JP2925073B2 - シートの関節構造および自動車用シート - Google Patents

シートの関節構造および自動車用シート

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JP2925073B2
JP2925073B2 JP8274951A JP27495196A JP2925073B2 JP 2925073 B2 JP2925073 B2 JP 2925073B2 JP 8274951 A JP8274951 A JP 8274951A JP 27495196 A JP27495196 A JP 27495196A JP 2925073 B2 JP2925073 B2 JP 2925073B2
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ジャン・マリエ・ブランチャール
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SE I ESU A CO UUROPEEENU DO SHEEJU PUURU OOTOMOBIRU
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/2358Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls and provided with memory locks

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート(座席)用
の関節部、および、この関節部を備えた車両用のシート
に関する。
【0002】
【従来の技術】シート用の関節部、特に自動車用のシー
ト関節部は、当該技術分野で既に公知である。この種の
関節部は、ほぼ平行に配置された2つの外殻(チーク、
cheek)を備えている。一方の外殻は、静止すなわ
ち固定状態となっており、シートのシート部に固定され
るようになっている。他方の外殻は、移動可能すなわち
可動となっており、シートの背もたれに固定されるよう
になっている。これらの固定外殻と可動外殻とは、関節
軸線Xを中心として、一方が他方に対して回転できるよ
うになっている。関節軸線Xは、固定外殻と可動外殻に
対して垂直方向に延びている。
【0003】前記関節部は、また、固定外殻と可動外殻
とを一緒に結合する手段を備えている。前記結合手段
は、制御部材によって制御される。この制御部材を一方
の方向に作動させることによって、シート部に対する
もたれの傾斜を調整することができる。また、前記制御
部材を前記方向とは反対の方向に作動させることによっ
て、前記背もたれを一時的に折り重ねることができる。
【0004】そのような関節部は、例えば、FR−A−
2,494,574に記述されている。
【0005】メモリ機能付き関節部として一般に知られ
ている、このタイプの関節部を備えた自動車のフロント
・シートの場合、背もたれの傾斜調整を変えることなし
に、背もたれをシート部上に折り重ねることにより、自
動車のリヤ・シートに人が近づきやすくなり、また、使
用時に背もたれを使用位置に起立させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に記述さ
れているような関節部は、比較的多数の構成要素を備え
ている。したがって、望ましくない「遊び」ないし「が
た」が容易に生じるという問題点があった。
【0007】本願発明の目的は、特に、少数の構成要素
を備え、関節部の摩耗を生じさせる遊びの発生を避ける
ことができる、小型で強固な関節部を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本願発
明の主題によれば、シート、特に上述したようなタイプ
の自動車用のシートの関節構造であって、シート、特に
自動車用のシートの関節構造であって、ほぼ平行に配置
された第1および第2の外殻を備えており、前記第1の
外殻は、静止して、前記シートのシート部に固定される
ようになっており、前記第2の外殻は、移動可能となっ
ており、前記シートの背もたれに固定されるようになっ
ており、これらの外殻は、関節軸線を中心として、一方
が他方に対して回転できるようになっており、前記関節
軸線Xは、前記外殻に対して垂直方向に延びており、前
記関節構造は、また、前記第1および第2の外殻を互い
に結合する結合手段を備えており、前記結合手段は、制
御部材によって制御されており、前記制御部材を一方の
方向に作動させることによって、前記シート部に対する
前記背もたれの傾斜を調整することができ、前記制御部
材を前記方向とは反対の方向に作動させることによっ
て、前記背もたれを一時的に折り重ねることができるタ
イプの関節構造において、前記結合手段は、少なくとも
1つのレバーを備えており、前記レバーは第1および第
2の端部を有しており、これら2つの端部の各々は、関
連する外殻との間で相対応する形状どうしを相互に作用
し合わせることによって、該関連する外殻に直接的に固
定することができ、前記レバーは、前記第1の端部に
て、前記第1の外殻に設けられた係合部のみと係合する
係合部を有し、前記第2の端部にて、前記第2の外殻に
設けられた係合部のみと係合する係合部を有しており、
前記結合手段を制御する前記制御部材は、前記レバーを
操作するための操作手段を作動させ、これにより、支点
を中心として前記レバーが傾動されることによって、前
記制御部材の操作方向に応じて、前記レバーは前記第1
または第2の外殻にのみ固定され、あるいは前記第1お
よび第2の外殻の双方に固定され、前記支点は、前記レ
バーの前記第1または第2の端部を、それぞれに関連す
る外殻に固定するための前記相対応する形状部分によっ
て構成されていることを特徴とする、シート、特に自動
車用のシートの関節構造が提供される。
【0009】本願発明の種々の実施例の特徴は、以下の
通りである。
【0010】前記操作手段は、前記レバーの前記第1お
よび第2の端部を、それぞれに関連する前記第1および
第2の外殻に固定するための手段と、休止位置と、2つ
の選択可能な傾動位置との間で、前記レバーを傾動させ
るための手段とを備えており、前記休止位置において、
前記レバーの前記第1および第2の端部は、それぞれに
関連する前記第1および第2の外殻の双方に固定され、
これによって、これらの外殻は互いに結合され、2つの
選択可能な前記傾動位置において、前記レバーの前記第
1および第2の端部の一方は、これに関連する一方の外
殻に固定されて該一方の外殻によって支持され、且つ、
前記レバーの前記第1および第2の端部の他方は、これ
に関連する他方の外殻から解放され、あるいは、前記レ
バーの前記第1および第2の端部の前記他方は、これに
関連する前記他方の外殻に固定されて該他方の外殻によ
って支持され、且つ、前記レバーの前記第1および第2
の端部の前記一方は、これに関連する前記一方の外殻か
ら解放され、これによって、前記背もたれの傾斜、ある
いは、前記背もたれの一時的な折り重ねが可能となるこ
とを特徴とすることができる。
【0011】前記レバーの前記第1および第2の端部
を、それぞれに関連する前記第1および第2の外殻に固
定するための手段は、2つのカムを備えており、前記2
つのカムは、それぞれ前記レバーの第1および第2の端
部に関連しており、前記2つのカムは、また、弾性復帰
力により2つのカム従動節にそれぞれ接触しており、こ
れら2つのカム従動節は、それぞれ前記レバーの前記第
1および第2の端部に対して一体的に設けられており、
これによって、前記2つのカムのそれぞれが、前記レバ
ーの前記第1および第2の端部に対してそれぞれ一体的
に設けられた前記カム従動節を押圧することによって前
記レバーの前記第1および第2の端部とこれらに関連す
る前記第1および第2の外殻との固定が維持されるよう
になっており、前記レバーを傾動させるため前記手段
は、前記カムの弾性復帰力に抗して、前記レバーの前記
第1および第2の端部の一方と、これに関連する前記カ
ムの一方との係合を解除し、これによって、前記カムの
前記一方を前記レバーから解放するための手段と、前記
レバーの前記第1および第2の端部の他方を、これに関
連する外殻と係合するように押圧するための手段とを備
えていることを特徴とすることができる。
【0012】前記レバーの前記第1および第2の端部
は、それぞれ第1の傾動制限ストッパーを備えており、
該第1の傾動制限ストッパーは、前記2つのカムに対し
てそれぞれ一体的に設けられている、相対応する形状の
第2の傾動制限ストッパーと相互に作用し合うようにな
っていることを特徴とすることができる。
【0013】前記レバーの前記第1および第2の端部を
押圧するための手段は、これら端部にそれぞれ関連する
前記2つのカムを備えており、前記2つのカムは、それ
ぞれ前記2つのカム従動節と相互に作用し合っており、
前記2つのカム従動節は、それぞれ前記レバーの前記第
1および第2の端部に対して一体的に設けられているこ
とを特徴とすることができる。
【0014】前記レバーの前記第1および第2の端部を
押圧するための手段は、2つの押圧カムを備えており、
前記2つの押圧カムは、前記第1および第2の端部にそ
れぞれ関連する前記カムに対して一体的に設けられてお
り、前記2つの押圧カムは、2つの押圧カム従動節とそ
れぞれ相互に作用し合うようになされており、前記2つ
の押圧カム従動節は、それぞれ前記レバーの前記第1お
よび第2の端部に対して一体的に設けられていることを
特徴とすることができる。
【0015】前記レバーの前記第1および第2の端部の
それぞれは、その一方の側に、前記2つのカムのうち前
記レバーの前記第1および第2の端部の他方に関連する
前記カムを前記第1および第2の端部の前記他方との係
合を解除するよう角度方向にずらすための角度方向オフ
セットカムを備えており、前記レバーの前記第1および
第2の端部の前記一方がこれに関連する前記外殻から解
放されるとき、前記角度方向オフセットカムは、角度方
向オフセットカム従動節と相互に作用し合うようになっ
ており、前記角度方向オフセットカム従動節は、前記第
1および第2の端部の前記他方に関連する前記カムに対
して一体的に設けられていることを特徴とすることがで
きる。
【0016】前記レバーは、全体的に円弧形状をしてお
り、且つ、前記外殻とほぼ平行に伸びており、前記レバ
ーの前記第1および第2の端部は、関節軸線と平行な方
向に沿って互いにずれており、前記相対応する形状部分
は、前記レバーの外側輪郭と、前記2つの外殻のそれぞ
れの周縁肩部の内側輪郭とに形成されており、前記周縁
肩部のうちの一方は、他方に対して関節軸線と平行な方
向に沿ってずれており、前記2つのカムは、2つの環状
のリングのそれぞれの外側輪郭に形成されたボスによっ
て画定されており、前記2つの環状のリングは、前記レ
バーの前記第1および第2の端部に関連して、関節軸線
上にほぼ中心決めされており、前記2つの環状のリング
は、前記関節軸線に沿って互いに重なるような配置とさ
れており、前記2つのカム従動節は、前記レバーの内側
輪郭に形成されており、前記カムの係合を解除する前記
手段は、係合解除カムを備えており、前記係合解除カム
は、前記関節軸線を中心として回転できるよう配置され
ており、前記係合解除カムは、前記2つのリングのそれ
ぞれの内側輪郭に形成された2つの係合解除カム従動節
と選択的に相互に作用し合うようになっており、前記係
合解除カムは、好ましくは前記係合解除カムの各側で角
度方向にすき間が生じる状態で、前記2つの係合解除カ
ム従動節の間に介在されていることを特徴とすることが
できる。
【0017】前記レバーの前記第1および第2の端部の
一方と関連する、前記相対応する形状の前記第2の傾動
制限ストッパーは、前記レバーの該一方の端部に関連す
る前記カムに対して一体的に設けられており、前記第1
の傾動制限ストッパーは、前記レバーの内側輪郭に形成
された端部ボスによって画定されており、前記相対応す
る形状の前記第2の傾動制限ストッパーは、前記リング
の外側輪郭に形成された切欠きによって画定されている
ことを特徴とすることができる。
【0018】前記レバーの前記第1および第2の端部の
一方に関連する、前記相対応する形状の第2の傾動制限
ストッパーは、前記レバーの前記第1および第2の端部
の他方に関連する、前記カムに対して一体的に設けられ
ており、前記第1の傾動制限ストッパーは、指部によっ
て画定されており、前記指部は、脚部によって支持され
ており、前記脚部は、前記レバーの端部をほぼ径方向内
側に延ばすことによって構成されており、前記相対応す
る形状の第2の傾動制限ストッパーは、前記リングの外
側輪郭に形成された切欠きによって画定されており、前
記指部のそれぞれは、前記関節軸線に対して平行に延び
ており、これによって、該指部を支持する前記レバーの
前記端部間の軸方向のずれを埋め合わせており、前記押
圧カムは、前記リングの外側輪郭に形成されたボスによ
って画定されており、前記押圧カム従動節は、前記関節
軸線の方向に延びる前記指部によって画定されているこ
とを特徴とすることができる。
【0019】前記角度方向オフセットカムは、前記関節
軸線の方向に延びる前記指部の輪郭のうち傾斜部を形成
する部分によって画定されており、前記角度方向オフセ
ットカム従動節は、該角度方向オフセットカム従動節を
捕捉する、前記傾動制限切欠き部の輪郭のうち傾斜部を
形成する部分によって画定されていることを特徴とする
ことができる。
【0020】前記係合解除カム従動節は、スタッドによ
って画定されており、前記スタッドは、角度方向に作用
するリターン・スプリングと係合しており、これによ
り、前記リングは、前記カムと前記カム従動節とが相互
に作用し合う位置に向けて、それぞれ反対の方向に偏倚
されていることを特徴とすることができる。
【0021】前記レバーの前記第1および第2の端部を
押圧するための前記手段は、さらに、前記リングをずら
すように駆動するためのオフセット駆動カムを備えてお
り、前記オフセット駆動カムは、前記係合解除カムに対
して一体的に設けられており、前記オフセット駆動カム
は、前記係合解除カムの各側で、前記係合解除カムから
周方向に間隔をおかれており、これによって、各係合解
除カム従動節は、周方向にすき間がある状態で、前記係
合解除カムと前記オフセット駆動カムとの間を延びてお
り、前記係合解除カムと前記オフセット駆動カムとが回
転したとき、前記係合解除カム従動節は駆動され、これ
によって、最初に、前記第1および第2の端部の一方と
関連する前記カムが、前記レバーから解放されるように
係合を解除され、次いで、前記レバーの前記第1および
第2の端部の他方が押圧されることを特徴とすることが
できる。
【0022】前記外殻と前記リングとは、相対応する円
形形状の肩部によって、互いに対して中心決めされてお
り、 前記円形形状の肩部は、前記外殻および前記リン
グに形成されており、前記円形形状の肩部は、前記関節
軸線とほぼ同軸上に設けられていることを特徴とするこ
とができる。
【0023】間隔保持部材が、前記リングの間に介在さ
れていることを特徴とすることができる。
【0024】前記レバーの前記第1および第2の端部を
前記第1および第2の外殻に固定するための前記相対応
する形状は、相対応する噛合部を備えていることを特徴
とすることができる。
【0025】前記レバーの第1および第2の端部のそれ
ぞれは、歯付き固定用セクタを備えており、前記レバー
の前記第1の端部の前記歯付きセクタは、前記固定され
た第1の外殻に同じ角度にわたって設けられた歯付きセ
クタと相互に作用し合うようになっており、前記レバー
の前記第2の端部の前記歯付きセクタは、前記移動可能
な第2の外殻により大きい角度にわたって設けられた歯
付きセクタと相互に作用し合うようになっていることを
特徴とすることができる。
【0026】前記移動可能な第2の外殻の前記歯付きセ
クタは、環状のギヤを形成していることを特徴とするこ
とができる。
【0027】前記レバーの歯付きセクタの両端は、前記
レバーの支持を補強するための歯付き領域を備えてお
り、前記レバーが2つの傾動位置の一方あるいは他方に
あるときのみ、前記歯付き領域の一方あるいは他方は、
前記関連する外殻の前記歯付きセクタと相互に作用し合
っていることを特徴とすることができる。
【0028】前記結合手段は、第1および第2の2つの
レバーを備えていることを特徴とすることができる。
【0029】前記2つのレバーとこれらのための前記操
作手段とは、前記関節軸線に関して、概ね対称となって
いることを特徴とすることができる。
【0030】前記2つのレバーのそれぞれが、互いに近
接して前記第1および第2の端部を備えており、該互い
に近接している第1および第2の端部どうしが、弾性ピ
ンによって互いに接合されており、前記弾性ピンによっ
て、前記第1および第2の端部は、前記関連する外殻に
固定される位置に向けて偏倚されていることを特徴とす
ることができる。
【0031】前記間隔保持部材は、また、前記レバーを
同調させるための部材を形成しており、前記間隔保持部
材は、この目的のために、直径方向で対向する2つのエ
ンド・フォーク部を備えており、前記レバーが傾動した
とき、前記エンド・フォーク部は、該レバーに形成され
た肩部に対して相互に作用し合うようになっていると共
に、前記レバーの内側輪郭とも相互に作用し合うように
なっており、前記肩部は、前記レバーの前記第1および
第2の端部が軸方向に互いにずれた箇所に形成されてい
ることを特徴とすることができる。
【0032】前記外殻は、全体にわたって円形をしてお
り、また、前記外殻は、相対応する形状の周縁肩部によ
って、前記外殻の一方が他方に対して中心決めされてお
り、前記肩部は、関節軸線られていることを特徴とする
ことができる。
【0033】前記背もたれの傾斜を調整できるような該
背もたれの移動を制限するための手段と、前記背もたれ
を一時的に折り重ねることができるような該背もたれの
移動を制限するための手段とを備えていることを特徴と
することができる。
【0034】前記背もたれの傾斜を調整できるような該
背もたれの移動を制限するための手段は、背もたれ傾斜
制限用ストッパーを備えており、前記背もたれ傾斜制限
用ストッパーは、前記移動可能な第2の外殻に対して一
体的に設けられており、前記背もたれ傾斜制限用ストッ
パーは、2つの相対応する形状の移動終端ストッパーと
相互に作用し合うようになっており、一方の移動終端ス
トッパーは、前記第1のレバーに形成された肩部によっ
て画定されており、該肩部は、前記第1のレバーの前記
第1および第2の端部が軸方向に互いにずれた箇所に形
成されており、他方の移動終端ストッパーは、前記移動
可能な第2の外殻と関連する前記第2のレバーの前記第
2の端部によって画定されていることを特徴とすること
ができる。
【0035】前記背もたれを一時的に折り重ねることが
できるような該背もたれの移動を制限するための手段
は、第1の移動終端ストッパーを備えており、前記第1
の移動終端ストッパーは、前記固定された第1の外殻に
対して一体的に設けられており、前記第1の移動終端ス
トッパーは、前記固定された第1の外殻と関連する前記
レバーの前記第1の端部と相互に作用し合うようになっ
ており、前記背もたれを一時的に折り重ねることができ
るような該背もたれの移動を制限するための手段は、ま
た、第2の移動終端ストッパーを備えており、前記第2
の移動終端ストッパーは、前記移動可能な第2の外殻に
対して一体的に設けられており、前記第2の移動終端ス
トッパーは、相対応する形状の固定されたストッパーと
相互に作用し合うようになっていることを特徴とするこ
とができる。
【0036】本願発明の他の主題は、後述で定義される
ような少なくとも1つの関節部を備えた、車両用シート
である。
【0037】本願発明は、下記の単なる例に関する記述
を読み、また、添付した図面を参照することによって、
より理解されるであろう。
【0038】
【発明の実施の形態】各関節部(関節構造)20は、他
の関節部に対して左右対称の像(すなわち、ミラーイメ
ージ)となっている。
【0039】2つの関節部20は、これら2つの関節部
に共通のノブ22によって制御されることが好ましい。
【0040】1つの関節部20が詳細に表されている図
2及び図3を特に参照すると、この1つの関節部20
は、2つの外殻(チーク)24、26を備えている。外
殻24、26は、全体にわたって円形形状をしている。
外殻のうちの1つは、静止しており、シート部品Aに固
定されている。他の外殻は、背もたれDに固定されてお
り、該背もたれDの傾動運動に合わせて回転運動できる
ようになっている。
【0041】外殻24、26は、その一方が他方に対し
て関節軸線Xを中心に回転できるように取り付けられて
いる。関節軸線Xは、外殻24、26に対して垂直方向
に伸長している。外殻は、連結リング28によってそれ
自体公知な方法で、一方が他方に保持されている。
【0042】外殻24、26は、形状が対応している周
縁の肩部E1、E2によって、その一方が他方に対して
中心決めされている。肩部E1、E2は、関節軸線Xに
関して同軸上に配置されている。
【0043】外殻24、26は、該外殻24、26の間
に、該外殻24、26を連結する連結手段30用のハウ
ジングを画定している。これらの連結手段30は、スピ
ンドルを形成する制御部材32によって制御される。制
御ノブ22は、それ自体が公知な方法で、制御部材32
に固定されている。
【0044】制御部材32は、例えば、外殻24に設け
られた軸受けP1と外殻26に設けられた軸受けP2に
よって支持されて、関節軸線Xを中心として回転できる
ように取り付けられている。
【0045】制御部材32は、ノブ22によって、両方
向(すなわち、前記シート部品Aに対して背もたれDを
傾斜させる方向に調整する時計方向と、この背もたれ
を折り重ねる方向に曲げる反時計方向と)に、作動でき
るようになっている。
【0046】一方の関節部20を制御する制御部材32
と、他方の関節部20を制御する制御部材32とは、通
常の連結装置によって互いに連結されている。
【0047】連結手段30は、2つのレバー34a、3
4bを備えている。2つのレバー34a、34bは、そ
れぞれ、全体にわたって円弧形状をしており、外殻2
4、26にほぼ平行に延びている。これらレバー34
a、34bは、関節軸線Xに対して対称となっており、
同じように構成されている。
【0048】各レバー34a、34bは、2つの端部3
6A、36Bを備えている。端部36A、36Bの各々
は、好ましくは相対応する形状の歯が噛合することによ
り画定される相対応する形状の相互作用によって、関連
する外殻24、26に直接的に固定することができる。
【0049】各レバー34a、34bの端部36A、3
6Bは、その一方が、他方に対して関節軸線Xと平行な
方向にずれている。
【0050】レバー34a、34bの端部36A、36
Bは、それぞれ、レバーの外側輪郭部に形成された、固
定用の歯付きセクタSA、SBを備えている。歯付きセ
クタSA、SBは、厚さが最大となるレバーの中央領域
に、共通部分を備えていることが好ましい。
【0051】レバー34a、34bの第1の端部36A
の歯付きセクタSAは、図3に特に表されているよう
に、静止した外殻24の周縁の肩部38の内側輪郭に同
じ角度にわたって形成された歯付きセクタTAと相互に
作用するようになっている。
【0052】レバー34a、34bの第2の端部36B
の歯付きセクタSBは、図2に特に表されているよう
に、移動可能な外殻26の周縁の肩部40の内側輪郭に
より大きな角度にわたって形成された歯付きセクタTB
と相互に作用するようになっている。この歯付きセクタ
TBは、環状のギヤを形成することが好ましい。
【0053】外殻24、26に形成された周縁の肩部3
8、40は、その一方が、他方に対して関節軸線Xと平
行な方向にれている。
【0054】制御部材32は、レバー34a、34bを
操作する手段(後述)を作動させる。これらの操作手段
は、関節軸線Xに対してほぼ対称となっている。
【0055】操作手段は、外殻24、26のうち一方あ
るいは他方に対してのみ、各レバー34a、34bを固
定する。この固定は、レバー34a、34bの傾動動作
による、支点を中心とした制御部材32の回転方向に応
じて行われる。前記支点は、レバーの一方の端部36A
あるいは他方の端部36Bと、これに関連する外殻2
4、26との相補的な噛合によって構成される。
【0056】操作手段は、レバー34a、34bの端部
36A、36Bを、関連する外殻24、26に固定する
ための手段と、レバーを傾動させる手段とを備えてい
る。このレバー傾動手段は、図4に示される休止位
と、図6及び図8に示される2つの選択的な傾動位置と
の間で、レバーを傾動させる。
【0057】レバーが休止位置にあるとき、レバーの端
部36A、36Bは、関連する外殻の対応する噛合部に
かみ合う。これによって、レバーの端部36A、36B
と、関連する外殻の対応する噛合部とが連結し、背もた
がシート部に対して固定される。
【0058】レバー34a、34bが2つの選択的な
位置の一方にあるとき、このレバー34a、34bの
端部36A、36Bの一方は、関連する外殻24、26
の対応する歯付きセクタすなわち噛合部TAにかみ合
う。これによって、レバー34a、34bの端部36
A、36Bの一方は、この噛合部によって支えられる。
このレバー34a、34bの端部36A、36Bの他方
は、これに関連する外殻24、26から解放される。こ
れによって、レバー34a、34bが2つの選択的な
位置の一方にあるとき、背もたれの傾斜の調整が可能
となり、あるいは、背もたれを一時的に折り重ねること
が可能となる。
【0059】レバー34a、34bの端部36A、36
Bを、関連する外殻24、26に固定する前記手段は、
2つの環状のリング42a、42bを備えている。環状
のリング42a、42bは、関節軸線Xにほぼ中心決め
されており、この関節軸線Xに沿って重ねられている。
【0060】外殻24、26と環状のリング42a、4
2bとは、互いに対して中心決めされている。外殻2
4、26と環状のリング42a、42bとは、これらの
要素に形成された相対応する円形状の肩部E3ないしE
8によって、クリアランスを与えられている。外殻2
4、26と環状のリング42a、42bとは、関節軸線
Xと同軸上に設けられている(図2及び図3参照)。
【0061】環状のリング42aは、直径方向で対向す
る一対のカム44A、44Aを備えている。環状のリン
グ42bは、直径方向で対向する一対のカム44B、4
4Bを備えている。カム44A、44Bは、前記リング
42a、42bの外側輪郭に形成されたボスによって画
定されている。
【0062】第1のリング42aのカム44A、44A
は、レバー34a、34bの第1の端部36A、36A
に関連しており、第2のリング42bのカム44B、4
4Bは、レバー34a、34bの第2の端部36B、3
6Bに関連している。レバー34a、34bの第1の端
部36A、36Aは、関節軸線Xに対して対称となって
いる。レバー34a、34bの第2の端部36B、36
Bも、関節軸線Xに対して対称となっている。
【0063】ム44A、44Aは、レバー34a、3
4bの端部36A、36Aの内側輪郭に形成されたカ
従動節46A、46Aと相互に作用し合うようになって
いる。カム44B、44Bは、レバー34a、34bの
端部36B、36Bの内側輪郭に形成されたカム従動節
46B、46Bと相互に作用し合うようになっている
ム44A、44Aは、レバー34a、34bの端部3
6A、36Aと関連し、カム44B、44Bは、レバー
34a、34bの端部36B、36Bと関連しており、
これによって、レバー34a、34bの端部36A、3
6Aは、外殻24の噛合部にかみ合い、レバー34a、
34bの端部36B、36Bは、外殻26の噛合部にか
み合っている。
【0064】リング42aは、スタッド48aを備えて
いる。リング42bは、スタッド48bを備えている。
スタッド48aは、リング42aの内側輪郭に形成され
ている。スタッド48bは、リング42bの内側輪郭に
形成されている。スタッド48a、48bは、回動方向
に作動するリターン・スプリング50に係合するように
なっている。リターン・スプリング50は、リング42
a、42bを反対の方向で、カム44Aとカム従動節4
6Aとが相互に作用し合う位置で且つカム44Bとカ
従動節46Bとが相互に作用し合う位置に向けて、偏倚
させている。
【0065】リターン・スプリング50は、例えば、分
割リングからなっている。分割リングの軸方向のエッジ
は、スタッド48a、48bに係合している。
【0066】内容を明瞭に示すために、リターン・スプ
リング50は、図5ないし図8に示されていない。
【0067】リターン・スプリング50は、リング42
a、42bを中心決めする部品として機能している。ま
た、リターン・スプリング50は、リング42a、42
bを中心決めするために、肩部E4ないしE7に取って
代わることができる。
【0068】レバー34a、34bを傾動させる手段
、カム44A、44Bの弾性復帰力に抵抗して、端部
36A、36Bと関連するカム44A、44Bの係合を
解除させ、該レバー34a、34bから解放されるよう
にする手段を備えている。レバー34a、34bを傾動
させる手段は、また、レバー34a、34bのカム従動
節46A、46Bを押圧する手段を備えている。
【0069】ム44A、44Bの係合を解除させるた
めの手段は、係合解除カム52を備えている。係合解除
カム52は、制御部材32と一体になっている。係合解
除カム52は、2つのスタッド48a、48bと選択的
に相互に作用し合うようになっている。2つのスタッド
48a、48bは、係合を解除する係合解除カム従動節
を形成している。係合解除カム52は、スタッド48a
とスタッド48bとの間に介在されている。2つのスタ
ッド48a、48bと係合解除カム52の各側部との間
には、角度方向にすき間、すなわち、クリアランスが設
けられていることが好ましい。
【0070】この角度方向のクリアランスにより、2つ
の関節部20の制御部材32を連結する装置において、
機械的な公差を避けることができる。一方、この角度方
向のクリアランスにより、2つの関節部20の外殻2
4、26の連結及び非連結の同調を良好に行うことがで
きる。
【0071】後述する関節部20の作動の記述から明ら
かとなるように、レバー34aまたは34bの軸受け端
部36Aまたは36Bを押圧するための手段は、本願発
明の第1の実施例において、この軸受け端部36Aまた
は36Bと関連するカム44A、44Bを備えている
ム44Aは、カム従動節46Aと相互に作用し合う。
また、カム44Bは、カム従動節46Bと相互に作用し
合う。カム従動節46A、46Bは、この同じ端部36
A、36Bと一体となっている。
【0072】前記押圧手段は、また、環状のリング42
a、42bをずらすように駆動するためのオフセット駆
カム54a,54bを備えている。オフセット駆動
ム54a,54bは、制御部材32と一体となってお
り、係合解除カム52の各側で角度方向に伸びている。
その結果、角度方向にクリアランスがある状態で、スタ
ッド48aは、係合解除カム52とオフセット駆動カム
54aとの間を伸びており、スタッド48bは、係合解
除カム52とオフセット駆動カム54bとの間を延びて
いる。
【0073】この角度方向のクリアランスによって、次
のことが可能となっている。すなわち、制御部材32が
回転したとき、最初にスタッド42aの駆動が行われ、
次いで、スタッド48bの駆動が行われることとなる。
このようにして、最初に、端部36A、36Bと関連す
るカム44A、44Bは、レバー34a、34bから離
れるように係合が解除され、次いで、レバー34a、3
4bの軸受け端部36B、36Aが押圧される。
【0074】レバー34a、34bの軸受け端部36
A、36Bの各々は、傾動制限ストッパー56A、56
Bを備えている。傾動制限ストッパー56A、56B
は、このレバー34a、34bの端部の内側輪郭に形成
されたエンド・ボスによって画定されている。傾動制限
ストッパー56Aは、切欠き58Aによって画定された
相対応する形状のストッパーと相互に作用し合い、傾動
制限ストッパー56Bは、切欠き58Bによって画定さ
れた相対応する形状のストッパーと相互に作用し合う。
切欠き58Aは、リング42aの外側輪郭に形成されて
おり、切欠き58Bは、リング42bの外側輪郭に形成
されている。リング42aは、カム44Aを支持してお
、カム44Aは、レバー34a、34bの端部36A
と関連している。リング42bは、カム44Bを支持し
ており、カム44Bは、レバー34a、34bの端部3
6Bと関連している。
【0075】このようにして、レバー34aまたは34
bの傾動を制限するための相対応する形状のストッパー
56Aまたは56Bは、このレバー34aまたは34b
の端部と関連しており、このレバー34aまたは34b
の端部と関連するカム従動節46A、46Bと一体にな
っていることが理解できるであろう。
【0076】図3を参照すると、間隔保持部材60が、
リング42aとリング42bとの間に介在されているこ
とが理解できる。この間隔保持部材60は、リング42
aが、該リング42aと関連しないレバー34a、34
bの端部36Bと相互に作用し合うことを防止し、リン
グ42bが、該リング42bと関連しないレバー34
a、34bの端部36Aと相互に作用し合うことを防止
している。
【0077】間隔保持部材60は、例えば、薄いメタル
・シートから構成されており、中心決め用の円形中央オ
リフィス(開口部)62を備えている。中心決め用の円
形中央オリフィス62は、環状のリング42a、42b
の一方の中心決め用肩部と相互に作用し合うようになっ
ている。
【0078】明瞭にするために、間隔保持部材60は、
図4ないし図6で一点鎖線で表されており、図7及び図
8では表されていない。
【0079】間隔保持部材60は、また、レバー34
a、34bの動きと同調させるための同調部材を形成し
ている。このために、間隔保持部材60は、直径方向で
対向した2つのエンド・フォーク部64a、64bを備
えている。レバー34a、34bが傾動したとき(特
に、図6参照)、エンド・フォーク部64a、64b
は、レバー34a、34bの端部36A、36Bを軸方
向にずらした箇所に形成される肩部66A、66Bと相
互に作用し合うと共に、レバー34a、34bの内側輪
郭と相互に作用し合う。
【0080】したがって、レバー34a、34bが傾動
したとき、間隔保持部材60の各エンド・フォーク部6
4a、64bは、対応するレバーと3点で接触し、これ
によって、その瞬間、変形不可能なレバー/同調部材ア
センブリが形成される。
【0081】図3及び図4を参照すると、レバー34a
の端部36Bと、レバー34bの端部36Aは、かなり
接近して配置されていると共に、レバー34aの端部3
6Aと、レバー34bの端部36Bも、かなり接近して
配置されている。そして、レバー34aの端部36B
と、レバー34bの端部36Aは、弾性ピン68aによ
って結合され、レバー34aの端部36Aと、レバー3
4bの端部36Bは、弾性ピン68bによって結合され
ている。弾性ピン68a、68bは、ばねを形成してお
り、レバー34a、34bの端部36A、36Bを、関
連する外殻24、26とかみ合う位置に偏倚している。
【0082】明瞭に示すために、弾性ピン68a、68
bは、図5ないし図8に示されていない。
【0083】関節部20は、背もたれの傾斜を調整する
ために該背もたれの移動を制限するための手段と、背も
たれを一時的に折り重ねるために該背もたれの移動を制
限するための手段とを備えている。これら、制限手段
は、図4ないし図8に特に示されている。
【0084】背もたれを一時的に折り重ねるために該
もたれの移動を制限するための手段は、移動の終わりで
停止させる第1の移動終端ストッパー70a、70bを
備えている。第1の移動終端ストッパー70a、70b
は、各々、レバー34a、34bと関連しており、外殻
24と一体になっている。移動の終わりで停止させる第
1の移動終端ストッパー70a、70bは、また、静止
フランジ24にかみ合っているレバー34a、34bの
端部36Aと相互に作用し合うようになっている(特
に、図5参照)。
【0085】背もたれの折り重ね移動を制限するための
手段は、移動の終わりで停止させる第2の移動終端スト
ッパー72を備えている。移動の終わりで停止させる第
2の移動終端ストッパー72は、移動可能な外殻26の
外側輪郭に形成されたボスによって画定されている。第
2の移動終端ストッパー72は、移動の終わりで停止さ
せる相対応する形状の移動終端ストッパー74と相互に
作用し合うようになっている。移動終端ストッパー74
は、固定されており、外殻24、26の外側に設けられ
ている(特に、図5及び図6参照)。
【0086】背もたれの傾斜を調整するために該背もた
の移動を制限するための前記手段は、直径方向に対向
して設けられた背もたれ傾斜制限用ストッパー76a、
76bを備えている。背もたれ傾斜制限用ストッパー7
6a、76bは、移動可能な外殻26と一体になってい
る。これらの背もたれ傾斜制限用ストッパー76a、7
6bは、移動の終わりで停止させる、相対応する形状の
2つの移動終端ストッパーと相互に作用し合うようにな
っている。相対応する形状の一方の移動終端ストッパー
は、第1のレバー34a、34bの2つの端部36A、
36Bを軸方向に沿ってずらした箇所に形成される肩部
66Aによって画定されている。相対応する形状の他方
の移動終端ストッパーは、移動可能な外殻26とかみ合
うようになっている第2のレバー34b、34aの端部
36Bによって画定されている(特に、図7及び図8参
照)。
【0087】レバー34a、34bの2つの歯付きセク
タSA、SBは、その両端に、レバー34a、34bの
支持を補強するための歯付き領域ZA、ZBを備えてい
る。レバー34a、34bが、2つの傾動位置の一方あ
るいは他方にあるときのみ、これらの歯付き領域ZA、
ZBの一方あるいは他方が、関連する外殻24、26の
歯付きセクタTA、TBとかみ合うようになっている
(特に、図4及び図7参照)。
【0088】歯付き領域、すなわち支持補強領域ZA、
ZBは、平坦な切欠きCA,CBによって、残りの歯付
きセクタSA、SBから離れて設けられている。
【0089】平坦な切欠きCA,CBのうち歯付き領域
ZA、ZBから最も離れた端部を画定する歯は、関連す
る外殻24、26の相対応する歯とともに、支点を構成
している。レバー34a、34bは、この支点を中心と
して傾動できるようになっている。
【0090】もちろん、歯付き領域ZA、ZBは、随意
的なものである。しかし、歯付き領域ZA、ZBが傾動
位置にあるとき、該歯付き領域ZA、ZBは、レバー3
4a、34bの支持を効果的に補強する。したがって、
歯付き領域ZA、ZBは、関節部20をできるかぎり強
固にする部分として機能している。
【0091】関節部20の作動を、図4ないし図8に基
づいて説明する。
【0092】これらの図において、固定された外殻24
は、移動可能な外殻26の後ろに示されており、外殻2
6の一部が破断されている。
【0093】最初に、関節部20は、図4に示されてい
るように休止位置にある。
【0094】レバー34a、34bも休止位置にある。
リターン・スプリング50と弾性ピン68a、68bに
よって、カム44A、44Bは、偏倚されて、カム従動
節46A、46Bと接触している。その結果、レバー3
4a、34bは、2つの外殻24、26に同時にかみ合
うこととなる。これにより、外殻24、26は互いに対
して連結されていることとなり、シートの背もたれは、
通常の使用位置において移動できないようになってい
る。
【0095】一時的に背もたれを折り重ねるためには、
ノブ22を操作して、制御部材32を、図5及び6の矢
印で示された反時計方向に駆動する。
【0096】その結果、係合解除カム52は、スタッド
48aによって、下側のリング42aを駆動し、これに
よって、カム44Aと、レバー34a、34bの下側端
部36Aとの係合が解除する。次いで、オフセット駆動
カム54bが、スタッド48bによって、上側のリング
42bを駆動する。これにより、上側のリング42b
ム44Bによって、レバー34a、34bの上側の端
部36Bが押され、該上側の端部36Bは移動可能な外
殻26に押し付けられる。また、レバー34a、34b
の下側の端部36Aは、固定されている外殻24から解
放される。レバー34a、34bの上側の端部36B
は、移動可能な外殻26に固定される。
【0097】レバー34a、34bの下側の端部36A
が解放された瞬間、該下側の端部36Aは第1の移動終
端ストッパー70a、70bに接触し、背もたれの時計
方向への移動が防止されることが理解されよう(図5参
照)。
【0098】制御部材32を引き続き反時計方向に回転
させることにより、上側のリング42bが、移動可能な
外殻26にのみ結合されたレバー34a、34bを駆動
し、これによって、移動可能な外殻26が同じ反時計方
向に駆動される。
【0099】このようにして、相補的な第2の移動終端
ストッパー72、74が相互接触して、関節部20が図
6に示されるようになるまで、背もたれを折り重ねるこ
とができる。
【0100】図5及び図6に示された関節部20の形状
において、レバー34a、34bの傾動を制限する傾動
制限ストッパー56Aは、下側のリング42aの切欠き
58Aに係合する。
【0101】背もたれを折り重ねる運動の間、ノブ22
を離すことが可能である。そのとき、レバー34a、3
4bの下側の端部36Aは、リターン・スプリング50
と弾性ピン68a、68bとによって弾性的に付勢さ
れ、固定された外殻24の周縁肩部38の内側輪郭と接
触している。しかしながら、この内側輪郭は、歯付きセ
クタTAから外れた領域にあって平坦となっているの
で、レバー34a、34bの下側の端部36Aの歯付き
セクタSAは、この平坦な内側輪郭上を摺動する。そし
て、背もたれがその通常の使用位置に戻ったときのみ、
前記歯付きセクタSAは、固定された外殻24とかみ合
う。なぜなら、背もたれがその通常の使用位置になった
ときに、相対応する形状の歯付きセクタSAと歯付きセ
クタTAとの位置が一致し、互いにかみ合うことができ
るからである。
【0102】背もたれを折り重ねている間、レバー34
a、34bと移動可能な外殻26との相対的な位置が変
わらないとすれば、レバー34a、34bは、固定され
た外殻26の歯付きセクタTAによって与えられるある
特定の位置になったときのみ、固定された外殻26と結
合可能となっており、シート部に対する背もたれの調整
は、不変となっている。
【0103】シート部に対する背もたれの傾きを調整す
るために、ノブ22は、上述の場合とは反対の方向に操
作される。これによって、制御部材32は、図7及び図
8の矢印で示される時計方向に駆動される。
【0104】このように制御部材32を時計方向に回転
させることによって、上述の場合と同様な方法によっ
て、レバー34a、34bの下側の端部36Aが、固定
された外殻24に固定され、レバー34a、34bの端
部36Bが、移動可能な外殻26から解放される。
【0105】そのため、移動可能な外殻26は自由に回
転でき、外殻26が固定されている背もたれは、自由に
曲げられる。これによって、所望の傾斜位置まで移動さ
せることが可能となる。背もたれを移動させることによ
って、レバー34a、34bと移動可能な外殻26との
相対的な位置は変わることとなる。
【0106】ハンドル22を操作することによって、選
択した位置で背もたれは固定される。リターン・スプリ
ング50と弾性ピン68a、68bとの弾性復帰力の作
用の下で、関節部20は、図4に示された位置に戻すこ
とができる。
【0107】背もたれの傾斜の調整は、関節部20のう
ち中心の外側に設けられた2つの部材によって制限され
る。前記2つの部材は、一方では、図7に図示されてい
る。図7において、前記2つの部材は、背もたれ傾斜制
限用ストッパー76a、76bとして示され、レバー3
4a、34bのうち図7中上側にある端部36Bの肩部
66Aと接触している。他方、図8において、背もたれ
傾斜制限用ストッパー76a、76bは、レバー34
a、34bの上側の端部36Bに接触している。
【0108】本願発明の第2実施例に係わる関節部20
が、図9ないし図11に示されている。
【0109】これらの図において、上述の第1実施例の
図面に表された要素と同様な要素は、同じ参照符号によ
って示されている。
【0110】内容をより明瞭に示すため、背もたれの傾
斜を調整するために背もたれの移動を制限するための手
段と、背もたれを一時的に折り重ねるために背もたれ
移動を制限するための手段は、図9ないし図11に示さ
れていない。
【0111】同様の理由で、リターン・スプリング50
と弾性ピン68a、68bとは、図10及び図11に示
されていない。
【0112】第2実施例の場合、レバーの一端と関連す
る、該レバーの傾動を制限するための相対応する形状の
ストッパーが、該レバーの他端と関連するカムと一体と
なっている。
【0113】要するに、傾動制限ストッパーは、指部8
0A,80Bによって画定されている。指部80A、8
0Bは、脚部82A、82Bによって支持されている。
脚部82A、82Bは、レバー34a、34bの端部3
6A、36Bをほぼ径方向内側に向けて延ばすことによ
って構成されている。
【0114】各指部80A,80Bは、関節軸線Xに対
して平行に延びている。これによって、レバーのうち該
指部80Aを支持する端部36Aと、レバーの他方の端
部36Bとの間における軸方向のずれを埋め合わせるこ
とができるようになっている。
【0115】レバー34a、34bの傾動を制限するた
めの相対応する形状のストッパーが、切欠き84A、8
4Bによって画定されている。切欠き84Aは、リング
42bの外側輪郭に形成されており、切欠き84Bは、
リング42aの外側輪郭に形成されている(特に、図1
0及び図11参照)。
【0116】本願発明のこの第2実施例において、レバ
ーの軸受け端部36A、36Bを押圧するための手段
は、押圧カム86A、86Bを備えている。押圧カム8
6Aは、端部36Bと関連するカム44Bを支持するリ
ング42bの外側輪郭に形成されたボスによって画定さ
れている。押圧カム86Aによって、カム44Bがレバ
ー34a、34bから解放されるようになっている。押
圧カム86Bは、端部36Aと関連するカム44Aを支
持するリング42aの外側輪郭に形成されたボスによっ
て画定されている。押圧カム86Bによって、カム44
Aがレバー34a、34bから解放されるようになって
いる。
【0117】各押圧カム86A、86Bは、押圧カム従
動節と相互に作用し合うようになっている。前記押圧カ
ム従動節は、軸方向に延びる指部80A,80Bによっ
て画定されている。指部80A,80Bは、前記押圧カ
ムと関連するレバーの軸受け端部と一体になっている。
【0118】レバー34a、34bをその選択可能な
位置から休止位置に戻すことを容易にするために、レ
バーの各端部36A、36Bは、角度方向オフセット
ム88A、88Bを備えている。角度方向オフセット
ム88Aは、レバーの他方の端部36Bに関連するカ
44Bを角度方向にずらして、カム44Bを、レバーの
端部36Bとの係合を解除する方向に移動させる。角度
方向オフセットカム88Bは、レバーの他方の端部36
Aに関連するカム44Aを角度方向にずらして、カム4
4Aを、レバーの端部36Aとの係合を解除する方向に
移動させる。
【0119】レバーの第1の端部36Aがその関連する
外殻24から解放されたとき、レバーの第1の端部36
Aと関連する角度方向オフセットカム88Aは、角度方
向オフセットカム従動節90Aと相互に作用し合うよう
になっている。レバーの第1の端部36Bがその関連す
る外殻26から解放されたとき、レバーの第1の端部3
6Bと関連する角度方向オフセットカム88Bは、角度
方向オフセットカム従動節90Bと相互に作用し合うよ
うになっている。角度方向オフセットカム従動節90A
、カム44Bと一体になっている。角度方向オフセッ
トカム従動節90Bは、カム44Aと一体になってい
。カム44Bは、レバーの端部36Bと関連してい
。カム44Aは、レバーの端部36Aと関連してい
る。
【0120】角度方向オフセットカム88Aは、軸方向
指部80Aの輪郭のうち傾斜部を形成する一部によっ
て、画定されている。角度方向オフセットカム88B
は、軸方向指部80Bの輪郭のうち傾斜部を形成する一
部によって、画定されている。角度方向オフセットカム
従動節90Aは、レバー34a、34bの傾動を制限す
る切欠き84Aの輪郭のうち傾斜部を形成する一部によ
って画定されている。角度方向オフセットカム従動節9
0Bは、レバー34a、34bの傾動を制限する切欠き
84Bの輪郭のうち傾斜部を形成する一部によって画定
されている。角度方向オフセットカム従動節90Aの傾
斜部は、前記軸方向指部80Aの傾斜部と相対応する形
状となっており、角度方向オフセットカム従動節90B
の傾斜部は、前記軸方向指部80Bの傾斜部と相対応す
る形状となっている(特に、図10及び11参照)。
【0121】制御部材32と一体のオフセット駆動カム
54a、54bは、第2実施例の関節部20において、
もはや要求されないことが理解される。
【0122】第2実施例の関節部20は、図示されてい
ない間隔保持部材を備えており、この間隔保持部材は、
リング42a、42bとの間に介在されている。
【0123】この間隔保持部材は、例えば、バネ性を有
するスチール・シートのリングからなっており、軸方向
に弾性力を有している。当該スチール・シートの軸方向
への弾性力によって、リング42a、42bをそれぞれ
の外殻24、26に向けて偏倚させながら、リング42
aとリング42bとの離間を維持させている。
【0124】この第2実施例に係わる関節部20におい
ては、レバー34a、34bの運動を同調させるための
部材を設ける必要がないことが理解できるであろう。
【0125】第2実施例に係わる関節部20の作用は、
第1実施例に係わる関節部20の作用に対して多数の類
似点を有している。
【0126】しかしながら、一時的に背もたれを折り重
ねする例をあげることによって(図10参照)、下記の
具体的な相違点が理解されてあろう。
【0127】制御部材32を、図10の矢印によって示
される反時計方向に回転させるとき、係合解除カム52
は、下側のリング42aを同じ方向に駆動する。
【0128】このリング42aの回転によって、最初
、カム44Aとレバー34a、34bの下側の端部3
6Aとの係合が解除され、レバー34a、34bの下側
の端部36Aが自由端になる。次いで、この下側のリン
グ42aの押圧カム86Bが、レバー34a、34bの
うち移動可能な外殻26によって支持される上側の端部
36Bの指部80Bと相互に作用し合い、これによっ
て、レバー34a、34bが傾動する。
【0129】したがって、レバー34a、34bは移動
可能な外殻26に固定されて、移動可能な外殻26は自
由に回転できるようになり、背もたれを折り重ねること
ができる。
【0130】レバー34a、34bの端部36Aが解放
されることにより、下側の端部36Aと関連する角度方
向オフセットカム88Aが、上側のリング42bのうち
角度方向オフセットカム88Aと相対応する形状の)
傾斜部90Aと相互に作用し合うことによって、上側の
リング42bが時計方向にわずかに回転する。
【0131】このわずかな回転によって、レバー34
a、34bを休止位置に戻すことが容易となる。
【0132】背もたれの傾斜を調整する場合の、第2実
施例に係わる関節部20の操作は、図11に図示されて
いる。かかる操作は、背もたれを折り重ねる場合の操作
から、必要な変更を加えて容易に推論できる。
【0133】本願発明は、図示されたものに限定される
ものではない。
【0134】特に、本願発明に係わるシートには、上述
したような単一の関節部を設けることができる。
【0135】本願発明に係わる関節部は、外殻を結合す
るためにたった1つのレバーを備えればよい。
【0136】図示された関節部は、凹状の内側噛合部を
備えた外殻と、凸状の外側噛合部を備えたレバーとを有
している。もちろん、本願発明の範囲から離れることな
しに、凸状の外側噛合部を備えた外殻と、凹状の内側噛
合部を備えたレバーとを有する関節部を設けることもで
きる。
【0137】本願発明は、多数の効果を備えている。
【0138】本願発明に係わる関節部においては、歯付
きの結合レバーによって、負荷が、一方の外殻から他方
の外殻に直接的に伝えられる。これによって、従来の関
節部と比較して、遊びが生じる原因を減少させることが
できる。
【0139】一時的に背もたれを折り重ねるための機能
を所望しないならば、本願発明の関節部にわずかに変更
を加えることによって、この折り重ねを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明に係わる少なくとも1つの関
節部を備えた自動車用シートの斜視図である。
【図2】図2は、本願発明の第1の実施例に係わるシー
ト用関節部の斜視図である。
【図3】図2に表された関節部の分解図である。
【図4】図4は、関節部の内側を目視できるように移動
可能な外殻を破断した状態の、図2に表された関節部の
正面図である。
【図5】図5は、背もたれを一時的に折り重ね操作する
間の、連続する2つの関節部の形状の一方を表してい
る、図4と同様な図である。
【図6】図6は、背もたれを一時的に折り重ね操作する
間の、連続する2つの関節部の形状の他方を表してい
る、図4と同様な図である。
【図7】図7は、背もたれを傾斜するように調整操作す
る間の、連続する2つの関節部の形状の一方を表してい
る、わずかに拡大して示した図4と同様な図である。
【図8】図8は、背もたれを傾斜するように調整操作す
る間の、連続する2つの関節部の形状の他方を表してい
る、わずかに拡大して示した図4と同様な図である。
【図9】図9は、本願発明の第2の実施例に係わる関節
部の図4と同様な図である。
【図10】図10は、第2の実施例に係わる関節部の図
5と同様な図である。
【図11】図11は、第2の実施例に係わる関節部の図
7と同様な図である。
【符号の説明】
20 関節部 22 ノブ 24 外殻 26 外殻 28 連結リング 30 連結手段 32 制御部材 34a レバー 34b レバー 36A 端部 36B 端部 38 肩部 40 肩部 42a リング 42b リング 44A受けカ
ム 44Bム 46Aム従動
節 46Bム従動節 48a スタッド 48b スタッド 50 リターン・
スプリング 52 係合解除カム 54a オフセッ
ト駆動カム 54b オフセット駆動カム 56A 傾動制限
ストッパー 56B 傾動制限ストッパー 58A 切欠き 58B 切欠き 60 間隔保持部
材 62 中心決め用の円形中央オリフィス 64a エンド・フォーク部 66A 肩部 66B 肩部 68a 弾性ピン 68b 弾性ピン 70a 第1の移
動終端ストッパー 70b 第1の移動終端ストッパー 72 第2の移動
終端ストッパー 74 移動終端ストッパー 76a 背もたれ傾斜制限用ストッパー 76b 背もたれ傾斜制限用ストッパー 80A 指部 80B 指部 82A 脚部 82B 脚部 84A 切欠き 84B 切欠き 86A 押圧カム 86B 押圧カム 88A 角度方向オフセットカム 88B 角度方向
オフセットカム 90A 角度方向オフセットカム従動節 90B 角度方向オフセットカム従動節 A シート部品 CA 切欠き CB 切欠き D 背もたれ E1 肩部 E2 肩部 P1 軸受け P2 軸受け SA 歯付きセクタ SB 歯付きセ
クタ TA 歯付きセクタ TB 歯付きセ
クタ X 関節軸線 ZA 支持補強
領域 ZB 支持補強領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オリヴィエ・デラット フランス共和国45290 ノジェ−スュー ル−ヴェルニソン,アヴニュー・ジョル ジュ・バンネール 65 (72)発明者 フランシス・フーレ フランス共和国45290 ノジェ−スュー ル−ヴェルニソン,アヴニュー・ジョル ジュ・バンネール 65 (72)発明者 ジャン・マリエ・ブランチャール フランス共和国45290 ノジェ−スュー ル−ヴェルニソン,アヴニュー・ジョル ジュ・バンネール 65 (72)発明者 ミシェル・ディ・リュスィオ フランス共和国45290 ノジェ−スュー ル−ヴェルニソン,アヴニュー・ジョル ジュ・バンネール 65 (56)参考文献 特公 昭62−32927(JP,B2) 特公 平2−21803(JP,B2) 特公 昭60−25122(JP,B2) 特公 昭56−12123(JP,B1) 実公 昭53−33935(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 1/025 B60N 2/22

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート、特に自動車用のシートの関節構
    造であって、 ほぼ平行に配置された第1および第2の外殻(24、2
    6)を備えており、前記第1の外殻は、静止して、前記
    シートのシート部に固定されるようになっており、前記
    第2の外殻は、移動可能となっており、前記シートの
    もたれに固定されるようになっており、これらの外殻
    は、関節軸線(X)を中心として、一方が他方に対して
    回転できるようになっており、前記関節軸線Xは、前記
    外殻に対して垂直方向に延びており、 前記関節構造は、また、前記第1および第2の外殻(2
    4、26)を互いに結合する結合手段(30)を備えて
    おり、前記結合手段は、制御部材(32)によって制御
    されており、 前記制御部材を一方の方向に作動させることによって、
    前記シート部に対する前記背もたれの傾斜を調整するこ
    とができ、前記制御部材を前記方向とは反対の方向に作
    動させることによって、前記背もたれを一時的に折り重
    ねることができるタイプの関節構造において、 前記結合手段(30)は、少なくとも1つのレバー(3
    4a、34b)を備えており、前記レバーは第1および
    第2の端部(36A、36B)を有しており、これら
    つの端部(36A、36B)の各々は、関連する外殻
    (24、26)との間で相対応する形状(SA、SB、
    TA、TB)どうしを相互に作用し合わせることによっ
    て、該関連する外殻(24、26)に直接的に固定する
    ことができ、 前記レバーは、前記第1の端部(36A)にて、前記
    1の外殻(24)に設けられた係合部のみと係合する係
    合部を有し、前記第2の端部(36B)にて、前記第2
    外殻(26)に設けられた係合部のみと係合する係合
    部を有しており、 前記結合手段を制御する前記制御部材(32)は、前記
    レバーを操作するための操作手段(44A、44B、5
    2;86A、86B)を作動させ、これにより、支点を
    中心として前記レバー(34a、34b)が傾動される
    ことによって、前記制御部材(32)の操作方向に応じ
    て、前記レバーは前記第1または第2の外殻(24、2
    )にのみ固定され、あるいは前記第1および第2の外
    殻の双方に固定され、前記支点は、前記レバーの前記第
    1または第2の端部(36A、36B)を、それぞれに
    関連する外殻(24、26)に固定するための前記相対
    応する形状部分(SA、SB、TA、TB)によって構
    成されていることを特徴とする、シート、特に自動車用
    のシートの関節構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の、シート、特に自動車
    用のシートの関節構造において、 前記操作手段は、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を、それぞれに関連する前記第1および第2の外殻
    (24、26)に固定するための手段(44A、44
    B、46A、46B)と、休止 位置と、2つの選択可能な傾動位置との間で、前記
    レバー(34a、34b)を傾動させるための手段(4
    8a、48b、52)とを備えており、 前記休止位置において、前記レバーの前記第1および第
    の端部(36A、36B)は、それぞれに関連する
    記第1および第2の外殻(24、26)の双方に固定さ
    れ、これによって、これらの外殻は互いに結合され、 2つの選択可能な前記傾動位置において、前記レバーの
    前記第1および第2の端部(36A、36B)の一方
    は、これに関連する一方の外殻に固定されて該一方の
    殻によって支持され、且つ、前記レバーの前記第1およ
    び第2の端部(36A、36B)の他方は、これに関連
    する他方の外殻から解放され、あるいは、前記レバーの
    前記第1および第2の端部(36A、36B)の前記他
    方は、これに関連する前記他方の外殻に固定されて該他
    方の外殻によって支持され、且つ、前記レバーの前記第
    1および第2の端部(36A、36B)の前記一方は、
    これに関連する前記一方の外殻から解放され、これによ
    って、前記背もたれの傾斜、あるいは、前記背もたれ
    一時的な折り重ねが可能となることを特徴とする、シー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のシート、特に自動車用
    のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を、それぞれに関連する前記第1および第2の外殻
    (24、26)に固定するための手段は、2つのカ
    (44A、44B)を備えており、 前記2つのカム(44A、44B)は、それぞれ前記レ
    バーの第1および第2の端部(36A、36B)関連
    しており、 前記2つのカム(44A、44B)は、また、弾性復帰
    力により2つのカム従動節(46A、46B)にそれぞ
    接触しており、これら2つのカ ム従動節(46A、46B)は、それぞ
    前記レバーの前記第1および第2の端部に対して一体
    的に設けられており、 これによって、前記2つのカム(44A、44B)のそ
    れぞれが、前記レバーの前記第1および第2の端部(3
    6A、36B)に対してそれぞれ一体的に設けられた前
    記カム従動節(46A、46B)を押圧することによっ
    て前記レバーの前記第1および第2の端部とこれらに関
    連する前記第1および第2の外殻(24、26)との固
    定が維持されるようになっており、 前記レバーを傾動させるための前記手段は、 前記カム(44A、44B)の弾性復帰力に抗して、
    記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)の一方と、これに関連する前記カム(44A、44
    B)の一方との係合を解除し、これによって、前記カ
    (44A、44B)の前記一方を前記レバーから解放す
    るための手段(48a、48b、52)と、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36、36
    の他方を、これに関連する外殻(24、26)と係
    合するように押圧するための手段(44A、44B;8
    6A、86B)とを備えていることを特徴とする、シー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシート、特に自動車用
    のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)は、それぞれ第1の傾動制限ストッパー(56A、
    56B;80A、80B)を備えており、該第1の傾動 制限ストッパーは、前記2つのカム(44
    A、44B)に対してそれぞれ一体的に設けられてい
    る、相対応する形状の第2の傾動制限ストッパー(58
    A、58B;84A、84B)と相互に作用し合うよう
    になっていることを特徴とする、シート、特に自動車用
    のシートの関節構造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の、シート、特
    に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を押圧するための手段は、これら端部(36A、3
    6B)にそれぞれ関連する前記2つのカム(44A、4
    4B)を備えており、 前記2つのカム(44A、44B)は、それぞれ前記
    つのカム従動節(46A、46B)と相互に作用し合っ
    ており、 前記2つのカム従動節(46A、46B)は、それぞれ
    前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)に対して一体的に設けられていることを特徴とす
    る、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  6. 【請求項6】 請求項3または4に記載の、シート、特
    に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を押圧するための手段は、2つの押圧カム(86
    A、86B)を備えており、前記2つの 押圧カム(86A,86B)は、前記第1お
    よび第2の端部(36B、36A)にそれぞれ関連す
    前記カム(44B、44A)に対して一体的に設けられ
    ており、前記2つの 押圧カム(86A、86B)は、2つの押圧
    カム従動節(80A、80B)とそれぞれ相互に作用し
    うようになされており、 前記2つの押圧カム従動節(80A、80B)は、それ
    ぞれ前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、
    36B)に対して一体的に設けられていることを特徴と
    する、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の、シート、特に自動車
    用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)のそれぞれは、そ の一方の側に、前記2つのカ
    (44B、44A)のうち前記レバーの前記第1および
    第2の端部の他方に関連する前記カムを前記第1および
    第2の端部の前記他方との係合を解除するよう角度方向
    ずらすための角度方向オフセットカム(88A、88
    B)を備えており、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)の前記一方がこれに関連する前記外殻から解放され
    とき、前記角度方向オフセットカム(88A、88
    B)は、角度方向オフセットカム従動節(90A、90
    B)と相互に作用し合うようになっており、前記 角度方向オフセットカム従動節(90A、90B)
    は、前記第1および第2の端部(36A、36B)の前
    記他方に関連する前記カム(44B、44A)に対して
    一体的に設けられていることを特徴とする、シート、特
    に自動車用のシートの関節構造。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7のいずれか1項に記載
    の、シート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 前記レバー(34a、34b)は、全体的に円弧形状を
    しており、且つ、前記外殻(24、26)とほぼ平行に
    伸びており、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)は、関節軸線(X)と平行な方向に沿って互いに
    ており、 前記相対応する形状部分(SA、SB、TA、TB)
    は、前記レバーの外側輪郭と、前記2つの外殻(24、
    26)のそれぞれの周縁肩部(38、40)の内側輪郭
    とに形成されており 前記 周縁肩部(38、40)のうちの一方は、他方に対
    して関節軸線(X)と平行な方向に沿ってずれており、 前記2つのカム(44A、44B)は、2つの環状のリ
    ング(42a、42b)のそれぞれの外側輪郭に形成さ
    れたボスによって画定されており、 前記2つの環状のリング(42a、42b)は、前記レ
    バーの前記第1および第2の端部に関連して、関節軸線
    (X)上にほぼ中心決めされており、 前記2つの環状のリング(42a、42b)は、前記関
    節軸線(X)に沿って互いに重なるような配置とされて
    おり、 前記2つのカム従動節(46A、46B)は、前記レバ
    ー(34a、34b)の内側輪郭に形成されており、 前記カム(44A、44B)の係合を解除する前記手段
    は、係合解除カム(52)を備えており、 前記係合解除カム(52)は、前記関節軸線(X)を中
    心として回転できるよう配置されており、 前記係合解除カム(52)は、前記2つのリング(42
    a、42b)のそれぞれの内側輪郭に形成された2つの
    係合解除カム従動節(48a、48b)と選択的に相互
    に作用し合うようになっており、 前記係合解除カム(52)は、好ましくは前記係合解除
    カム(52)の各側で角度方向にすき間が生じる状態
    で、前記2つの係合解除カム従動節(48a、48b)
    の間に介在されていることを特徴とする、シート、特に
    自動車用のシートの関節構造。
  9. 【請求項9】 請求項4および8に記載のシート、特に
    自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)の一方と関連する前記相対応する形状の前記第2
    の傾動制限ストッパー(58A、58B)は、前記レバ
    ーの該一方の端部関連する前記カム(44A、44
    B)に対して一体的に設けられており、 前記第1の傾動制限ストッパー(56A、56B)は、
    前記レバー(34a、34b)の内側輪郭に形成された
    端部ボスによって画定されており、 前記相対応する形状の前記第2の傾動制限ストッパー
    (58A、58B)は、前記リング(42a、42b)
    の外側輪郭に形成された切欠きによって画定されている
    ことを特徴とする、シート、特に自動車用のシートの関
    節構造。
  10. 【請求項10】 請求項4、6および8に記載のシー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)の一方に関連する、前記相対応する形状の第2の傾
    制限ストッパー(84A、84B)は、前記レバーの
    前記第1および第2の端部(36A、36B)の他方
    関連する、前 ム(44B、44A)に対して一体的
    に設けられており、 前記第1の傾動制限ストッパーは、指部(80A、80
    B)によって画定されており、 前記指部(80A、80B)は、脚部(82A、82
    B)によって支持されており、 前記脚部(82A、82B)は、前記レバーの端部(3
    6A、36B)をほぼ径方向内側に延ばすことによって
    構成されており、 前記相対応する形状の第2の傾動制限ストッパー(84
    A、84B)は、前記リング(42a、42b)の外側
    輪郭に形成された切欠きによって画定されており、前記 指部(80A、80B)のそれぞれは、前記関節軸
    線(X)に対して平行に延びており、これによって、該
    指部(80A、80B)を支持する前記レバーの前記端
    部(36A、36B)間の軸方向のずれを埋め合わせて
    おり、 前記押圧カム(86A、86B)は、前記リング(42
    b、42a)の外側輪郭に形成されたボスによって画定
    されており、 前記押圧カム従動節は、前記関節軸線の方向に延びる前
    記指部(80A、80B)によって画定されていること
    を特徴とする、シート、特に自動車用のシートの関節構
    造。
  11. 【請求項11】 請求項7および10に記載のシート、
    特に自動車用のシートの関節構造において、 前記角度方向オフセットカム(88A、88B)は、前
    関節軸線の方向に延びる前記指部(80A、80B)
    の輪郭のうち傾斜部を形成する部分によって画定されて
    おり、 前記角度方向オフセットカム従動節(90A、90B)
    は、該角度方向オフセットカム従動節(90A、90
    B)を捕捉する、前記傾動制限切欠き部(84A、84
    B)の輪郭のうち傾斜部を形成する部分によって画定さ
    れていることを特徴とする、シート、特に自動車用のシ
    ートの関節構造。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれか1項に
    記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 前記係合解除カム従動節は、スタッド(48a、48
    b)によって画定されており、 前記スタッド(48a、48b)は、角度方向に作用す
    るリターン・スプリング(50)と係合しており、これ
    により、前記リング(42a、42b)は、前記カ
    (44A、44B)と前記カム従動節(46A、46
    B)とが相互に作用し合う位置に向けて、それぞれ反対
    の方向に偏倚されていることを特徴とする、シート、特
    に自動車用のシートの関節構造。
  13. 【請求項13】 請求項5および8に記載のシート、特
    に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を押圧するための前記手段は、さらに、前記リング
    (42a、42b)をずらすように駆動するためのオフ
    セット駆動カム(54a、54b)を備えており、 前記オフセット駆動カム(54a、54b)は、前記係
    合解除カム(52)に対して一体的に設けられており、 前記オフセット駆動カム(54a、54b)は、前記係
    合解除カム(52)の各側で、前記係合解除カム(5
    2)から周方向に間隔をおかれており、 これによって、各係合解除カム従動節(48a、48
    b)は、周方向にすき間がある状態で、前記係合解除カ
    ム(52)と前記オフセット駆動カム(54a、54
    b)との間を延びており、 前記係合解除カム(52)と前記オフセット駆動カム
    (54a、54b)とが回転したとき、前記係合解除カ
    ム従動節(48a、48b)は駆動され、 これによって、最初に、前記第1および第2の端部(3
    6B、36A)の一方と関連する前記カム(44B、4
    4A)が、前記レバーから解放されるように係合を解除
    され、 次いで、前記レバーの前記第1および第2の端部(36
    A、36B)の他方が押圧されることを特徴とする、シ
    ート、特に自動車用のシートの関節構造。
  14. 【請求項14】 請求項8ないし13のいずれか1項に
    記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 前記外殻(24、26)と前記リング(42a、42
    b)とは、相対応する円形形状の肩部(E3ないしE
    8)によって、互いに対して中心決めされており、 前記円形形状の肩部(E3ないしE8)は、前記外殻
    (24、26)および前記リング(42a、42b)に
    形成されており、 前記円形形状の肩部(E3ないしE8)は、前記関節軸
    線(X)とほぼ同軸上に設けられていることを特徴とす
    る、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし14のいずれか1項に
    記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 間隔保持部材(60)が、前記リング(42a、42
    b)の間に介在されていることを特徴とする、シート、
    特に自動車用のシートの関節構造。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれか1項に
    記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 前記レバーの前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を前記第1および第2の外殻(24、26)に固定
    するための前記相対応する形状(SA、SB、TA、T
    B)は、相対応する噛合部を備えていることを特徴とす
    る、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  17. 【請求項17】 請求項8および16に記載のシート、
    特に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの第1および第2の端部(36A、36B)
    のそれぞれは、歯付き固定用セクタ(SA、SB)を備
    えており、 前記レバーの前記第1の端部(36A)の前記歯付きセ
    クタ(SA)は、前記固定された第1の外殻(24)に
    同じ角度にわたって設けられた歯付きセクタ(TA)と
    相互に作用し合うようになっており、 前記レバーの前記第2の端部(36B)の前記歯付きセ
    クタ(SB)は、前記移動可能な第2の外殻(26)に
    より大きい角度にわたって設けられた歯付きセクタ(T
    B)と相互に作用し合うようになっていることを特徴と
    する、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のシート、特に自動
    車用のシートの関節構造において、 前記移動可能な第2の外殻(26)の前記歯付きセクタ
    (TB)は、環状のギヤを形成していることを特徴とす
    る、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  19. 【請求項19】 請求項17または18に記載のシー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造において、 前記レバーの歯付きセクタ(SA、SB)の両端は、前
    記レバーの支持を補強するための歯付き領域(ZA、Z
    B)を備えており、 前記レバーが2つの傾動位置の一方あるいは他方にある
    ときのみ、前記歯付き領域(ZA、ZB)の一方あるい
    は他方は、前記関連する外殻の前記歯付きセクタ(T
    A、TB)と相互に作用し合っていることを特徴とす
    る、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  20. 【請求項20】 請求項1ないし19のいずれか1項に
    記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造におい
    て、 前記結合手段は、第1および第2の2つのレバー(34
    a、34b)を備えていることを特徴とする、シート、
    特に自動車用のシートの関節構造。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のシート、特に自動
    車用のシートの関節構造において、 前記2つのレバーとこれらのための前記操作手段(44
    A、44B、52;86A、86B)とは、前記関節軸
    線(X)に関して、概ね対称となっていることを特徴と
    する、シート、特に自動車用のシートの関節構造。
  22. 【請求項22】 請求項20または21に記載のシー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造において、 前記2つのレバー(34a、34b)のそれぞれが、互
    いに近接して前記第1および第2の端部(36A、36
    B)を備えており、該互いに近接している第1および第
    2の端部(36、36)どうしが、弾性ピン(68
    a、68b)によって互いに接合されており、 前記弾性ピン(68a、68b)によって、前記第1お
    よび第2の端部(36A、36B)は、前記関連する外
    殻(24、26)に固定される位置に向けて偏倚されて
    いることを特徴とする、シート、特に自動車用のシート
    の関節構造。
  23. 【請求項23】 請求項15と、請求項20ないし22
    のうちのいずれかとに記載のシート、特に自動車用のシ
    ートの関節構造において、 前記間隔保持部材(60)は、また、前記レバー(34
    a、34b)を同調させるための部材を形成しており、 前記間隔保持部材(60)は、この目的のために、直径
    方向で対向する2つのエンド・フォーク部(64a、6
    4b)を備えており、 前記レバーが傾動したとき、前記エンド・フォーク部
    (64a、64b)は、該レバーに形成された肩部(6
    6A、66B)に対して相互に作用し合うようになって
    いると共に、前記レバーの内側輪郭とも相互に作用し合
    うようになっており、前記肩部(66A、66B)は、
    前記レバーの前記第1および第2の端部が軸方向に互い
    にずれた箇所に形成されていることを特徴とする、シー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし23のうちのいずれか
    1項に記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造
    において、 前記外殻(24、26)は、全体にわたって円形をして
    おり、 また、前記外殻(24、26)は、相対応する形状の周
    縁肩部(E1、E2)によって、前記外殻(24、2
    6)の一方が他方に対して中心決めされており、 前記肩部(E1、E2)は、関節軸線(X)と同軸上に
    設けられていることを特徴とする、シート、特に自動車
    用のシートの関節構造。
  25. 【請求項25】 請求項1ないし24のうちのいずれか
    1項に記載のシート、特に自動車用のシートの関節構造
    において、 前記背もたれの傾斜を調整できるような該背もたれの移
    動を制限するための手段(76a、76b)と、 前記背もたれを一時的に折り重ねることができるよう
    該背もたれの移動を制限するための手段(70a、70
    b、72)とを備えていることを特徴とする、シート、
    特に自動車用のシートの関節構造。
  26. 【請求項26】 請求項8、20、および24に記載の
    シート、特に自動車用のシートの関節構造において、 前記背もたれの傾斜を調整できるような該背もたれの移
    動を制限するための手段は、背もたれ傾斜制限用ストッ
    パー(76a、76b)を備えており、 前記背もたれ傾斜制限用ストッパー(76a、76b)
    は、前記移動可能な第2の外殻(26)に対して一体的
    に設けられており、 前記背もたれ傾斜制限用ストッパー(76a、76b)
    は、2つの相対応する形状の移動終端ストッパーと相互
    に作用し合うようになっており、 一方の移動終端ストッパーは、前記第1のレバー(34
    a)に形成された肩部(66A)によって画定されてお
    り、該肩部(66A)は、前記第1のレバーの前記第1
    および第2の端部が軸方向に互いにずれた箇所に形成さ
    れており、 他方の移動終端ストッパーは、前記移動可能な第2の
    殻(26)と関連する前記第2のレバー(34b)の前
    第2の端部(36B)によって画定されていることを
    特徴とする、シート、特に自動車用のシートの関節構
    造。
  27. 【請求項27】 請求項25または26に記載のシー
    ト、特に自動車用のシートの関節構造において、 前記背もたれを一時的に折り重ねることができるよう
    該背もたれの移動を制限するための手段は、第1の移動
    終端ストッパー(70a、70b)を備えており、 前記第1の移動終端ストッパー(70a、70b)は、
    前記固定された第1の外殻(24)に対して一体的に設
    けられており、 前記第1の移動終端ストッパー(70a、70b)は、
    前記固定された第1の外殻と関連する前記レバーの前記
    第1の端部(36A)と相互に作用し合うようになって
    おり、 前記背もたれを一時的に折り重ねることができるよう
    該背もたれの移動を制限するための手段は、また、第2
    の移動終端ストッパー(72)を備えており、 前記第2の移動終端ストッパー(72)は、前記移動可
    能な第2の外殻(26)に対して一体的に設けられてお
    り、 前記第2の移動終端ストッパー(72)は、相対応する
    形状の固定されたストッパー(74)と相互に作用し合
    うようになっていることを特徴とする、シート、特に自
    動車用のシートの関節構造。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし27のいずれかに記載
    の、少なくとも1つの関節構造(20)を備えたことを
    特徴とする、自動車用のシート。
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