JP2936571B2 - 液晶を使用した映像信号表示装置 - Google Patents
液晶を使用した映像信号表示装置Info
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- JP2936571B2 JP2936571B2 JP1001471A JP147189A JP2936571B2 JP 2936571 B2 JP2936571 B2 JP 2936571B2 JP 1001471 A JP1001471 A JP 1001471A JP 147189 A JP147189 A JP 147189A JP 2936571 B2 JP2936571 B2 JP 2936571B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、VTRの再生信号の表示に適用され、NTSC
方式の映像信号を表示するための液晶表示装置を使用し
て、PAL方式の映像信号を表示するための映像信号表示
装置に関する。
方式の映像信号を表示するための液晶表示装置を使用し
て、PAL方式の映像信号を表示するための映像信号表示
装置に関する。
小型な回転ヘッド型VTRと小型な液晶表示装置とを一
体的に構成したハンディタイプのビジュアル機器が知ら
れている。液晶表示装置として、液晶セルをマトリック
ス電極により直接駆動する単純マトリックス方式と、液
晶セルと電極の間にスイッチング素子を挿入するアクテ
ィブマトリックス方式とがある。アクティブマトリック
ス方式として、トランジスタ素子を使用した3端子型と
ダイオードリング、バックトゥバックダイオード、MIM
(metal−insulate−meltal diode)等の非線形抵抗素
子を使用した2端子型とが知られている。この発明は、
それらの何れのタイプの液晶表示装置に対しても適用で
きる。
体的に構成したハンディタイプのビジュアル機器が知ら
れている。液晶表示装置として、液晶セルをマトリック
ス電極により直接駆動する単純マトリックス方式と、液
晶セルと電極の間にスイッチング素子を挿入するアクテ
ィブマトリックス方式とがある。アクティブマトリック
ス方式として、トランジスタ素子を使用した3端子型と
ダイオードリング、バックトゥバックダイオード、MIM
(metal−insulate−meltal diode)等の非線形抵抗素
子を使用した2端子型とが知られている。この発明は、
それらの何れのタイプの液晶表示装置に対しても適用で
きる。
小型の液晶表示装置は、水平走査線(単に、ラインと
称する)数がCRTディスプレイのように多くなく、1フ
ィールド分の有効映像信号を表示できる本数例えばNTSC
方式の場合で、240本とされている。従って、かかる液
晶表示装置では、ノンインターレスの表示がなされる。
CCIR方式の場合には、NTSC方式の525本と比して多い625
本のライン数であり、有効映像信号をノンインターレス
で表示する場合に、240本のライン数では、不足する。N
TSC方式用の液晶表示装置で、PAL方式の映像信号も表示
できることが好ましい。従って、PAL方式の映像信号をN
TSC方式用の液晶表示装置で表示する時には、一部のラ
インの映像信号を表示しない間引き処理がなされる。
称する)数がCRTディスプレイのように多くなく、1フ
ィールド分の有効映像信号を表示できる本数例えばNTSC
方式の場合で、240本とされている。従って、かかる液
晶表示装置では、ノンインターレスの表示がなされる。
CCIR方式の場合には、NTSC方式の525本と比して多い625
本のライン数であり、有効映像信号をノンインターレス
で表示する場合に、240本のライン数では、不足する。N
TSC方式用の液晶表示装置で、PAL方式の映像信号も表示
できることが好ましい。従って、PAL方式の映像信号をN
TSC方式用の液晶表示装置で表示する時には、一部のラ
インの映像信号を表示しない間引き処理がなされる。
従来では、第9図に示すように、所定位置のラインの
表示を行わない間引き処理がされていた。第9図におい
て、L1,L2,L3,・・・がPAL方式の第1フィールドのライ
ンを示し、破線で描かれたL11,L12,L13,・・・が第2フ
ィールドのラインを示す。斜め線の場合には、第1フィ
ールドで、黒いドットで示す画素信号x1,x2,x3,・・・
・が発生し、第2フィールドで、白いドットで示す画素
信号x11,x12,x13,・・・が発生する。ノンインターレス
表示のために、第2フィールドのラインの画素信号が下
側の第1フィールドのライン上で表示される。逆に、第
1フィールドのラインの画素信号が上側の第2フィール
ドのライン上で表示されるようにしても良い。
表示を行わない間引き処理がされていた。第9図におい
て、L1,L2,L3,・・・がPAL方式の第1フィールドのライ
ンを示し、破線で描かれたL11,L12,L13,・・・が第2フ
ィールドのラインを示す。斜め線の場合には、第1フィ
ールドで、黒いドットで示す画素信号x1,x2,x3,・・・
・が発生し、第2フィールドで、白いドットで示す画素
信号x11,x12,x13,・・・が発生する。ノンインターレス
表示のために、第2フィールドのラインの画素信号が下
側の第1フィールドのライン上で表示される。逆に、第
1フィールドのラインの画素信号が上側の第2フィール
ドのライン上で表示されるようにしても良い。
第9図において、l1,l2,l3,・・・は、液晶表示装置
のラインを示す。ライン数は、NTSC方式の1フィールド
分の有効映像信号を表示するために、例えば240本とさ
れている。第1フィールド及び第2フィールドの両者の
信号は、同一のライン上に表示される。
のラインを示す。ライン数は、NTSC方式の1フィールド
分の有効映像信号を表示するために、例えば240本とさ
れている。第1フィールド及び第2フィールドの両者の
信号は、同一のライン上に表示される。
PAL方式からNTSC方式への変換の場合には、7本に1
本の割合で、所定位置のラインの表示が間引かれる。但
し、第9図及び以下の説明では、簡単のために、4本に
1本のラインが間引かれる処理を説明している。即ち、
画素信号x1及びx11が位置するラインL1は、液晶表示装
置のラインl1として表示され、同様に、ラインL2及びL3
が液晶表示装置のラインl2及びl3として表示される。次
のラインL4が表示されず、ラインL5の画素信号x5及びx1
5がラインl4として表示される。この処理が繰り返しな
される。
本の割合で、所定位置のラインの表示が間引かれる。但
し、第9図及び以下の説明では、簡単のために、4本に
1本のラインが間引かれる処理を説明している。即ち、
画素信号x1及びx11が位置するラインL1は、液晶表示装
置のラインl1として表示され、同様に、ラインL2及びL3
が液晶表示装置のラインl2及びl3として表示される。次
のラインL4が表示されず、ラインL5の画素信号x5及びx1
5がラインl4として表示される。この処理が繰り返しな
される。
かかる間引き処理は、第9図から理解されるように、
斜め線が段差を持つものとなり、なめらかでない欠点が
ある。また、ラインL4及びL14と一致する横線がある場
合には、間引き処理でこの横線の表示が欠落する欠点が
ある。
斜め線が段差を持つものとなり、なめらかでない欠点が
ある。また、ラインL4及びL14と一致する横線がある場
合には、間引き処理でこの横線の表示が欠落する欠点が
ある。
上述の所定ラインの間引き処理を行う前に、隣接した
二つのラインの加算信号を常に形成する処理が考えられ
る。この平均化の処理で、斜め線のなめらかさが向上
し、横線の欠落を防止することが可能である。しかし、
平均化の処理により、垂直解像度が劣化する欠点があ
り、特に、ライン数が1フィールド分しかない液晶表示
装置では、垂直解像度がより一層低下する問題が大き
い。
二つのラインの加算信号を常に形成する処理が考えられ
る。この平均化の処理で、斜め線のなめらかさが向上
し、横線の欠落を防止することが可能である。しかし、
平均化の処理により、垂直解像度が劣化する欠点があ
り、特に、ライン数が1フィールド分しかない液晶表示
装置では、垂直解像度がより一層低下する問題が大き
い。
VTRの再生信号を液晶表示装置により表示する場合、
ノーマル再生動作以外の変速再生動作で発生した映像信
号も表示される。変速再生動作は、記録時と異なるテー
プ速度で、再生動作を行うもので、スチル再生、スロー
再生、2倍速再生、キュー或いはレビューと称される高
速再生等の動作が知られている。これらの変速再生時
に、再生画面にノイズが発生しないことが好ましい。
ノーマル再生動作以外の変速再生動作で発生した映像信
号も表示される。変速再生動作は、記録時と異なるテー
プ速度で、再生動作を行うもので、スチル再生、スロー
再生、2倍速再生、キュー或いはレビューと称される高
速再生等の動作が知られている。これらの変速再生時
に、再生画面にノイズが発生しないことが好ましい。
従来の回転ヘッド型VTRでは、記録密度を向上させる
ために、ギャップの延長方向が異なる二つのヘッドで交
互にトラックが磁気テープに形成される所謂傾斜アジマ
ス記録がなされている。第11図は、テープT上に形成さ
れたトラックパターンを示し、A1,A2,・・・が一方のヘ
ッドで1フィールド分の映像信号が記録されたトラック
であり、B1,B2,・・・が他方のヘッドで1フィールド分
の映像信号が記録されたトラックである。XHがヘッドの
走査方向を示し、XTがテープTの走行方向を示す。かか
るVTRにおいて、ノイズレスの変速再生例えばスチル再
生或いはスロー再生を可能とする下記に述べるいくつか
の方式が知られている。
ために、ギャップの延長方向が異なる二つのヘッドで交
互にトラックが磁気テープに形成される所謂傾斜アジマ
ス記録がなされている。第11図は、テープT上に形成さ
れたトラックパターンを示し、A1,A2,・・・が一方のヘ
ッドで1フィールド分の映像信号が記録されたトラック
であり、B1,B2,・・・が他方のヘッドで1フィールド分
の映像信号が記録されたトラックである。XHがヘッドの
走査方向を示し、XTがテープTの走行方向を示す。かか
るVTRにおいて、ノイズレスの変速再生例えばスチル再
生或いはスロー再生を可能とする下記に述べるいくつか
の方式が知られている。
第1の方式は、第10図Aに示すように、フレーム周波
数で回転するドラムDR上に設けられた2トラックに跨が
る広いヘッド幅を有する180゜対向の一対のヘッドHa及
びHbを使用するものである。第10図において、破線で示
すように、二つのトラックA2及びB2に跨がる走査軌跡40
aを描くように、テープTが静止されてスチル再生がな
される。
数で回転するドラムDR上に設けられた2トラックに跨が
る広いヘッド幅を有する180゜対向の一対のヘッドHa及
びHbを使用するものである。第10図において、破線で示
すように、二つのトラックA2及びB2に跨がる走査軌跡40
aを描くように、テープTが静止されてスチル再生がな
される。
第2の方式は、第10図Bに示すように、ドラムDR上に
180゜対向の一対のヘッドHa及びHbを設けると共に、ヘ
ッドHbと近接してヘッドHaと同一のアジマスのヘッドH
a′を設けるものである。この方式では、第10図におい
て、40bで示すように、アジマスが一致するトラック例
えばA1と中央付近で交差する走査軌跡40bを描くよう
に、テープTが静止されてスチル再生がなされる。
180゜対向の一対のヘッドHa及びHbを設けると共に、ヘ
ッドHbと近接してヘッドHaと同一のアジマスのヘッドH
a′を設けるものである。この方式では、第10図におい
て、40bで示すように、アジマスが一致するトラック例
えばA1と中央付近で交差する走査軌跡40bを描くよう
に、テープTが静止されてスチル再生がなされる。
第3の方式は、再生信号をディジタル信号に変換し
て、フィールドメモリに書き込み、メモリの読み出しを
制御することでノイズが無い再生信号を得るものであ
る。この第3のディジタル処理方式は、A/D変換器、D/A
変換器、フィールドメモリ、制御回路等を必要とするの
で、コストの上昇、形状の大型化、消費電力の増大等の
不利があり、ハンディなビジュアル機器には、不適当で
ある。
て、フィールドメモリに書き込み、メモリの読み出しを
制御することでノイズが無い再生信号を得るものであ
る。この第3のディジタル処理方式は、A/D変換器、D/A
変換器、フィールドメモリ、制御回路等を必要とするの
で、コストの上昇、形状の大型化、消費電力の増大等の
不利があり、ハンディなビジュアル機器には、不適当で
ある。
上述の二つのヘッドHa及びHbを使用する第1の方式で
は、充分な再生信号のレベルを確保することが難しく、
再生画像の質が良くない欠点がある。また、スチル再生
動作がフレーム再生となるために、動きが早い画像の場
合には、1フィールド時間の差のために、画像の振動が
発生する問題がある。更に、テープ移送速度に低速と高
速の二つの種類があるVTRの場合には、テープ速度の両
者に対応することが難しい。つまり、テープ速度が高速
の時に、ガードバンドが発生しないように、ヘッド幅を
設定すると、低速の場合には、ヘッドが3トラック以上
に跨がり、他方、低速の場合にヘッドが2トラック以内
に跨がるように、ヘッド幅を設定すると、高速の場合
に、ガードバンドが生じ、ノイズレスの再生ができな
い。
は、充分な再生信号のレベルを確保することが難しく、
再生画像の質が良くない欠点がある。また、スチル再生
動作がフレーム再生となるために、動きが早い画像の場
合には、1フィールド時間の差のために、画像の振動が
発生する問題がある。更に、テープ移送速度に低速と高
速の二つの種類があるVTRの場合には、テープ速度の両
者に対応することが難しい。つまり、テープ速度が高速
の時に、ガードバンドが発生しないように、ヘッド幅を
設定すると、低速の場合には、ヘッドが3トラック以上
に跨がり、他方、低速の場合にヘッドが2トラック以内
に跨がるように、ヘッド幅を設定すると、高速の場合
に、ガードバンドが生じ、ノイズレスの再生ができな
い。
3個のヘッドHa、Hb、Ha′を使用する第2の方式で
は、第1の方式に比して、画質の向上、フィールド再生
ができる利点がある。しかし、ヘッド数が増加し、コス
トの上昇が生じる。特に、小型なドラムを使用して、一
対のヘッドと対応して4個のヘッドを使用するVTRで
は、ヘッドの個数を増加させることは、極めて難しい。
は、第1の方式に比して、画質の向上、フィールド再生
ができる利点がある。しかし、ヘッド数が増加し、コス
トの上昇が生じる。特に、小型なドラムを使用して、一
対のヘッドと対応して4個のヘッドを使用するVTRで
は、ヘッドの個数を増加させることは、極めて難しい。
この点から、ヘッド幅が広くなく、記録/再生用の一
対のヘッドによりノイズレスの変速再生が可能なVTRが
望ましい。この要望に応えるものとして、本願出願人
は、変速再生時の再生信号が供給された時に、信号レベ
ルが不充分なフィールド期間では、液晶表示装置のホー
ルド効果を利用して以前のフィールドのレベルが充分な
映像信号による表示を継続するようにした映像信号表示
装置を提案している。
対のヘッドによりノイズレスの変速再生が可能なVTRが
望ましい。この要望に応えるものとして、本願出願人
は、変速再生時の再生信号が供給された時に、信号レベ
ルが不充分なフィールド期間では、液晶表示装置のホー
ルド効果を利用して以前のフィールドのレベルが充分な
映像信号による表示を継続するようにした映像信号表示
装置を提案している。
前述のように、所定位置のラインを間引く処理は、斜
め線の表示がなめらかとならず、横線の欠落の欠点があ
る。また、1ライン遅延線を使用して、隣接ラインの信
号の平均化の処理を行う方式は、部品点数の増大、垂直
解像度の劣化の欠点がある。
め線の表示がなめらかとならず、横線の欠落の欠点があ
る。また、1ライン遅延線を使用して、隣接ラインの信
号の平均化の処理を行う方式は、部品点数の増大、垂直
解像度の劣化の欠点がある。
従って、この発明の第1の目的は、PAL方式の映像信
号のNTSC方式用の液晶表示装置で表示する時に、斜め線
がなめらかとなり、横線の欠落及び垂直解像度の劣化が
防止できる映像信号表示装置を提供することにある。
号のNTSC方式用の液晶表示装置で表示する時に、斜め線
がなめらかとなり、横線の欠落及び垂直解像度の劣化が
防止できる映像信号表示装置を提供することにある。
また、VTRの変速再生時に発生する映像信号を表示す
る時には、連続する2フィールドの一方のフィールドの
映像信号だけがホールドされて表示される。この場合
に、第1フィールド及び第2フィールドの両者の映像信
号が入力されるノーマル再生時と同一の間引き処理を行
うと、斜め線の段差が改善されない問題がある。
る時には、連続する2フィールドの一方のフィールドの
映像信号だけがホールドされて表示される。この場合
に、第1フィールド及び第2フィールドの両者の映像信
号が入力されるノーマル再生時と同一の間引き処理を行
うと、斜め線の段差が改善されない問題がある。
従って、この発明の第2の目的は、1フィールド分の
映像信号を2フィールド期間、継続して表示する場合
に、間引き処理を良好になしうる映像信号表示装置を提
供することにある。
映像信号を2フィールド期間、継続して表示する場合
に、間引き処理を良好になしうる映像信号表示装置を提
供することにある。
この発明は、第1のテレビジョン方式の映像信号を表
示する液晶表示装置を使用して、第1のテレビジョン方
式に比して水平走査線数が多い第2のテレビジョン方式
の映像信号を表示するようにした液晶を使用した映像信
号表示装置において、 第2のテレビジョン方式の映像信号の一部の水平走査
線を間引いて、液晶表示装置に供給する間引き手段を有
し、該間引き手段は、 1フィールド毎に反転する信号を受ける第1の入力手
段と、 1フレーム毎に反転する信号を受ける第2の入力手段
と、 通常再生時には、第1の入力手段からの入力を選択
し、変速再生時には、第2の入力手段からの入力を選択
する入力選択手段と、 第1の値を記憶する第1の記憶手段と、 第1の値とは異なる第2の値を記憶する第2の記憶手
段と、 入力選択手段、第1の記憶手段、第2の記憶手段、カ
ウント手段に接続され、入力選択手段により選択された
入力手段からの入力信号の反転に応じて、第1の値と第
2の値を交互にカウント手段に供給するスイッチと、 スイッチの出力によって表されるタイミングで制御信
号を出力するカウント手段を有し、 カウント手段からの制御信号により間引きを行うこと
を特徴とする液晶を使用した映像信号表示装置である。
示する液晶表示装置を使用して、第1のテレビジョン方
式に比して水平走査線数が多い第2のテレビジョン方式
の映像信号を表示するようにした液晶を使用した映像信
号表示装置において、 第2のテレビジョン方式の映像信号の一部の水平走査
線を間引いて、液晶表示装置に供給する間引き手段を有
し、該間引き手段は、 1フィールド毎に反転する信号を受ける第1の入力手
段と、 1フレーム毎に反転する信号を受ける第2の入力手段
と、 通常再生時には、第1の入力手段からの入力を選択
し、変速再生時には、第2の入力手段からの入力を選択
する入力選択手段と、 第1の値を記憶する第1の記憶手段と、 第1の値とは異なる第2の値を記憶する第2の記憶手
段と、 入力選択手段、第1の記憶手段、第2の記憶手段、カ
ウント手段に接続され、入力選択手段により選択された
入力手段からの入力信号の反転に応じて、第1の値と第
2の値を交互にカウント手段に供給するスイッチと、 スイッチの出力によって表されるタイミングで制御信
号を出力するカウント手段を有し、 カウント手段からの制御信号により間引きを行うこと
を特徴とする液晶を使用した映像信号表示装置である。
PAL方式の映像信号をNTSC方式用の液晶表示装置で表
示する時に、間引き処理がなされる。第1フィールドで
間引かれるラインと第2フィールドで間引かれるライン
とが異ならされる。この結果、斜め線がなめらかに表示
され、横線の欠落が生じない。また、スチル再生等の変
速再生時には、表示される映像信号が含まれるフィール
ドと表示されない不要信号のフィールドとが交互に発生
する。液晶表示装置では、不要信号のフィールドでは、
前のフィールドの信号が継続されて表示される。この場
合では、間引かれるラインが連続する2フレーム間で、
異ならされ、ノーマル再生時と同時に、液晶表示装置に
おいて、斜め線がなめらかに表示される。
示する時に、間引き処理がなされる。第1フィールドで
間引かれるラインと第2フィールドで間引かれるライン
とが異ならされる。この結果、斜め線がなめらかに表示
され、横線の欠落が生じない。また、スチル再生等の変
速再生時には、表示される映像信号が含まれるフィール
ドと表示されない不要信号のフィールドとが交互に発生
する。液晶表示装置では、不要信号のフィールドでは、
前のフィールドの信号が継続されて表示される。この場
合では、間引かれるラインが連続する2フレーム間で、
異ならされ、ノーマル再生時と同時に、液晶表示装置に
おいて、斜め線がなめらかに表示される。
以下、この発明の一実施例について、図面を参照して
説明する。この説明は、下記の順序に従ってなされる。
説明する。この説明は、下記の順序に従ってなされる。
a.実施例の全体の構成 b.垂直同期制御回路 c.変速再生動作 d.間引き制御回路 e.変形例 a.実施例の全体の構成 第1図において、1は、回転ヘッド型VTRからの再生
映像信号が供給される入力端子である。映像信号は、反
転スイッチ回路2を介して水平面素数nに相当するサン
プルホールド回路31,32,・・・3nに供給される。反転ス
イッチ回路2は、反転制御信号に従って映像信号の極性
を制御する。
映像信号が供給される入力端子である。映像信号は、反
転スイッチ回路2を介して水平面素数nに相当するサン
プルホールド回路31,32,・・・3nに供給される。反転ス
イッチ回路2は、反転制御信号に従って映像信号の極性
を制御する。
4は、映像信号から垂直同期信号VD及び水平同期信号
HDを分離する同期分離回路である。分離された水平同期
信号HDが液晶表示装置8のコントローラ5に供給され、
分離された垂直同期信号VDがスイッチ回路12の一方の入
力端子に供給される。スイッチ回路12は、後述のよう
に、垂直同期信号VDと外部垂直同期信号EXDとの一方を
選択して、選択された垂直同期信号がコントローラ5に
供給される。コントローラ5は、入力された水平同期信
号及び垂直同期信号と同期したタイミングパルスを発生
する。つまり、有効画面の始端に対応する水平スタート
パルスXSと、各画素と対応する水平クロックXCKと、水
平走査の終端に対応する転送信号TRと、垂直走査の始端
の走査線に対応する垂直スタートパルスYSと、各水平走
査の対応する垂直クロックパルスYSK1とが形成される。
HDを分離する同期分離回路である。分離された水平同期
信号HDが液晶表示装置8のコントローラ5に供給され、
分離された垂直同期信号VDがスイッチ回路12の一方の入
力端子に供給される。スイッチ回路12は、後述のよう
に、垂直同期信号VDと外部垂直同期信号EXDとの一方を
選択して、選択された垂直同期信号がコントローラ5に
供給される。コントローラ5は、入力された水平同期信
号及び垂直同期信号と同期したタイミングパルスを発生
する。つまり、有効画面の始端に対応する水平スタート
パルスXSと、各画素と対応する水平クロックXCKと、水
平走査の終端に対応する転送信号TRと、垂直走査の始端
の走査線に対応する垂直スタートパルスYSと、各水平走
査の対応する垂直クロックパルスYSK1とが形成される。
水平スタートパルスXSと水平クロックXCKとが水平方
向のレジスタ6に供給される。レジスタ6からは、パル
スXSの後に、水平クロックXCKから形成された順次位相
がシフトされた出力信号X1,X2,・・・Xnが発生する。こ
の信号X1〜Xnがサンプリングパルスとして、サンプルホ
ールド回路31〜3nに供給される。従って、各水平走査の
画素を構成する信号がサンプルホールド回路31〜3nで形
成され、また、ホールドされる。
向のレジスタ6に供給される。レジスタ6からは、パル
スXSの後に、水平クロックXCKから形成された順次位相
がシフトされた出力信号X1,X2,・・・Xnが発生する。こ
の信号X1〜Xnがサンプリングパルスとして、サンプルホ
ールド回路31〜3nに供給される。従って、各水平走査の
画素を構成する信号がサンプルホールド回路31〜3nで形
成され、また、ホールドされる。
サンプルホールド回路31〜3nの出力信号がサンプルホ
ールド回路71〜7nに夫々供給される。サンプルホールド
回路71〜7nには、コントローラ5からの転送信号TRがサ
ンプリングパルスとして供給される。従って転送信号TR
が発生した次の水平期間では、サンプリングホールド回
路71〜7nにホールドされている表示信号が液晶時装置8
の第1の信号線8X1,8X2,・・・・8Xnに供給される。
ールド回路71〜7nに夫々供給される。サンプルホールド
回路71〜7nには、コントローラ5からの転送信号TRがサ
ンプリングパルスとして供給される。従って転送信号TR
が発生した次の水平期間では、サンプリングホールド回
路71〜7nにホールドされている表示信号が液晶時装置8
の第1の信号線8X1,8X2,・・・・8Xnに供給される。
液晶表示装置8は、第1の信号線8X1〜8Xnと第2の信
号線8Y1〜8Ymとが直交して設けられ、信号線が交差する
位置に液晶セルS11〜Smnが配置された構成である。81
は、液晶表示装置8の対向電極を示す。この実施例で
は、アクティブマトリックス方式であるので、スイッチ
ング素子としてのトランジスタ(TFT)の制御電極が信
号線8Y1〜8Ymに夫々接続され、トランジスタの入力電極
が信号線8X1〜8Xnに夫々接続され、トランジスタの出力
電極が液晶セルS11〜Smnが夫々接続されている。トラン
ジスタの制御電極に信号線8Y1〜8Ymを介して走査信号が
供給されることで、トランジスタがオンし、信号線8X1
〜8Xnに供給されている表示信号が液晶セルに供給され
る。
号線8Y1〜8Ymとが直交して設けられ、信号線が交差する
位置に液晶セルS11〜Smnが配置された構成である。81
は、液晶表示装置8の対向電極を示す。この実施例で
は、アクティブマトリックス方式であるので、スイッチ
ング素子としてのトランジスタ(TFT)の制御電極が信
号線8Y1〜8Ymに夫々接続され、トランジスタの入力電極
が信号線8X1〜8Xnに夫々接続され、トランジスタの出力
電極が液晶セルS11〜Smnが夫々接続されている。トラン
ジスタの制御電極に信号線8Y1〜8Ymを介して走査信号が
供給されることで、トランジスタがオンし、信号線8X1
〜8Xnに供給されている表示信号が液晶セルに供給され
る。
液晶表示装置8ライン数mは、例えば525(ライン/
フレーム)の映像信号の1フィールドの有効映像信号を
ノンインターレスで表示することができる値例えば240
とされている。一方、入力端子1に供給される映像信号
は、625(ライン/フレーム)の映像信号であり、この
入力映像信号の有効映像信号を表示するために、間引き
処理がなされる。
フレーム)の映像信号の1フィールドの有効映像信号を
ノンインターレスで表示することができる値例えば240
とされている。一方、入力端子1に供給される映像信号
は、625(ライン/フレーム)の映像信号であり、この
入力映像信号の有効映像信号を表示するために、間引き
処理がなされる。
信号線8Y1〜8Ymには、レジスタ9からの走査信号Y1〜
YmがANDゲートG1〜Gmを介して供給される。コントロー
ラ5とレジスタ9との間に、間引き制御回路18が設けら
れる。この間引き制御回路18には、コントローラ5から
の垂直スタートパルスYSと垂直クロックYCK1とが供給さ
れる。また、垂直コントローラ5で形成された1フィー
ルド毎に反転するパルス信号とDフリップフロップ11の
出力信号SIと検出信号JOGとが間引き制御回路18に供給
される。間引き制御回路18は、後述のように、検出信号
JOGが“0"であるノーマル再生時には、フィールド周期
で間引かれるラインを異ならせ、また、検出信号JOGが
“1"である変速再生時には、フレーム周期で間引かれる
ラインを異ならせる回路である。
YmがANDゲートG1〜Gmを介して供給される。コントロー
ラ5とレジスタ9との間に、間引き制御回路18が設けら
れる。この間引き制御回路18には、コントローラ5から
の垂直スタートパルスYSと垂直クロックYCK1とが供給さ
れる。また、垂直コントローラ5で形成された1フィー
ルド毎に反転するパルス信号とDフリップフロップ11の
出力信号SIと検出信号JOGとが間引き制御回路18に供給
される。間引き制御回路18は、後述のように、検出信号
JOGが“0"であるノーマル再生時には、フィールド周期
で間引かれるラインを異ならせ、また、検出信号JOGが
“1"である変速再生時には、フレーム周期で間引かれる
ラインを異ならせる回路である。
間引き制御回路18からは、間引かれるラインと対応す
る垂直クロックが除かれた垂直クロックYCK2が発生す
る。この垂直クロックYCK2と垂直スタートパルスYSとが
レジスタ9に供給される。また、間引かれるラインで
は、1H(H:水平周期)毎の反転制御が2Hの期間、同じ状
態を続ける必要があるので、間引きラインを示す信号が
間引き制御回路18からコントローラ5に供給される。転
送クロックTRの発生を必要に応じて間引きラインで禁止
しても良い。
る垂直クロックが除かれた垂直クロックYCK2が発生す
る。この垂直クロックYCK2と垂直スタートパルスYSとが
レジスタ9に供給される。また、間引かれるラインで
は、1H(H:水平周期)毎の反転制御が2Hの期間、同じ状
態を続ける必要があるので、間引きラインを示す信号が
間引き制御回路18からコントローラ5に供給される。転
送クロックTRの発生を必要に応じて間引きラインで禁止
しても良い。
レジスタ9では、垂直スタートパルスYSと垂直クロッ
クYCK2とから、水平期間毎に、順次位相がシフトした走
査信号Y1〜Ymが形成される。“1"の走査信号が供給され
る信号線に接続されたトランジスタがオンし、この時
に、サンプルホールド回路71〜7nにホールドされている
表示信号が信号線8X1〜8Xnとトランジスタとを介して液
晶セルに供給され、映像信号の表示がなされる。
クYCK2とから、水平期間毎に、順次位相がシフトした走
査信号Y1〜Ymが形成される。“1"の走査信号が供給され
る信号線に接続されたトランジスタがオンし、この時
に、サンプルホールド回路71〜7nにホールドされている
表示信号が信号線8X1〜8Xnとトランジスタとを介して液
晶セルに供給され、映像信号の表示がなされる。
ANDゲートG1〜Gmには、Dフリップフロップ16からの
制御信号が供給される。Dフリップフロップ16は、液晶
表示装置8のライト及びホールドを制御する制御信号W/
Hをコントローラ5からの水平周波数のパルスで同期化
する。ノーマル再生時には、制御信号W/Hが常に“1"
(ハイレベル)で、ANDゲートG1〜Gmの出力に走査信号
が発生する。しかし、スチル再生時及びスロー再生時に
は、1フィールド毎に“0"(ローレベル)と“1"とに反
転する信号W/Hが発生するので、制御信号W/Hが“0"のフ
ィールドでは、ANDゲートG1〜Gmが禁止状態となる。禁
止状態では、信号線8Y1〜8Ymがオープン状態となり、液
晶セルが前のフィールドの表示状態を継続する。ANDゲ
ートG1〜Gmを設ける代わりに、レジスタ9が出力信号を
発生する状態と出力をオープンにする状態とを制御可能
としても良い。
制御信号が供給される。Dフリップフロップ16は、液晶
表示装置8のライト及びホールドを制御する制御信号W/
Hをコントローラ5からの水平周波数のパルスで同期化
する。ノーマル再生時には、制御信号W/Hが常に“1"
(ハイレベル)で、ANDゲートG1〜Gmの出力に走査信号
が発生する。しかし、スチル再生時及びスロー再生時に
は、1フィールド毎に“0"(ローレベル)と“1"とに反
転する信号W/Hが発生するので、制御信号W/Hが“0"のフ
ィールドでは、ANDゲートG1〜Gmが禁止状態となる。禁
止状態では、信号線8Y1〜8Ymがオープン状態となり、液
晶セルが前のフィールドの表示状態を継続する。ANDゲ
ートG1〜Gmを設ける代わりに、レジスタ9が出力信号を
発生する状態と出力をオープンにする状態とを制御可能
としても良い。
映像信号の伝送路に挿入された反転スイッチ回路2に
は、エクスクルーシブORゲート10からの制御信号が供給
される。この制御信号により、ノーマル再生時には、映
像信号の極性が水平期間毎に反転し、また、フィールド
周期毎に反転する。この反転処理により、隣接する走査
線の間でのクロストーク等の画質の劣化が防止され、ま
た、直流が印加されることによる液晶の破壊が防止され
る。対向電極81に印加されるターゲット電位も、同様に
極性が反転される。エクスクルーシブORゲート10には、
コントローラ5から水平周期及びフィールド周期毎に反
転する制御信号が供給され、また、Dフリップフロップ
11の出力信号SIとが供給される。
は、エクスクルーシブORゲート10からの制御信号が供給
される。この制御信号により、ノーマル再生時には、映
像信号の極性が水平期間毎に反転し、また、フィールド
周期毎に反転する。この反転処理により、隣接する走査
線の間でのクロストーク等の画質の劣化が防止され、ま
た、直流が印加されることによる液晶の破壊が防止され
る。対向電極81に印加されるターゲット電位も、同様に
極性が反転される。エクスクルーシブORゲート10には、
コントローラ5から水平周期及びフィールド周期毎に反
転する制御信号が供給され、また、Dフリップフロップ
11の出力信号SIとが供給される。
Dフリップフロップ11は、その否定出力がデータ入力
に帰還され、スイッチ回路12からの垂直同期信号がクロ
ック入力される1/2分周回路の構成とされている。スイ
ッチ回路12を制御すると共に、Dフリップフロップ11の
リセット状態を制御する検出信号JOGが破線で囲む垂直
同期制御回路20で形成される。ノーマル再生時には、こ
の信号JOGが“0"であり、Dフリップフロップ11がリセ
ット状態とされ、信号SIが常に“0"である。従って、エ
ケスクルーシブORゲート10からは、コントローラ5から
出力される制御信号がそのまま出力される。変速再生時
には、検出信号JOGが“1"となり、Dフリップフロップ1
1が1/2分周回路として動作し、2フィールド毎に反転す
る信号SIが発生し、反転スイッチ回路2では、映像信号
の極性が2フィールド毎に反転される。
に帰還され、スイッチ回路12からの垂直同期信号がクロ
ック入力される1/2分周回路の構成とされている。スイ
ッチ回路12を制御すると共に、Dフリップフロップ11の
リセット状態を制御する検出信号JOGが破線で囲む垂直
同期制御回路20で形成される。ノーマル再生時には、こ
の信号JOGが“0"であり、Dフリップフロップ11がリセ
ット状態とされ、信号SIが常に“0"である。従って、エ
ケスクルーシブORゲート10からは、コントローラ5から
出力される制御信号がそのまま出力される。変速再生時
には、検出信号JOGが“1"となり、Dフリップフロップ1
1が1/2分周回路として動作し、2フィールド毎に反転す
る信号SIが発生し、反転スイッチ回路2では、映像信号
の極性が2フィールド毎に反転される。
垂直同期制御回路20には、外部垂直同期信号EXVを発
生する検出回路13と、上述の検出信号JOGを発生する検
出回路17とが設けられ、端子14からの擬似垂直同期信号
QVDが検出回路13に供給され、また、端子15からの液晶
表示のライト動作とホールド動作とを制御する制御信号
W/Hが検出回路13及び17に供給される。擬似垂直同期信
号QVDは、図示せずも、マイクロコンピュータ或いはパ
ルス発生回路において、スイッチングパルスSWPから形
成される。制御信号W/Hは、同様に、マイクロコンピュ
ータ或いはパルス発生回路において、VTRの動作モード
とスイッチングパルスSWPから形成される。制御信号W/H
を再生信号のレベルを検出することで形成しても良い。
生する検出回路13と、上述の検出信号JOGを発生する検
出回路17とが設けられ、端子14からの擬似垂直同期信号
QVDが検出回路13に供給され、また、端子15からの液晶
表示のライト動作とホールド動作とを制御する制御信号
W/Hが検出回路13及び17に供給される。擬似垂直同期信
号QVDは、図示せずも、マイクロコンピュータ或いはパ
ルス発生回路において、スイッチングパルスSWPから形
成される。制御信号W/Hは、同様に、マイクロコンピュ
ータ或いはパルス発生回路において、VTRの動作モード
とスイッチングパルスSWPから形成される。制御信号W/H
を再生信号のレベルを検出することで形成しても良い。
b.垂直同期制御回路 第2図は、垂直同期制御回路20の一例の構成を示す。
入力端子14からの擬似垂直同期信号QVDが単安定マルチ
バイブレータ(モノマルチと略す)21に供給され、モノ
マルチ21が信号QVDの立ち上がりでトリガーされる。モ
ノマルチ21は、映像信号から分離された垂直同期信号VD
のパルス幅と対応した遅延時間例えば3Hを有している。
モノマルチ21の出力信号がORゲート22に供給される。OR
ゲート22からの外部同期信号EXVが前述のように、スイ
ッチ回路12の一方の入力端子に与えられる。
入力端子14からの擬似垂直同期信号QVDが単安定マルチ
バイブレータ(モノマルチと略す)21に供給され、モノ
マルチ21が信号QVDの立ち上がりでトリガーされる。モ
ノマルチ21は、映像信号から分離された垂直同期信号VD
のパルス幅と対応した遅延時間例えば3Hを有している。
モノマルチ21の出力信号がORゲート22に供給される。OR
ゲート22からの外部同期信号EXVが前述のように、スイ
ッチ回路12の一方の入力端子に与えられる。
また、擬似垂直同期信号QVDがダイオード23及びコン
デンサ24で構成された積分回路に供給される。この積分
回路の出力信号がANDゲート25に供給される。この実施
例は、二つの種類の擬似垂直同期信号QVDと対応できる
構成である。つまり、変速再生動作がスチル再生のみの
VTRの再生信号が供給される場合には、スチル再生時に
“1"となる直流的な擬似垂直同期信号QVD端子14に供給
され、他方、スチル再生、スロー再生、キュー・レビュ
ー再生等が可能なVTRの場合には、垂直同期信号VDと同
様のパルス的な擬似垂直同期信号QVDが端子14に供給さ
れる。直流的な擬似垂直同期信号QVDの場合には、積分
回路の出力信号が“1"となり、ANDゲート25を介してOR
ゲート31の出力信号がモノマルチ26に供給される。パル
ス的な擬似垂直同期信号QVDの場合には、ANDゲート25が
禁止状態となり、また、モノマルチ21から出力信号が発
生する。
デンサ24で構成された積分回路に供給される。この積分
回路の出力信号がANDゲート25に供給される。この実施
例は、二つの種類の擬似垂直同期信号QVDと対応できる
構成である。つまり、変速再生動作がスチル再生のみの
VTRの再生信号が供給される場合には、スチル再生時に
“1"となる直流的な擬似垂直同期信号QVD端子14に供給
され、他方、スチル再生、スロー再生、キュー・レビュ
ー再生等が可能なVTRの場合には、垂直同期信号VDと同
様のパルス的な擬似垂直同期信号QVDが端子14に供給さ
れる。直流的な擬似垂直同期信号QVDの場合には、積分
回路の出力信号が“1"となり、ANDゲート25を介してOR
ゲート31の出力信号がモノマルチ26に供給される。パル
ス的な擬似垂直同期信号QVDの場合には、ANDゲート25が
禁止状態となり、また、モノマルチ21から出力信号が発
生する。
スチル再生の場合には、擬似垂直同期信号QVDのタイ
ミングが一定であるため、制御信号W/Hから外部同期信
号EXVを形成することが可能である。しかし、スロー再
生の場合には、制御された位相の外部垂直同期信号を発
生することが必要であり、キュー・レビュー再生の場合
には、制御信号W/Hの周期が短くなるので、制御信号W/H
から外部垂直同期信号を形成することができない。
ミングが一定であるため、制御信号W/Hから外部同期信
号EXVを形成することが可能である。しかし、スロー再
生の場合には、制御された位相の外部垂直同期信号を発
生することが必要であり、キュー・レビュー再生の場合
には、制御信号W/Hの周期が短くなるので、制御信号W/H
から外部垂直同期信号を形成することができない。
変速再生動作であることを示す検出信号JOGの発生と
スチル再生時の外部垂直同期信号の形成について更に説
明する。入力端子15からの制御信号W/Hが前述のよう
に、Dフリップフロップ16に供給されると共に、モノマ
ルチ27、28及び30に供給される。制御信号W/Hは、ノー
マル再生時に常に“1"であり、変速再生時に反転する。
制御信号W/Hの立ち下がりでモノマルチ27がトリガーさ
れ、信号W/Hの立ち上がりでモノマルチ28及び30がトリ
ガーされる。モノマルチ28は、リドリガブルモノマルチ
であって、遅延時間がTτ例えば1.5V(V:フィールド周
期)とされている。モノマルチ28に接続されたモノマル
チ29は、モノマルチ28の出力信号の立ち下がりでトリガ
ーされる。
スチル再生時の外部垂直同期信号の形成について更に説
明する。入力端子15からの制御信号W/Hが前述のよう
に、Dフリップフロップ16に供給されると共に、モノマ
ルチ27、28及び30に供給される。制御信号W/Hは、ノー
マル再生時に常に“1"であり、変速再生時に反転する。
制御信号W/Hの立ち下がりでモノマルチ27がトリガーさ
れ、信号W/Hの立ち上がりでモノマルチ28及び30がトリ
ガーされる。モノマルチ28は、リドリガブルモノマルチ
であって、遅延時間がTτ例えば1.5V(V:フィールド周
期)とされている。モノマルチ28に接続されたモノマル
チ29は、モノマルチ28の出力信号の立ち下がりでトリガ
ーされる。
モノマルチ27の出力信号がRSフリップフロップ32のセ
ット入力とされると共に、ORゲート31に供給される。OR
ゲート31には、モノマルチ30の出力パルスが供給され
る。モノマルチ29の出力パルスがフリップフロップ32の
リセット入力とされる。フリップフロップ32から検出信
号JOGが得られる。この検出信号JOGは、制御信号W/Hの
立ち下がりから“1"となり、制御信号W/Hの立ち上がっ
てから1.5V後に“0"となる。従って、検出信号JOGは、
ノーマル再生の期間で“0"で、変速再生の期間で“1"で
ある。
ット入力とされると共に、ORゲート31に供給される。OR
ゲート31には、モノマルチ30の出力パルスが供給され
る。モノマルチ29の出力パルスがフリップフロップ32の
リセット入力とされる。フリップフロップ32から検出信
号JOGが得られる。この検出信号JOGは、制御信号W/Hの
立ち下がりから“1"となり、制御信号W/Hの立ち上がっ
てから1.5V後に“0"となる。従って、検出信号JOGは、
ノーマル再生の期間で“0"で、変速再生の期間で“1"で
ある。
ORゲート31の出力には、制御信号W/Hの立ち上がり及
び立ち下がりからモノマルチ27及び30の遅延時間後に、
パルス信号が発生する。このモノマルチ27及び30の遅延
時間は、スチル再生時の垂直同期信号VDの前縁のタイミ
ングとORゲート31の出力信号の立ち下がりのタイミング
とが対応するような長さとされている。
び立ち下がりからモノマルチ27及び30の遅延時間後に、
パルス信号が発生する。このモノマルチ27及び30の遅延
時間は、スチル再生時の垂直同期信号VDの前縁のタイミ
ングとORゲート31の出力信号の立ち下がりのタイミング
とが対応するような長さとされている。
ORゲート31に前述のANDゲート25を介してモノマルチ2
6が接続され、ORゲート31の出力信号の立ち下がりでモ
ノマルチ26がトリガーされる。モノマルチ26の遅延時間
は、垂直同期信号VDのパルス幅と対応している。モノマ
ルチ26の出力信号がORゲート22に供給される。スチル再
生時には、ANDゲート25を介してORゲート31の出力信号
がモノマルチ26に供給されるので、制御信号W/Hから形
成された外部垂直同期信号が使用される。
6が接続され、ORゲート31の出力信号の立ち下がりでモ
ノマルチ26がトリガーされる。モノマルチ26の遅延時間
は、垂直同期信号VDのパルス幅と対応している。モノマ
ルチ26の出力信号がORゲート22に供給される。スチル再
生時には、ANDゲート25を介してORゲート31の出力信号
がモノマルチ26に供給されるので、制御信号W/Hから形
成された外部垂直同期信号が使用される。
c.変速再生動作 この発明の一実施例の変速再生動作について、以下に
説明する。VTRは、ノーマル再生と変速再生とで共通に
使用される一対の180゜対向のヘッドHa及びHbを備えた
ものである。最初にスチル再生動作について第3図を参
照して説明する。スチル再生時には、テープが静止さ
れ、前述の第11図における走査軌跡40bのように、ヘッ
ドHa及びHbが所定のトラック例えばヘッドHaで形成され
たトラックを繰り返して走査する。
説明する。VTRは、ノーマル再生と変速再生とで共通に
使用される一対の180゜対向のヘッドHa及びHbを備えた
ものである。最初にスチル再生動作について第3図を参
照して説明する。スチル再生時には、テープが静止さ
れ、前述の第11図における走査軌跡40bのように、ヘッ
ドHa及びHbが所定のトラック例えばヘッドHaで形成され
たトラックを繰り返して走査する。
第3図Aは、同期分離回路4で分離された垂直同期信
号VDを示す。第3図の例では、ノーマル再生動作の後に
4フィールド期間、スチル再生動作がされ、次に再びノ
ーマル再生動作がなされる。第3図Bは、ドラムの回転
位相と一致したスイッチングパルスSWPを示し、パルスS
WPが“1"のフィールドでヘッドHaがテープを走査し、パ
ルスSWPが“0"のフィールドでヘッドHbがテープを走査
する。図では、簡単のため、ヘッドHa及びHbと夫々対応
して、a及びbの符号を付す。
号VDを示す。第3図の例では、ノーマル再生動作の後に
4フィールド期間、スチル再生動作がされ、次に再びノ
ーマル再生動作がなされる。第3図Bは、ドラムの回転
位相と一致したスイッチングパルスSWPを示し、パルスS
WPが“1"のフィールドでヘッドHaがテープを走査し、パ
ルスSWPが“0"のフィールドでヘッドHbがテープを走査
する。図では、簡単のため、ヘッドHa及びHbと夫々対応
して、a及びbの符号を付す。
第3図C、第3図D、第3図Eは、再生信号RF、制御
信号W/H、検出信号JOGを夫々示す。再生信号RFのレベル
は、スチル再生動作に入ると、ヘッドHbが走査するフィ
ールドで減少する。制御信号W/Hは、ノーマル再生時に
は、常に“1"であり、スチル再生動作の1フィールド前
からフィールド毎に反転する信号である。垂直同期制御
回路20のフリップフロップ32は、制御信号W/Hの立ち下
がりでセットされるので、検出信号JOGが“1"となる。
この検出信号JOGは、信号W/Hの立ち下がりからTτ(=
1.5V)後に“0"となる。
信号W/H、検出信号JOGを夫々示す。再生信号RFのレベル
は、スチル再生動作に入ると、ヘッドHbが走査するフィ
ールドで減少する。制御信号W/Hは、ノーマル再生時に
は、常に“1"であり、スチル再生動作の1フィールド前
からフィールド毎に反転する信号である。垂直同期制御
回路20のフリップフロップ32は、制御信号W/Hの立ち下
がりでセットされるので、検出信号JOGが“1"となる。
この検出信号JOGは、信号W/Hの立ち下がりからTτ(=
1.5V)後に“0"となる。
制御信号W/HがDフリップフロップ16でサンプリング
されて、ANDゲートG1〜Gmに供給される。従って、制御
信号W/Hが“0"のフィールドでは、ANDゲートG1〜Gmが禁
止状態となり、走査信号Y1〜Ymが信号線8Y1〜8Ymに供給
されない。このオープン状態では、前のフィールドの表
示状態が液晶セルにホールドされる。従って、ヘッドHb
のフィールドのノイズが多い画像が表示されることがな
い。第3図FでOは、上記のオープン状態を意味する。
されて、ANDゲートG1〜Gmに供給される。従って、制御
信号W/Hが“0"のフィールドでは、ANDゲートG1〜Gmが禁
止状態となり、走査信号Y1〜Ymが信号線8Y1〜8Ymに供給
されない。このオープン状態では、前のフィールドの表
示状態が液晶セルにホールドされる。従って、ヘッドHb
のフィールドのノイズが多い画像が表示されることがな
い。第3図FでOは、上記のオープン状態を意味する。
検出信号JOGが“1"となるため、スイッチ回路12で選
択された外部垂直同期信号EXVがコントローラ5及びD
フリップフロップ11に供給される。Dフリップフロップ
11のリセット状態が解除され、Dフリップフロップ11が
1/2分周回路として動作する。スチル再生時には、第3
図Hに示すように、パルス状の擬似垂直同期信号QVD或
いは直流的な擬似垂直同期信号QVDの一方が端子14から
供給される。垂直同期制御回路20では、直流的な擬似垂
直同期信号QVDからも、パルス状の外部垂直同期信号EXV
が形成される。この外部垂直同期信号EXVは、第3図A
に示す垂直同期信号VDと同様の位相を有している。つま
り、スチル再生期間では、スイッチングパルスSWPに対
して所定の遅れ時間τ1を持つ外部垂直同期信号EXVが
形成される。
択された外部垂直同期信号EXVがコントローラ5及びD
フリップフロップ11に供給される。Dフリップフロップ
11のリセット状態が解除され、Dフリップフロップ11が
1/2分周回路として動作する。スチル再生時には、第3
図Hに示すように、パルス状の擬似垂直同期信号QVD或
いは直流的な擬似垂直同期信号QVDの一方が端子14から
供給される。垂直同期制御回路20では、直流的な擬似垂
直同期信号QVDからも、パルス状の外部垂直同期信号EXV
が形成される。この外部垂直同期信号EXVは、第3図A
に示す垂直同期信号VDと同様の位相を有している。つま
り、スチル再生期間では、スイッチングパルスSWPに対
して所定の遅れ時間τ1を持つ外部垂直同期信号EXVが
形成される。
液晶表示装置8のコントローラ5は、ノイズが多い再
生映像信号から分離された垂直同期信号VDではなく、外
部垂直同期信号EXVと同期したタイミングパルスを形成
する。従って、映像信号のタイミングと表示のタイミン
グとがずれることがなく、安定な表示が可能である。
生映像信号から分離された垂直同期信号VDではなく、外
部垂直同期信号EXVと同期したタイミングパルスを形成
する。従って、映像信号のタイミングと表示のタイミン
グとがずれることがなく、安定な表示が可能である。
Dフリップフロップ11は、外部垂直同期信号EXVを分
周して反転制御信号SIを形成する。第3図Gは、この信
号SIを示す。但し、信号SIは、ノーマル状態では、破線
のように、常に“0"となるが、第3図Gでは、理解の容
易のために、フィールド周期で反転するものとしてい
る。信号SIがエクスクルーシブORゲート10に供給される
ので、反転スイッチ回路2により、映像信号の極性が制
御される。第3図Fで+,−は、フィールドの最初の1H
における制御された極性を示す。
周して反転制御信号SIを形成する。第3図Gは、この信
号SIを示す。但し、信号SIは、ノーマル状態では、破線
のように、常に“0"となるが、第3図Gでは、理解の容
易のために、フィールド周期で反転するものとしてい
る。信号SIがエクスクルーシブORゲート10に供給される
ので、反転スイッチ回路2により、映像信号の極性が制
御される。第3図Fで+,−は、フィールドの最初の1H
における制御された極性を示す。
コントローラ5からの制御信号は、1H毎及び1V毎に反
転した位相を有しているノーマル再生時には、信号SIが
常に“0"であるため、コントローラから出力された波形
と同一の制御信号が反転スイッチ回路2に供給される。
従って、液晶表示装置8に供給される映像信号の極性が
1H毎、1V毎に反転する。
転した位相を有しているノーマル再生時には、信号SIが
常に“0"であるため、コントローラから出力された波形
と同一の制御信号が反転スイッチ回路2に供給される。
従って、液晶表示装置8に供給される映像信号の極性が
1H毎、1V毎に反転する。
スチル再生時には、信号SIがエクスクルーシブORゲー
ト10に供給され、2V毎に反転する制御信号が形成され
る。従って、液晶表示装置8に供給される映像信号は、
1H毎、2V毎に極性が反転される。
ト10に供給され、2V毎に反転する制御信号が形成され
る。従って、液晶表示装置8に供給される映像信号は、
1H毎、2V毎に極性が反転される。
スロー再生動作は、所定時間のスチル再生がされた
後、テープがノーマル速度で走行されるコマ送りがさ
れ、次に再び所定時間のスチル再生がされる。このスロ
ー再生時においても、上述と同様に例えば一方のヘッド
Haの再生信号が表示される。かかるスロー再生時のコマ
送りの期間では、スチル再生期間と異なり、各トラック
の始端部分に記録された垂直同期信号VDが再生されるタ
イミングが変化する。垂直同期信号VDの記録位置は、通
常スイッチングパルスSWPの位相を基準として定められ
ている。スロー再生時に端子14に供給される擬似垂直同
期信号QVDは、この垂直同期信号VDと同様の位相を有し
ている。擬似垂直同期信号QVDから外部垂直同期信号EXV
が形成される。
後、テープがノーマル速度で走行されるコマ送りがさ
れ、次に再び所定時間のスチル再生がされる。このスロ
ー再生時においても、上述と同様に例えば一方のヘッド
Haの再生信号が表示される。かかるスロー再生時のコマ
送りの期間では、スチル再生期間と異なり、各トラック
の始端部分に記録された垂直同期信号VDが再生されるタ
イミングが変化する。垂直同期信号VDの記録位置は、通
常スイッチングパルスSWPの位相を基準として定められ
ている。スロー再生時に端子14に供給される擬似垂直同
期信号QVDは、この垂直同期信号VDと同様の位相を有し
ている。擬似垂直同期信号QVDから外部垂直同期信号EXV
が形成される。
スロー再生時には、スチル再生時と同様に、映像信号
の極性が制御され、また、液晶表示装置8の動作が制御
される。つまり、スチル再生の期間と同様に、スロー再
生時のコマ送りの期間でも、ヘッドHaのフィールドの再
生信号の表示がなされる。
の極性が制御され、また、液晶表示装置8の動作が制御
される。つまり、スチル再生の期間と同様に、スロー再
生時のコマ送りの期間でも、ヘッドHaのフィールドの再
生信号の表示がなされる。
d.間引き制御回路 第4図は、間引き制御回路18の一例を示す。第4図に
おいて、41で示す入力端子からの垂直クロックYCK1がAN
Dゲート42を介して出力端子43に取り出される。また、
垂直クロックYCK1がカウンタ44にクロック信号として供
給される。カウンタ44は、垂直スタートパルスYSでプリ
セット値がロードされ、所定数の垂直クロックYCK1を計
数した時に、“0"の出力信号を発生する。このカウンタ
44の出力信号がANDゲート42に供給されると共に、出力
端子46に取り出される。この出力端子46は、コントロー
ラ5に接続されており、間引きラインでの映像信号の反
転を禁止するために使用される。
おいて、41で示す入力端子からの垂直クロックYCK1がAN
Dゲート42を介して出力端子43に取り出される。また、
垂直クロックYCK1がカウンタ44にクロック信号として供
給される。カウンタ44は、垂直スタートパルスYSでプリ
セット値がロードされ、所定数の垂直クロックYCK1を計
数した時に、“0"の出力信号を発生する。このカウンタ
44の出力信号がANDゲート42に供給されると共に、出力
端子46に取り出される。この出力端子46は、コントロー
ラ5に接続されており、間引きラインでの映像信号の反
転を禁止するために使用される。
48及び49は、プリセット値N1及びN2を夫々発生するデ
ータ発生回路である。スイッチ回路47により選択された
プリセット値N1又はN2がカウンタ44に供給される。スイ
ッチ回路47は、ORゲート50の出力信号で制御される。OR
ゲート50には、ANDゲート51及び52の出力信号が供給さ
れる。ANDゲート51には、入力端子53から1V毎に反転す
る信号が供給される。この1V毎に反転する信号は、コン
トローラ5で形成される。ANDゲート52には、Dフリッ
プフロップ11の出力信号SIが供給される。この信号SI
は、前述のように、変速再生時には、2V毎に反転する信
号である。ANDゲート51には、検出信号JOGの反転信号が
供給され、ANDゲート52には、検出信号JOGが供給され
る。従って、スイッチ回路47には、ノーマル再生時に1V
毎に反転する信号が供給され、変速再生時に2V毎に反転
する信号SIが供給される。
ータ発生回路である。スイッチ回路47により選択された
プリセット値N1又はN2がカウンタ44に供給される。スイ
ッチ回路47は、ORゲート50の出力信号で制御される。OR
ゲート50には、ANDゲート51及び52の出力信号が供給さ
れる。ANDゲート51には、入力端子53から1V毎に反転す
る信号が供給される。この1V毎に反転する信号は、コン
トローラ5で形成される。ANDゲート52には、Dフリッ
プフロップ11の出力信号SIが供給される。この信号SI
は、前述のように、変速再生時には、2V毎に反転する信
号である。ANDゲート51には、検出信号JOGの反転信号が
供給され、ANDゲート52には、検出信号JOGが供給され
る。従って、スイッチ回路47には、ノーマル再生時に1V
毎に反転する信号が供給され、変速再生時に2V毎に反転
する信号SIが供給される。
スイッチ回路47は、ORゲート50の出力信号が“1"の期
間では、プリセット値N1を選択的にカウンタ44に供給
し、この信号が“0"の期間では、プリット値N2を選択的
にカウンタ44に供給する。これらのプリセット値N1及び
N2は、間引きラインと対応する垂直クロックの位相で、
カウンタ44の出力信号が発生するように、設定されてい
る。
間では、プリセット値N1を選択的にカウンタ44に供給
し、この信号が“0"の期間では、プリット値N2を選択的
にカウンタ44に供給する。これらのプリセット値N1及び
N2は、間引きラインと対応する垂直クロックの位相で、
カウンタ44の出力信号が発生するように、設定されてい
る。
上述の間引き制御回路18の動作について、第5図〜第
8図を参照して説明する。最初に、ノーマル再生動作で
発生した映像信号が供給される場合の間引き制御につい
て、第5図及び第6図を参照して説明する。
8図を参照して説明する。最初に、ノーマル再生動作で
発生した映像信号が供給される場合の間引き制御につい
て、第5図及び第6図を参照して説明する。
第5図Aは、コントローラ5で形成された1V毎に反転
する信号、即ち、第1フィールドで“1"となり、第2フ
ィールドで“0"となる信号を示す。第5図Bは、垂直ス
タートパルスYSを示す。ノーマル再生時には、検出信号
JOGが“0"であるため、ANDゲート51及びORゲート50を通
じて1V毎に反転する信号がスイッチ回路47に供給され
る。従って、第1フィールドでは、プリセット値N1がス
イッチ回路47で選択されたカウンタ44に供給され、第2
フィールドでは、プリセット値N2がスイッチ回路47で選
択されてカウンタ44に供給される。これらのプリセット
値が垂直スタートパルスYSでカウンタ44にロードされ
る。
する信号、即ち、第1フィールドで“1"となり、第2フ
ィールドで“0"となる信号を示す。第5図Bは、垂直ス
タートパルスYSを示す。ノーマル再生時には、検出信号
JOGが“0"であるため、ANDゲート51及びORゲート50を通
じて1V毎に反転する信号がスイッチ回路47に供給され
る。従って、第1フィールドでは、プリセット値N1がス
イッチ回路47で選択されたカウンタ44に供給され、第2
フィールドでは、プリセット値N2がスイッチ回路47で選
択されてカウンタ44に供給される。これらのプリセット
値が垂直スタートパルスYSでカウンタ44にロードされ
る。
カウンタ44は、第5図Cに示される垂直クロックYCK1
を計数する。第5図C、第5図D及び第5図Eは、時間
軸が拡大されている。カウンタ44は、プリセット値N1及
びN2に応じて、第5図Dに示す出力信号を発生する。つ
まり、第1フィールドでは、4番目(L4)、8番目(L
8)、・・・のラインの垂直クロックと一致する位相
で、“0"となる出力信号がカウンタ44から発生し、第2
フィールドでは、2番目(L12)、6番目(L16)、・・
・のラインの垂直クロックと一致する位相で、“0"とな
る出力信号がカウンタ44から発生する。従って、ANDゲ
ート42から出力端子43に取り出される垂直クロックYCK2
は、第5図Eに示すものとなる。
を計数する。第5図C、第5図D及び第5図Eは、時間
軸が拡大されている。カウンタ44は、プリセット値N1及
びN2に応じて、第5図Dに示す出力信号を発生する。つ
まり、第1フィールドでは、4番目(L4)、8番目(L
8)、・・・のラインの垂直クロックと一致する位相
で、“0"となる出力信号がカウンタ44から発生し、第2
フィールドでは、2番目(L12)、6番目(L16)、・・
・のラインの垂直クロックと一致する位相で、“0"とな
る出力信号がカウンタ44から発生する。従って、ANDゲ
ート42から出力端子43に取り出される垂直クロックYCK2
は、第5図Eに示すものとなる。
この垂直クロックYCKが走査信号を形成するレジスタ
9に供給されるので、第1フィールドでは、ラインL4、
L8、・・・の映像信号を表示するための走査信号が発生
せず、第2フィールドでは、ラインL12、L16、・・・の
映像信号を表示するための走査信号が発生しない。従っ
て、これらのラインが間引かれた映像が表示される。
9に供給されるので、第1フィールドでは、ラインL4、
L8、・・・の映像信号を表示するための走査信号が発生
せず、第2フィールドでは、ラインL12、L16、・・・の
映像信号を表示するための走査信号が発生しない。従っ
て、これらのラインが間引かれた映像が表示される。
第6図は、ノマール再生で発生した映像信号を表示す
る時の動作を示し、第6図において、L1,L2,L3,・・・
がライン数が625本の第1フィールドのラインを示し、
破線で描かれたL11,L12,L13,・・・が第2フィールドの
ラインを示す。斜め線の場合には、第1フィールドで、
黒いドットで示す画素信号x1,x2,x3,・・・・が発生
し、第2フィールドで、白いドットで示す画素信号x11,
x12,x13,・・・が発生する、ノンインターレス表示のた
めに、第2フィールドのラインの画素信号が下側の第1
フィールドのライン上で表示される。
る時の動作を示し、第6図において、L1,L2,L3,・・・
がライン数が625本の第1フィールドのラインを示し、
破線で描かれたL11,L12,L13,・・・が第2フィールドの
ラインを示す。斜め線の場合には、第1フィールドで、
黒いドットで示す画素信号x1,x2,x3,・・・・が発生
し、第2フィールドで、白いドットで示す画素信号x11,
x12,x13,・・・が発生する、ノンインターレス表示のた
めに、第2フィールドのラインの画素信号が下側の第1
フィールドのライン上で表示される。
第6図において、l1,l2,l3,・・・は、液晶表示装置
8のラインを示す。ライン数は、ライン数が525本の1
フィールド分の有効映像信号を表示するために、例えば
240本とされている。第1フィールド及び第2フィール
ドの両者の信号は、同一のライン上に表示される。
8のラインを示す。ライン数は、ライン数が525本の1
フィールド分の有効映像信号を表示するために、例えば
240本とされている。第1フィールド及び第2フィール
ドの両者の信号は、同一のライン上に表示される。
上述の間引き制御回路18により、第1フィールドで
は、4ライン間隔で位置するラインL4、L8、・・・の表
示が間引かれる。例えばラインl1、l2、l3、l4の夫々に
は、画素信号x1、x2、x3、x5が夫々表示される。一方、
第2フィールドでは、ラインL2、L6、・・・の表示が間
引かれる。例えばラインl1、l2、l3の夫々には、画素信
号x11、x13、x14が表示される。このように、フィール
ド毎に間引かれるラインの位置を異ならせることによ
り、第6図から理解されるように、斜め線の表示がなめ
らかとなる。
は、4ライン間隔で位置するラインL4、L8、・・・の表
示が間引かれる。例えばラインl1、l2、l3、l4の夫々に
は、画素信号x1、x2、x3、x5が夫々表示される。一方、
第2フィールドでは、ラインL2、L6、・・・の表示が間
引かれる。例えばラインl1、l2、l3の夫々には、画素信
号x11、x13、x14が表示される。このように、フィール
ド毎に間引かれるラインの位置を異ならせることによ
り、第6図から理解されるように、斜め線の表示がなめ
らかとなる。
次に、スチル再生、スロー再生等の変速再生動作で発
生した映像信号が供給される場合の間引き制御につい
て、第7図及び第8図を参照して説明する。
生した映像信号が供給される場合の間引き制御につい
て、第7図及び第8図を参照して説明する。
第7図Aは、Dフリップフロップ11の出力信号SIを示
す。この信号SIは、前述のように、変速再生時には、2V
(フレーム)毎に反転する信号である。第7図Bは、垂
直スタートパルスYSを示す。変速再生時には、検出信号
JOGが“1"であるため、ANDゲート52及びORゲート50を通
じて2V毎に反転する信号がスイッチ回路47に供給され
る。従って、連続する2フレーム間で、信号SIが“1"の
一方のフレーム期間では、プリセット値N1がスイッチ回
路47で選択されたカウンタ44に供給され、信号SIが“0"
の他方のフレーム期間では、プリセット値N2がスイッチ
回路47で選択されてカウンタ44に供給される。これらの
プリセット値が垂直スタートパルスYSでカウンタ44にロ
ードされる。
す。この信号SIは、前述のように、変速再生時には、2V
(フレーム)毎に反転する信号である。第7図Bは、垂
直スタートパルスYSを示す。変速再生時には、検出信号
JOGが“1"であるため、ANDゲート52及びORゲート50を通
じて2V毎に反転する信号がスイッチ回路47に供給され
る。従って、連続する2フレーム間で、信号SIが“1"の
一方のフレーム期間では、プリセット値N1がスイッチ回
路47で選択されたカウンタ44に供給され、信号SIが“0"
の他方のフレーム期間では、プリセット値N2がスイッチ
回路47で選択されてカウンタ44に供給される。これらの
プリセット値が垂直スタートパルスYSでカウンタ44にロ
ードされる。
カウンタ44は、第7図Cに示される垂直クロックYCK1
を計算する。第7図C、第7図D及び第7図Eは、時間
軸が拡大されている。カウンタ44は、プリセット値N1及
びN2に応じて、第7図Dに示す出力信号を発生する。つ
まり、一方のフレームでは、4番目(L4)、8番目(L
8)、・・・のラインの垂直クロックと一致する位相
で、“0"となる出力信号がカウンタ44から発生し、他方
のフレームでは、2番目(L12)、6番目(L16)、・・
・のラインの垂直クロックと一致する位相で、“0"とな
る出力信号がカウンタ44から発生する。従って、ANDゲ
ート42から出力端子43に取り出される垂直クロックYCK2
は、第7図Eに示すものとなる。
を計算する。第7図C、第7図D及び第7図Eは、時間
軸が拡大されている。カウンタ44は、プリセット値N1及
びN2に応じて、第7図Dに示す出力信号を発生する。つ
まり、一方のフレームでは、4番目(L4)、8番目(L
8)、・・・のラインの垂直クロックと一致する位相
で、“0"となる出力信号がカウンタ44から発生し、他方
のフレームでは、2番目(L12)、6番目(L16)、・・
・のラインの垂直クロックと一致する位相で、“0"とな
る出力信号がカウンタ44から発生する。従って、ANDゲ
ート42から出力端子43に取り出される垂直クロックYCK2
は、第7図Eに示すものとなる。
この垂直クロックYCK2が走査信号を形成するレジスタ
9に供給されるので、一方のフレームでは、ラインL4、
L8、・・・の映像信号を表示するための走査信号が発生
せず、他方のフレームでは、ラインL12、L16、・・・の
映像信号を表示するための走査信号が発生しない。従っ
て、これらのラインが間引かれた映像が表示される。
9に供給されるので、一方のフレームでは、ラインL4、
L8、・・・の映像信号を表示するための走査信号が発生
せず、他方のフレームでは、ラインL12、L16、・・・の
映像信号を表示するための走査信号が発生しない。従っ
て、これらのラインが間引かれた映像が表示される。
第8図は、変速再生で発生した映像信号を表示する時
の動作を示す。変速再生時では、制御信号W/Hにより、R
F信号のレベルが大きい方の1フィールドしか、表示さ
れないので、入力映像信号は、第8図に示すように、ラ
インL1、L2、L3、・・・からなる一方のフィールドの映
像信号のみと考えることができる。
の動作を示す。変速再生時では、制御信号W/Hにより、R
F信号のレベルが大きい方の1フィールドしか、表示さ
れないので、入力映像信号は、第8図に示すように、ラ
インL1、L2、L3、・・・からなる一方のフィールドの映
像信号のみと考えることができる。
上述の間引き制御回路18により、一方のフレーム期間
では、4ライン間隔で位置するラインL4、L8、・・・の
表示が間引かれる。例えばラインl1、l2、l3、l4の夫々
には、画素信号x1、x2、x3、x5が夫々表示される。次の
他方のフレーム期間では、ラインL2、L6、・・・の表示
が間引かれる。他方のフレーム期間で表示される画素信
号に対して、区別を明確にするために、′を付すと、例
えばラインl1、l2、l3の夫々には、画素信号x1′、x
3′、x4′が表示される。このように、フレーム毎に、
間引かれるラインの位置を異ならせることにより、第8
図から理解されるように、斜め線の表示がなめらかとな
る。
では、4ライン間隔で位置するラインL4、L8、・・・の
表示が間引かれる。例えばラインl1、l2、l3、l4の夫々
には、画素信号x1、x2、x3、x5が夫々表示される。次の
他方のフレーム期間では、ラインL2、L6、・・・の表示
が間引かれる。他方のフレーム期間で表示される画素信
号に対して、区別を明確にするために、′を付すと、例
えばラインl1、l2、l3の夫々には、画素信号x1′、x
3′、x4′が表示される。このように、フレーム毎に、
間引かれるラインの位置を異ならせることにより、第8
図から理解されるように、斜め線の表示がなめらかとな
る。
変速再生時には、第1フィールドでのみ、ANDゲートG
1〜Gmを通じて走査信号が発生し、第2フィールドで
は、第1フィールドの表示がホールドされるので、フィ
ールド毎に間引かれるラインを変更する処理が無意味と
なる。若し、この発明と異なり、変速再生時でも、ノー
マル再生時と同様のフィールド毎に間引きラインを異な
らせる処理を行うと、液晶表示装置8では、間引かれる
ラインが常に、同じとなり、改善効果が期待できない。
1〜Gmを通じて走査信号が発生し、第2フィールドで
は、第1フィールドの表示がホールドされるので、フィ
ールド毎に間引かれるラインを変更する処理が無意味と
なる。若し、この発明と異なり、変速再生時でも、ノー
マル再生時と同様のフィールド毎に間引きラインを異な
らせる処理を行うと、液晶表示装置8では、間引かれる
ラインが常に、同じとなり、改善効果が期待できない。
e.変形例 上述の実施例では、間引きラインの位置が第1フィー
ルドでは、L4、L8、・・・とされ、第2フィールドで
は、L12、L16、・・・とされている。しかし、これに限
らず、第1フィールドでは、L4、L8、・・・とし、第2
フィールドでは、L13、L17、・・・としても良い。実施
例のように、第2フィールドのラインの信号を下側の第
1フィールドのライン上に表示する場合には、即ち、斜
め線の場合には、第1フィールドの画素信号(黒ドッ
ト)の左側に第2フィールドの画素信号(白ドット)が
位置する場合には、第1フィールドの間引きがされる前
で、第2フィールドの間引き動作か開始される。
ルドでは、L4、L8、・・・とされ、第2フィールドで
は、L12、L16、・・・とされている。しかし、これに限
らず、第1フィールドでは、L4、L8、・・・とし、第2
フィールドでは、L13、L17、・・・としても良い。実施
例のように、第2フィールドのラインの信号を下側の第
1フィールドのライン上に表示する場合には、即ち、斜
め線の場合には、第1フィールドの画素信号(黒ドッ
ト)の左側に第2フィールドの画素信号(白ドット)が
位置する場合には、第1フィールドの間引きがされる前
で、第2フィールドの間引き動作か開始される。
また、実施例と異なり、ラインL12をラインL1に合わ
せるように、第2フィールドのラインの信号を上側の第
1フィールドのライン上に表示する場合には、即ち、斜
め線の場合には、第1フィールドの画素信号(黒ドッ
ト)の右側に第2フィールドの画素信号(白ドット)が
位置する場合には、第1フィールドの間引きがされる後
で、第2フィールドの間引き動作が開始される。例えば
ラインL1、L2、L3、L5(ラインL4が間引かれる。)、L
6、L7、L9(ラインL8が間引かれる。)、・・・の表示
が第1フィールドでなされるのに対し、第2フィールド
では、ラインL12、L13、L14(間引きされない)、L15、
L16、L18(L17の間引きがされ、間引き動作が開始され
る。)、L19、・・・の表示がなされる。
せるように、第2フィールドのラインの信号を上側の第
1フィールドのライン上に表示する場合には、即ち、斜
め線の場合には、第1フィールドの画素信号(黒ドッ
ト)の右側に第2フィールドの画素信号(白ドット)が
位置する場合には、第1フィールドの間引きがされる後
で、第2フィールドの間引き動作が開始される。例えば
ラインL1、L2、L3、L5(ラインL4が間引かれる。)、L
6、L7、L9(ラインL8が間引かれる。)、・・・の表示
が第1フィールドでなされるのに対し、第2フィールド
では、ラインL12、L13、L14(間引きされない)、L15、
L16、L18(L17の間引きがされ、間引き動作が開始され
る。)、L19、・・・の表示がなされる。
勿論、上述の間引きラインの位置は、4本で1本の割
合で間引く例であって、7本に1本の場合には、間引か
れるラインの位置が変わる。
合で間引く例であって、7本に1本の場合には、間引か
れるラインの位置が変わる。
この発明は、2倍速再生、キュー/レビュー再生、ス
トロボ再生等で発生した映像信号の表示に対しても適用
できる。ストロボ再生は、正常な映像信号の数フィール
ドおきの1フィールドを表示するもので、表示されるフ
ィールドの期間のみ“1"となる制御信号W/Hが端子15に
供給される。
トロボ再生等で発生した映像信号の表示に対しても適用
できる。ストロボ再生は、正常な映像信号の数フィール
ドおきの1フィールドを表示するもので、表示されるフ
ィールドの期間のみ“1"となる制御信号W/Hが端子15に
供給される。
また、この発明は、ドラムの径を小さくするために、
一対のヘッドと対応して4個のヘッドを設けるようにし
たVTRの再生信号の表示に対しても適用できる。
一対のヘッドと対応して4個のヘッドを設けるようにし
たVTRの再生信号の表示に対しても適用できる。
更に、この発明は、2端子型の非線形素子を使用した
液晶表示装置或いは液晶セルに直接、表示信号が供給さ
れる単純マトリックス方式の液晶表示装置に対しても適
用できる。
液晶表示装置或いは液晶セルに直接、表示信号が供給さ
れる単純マトリックス方式の液晶表示装置に対しても適
用できる。
この発明では、第1フィールド及び第2フィールドの
両者の映像信号が表示される時には、間引かれるライン
がフィールド毎に異ならされるので、斜め線に段差が生
じたり、横線が欠落する問題を生ぜず、良好な表示がな
される。また、不要な信号期間が1フィールド毎に含ま
れる時には、フレーム毎に間引かれるラインを異ならせ
るので、同様に、良好な表示を行うことができる。更
に、この発明は、液晶表示装置の走査信号の制御で、間
引きを行うので、1H遅延線を必要とせず、部品点数が少
ない利点がある。
両者の映像信号が表示される時には、間引かれるライン
がフィールド毎に異ならされるので、斜め線に段差が生
じたり、横線が欠落する問題を生ぜず、良好な表示がな
される。また、不要な信号期間が1フィールド毎に含ま
れる時には、フレーム毎に間引かれるラインを異ならせ
るので、同様に、良好な表示を行うことができる。更
に、この発明は、液晶表示装置の走査信号の制御で、間
引きを行うので、1H遅延線を必要とせず、部品点数が少
ない利点がある。
第1図はこの発明の一実施例のプロック図、第2図はこ
の発明の一実施例における垂直同期制御回路のブロック
図、第3図はスチル再生動作を説明するためのタイミン
グチャート、第4図はこの発明の一実施例における間引
き制御回路のブロック図、第5図及び第6図はノーマル
再生時の間引き制御の説明に用いるタイミングチャート
及び略線図、第7図及び第8図は変速再生時の間引き制
御の説明に用いるタイミングチャート及び略線図、第9
図は従来の間引き制御を説明するための略線図、第10図
はVTRのヘッド配置の一例及び他の例を示す略線図、第1
1図はスチル再生時のトラッキングを説明するための略
線図である。 図面における主要な符号の説明 1:映像信号の入力端子、 2:反転スイッチ回路、 5:液晶表示装置のコントローラ、 6,9:レジスタ、 8:液晶表示装置、 8X1〜8Xn,8Y1〜8Ym:信号線、 12:スイッチ回路、 14:制御信号W/Hが供給される端子、 15:擬似垂直同期信号QVDが供給される端子、 18:間引き制御回路、 20:垂直同期制御回路。
の発明の一実施例における垂直同期制御回路のブロック
図、第3図はスチル再生動作を説明するためのタイミン
グチャート、第4図はこの発明の一実施例における間引
き制御回路のブロック図、第5図及び第6図はノーマル
再生時の間引き制御の説明に用いるタイミングチャート
及び略線図、第7図及び第8図は変速再生時の間引き制
御の説明に用いるタイミングチャート及び略線図、第9
図は従来の間引き制御を説明するための略線図、第10図
はVTRのヘッド配置の一例及び他の例を示す略線図、第1
1図はスチル再生時のトラッキングを説明するための略
線図である。 図面における主要な符号の説明 1:映像信号の入力端子、 2:反転スイッチ回路、 5:液晶表示装置のコントローラ、 6,9:レジスタ、 8:液晶表示装置、 8X1〜8Xn,8Y1〜8Ym:信号線、 12:スイッチ回路、 14:制御信号W/Hが供給される端子、 15:擬似垂直同期信号QVDが供給される端子、 18:間引き制御回路、 20:垂直同期制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】第1のテレビジョン方式の映像信号を表示
する液晶表示装置を使用して、上記第1のテレビジョン
方式に比して水平走査線数が多い第2のテレビジョン方
式の映像信号を表示するようにした液晶を使用した映像
信号表示装置において、 上記第2のテレビジョン方式の映像信号の一部の水平走
査線を間引いて、上記液晶表示装置に供給する間引き手
段を有し、該間引き手段は、 1フィールド毎に反転する信号を受ける第1の入力手段
と、 1フレーム毎に反転する信号を受ける第2の入力手段
と、 通常再生時には、上記第1の入力手段からの入力を選択
し、変速再生時には、上記第2の入力手段からの入力を
選択する入力選択手段と、 第1の値を記憶する第1の記憶手段と、 上記第1の値とは異なる第2の値を記憶する第2の記憶
手段と、 上記入力選択手段、上記第1の記憶手段、上記第2の記
憶手段、カウント手段に接続され、上記入力選択手段に
より選択された入力手段からの入力信号の反転に応じ
て、上記第1の値と上記第2の値を交互に上記カウント
手段に供給するスイッチと、 上記スイッチの出力によって表されるタイミングで制御
信号を出力するカウント手段を有し、 上記カウント手段からの制御信号により間引きを行うこ
とを特徴とする液晶を使用した映像信号表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1001471A JP2936571B2 (ja) | 1989-01-07 | 1989-01-07 | 液晶を使用した映像信号表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1001471A JP2936571B2 (ja) | 1989-01-07 | 1989-01-07 | 液晶を使用した映像信号表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02182087A JPH02182087A (ja) | 1990-07-16 |
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