動することによって、アーム5及びバケット
6を左右に平行移動させる。
【0010】次に、旋回台2の各部の配置について説明
する。図6に示すように、旋回台2の前後左右の略中央
に第1ブーム部分4aの基部が連結支持されており、第
1ブーム部分4aの左側において前部に運転部9が形成
され、旋回台2の後部にエンジン10及びラジエータ1
4が配置されて、エンジン10によって駆動される油圧
ポンプ15が第1ブーム部分4aの後側に配置されてい
る。旋回台2における第1ブーム部分4aの右側に燃料
タンク16、作動油タンク17、エンジン10用のエア
クリーナ18及びマフラー19が配置されている。
【0011】次に、旋回台2のボンネット20について
説明する。図6,7,8に示すように、第1ブーム部分
4aの基部を支持する左側の金属製の支持板21(旋回
台2に固定)と、旋回台2の後部とに亘って金属製の第
1支持フレーム22(支持フレームに相当)が架設連結
されており、第1支持フレーム22の支持板21への連
結部と、旋回台2の横側部とに亘って金属製の第2支持
フレーム23(支持フレームに相当)が架設連結されて
いる。図1,2,4,5,6に示すようにボンネット2
0はエンジン10、ラジエータ14、第1ブーム部分4
aの後側、燃料タンク16、作動油タンク17、エアク
リーナ18及びマフラー19を覆う状態で(平面視(図
5及び図6参照)で旋回台2の略3/4を覆う)、合成
樹脂で一体形成されている。
【0012】図6,7,8に示すように、第1支持フレ
ーム22の2個のブラケット22a及び第2支持フレー
ム23の1個のブラケット23aに、ボンネット20の
天井部分がボルト連結され、第2支持フレーム23の2
個のブラケット23bにボンネット20の天井部分が、
後述する操縦席24用のブラケット25により挟み込ま
れるようにしてボルト連結されている。そして、第1ブ
ーム部分4aの基部を支持する右側の金属製の支持板2
6(旋回台2に固定)にボンネット20の3箇所がボル
ト連結されて、ボンネット20の全体が旋回台2に支持
されている。この場合、図7及び図8に示すように、ボ
ンネット20の下端縁が旋回台2の上面から20〜30
mm程度離れて位置するように、ボンネット20が支持
されており、ボンネット20の下端縁に防振機能を持つ
シールゴム27が取り付けられている。
【0013】図5,7,8に示すように、運転部9側の
ボンネット20の天井部分に開口が形成されており、こ
の開口の後側の横軸芯P1周りに、合成樹脂製の第1カ
バー28が開閉自在に支持されている。図1,4,6に
示すように、ラジエータ14に対向するボンネット20
の側面部分に、着脱自在で多数の吸気孔29aを備えた
合成樹脂製の第2カバー29が取り付けられており、第
2カバー29の縦軸芯P3周りに、合成樹脂製の第3カ
バー30が開閉自在に支持されている。図6及び図8に
示すように、第2支持フレーム23に連結されるブラケ
ット25の横軸芯P2周りに、操縦席24が揺動自在に
支持されている。
【0014】以上の構造により通常の作業状態では、図
1及び図8に示すように第1カバー28を閉じて操縦席
24を作業姿勢に設定し、操縦席24を第1カバー28
の防振ゴム28aに置くのであり、操縦席24は第2支
持フレーム23(ブラケット25)及び第1カバー28
(防振ゴム28a)に支持される。エンジン10等の点
検時には図6及び図8に示すように操縦席24を前に倒
して、第1カバー28及び第3カバー30を開けてエン
ジン10等の点検を行う。そして、第2カバー29をボ
ンネット20から取り外して、第2カバー29と一緒に
第3カバー30も取り外すと、ボンネット20の側面部
分の開口面積が大きくなり、エンジン10等の点検がさ
らに行い易くなる。
【0015】図2及び図5に示すようにボンネット20
において、第1ブーム部分4aの右側の天井部分の略全
てが、合成樹脂製の半月状の第4カバー31(点検用の
カバーに相当)となっており、図3に示すように、第4
カバー31が、一対のヒンジ32により、ボンネット2
0の側面部分のうちタンク設置部と運転部9とのあいだ
に位置する状態で配置する部分に横軸芯P4周りに揺動
開閉自在に支持されている。図2,4,6に示すよう
に、ボンネット20におけるエアクリーナ18及びマフ
ラー19付近の側面部分に、ラジエータ14からの排風
を抜く排風孔20aが多数設けられている。以上の構造
により図3及び図5に示すように第4カバー31を開け
ると、燃料タンク16、作動油タンク17、エアクリー
ナ18及びマフラー19が第4カバー31の開口から露
出する状態となる。従って、この状態で燃料タンク16
への燃料の補給、作動油タンク17への作動油の補給、
エアクリーナ18及びマフラー19の点検等を行う。
【0016】図6,7,8に示すように、第1支持フレ
ーム22にボス部33が固定され、図1,2,3に示す
ように旋回台2の前部とボス部33とに亘って、背の高
いアーチ状のフレーム34が架設連結されている。図
1,3,6に示すように、運転部9の操縦塔37を保護
する正面視コ字状の保護フレーム38がフレーム34の
前部に連結され、保護フレーム38と旋回台2の前部と
がフレーム39によって連結されている。そして、フレ
ーム34に合成樹脂製の透明板35が固定されて、運転
部9と第1ブーム部分4aとが仕切られており、フレー
ム34の天井部分に合成樹脂製で半透明の日除け板36
が固定されている。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの左側の全体側面図
【図2】バックホウの右側の全体側面図
【図3】バックホウの旋回台の縦断正面図
【図4】バックホウの旋回台の背面図
【図5】バックホウの旋回台におけるボンネットの平面
【図6】バックホウの旋回台におけるボンネット内を示
す横断平面図
【図7】旋回台のボンネットにおける操縦席付近の縦断
背面図
【図8】旋回台のボンネットにおける操縦席付近の縦断
側面図
【符号の説明】 2 旋回台 9 運転部 10 エンジン 16 燃料タンク 17 作動油タンク 20 ボンネット 22,23 支持フレーム 24 操縦席 31 カバー P4 横軸芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(2)の中央から左右一方側に運
    転部(9)、前記旋回台(2)の後部にエンジン(1
    0)を配置すると共に、前記旋回台(2)の中央から左
    右反対側に作動油タンク(17)と燃料タンク(16)
    とを配置してあるバックホウのボンネット構造におい
    て、 前記エンジン(10)、作動油タンク(17)及び燃料
    タンク(16)を覆うボンネット(20)を合成樹脂で
    一体形成して、 前記旋回台(2)におけるエンジン(10)の付近から
    延出された金属製の支持フレーム(22),(23)に
    前記ボンネット(20)の天井部分を連結し、前記ボン
    ネット(20)の天井部分に前記運転部(9)用の操縦
    席(24)を設置して、前記ボンネット(20)の下端
    縁を前記旋回台(2)に略接するように配置すると共
    に、前記ボンネット(20)の天井部分のうち前記作動油タ
    ンク(17)及び燃料タンク(16)に対向する部分
    を、開閉自在な点検用のカバー(31)に構成し、前記
    ボンネット(20)の側面部分のうちタンク設置部と運
    転部(9)とのあいだに位置する状態に配置する部分
    に、前記カバー(31)を横軸芯(P4)周りに揺動開
    閉自在に支持させてある バックホウのボンネット構造。
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