JP3126167B2 - タレットパンチプレス、及び複合タレットパンチプレス - Google Patents

タレットパンチプレス、及び複合タレットパンチプレス

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JP3126167B2
JP3126167B2 JP03137499A JP13749991A JP3126167B2 JP 3126167 B2 JP3126167 B2 JP 3126167B2 JP 03137499 A JP03137499 A JP 03137499A JP 13749991 A JP13749991 A JP 13749991A JP 3126167 B2 JP3126167 B2 JP 3126167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多角錐台状或いは円錐
台状のタレットを備えたタレットパンチプレス、及び複
合タレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタレットパンチプレスについて説
明すると、フレームには円盤状の上部タレットと、円盤
状の下部タレットが水平状態のもとで上下に対向、かつ
回転可能に設けてある。上記上部タレットには複数の着
脱自在な上部金型が設けてあると共に、下部タレットに
は複数の着脱可能な下部金型が設けてある。上記下部金
型は下部タレットの上面に対してわずかな量だけ突出し
てある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごとき
従来のタレットパンチプレスにおいては、水平状態のも
とでフレームに設けられた下部タレットには、複数の下
部金型が下部タレットの上面に対して突出して設けてあ
るために、板材の移動位置決めを行うときに、板材が下
部金型に干渉してしまい、板材に対して傷がつくといっ
た問題があった。
【0004】また、上部タレット、下部タレットの間隔
は小さいために、下部タレットを上部タレットに対して
相対的に下降させて上部タレットと下部タレットの間隙
を大きくした後でなければ、下部タレット上の下部金型
を交換をすることができず、作業能率が悪くなるといっ
た問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ことができるタレットパンチプレス、及び複合タレット
パンチプレスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、タレットパンチプレスにおいて、フレームにほぼ
多角錐台状或いはほぼ円錐台状のタレットを、中心軸が
傾斜するようにして設ける共に、上記タレットを中心と
して回転可能に設け、上記タレットの側面に着脱自在な
金型を保持する金型ステーションを同方向へ適宜間隔に
設け、前記タレットを前記中心軸を中心として所定角度
だけ回転させて所定の金型のステーションをほぼ水平な
加工位置に位置せしめたときに、他の所定の金型ステー
ションがほぼ垂直な金型交換位置に位置するように構成
し、多数の金型を収納するために、前記タレットの一側
にエンドレス状のチェンを水平方向へ延伸して設けると
共に、このチェンに着脱自在な金型を保持する多数の金
型保持部材を設け、所定の金型を前記金型交換位置に対
応する位置に位置せしめることができるように、上記チ
ェンを走行可能に設け、金型交換位置に位置した金型ス
テーションに保持された金型と、チェンにおける前記金
型交換位置に対応する位置に位置した金型との交換を行
うための金型交換装置を、上記タレットとチェンとの間
に設けてなることを特徴とする。
【0007】第2の手段として、第1の手段からなる2
台のタレットパンチプレスを備え、一方のタレットパン
チプレスのフレームと他方のタレットパンチプレスのフ
レームを一体化してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】前記の構成において、板材に対しパンチング加
工を行う前に、チェンに設けた多数の金型保持部材に着
脱自在な金型を保持せしめる。これによって、多数の金
型を収納することができる。
【0009】多数の金型を収納した後に、タレットを中
心軸を中心として所定角度だけ回転させて所定の金型ス
テーションをほぼ水平な加工位置に位置せしめる。そし
て、所定の金型ステーション上に保持された所定の金型
を用いて板材に対して所望のパンチング加工を行うこと
ができる。このときに、他の所定の金型ステーションは
ほぼ垂直な金型交換位置に位置している。
【0010】上記パンチング加工中において、金型の交
換を行う場合には、チェンを適宜に走行させて所定の金
型を金型交換位置に対応する位置に位置せしめる。そし
て、金型交換装置を適宜に操作することにより、金型交
換位置に位置した金型ステーション上の金型と、チェン
における前記対応する位置に位置した金型との交換を行
う。
【0011】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面に基
づいて説明する。
【0012】図1、図2を参照するに、タレットパンチ
プレス1は上下に対向して上部フレーム3と下部フレー
ム5とからなるブリッジ型のフレームを備えてなるもの
である。
【0013】上部フレーム3には上部金型7を備えた複
数の上部金型ホルダ9を保持する上部タレット装置11
が設けてあると共に、下部フレーム5には下部金型13
を備えた複数の下部金型ホルダ15を保持する下部タレ
ット装置17が設けてある。上記上部タレット装置11
の近傍には多数の上部金型7を収納する上部金型収納装
置19が設けていると共に、下部タレット装置17の近
傍には多数の下部金型13を収納する下部金型収納装置
21が設けてある。上部金型収納装置19、下部金型収
納装置21における上部金型9、下部金型13はそれぞ
れ上部金型ホルダ9、下部金型ホルダ15に保持された
状態で収納されている。上部タレット装置11に保持し
てある所定の上部金型7と、上部金型収納装置19に収
納してある所定の上部金型7を交換するために、上部フ
レーム3には上部金型交換装置23が設けてあり、同様
に下部タレット装置17に保持してある所定の下部金型
9と下部金型収納装置21に収納してある所定の下部金
型9とを交換するために、下部フレーム5には下部金型
交換装置25が設けてある。
【0014】上記上部タレット装置11の詳細について
は、図1、図3を参照するに、上部フレーム3にはケー
シング27aが設けてあり、このケーシング27aには
ほぼ多角錐台状の上部タレット29aが中心軸が傾斜し
て設けてある。上記上部タレット29aは、基部31a
と、この基部31aから放射状に延びた複数(本実施例
では4つ)のアーム部33aを備えており、厳密には多
角錐台状を有していないけれどもほぼ多角錐台状をなし
ている。上記各アーム部33aには上部金型ステーショ
ン35aが設けてあり、各上部金型ステーション35a
には上部金型7を備えた上部金型ホルダ9を着脱自在に
保持する上部ホルダ保持部材37aが設けてある。ここ
で、上部金型ホルダ9は上部ホルダ保持部材37aに対
してキー、キー溝の公知手段を介して所定の方向性を有
した状態のもとで保持され、上部金型7は上部金型ホル
ダ9に対してキー、キー溝、ボールプランジャの公知手
段を介して所定の方向性を有した状態のもとで保持され
ている。
【0015】なお、上部金型ホルダ9は、図5に示すよ
うに円弧状の一対のフランジ部39aと直線状の一対の
フランジ部41aとを備えている。更に一対のフランジ
部41aには把持溝が形成してある。
【0016】また、図1に示すように上部タレット33
を中心軸を中心として回転させるために、ケーシング2
7aには上部タレット用サーボモータ43aを備えたタ
レット回転装置45aが設けてあり、この上部タレット
用サーボモータ43aは上部タレット29aの回転軸4
7aに連動連結してある。
【0017】また、上部タレット29aを所定角度だけ
回転させて所定の上部金型ステーション35aをほぼ水
平な加工位置(ストライカー49の垂直下方位置)に位
置決めしたときに、他の所定の上部金型ステーション3
5a′はほぼ垂直な金型交換位置に位置するように、上
部タレット29aは構成してある。このときに、上部タ
レット29aを回転不能とするために、上部フレーム3
にはショットピン51aが設けてあり、このショットピ
ン51aは流体圧シリンダ53aの作用によりアーム部
33aの所定位置に設けた係合凹部に係合可能である。
【0018】図3を参照するに、前記各アーム部33a
の上部金型ステーション35aに保持された上部金型ホ
ルダ9を支持する上部ホルダ支持装置55aが設けてあ
る。より詳細には、各アーム部33aには一対のブロッ
ク57aが設けてあり、一対のブロック57aには、前
記フランジ部39aを支持する支持爪59aが内蔵シリ
ンダを介して移動自在に設けてある。ここで、支持爪5
9aにおける上部金型ホルダ9に対向する面は上部金型
ホルダ9の周面形状に対応した円弧状に形成してある。
【0019】前記下部タレット装置17の構成の詳細
は、上部タレット装置11の構成とほぼ同じであるため
に、下部タレット装置17における構成要素について
は、図中に上部タレット装置11における対応する構成
要素と同一番号かつb符号を付して、異なる点について
のみ説明する。
【0020】図3を参照するに、下部タレット装置17
の一部を構成する下部タレット29bを回転させて所定
の下部金型ステーション35bをほぼ水平な加工位置に
位置せしめたときに、所定のアーム部33bを下方から
支持するために、前記下部フレーム5にはタレット支持
部材61が設けてある。
【0021】また、各下部金型ホルダ15内には下部金
型13を押上げる押上げ部材63が設けてあり、押上げ
部材63のフランジ部と下部金型ホルダ15の段部に
は、押上げ部材63を下部金型ホルダ15の底面側へ付
勢するスプリングが弾装してある。下部タレット29b
を回転させて所定の下部金型ステーション35bを水平
位置に位置せしめた後に、所定の下部金型ステーション
35b上の下部金型13を押上げるために、下部フレー
ム5には押上げシリンダ65が設けてあり、この押上げ
シリンダ65から上方向へ突出自在なピストンロッド6
7が押上げ部材63を押上げる作用をなしている。
【0022】上記構成により、下部タレット29bを中
心軸を中心として回転させて所定のアーム部33bの下
部金型ステーション35bをほぼ水平な加工位置に位置
せしめる。このとき、所定のアーム部33bはタレット
支持部材61により下方向から支持されるものである。
そして、押上げシリンダ63を介してピストンロッド6
7を上昇させて、押上げ部材63を上昇させることによ
り、下部金型13を上昇させて下部金型13の上側をパ
スラインの高さに位置せしめる。
【0023】再び図1、図2を参照するに、前記上部金
型収納装置19の詳細については、上部フレーム3に一
体的に設けた支持フレーム69aには前後(図1におい
て表裏、図2において下上)に離隔して一対の昇降シリ
ンダ71aが設けてあり、各昇降シリンダ71aから下
方向へ突出自在のピストンロッド73aには回転自在な
回転車75aが設けてある。回転車75aは図示省略の
チェン用サーボモータを介して回転することができるも
のである。上記各回転車75aの上側と下側にはスプロ
ケット77a,79aが一体的に設けてあり、一対のス
プロケット77aと一対のスプロケット77aには水平
方向へ延伸したチェン81a,83aがそれぞれ掛回し
てある。上下のチェン81a,83aには図4に示すよ
うな上下に対向した一対の金型保持部材85a,87a
が多数組設けてあり、一対の金型保持部材85a,87
aはそれ自体の弾性力の作用によって上部金型ホルダ9
のフランジ部41aに設けた係合穴に係合可能な係合ピ
ンを備えている。
【0024】上記構成により、多数組の金型保持部材8
3a,85aに上部金型7を備えた上部金型ホルダ9を
保持せしめることにより、上部金型収納装置19に多数
の上部金型7を収納せしめることができる。そして、チ
ェン用サーボモータを介して回転させてチェン81a,
83aを適宜に走行させることができ、また一対の昇降
シリンダ71aを介してピストンロッド73aを昇降さ
せることにより、チェン81a,83aを昇降させるこ
とができる。
【0025】前記下部金型収納装置21の構成について
は、上部金型収納装置19の構成とほぼ同じであり、図
中に下部金型収納装置21における構成要素については
上部ホルダ収納装置19における対応する構成要素と同
じ番号かつb符号を付して、下部金型収納装置21の構
成の詳細については省略する。
【0026】前記上部金型交換装置23の詳細について
は、図1、図5、図6を参照するに、上部フレーム3に
一体的に設けた支持フレーム89には左右方向(図1、
図6において左右方向、図5において表裏方向)へ延び
た一対のガイドバー91が設けてあり、一対のガイドバ
ー91には第1スライダ93が左右方向へ移動自在に設
けてある。この第1スライダ93を左右方向へ移動させ
るために、支持フレーム89の左側には左右方向へ移動
自在なピストンロッド95を備えた第1移送シリンダ9
7が設けてあると共に、ピストンロッド95の先端は第
1スライダ93に一体的に取付けてある。
【0027】上記第1スライダ93には前後方向(図1
において表裏方向、図5において右左方向、図6におい
て下上方向)へ延びた一対のスライドバー99を介して
第2スライダ101が前後方向へ移動自在に設けてあ
り、第2スライダ101は上部金型ホルダ9のフランジ
部41aを把持する第1ホルダ把持装置103、第2ホ
ルダ把持装置105を備えている。上記第2スライダ1
01を前後方向へ移動させるために、第2スライダ10
1の後側には前後方向へ移動自在なピストンロッド10
6を備えた第2移送シリンダ107が設けてあると共
に、上記ピストンロッド106の先端部が第1スライダ
93の適宜位置に一体的に取付けてある。また、上記第
2スライダ101が前方向へ移動することを規制するた
めに、第2スライダ101の後側には前後方向へ位置調
節可能なピストンロッド109を備えた規制シリンダ1
11が設けてあり、上記ピストンロッド109の先端部
は第1スライダ93の所定位置に当接可能である。
【0028】上記構成により、第1移送シリンダ97を
介して第1スライダ93を左方向へ移動させることによ
り、第1ホルダ把持装置103、第2ホルダ把持装置1
05を上部金型収納装置19に接近させることができ
る。また第1移送シリンダ97を介して第1ホルダ把持
装置103、第2ホルダ把持装置105を上部タレット
装置11に接近させることができるものである。
【0029】また、第2移送シリンダ107を介して第
2ホルダ把持装置105を前方向へ移動させることによ
り、第2ホルダ把持装置105を金型交換位置に位置し
た所定の上部金型ステーション35aに左右に対向する
位置に位置せしめることができると共に、第1ホルダ把
持装置103を後述の金型交換位置に対応する位置に位
置せしめることができるものである。また、第2移送シ
リンダ107を介して第1ホルダ把持装置103を上記
所定の上部金型ステーション35aに左右に対向する位
置に位置せしめることができる。
【0030】上記第1ホルダ把持装置103の詳細につ
いては、図7を参照するに、第2スライダ101の下側
には箱型の把持ベース113が設けてあり、この把持ベ
ース113には前後方向へ延びた一対のスライドシャフ
ト115,117が前後方向(図7において左右方向)
へ移動自在に設けてある。スライドシャフト115の先
端部には把持アーム119が一体的に設けてあると共
に、スライドシャフト117の先端部には把持アーム1
21が一体的に設けてあり、各把持アーム119,12
1には上部金型ホルダ9におけるフランジ部39aの前
記把持溝に係合可能な把持爪123,125が設けてあ
る。
【0031】一対の把持アーム123,125を同期し
て互に接近、離反する前後方向へ移動可能とするため
に、各スライドシャフト115,117の適宜位置には
ラック部127,129が設けてあると共に、把持ベー
ス113内にはラック部127,129に噛合したピニ
オン131が回転自在に設けてある。更に、一対の把持
アーム119,121を互いに接近、離反する前後方向
へ移動させるために、把持ベース113に取付けた支持
ブラケット133には前後方向へ移動自在なピストンロ
ッド135を備えた把持シリンダ137が設けてあり、
上記ピストンロッド135の先端部はスライドシャフト
115の端部に一体的には取付けてある。なお、把持ベ
ース113の下側には各把持アーム119,121を案
内するガイドロッド139,141が設けてあり、また
スライドシャフト115の後端部付近は把持アーム11
9を介して前後方向へ案内している。
【0032】一対の把持アーム119,121が上部金
型ホルダ9の大きさに対応した所定間隔を越えて離反す
る方向へ移動することを規制するために、支持ブラケッ
ト133には前後方向へ移動自在なピストンロッド14
3を備えた規制シリンダ145が設けてあり、ピストン
ロッド143の先端部は把持アーム121の凹部147
に当接可能である。
【0033】上記構成により、把持シリンダ137を適
宜に操作して一対の把持アーム119,121を互いに
離反する方向へ移動させる。このときに、予め規制シリ
ンダ145を適宜に操作して一対の把持アーム119,
121が上部金型ホルダ9の大きさに対応した所定間隔
を越えて互いに離反する方向へ移動することを規制して
いるために、一対の把持アーム119,121は上記所
定間隔だけ離反した状態になっている。
【0034】一対の把持アーム119,121を上記所
定間隔だけ離反させた後に、一対の把持アーム119,
121の間に上部金型ホルダ9を位置せしめる。そし
て、把持シリンダ137を適宜に操作して一対の把持ア
ーム119,121を互いに接近させることにより、一
対の把持アーム119,121により上部金型ホルダ9
を把持することができる。
【0035】なお、第2ホルダ把持装置105の構成は
第1ホルダ把持装置103の構成とほぼ同じであるため
に、図中において第2ホルダ把持装置105の構成要素
については第1ホルダ把持装置103における対応する
構成要素と同一番号を付し、第2ホルダ把持装置105
の構成の詳細については省略する。また、下部金型交換
装置25の構成は上部金型交換装置23の構成とほぼ同
じであるために、図中において下部金型交換装置25の
構成要素については上部金型交換装置23における対応
する構成要素と同一番号を付し、下部金型交換装置25
の構成の詳細については省略する。
【0036】前述のごとき構成に基づいて本実施例の作
用について説明する。
【0037】板材に対してパンチング加工を行う前に、
チェン81a,83aに設けた多数の金型保持部材85
a,87aに上部金型9を備えた上部金型ホルダ9をそ
れぞれ装着保持せしめると共に、チェン81b,83b
に設け多数の金型保持部材85b,87bに下部金型1
3を備えた下部金型ホルダ15をそれぞれ装着保持せし
める。これによって、上部金型収納装置19、下部金型
収納装置21に多数の上部金型9、多数の下部金型13
を収納することができるものである。
【0038】上部タレット装置11の上部タレット29
aをサーボモータ45aを介して所定角度だけ回転させ
ることにより、所定の上部金型ステーション35aをほ
ぼ水平な加工位置(ストライカー49の垂直下方位置)
に位置せしめることができる。同様に、下部タレット装
置17の下部タレット29bを所定角度だけ回転させ
て、所定の下部金型ステーション35bをほぼ水平な加
工位置に位置決めすると共に、押上げシリンダ65を介
して上記所定の下部金型13を押上げて、所定の下部金
型13の上側をパスラインの高さ位置に位置せしめる。
そして、図示省略の公知の板材移動位置決め装置を適宜
に操作して板材を加工位置に移動位置決めして、ストラ
イカー49を下降させることにより、板材に対して所望
のパンチング加工を行うことができる。
【0039】上記パンチング加工を行っている間に、ほ
ぼ垂直な交換位置に位置している他の所定の上部金型ス
テーション35a′の所定の上部金型7を備えた上部金
型ホルダ15′と、上部金型収納装置19上の所定の上
部金型7を備えた上部金型ホルダ15を上部金型交換装
置23を適宜に操作して交換する。
【0040】より詳細には、上部金型収納装置19の回
転車75aを回転させてチェン81a,83aを走行さ
せて所定の金型保持部材85a,87aに保持された所
定の上部金型ホルダ9を、交換位置に位置した所定の上
部金型ステーション35a′に対応する交換位置に位置
せしめる。ここで、所定の上部金型ステーション35
a′に対応する交換位置とは、本実施例においては所定
の上部金型ステーション35a′に左右に対向する位置
からわずかにずれた位置をいう。なお、このとき、昇降
シリンダ71aを介してチェン81a,83aを適宜に
昇降させているために、金型保持部材85a,87aに
保持された上部金型ホルダ9の高さ位置は所定の上部金
型ステーション35a′に保持された上部金型ホルダ9
の高さ位置とほぼ同じである。また、第2移送シリンダ
107、規制シリンダ111を介して第1ホルダ把持装
置103を上部金型収納装置19の所定の上部金型ホル
ダ9に対して左右に対向せしめると共に、第2ホルダ把
持装置105を金型交換位置の所定の上部金型ステーシ
ョン35a′上の所定の上部金型ホルダ9に対して左右
に対向させる。
【0041】次に、第1移送シリンダ97、第1スライ
ダ93を介して第1ホルダ把持装置103を上部金型収
納装置19上の所定の上部金型ホルダ9に接近する左方
向へ移動せしめて、把持シリンダ137を介して第1ホ
ルダ把持装置103の一対の把持アーム119,121
により上記所定の上部金型ホルダ9を保持する。そし
て、第1移送シリンダ97を介して第1ホルダ把持装置
103を上部金型収納装置19から離反する右方向へ移
動せしめて、所定の上部金型ホルダ9を一対の金型保持
部材85a,87aから離脱せしめる。なお、図1は本
実施例のタレットパンチプレス1を概略的に図示したも
のであり、上部金型収納装置19と上部タレット装置1
1の間隙は上記作用を奏する程度に大きいものである。
また、昇降シリンダ71aを介してチェン81a,83
aを図1において仮想線に示す位置まで下降させること
により、一対の金型保持部材85a,87aから所定の
上部金型ホルダ9を離脱せしめても差し支えないもので
ある。
【0042】所定の上部金型ホルダ9を一対の金型保持
部材85a,87aから離脱せしめた後に、第1移送シ
リンダ97を介して第2ホルダ把持装置105を、金型
交換位置に位置した所定の上部金型ステーション35
a′に接近する右方向へ移動せしめる。そして、第2ホ
ルダ把持装置105により所定の上部金型ステーション
35a′上の所定の上部金型ホルダ9を把持する。そし
て、第1移送シリンダ97を介して第2ホルダ把持装置
105を所定の上部金型ステーション35a′から離反
する左方向へ移動させることにより、所定の上部金型ス
テーション35a′から所定の上部金型ホルダ9を離脱
せしめることができる。
【0043】所定の上部金型ステーション35a′から
所定の上部金型ホルダ9を離脱せしめた後に、第2移送
シリンダ107を介して第1ホルダ把持装置103を所
定の上部金型ステーション35a′に左右に対向する位
置に位置せしめる。次に、第1移送シリンダ97を介し
て第1ホルダ把持装置103を所定の上部金型ステーシ
ョン35a′に接近する右方向へ移動させて、所定の上
部金型ホルダ9を所定の上部金型ステーション35a′
に上部ホルダ保持部材37aを介して保持せしめる。そ
して、第1ホルダ把持装置103の把持状態を解除す
る。ここで、第1ホルダ把持装置103の一対の把持ア
ーム119,121により上部金型ホルダ9の把持する
箇所は定まっているために、所定の上部金型ホルダ9を
上部ホルダ保持部材37aに対して所定の方向性を有し
た状態のもとで保持することができる。
【0044】第1ホルダ把持装置103の把持状態を解
除した後に、第2移送シリンダ107を介して所定の上
部金型ホルダ9を把持した第2ホルダ把持装置105を
前方向へ移動させて、所定の上部金型ステーション35
a′に左右に対向させる。また、上部金型収納装置19
のチェン81a,83aを走行させて、前記所定の金型
保持部材(上部金型ホルダ9を保持していない)85
a,87aを上部金型ステーション35a′に左右に対
向させる。そして、第1移送シリンダ97を介して第2
ホルダ把持装置105を所定の金型保持部材85a,8
7aに接近させることにより、所定の上部金型ホルダ9
を所定の金型保持部材85a,87aに保持せしめて、
第2ホルダ把持装置105の把持状態を解除する。
【0045】上記作用によって、上部金型ホルダ9、上
部金型7の交換を行うことができるものであり、下部金
型ホルダ15、下部金型13についても同様の作用のも
とで交換を行う。
【0046】以上のごとき、本実施例によれば、板材の
移動位置決めを行うときに、ほぼ水平位置に位置してい
るのは所定の下部金型13だけであり、下部タレット2
9b上の複数の下部金型13がすべてほぼ水平位置に位
置するものではない。したがって、下部金型13の干渉
によって板材に傷が生じることが少なくなるものであ
る。
【0047】また、上部タレット29a(下部タレット
29b)がほぼ多角錐台状をなしており、上部タレット
29a(下部タレット29b)の中心軸が上部フレーム
3(下部フレーム5)に対して傾斜して設けてあるため
に、所定の上部金型ステーション35a′(下部金型ス
テーション35b′)をほぼ垂直な金型交換位置に位置
せしめることができ、上部、下部タレット39a,39
bの間隙の大きさを考慮することなく、パンチング加工
の間においても上部金型ホルダ9(下部金型ホルダ1
5)、上部金型7(下部金型13)の交換を適宜に行う
ことができ、作業能率向上の効果を奏するものである。
【0048】更に、上部金型収納装置19(下部金型収
納装置21)に多数の上部金型7(多数の下部金型1
3)を収納することができるために、上部金型交換装置
23(下部金型交換装置25)に相まって種々のパンチ
ング加工を行うことができ、作業能率は一層向上するも
のである。
【0049】図8、図9は第2実施例に係る複合タレッ
トパンチプレス149を示したものであり、この複合タ
レットパンチプレス149は第1実施例の2台のタレッ
トパンチプレス1を備え、一方のタレットパンチプレス
1のフレーム3,5と他方のタレットパンチプレス1の
フレーム3,5を一体化してなるものである。図中にお
いて複合タレットパンチプレス149における各構成要
素についてはタレットパンチプレス1における対応する
構成要素と同一番号を付して、詳細については省略す
る。なお、上記複合タレットパンチプレス149におい
ても前述と同様の作用のもとで行うことにより、第1実
施例の効果よりも一層の効果の向上を図ることができ
る。
【0050】なお、本発明は前述のごとき実施例の説明
に限るものではなく、例えば上部タレット29aを円錐
台状にする等の適宜の変更を行うことにより、その他種
々の態様で実施可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、本発明によれば、板材の移動位置決めを行
うときに、ほぼ水平位置に位置しているのは所定の金型
だけであって、タレット上の複数の金型がすべてほぼ水
平位置に位置するものではない。したがって、金型の干
渉によって板材に傷が生じることが少なくなるものであ
る。
【0052】また、タレットがほぼ多角錐台状或いはほ
ぼ円錐台状をなしており、かつタレットの中心軸がフレ
ームに対して傾斜して設けてあるために、所定の金型ス
テーションをほぼ垂直な金型交換位置に位置せしめるこ
とができ、上下のタレットの間隙の大きさを考慮するこ
となく、パンチング加工の間においても金型の交換を適
宜に行うことができ、作業能率向上の効果を奏するもの
である。更に、チェンに設けた多数の金型保持部材に多
数の金型をそれぞれ保持せしめることにより多数の金型
を収納することができるために、金型交換装置と相まっ
て種々のパンチング加工を行うことができ、一層作業能
率は向上するものである。
【0053】なお、2台のタレットパンチプレスを複合
化した場合にはより一層の効果の向上を図ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるI−I線に沿った図である。
【図2】タレットパンチプレスの概略的な平面図であ
る。
【図3】本実施例の要部を示す図である。
【図4】上部ホルダ収納装置の金型保持部材を示す図で
ある。
【図5】上部金型交換装置を示す図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った図である。
【図7】第1ホルダ把持装置を示す図である。
【図8】図9におけるVIII−VIII線に沿った図である。
【図9】第2実施例の複合タレットパンチプレスの概略
的な平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 3 上部フレーム 5 下部フレーム 7 上部金型 9 上部金型ホルダ 13 下部金型 15 下部金型ホルダ 19 上部金型収納装置 21 下部金型収納装置 23 上部金型交換装置 25 下部金型交換装置 29a 上部タレット 35a 上部金型ステーション 37a 上部ホルダ保持部材 81a,83a チェン 85a,87a 金型保持部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットパンチプレスにおいて、フレー
    ムにほぼ多角錐台状或いはほぼ円錐台状のタレットを、
    中心軸が傾斜するようにして設ける共に、上記タレット
    を中心として回転可能に設け、上記タレットの側面に着
    脱自在な金型を保持する金型ステーションを同方向へ適
    宜間隔に設け、前記タレットを前記中心軸を中心として
    所定角度だけ回転させて所定の金型のステーションをほ
    ぼ水平な加工位置に位置せしめたときに、他の所定の金
    型ステーションがほぼ垂直な金型交換位置に位置するよ
    うに構成し、 多数の金型を収納するために、前記タレットの一側にエ
    ンドレス状のチェンを水平方向へ延伸して設けると共
    に、このチェンに着脱自在な金型を保持する多数の金型
    保持部材を設け、所定の金型を前記金型交換位置に対応
    する位置に位置せしめることができるように、上記チェ
    ンを走行可能に設け、金型交換位置に位置した金型ステ
    ーションに保持された金型と、チェンにおける前記金型
    交換位置に対応する位置に位置した金型との交換を行う
    ための金型交換装置を、上記タレットとチェンとの間に
    設けてなることを特徴とするタレットパンチプレス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2台のタレットパンチ
    プレスを備え、一方のタレットパンチプレスのフレーム
    と他方のタレットパンチプレスのフレームを一体化して
    なることを特徴とする複合タレットパンチプレス。
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