JP3140220B2 - プレス機械 - Google Patents

プレス機械

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JP3140220B2
JP3140220B2 JP04288379A JP28837992A JP3140220B2 JP 3140220 B2 JP3140220 B2 JP 3140220B2 JP 04288379 A JP04288379 A JP 04288379A JP 28837992 A JP28837992 A JP 28837992A JP 3140220 B2 JP3140220 B2 JP 3140220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型を水平方向へ移動
位置決めして、上下の金型の間に位置した板材に対して
プレス加工を行うプレス機械に関する。
【0002】
【従来の技術】金型を水平方向へ移動させる形式の従来
のプレス機械について説明すると、フレームには上部金
型を備えた上部金型ヘッドと下部金型を備えた下部金型
ヘッドが上下に離隔して設けてあり、上記金型ヘッド、
下部金型ヘッドは上部金型ヘッド移動作動装置、下部金
型ヘッド移動作動装置の作動によりそれぞれ水平方向へ
移動可能である。なお、金型ヘッド移動作動装置は、例
えばボールねじ、サーボモータ等により構成される。そ
して、上部金型ヘッドには上部金型を昇降させる上部昇
降シリンダを備えた上部シリンダヘッドが設けてあり、
同様に、下部金型ヘッドには下部金型を昇降させる下部
昇降シリンダを備えた下部シリンダヘッドが設けてあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごとき
従来のプレス機械においては、金型ヘッドにシリンダヘ
ッドが設けてあるために、フレームの一側に設けた金型
交換装置により、金型の交換を行う場合においては、金
型移動作動装置の作用により金型ヘッドを水平方向(一
側方向)へ移送させて、金型ヘッドとシリンダヘッドを
分離せしめることが必要であり、金型の交換作業のため
のスペースが増大するといった問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決するこ
とができるプレス機械を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
を解決するために、本発明においては、着脱可能な金型
を備えた金型ヘッドと、この金型を昇降させる昇降シリ
ンダを備えたシリンダヘッドを、フレームに上下に離隔
して設け、水平な金型ヘッド移動領域において上記金型
ヘッドを水平方向へ移動させる金型ヘッド移動作動装置
と、上記金型ヘッド移動領域に上下に対向しかつ水平な
シリンダヘッド移動領域において上記シリンダヘッドを
水平方向へ移動させるシリンダヘッド移動作動装置を個
別に設け、かつ上記金型ヘッド移動作動装置は、金型ヘ
ッドに螺合しかつ水平方向へ延伸した螺子杆と、この螺
子杆を回転駆動させる駆動モータとを備えてなり、上記
金型ヘッド移動領域に近接した位置に金型を収納する多
数の収納部を備えた金型収納装置を設け、かつ上記収納
部の高さ位置を金型ヘッド移動領域の高さ位置とほぼ同
じになるように構成し、上記金型収納装置に収納した所
定の金型と上記金型ヘッドに備えた金型の交換を行う金
型交換装置を、上記シリンダヘッド移動領域とほぼ同じ
高さ位置に設け、かつこの金型交換装置を上記シリンダ
ヘッド移動領域に対して進入可能に構成してなることを
特徴とする。
【0006】
【作用】前記の構成において、金型ヘッド移動作動装置
を適宜に操作することにより、金型ヘッド移動領域にお
いて金型ヘッドを水平方向へ移動させる。また、シリン
ダヘッド移動作動装置を適宜に操作することにより、シ
リンダヘッド移動領域においてシリンダヘッドを水平方
向へ移動させる。これによって、金型ヘッドとシリンダ
ヘッドの移動位置決めを行うことができる。なお、この
とき、金型ヘッドとシリンダヘッドは上下に対向してい
る。
【0007】金型ヘッド、シリンダヘッドの移動位置決
めを行った後に、昇降シリンダの作動により金型を昇降
させることにより、上下の金型の間に位置した板材に対
して所望のプレス加工を行うことができる。
【0008】以下、金型交換について説明する。まず、
金型の交換の一の態様として金型ヘッドに備えた金型を
金型収納装置に収納せしめるには、金型交換装置をシリ
ンダヘッド移動領域に進入させて、金型ヘッドに上下に
対向せしめて、金型交換装置により金型ヘッドから金型
の引出しを行う。金型ヘッドから金型の引出しを行った
後に、金型交換装置をシリンダヘッド移動領域から退避
させて、金型交換装置により上記金型を金型収納装置へ
送出す。
【0009】金型交換の他の態様として金型収納装置に
収納し所定の金型を金型ヘッドへ送出す場合には、金型
交換装置をシリンダヘッド移動領域から退避させて、金
型交換装置により金型収納装置から所定の金型を引出
す。上記所定の金型を引出した後に、金型交換装置をシ
リンダヘッド移動領域へ進入せしめて、金型交換装置に
より金型ヘッドへ所定の金型を送出す。
【0010】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面に基
づいて説明する。
【0011】図1,図2を参照するに、プレス機械1
は、コの字形状の下部フレーム3と、この下部フレーム
3に上下に対向した上部フレーム5を備えており、下部
フレーム3と上部フレーム5の間には複数のアップライ
ト7が介在してあって、開口部9が形成されている。上
記上部フレーム5は第1上部フレーム11と、第2上部
フレーム13等を備えてなり、第1上部フレーム11と
第2上部フレーム13の間における左右(図1において
左右、図2において紙面に向って表裏)には中間材15
を介在してあり、左右の中間材15により左右方向へ延
伸したスリット部17が形成されている。
【0012】上記上部フレーム5における第1上部フレ
ーム11の下側には上記金型ヘッド移動領域A1 が左右
方向(水平方向の一態様)へ延伸して形成してあり、こ
の上部金型ヘッド移動領域A1 には一対のガイド部材1
9aが左右方向へ延伸して設けてある。一対のガイド部
材19aには上部金型21を備えた上部金型ヘッド23
が左右方向へ移動自在に設けてある。上記上部金型ヘッ
ド23を左右方向へ移動させるために、第1上部フレー
ム11の下側には上部金型ヘッド用サーボモータ25に
連動連結した上部金型ヘッド用ボールねじ27aが軸受
29aを介して設けてあり、上部金型ヘッド23がこの
ボールねじ27aに螺合してある。なお、上部金型ヘッ
ド23は第1上部フレーム11に左右方向へ延伸して設
けた開口部31aに位置している。
【0013】上記上部金型21についてより詳細に説明
すると、上部金型ヘッド23内には上部ホルダ保持部材
33aがベアリングを介して回転自在に設けてあり、こ
の上部ホルダ保持部材33aには昇降自在な上部金型2
1を保持する上部金型ホルダ35aが設けてある。上部
ホルダ保持部材33aを回転割出しするために、上部ホ
ルダ保持部材33aの外周に設けたウォームホイール3
7aが、上部金型ヘッド23に回転自在に設けたウォー
ム39aに噛合してあり、このウォーム39aは、第2
上部フレーム13に設けた割出しモータ41a、ボール
スプライン軸43a等の作用により回転するものであ
る。ここで、上記上部金型ホルダ35aは上部ホルダ保
持部材33aに対して適宜の公知手段を介して着脱可能
であり、上部ホルダ保持部材33aにおけるフランジ部
の外周には周溝45aが形成してある。
【0014】上記シリンダヘッド移動領域A2 が左右方
向へ延伸して形成してあり、この上部シリンダヘッド移
動領域A2 は上記上部金型ヘッド移動領域A1 に上下に
対向してある。上記上部フレーム5における第2上部フ
レーム13の下側には一対のガイド部材47aが左右方
向へ延伸して設けてあり、一対のガイド部材47aには
上部金型21を昇降する上部昇降シリンダ49を備えた
上部シリンダヘッド51が左右方向へ移動自在に設けて
ある。上記上部シリンダヘッド51を左右方向へ移動さ
せるために、第2上部フレームフレーム13の下側には
上部シリンダヘッド用サーボモータ53に連動連結した
上部シリンダヘッド用ボールねじ55aが軸受57aを
介して設けてあり、上部シリンダヘッド51がこのボー
ルねじ55aに螺合してある。
【0015】なお、上部シリンダヘッド51は第2上部
フレーム13に左右方向へ延伸して設けた開口部59a
に位置している。また、上部昇降シリンダ47における
ピストンロッド61は、上部シリンダヘッド51の下部
側に設けたロッド支持部材63aにより支持されてお
り、ピストンロッド61の下端には上部金型21を打圧
するストライカー65が設けてある。
【0016】上記金型ヘッド移動領域A1 の左側には多
数の上部金型21を収納する上部金型収納装置67aが
設けてある。
【0017】上記上部金型収納装置67aは、左右方向
へ延伸したエンドレスチェン69aと、このエンドレス
チェン69aに設けた多数の金型収納部等を備えてお
り、多数の上部金型収納部の高さ位置は上部金型ヘッド
移動領域A1 の高さ位置とほぼ同じである。ここで、上
部金型収納部は、上部金型21を備えた上部金型ホルダ
35a´を着脱可能に保持するものであり、また、走行
モータ(図示省略)の駆動によりエンドレスチェン69
aを左右方向へ走行させることにより、所定の金型収納
部を金型取出し位置(図1において実線で示す上部金型
ホルダ35a´が位置している位置)に割出すことがで
きる。なお、上部金型収納装置67aは公知の金型収納
装置とほぼ同様の構成であるために、上部金型収納装置
67aの構成の詳細について省略する。
【0018】上部金型収納装置67aに収納した所定の
上部金型21と、上部金型ヘッド23に備えた上部金型
21を交換するために、上部フレーム5の左部には上部
金型交換装置71aが設けてある。
【0019】より詳細には、図1、図3、図4を参照す
るに、上部フレーム5における第1上部フレーム11の
適宜位置には一対のガイドレール73aが左右方向(図
1、図4において左右方向、図3において紙面に向って
表裏方向)へ延伸して設けてあり、一対のガイドレール
73aには箱型のキャレッジ75aが左右方向へ移動自
在に設けてある。上記キャレッジ75aは上部金型ヘッ
ド23に上下に対向する側(この場合は下側)が開口し
てあり、またガイドレール73aを介して左右方向へ移
動することにより、上部シリンダヘッド移動領域A2
対して進退することができるものである。上記キャレッ
ジ75aを左右方向へ移動させるために、上部フレーム
5の適宜位置には左右方向へ移動可能なピストンロッド
77aを備えた移送シリンダ79aが設けてあり、この
ピストンロッド77aの先端部がキャレッジ75aの適
宜位置に連結してある。
【0020】箱型のキャレッジ75a内には駆動モータ
81aの駆動によって回転可能な金型待機ベース83a
が設けてあり、この金型待機ベース83aには一対の待
機孔85aが設けてある。各待機孔85aの周縁適宜位
置には複数の上部金型装着装置87aが設けてあり、上
部金型装着装置87aは上部金型ホルダ35aの周溝4
5aに係合離脱可能な係合部材を備えてなる公知の構成
である。なお、金型待機ベース83aを回転させる代わ
りに、左右方向へ移動させる構成を採っても差し支えな
い。
【0021】上記キャレッジ75aの右部適宜位置に
は、内部に連通した切欠部89aが設けてあると共に、
支持ブロック91aがこの切欠部89aを覆うように立
設してある。上記支持ブロック91aには上部金型ホル
ダ35aの周溝45aを保持(把持も含む)可能な金型
保持部を先端に備えた交換アーム93aが昇降自在に設
けてあり、上記保持部はマグネット等を用いる形式にし
ても差し支えないものである。上記交換アーム93aを
昇降させるために、支持ブロック91aには昇降モータ
95a、タイミングベルト97a等の作用により回転す
る回転体99aが設けてあり、交換アーム93aと回転
体99aが、回転運動を昇降運動に変更するカム装置
(図示省略)を介して接続してある。
【0022】前記下部フレーム3の上部側には下部金型
ヘッド移動領域B1 が左右方向へ延伸して形成してあ
り、この下部金型ヘッド移動領域B1 には下部金型10
1を備えた下部金型ヘッド103が左右方向へ移動可能
に設けてある。下部フレーム3の下部側には下部シリン
ダヘッド移動領域B2 が左右方向へ延伸して形成してあ
り、この下部シリンダヘッド移動領域B2 には下部金型
101を昇降させる下部昇降シリンダ105を備えた下
部シリンダヘッド107がが左右方向へ移動可能に設け
てある。上記下部金型ヘッド103、下部シリンダヘッ
ド107等(下部金型収納装置67b,下部金型交換装
置71bを含む)の構成は、上部金型ヘッド23、上部
シリンダヘッド51等の構成とほぼ同じであり、下部金
型ヘッド103、下部シリンダヘッド107等の構成の
詳細については省略し、下部金型ヘッド103、下部シ
リンダヘッド107等における各構成要素については、
図面中に上部金型ヘッド23、上部シリンダヘッド51
等における各構成要素と同一番号b符号を付する。
【0023】なお、図中のボールねじ27bを前記ボー
ルねじ27aと同期して回転させるために、ボールねじ
27a,27bはプーリ109,111、タイミングベ
ルト113により連動連結してあり、同様にボールねじ
55bを前記ボールねじ55aと同期して回転させるた
めに、ボールねじ55a,55bはプーリ115,11
7、タイミングベルト119により連動連結してある。
【0024】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0025】サーボモータ25を適宜に駆動制御してボ
ールねじ27a,27bを同期して同方向へ回転駆動さ
せることにより、上部金型ヘッド23、下部金型ヘッド
103を左右方向(水平方向)へ移動させることができ
る。また、サーボモータ53を適宜に駆動制御してボー
ルねじ55a,55bを同期して同方向へ回転駆動させ
ることにより、上部シリンダヘッド51、下部シリンダ
ヘッド107を左右方向へ移動させる。これによって、
金型ヘッド23,103、シリンダヘッド51,107
を左右方向の所定位置に移動位置決めすることができ
る。このとき、上部金型21の垂直上方位置には上部昇
降シリンダ49が位置しており、下部金型101の垂直
下方位置には下部昇降シリンダ105が位置している。
【0026】金型ヘッド23,103を左右方向の所定
位置に位置決めした後に、下部昇降シリンダ105の作
動により下部金型101を上昇させて所定の高さ位置せ
しめる。そして、上部昇降シリンダ49の作動によりス
トライカー65を下降させて上部金型21を打圧する。
これによって、上部金型21と下部金型101の間に位
置した板材に対して、上部金型21と下部金型101の
協働によりプレス加工を行うことができる。このとき
に、割出しモータ41a,41bを駆動制御してホルダ
保持部材33a,33bを回転割出すことにより、所定
の方向性を保った状態の金型21,101でプレス加工
を行うことができる。
【0027】次に、上部金型収納装置67aに収納した
所定の上部金型21と上部金型ヘッド23に装着した上
部金型21の交換を行う場合について説明する。
【0028】走行モータを駆動させてエンドレスチェン
69aを適宜に走行させることにより、所定の金型収納
部を金型取出し位置に割出す。また、移送シリンダ79
aの作動によりキャレッジ75aを左方向へ移動させ
て、上部シリンダヘッド移動領域A2 から退避せしめ
る。このとき、交換アーム93a及び適宜一方の待機孔
85aは上記所定の上部金型21を備えた上部金型ホル
ダ35a´の垂直上方位置に位置している。
【0029】そして、昇降モータ95aの駆動により交
換アーム93aを下降させて、交換アーム93aの金型
保持部により上記所定の上部金型ホルダ35a´の周溝
45aを保持する。所定の上部金型ホルダ35a´を保
持した後に、昇降モータ95aの駆動により交換アーム
93aを上昇させることにより、上部金型収納装置67
aにおける金型収納部から所定の上部金型ホルダ35a
´を引出して、適宜一方の待機孔85aに装着せしめ
る。なお、所定の上部金型ホルダ35a´を装着せしめ
た後においては、交換アーム93aの金型保持部と所定
の上部金型ホルダ35a´の保持状態を解除する。
【0030】ここで、所定の上部金型ホルダ35´を適
宜一方の待機孔85aに装着せしめるまでの操作につい
ては、上述のプレス加工中に行っても差し支えない。
【0031】所定の上部金型ホルダ35a´を適宜一方
の待機孔85aを装着せしめた後に、移送シリンダ79
aの作動によりキャレッジ75aを右方向へ移動させ
て、上部シリンダヘッド移動領域A2 に進入させる。ま
た、サーボモータ25の駆動により上部金型ヘッド23
を左方向へ移動させて、図1において2点鎖線で示す位
置に位置せしめる。更に、駆動モータ81aの駆動によ
り金型待機ベース83aを回転させて、他方の待機孔8
5aを交換アーム93aの垂直下方位置に位置せしめ
る。
【0032】そして、昇降モータ95aの駆動により交
換アーム93aを下降させて、交換アーム93aの金型
保持部により、上部金型ヘッド23に装着した上部金型
ホルダ35aを保持する。上部金型ホルダ35aを保持
した後に、昇降モータ95aの駆動により交換アーム9
3aを上昇させることにより、上部金型ヘッド23から
上部金型ホルダ35を引出して、他方の待機孔85aに
装着せしめる。
【0033】上部金型ホルダ35aを他方の待機孔85
aに装着せしめた後に、交換アーム93aの金型保持部
と上部金型ホルダ35aの保持状態を解除し、駆動モー
タ81aの駆動により金型待機ベース83aを回転させ
て、一方の待機孔85aを交換アーム93aの垂直下方
位置に位置せしめる。そして、昇降モータ95aを駆動
させて交換アーム93aを下降させて、交換アーム93
aの金型保持部により一方の待機孔85aに装着した上
部金型ホルダ35a´を保持する。上部金型ホルダ35
a´を保持した後に、昇降モータ95aの駆動により、
交換アーム93aを下降させることにより、上部金型ヘ
ッド27へ上部金型ホルダ35a´を送出すことができ
る。
【0034】上部金型ヘッド93aへ上部金型ホルダ3
5a´を送出した後に、交換アーム93aの金型保持部
と上部金型ホルダ35a´の保持状態を解除する。そし
て、駆動モータ81aの駆動により金型待機ベース83
aを回転させて、他の待機孔85aに装着した上記金型
ホルダ35aを交換アーム93aの垂直下方位置に位置
せしめる。また、移送シリンダ79aの作動によりキャ
レッジ75aを左方向へ移動させて、上部シリンダヘッ
ド移動領域A2 から退避せしめる。これによって、上部
金型ホルダ35aを金型取出し位置に位置している空の
金型収納部の垂直上方位置に位置せしめることができ
る。
【0035】上部金型ホルダ35aを空の金型収納部の
垂直上方位置に位置せしめた後に、交換アーム93aの
金型保持部により上部金型ホルダ35aを保持して、昇
降モータ95aの駆動により交換アーム93aを下降さ
せる。これによって、上部金型ホルダ35aを他の待機
孔85aから離脱せしめて上部金型収納装置67aにお
ける空の金型収納部に送出すことができる。
【0036】以上により上部金型ホルダ35a,35a
´を介して上部金型21の交換を行うことができる。な
お、下部金型101の交換も同様に行うことができる。
【0037】以上のごとき本実施例によれば金型ヘッド
23(103)とシリンダヘッド51(107)を上下
に離隔して設け、かつサーボモータ25、ボールねじ2
7a(27b)とサーボモータ53、ボールねじ55a
(55b)を個別に設けたことにより、シリンダヘッド
51(107)と金型ヘッド23(103)を分離せし
めることなく、金型交換装置71a(71b)により金
型21(101)の交換を適宜に行うことができ、作業
能率向上の効果を奏する。
【0038】また、金型交換装置71a(71b)をシ
リンダヘッド移動領域A2 (B2 )とほぼ同じ高位置に
設け、かつ金型交換装置71a(71b)をシリンダヘ
ッド移動領域A2 (B2 )に対して進退可能に構成した
ことにより、金型ヘッド23(103)に対して金型2
1(101)の送出し又は引出しを行うためには、金型
ヘッド23(103)がシリンダヘッド移動領域A2
(B2)に上下に対向した領域内に位置すれば足りる。し
たがって、金型21(101)の交換を行うためには、
シリンダヘッド移動領域A2 (B2 )に上下に対向した
領域から外れた領域まで金型ヘッド23(103)を移
動させる必要はなく、金型ヘッド移動領域A1 (B1
の長さをシリンダヘッド移動領域A1 (B2 )の長さと
ほぼ同じにすれば足りる。よって、ボールねじ27a
(27b)の長さを短くすることができ、サーボモータ
25の負荷を小さくすることができる。
【0039】なお、本発明は、前述の説明に限るもので
はなく、適宜の変更を行うことによりその他種々の態様
で実施可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明の第1の手段によれば、金型ヘッド
とシリンダヘッドを上下に離隔して設け、かつ金型ヘッ
ド移動作動装置とシリンダヘッド移動作動装置を個別に
設けたことにより、シリンダヘッドと金型ヘッドを分離
せしめることなく、金型交換装置により金型の交換を行
うことができ、金型交換作業のためのスペースを小さく
することができ、工場のスペース有効利用を図るという
効果を奏するものである。
【0041】本発明の第2の手段によれば、金型交換装
置をシリンダヘッド移動領域とほぼ同じ高さ位置に設
け、かつ金型交換装置をシリンダヘッド移動領域に対し
て進退可能に構成したことにより、金型ヘッドに対して
金型の送出し又は引出しを行うためには、金型ヘッドが
シリンダヘッド移動領域に上下に対向した領域内に位置
すれば足りる。したがって、金型の交換を行うために
は、シリンダヘッド移動領域に上下に対向した領域から
外れた領域まで金型ヘッドを移動させる必要はなく、金
型ヘッド移動領域の長さをシリンダヘッド移動領域の長
さとほぼ同じにすれば足りる。よって、第1の手段によ
る効果を奏する他に、金型ヘッド移動作動装置における
螺子杆の長さを短くすることができ、金型ヘッド移動作
動装置における駆動モータの負荷を小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプレス機械の正面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】上記プレス機械の正面図である。
【符号の説明】
1 プレス機械 3 下部フレーム 5 上部フレーム 21 上部金型 23 上部金型ヘッド 49 上部昇降シリンダ 51 上部シリンダヘッド 67a 上部金型収納装置 71a 上部金型交換装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な金型を備えた金型ヘッドと、
    この金型を昇降させる昇降シリンダを備えたシリンダヘ
    ッドを、フレームに上下に離隔して設け、上記金型ヘッ
    ドを水平方向へ移動させる金型ヘッド移動作動装置と、
    上記シリンダヘッドを水平方向へ移動させるシリンダヘ
    ッド移動作動装置を個別に設け、多数の金型を収納する
    金型収納装置を設け、この金型収納装置に収納した所定
    の金型と金型ヘッドに備えた金型との交換を行う金型交
    換装置を設けてなることを特徴とするプレス機械。
  2. 【請求項2】 着脱可能な金型を備えた金型ヘッドと、
    この金型を昇降させる昇降シリンダを備えたシリンダヘ
    ッドを、フレームに上下に離隔して設け、水平な金型ヘ
    ッド移動領域において上記金型ヘッドを水平方向へ移動
    させる金型ヘッド移動作動装置と、上記金型ヘッド移動
    領域に上下に対向しかつ水平なシリンダヘッド移動領域
    において上記シリンダヘッドを水平方向へ移動させるシ
    リンダヘッド移動作動装置を個別に設け、かつ上記金型
    ヘッド移動作動装置は、金型ヘッドに螺合しかつ水平方
    向へ延伸した螺子杆と、この螺子杆を回転駆動させる駆
    動モータとを備えてなり、上記金型ヘッド移動領域に近
    接した位置に金型を収納する多数の収納部を備えた金型
    収納装置を設け、かつ上記収納部の高さ位置を金型ヘッ
    ド移動領域の高さ位置とほぼ同じになるように構成し、
    上記金型収納装置に収納した所定の金型と上記金型ヘッ
    ドに備えた金型との交換を行う金型交換装置を、上記シ
    リンダヘッド移動領域とほぼ同じ高さ位置に設け、かつ
    この金型交換装置を上記シリンダヘッド移動領域に対し
    て進入可能に構成してなることを特徴とするプレス機
    械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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