JP2914470B2 - 画像プリンタ - Google Patents
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/46—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers
- G03B27/462—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers in enlargers, e.g. roll film printers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/725—Optical projection devices wherein the contrast is controlled electrically (e.g. cathode ray tube masking)
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、画像プリンタに関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】フィルムに記録されている画像によって
感光材料を露光する画像プリンタとしては、フィルム画
像を感光材料に投影露光する一般的な画像プリンタの他
に、フィルムの画像情報を多数の領域に分割して読み取
り、その読み取った画像情報に基づいて、前記多数の領
域夫々について露光量を設定して、前記多数の領域の夫
々に対応して作動するＰＬＺＴや液晶素子等からなる電
子式のシャッタにより各領域夫々の露光量を調整して感
光材料を露光する画像プリンタが考えられている（特開
昭６３−１８９２６２参照）。このような画像プリンタ
では、投影露光による画像プリンタと異なり、画像情報
を多数の領域に分割して扱うため、読み取った画像情報
に対して様々な処理を加えることが可能である。このよ
うな処理としては、例えば読み取った画像情報のコント
ラストの補正や色調の補正等がある。
感光材料を露光する画像プリンタとしては、フィルム画
像を感光材料に投影露光する一般的な画像プリンタの他
に、フィルムの画像情報を多数の領域に分割して読み取
り、その読み取った画像情報に基づいて、前記多数の領
域夫々について露光量を設定して、前記多数の領域の夫
々に対応して作動するＰＬＺＴや液晶素子等からなる電
子式のシャッタにより各領域夫々の露光量を調整して感
光材料を露光する画像プリンタが考えられている（特開
昭６３−１８９２６２参照）。このような画像プリンタ
では、投影露光による画像プリンタと異なり、画像情報
を多数の領域に分割して扱うため、読み取った画像情報
に対して様々な処理を加えることが可能である。このよ
うな処理としては、例えば読み取った画像情報のコント
ラストの補正や色調の補正等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、読み取った画像情報に様々な処理を加える
ことができて便利ではあるものの、画像情報を多数の領
域に分割して扱い、その多数の領域夫々について露光量
を設定して感光材料を露光するため、露光して感光材料
上に生成した画像において、何れかの方向の画像部分の
輪郭が、多数の領域の基本構成要素である領域一つ分の
形状に対応して、微視的に階段状になり画質が低下する
という不都合があった。本発明は、上記実情に鑑みてな
されたものであって、その目的は、画像情報を補正する
場合において、補正後の画質を改善した画像プリンタを
提供することにある。
来技術では、読み取った画像情報に様々な処理を加える
ことができて便利ではあるものの、画像情報を多数の領
域に分割して扱い、その多数の領域夫々について露光量
を設定して感光材料を露光するため、露光して感光材料
上に生成した画像において、何れかの方向の画像部分の
輪郭が、多数の領域の基本構成要素である領域一つ分の
形状に対応して、微視的に階段状になり画質が低下する
という不都合があった。本発明は、上記実情に鑑みてな
されたものであって、その目的は、画像情報を補正する
場合において、補正後の画質を改善した画像プリンタを
提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の画像プリンタの
第１特徴構成は、フィルムの画像を感光材料に投影露光
する投影露光部と、露光用画像情報に基づいて、多数の
領域夫々について露光量を設定して感光材料を露光する
画像露光部と、前記投影露光部と前記画像露光部とを経
由して前記感光材料を搬送する搬送手段と、前記フィル
ムの画像情報を多数の領域に分割して読み取る読取手段
と、その読取手段にて読み取られた前記フィルムの画像
情報のうちの補正対象部分及びその補正対象部分に対す
る補正内容を入力する補正情報入力手段とが設けられ、
前記画像露光部が、前記読取手段にて読み取られた画像
情報と前記補正情報入力手段にて指示された補正情報と
に基づいて、前記画像情報のうちの前記補正対象部分の
みを有し、かつ、前記補正内容に合わせて補正した画像
情報を前記露光用画像情報として作成するように構成さ
れ、前記搬送手段が、前記投影露光部による露光と前記
画像露光部による露光とを前記感光材料に重ねて行わせ
るべく、前記感光材料を搬送するように構成されている
点にある。
第１特徴構成は、フィルムの画像を感光材料に投影露光
する投影露光部と、露光用画像情報に基づいて、多数の
領域夫々について露光量を設定して感光材料を露光する
画像露光部と、前記投影露光部と前記画像露光部とを経
由して前記感光材料を搬送する搬送手段と、前記フィル
ムの画像情報を多数の領域に分割して読み取る読取手段
と、その読取手段にて読み取られた前記フィルムの画像
情報のうちの補正対象部分及びその補正対象部分に対す
る補正内容を入力する補正情報入力手段とが設けられ、
前記画像露光部が、前記読取手段にて読み取られた画像
情報と前記補正情報入力手段にて指示された補正情報と
に基づいて、前記画像情報のうちの前記補正対象部分の
みを有し、かつ、前記補正内容に合わせて補正した画像
情報を前記露光用画像情報として作成するように構成さ
れ、前記搬送手段が、前記投影露光部による露光と前記
画像露光部による露光とを前記感光材料に重ねて行わせ
るべく、前記感光材料を搬送するように構成されている
点にある。
【０００５】本発明の第２特徴構成は、上記第１特徴構
成において、前記読取手段にて読み取られた画像情報を
表示するモニタが設けられた点にある。本発明の第３特
徴構成は、上記第２特徴構成において、前記補正情報入
力手段が、前記モニタに表示された画像情報に対して前
記補正対象部分を指示するように構成されている点にあ
る。本発明の第４特徴構成は、上記第１、第２又は第３
特徴構成において、前記投影露光部、前記画像露光部、
及び、前記搬送手段の作動を制御する制御部と、重ね露
光モードと投影露光モードとの切り換えを前記制御部に
指示する露光モード指示手段とが設けられ、前記制御部
は、前記重ね露光モードが指示されたときには、前記投
影露光部の露光と前記画像露光部の露光とを前記感光材
料に重ねて行う制御作動を実行し、前記投影露光モード
が指示されたときには、前記投影露光部にて前記感光材
料を露光する制御作動を実行するように構成されている
点にある。
成において、前記読取手段にて読み取られた画像情報を
表示するモニタが設けられた点にある。本発明の第３特
徴構成は、上記第２特徴構成において、前記補正情報入
力手段が、前記モニタに表示された画像情報に対して前
記補正対象部分を指示するように構成されている点にあ
る。本発明の第４特徴構成は、上記第１、第２又は第３
特徴構成において、前記投影露光部、前記画像露光部、
及び、前記搬送手段の作動を制御する制御部と、重ね露
光モードと投影露光モードとの切り換えを前記制御部に
指示する露光モード指示手段とが設けられ、前記制御部
は、前記重ね露光モードが指示されたときには、前記投
影露光部の露光と前記画像露光部の露光とを前記感光材
料に重ねて行う制御作動を実行し、前記投影露光モード
が指示されたときには、前記投影露光部にて前記感光材
料を露光する制御作動を実行するように構成されている
点にある。
【０００６】本発明の第５特徴構成は、上記第１、第
２、第３又は第４特徴構成において、前記読取手段が、
前記投影露光部に対してフィルムを供給するフィルム供
給手段に装填されたフィルムの情報を読み取るように設
置されている点にある。本発明の第６特徴構成は、上記
第４又は第５特徴構成において、前記制御部は、前記重
ね露光モードが指示されたときにおいて、前記補正情報
入力手段の補正情報に基づいて、前記投影露光部の露光
量を補正するように構成されている点にある。
２、第３又は第４特徴構成において、前記読取手段が、
前記投影露光部に対してフィルムを供給するフィルム供
給手段に装填されたフィルムの情報を読み取るように設
置されている点にある。本発明の第６特徴構成は、上記
第４又は第５特徴構成において、前記制御部は、前記重
ね露光モードが指示されたときにおいて、前記補正情報
入力手段の補正情報に基づいて、前記投影露光部の露光
量を補正するように構成されている点にある。
【０００７】
【作用】本発明の第１特徴構成によれば、読取手段がフ
ィルムの画像情報を読み取り、その画像情報のうちの補
正対象部分及びその補正対象部分に対する補正内容につ
いて補正情報入力手段から入力されると、画像露光部に
おいて、読み取った画像情報のうちから補正対象部分の
画像情報を抜き出し、その抜き出した画像情報に対し
て、補正情報入力手段から入力された補正内容に合わせ
た補正を行って露光用画像情報を作成する。そして、投
影露光部における、読取手段が画像情報を読み取ったフ
ィルムの画像の投影露光と、画像露光部における、作成
した露光用画像情報に基づいて、多数の領域夫々につい
て露光量を設定しての露光とが、感光材料に重ねて露光
するように、搬送手段が感光材料を搬送する。つまり、
画像露光部で露光することにより、多数の領域の基本構
成要素である領域一つ分の形状に対応して微視的に階段
状になるのであるが、投影露光部での露光と重なること
で、この微視的な階段状の部分が目立たなくなるのであ
る。
ィルムの画像情報を読み取り、その画像情報のうちの補
正対象部分及びその補正対象部分に対する補正内容につ
いて補正情報入力手段から入力されると、画像露光部に
おいて、読み取った画像情報のうちから補正対象部分の
画像情報を抜き出し、その抜き出した画像情報に対し
て、補正情報入力手段から入力された補正内容に合わせ
た補正を行って露光用画像情報を作成する。そして、投
影露光部における、読取手段が画像情報を読み取ったフ
ィルムの画像の投影露光と、画像露光部における、作成
した露光用画像情報に基づいて、多数の領域夫々につい
て露光量を設定しての露光とが、感光材料に重ねて露光
するように、搬送手段が感光材料を搬送する。つまり、
画像露光部で露光することにより、多数の領域の基本構
成要素である領域一つ分の形状に対応して微視的に階段
状になるのであるが、投影露光部での露光と重なること
で、この微視的な階段状の部分が目立たなくなるのであ
る。
【０００８】本発明の第２特徴構成によれば、読取手段
にて読み取られた画像情報がモニタに表示される。これ
により、操作者がこのモニタ表示を見て、どのような補
正を実行すべきかを判断することも可能となる。本発明
の第３特徴構成によれば、読取手段がフィルムの画像情
報を読み取って、その画像情報がモニタに表示される
と、操作者が、モニタ上の表示に対して補正対象部分を
指示すると、画像露光部は指示された補正対象部分を対
象として露光用画像情報を作成する。本発明の第４特徴
構成によれば、制御部は、露光モード指示手段から重ね
露光モードが指示されると、投影露光部の露光と画像露
光部の露光とを感光材料に重ねて行うように制御し、露
光モード指示手段から投影露光モードが指示されると、
投影露光部にてフィルムの画像を感光材料に投影露光す
るように制御する。つまり、フィルムの画像情報が補正
の必要にないものであれば、投影露光モードで高速にフ
ィルムの画像の露光処理を行い、補正の必要があれば、
重ね露光モードで適正にフィルムの画像情報の補正を行
うのである。
にて読み取られた画像情報がモニタに表示される。これ
により、操作者がこのモニタ表示を見て、どのような補
正を実行すべきかを判断することも可能となる。本発明
の第３特徴構成によれば、読取手段がフィルムの画像情
報を読み取って、その画像情報がモニタに表示される
と、操作者が、モニタ上の表示に対して補正対象部分を
指示すると、画像露光部は指示された補正対象部分を対
象として露光用画像情報を作成する。本発明の第４特徴
構成によれば、制御部は、露光モード指示手段から重ね
露光モードが指示されると、投影露光部の露光と画像露
光部の露光とを感光材料に重ねて行うように制御し、露
光モード指示手段から投影露光モードが指示されると、
投影露光部にてフィルムの画像を感光材料に投影露光す
るように制御する。つまり、フィルムの画像情報が補正
の必要にないものであれば、投影露光モードで高速にフ
ィルムの画像の露光処理を行い、補正の必要があれば、
重ね露光モードで適正にフィルムの画像情報の補正を行
うのである。
【０００９】本発明の第５特徴構成によれば、読取手段
はフィルム供給手段に装填されたフィルムの画像情報を
フィルム供給手段の供給作動に伴って読み取り、その読
取情報に基づいて画像露光部が動作する。本発明の第６
特徴構成によれば、重ね露光モードにおいて、補正情報
入力手段から入力された補正内容の補正程度等に応じ
て、投影露光部での露光量を補正する。
はフィルム供給手段に装填されたフィルムの画像情報を
フィルム供給手段の供給作動に伴って読み取り、その読
取情報に基づいて画像露光部が動作する。本発明の第６
特徴構成によれば、重ね露光モードにおいて、補正情報
入力手段から入力された補正内容の補正程度等に応じ
て、投影露光部での露光量を補正する。
【００１０】
【発明の効果】上記第１特徴構成によれば、上記の如
く、画像部分の輪郭に現れる微視的な階段状の部分が目
立たなくなるので、補正後の画質を改善した画像プリン
タを提供するに至ったのである。上記第２特徴構成によ
れば、上記第１特徴構成による効果に加え、操作者がモ
ニタ表示を見て、どのような補正を実行すべきかを判断
することも可能となるため、画像プリンタを一層便利な
ものにすることができる。上記第３特徴構成によれば、
上記第２特徴構成による効果に加え、モニタ表示された
画像情報に対して補正対象部分を指示できるので、画像
プリンタを一層便利なものにすることができる。
く、画像部分の輪郭に現れる微視的な階段状の部分が目
立たなくなるので、補正後の画質を改善した画像プリン
タを提供するに至ったのである。上記第２特徴構成によ
れば、上記第１特徴構成による効果に加え、操作者がモ
ニタ表示を見て、どのような補正を実行すべきかを判断
することも可能となるため、画像プリンタを一層便利な
ものにすることができる。上記第３特徴構成によれば、
上記第２特徴構成による効果に加え、モニタ表示された
画像情報に対して補正対象部分を指示できるので、画像
プリンタを一層便利なものにすることができる。
【００１１】上記第４特徴構成によれば、上記第１、第
２又は第３特徴構成による効果に加え、露光モード指示
手段から、重ね露光モードか投影露光モードかが指示さ
れるだけで、制御部が投影露光部と画像露光部とを適確
に制御するので、画像プリンタを一層便利なものにでき
る。上記第５特徴構成によれば、上記第１、第２、第３
又は第４特徴構成による効果に加え、上記の如く、読取
手段がフィルム供給手段に装填されたフィルムの情報を
読み取るため、投影露光部と画像露光部とでフィルム供
給手段の共用が可能となり両露光部でフィルムの装填箇
所を区別する必要がない。又、読取手段によるフィルム
の画像情報の読み取りにおいて読取手段とフィルムの相
対的な移動が必要になるが、読取手段は、フィルム供給
手段によるフィルムの供給作動を利用して、フィルムの
画像情報を読み取ることができる。これにより、装置構
成の複雑化を抑制しながら画像プリンタを一層便利なも
のにすることができる。
２又は第３特徴構成による効果に加え、露光モード指示
手段から、重ね露光モードか投影露光モードかが指示さ
れるだけで、制御部が投影露光部と画像露光部とを適確
に制御するので、画像プリンタを一層便利なものにでき
る。上記第５特徴構成によれば、上記第１、第２、第３
又は第４特徴構成による効果に加え、上記の如く、読取
手段がフィルム供給手段に装填されたフィルムの情報を
読み取るため、投影露光部と画像露光部とでフィルム供
給手段の共用が可能となり両露光部でフィルムの装填箇
所を区別する必要がない。又、読取手段によるフィルム
の画像情報の読み取りにおいて読取手段とフィルムの相
対的な移動が必要になるが、読取手段は、フィルム供給
手段によるフィルムの供給作動を利用して、フィルムの
画像情報を読み取ることができる。これにより、装置構
成の複雑化を抑制しながら画像プリンタを一層便利なも
のにすることができる。
【００１２】上記第６特徴構成によれば、上記第４又は
第５特徴構成による効果に加え、補正の程度等に応じ
て、投影露光部での露光量を補正されるため、適正に補
正を行うことができる。
第５特徴構成による効果に加え、補正の程度等に応じ
て、投影露光部での露光量を補正されるため、適正に補
正を行うことができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の画像プリンタの実施例を図面
に基づいて説明する。図１に示すように、画像プリンタ
１には、フィルム２の画像情報を感光材料としての印画
紙３に投影露光する投影露光部５、印画紙３に露光する
画像情報をラインに区分してライン毎に露光する移送露
光部６、投影露光部５と移送露光部６とにおける処理速
度の差を調整するために印画紙３のループを形成するル
ープ形成部Ｒ、露光済みの印画紙３を現像する現像処理
部Ｄ、及び、画像プリンタ１の各部の作動を制御するコ
ントローラ７が設けられ、コントローラ７には各種の指
示入力を行うための操作卓Ｏ及び画像情報を表示させる
モニタＭが接続されている。
に基づいて説明する。図１に示すように、画像プリンタ
１には、フィルム２の画像情報を感光材料としての印画
紙３に投影露光する投影露光部５、印画紙３に露光する
画像情報をラインに区分してライン毎に露光する移送露
光部６、投影露光部５と移送露光部６とにおける処理速
度の差を調整するために印画紙３のループを形成するル
ープ形成部Ｒ、露光済みの印画紙３を現像する現像処理
部Ｄ、及び、画像プリンタ１の各部の作動を制御するコ
ントローラ７が設けられ、コントローラ７には各種の指
示入力を行うための操作卓Ｏ及び画像情報を表示させる
モニタＭが接続されている。
【００１４】印画紙３をロール状に収納している印画紙
ホルダ４から引き出された印画紙３は、投影露光部５に
おいて、あるいは、投影露光部５及び移送露光部６の両
方で露光された後、現像処理部Ｄにて現像され、１枚分
の画像情報を含む大きさに切断されて排出される。画像
プリンタ１には、投影露光モードと重ね露光モードとの
二つのモードがあり、投影露光モードでは、投影露光部
５にてフィルム２の画像を印画紙３上に投影露光し、重
ね露光モードでは、投影露光部５にてフィルム２の画像
を投影露光した後、印画紙３のその投影露光した部分を
移送露光部６の所定箇所に搬送し、移送露光部６にて重
ねて露光する。移送露光部６で印画紙３に露光される露
光用画像情報は、後述するように、フィルム２の画像の
一部のコントラストを補正すべく作成したものである。
この二つの動作モードの何れが実行されるかは、操作卓
Ｏからの指示入力によって選択される。
ホルダ４から引き出された印画紙３は、投影露光部５に
おいて、あるいは、投影露光部５及び移送露光部６の両
方で露光された後、現像処理部Ｄにて現像され、１枚分
の画像情報を含む大きさに切断されて排出される。画像
プリンタ１には、投影露光モードと重ね露光モードとの
二つのモードがあり、投影露光モードでは、投影露光部
５にてフィルム２の画像を印画紙３上に投影露光し、重
ね露光モードでは、投影露光部５にてフィルム２の画像
を投影露光した後、印画紙３のその投影露光した部分を
移送露光部６の所定箇所に搬送し、移送露光部６にて重
ねて露光する。移送露光部６で印画紙３に露光される露
光用画像情報は、後述するように、フィルム２の画像の
一部のコントラストを補正すべく作成したものである。
この二つの動作モードの何れが実行されるかは、操作卓
Ｏからの指示入力によって選択される。
【００１５】以下、各構成部分について説明する。投影
露光部５には、投影露光用光源１０、フィルム２に照射
する光の色バランスを調整する調光フィルタ１１、調光
フィルタ１１を通過した光を均一に混色するミラートン
ネル１２、フィルム２の画像を印画紙３上に結像させる
焼き付けレンズ１３及びシャッタ１４が同一光軸上に設
けられている。投影露光部５のフィルム２搬送経路上流
側には、フィルム２の画像情報を多数の領域に分割して
読み取る画像センサ１５が設けられている。この画像セ
ンサ１５は、フィルム２に対して白色光を照射し、その
反射光あるいは透過光の強度を赤色，緑色，青色の３原
色に分解して例えばＣＣＤラインセンサ等で測定するも
のであり、画像センサ１５にて読み取った画像情報は投
影露光部５での露光と移送露光部６での露光との両方で
利用される。
露光部５には、投影露光用光源１０、フィルム２に照射
する光の色バランスを調整する調光フィルタ１１、調光
フィルタ１１を通過した光を均一に混色するミラートン
ネル１２、フィルム２の画像を印画紙３上に結像させる
焼き付けレンズ１３及びシャッタ１４が同一光軸上に設
けられている。投影露光部５のフィルム２搬送経路上流
側には、フィルム２の画像情報を多数の領域に分割して
読み取る画像センサ１５が設けられている。この画像セ
ンサ１５は、フィルム２に対して白色光を照射し、その
反射光あるいは透過光の強度を赤色，緑色，青色の３原
色に分解して例えばＣＣＤラインセンサ等で測定するも
のであり、画像センサ１５にて読み取った画像情報は投
影露光部５での露光と移送露光部６での露光との両方で
利用される。
【００１６】画像センサ１５のフィルム２搬送経路上流
側には、フィルム２を投影露光部５に供給するローラ１
６とローラ１６を回転駆動するモータＭ３とが設けられ
ている。投影露光部５では、ローラ１６及びモータＭ３
によるフィルム２の供給作動に伴って画像センサ１５に
て読み取ったフィルム２の画像情報に基づいて、コント
ローラ７が調光フィルタ１１を制御して投影露光用光源
１０の照射光をフィルム２の画像の色濃度に応じた色バ
ランスに調整し、その調整後の光でフィルム２を照射
し、フィルム２の画像を印画紙３に焼き付けるのであ
る。
側には、フィルム２を投影露光部５に供給するローラ１
６とローラ１６を回転駆動するモータＭ３とが設けられ
ている。投影露光部５では、ローラ１６及びモータＭ３
によるフィルム２の供給作動に伴って画像センサ１５に
て読み取ったフィルム２の画像情報に基づいて、コント
ローラ７が調光フィルタ１１を制御して投影露光用光源
１０の照射光をフィルム２の画像の色濃度に応じた色バ
ランスに調整し、その調整後の光でフィルム２を照射
し、フィルム２の画像を印画紙３に焼き付けるのであ
る。
【００１７】ループ形成部Ｒには、印画紙３を搬送する
ローラ２０，２１とローラ２０を回転駆動するモータＭ
１とが設けられ、印画紙３搬送経路上流側のローラ２０
と印画紙３搬送経路下流側のローラ２１との間に、図示
を省略するが、印画紙３をローラ２０，２１間において
直線状に案内する状態と、図１に示すような印画紙３の
ループを形成するのを許容する状態とに切り換え自在の
フラップが設けられており、ループを形成することで、
投影露光部５と移送露光部６との処理速度の差を調整で
きるようになっている。
ローラ２０，２１とローラ２０を回転駆動するモータＭ
１とが設けられ、印画紙３搬送経路上流側のローラ２０
と印画紙３搬送経路下流側のローラ２１との間に、図示
を省略するが、印画紙３をローラ２０，２１間において
直線状に案内する状態と、図１に示すような印画紙３の
ループを形成するのを許容する状態とに切り換え自在の
フラップが設けられており、ループを形成することで、
投影露光部５と移送露光部６との処理速度の差を調整で
きるようになっている。
【００１８】移送露光部６には、露光用光源３０、露光
用光源３０から出た光から赤外線を除くＩＲカットフィ
ルタ３１、シャッタ３２、露光用光源３０から出た光の
色バランスを調整する調光フィルタ３３、ＰＬＺＴプリ
ントヘッド３６及び露光用光源３０の光をＰＬＺＴプリ
ントヘッド３６に伝える光ファイバ束３５が設けられて
おり、露光用光源３０、ＩＲカットフィルタ３１、シャ
ッタ３２及び調光フィルタ３３は冷却用のファンモータ
３４と共に１つの筐体に収められている。調光フィルタ
３３は、Ｙ（イエロー），Ｍ（マゼンタ）及びＣ（シア
ン）のカラーフィルタが各独立に光路中に出退可能に設
けられており、各カラーフィルタの出退作動によって、
露光用光源３０からの光を、例えば赤色，緑色，青色等
の各露光色に切り換え自在に調整する。
用光源３０から出た光から赤外線を除くＩＲカットフィ
ルタ３１、シャッタ３２、露光用光源３０から出た光の
色バランスを調整する調光フィルタ３３、ＰＬＺＴプリ
ントヘッド３６及び露光用光源３０の光をＰＬＺＴプリ
ントヘッド３６に伝える光ファイバ束３５が設けられて
おり、露光用光源３０、ＩＲカットフィルタ３１、シャ
ッタ３２及び調光フィルタ３３は冷却用のファンモータ
３４と共に１つの筐体に収められている。調光フィルタ
３３は、Ｙ（イエロー），Ｍ（マゼンタ）及びＣ（シア
ン）のカラーフィルタが各独立に光路中に出退可能に設
けられており、各カラーフィルタの出退作動によって、
露光用光源３０からの光を、例えば赤色，緑色，青色等
の各露光色に切り換え自在に調整する。
【００１９】ＰＬＺＴプリントヘッド３６は、図示を省
略するが、ＰＬＺＴを偏光子と検光子と間に配置したも
のを多数個、印画紙３の搬送方向と垂直な方向に一次元
配列した構成としてあり、夫々のＰＬＺＴに設けた一対
の電極間への印加電圧を変化させることにより電極間を
通過する光の偏光方向を変化させて、夫々のＰＬＺＴが
光の通過を許容するか否かを切り換える光シャッタとし
て機能する。これにより、多数個のＰＬＺＴに印加する
電圧を各独立に制御し、調光フィルタ３３を赤色，緑
色，青色の３原色に対応する所望の露光色に切り換え調
整することで、多数の領域に分割した画像情報のうちの
１ライン分の画像情報について、各領域毎に露光量を設
定し、カラー化した状態で印画紙３に露光することがで
きる。
略するが、ＰＬＺＴを偏光子と検光子と間に配置したも
のを多数個、印画紙３の搬送方向と垂直な方向に一次元
配列した構成としてあり、夫々のＰＬＺＴに設けた一対
の電極間への印加電圧を変化させることにより電極間を
通過する光の偏光方向を変化させて、夫々のＰＬＺＴが
光の通過を許容するか否かを切り換える光シャッタとし
て機能する。これにより、多数個のＰＬＺＴに印加する
電圧を各独立に制御し、調光フィルタ３３を赤色，緑
色，青色の３原色に対応する所望の露光色に切り換え調
整することで、多数の領域に分割した画像情報のうちの
１ライン分の画像情報について、各領域毎に露光量を設
定し、カラー化した状態で印画紙３に露光することがで
きる。
【００２０】移送露光部６の印画紙３搬送経路下流側に
は、印画紙３を搬送するローラ２２とそのローラ２２を
駆動するモータＭ２とが設けられている。モータＭ２及
び移送露光部６は、コントローラ７の制御により、移送
露光部６にて１ライン分の画像情報について露光色を切
り換えて順次印画紙３に露光し、全ての露光色について
の露光が終了すると、モータＭ２の駆動によりローラ２
２が１ライン分に相当する距離だけ印画紙３を移送する
という動作を、画像情報を１ラインずつシフトさせなが
ら繰り返し、１枚分の画像情報について印画紙３を露光
させるのである。現像処理部Ｄには、図示を省略する
が、露光後の印画紙３を現像するための処理液を充填し
た複数のタンクが備えられ、印画紙３はその複数のタン
クを順次通過して行き現像処理されるのである。
は、印画紙３を搬送するローラ２２とそのローラ２２を
駆動するモータＭ２とが設けられている。モータＭ２及
び移送露光部６は、コントローラ７の制御により、移送
露光部６にて１ライン分の画像情報について露光色を切
り換えて順次印画紙３に露光し、全ての露光色について
の露光が終了すると、モータＭ２の駆動によりローラ２
２が１ライン分に相当する距離だけ印画紙３を移送する
という動作を、画像情報を１ラインずつシフトさせなが
ら繰り返し、１枚分の画像情報について印画紙３を露光
させるのである。現像処理部Ｄには、図示を省略する
が、露光後の印画紙３を現像するための処理液を充填し
た複数のタンクが備えられ、印画紙３はその複数のタン
クを順次通過して行き現像処理されるのである。
【００２１】コントローラ７は、図２に示すように、投
影露光部５に関する画像情報の演算処理を行う投影露光
用演算部１０１、移送露光部６に関する画像情報の演算
処理を行う移送露光用演算部１０２、並びに、これら各
演算部１０１，１０２、投影露光部５及び移送露光部６
の作動を全体的に制御する制御部１００としての機能、
更には、各モータＭ１，Ｍ２及びＭ３の作動制御をする
機能を有し、これらの機能が一体のプログラムとしてコ
ントローラ７に内蔵されている記憶部４０に記憶されて
いる。記憶部４０には、更に、画像センサ１５にて読み
取った画像情報等も記憶される。
影露光部５に関する画像情報の演算処理を行う投影露光
用演算部１０１、移送露光部６に関する画像情報の演算
処理を行う移送露光用演算部１０２、並びに、これら各
演算部１０１，１０２、投影露光部５及び移送露光部６
の作動を全体的に制御する制御部１００としての機能、
更には、各モータＭ１，Ｍ２及びＭ３の作動制御をする
機能を有し、これらの機能が一体のプログラムとしてコ
ントローラ７に内蔵されている記憶部４０に記憶されて
いる。記憶部４０には、更に、画像センサ１５にて読み
取った画像情報等も記憶される。
【００２２】コントローラ７に接続されている操作卓Ｏ
には、図３に示すように、フィルム２の画像を投影露光
部にて投影露光するように指示するための投影露光キー
５０、濃度を濃くする側に補正量の程度をレベル１〜レ
ベル３の三段階に調整するためのコントラスト補正キー
５１ａ，５１ｂ，５１ｃ、濃度を淡くする側に補正量の
程度をレベル１〜レベル３の三段階に調整するコントラ
スト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃが設けられ、夫々
レベル１が最も補正の程度の小さいキーになっている。
コントローラ７の制御部１００は、これら各キーのう
ち、投影露光キー５０が押し操作されると投影露光モー
ドが指示されたと認識し、各コントラスト補正キー５１
ａ，５１ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れか
が押し操作されると重ね露光モードが指示されたと認識
する。コントローラ７に接続されているモニタＭの表示
画面には、図示を省略するが、画像情報の補正に関する
領域指定を行うためのタッチパネルが設置されている。
には、図３に示すように、フィルム２の画像を投影露光
部にて投影露光するように指示するための投影露光キー
５０、濃度を濃くする側に補正量の程度をレベル１〜レ
ベル３の三段階に調整するためのコントラスト補正キー
５１ａ，５１ｂ，５１ｃ、濃度を淡くする側に補正量の
程度をレベル１〜レベル３の三段階に調整するコントラ
スト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃが設けられ、夫々
レベル１が最も補正の程度の小さいキーになっている。
コントローラ７の制御部１００は、これら各キーのう
ち、投影露光キー５０が押し操作されると投影露光モー
ドが指示されたと認識し、各コントラスト補正キー５１
ａ，５１ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れか
が押し操作されると重ね露光モードが指示されたと認識
する。コントローラ７に接続されているモニタＭの表示
画面には、図示を省略するが、画像情報の補正に関する
領域指定を行うためのタッチパネルが設置されている。
【００２３】以下、コントローラ７による各部の作動の
制御を図４のフローチャートに基づいて説明する。先
ず、ローラ１６及びモータＭ３による供給作動により投
影露光部５に供給されるフィルム２の画像情報を画像セ
ンサ１５によって赤色，緑色，青色の３原色についての
濃度情報として読み取り（ステップ＃１）、その読み取
った濃度情報をモニタＭに表示するためのデータに変換
するべく演算する（ステップ＃２）。この際、フィルム
２がネガフィルムである場合は、読み取った３原色につ
いての濃度情報を夫々の補色の濃度情報に変換する必要
がある。上記の演算が終了すると、その演算結果に基づ
いて画像情報をモニタＭに表示する（ステップ＃３）。
操作者はこのモニタＭの表示を見てフィルム２の画像の
コントラストを補正する必要があるか否かを判断して操
作卓Ｏから指示入力することが可能である。
制御を図４のフローチャートに基づいて説明する。先
ず、ローラ１６及びモータＭ３による供給作動により投
影露光部５に供給されるフィルム２の画像情報を画像セ
ンサ１５によって赤色，緑色，青色の３原色についての
濃度情報として読み取り（ステップ＃１）、その読み取
った濃度情報をモニタＭに表示するためのデータに変換
するべく演算する（ステップ＃２）。この際、フィルム
２がネガフィルムである場合は、読み取った３原色につ
いての濃度情報を夫々の補色の濃度情報に変換する必要
がある。上記の演算が終了すると、その演算結果に基づ
いて画像情報をモニタＭに表示する（ステップ＃３）。
操作者はこのモニタＭの表示を見てフィルム２の画像の
コントラストを補正する必要があるか否かを判断して操
作卓Ｏから指示入力することが可能である。
【００２４】次に、画像プリンタ１の動作モードが重ね
露光モードに設定されているか、あるいは、投影露光モ
ードに設定されているかを判断し（ステップ＃４）、操
作卓Ｏの投影露光キー５０が押し操作されて投影露光モ
ードに設定されていれば、ステップ＃２における演算結
果を利用して調光フィルタ１１を制御して最適の色バラ
ンスに調整する（ステップ＃５）。その後、ステップ＃
２における演算結果を利用して露光時間を演算し（ステ
ップ＃６）、その露光時間の演算結果に基づいてシャッ
タ１４を作動させて印画紙３を露光する（ステップ＃
７）。
露光モードに設定されているか、あるいは、投影露光モ
ードに設定されているかを判断し（ステップ＃４）、操
作卓Ｏの投影露光キー５０が押し操作されて投影露光モ
ードに設定されていれば、ステップ＃２における演算結
果を利用して調光フィルタ１１を制御して最適の色バラ
ンスに調整する（ステップ＃５）。その後、ステップ＃
２における演算結果を利用して露光時間を演算し（ステ
ップ＃６）、その露光時間の演算結果に基づいてシャッ
タ１４を作動させて印画紙３を露光する（ステップ＃
７）。
【００２５】ステップ＃４において、各コントラスト補
正キー５１ａ，５１ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２
ｃの何れかが押し操作されて重ね露光モードに設定され
ていれば、画像センサ１５にて読み取ったフィルム２の
画像情報を表示しているモニタＭのタッチパネルから入
力される領域指定を読み取る（ステップ＃８）。タッチ
パネルで領域が指定されると、濃度を濃くする側のコン
トラスト補正キー５１ａ，５１ｂ，５１ｃの何れかが押
し操作された状態であれば、その指定された領域を補正
対象部分として認識し、濃度を淡くする側のコントラス
ト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れかが押し操作
された状態であれば、その指定された領域以外の全ての
領域を補正対象部分として認識する。
正キー５１ａ，５１ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２
ｃの何れかが押し操作されて重ね露光モードに設定され
ていれば、画像センサ１５にて読み取ったフィルム２の
画像情報を表示しているモニタＭのタッチパネルから入
力される領域指定を読み取る（ステップ＃８）。タッチ
パネルで領域が指定されると、濃度を濃くする側のコン
トラスト補正キー５１ａ，５１ｂ，５１ｃの何れかが押
し操作された状態であれば、その指定された領域を補正
対象部分として認識し、濃度を淡くする側のコントラス
ト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れかが押し操作
された状態であれば、その指定された領域以外の全ての
領域を補正対象部分として認識する。
【００２６】次に画像センサ１５が読み取った画像情報
から補正対象部分の画像情報を抜き出し、その抜き出し
た画像情報に対してコントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃによって指定され
ている補正の程度に合わせて補正演算を行い露光用画像
情報を作成する（ステップ＃９）。この際の補正演算で
は、濃度を濃くする側のコントラスト補正キー５１ａ，
５１ｂ，５１ｃが押し操作された場合も、濃度を淡くす
る側のコントラスト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃが
押し操作された場合も共に、補正の程度が大きくなる
程、印画紙３に露光された結果、補正対象部分の濃度が
濃くなるように露光用画像情報を作成する。露光用画像
情報を作成すると、モニタＭに画像センサ１５にて読み
取ったフィルム２の画像情報と露光用画像情報を合わせ
て表示する（ステップ＃１０）。
から補正対象部分の画像情報を抜き出し、その抜き出し
た画像情報に対してコントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃによって指定され
ている補正の程度に合わせて補正演算を行い露光用画像
情報を作成する（ステップ＃９）。この際の補正演算で
は、濃度を濃くする側のコントラスト補正キー５１ａ，
５１ｂ，５１ｃが押し操作された場合も、濃度を淡くす
る側のコントラスト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃが
押し操作された場合も共に、補正の程度が大きくなる
程、印画紙３に露光された結果、補正対象部分の濃度が
濃くなるように露光用画像情報を作成する。露光用画像
情報を作成すると、モニタＭに画像センサ１５にて読み
取ったフィルム２の画像情報と露光用画像情報を合わせ
て表示する（ステップ＃１０）。
【００２７】モニタＭに表示された補正結果が良好でな
く、操作者が再度コントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れかを押し操
作するとステップ＃８に戻って、良好な結果が得られる
まで同様の操作を繰り返す。補正結果が良好で、操作者
が操作卓ＯのＯＫキー５３を押すと次のステップに進む
（ステップ＃１１）。ステップ＃１１にて補正結果が良
好であるとのキー操作であれば、ステップ＃２における
演算結果を利用して投影露光部５の調光フィルタ１１を
制御して最適の色バランスに調整し（ステップ＃１
２）、投影露光部５での露光時間を演算する（ステップ
＃１３）。この露光時間の演算の際、濃度を淡くする側
のコントラスト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃを押し
操作された場合は、補正の程度が大きい程、印画紙３に
露光された結果の濃度がより淡くなるように露光時間が
補正される。露光時間が求まると、その露光時間で印画
紙３にフィルム２の画像を投影露光する（ステップ＃１
４）。
く、操作者が再度コントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃの何れかを押し操
作するとステップ＃８に戻って、良好な結果が得られる
まで同様の操作を繰り返す。補正結果が良好で、操作者
が操作卓ＯのＯＫキー５３を押すと次のステップに進む
（ステップ＃１１）。ステップ＃１１にて補正結果が良
好であるとのキー操作であれば、ステップ＃２における
演算結果を利用して投影露光部５の調光フィルタ１１を
制御して最適の色バランスに調整し（ステップ＃１
２）、投影露光部５での露光時間を演算する（ステップ
＃１３）。この露光時間の演算の際、濃度を淡くする側
のコントラスト補正キー５２ａ，５２ｂ，５２ｃを押し
操作された場合は、補正の程度が大きい程、印画紙３に
露光された結果の濃度がより淡くなるように露光時間が
補正される。露光時間が求まると、その露光時間で印画
紙３にフィルム２の画像を投影露光する（ステップ＃１
４）。
【００２８】次に、その投影露光した部分が移送露光部
６の位置に達するまで印画紙３を搬送し（ステップ＃１
５）、分割した各領域毎に３原色夫々について露光時間
を演算し（ステップ＃１６）、その演算結果に基づいて
移送露光部６にて上述の如くして印画紙３に露光する
（ステップ＃１７）。このように、投影露光部５での露
光と移送露光部６での露光とを重ねて行うと、図５に示
すように、印画紙３に露光した画像のうちコントラスト
の補正をした部分を拡大すると、移送露光部６にて露光
した部分自体は、多数の領域の基本構成要素である領域
一つ分の形状つまり長方形に対応して、微視的に階段状
になっているが、これに、投影露光部５にて露光したも
のが重なっているため、微視的な階段状の部分が目立た
なくなっている。
６の位置に達するまで印画紙３を搬送し（ステップ＃１
５）、分割した各領域毎に３原色夫々について露光時間
を演算し（ステップ＃１６）、その演算結果に基づいて
移送露光部６にて上述の如くして印画紙３に露光する
（ステップ＃１７）。このように、投影露光部５での露
光と移送露光部６での露光とを重ねて行うと、図５に示
すように、印画紙３に露光した画像のうちコントラスト
の補正をした部分を拡大すると、移送露光部６にて露光
した部分自体は、多数の領域の基本構成要素である領域
一つ分の形状つまり長方形に対応して、微視的に階段状
になっているが、これに、投影露光部５にて露光したも
のが重なっているため、微視的な階段状の部分が目立た
なくなっている。
【００２９】従って、移送露光部６及びコントローラ７
は、露光用画像情報に基づいて、印画紙３を露光する画
像露光部Ｉとして機能する。ローラ２０，２２，モータ
Ｍ１及びモータＭ２は、印画紙３を、投影露光部５と画
像露光部Ｉとを経由して搬送する搬送手段Ｔとして機能
し、操作卓Ｏのコントラスト補正キー５１ａ，５１ｂ，
５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃ及びモニタＭは補正情
報入力手段Ｊとして機能する。コントローラ７は、投影
露光部５、画像露光部Ｉ及び搬送手段Ｔを制御する制御
部１００として機能し、ローラ１６及びモータＭ３は、
投影露光部５にフィルム２を供給するフィルム供給手段
Ｓとして機能し、画像センサ１５はフィルム２の画像情
報を読み取る読取手段として機能する。操作卓Ｏの投影
露光キー５０及びコントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃは、投影露光モー
ドと重ね露光モードとの切り換えを制御部１００に指示
する露光モード指示手段Ｅとして機能する。
は、露光用画像情報に基づいて、印画紙３を露光する画
像露光部Ｉとして機能する。ローラ２０，２２，モータ
Ｍ１及びモータＭ２は、印画紙３を、投影露光部５と画
像露光部Ｉとを経由して搬送する搬送手段Ｔとして機能
し、操作卓Ｏのコントラスト補正キー５１ａ，５１ｂ，
５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃ及びモニタＭは補正情
報入力手段Ｊとして機能する。コントローラ７は、投影
露光部５、画像露光部Ｉ及び搬送手段Ｔを制御する制御
部１００として機能し、ローラ１６及びモータＭ３は、
投影露光部５にフィルム２を供給するフィルム供給手段
Ｓとして機能し、画像センサ１５はフィルム２の画像情
報を読み取る読取手段として機能する。操作卓Ｏの投影
露光キー５０及びコントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃは、投影露光モー
ドと重ね露光モードとの切り換えを制御部１００に指示
する露光モード指示手段Ｅとして機能する。
【００３０】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 （１） 上記実施例では、補正対象部分の認識の基にな
る領域指定を、モニタＭに設けたタッチパネルから行っ
ているが、モニタＭにマウス等で位置変更可能なカーソ
ルを表示させて領域を指定するようにしても良い。
る領域指定を、モニタＭに設けたタッチパネルから行っ
ているが、モニタＭにマウス等で位置変更可能なカーソ
ルを表示させて領域を指定するようにしても良い。
【００３１】（２） 上記実施例では、画像センサ１５
が読み取った画像情報の補正の内容としてコントラスト
の補正を例示しているが、色調の補正等他のものでも良
い。
が読み取った画像情報の補正の内容としてコントラスト
の補正を例示しているが、色調の補正等他のものでも良
い。
【００３２】（３） 上記実施例では、移送露光部６
に、ＰＬＺＴによる光シャッタを用いているが、液晶素
子による光シャッタ等をプリントヘッドに用いても良
い。
に、ＰＬＺＴによる光シャッタを用いているが、液晶素
子による光シャッタ等をプリントヘッドに用いても良
い。
【００３３】（４） 上記実施例では、移送露光部６に
おいて、露光用光源３０の照射光を光ファイバ束３５に
よってＰＬＺＴプリントヘッド３６に導いているが、レ
ンズ等により露光用光源３０の照射光をＰＬＺＴプリン
トヘッド３６に集光するようにしても良い。
おいて、露光用光源３０の照射光を光ファイバ束３５に
よってＰＬＺＴプリントヘッド３６に導いているが、レ
ンズ等により露光用光源３０の照射光をＰＬＺＴプリン
トヘッド３６に集光するようにしても良い。
【００３４】（５） 上記実施例では、移送露光部６に
て印画紙３に露光する際、１ライン分の露光と１ライン
分の印画紙３の移送とを交互に繰り返して各ラインの画
像情報について露光させているが、印画紙３を一定速度
で連続して移送する状態において、各ラインの画像情報
について順次露光させるようにしても良い。
て印画紙３に露光する際、１ライン分の露光と１ライン
分の印画紙３の移送とを交互に繰り返して各ラインの画
像情報について露光させているが、印画紙３を一定速度
で連続して移送する状態において、各ラインの画像情報
について順次露光させるようにしても良い。
【００３５】（６） 上記実施例では、操作卓Ｏからの
補正内容の入力は、コントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃから一つの補正の
程度を指定できるだけであるが、モニタＭからの領域指
定を複数箇所行えるようにして、夫々の領域に対して補
正の程度を指定できるようにしても良い。
補正内容の入力は、コントラスト補正キー５１ａ，５１
ｂ，５１ｃ，５２ａ，５２ｂ，５２ｃから一つの補正の
程度を指定できるだけであるが、モニタＭからの領域指
定を複数箇所行えるようにして、夫々の領域に対して補
正の程度を指定できるようにしても良い。
【００３６】（７） 上記実施例では、投影露光部５で
の露光の後に画像露光部Ｉにて露光していいるが、露光
の順序はこの逆でも良い。
の露光の後に画像露光部Ｉにて露光していいるが、露光
の順序はこの逆でも良い。
【００３７】（８） 上記実施例では、感光材料として
印画紙３を用いているが、コピー機に用いられている感
光ドラムのようなものでも良い。
印画紙３を用いているが、コピー機に用いられている感
光ドラムのようなものでも良い。
【００３８】（９） 上記実施例では、フィルム２の画
像情報を読み取る画像センサ１５に、ＣＣＤラインセン
サを用いる場合を例示しているが、ＣＣＤイメージセン
サや撮像管等でフィルム２の画像情報を読み取るように
しても良い。
像情報を読み取る画像センサ１５に、ＣＣＤラインセン
サを用いる場合を例示しているが、ＣＣＤイメージセン
サや撮像管等でフィルム２の画像情報を読み取るように
しても良い。
【００３９】（１０） 上記実施例では、コントラスト
の補正をするべく、濃度を濃くする側と淡くする側夫々
３段階に補正の程度を指定できるようにしているが、４
段階以上若しくは２段階以下、又は、無段階連続的に指
定できるようにしても良い。
の補正をするべく、濃度を濃くする側と淡くする側夫々
３段階に補正の程度を指定できるようにしているが、４
段階以上若しくは２段階以下、又は、無段階連続的に指
定できるようにしても良い。
【００４０】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図１】本発明の画像プリンタの実施例にかかる概略構
成図
成図
【図２】本発明の実施例にかかる制御構成図
【図３】本発明の実施例にかかる操作卓の外観図
【図４】本発明の実施例にかかるフローチャート
【図５】本発明の実施例にかかる画像情報補正の例示図
３ 感光材料 ５ 投影露光部 １５ 読取手段 １００ 制御部 Ｅ 露光モード指示手段 Ｉ 画像露光部 Ｊ 補正情報入力手段 Ｍ モニタ Ｓ フィルム供給手段 Ｔ 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03B 27/46 G03B 27/52
Claims (6)
- 【請求項１】 フィルムの画像を感光材料（３）に投影
露光する投影露光部（５）と、 露光用画像情報に基づいて、多数の領域夫々について露
光量を設定して感光材料（３）を露光する画像露光部
（Ｉ）と、 前記投影露光部（５）と前記画像露光部（Ｉ）とを経由
して前記感光材料（３）を搬送する搬送手段（Ｔ）と、 前記フィルムの画像情報を多数の領域に分割して読み取
る読取手段（１５）と、 その読取手段（１５）にて読み取られた前記フィルムの
画像情報のうちの補正対象部分及びその補正対象部分に
対する補正内容を入力する補正情報入力手段（Ｊ）とが
設けられ、 前記画像露光部（Ｉ）が、前記読取手段（１５）にて読
み取られた画像情報と前記補正情報入力手段（Ｊ）にて
指示された補正情報とに基づいて、前記画像情報のうち
の前記補正対象部分のみを有し、かつ、前記補正内容に
合わせて補正した画像情報を前記露光用画像情報として
作成するように構成され、 前記搬送手段（Ｔ）が、前記投影露光部（５）による露
光と前記画像露光部（Ｉ）による露光とを前記感光材料
（３）に重ねて行わせるべく、前記感光材料（３）を搬
送するように構成されている画像プリンタ。 - 【請求項２】 前記読取手段（１５）にて読み取られた
画像情報を表示するモニタ（Ｍ）が設けられた請求項１
記載の画像プリンタ。 - 【請求項３】 前記補正情報入力手段（Ｊ）が、前記モ
ニタ（Ｍ）に表示された画像情報に対して前記補正対象
部分を指示するように構成されている請求項２記載の画
像プリンタ。 - 【請求項４】 前記投影露光部（５）、前記画像露光部
（Ｉ）、及び、前記搬送手段（Ｔ）の作動を制御する制
御部（１００）と、 重ね露光モードと投影露光モードとの切り換えを前記制
御部（１００）に指示する露光モード指示手段（Ｅ）と
が設けられ、 前記制御部（１００）は、 前記重ね露光モードが指示されたときには、前記投影露
光部（５）の露光と前記画像露光部（Ｉ）の露光とを前
記感光材料（３）に重ねて行う制御作動を実行し、 前記投影露光モードが指示されたときには、前記投影露
光部（５）にて前記感光材料（３）を露光する制御作動
を実行するように構成されている請求項１、２又は３記
載の画像プリンタ。 - 【請求項５】 前記読取手段（１５）が、前記投影露光
部（５）に対してフィルムを供給するフィルム供給手段
（Ｓ）に装填されたフィルムの情報を読み取るように設
置されている請求項１、２、３又は４記載の画像プリン
タ。 - 【請求項６】 前記制御部（１００）は、 前記重ね露光モードが指示されたときにおいて、 前記補正情報入力手段（Ｊ）の補正情報に基づいて、前
記投影露光部（５）の露光量を補正するように構成され
ている請求項４又は５記載の画像プリンタ。
Priority Applications (6)
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