JPH0839166A - パンチプレス機の金型交換装置 - Google Patents

パンチプレス機の金型交換装置

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JPH0839166A
JPH0839166A JP17405094A JP17405094A JPH0839166A JP H0839166 A JPH0839166 A JP H0839166A JP 17405094 A JP17405094 A JP 17405094A JP 17405094 A JP17405094 A JP 17405094A JP H0839166 A JPH0839166 A JP H0839166A
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JP
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die
mold
pallet
turret
replacement
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JP17405094A
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Haruo Yoshida
晴夫 吉田
Katsuhiro Ogawa
勝弘 小川
Shuji Okamoto
修二 岡本
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチプレス機がパンチ加工中等であっても
同時に所望する金型を交換することができ、交換時に加
工を中断させないこと。 【構成】 上タレット台2aの上面と下タレット台2b
の下面には、同軸で独立して回動する上型交換アーム2
4、下型交換アーム14がそれぞれ設けられる。各交換
アーム24,14の先端には、それぞれ交換用ホルダ2
6,16が設けられ、上下のタレット2a,2bに設け
られたポンチ3のポンチパレット40と、ダイ4のダイ
パレット50毎で交換され、金型固定機構79a,79
cにより交換後は上下のタレット2a,2b上に強固に
固定保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレス機に設け
られる打ち抜き用の金型を交換する金型交換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パンチプレス機でFMC,FMSを構築
して多品種少量生産の無人化、長時間運転を実現するた
めに従来考えられているパンチプレス機の金型交換装置
は、特開昭63−27308号公報に開示されており、
図18に示している。
【0003】この金型交換装置は、タレット162に設
けられる複数の金型166の一部が交換自在に構成され
たものであり、保管装置21には複数の金型が保管され
ている。この金型交換装置は、金型交換する場合にはパ
ンチ加工を中断してから、タレット162に設けられて
いるパレット38を交換位置(図中位置)まで回動して
金型交換を行う構造になっている。それ故、加工中断時
間をできるだけ減らすために1つのパレット38に複数
個の金型をセットする等して金型交換回数を減らす工夫
をしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際には1つ
のパレット38にセットされている複数の金型を1回の
金型交換で全て使うようにするには、非常に煩雑な金型
の管理が必要になるため、現実には行われておらず、1
つのパレット38にセットされている複数の金型の中の
1つだけが使われてその他の金型は使われていないこと
が多く、結果として金型交換回数を減らすことはできて
いない。
【0005】また、仮に全ての金型が使われるようにな
ったとしても、金型交換中には、パンチ加工ができない
ので、そのために発生する無駄な時間は依然、課題とし
て残る。
【0006】従来の金型交換装置の問題点をまとめると
次のようになる。 .金型を交換するときには、パンチ加工の中断が必ず
発生し、全体の打ち抜き時間が余分にかかった。 .中断時間が発生するので、1つのパレットに複数の
金型をセットしておくものでないと1金型当たりの金型
交換時間が長すぎて、生産効率が悪くなる。 .上記のパレットにセットされている金型の有効利
用を目的とした金型の管理は、非常に煩雑になるので、
現実には作業内容に最適な管理は行われておらず、金型
はパレットに半固定の状態でセットされたままになるこ
とが多い。したがって、1回の金型交換で複数型交換し
ても、その効果はあまり出ない。 以上の問題点があり、交換金型のみによる生産は効率
が悪いので、多くの場合、固定金型(人手で交換する金
型)と組み合わせて生産することになり、今後ますます
レベルアップしてくる多品種少量生産の無人化、長時間
運転の生産向上には限界が出てくる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、パンチプレス機の動作中、即ち、パン
チ加工動作中、あるいは金型選択のタレット旋回(回
転)動作中のいずれの状態であっても同時に所望する金
型を交換することができ、この交換時にパンチプレス機
の加工を中断させることがない金型交換装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のパンチプレス機の金型交換装置は、金型装
着部(2)に複数の上金型(3)及び下金型(4)を備
え、任意の金型間の素材(W)をハンマーヘッド(5)
の降下で加工するパンチプレス機の金型交換装置におい
て、前記金型装着部の金型の挿抜箇所に円弧状に配設さ
れ、交換後の金型を保持する金型固定機構(79a,7
9c)と、前記円弧状に配設された金型固定機構と同心
で該金型装着部の上下にそれぞれ設けられ、回動自在な
上型及び下型の交換アーム(24,14)と、該上型及
び下型交換アームの先端に設けられ、任意の上下の金型
位置に前後昇降自在であり、前記上金型及び前記下金型
に係合自在な交換用ホルダ(16,26)とを具備する
ことを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の如く、前記上型及び
下型交換アーム(24,14)は、それぞれ先端に前記
交換用ホルダ(16,26)を2つ備え、うち一方の交
換用ホルダが前記金型装着部(2)に設けられている金
型を取り出し、他方の交換用ホルダが前記金型装着部に
対し新たな金型を取り付けるためのものとして用いた構
成とすることもできる。
【0010】また、請求項3記載のように、前記上金型
(3)及び下金型(4)を複数組備え、所望の金型が前
記ハンマーヘッドの下降位置に回動自在なタレット
(2)と、前記上金型及び下金型のうち、交換する金型
が予め挿入されるポンチ及びダイのパレット(40,5
0)と、前記タレット上の金型の挿抜箇所に設けられ、
交換後の金型を保持する金型固定機構(79a,79
c)と、前記タレットと同軸で該タレットの上下にそれ
ぞれ設けられ、前記タレットとは別個に回動自在な上型
及び下型の交換アーム(24,14)と、該上型及び下
型交換アームの先端に設けられ、任意の上下の金型位置
に前後昇降自在であり、前記ポンチ及びダイパレットに
係合自在な交換用ホルダ(16,26)とを具備する構
成とすることもできる。
【0011】
【作用】金型装着部であるタレット2には、上金型3と
下金型4がそれぞれポンチパレット40、ダイパレット
50に装着された状態で設けられており、これら上金型
3,下金型4はパレット40,50毎交換自在な構成で
ある。金型交換は、タレット2と同軸な上型及び下型の
交換アーム24,14が該交換する金型位置まで前後昇
降することにより行われる。この交換時、上型及び下型
の交換アーム24,14は、タレット2と独立して交換
箇所に移動することができるため、タレット2による打
ち抜き動作及び回動動作に影響を与えず、同時動作を行
える。また、上型及び下型交換アーム24,14の先端
にそれぞれ2つの交換用ホルダ16,26を備えること
により、一方の交換用ホルダでタレット2に設けられて
いる金型のパレットを取り出し、この直後に他方の交換
用ホルダでタレット2に対し新たな金型のパレットを取
り付けることができ、交換時間を極めて短縮することが
できる。
【0012】
【実施例】図1は、パンチプレス機としてのタレットパ
ンチプレス機を示す斜視図である。この実施例では、素
材を打ち抜く金型を保持する金型装着部は、回動自在で
あり金型を複数個保持しているタレット2で構成される
ものであるとして説明する。プレス機本体1には、平面
扇形状のタレット台2が回動自在に軸支されている。タ
レット台2は、複数対のポンチ3及びダイ4が一定間隔
をおいて対向配置されている。プレス機本体1には、ポ
ンチ3の頭部上方にハンマーヘッド5が設けられる。プ
レス機本体1の前方には、素材Wの位置決め装置7が設
けられる。位置決め装置7は、水平なX,Y方向に移動
自在なキャリッジ8を有しており、キャリッジ8にはク
ランプ手段9が設けられ、素材Wが固定支持される。
【0013】そして、任意のポンチ3及びダイ4が選択
され、素材Wがキャリッジ8により移動される。そし
て、ハンマーヘッド5下方の加工位置に打ち抜き箇所が
次々に設定され、この動作に合わせてハンマーヘッド5
が下降することにより、素材Wにパンチ穴を打ち抜き加
工することができる。
【0014】次に、本発明の金型交換装置について説明
する。金型交換装置10は、上記プレス機本体1のタレ
ット台2の上下位置にそれぞれ同軸に軸支されたもので
あり、タレット台2とは独立して水平方向に回動自在で
ある。
【0015】図2は、この金型交換装置10を示す部分
裁断側面図、図3は、同金型交換装置10の一方の下型
交換アーム14を示す一部裁断平面図である。プレス機
本体1の開口部1aには、下部から回転軸11が突出し
て設けられ、この回転軸11には、前記タレット台2を
構成する上タレット台2a、下タレット台2bが軸支さ
れている。また、下タレット台2bの下部において、回
転軸11の外周には回転軸11とは別個で同軸に大径な
軸受12が設けれ、この軸受12には、下型交換アーム
14の基端部14aが回動自在に軸支されている。
【0016】また、開口部1aの上面には、回転軸1
1、軸受12と同軸に軸受20が設けられ、この軸受2
0には、上型交換アーム24の基端部24aが回動自在
に軸支されている。これら上下の型交換アーム14,2
4の基端部14a,24aは、外周にギヤ14b,24
bが形成され、このギヤ14b,24bは、プレス機本
体1側に固定の連結ギヤ機構30及び回動モータ31に
接続されており、回動モータ31の回転によりタレット
台2の上下位置でこれら上下の型交換アーム14,24
が同方向に回動する。尚、ギヤを用いずにベルトで回動
力を伝達する構成とすることもできる。
【0017】上型交換アーム24及び下型交換アーム1
4は、構成が略同一である。下型交換アーム14上に
は、2つの移動ブロック15aが設けられ水平軸受15
bで軸支されており、いずれも軸受12の中央を中心と
して放射方向に伸縮自在である。
【0018】また、図3に示すように下型交換アーム1
4上には、位置決めピン13aが設けられ、シリンダ1
3bの作動により上方に突出して下タレット台2bの位
置決め孔に嵌合する。下タレット台2bの下部には、各
ポンチ3,ダイ4の配置に対応して位置決め孔が形成さ
れており、上下の型交換アーム14,24が回動し所望
のポンチ3,ダイ4を交換する際に回動位置の位置決め
を行える。これにより、位置決め後においては上下の型
交換アーム14,24を回動駆動する回動モータ31を
作動させずともタレット台2の回動に同期して回動させ
ることができる。
【0019】移動ブロック15aの先端には、各々、交
換用ホルダ16が設けられ、これら2つの交換用ホルダ
16同士の間隔は、タレット台2のダイ4の配置間隔に
対応している。そして、2つの交換用ホルダ16は、前
後用シリンダ17の作動により各々が独立して下タレッ
ト台2bのダイ4の交換位置まで伸縮自在である。
【0020】移動ブロック15aの先端部には、上下方
向にスライド軸受15cが設けられ、交換用ホルダ16
が上下動自在である。移動ブロック15aには、昇降用
シリンダ18の基端部、L字型リンク19の中央部がそ
れぞれ軸支されていて、昇降用シリンダ18及び交換用
ホルダ16は移動ブロック15aと共に前後移動する。
昇降用シリンダ18の作動片はL字型リンク19の一端
に接続され、このL字型リンク19の他端は交換用ホル
ダ16に接続されている。したがって、昇降用シリンダ
18の作動により交換用ホルダ16が上下動する。
【0021】そして、上型交換アーム24にも上記構成
同様の移動ブロック25a、交換用ホルダ26、前後用
シリンダ27、昇降用シリンダ28、L字型リンク29
が設けられ、交換用ホルダ26が上タレット台2aのポ
ンチ3の交換位置まで伸縮し、かつ上下動する。
【0022】次に、図4の裁断側面図、及び図5の平面
図は、ポンチパレット40を示す図である。尚、この図
4は、裁断箇所が中央から所定角度で異なる方向に裁断
してある。ポンチパレット40は、ポンチ3が挿入され
る基部パレット42と、基部パレット42上部位置の保
持板44で構成される。基部パレット42の開口部42
aの円周方向複数箇所にはキー溝42bが形成され、挿
入されるポンチ3が回転止めされている。基部パレット
42の上部位置複数箇所には、所定高さの支柱43が立
設され、この支柱43の上部位置にて保持板44を保持
している。
【0023】保持板44は、対称な周面にそれぞれ所定
幅の位置決め溝44aが形成されており、交換用ホルダ
26による挟持箇所とされている。また、基部パレット
42の外周には、位置決め溝44aと直交する位置に2
つのキー42cが突出形成される。保持板44の下部に
は、ポンチ3の中央部41aを係合保持し上下動自在な
受け板45が設けられており、支柱43に介挿されたス
プリング43aにより、上部位置に保持されている。
【0024】図6の側断面図、及び図7の平面図は、ダ
イパレット50を示す図である。ダイパレット50は、
ダイ4が挿入される開口部50aの円周方向複数箇所に
キー溝50bが形成され、挿入されるダイ4が回転止め
されている。開口部50aの下部には、貫通孔50cが
開口形成されている。このダイパレット50の下部全周
には、所定幅の係合溝51が形成されており交換用ホル
ダ16による挟持箇所とされ、さらに、対称な周面には
下部からそれぞれ所定幅の位置決め溝52が形成されて
おり交換用ホルダ16に対する位置決めが行われるよう
になっている。また、ダイパレット50の外周には、位
置決め溝52と直交する位置に2つのキー50eが突出
形成されている。
【0025】上記ポンチパレット40,ダイパレット5
0は、交換しようとする各種のポンチ3,ダイ4にそれ
ぞれ対応して用意されるものであり、ポンチ3,ダイ4
の径及び形状に応じて形成して各々保持する構成とされ
るが、外周径と形状、及びキーの位置と形状、位置決め
溝44a,52の位置は全て同一としておく。
【0026】図8は、上型交換用ホルダ26の側断面図
である。上型交換アーム24の移動ブロック25a先端
に設けられた上型交換用ホルダ26は、スライド軸受2
5cを上下動する側面倒凹形状の昇降ブロック60に各
部が取り付けられてなる。昇降ブロック60の上部位置
にはシリンダ61が設けられ、作動片61aは下部2か
所に貫通する連結片62に接続されている。昇降ブロッ
ク60の側部60aには、それぞれ略L字状の係合片6
3の中央部が軸63aに軸支され、かつ一部が連結片6
2に接続されている。
【0027】係合片63間には、昇降ブロック60に固
定された接触用ブロック64が設けられ、その下面64
aはポンチパレット40の保持板44上面44bに接触
する。したがって、シリンダ61の作動により、連結片
62が移動し図示の如く、係合片63は位置決め溝44
aに係合し、この係合片63は、ポンチパレット40の
保持板44を上方の接触用ブロック64側に押圧挟持す
る。尚、保持状態において係合片63と位置決め溝44
aとの横方向間には隙間があり、この範囲で横方向の挟
持位置が位置決めされる。係合時、ポンチパレット40
の位置決め溝44aは、側部60a下端位置の位置決め
片60bに係合し、ポンチパレット40は回転方向が位
置決めされる。
【0028】図9の一部裁断側面図に示す下型交換用ホ
ルダ16も、上型交換用ホルダ26とほぼ同一の構成で
ある。凹形状の昇降ブロック70の内部にはシリンダ7
1が設けられ、作動片71aは上部2か所に貫通する連
結片72に接続されている。昇降ブロック70の側部7
0aには、それぞれ略L字状の係合片73の中央部が軸
73aに軸支され、かつ一部が連結片72に接続されて
いる。
【0029】係合片73間には、昇降ブロック70に固
定された接触用ブロック74が設けられ、その上面74
aはダイパレット50の底部50dに接触する。したが
って、シリンダ71の作動により、連結片72が移動し
図示の如く、係合片73はダイパレット50の係合溝5
1に係合し、この係合片73は、ダイパレット50の底
部50dを下方の接触用ブロック74側に押圧挟持す
る。尚、保持状態において係合片73と係合溝51との
横方向間には隙間があり、この範囲で横方向の挟持位置
が位置決めされる。係合時、ダイパレット50の位置決
め溝52は、側部70a上端位置の位置決め片70bに
係合し、ダイパレット50は回転方向が位置決めされ
る。
【0030】これら上下の型交換用ホルダ16,26は
前記昇降用シリンダ18,28により上下動する。後述
するように、上型交換用ホルダ26は上タレット台2a
の上部方向からポンチパレット40を交換位置に下降挿
入、上昇抜き取りの動作を行う。下型交換用ホルダ16
は下タレット台2bの下部方向からダイパレット50を
交換位置に上昇挿入、下降抜き取りの動作を行う。
【0031】次に、プレス機本体1のタレット台2の金
型固定機構について説明する。タレット台2上のポンチ
3,ダイ4は、一部がこのタレット台2に固定され、残
る複数個が交換可能とされている。図10は、下タレッ
ト台2bにおけるダイ4の交換箇所の金型固定機構79
aを示す平面図、図11は、図10のA−A線裁断側面
図である。図10において、斜線の箇所は、下タレット
台2bであり、この下タレット台2bには、スライドガ
イド80と、回動軸受81及び偏心アーム88の軸受8
8fが固定されている。
【0032】ダイ4を有するダイパレット50の交換箇
所の下タレット台2b上には、図示の如くダイパレット
50の外径に対応した開口部82aを有した平面円環状
のホルダ82が設けられる。このホルダ82は、下タレ
ット台2b上に固定されており、半部が所定高さの段差
部82bを有しており、この段差部82bには、円環の
半部形状をなす移動ホルダ83が中心方向にスライド自
在に構成されている。移動ホルダ83は、段差部82b
の両側片82cによりスライドガイドされている。
【0033】これらホルダ82,移動ホルダ83の上部
には、開口部82aより小径の開口口部84aを有する
上部蓋84が設けられている。尚、図10では、この上
部蓋84が省かれている。そして、下型交換用ホルダ1
6の上昇動作により、ダイパレット50が開口部82a
の下部から挿入されると、ダイパレット50の上部が上
部蓋84により位置決めされ、また、開口部84aから
ダイ4の上面が表出するようになっている。
【0034】ホルダ82と移動ホルダ83は、図示の移
動固定時において、内側の固定片82d,83dにより
ダイパレット50の側部を挟持固定する。この時、互い
の接触部82e,83eは所定間隔の隙間が形成され
る。一方、ホルダ82と移動移動ホルダ83の移動固定
時において、内側の固定片82d,83dとダイパレッ
ト50の側部間に極僅かな隙間をもって固定する場合も
あり、この場合には、互いの接触部82e,83eが面
接触する構成とされる。
【0035】また、移動ホルダ83の復帰時には、開口
部82aが拡径してダイパレット50の挿入を容易化す
る。また、2つの接触部82e,83e部分には、ダイ
パレット50のキー50eに対応するキー溝82f,8
3fが形成され、ダイパレット50の位置決めを行う。
【0036】ホルダ82の内部には、平面コ字型の位置
決めブロック84bが設けられる。位置決めブロック8
4bの突出する2つのテーパー部84cは、ダイパレッ
ト50が開口部82aに挿入されたとき、その一方の面
側に接する。また、移動ホルダ83側には、2つのテー
パー部84cの略中心位置で突出し、ダイパレット50
をテーパー部84c側に付勢する付勢ピン85が設けら
れる。これら位置決めブロック84bと付勢ピン85
は、いずれも内部に設けられたバネの付勢力でダイパレ
ット50側に突出しており、ダイパレット50の位置決
め固定時には内部に引込む構成となっている。
【0037】したがって、開口部82aにダイパレット
50が挿入された後、移動ホルダ83が移動すると、付
勢ピン85及び2つのテーパー部84cは、ダイパレッ
ト50の中心位置を自動的に正確に位置決めできる。即
ち、上記構成は、ダイパレット50は開口部82aの開
口中心からやや移動ホルダ83側にずれた状態で下方か
ら挿入され、移動ホルダ83の移動によりダイパレット
50をやや移動させて固定する構成及び動作に基づいて
おり、正確に位置決めすることができるものである。
【0038】この金型固定機構79aの移動ホルダ83
は、図中右半部の移動機構79bにより移動され、移動
後は強固に位置決め保持される。一端に移動ホルダ83
を有する移動体86は、下タレット台2bの一部を貫通
し、かつ固定のスライドガイド80で前記スライド方向
に規制されている。移動体86の他端には、連結ピン8
6aにより連結ブロック87の一端が連結されている。
連結ブロック87の他端は、連結ピン88aにより偏心
アーム88の回動部88bに連結されている。
【0039】図2に示すように、下タレット台2bに基
端が軸支された固定用シリンダ90の作動片90aは、
偏心アーム88の端部88cに軸支連結されている。連
結ブロック87の一端は周面87aが円弧状に形成さ
れ、移動体86の円弧面86bに摺接している。同様
に、連結ブロック87の他端は周面87bが円弧状に形
成され、偏心アーム88の偏心円弧面88dに摺接して
いる。軸受88fを中心に回動自在な偏心アーム88
は、その回動部88bに円弧状の周面88eが形成さ
れ、回動軸受81の円弧面81aに摺接している。そし
て、偏心アーム88の回動部88bにおいて、連結ピン
88a及び偏心円弧面88dは、軸受88f及び周面8
8eに対し所定量、偏心している。
【0040】したがって、図12に示すように、固定用
シリンダ90が収縮している場合、移動機構79bの偏
心アーム88の回動部88bは、回動軸受81の円弧面
81a上を周面88eが摺動し、偏心位置の連結ピン8
8aは、連結ブロック87を介して移動体86図中矢印
方向に移動させ、ホルダ82に対し移動ホルダ83を離
し、開口部82aを拡径させる。
【0041】また、固定用シリンダ90が伸長した場
合、図10,図11に示すように、偏心アーム88の回
動部88bは、回動軸受81の円弧面81a上を周面8
8eが摺動して回動する。回動部88bが回動すると、
偏心円弧面88dは偏心により連結ブロック87を介し
て移動体86を図中矢印方向に押し出し移動させ、ホル
ダ82に対し移動ホルダ83を接触して開口部82aに
てダイパレット50を挟持固定する。
【0042】そして、この偏心アーム88は、端部88
cが移動方向前方に位置し、回動部88bが後方に位置
する所定角度の傾斜状態となり、また、連結ブロック8
7は、移動体86の移動方向に対し所定角度傾斜してい
る。上記偏心アーム88の偏心量を適切に設定すること
で、素材Wの打ち抜き加工時にダイ4に対して水平方向
に巨大力が加わっても、固定用シリンダ90方向に対す
る力を所定の値まで減少させることができる。尚、連結
ブロック87は、両端が円弧状の周面87a,87bと
され、この周面87a,87bが夫々、円弧面86b、
偏心円弧面88dに摺接しており、また、偏心アーム8
8の周面88eが回動軸受81の円弧面81aに摺接し
ているため、各中心位置の連結ピン86a,88aと軸
受88fに対して、前記巨大力が直接加わることがなく
破損を防止している。
【0043】図13は、上タレット台2aのポンチ3交
換箇所の金型固定機構79cを示す側断面図であるが、
ほぼ前述した下タレット台2bの金型固定機構79aと
同様の構成となっている。そして、移動機構79bに相
当する構成は同一であり省略してある。固定用シリンダ
100(図2参照)の作動片には、前記同様の円弧面を
有する連結ブロックを介して移動体96が連結され、移
動体96の先端には移動ホルダ93が設けられ、付勢ピ
ン95を内蔵している。
【0044】これにより、ポンチパレット40が上方か
ら挿入された後に固定用シリンダ100が伸長すると、
移動ホルダ93が移動し、開口部92aが縮径して、こ
のポンチパレット40をホルダ92,移動ホルダ93の
各固定片92d,93d部分で強固に挟持固定される。
尚、ホルダ92内にも、前記位置決めブロック84bに
相当する位置決めブロック94cがあり、同様にホルダ
92に対してポンチパレット40の正確な位置決めが行
われるようになっている。
【0045】次に、図14の一部裁断平面図、図15の
一部裁断側面図は、下タレット台2bでのダイ4の各交
換箇所に設けられたパレット受け機構109を示す図で
あり、前記金型固定機構79aの下部位置に配置され
る。ダイ4が収納されたダイパレット50は、下型交換
用ホルダ16により下タレット台2bの下部から挿入さ
れる構成であり、このパレット受け機構109は、この
挿入後に作動する前記固定用シリンダ90により金型固
定機構79a部分にダイパレット50が固定された後、
ダイパレット50を開口部82aに保持するものであ
り、下型交換用ホルダ16がダイパレット50を挿入し
て離れた後のずれや落下を防止する。尚、図中Dは、下
タレット台2bの回動方向である。
【0046】下タレット台2bの各開口部82aの下面
の両側部には、それぞれ基部110が立設され、基部1
10同士間には、軸111aを中心に図15中一点鎖線
で示すように回動自在な支持アーム111が連架されて
いる。支持アーム111の中央部には、ダイパレット5
0の係合溝51の上縁部51aに係合する係合部112
が突出形成されている。2つの係合部112同士間は、
下方から挿入されるダイパレット50のキー50eを通
過させるために所定距離離されている。一方の基部11
0側に位置する回動軸111aには、それぞれリンク部
材113が固定されており、連結部114を介して受け
用シリンダ115の作動片115aに接続されている。
【0047】したがって、受け用シリンダ115の伸長
時には、支持アーム111は図15の一点鎖線で示す如
く回動し、係合部112がダイパレット50の外径より
も外方に位置して下型交換用ホルダ16の上昇で挿入が
行われる。下型交換用ホルダ16の上昇時、位置決め溝
52に係合している位置決め片70b,係合片73は図
14に示す箇所に位置している。この後、受け用シリン
ダ115の収縮により、支持アーム111が実線位置に
回動し、係合部112がダイパレット50の係合溝51
の上縁部51aに係合してこの上縁部51aを上方に押
し、ダイパレッチ50の上部を上部蓋84に接触位置決
めさせる。
【0048】尚、このパレット受け機構109は、下タ
レット台2b側にのみ設けられダイパレット50の底部
を受け保持するもので、上タレット台2aでは、ポンチ
パレット40が上部から挿入されるため設ける必要がな
い。
【0049】また、タレット台2(下タレット台2b)
の回動に伴い、パレット受け機構109で底部が保持さ
れた状態のダイホルダ50は、図2に示すようにハンマ
ーヘッド5の直下、即ち、打ち抜き位置上に位置すると
きには、底部50dがプレス機本体1に設けられたダイ
受け1c上に位置するようになっており、ダイ受け1c
により上方からの加工圧力を受ける構成とされている。
尚、図14に示すように、タレット台2が回動するD方
向上には、支持アーム111,係合部112が位置して
いるが、いずれもダイパレット50を受けた保持状態で
は底部50dより上方位置に位置しているため、ダイ受
け1cに当たることがなく、また、直接ダイホルダ50
の底部50dが位置させることができ、下タレット台2
bの回動に支障がない。
【0050】上記構成の金型交換装置において、交換し
ようとする金型は、図16の平面図に示す金型保管装置
に保管される。尚、この図は、下型側のみ記載してい
る。プレス機本体1の側部でタレット2の回転方向上に
は、金型保管装置120が設けられる。この金型保管装
置120は、タレット2の軸心と同心上に配置され、円
盤状の収容棚121を有する。
【0051】この収容棚121は、上部がポンチパレッ
ト40、下部がダイパレット50のものであり、この上
下一対の金型に対応する一対の収容棚121が高さ方向
に複数段設けられている。収容棚121の全周縁部に
は、これらポンチパレット40,ダイパレット50が側
部から移動され係止保持するための係合溝121aが複
数形成されており、この収容棚121は回転により交換
しようとする任意のポンチ3,ダイ4(ポンチパレット
40,ダイパレット50)を図示の搬出入箇所に位置さ
せる。
【0052】上下の型交換アーム14,24先端の交換
用ホルダ16,26と金型保管装置120との間には、
受渡し機構130が設けられる。受渡し機構130は、
タレット2と同心な円弧状のレール131上を移動自在
に構成されている。また、スライド軸受132及び図示
しない昇降機構により、交換する金型が収容された位置
の収容棚121と、上下の各交換用ホルダ16,26と
の部分で昇降台133が昇降自在である。昇降台133
の上部は、軸133aを中心として水平方向に回転自在
であり、この昇降台133上には、タレット2側と収容
棚121方向に向けてそれぞれ2つの保持枠134が設
けられ、さらにポンチパレット40,ダイパレット50
用に上下2段の構成とされている。保持枠134には、
ポンチ3,ダイ4を係止保持する係合溝134aが形成
されている。隣接する保持枠134同士の間隔は、上下
の各交換用ホルダ16,26同士の間隔に一致してい
る。この保持枠134は、収容棚121方向及び反対向
きではタレット2側に前後移動自在である。
【0053】次に、上記構成による金型交換動作につい
て説明する。図17は、同交換動作のフローチャートで
ある。タレット2上で交換しようとするポンチ3,ダイ
4があると、金型交換装置10は、図3に示すように、
回動モータ31の駆動によりこのポンチパレット40,
ダイパレット50の方向に回動する(SP1)。このと
き、金型交換装置10の上型交換アーム24,下型交換
アーム14は、タレット2の回動動作に影響されず、独
立して回動できるため、タレット2は他の金型による打
ち抜き動作を平行して行うことができる。
【0054】次に、前後用シリンダ17,27の伸長に
より、上型交換用ホルダ16は上タレット2aの上部位
置で、また、下型交換用ホルダ26は、下タレット2b
の下部位置で、それぞれポンチ3,ダイ4の直上,直下
部分まで移動する(SP2)。この後、昇降用シリンダ
18,28の伸長により交換用ホルダ16,26は、ポ
ンチパレット40,ダイパレット50方向に上下の方向
で接近する(SP3)。このとき、上型交換用ホルダ1
6のシリンダ61を伸長させ、下型交換用ホルダ26の
シリンダ71を収縮させて各係合片63,73を開いた
状態で接近させる。この後、シリンダ61を収縮、71
を伸長させることにより、図8,図9に示すように、こ
れら係合片63,73でポンチパレット40の保持板4
4を上方の接触用ブロック64側に押圧挟持し、また、
ダイパレット50の底部50dを下部の接触用ブロック
74側に押圧挟持する(SP4)。
【0055】次に、上タレット2aの金型固定機構79
a、及び下タレット2bの金型固定機構79cは、それ
ぞれ図12に示すように移動機構79bの固定用シリン
ダ90,100が収縮してポンチパレット40,ダイパ
レット50の挟持固定状態をそれぞれ解除する(SP
5)。尚、下タレット2bにおいては、図14に示すパ
レット受け機構109の受け用シリンダ115を伸長さ
せて係合部112をダイパレット50の係合溝51の上
縁部51a部分から退避させ、ダイパレット50の下部
支えを解除する(SP6)。
【0056】これにより、図8,図9の如く、ポンチパ
レット40は上型交換用ホルダ16に係合保持され、ダ
イパレット50は下型交換用ホルダ26に係合保持する
ことができる。次に、昇降用シリンダ18,28の収縮
により交換用ホルダ16,26は、ポンチパレット4
0,ダイパレット50から離れる(SP7)。次に、前
後用シリンダ17,27の収縮により、上下の交換用ホ
ルダ16,26は、それぞれポンチ3,ダイ4の直上,
直下部分から図2,図3に示す位置まで移動する(SP
8)。
【0057】次に、上下の交換アーム14,24は、図
16に示すように、金型保管装置120の位置まで回動
する(SP9)。予め、受渡し機構130は、レール1
31上を移動し、金型保管装置120と上下の交換アー
ム14,24の中間位置に移動している。同時に、上下
の交換アーム14,24と対向する側の2つの保持枠1
34は空状態としておく。
【0058】この状態で上下の交換アーム14,24の
前後用シリンダ17,27を伸長させるとともに、保持
枠134側も向き合って前進される。その後、前記タレ
ット2での交換作業同様、上型交換アーム24は上型交
換用ホルダ26を突出させた後下降し、また、下型交換
アーム14は下型交換用ホルダ16を突出させた後上昇
してポンチパレット40,ダイパレット50をそれぞれ
保持枠134の係合溝134aに係合保持させる(SP
10)。このため、下型の保持枠134には、ダイパレ
ット50を受けるため、前記パレット受け機構109と
ほぼ同一のパレット受け機構が設けられる。そして、保
持枠134が後退した後、受渡し機構130の昇降台1
33が軸133aを中心に180度回転し、このポンチ
パレット40,ダイパレット50は、金型保管装置12
0側に向く。次に、所定高さの収容棚121部分まで昇
降台133が昇降した後、昇降台133上の保持枠13
4が収容棚121方向に前進すると、ポンチパレット4
0,ダイパレット50は収容棚121の係合溝121a
に係合保持され、金型保管装置120に保管することが
できる(SP11)。
【0059】ところで、タレット2から取り出したポン
チパレット40,ダイパレット50に代わる新たなポン
チパレット40,ダイパレット50は、上記収納動作と
逆の動作により、金型保管装置120から取り出しタレ
ット2に装着させることができる。このため、前記空状
態の保持枠134の反対側の2つの保持枠134部分に
は、上下の交換アーム14,24による受渡し動作時以
前の段階で予め、昇降台133の昇降及び前後移動によ
り、所望の収容棚121から新たな上下のポンチパレッ
ト40,50を取り出し係合保持させておくことが望ま
しい。
【0060】そして、上述した金型交換装置10の交換
動作において、上型交換アーム24,下型交換アーム1
4は、タレット2の回動動作に影響されず、独立して回
動できるため、タレット2は打ち抜き位置の金型以外で
あれば、どの箇所の金型であっても交換することがで
き、この金型を交換している最中には、打ち抜き位置の
金型による打ち抜き動作を同時平行して遂行することが
できる。即ち、タレット2の回動中であっても、このタ
レット2の回動と同方向に上型交換アーム24,下型交
換アーム14を回動させれば、タレット2の回動中に金
型交換することもできる。
【0061】そして、上記構成によれば、上下の交換ア
ーム14,24は、それぞれ平行に2つの交換用ホルダ
16,26を有し、また、受渡し機構130は、対応し
てそれぞれ2つの保持枠134を有する構成であるた
め、タレット2上の隣接する2つのポンチパレット4
0,ダイパレット50を同時に交換させることができる
他、任意の1つのポンチパレット40あるいはダイパレ
ット50のみを交換させることもできる。即ち、同一の
ポンチ3でダイ4側のみを交換することもでき、この場
合、特に板厚に対応したダイ4のみを選択交換していく
ことができるようになる。
【0062】上記構成の変形例として、図16に示す金
型保管装置120をタレット2の軸心と同心に複数列増
設して、受渡し機構130がレール131を移動する構
成とすれば、より多くの金型を保管させ、任意の型を選
択交換させることができるようになる。
【0063】さらに他の変形例としては、上下の交換ア
ーム14、24にそれぞれ平行して設けられた2つの交
換用ホルダ16,26の一方を搬入用、他方を搬出用と
することができる。この場合には、一方の交換用ホルダ
16,26でタレット2から金型を取り出した直後に他
方の交換用ホルダ16,26で用意しておいた新たな金
型を直ちにタレット2に装着させることができ、この方
法によれば、金型の交換時間を極めて短縮化させること
ができる。
【0064】尚、金型交換の為の最小構成としては、上
下の交換アーム14、24にそれぞれ1個の交換用ホル
ダ16,26を設けるのみでよい。また、受渡し機構1
30も平行する2つを設ける必要なく、上下の型用にそ
れぞれ1個の保持枠134を設けるのみでよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、金型が設けられた金型
装着部と同心に回動自在な交換アームを設け、この交換
アーム先端の交換用ホルダの前進昇降動作により、金型
を交換することができる構成であるため、パンチ加工中
やキャリッジによる素材の移動中であっても、並行して
金型を交換することができるので、金型交換時間により
加工中断時間が発生せず、生産効率を向上させることが
できる。また、各交換アームの先端にそれぞれ2つの交
換用ホルダを設ければ、同時に2つの金型を金型装着部
から取り出しまた取付けることができる他、一方を金型
装着部への取付け用、他方を取り出し用とすることもで
き、この場合、金型装着部上での交換時間を極めて短縮
化させることができる。また、請求項3記載の如く、金
型装着部が回動自在なタレットで構成され、上記交換ア
ームをこのタレットと同心に回動自在に設け、金型はパ
レットに装着された状態で交換される構成とすることが
でき、この場合には、パンチ加工中やキャリッジによる
素材の移動中に加え、タレット旋回中であっても金型を
交換することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンチプレス機を示す斜視図。
【図2】金型交換装置を示す部分裁断側面図。
【図3】同金型交換装置の一方の下型交換アームを示す
一部裁断平面図。
【図4】ポンチパレットを示す裁断側面図。
【図5】同ポンチパレットの平面図。
【図6】ダイパレットを示す側断面図。
【図7】同ダイパレットの平面図。
【図8】上型交換用ホルダの側断面図。
【図9】下型交換用ホルダの一部裁断側面図。
【図10】下タレット台2bの金型固定機構を示す平面
図。
【図11】図10のA−A線裁断側面図。
【図12】金型固定機構の駆動部分の固定解除状態を示
す図。
【図13】上タレット台の金型固定機構を示す側断面
図。
【図14】パレット受け機構を示す一部裁断平面図。
【図15】同パレット受け機構の一部裁断側面図。
【図16】金型保管装置を示す平面図。
【図17】金型交換工程を示すフローチャート。
【図18】従来のパンチプレス機の金型交換装置を示す
図。
【符号の説明】 1…プレス機本体、1a…開口部、1c…ダイ受け、2
…タレット台、2a…上タレット台、2b…下タレット
台、3…ポンチ、4…ダイ、5…ハンマーヘッド、10
…金型交換装置、11…回転軸、14…下型交換アー
ム、24…上型交換アーム、15a…移動ブロック、1
6,26…交換用ホルダ、17,27…前後用シリン
ダ、18,28…昇降用シリンダ、31…回動モータ、
40…ポンチパレット、44…保持板、44a…位置決
め溝、50…ダイパレット、50e…キー、51…係合
溝、52…位置決め溝、60,70…昇降ブロック、6
1,71…シリンダ、63,73…係合片、79a,7
9c…金型固定機構、79b…移動機構、81…回動軸
受、82…ホルダ、83…移動ホルダ、84…上部蓋、
86…移動体、87…連結ブロック、88…偏心アー
ム、90,100…固定用シリンダ、109…パレット
受け機構、112…係合部、115…受け用シリンダ、
120…金型保管装置、121…収容棚、121a…係
合溝、130…受渡し機構、133…昇降台、134…
保持枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型装着部(2)に複数の上金型(3)
    及び下金型(4)を備え、任意の金型間の素材(W)を
    ハンマーヘッド(5)の降下で加工するパンチプレス機
    の金型交換装置において、 前記金型装着部の金型の挿抜箇所に円弧状に配設され、
    交換後の金型を保持する金型固定機構(79a,79
    c)と、 前記円弧状に配設された金型固定機構と同心で該金型装
    着部の上下にそれぞれ設けられ、回動自在な上型及び下
    型の交換アーム(24,14)と、 該上型及び下型交換アームの先端に設けられ、任意の上
    下の金型位置に前後昇降自在であり、前記上金型及び前
    記下金型に係合自在な交換用ホルダ(16,26)と、
    を具備することを特徴とするパンチプレス機の金型交換
    装置。
  2. 【請求項2】 前記上型及び下型交換アーム(24,1
    4)は、それぞれ先端に前記交換用ホルダ(16,2
    6)を2つ備え、 うち一方の交換用ホルダが前記金型装着部(2)に設け
    られている金型を取り出し、他方の交換用ホルダが前記
    金型装着部に対し新たな金型を取り付けるためのものと
    して用いられる請求項1記載のパンチプレス機の金型交
    換装置。
  3. 【請求項3】 金型装着部(2)に複数の上金型(3)
    及び下金型(4)を備え、任意の金型間の素材(W)を
    ハンマーヘッド(5)の降下で加工するパンチプレス機
    の金型交換装置において、 前記上金型(3)及び下金型(4)を複数組備え、所望
    の金型が前記ハンマーヘッドの下降位置に回動自在なタ
    レット(2)と、 前記上金型及び下金型のうち、交換する金型が予め挿入
    されるポンチ及びダイのパレット(40,50)と、 前記タレット上の金型の挿抜箇所に設けられ、交換後の
    金型を保持する金型固定機構(79a,79c)と、 前記タレットと同軸で該タレットの上下にそれぞれ設け
    られ、前記タレットとは別個に回動自在な上型及び下型
    の交換アーム(24,14)と、 該上型及び下型交換アームの先端に設けられ、任意の上
    下の金型位置に前後昇降自在であり、前記ポンチ及びダ
    イパレットに係合自在な交換用ホルダ(16,26)
    と、を具備することを特徴とするパンチプレス機の金型
    交換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009139201A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Meidensha Corp 自動変速機の試験装置
CN102794365A (zh) * 2012-08-07 2012-11-28 江苏扬力集团有限公司 一种数控转塔冲床的全自动换模装置

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