JP2918158B1 - パンチング加工システムに使用される金型収納装置 - Google Patents

パンチング加工システムに使用される金型収納装置

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JP2918158B1
JP2918158B1 JP34060298A JP34060298A JP2918158B1 JP 2918158 B1 JP2918158 B1 JP 2918158B1 JP 34060298 A JP34060298 A JP 34060298A JP 34060298 A JP34060298 A JP 34060298A JP 2918158 B1 JP2918158 B1 JP 2918158B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、複数のタレットパンチプレスを備
えたパンチング加工システムにおいてコストの低下及び
省スペース化を図ることを目的とする。 【解決手段】 所定のダイ装着部17a,17bをダイ
交換領域21a,21bに位置決めしたときにこのダイ
交換領域21a,21bに上部タレット9a,9bが位
置しないように構成し、第1タレットパンチプレス3及
び第2タレットパンチプレス5の間に多数のパンチ収納
部39及び多数のダイ収納部43を備えた金型収納装置
29を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタレットパ
ンチプレスを備えたパンチング加工システムに使用され
る金型収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タレットパンチプレスを備えた従来のパ
ンチング加工システムについて説明する。
【0003】タレットパンチプレスにおける本体フレー
ムには円盤状の回転可能な上部タレットと円盤状の回転
可能な下部タレットが上下に対向して設けてあり、上部
タレットには多数のパンチが周方向へ適宜に設けてあっ
て、下部タレットには多数のダイが周方向へ適宜に設け
てある。ここで、多数のパンチのうち複数のパンチは交
換パンチホルダに保持されてあって、この交換パンチホ
ルダは上部タレットにおけるパンチホルダ装着部に水平
方向から着脱交換可能に設けてある。また、多数のダイ
のうち複数のダイは交換ダイホルダに保持されてあっ
て、この交換ダイホルダは下部タレットにおけるダイホ
ルダ装着部に水平方向から着脱交換可能に設けてある。
そして、上記交換パンチホルダ及び交換ダイホルダは上
部タレットと下部タレットの同期回転によりパンチホル
ダ交換領域及びダイ交換ホルダ領域にそれぞれ位置決め
可能に構成してある。
【0004】上記本体フレームにおけるタレットの後方
には金型収納装置が一体的に設けてあり、この金型収納
装置は交換パンチホルダを水平方向から着脱可能に収納
する多数のパンチホルダ収納部及び交換ダイホルダを水
平方向から着脱交換可能に収納する多数のダイホルダ収
納部を備えている。ここで、多数のパンチホルダ収納部
のうち所定のパンチホルダ収納部をパンチホルダ取出し
領域に位置決め可能に構成すると共に、多数のダイホル
ダ収納部のうち所定のダイホルダ収納部をダイホルダ取
出し領域に位置決め可能に構成してある。
【0005】上記本体フレームにおけるタレットと金型
収納装置の間には金型交換装置が設けてあり、この金型
交換装置は交換パンチホルダを着脱可能に保持するパン
チホルダ保持部及び交換ダイホルダを着脱可能に保持す
るダイホルダ保持部を備えている。ここで、パンチホル
ダ保持部はパンチホルダ交換領域に近接した位置とパン
チホルダ取出し領域に近接した位置との間において移動
可能に構成してあると共に、ダイホルダ保持部はダイホ
ルダ交換領域に近接した位置とダイホルダ取出し領域に
近接した位置との間において移動可能に構成してある。
【0006】したがって、上部タレットと下部タレット
の同期回転により交換パンチホルダ及び交換ダイホルダ
をパンチホルダ交換領域及びダイホルダ交換領域にそれ
ぞれ位置決めする。又、パンチホルダ保持部及びダイホ
ルダ保持部を一方向へそれぞれ移動させて、パンチホル
ダ交換領域に近接する位置及びダイホルダ交換領域に近
接する位置にそれぞれ位置決めする。そして、交換パン
チホルダを上部タレットにおけるパンチホルダ装着部か
ら水平方向へ離脱せしめてパンチホルダ保持部に水平方
向から保持せしめると共に、交換ダイホルダを下部タレ
ットにおけるダイホルダ装着部から水平方向に離脱せし
めてダイホルダ保持部に水平方向から保持せしめる。
【0007】交換パンチホルダ及び交換ダイホルダを保
持した後に、パンチホルダ保持部及びダイホルダ保持部
を他方向へ移動させてパンチホルダ収納領域に近接した
位置及びダイホルダ収納領域に近接した位置に位置せし
める。又、空のパンチホルダ収納部及び空のダイホルダ
収納部をパンチホルダ取出し領域及びダイホルダ取出し
領域にそれぞれ位置決めする。そして、上記交換パンチ
ホルダをパンチホルダ保持部から水平方向へ離脱せしめ
て空のパンチホルダ収納部に水平方向から収納せしめる
と共に、交換ダイホルダをダイホルダ保持部から水平方
向へ離脱せしめて空のダイホルダ収納部に水平方向から
収納せしめる。
【0008】上記交換パンチホルダ及び交換ダイホルダ
を収納せしめた後に、所定の交換パンチホルダを収納し
た所定のパンチホルダ収納部及び所定の交換ダイホルダ
を収納した所定のダイホルダ収納部をパンチホルダ取出
し領域及びダイホルダ取出し領域にそれぞれ位置決めす
る。そして、所定の交換パンチホルダを所定のパンチホ
ルダ収納部から水平方向に離脱せしめてパンチホルダ保
持部に水平方向から保持せしめると共に、所定の交換ダ
イホルダを所定のダイホルダ収納部から水平方向へ離脱
せしめてダイホルダ保持部に水平方向から保持せしめ
る。
【0009】所定の交換パンチホルダ及び所定の交換ダ
イホルダを保持した後に、パンチホルダ保持部及びダイ
ホルダ保持部を一方向へ移動させてパンチホルダ交換領
域に近接した位置及びダイホルダ交換領域に近接した位
置にそれぞれ位置せしめる。そして、所定の交換パンチ
ホルダをパンチホルダ保持部から水平方向へ離脱せしめ
て上部タレットにおけるパンチホルダ装着部に水平方向
から装着せしめると共に、所定の交換ダイホルダをダイ
ホルダ保持部から水平方向に離脱せしめて下部タレット
におけるダイホルダ装着部に水平方向から装着せしめ
る。
【0010】以上により、交換パンチホルダ及び交換ダ
イホルダを介してパンチ及びダイの交換を行うことがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のパンチング加工
システムにおいては、金型収納装置がタレットパンチプ
レスと一体的に構成してあるため、一つの金型収納装置
を複数のタレットパンチプレスにおける金型交換作業に
兼用することができない。そのため、パンチング加工シ
ステムに複数のタレットパンチプレスを備えた場合にあ
っては、金型収納装置もタレットパンチプレスと同じ数
だけ必要とし、パンチング加工システムのコストが高く
なると共に、パンチング加工システムに大きなスペース
を必要とするという問題がある。
【0012】又、上部タレットと下部タレットの上下方
向の間隔が小さく、垂直方向(上下方向)から金型(パ
ンチ、ダイ)の交換が困難なことも起因して、水平方向
から金型ホルダ(パンチホルダ、ダイホルダ)を介して
間接的に金型の交換を行っているため、交換金型ホルダ
に保持された金型のみが交換可能であって、多くの金型
を交換することができないという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】従来の問題に鑑みて、本
発明の請求項1に係る発明は、パンチング加工システム
に使用される金型収納装置において、ベースフレーム上
に、複数のパンチを着脱可能に収納するパンチ収納フレ
ームと複数のダイを着脱可能に収納するダイ収納フレー
ムとを上下に対向して設けると共に水平に回転自在に設
け、前記ベースフレームに設けたガイドフレームに、上
部昇降体及び下部昇降体を昇降可能に設け、前記上部昇
降体を昇降するためのボールねじを回転自在に設けると
共に前記下部昇降体を昇降するためのボールねじを回転
自在に設け、前記パンチ収納フレームとタレットパンチ
プレスにおける上部タレットとの間において交換するパ
ンチを保持するパンチ保持部を先端部に備えたパンチ交
換アームを前記上部昇降体に水平に揺動可能に支持して
設け、前記ダイ収納フレームとタレットパンチプレスに
おける下部タレットとの間において交換するダイを保持
するダイ保持部を先端部に備えたダイ交換アームを前記
下部昇降体に水平に揺動可能に支持して設け、前記パン
チ交換アーム及びダイ交換アームを同期して水平方向に
揺動するためのスプライン軸を、前記上部昇降体及び下
部昇降体を上下に貫通して設けると共に上記スプライン
軸とパンチ交換アーム及びダイ交換アームを連動連結し
た構成である。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
金型収納装置において、上部昇降体を昇降するためのボ
ールねじ及び下部昇降体を昇降するためのボールねじは
それぞれサーボモータによって回転される構成である。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の金型収納装置において、スプライン軸は、サーボ
モータによって回転される構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1〜図3を参照するに、本発明の実施の
形態に係るパンチング加工システム1は第1タレットパ
ンチプレス3と第2タレットパンチプレス5を離隔して
備えており、第1タレットパンチプレス3側において及
び第2タレットパンチプレス5側において金型(パンチ
P,ダイD)の交換を行うものである。
【0018】上記第1タレットパンチプレス3における
ブリッジ型の本体フレーム7aには円盤状の第1上部タ
レット9a及び円盤状の第2上部タレット11aが上下
(図1及び図3において紙面に向って表裏、図2におい
て上下)に対向して設けてあり、第1上部タレット9a
及び第2上部タレット11aは第1タレット用サーボモ
ータ13aの駆動により同期して回転するものである。
上記第1上部タレット9aにはパンチPを着脱可能に装
着する多数の第1パンチ装着部15aが周方向へ適宜に
設けてあり、第2下部タレット11aにはダイDを着脱
可能に装着する多数の第1ダイ装着部17aが周方向へ
適宜に設けてある。
【0019】ここで、多数の第1パンチ装着部15aの
うち所定の第1パンチ装着部15a及び多数の第2ダイ
装着部17aのうち所定の第2ダイ装着部17aは第1
上部タレット9a及び第1下部タレット11aの同期回
転により第1パンチ交換領域(第1タレットパンチプレ
ス3側においてパンチPの交換を行う空間)19a及び
第1ダイ交換領域(第1タレットパンチプレス3側にお
いてダイDの交換を行う空間)21aにそれぞれ位置決
めされるように構成してある。又、所定の第1ダイ装着
部17aを第1ダイ交換領域21aに位置決めしたとき
に、第1ダイ交換領域21aの上方に第1上部タレット
9aが位置しないようにするため、第1上部タレット9
aを第1下部タレット11aよりも小型に構成すると共
に、第1上部タレット9aの回転軸23aと第1下部タ
レット11aの回転軸25aを軸心をずらして構成して
ある。
【0020】同様に、第2タレットパンチプレス5にお
けるブリッジ型の本体フレーム7bには円盤状の第2上
部タレット9bと円盤状の第2下部タレット11bが上
下に対向して設けてあり、第2上部タレット9b及び第
2下部タレット11bは第2タレット用サーボモータ1
3bの駆動により同期して回転するものである。上記第
2上部タレット9bにはパンチPを着脱可能に保持する
多数の第2パンチ装着部15bが周方向へ適宜に設けて
あり、上記第2下部タレット11bにはダイDを着脱可
能に装着する多数の第2ダイ装着部17bが周方向へ適
宜に設けてある。ここで、第2上部タレット9b及び第
2下部タレット11bの同期回転により所定の第2パン
チ装着部15b及び所定の第2ダイ装着部17aは第2
パンチ交換領域(第2タレットパンチプレス5側におい
てパンチPの交換を行う空間)19b及び第2ダイ交換
領域(第2タレットパンチプレス5側においてダイDの
交換を行う空間)21bにそれぞれ位置決めされるよう
に構成してあり、第2上部タレット9bは第2下部タレ
ット11bよりも小型に構成してあって第2上部タレッ
トの回転軸23bと第2下部タレット11bの回転軸2
5bは軸心をずらして構成してある。
【0021】第1タレットパンチプレス3と第2タレッ
トパンチプレス5の間にはベースフレーム27が設けて
あり、このベースフレーム27の中央部には多数のパン
チP及び多数のダイDを収納する金型収納装置29が設
けてある。
【0022】より詳細には、ベースフレーム27の中央
部には支柱31が立設してあり、この支柱31には上下
方向に延びた回転部材33が収納サーボモータ35の駆
動により回転可能に設けてある。上記回転部材33には
円盤状のパンチ収納フレーム37が設けてあり、このパ
ンチ収納フレーム37にはパンチPを着脱可能に収納す
る多数のパンチ収納部39が周方向へ適宜に設けてあ
る。又、上記回転部材33には円盤状のダイ収納フレー
ム41がパンチ収納フレーム37に上下に対向しかつ一
体的に設けてあり、ダイ収納フレーム41にはダイDを
着脱可能に収納する多数のダイ収納部43が周方向へ適
宜に設けてある。上下に対向した一対の収納フレーム3
7,41は回転部材33に対して着脱可能かつ高さ位置
調節可能に構成してあって、回転部材33に複数組の収
納フレーム37,41を着脱することも可能である。
【0023】多数のパンチ収納部39のうち所定のパン
チ収納部39を第1パンチ取出し領域(第1タレットパ
ンチプレス3側においてパンチPの取出しを行う空間)
45a又は第2パンチ取出し領域(第2タレットパンチ
プレス5側においてパンチPの取出しを行う空間)45
bに位置決めすると共に、多数のダイ収納部43のうち
所定のダイ収納部43を第1ダイ取出し領域(第1タレ
ットパンチプレス3側においてダイDの取出しを行う空
間)47a又は第2ダイ取出し領域(第2タレットパン
チプレス5側においてダイDの取出しを行う空間)47
bに位置決めするため、図5に示すように、上記収納モ
ータ35には制御装置49が接続してあり、この制御装
置49には記憶装置51及び演算装置53が接続してあ
る。ここで、記憶装置51は、多数の第1パンチ装着部
15a及び多数の第2パンチ装着部15bに対してそれ
ぞれ着脱を行う多数のパンチPの第1パンチ情報及び多
数のパンチPの第2パンチ情報、多数の第1ダイ装着部
17a及び多数の第2ダイ装着部17bに対してそれぞ
れ着脱を行う多数のダイDの第1ダイ情報及び多数のダ
イDの第2ダイ情報、多数のパンチ収納部39及び多数
のダイ収納部43にそれぞれ収納された多数のパンチP
の収納パンチ情報及び多数のダイDの収納ダイ情報を記
憶する作用を有する。又、演算装置53は、多数の収納
パンチ情報の中から、各第1パンチ情報に対応した収納
パンチ情報及び各第2パンチ情報に対応した収納パンチ
情報を選択すると共に、多数の収納ダイ情報の中から、
各第1ダイ情報に対応した収納ダイ情報及び各第2ダイ
情報に対応した収納ダイ情報を選択する作用を有する。
さらに、制御装置49は、選択した収納パンチ情報のパ
ンチPを第1パンチ取出し領域45a又は第2パンチ取
出し領域45bに位置決めすると共に、選択したダイ情
報のダイDを第1ダイ取出し領域47a又は第2ダイ取
出し領域47bに位置決めするように収納サーボモータ
35を制御する作用を有する。
【0024】第1タレットパンチプレス3と金型収納装
置29の間にはパンチP及びダイDの交換を行う第1金
型交換装置55が設けてある。
【0025】より詳細には、ベースフレーム27におけ
る第1タレットパンチプレス3と金型収納装置29の間
にはガイドフレーム57aが立設してあり、このガイド
フレーム57aには上部昇降体59a、下部昇降体61
aが昇降可能に設けてある。上部昇降体59aは上部昇
降体用サーボモータ63a及びボールねじ65aの作動
により昇降するものであって、下部昇降体61aは下部
昇降体用サーボモータ67a及びボールねじ69aの作
動により昇降するものである。上部昇降体59aにはパ
ンチPを着脱自在に保持する第1パンチ保持部71aを
先端部に備えた第1パンチ交換アーム73aが揺動軸7
5aを介して水平方向へ揺動可能に支持されてあり、下
部昇降体61aにはダイDを着脱可能に保持する第1ダ
イ保持部77aを先端部に備えた第1ダイ交換アーム7
9aが揺動軸81aを介して水平方向へ揺動可能に支持
されている。第1パンチ交換アーム73及び第1ダイ交
換アーム79を同期して水平方向へ揺動させるため、ガ
イドフレーム57aには揺動サーボモータ83aに連動
連結しかつ上下方向に延びたスプライン軸85aが設け
てあり、このスプライン軸85aが揺動軸75a,81
aにギア機構87a,89aを介してそれぞれ連動連結
してある。なお、上記スプライン軸85aは上部昇降体
59aにおける穴及び下部昇降体61aにおける穴にそ
れぞれ貫通してあって、第1パンチ保持部71a及び第
1ダイ保持部77aは第1交換アーム73aの長手方向
及び第1ダイ交換アーム79aの長手方向へそれぞれ移
動可能に構成してある。
【0026】図1及び図4を参照するに、第2タレット
パンチプレス5と金型収納装置29の間にはパンチP及
びダイDの交換を行う第2金型交換装置91が設けてあ
る。なお、この第2金型交換装置91の構成は第1金型
交換装置55の構成とほぼ同じであって、第2金型交換
装置91における図面に記載された各構成要素について
は第1金型交換装置55における各対応する構成要素と
同一番号を図面中に付して、第2金型装置91の構成の
説明については省略する。
【0027】次に、本発明の実施の形態に係る作用につ
いて説明する。
【0028】第2タレットパンチプレス5においてパン
チング加工を行っている間に、第1タレットパンチプレ
ス3側において金型(パンチP,ダイD)の交換を行う
場合には、まず第1タレット用サーボモータ13aの駆
動により第1上部タレット9a及び第1下部タレット1
1aを同期して回転させることにより、多数の第1パン
チ装着部15aのうち所定の第1パンチ装着部15a及
び多数の第1ダイ装着部17aのうち所定の第1ダイ装
着部17aを第1パンチ加工領域19a及び第1ダイ交
換領域21aにそれぞれ位置決めする。又、揺動サーボ
モータ83aの駆動によりスプライン軸85aを回転さ
せて第1パンチ交換アーム73a及び第1ダイ交換アー
ム79aを第1タレットパンチプレス3に接近する水平
方向(一方向)へ揺動させることにより、第1パンチ保
持部71a及び第1ダイ保持部77aを一方向へ揺動さ
せて第1パンチ交換領域19a及び第1ダイ交換領域2
1aにそれぞれ位置決めする。次に、上部昇降体用サー
ボモータ63aの駆動により第1パンチ交換アーム73
aを下降させて、上記所定の第1パンチ装着部15aに
装着したパンチPを保持すると共に、下部昇降体用サー
ボモータ67aの駆動により第1ダイ交換アーム79a
を下降させて、上記所定の第1ダイ装着部17aに装着
したダイDを保持する。そして、上部昇降体用サーボモ
ータ63aの駆動により第1パンチ交換アーム73aを
上昇させて、第1上部タレット9aにおける所定のパン
チ装着部15aから上記パンチ9を離脱せしめると共
に、下部昇降体用サーボモータ67aの駆動により第1
ダイ交換アーム79aを上昇させて第1下部タレット1
1aにおける所定の第1ダイ装着部17aから上記ダイ
Dを離脱せしめる。
【0029】上記パンチP及びダイDを離脱せしめた後
に、揺動サーボモータ83aの駆動によりスプライン軸
85aを回転させて第1パンチ保持部71a及び第1ダ
イ保持部77aを第1タレットパンチプレス3に離反す
る水平方向(他方向)へ揺動させて第1パンチ取出し領
域45a及び第1ダイ取出し領域47aにそれぞれ位置
せしめる。又、収納サーボモータ35の駆動により回転
部材33を回転させることにより、空のパンチ収納部3
9及び空のダイ収納部43を第1パンチ取出し領域45
a及び第1ダイ取出し領域47aにそれぞれ位置決めす
る。次に、上部昇降体用サーボモータ63aの駆動によ
り第1パンチ交換アーム73aを下降させて第1パンチ
保持部71aの保持状態を解除することにより、上記パ
ンチPを空のパンチ収納部39に収納せしめると共に、
下部昇降体用サーボモータ67aの駆動により第1ダイ
交換アーム79aを下降させて第1ダイ保持部77aの
保持状態を解除することにより、上記ダイDを空のダイ
収納部43aに収納せしめる。そして、第1パンチ交換
アーム73a及び第1ダイ交換アーム79aを一旦それ
ぞれ上昇させて、第1パンチ保持部71a及び第1ダイ
保持部77aを他方向へ揺動させて第1パンチ取出し領
域45a及び第1ダイ取出し領域47aからそれぞれ離
反せしめる。
【0030】第1パンチ保持部71a及び第1ダイ保持
部77aを第1パンチ取出し領域45a及び第1ダイ取
出し領域47aからそれぞれ離反せしめた後に、収納サ
ーボモータ35の駆動により回転部材33を回転させて
多数のパンチ収納部39のうち所定のパンチ収納部39
及び多数のダイ収納部43のうち所定のダイ収納部43
を第1パンチ取出し領域45a及び第1ダイ取出し領域
47aにそれぞれ位置決めする。次に、第1パンチ保持
部41a及び第1ダイ保持部77aを他方向へ揺動させ
て第1パンチ取出し領域45a及び第1ダイ取出し領域
47aにそれぞれ位置せしめる。そして、第1ダイ保持
部77aを下降させて、第1パンチ保持部71aにより
所定のパンチ収納部39に収納された所定のパンチPn
(交換前のパンチPと区別するためPnを用いる)第1
ダイ保持部77を下降させて第1ダイ保持部77aによ
り所定のダイ収納部43に収納された所定のダイDn
(交換前のダイDと区別するためDnを用いる)を保持
する。さらに、第1パンチ保持部71aを上昇させて所
定のパンチPnを所定のパンチ収納部39から取出すと
共に、第1ダイ保持部77aを上昇させて所定のダイD
nを所定のダイ収納部43から取出す。
【0031】所定のパンチPn及び所定のダイDnを所
定のパンチ収納部39及びダイ収納部43から取出した
後に、第1パンチ保持部71a及び第1ダイ保持部77
aを一方向へ揺動させて第1パンチ交換領域19a及び
第1ダイ交換領域21aにそれぞれ位置せしめる。そし
て、第1パンチ保持部71aを下降させて第1パンチ保
持部71aの保持状態を解除することにより、所定のパ
ンチPnを所定の第1パンチ装着部15aに装着せしめ
ると共に、第1ダイ保持部77aを下降させて第1ダイ
保持部77aの保持状態を解除することにより、所定の
ダイDnを所定の第1ダイ装着部17aに装着せしめ
る。なお、所定のパンチPn及び所定のダイDnを装着
した後に、第1パンチ装着部71a及び第1ダイ装着部
77aをそれぞれ上昇させて他方向へ揺動させておく。
【0032】上述の操作を多数回繰り返すことにより、
第1タレットパンチプレス3におけるタレット9a,1
1aに装着した金型P,Dの交換を行うことができる。
【0033】第1タレットパンチプレス3側において金
型交換が終了した後に、第2タレットパンチプレス5側
において金型交換を行う場合にも、上述の如く、第2タ
レット9b,11bから金型P,Dの離脱、金型P,D
の空の収納部39,43への送り出し、所定の収納部3
9,43から所定の金型Pn,Dnの取出し、所定の金
型Pn,Dnのタレット11b,13bへの装着を上述
のように行う。第1タレットパンチプレス3側において
金型交換を行っている間に、第2タレットパンチプレス
5側において金型交換を行っても差支えない。
【0034】以上の如き本発明の実施の形態によれば、
金型収納装置29をタレットパンチプレス3,5と分離
して構成したことにより、一つの金型収納装置29を第
1タレットパンチプレス3側における金型交換及び第2
タレットパンチプレス5側における金型交換に兼用する
ことができる。そのため、タレットパンチプレス3,5
と同じ数の金型収納装置29を必要とせず、複数のタレ
ットパンチプレス3,5を備えたパンチング加工システ
ム1のコストの低下を図ることができると共に、パンチ
ング加工システム1に要するスペースを小さくでき、工
場のスペース有効利用を図ることができる。
【0035】又、所定のダイ装着部17a,17bをダ
イ交換領域21a,21bに位置決めしたときにこのダ
イ交換領域21a,21bに上部タレット9a,9bが
位置しないように構成したことにより、交換金型ホルダ
を用いることなく、パンチP及びダイDのみをタレット
9a,9b,11a,11bに対して上下方向(垂直方
向)から直接的に着脱することができる。したがって、
パンチ収納フレーム37及びダイ収納フレーム41に要
するスペースが節減され、交換できる金型の数が飛躍的
に増えるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、パンチング加工システ
ムに要するスペースを小さくすることができ、工場のス
ペース有効利用を図ることができる。又、金型収納装置
に要するスペースが節減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンチング加工システムの平面図である。
【図2】図3におけるII−II線に沿った図である。
【図3】パンチング加工システムにおける第1タレット
パンチプレス側の平面図である。
【図4】パンチング加工システムにおける第2タレット
パンチプレス側の平面図である。
【図5】制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 パンチング加工システム 3 第1タレットパンチプレス 5 第2タレットパンチプレス 9a,9b 第1上部タレット,第2上部タレット 11a,11b 第1下部タレット,第2下部タレット 15a,15b 第1パンチ装着部,第2パンチ装着部 17a,17b 第1ダイ装着部,第2ダイ装着部 19a,19b 第1パンチ交換領域,第2パンチ交換
領域 21a,21b 第1ダイ交換領域,第2ダイ交換領域 29 金型収納装置 37 パンチ収納フレーム 39 パンチ収納部 41 ダイ収納フレーム 43 ダイ収納部 45a,45b 第1パンチ取出し領域,第2パンチ取
出し領域 47a,47b 第1ダイ取出し領域,第2ダイ取出し
領域 55 第1金型交換装置 71a 第1パンチ保持部 73a 第1パンチ交換アーム 77a 第1ダイ保持部 79a 第1ダイ交換アーム 91 第2金型交換装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチング加工システムに使用される金
    型収納装置において、ベースフレーム(27)上に、複
    数のパンチ(P)を着脱可能に収納するパンチ収納フレ
    ーム(37)と複数のダイ(D)を着脱可能に収納する
    ダイ収納フレーム(41)とを上下に対向して設けると
    共に水平に回転自在に設け、前記ベースフレーム(2
    7)に設けたガイドフレーム(57a)に、上部昇降体
    (59a)及び下部昇降体(61a)を昇降可能に設
    け、前記上部昇降体(59a)を昇降するためのボール
    ねじ(65a)を回転自在に設けると共に前記下部昇降
    体(61a)を昇降するためのボールねじ(69a)を
    回転自在に設け、前記パンチ収納フレーム(37)とタ
    レットパンチプレスにおける上部タレット(9a)との
    間において交換するパンチ(P)を保持するパンチ保持
    部(71a)を先端部に備えたパンチ交換アーム(73
    a)を前記上部昇降体(59a)に水平に揺動可能に支
    持して設け、前記ダイ収納フレーム(41)とタレット
    パンチプレスにおける下部タレット(11a)との間に
    おいて交換するダイ(D)を保持するダイ保持部(77
    a)を先端部に備えたダイ交換アーム(79a)を前記
    下部昇降体(61a)に水平に揺動可能に支持して設
    け、前記パンチ交換アーム(73a)及びダイ交換アー
    ム(79a)を同期して水平方向に揺動するためのスプ
    ライン軸(85a)を、前記上部昇降体(59a)及び
    下部昇降体(61a)を上下に貫通して設けると共に上
    記スプライン軸(85a)とパンチ交換アーム(73
    a)及びダイ交換アーム(79a)を連動連結したこと
    を特徴とするパンチング加工システムに使用される金型
    収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金型収納装置におい
    て、上部昇降体(59a)を昇降するためのボールねじ
    (65a)及び下部昇降体(61a)を昇降するための
    ボールねじ(69a)はそれぞれサーボモータ(63
    a,67a)によって回転されることを特徴とするパン
    チング加工システムに使用される金型収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の金型収納装置に
    おいて、スプライン軸(85a)は、サーボモータ(8
    3a)によって回転される構成であることを特徴とする
    パンチング加工システムに使用される金型収納装置。
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