JP2917865B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2917865B2
JP2917865B2 JP7159005A JP15900595A JP2917865B2 JP 2917865 B2 JP2917865 B2 JP 2917865B2 JP 7159005 A JP7159005 A JP 7159005A JP 15900595 A JP15900595 A JP 15900595A JP 2917865 B2 JP2917865 B2 JP 2917865B2
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water tank
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water
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茂 山崎
宏之 松井
和明 藤田
学 瀬野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、排便後の局部の洗浄
等を洗浄水にて行なう衛生洗浄装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の衛生洗浄装置は、例えば
特開昭60−16628号公報に示されているように、
図6のような構造になっていた。 【0003】すなわち、本体1は便器2上に設置され、
本体1内には、給水装置としてポンプ3、温水タンク
4、ノズル5がある。6、7、8はホースである。温水
タンク4内にはヒータ9と給水パイプ10が設けられて
いる。温水タンク4は、大きな容量が必要なので本体1
の便器2からはずれた端部に設けられており、ノズル5
は、人体の局部を正確に洗浄するため、便器2上に載置
された便座(図示せず)のほぼ中央線上の本体内に設け
られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、温水タンク4とノズル5の距離が離れて
いるため、温水タンク4とノズル5を接続するホース8
が長くなり、その内部に残水が残り、洗浄初期に冷水が
局部に当るという問題があった。 【0005】温水タンク4は、洗浄時一定の安定した湯
温で洗浄できるようにタンク容量をできるだけ大きくと
る必要があるため、本体1の便器2上からはずれた袖部
に設けられている。また、ノズル5は、洗浄時局部に洗
浄水が正確に当たるようにするため、便器2上に載置さ
れた便座(図示せず)のほぼ中央線上の本体内に設けら
れている。 【0006】給水装置であるポンプ3により外部より吸
引した水を加圧して温水タンク4内へ水を送る。温水タ
ンク4内には、ヒータ9により温水が貯わえられてお
り、水が供給されるとホース8内を洗浄水が通り、ノズ
ル5の噴出穴より洗浄水が噴出し、局部を洗浄すること
ができる。 【0007】ところが、次の人が使用するまでに、ホー
ス8内の残水が冷えて、冷水となる。この構成では、温
水タンク4とノズル5が離れているので、温水タンク4
とノズル5を接続するホース8が長いため、残水量が多
い。この結果、洗浄開始時に冷水が局部に当たるという
問題をもっていた。そこで、本発明は、洗浄開始時の冷
水が局部に当たる等の課題を解決し、温水タンクの容量
を大きくし、貯湯量を多くし一定の温度のお湯で長時間
洗浄することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】そして上記問題点を解決
する本発明は、便器の横幅より大きく張り出した部分を
便器の側面で垂下した袖部を有する装置本体と、前記装
置本体内の便器の側面で垂下した袖部内において給水手
段から供給された水を温める温水タンクと、前記温水タ
ンクと離れた位置で温水が噴出されるノズルとを有し、
前記温水タンクは、前記装置本体の袖部に位置した主体
部とこの主体部上部から前記ノズル側に延出した張出部
を有し、前記張出部に前記ノズルに連通する水路を設
け、前記給水手段の温水タンクへの給水は前記温水タン
クの底部に設けたヒータの近傍に向かって行われるよう
にしたものである。 【0009】 【作用】装置本体の袖部に位置した温水タンクの主体部
とこの主体部の上部の一部をノズル側に延出し、この張
出部からノズルに連通する水路を設けることにより、温
水タンクの容量を大きくすると共に温水タンクとノズル
の距離を近づけて、両者接続部を短くして、その間の残
水量を少なくする。この結果、洗浄初期に冷水がお尻に
当ることは少なく一定の温度のお湯で長時間快適に洗浄
することができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。 【0011】図2において、本体11は便器12上に載
置されており、13は便座、14は便ぶたである。15
は電源スイッチ、16は洗浄の水勢調節つまみである。
図1は、本体11内の構造を表わしている。17はケー
ス、18は裏板で、温水タンク19と一体に形成されて
いる。20はポンプ、21はポンプを駆動するモータ、
22はノズルである。温水タンク19は、フランジ23
で密閉構造となっている。温水タンク19の底部には、
シーズヒータ24を配し、前記シーズヒータ24の近傍
に給水パイプ25の開口部を臨ませて給水された水が即
前記シーズヒータ24に触れるように設けている。26
は水抜き用の止栓である。温水タンク19は主体部27
と、その上部からノズル22側に延出した張出部28を
有し、張出部28のノズル22側に温水タンク19の出
口穴29がある。温水タンク19とノズル22は、ホー
ス30により連通し、接続されている。 【0012】図3は、ノズル22の断面図で、31はシ
リンダ、32はノズル本体、33はノズル本体受圧部、
34はスプリング、35はノズル本体32の回転と摺動
を規制するガイド部、36は給水部、37、38、39
は水シールのためのパッキンである。40はノズル本体
32に設けられた通水路、41は噴出穴である。次に、
この一実施例の構成における作用について説明する。 【0013】通常、電源スイッチ15はONとなってお
り、温水タンク19の内の温水、便座13は温度制御装
置(図示せず)により適温になっている。温水タンク1
9の主体部27の底部付近にシーズヒータ24が設けら
れており、主体部27はもちろんのこと、張出部28も
温水の対流により温水となり、温水タンク19内には一
定温度の温水が貯湯されている。 【0014】排泄後、局部洗浄を行う時には、水勢調節
つまみ16を回すと、モータ21がONしポンプ20が
回転し、本体11外にあるタンク(図示せず)から、水
を吸引し加圧して温水タンク19へ洗浄水が送られる。
給水パイプ25により、洗浄水は温水タンク19の主体
部27の底部に向って給水され、貯湯されているお湯を
押しあげる。お湯は主体部27、張出部28、ホース3
0を通りノズル22に供給される。 【0015】図3において、洗浄水が給水部36に供給
されると、ノズル本体32は、水圧でスプリング34に
抗してシリンダ31外にガイド部25に回転と摺動を規
制されて突出する。この時、シリンダ31とノズル本体
32の受圧部33の間に設けられたスキマより洗浄水が
漏れてノズル本体32および噴出穴41をクリーニング
する。 【0016】ノズル本体32が突出して、ノズル本体3
2に取付けられたOリング38がガイド部35に当接す
ると、シリンダ31の内圧が上り、洗浄水は通路40内
を通り噴出穴41から洗浄水が噴出し局部を洗浄するこ
とができる。 【0017】この結果、温水タンク19に張出部28を
設けて、そのノズル22側に出口を設けているので、温
水タンク19とノズル22の距離すなわち、ホース30
を短くすることができ、残水を少なくすることができ
る。残水が少ないので、ノズル本体32突出時に、シリ
ンダ31とノズル本体32の受圧部33とのスキマから
この残水が外部に出て、ノズル本体32が突出して局部
に洗浄水が当る時には、温水が噴出穴41から噴出して
快適に洗浄することができる。 【0018】また、温水タンク19と裏板18を一体に
て形成しているので、箱体構造となり強度がアップする
とともに、従来の温水タンク19と裏板18の2パーツ
から、1パーツとなりコストダウンが可能となる。 【0019】また、本構成では給水パイプ25により、
洗浄水が温水タンク19の主体部27の底部に向って給
水されて、貯湯されているお湯を押しあげるようになっ
ており、しかも、主体部27の上部に張出し部28を設
け、そのノズル22側に温水タンク19の出口を設けて
いるので、張出部28がお湯の流れのガイド部となっ
て、従来よりお湯と給水された水が混合して洗浄水湯温
が変化したり下がることがなくなり、お湯の出湯性能
(連続して一定の湯温で出湯する性能)が向上する。 【0020】また、この構成では張出部28を設けるこ
とにより、温水タンク容量が増加するので、貯湯量が多
くなり、出湯性能が向上する。 【0021】図4は、上記の出湯性能を示しており、横
軸は時間、縦軸はノズルから噴出する洗浄水の湯温を示
している。Aは従来の衛生洗浄装置の出湯性能、Bは従
来と同タンク容量で張出し部を設けた本発明の衛生洗浄
装置の出湯性能、Cは本発明の衛生洗浄装置の出湯性能
で、本発明を実施することにより出湯性能を大幅に向上
することができる。 【0022】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図5は他の実施例を示しており、この実施例では、
張出部28’をノズル22’まで延出させて、張出部2
8’内にノズル22’を設けることにより残水はなくな
る。また、温水タンク19’の容量も多くすることがで
きる。 【0023】 【発明の効果】本発明では、便器の横幅より大きく張り
出した部分を便器の側面で垂下した袖部を有する装置本
体を備え、この装置本体の袖部に位置した温水タンクの
主体部とこの主体部の上部の一部をノズル側に延出し、
この張出部からノズルに連通する水路を設けることによ
り次のような効果を奏する。 【0024】(1)温水タンクとノズルとの距離を短く
することができるので、両者を連通接続するホース等の
残水を少なくすることができ、洗浄初期の冷水吐出がな
くなり、快適に洗浄することができる。 【0025】(2)張出部を設けることにより、従来よ
り張出部の容量分だけ温水タンクの容量を大きくするこ
とができるので、貯湯量が多くなり、一定の温度のお湯
で長時間洗浄することができる。 【0026】(3)温水タンクへの給水は前記温水タン
クの底部に設けたヒータの近傍に向かって行われるので
給水された水が即ヒータによて温められるので沸き上げ
時間も早くなりその分長時間洗浄することができる。ま
た、張出部が、洗浄時のお湯の押し上げに対してガイド
の役目をするので、お湯と水の混合が少なくなり、一定
の温度のお湯で長時間洗浄することができる。 【0027】(4)実施例のごとく、温水タンクと本体
を一体にて形成することにより、箱体構造となり、強度
をアップすることができる。また、2パーツから1パー
ツとなり、部品点数が減りコストダウンすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の衛生洗浄装置本体の内部構
成図 【図2】同衛生洗浄装置の外観図 【図3】同衛生洗浄装置の洗浄ノズルの断面図 【図4】同衛生洗浄装置の出湯性能を表わすグラフ 【図5】本発明の他の実施例の衛生洗浄装置本体内の内
部構成図 【図6】従来の衛生洗浄装置本体の内部構成図 【符号の説明】 11 本体 18 裏板 19 温水タンク 20 ポンプ 22 ノズル 25 給水パイプ 27 主体部 28 張出部 30 ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬野 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−26142(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.便器の横幅より大きく張り出した部分を便器の側面
    で垂下した袖部を有する装置本体と、前記装置本体の便
    器の側面で垂下した袖部内において給水手段から供給さ
    れた水を温める温水タンクと、前記温水タンクと離れた
    位置で温水が噴出されるノズルとを有し、前記温水タン
    クは、前記装置本体の袖部に位置した主体部とこの主体
    部上部から前記ノズル側に延出した張出部を有し、前記
    張出部に前記ノズルに連通する水路を設け、前記給水手
    段の温水タンクへの給水は前記温水タンクの底部に設け
    たヒータの近傍に向かって行われる衛生洗浄装置。 2.装置本体は前記装置本体の底部を形成し前記装置本
    体の複数の部品を取りつけ、かつ便器に固定することが
    できる裏板と、前記装置本体内において給水手段から供
    給された水を温める温水タンクと、前記温水タンクから
    の温水が噴出されるノズルとを有し、前記温水タンク
    は、前記裏板と一体に形成し前記装置本体の外郭の一部
    を兼用してなる請求項1記載の衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5826142A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置の温水タンク

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JPH08100458A (ja) 1996-04-16

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