JP2938778B2 - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JP2938778B2
JP2938778B2 JP2898995A JP2898995A JP2938778B2 JP 2938778 B2 JP2938778 B2 JP 2938778B2 JP 2898995 A JP2898995 A JP 2898995A JP 2898995 A JP2898995 A JP 2898995A JP 2938778 B2 JP2938778 B2 JP 2938778B2
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backhoe
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動部の構造に特徴を
有する比較的小型のバックホウに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のバックホウとしては、上面
が平坦に形成されたエンジンボンネットの上方に運転座
席を配置し、水冷式のエンジンをエンジンボンネットの
内部に横置きに配備したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンボンネット上
方に設置した運転座席の座面のステップからの高さは人
間工学的にほぼ決まっており、また、安定性の面で機体
の高さも余り大きくすることができないものであり、か
つ、機体後端の位置を後方に大きく延ばすことも制限さ
れることになる。このような制約のもとでは原動部を高
く配備してエンジンボンネット上面を高くしたり、原動
部を前後に幅広いものにすることが困難となり、その結
果、エンジンボンネットの内部空間、つまりエンジンル
ームが低くて前後にも狭いものになり、エンジンをはじ
めとする各種の内装機器の配置設計に無理が生じたり、
無理に配置した内装機器のメンテナンスが行いにくいも
のになりがちであった。
【0004】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであって、機体高さを高くしたり前後長さを大きく
したりすることなくエンジンボンネット上方の運転座席
を座りやすい高さに配置し、しかも、エンジンボンネッ
トの内部空間に各種内装機器を容易に配置できるととも
に、これらのメンテナンスを容易に行えるように原動部
を構成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、エ
ンジンボンネットの上方に運転座席を配置し、水冷式の
エンジンをエンジンボンネットの内部に横置き配備した
バックホウにおいて、エンジンボンネット上面の左右方
向中間部に凹部を形成して、この凹部に運転座席を入り
込み配置し、前記凹部の左右に位置する上方への凸部の
うち、一方の凸部の内部空間にラジエータの上部を、か
つ、他方の凸部の内部空間にエンジン付属機器を夫々入
り込み配置したことにある。
【0006】
【作用】上記構成によると、エンジンボンネット上面の
凹部に運転座席を入り込ませるから、運転座席を座りや
すい高さにしながら、運転座席の左右においてエンジン
ボンネット上面が高い凸部を配置できる。つまり、運転
座席を入り込み配備した凹部の形成箇所ではエンジンル
ームの高さは低いものとなるが、その左右両側凸部では
エンジンルームの高さは高いものとなる。そして、その
凸部の内部空間に、背の高いラジエータの上部、及び、
バッテリーやエアークリーナ等のエンジン付属機器を入
り込ませて楽に内装できるから、原動部を運転座席によ
る制約で無理に低く抑えたり前後に幅広くすることな
く、比較的大きいエンジンルームを形成できる。
【0007】
【発明の効果】その結果、エンジンボンネット上方の運
転座席を座りやすい高さに配置できる原動部を内装機器
の配置設計及びメンテナンスの容易なものにすることが
でき、原動部のコンパクト化を図りながら機器の内装設
計及びメンテナンスにおいて有利なバックホウを提供で
きるようになった。
【0008】
【実施例】図1に示すように、左右一対のクローラ式走
行装置1および昇降自在なトーザ2を備えた走行車体上
に、旋回台3を縦軸芯回りで駆動旋回自在に搭載し、旋
回台3の前端にスイングブラケット4をスイングシリン
ダCsにより左右揺動操作自在に取付け、ブームシリン
ダC1 により起伏駆動されるブーム5a、アームシリン
ダC2 により屈伸駆動されるアーム5b、バケットシリ
ンダC3 により掻込み回動および反転回動されるバケッ
ト5cを順次連結してなるバックホウ装置5を前記スイ
ングブラケット4に取付け、旋回台3の後部に配置した
エンジンボンネット6の上方に運転座席7を配置し、運
転座席7の上方を覆うキヤノピ8を設けて、小型のドー
ザ付きバックホウを構成してある。
【0009】クローラ式走行装置1を油圧シリンダC4
により各別に横方向内外に移動操作自在に構成して、左
右クローラ式走行装置1の接地間隔を変更可能に構成す
るとともに、トーザ2の左右両端部2aを油圧シリンダ
C5 により各別に横方向に出退操作自在に構成し、クロ
ーラ式走行装置1の間隔変更と同期して左右同じ側のド
ーザ端部2aが出退されるように構成してある。
【0010】図2及び図3に示すように、エンジン10
を横置き状態で、かつ、エンジン動力で駆動されるラジ
エータ冷却ファン11をエンジン10の横側上部に配備
してエンジンボンネット6の内部に配置し、エンジンボ
ンネット6の上面の左右方向中央部に形成した凹部12
に運転座席7を入り込み配置し、エンジンボンネット6
における凹部12の左右両側に位置する上方への凸部1
3a,13bのうち右側の凸部13aの内部空間Saに
ラジエータ14の上部を入り込み配置するとともに、左
側の凸部13bの内部空間Sbにエンジン付属機器の一
つであるバッテリー15の上部を入り込み配置してあ
る。
【0011】前記エンジンボンネット6は、固定の前部
ボンネット部分6aと、これの上端部にヒンジ連結して
上方の揺動開放可能に構成した後部ボンネット部分6b
とからなり、前記運転座席7は前記前部ボンネット部分
6aに前倒し揺動可能に取付け、エンジンルーム内の点
検時には、運転座席7を前倒しした状態で後部ボンネッ
ト部分6bを持ち上げ開放するようになっている。ま
た、後部ボンネット部分6bの左側面には吸気口16を
形成するとともに、右側面には排気口17を形成し、吸
気口16から外気をエンジンルーム内に取り入れてラジ
エータ14を冷却した後、冷却排風を排気口17から機
外に排出するよう構成してある。
【0012】〔別実施例〕 エンジンボンネット6の一方の凸部13bに、上記
バッテリーに代えてエアークリーナやマフラー、等入り
込み配備することもでき、これらバッテリー、エアーク
リーナ、マフラー、等をエンジン付属機器15と総称す
る。 運転座席7を入り込み配備する凹部12を、エンジ
ンボンネット6の左右方向の中間部においてボンネット
前後全長に亘って形成してもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウの全体平面図
【図3】原動部の縦断背面図
【符号の説明】
6 エンジンボンネット 7 運転座席 10 エンジン 11 冷却ファン 12 凹部 13a 凸部 13b 凸部 14 ラジエータ 15 エンジン付属機器 Sa 内部空間 Sb 内部空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンボンネット(6)の上方に運転
    座席(7)を配置し、水冷式のエンジン(10)をエン
    ジンボンネット(6)の内部に横置き配備したバックホ
    ウにおいて、 前記エンジンボンネット(6)上面の左右方向中間部に
    凹部(12)を形成して、この凹部(12)に運転座席
    (7)を入り込み配置し、前記凹部(12)の左右に位
    置する上方への凸部(13a,13b)のうち、一方の
    凸部(13a)の内部空間(Sa)にラジエータ(1
    4)の上部を、かつ、他方の凸部(13b)の内部空間
    (Sb)にエンジン付属機器(15)を夫々入り込み配
    置してあるバックホウ。
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EP96102006A EP0727529B1 (en) 1995-02-17 1996-02-12 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
US08/599,955 US5671820A (en) 1995-02-17 1996-02-14 Backhoe having an engine hood with a driver's seat mounted thereon
KR1019960003817A KR0182675B1 (ko) 1995-02-17 1996-02-16 운전좌석을 상부에 배치하는 보닛을 구비한 포클레인

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