JP3323705B2 - 写真焼付装置 - Google Patents

写真焼付装置

Info

Publication number
JP3323705B2
JP3323705B2 JP22875895A JP22875895A JP3323705B2 JP 3323705 B2 JP3323705 B2 JP 3323705B2 JP 22875895 A JP22875895 A JP 22875895A JP 22875895 A JP22875895 A JP 22875895A JP 3323705 B2 JP3323705 B2 JP 3323705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographic
light
exposure
information
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22875895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0973140A (ja
Inventor
純司 山田
透 谷端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP22875895A priority Critical patent/JP3323705B2/ja
Priority to DE19636038A priority patent/DE19636038C2/de
Priority to US08/706,503 priority patent/US5689326A/en
Publication of JPH0973140A publication Critical patent/JPH0973140A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3323705B2 publication Critical patent/JP3323705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/521Arrangements for applying a supplementary information onto the sensitive material, e.g. coding
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/46Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers
    • G03B27/462Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers in enlargers, e.g. roll film printers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用フィルムの
画像を写真感光材料に焼き付ける露光部と、前記写真感
光材料の一部に付帯情報を焼き付ける付帯情報露光部と
が設けられた写真焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる技術分野において、写真感光材料
の一部に付帯情報を焼き付ける従来技術を図14〜図1
6を基に説明する。ここで、付帯情報とは文字、記号、
若しくは図形、若しくはこれらの組合せ、又はこれらと
色彩の組合せから成る情報であり、例えば写真の撮影日
時、撮影場所等である。図14は、写真感光材料である
印画紙に焼き付けられた画像3aと付帯情報3b(SU
MMER VACATIONの文字情報)を示す。焼付
の順序としては、まず画像3aを焼付けて、その後に、
その画像3aの焼付領域に重ねて付帯情報3bを焼付け
る。つまり、画像3aと付帯情報3bとが合成露光され
る。この付帯情報3bの焼付けには、図16で示される
リスフィルム50を使用する。リスフィルム50は付帯
情報の構成部分50aと、付帯情報の構成部分以外の背
景部分50bとからなる。図16(イ)のように、背景
部分50bが黒で、構成部分50aが透明なリスフィル
ム50を使用すると、図14(イ)のように付帯情報3
bが黒(濃度が濃い状態)で焼き付けられる。逆に、図
16(ロ)のように、背景部分50bが透明で、構成部
分50aが黒であるリスフィルム50を使用すると、図
14(ロ)のように背景部分3bが黒で焼き付けられ
る。上記のような付帯情報の焼付けを行うと、画像3a
の濃度の濃い部分と付帯情報3bとが重なる場合には、
付帯情報3bの一部がほとんど見えない状態となるとい
う課題があった。
【0003】このような課題を解決する改良された従来
技術として、図15(イ)(ロ)のように、遮光板によ
り画像3aの一部を完全に遮光し、その部分に付帯情報
3bを焼き付けるものがあった。この場合には、図14
(イ)(ロ)とは異なり、付帯情報3bを読み取ること
は可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記改
良された従来技術においても、下記に説明する課題を有
していた。即ち、画像3aの一部を完全に遮光するため
に、その部分の画像3aが見えなくなってしまう。又、
図15(イ)のように背景部分3cを白になるように付
帯情報3bを焼き付けた場合には、焼付領域の一部が白
色になり、焼付領域以外の色と同じになるため、プリン
ト全体としてのバランスが悪くなる。更に、焼付領域の
一部が白色になると、高級感を損なってしまう。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、付帯情報及び画像が共に見えるような焼付けをで
きる写真焼付け装置を提供することである。本発明の別
の目的は、プリント全体としてのバランスを改良し、か
つ、高級感のある焼付けをできる写真焼付け装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の課題解決手段は、請求項1に記載の通り、写
真用フィルムの画像を写真感光材料に焼き付ける露光部
と、前記写真感光材料の一部に付帯情報を焼き付ける付
帯情報露光部と、前記写真用フィルムの画像の濃度情報
を検出する濃度検出手段と、前記写真用フィルムの画像
を前記写真感光材料に焼き付けるときに、焼付領域のう
ちの設定領域に対して照射される光を減光する減光手段
と、前記減光手段の前記減光量を制御する減光制御手段
が設けられ、前記付帯情報露光部は、前記設定領域内に
前記付帯情報を焼き付けるように構成され、かつ減光制
御手段は前記濃度検出手段の検出情報から得られる前記
設定領域に対応するフィルム画像の平均濃度に応じて前
減光量を複数段で制御するように構成されている点で
ある。[作用及び効果]焼付領域のうちの設定領域に対
して照射される光を減光し、その設定領域内に前記付帯
情報を焼き付けるように構成されているので、付帯情報
及び画像が共に見えるような焼付けをできる。つまり、
設定領域では画像の濃度を低下させているから、その画
像が見えなくなることはない。また、画像の濃度を低下
させているので付帯情報の一部が見えなくなることもな
い。更に、設定領域においてプリントの一部が白色にな
ってしまうこともない。しかも、その減光量は濃度検出
手段によって検出されるフィルム画像の濃度情報から得
られる前記設定領域に対応するフィルム画像の平均濃度
に応じて種々に制御される。すなわち、一律に減光量を
決めておくのではなく、付帯情報が焼き付けられる設定
領域に対応するフィルム画像の平均濃度に対応して減光
量を変えるので、写真用フィルムの画像に応じて、多様
な付帯情報の焼付が可能となるので、プリント全体とし
てのバランスを改良でき、画像及び付帯情報のいずれも
が最もよく見えるようにでき、高級感のあるプリントを
行うことができる。
【0007】更に、本発明は上記課題解決手段の範囲内
において、以下の構成とすることができる。尚、以下の
構成としても、上記本発明の作用及び効果を奏すること
は言うまでもない。即ち、請求項2記載のように、前記
減光手段を、前記設定領域を設定変更可能に構成しても
よい。これにより、設定領域を焼付領域内の任意の位置
及びサイズとすることができる。付帯情報及び画像が共
に最もよく見える位置及びサイズを、設定領域とするこ
とができる。その結果、高級感のあるプリントを行うこ
とができる。
【0008】又、請求項3記載のように、前記写真用フ
ィルムにおける画像のサイズ情報に基づいて、前記設定
領域の位置及びサイズを決定し、かつ、その決定情報に
基づいて前記減光手段が減光する前記設定領域を設定変
更する減光位置制御手段が設けられていてもよい。これ
により、画像のサイズ情報から設定領域の位置及びサイ
ズを決定し、更に、設定領域を焼付領域内における適切
な位置に設定できる。その結果、減光の制御を自動的に
実行できる。
【0009】更に又、請求項4記載のように、前記焼付
領域は写真感光材料上の任意の位置に位置設定すること
ができる遮蔽板によって作り出されるように構成されて
いてもよい。これにより、焼付領域も設定領域も適切に
設定できる。
【0010】更に又、請求項5記載のように、前記減光
制御手段は、前記設定領域の濃度が前記焼付領域の内の
前記設定領域以外の濃度に比較して一定の比率で濃度が
減少するように前記減光量を制御してもよい。これによ
り、付帯情報が焼き付けられたとしてもプリント全体と
してのバランスのよい高級感のあるプリントを行うこと
ができる。
【0011】更に又、請求項6記載のように、前記減光
手段は、光の透過率が夫々異なる複数のフィルタと、そ
の複数のフィルタの夫々を、前記写真感光材料に対する
焼付露光中に出退させるフィルタ駆動手段とが備えられ
て構成されていてもよい。これにより、複数のフィルタ
のうちの最も適切なものを選択・駆動することができ
る。又、透過率が異なるフィルタを用意することで、減
光量を設定変更可能にしている。その結果、既述したよ
うな高級感のあるプリントを行うことができる。
【0012】更に又、請求項7、8、9、10記載のよ
うに、前記減光手段は、前記写真感光材料に対する焼付
露光中に配置される、ネマチック液晶パネル又はスメク
チック液晶パネルを備えて構成されていてもよい。これ
ら液晶パネルを利用すれば、液晶パネルの一部の光の透
過量を減光させることができる。この場合に、液晶パネ
ルの大きさを焼付領域を覆う大きさにしておけば、液晶
パネルを動かす必要はない。つまり、減光量や設定領域
を設定変更可能にするための、機械的な駆動部分を減少
できる。
【0013】更に又、請求項8記載のように、前記ネマ
チック液晶パネルの光の透過率が設定値となるように、
前記ネマチック液晶パネルに印加する電圧値を設定して
もよい。このように、印加電圧の電圧値を設定すること
により、減光量を設定変更可能とすることができる。そ
の結果、電圧値の制御という簡単な構成で、所望の減光
量とすることができる。
【0014】更に又、請求項9記載のように、前記ネマ
チック液晶パネルの積算透過光量が設定値となるよう
に、前記ネマチック液晶パネルに電圧を印加する時間を
設定してもよい。このように、電圧の印加時間を設定す
ることにより、減光量を設定変更可能とすることができ
る。この印加時間の制御はタイマー等で正確にできるの
で好ましい。その結果、電圧の印加時間の制御という簡
単な構成で、所望の減光量とすることができる。
【0015】更に又、請求項10記載のように、前記ス
メクチック液晶パネルを部分的に加熱する加熱手段とを
備えて構成されていてもよい。このような加熱手段を設
けることで、スメクチック液晶を散乱状態又は透明状態
に制御できる。つまり、散乱状態となる部分を設定領域
とすることができる。又、加熱する部分を変更すれば、
設定領域を変更可能とすることができる。
【0016】以上のように、液晶パネルにより減光手段
を構成すれば、機械的駆動部分が減少し、写真焼付装置
を簡素な構成とすることができる。
【0017】更に又、請求項11記載のように、前記付
帯情報露光部は、前記付帯情報を記録したリスフィルム
と、そのリスフィルムに記録された前記付帯情報を前記
写真感光材料に焼き付けるための光源とを備えて構成さ
れていてもよい。リスフィルムには、あらかじめ焼き付
けられる付帯情報が記録されており、この付帯情報全体
を、一度に写真感光材料に焼き付けることができる。そ
の結果、付帯情報の焼付けを短時間で行うことができ
る。
【0018】更に又、請求項12記載のように、前記付
帯情報露光部は、前記付帯情報を多数の領域に分割し、
かつ、分割した領域毎に露光量を制御する露光ヘッドを
備えて構成されていてもよい。このように、付帯情報を
多数の領域に分割することで、この付帯情報を記憶装置
に記憶させることができる。そして、この記憶された情
報を基に露光ヘッドを制御することができる。その結
果、付帯情報の内容に応じた露光ヘッドの制御が可能と
なる。
【0019】
【0020】
【0021】上記目的を達成するための本発明の別な課
題解決手段は、請求項13に記載の通り、写真感光材料
に写真用フィルムの画像を露光光によって焼き付ける露
光部と、前記写真感光材料の一部に付帯情報を焼き付け
る付帯情報露光部とが設けられた写真焼付装置であっ
て、前記写真用フィルムの画像が写真感光材料に対して
焼き付けられる焼付領域を求めるプリントサイズ判断部
と、前記焼付領域内で前記付帯情報が焼き付けられる合
成露光領域の位置とサイズを求める合成露光位置判断部
と、前記写真感光材料の前面に配置されるとともに前記
プリントサイズ判断部と合成露光位置判断部の判断結果
に基づいて制御されるネマチック又はスメクチック液晶
パネルと、前記写真用フィルムの画像の濃度情報を検出
する濃度検出手段と、が備えられ、前記液晶パネルは露
光光が写真感光材料に達するのを阻止する光不透過部分
によって前記写真感光材料に前記焼付領域を作り出すと
ともに、前記写真感光材料に達する露光光を減光する光
半透過部分によって前記写真感光材料に前記合成露光領
域を作り出し、前記液晶パネルの光半透過部分の減光量
は前記濃度検出手段(15)の検出情報から得られる前
記合成露光領域に対 応するフィルム画像の平均濃度に応
じて複数段で制御可能に構成され、前記付帯情報露光部
は前記合成露光領域内に前記付帯情報を焼き付けるよう
に構成されているように構成されている点である。[作
用及び効果]焼付領域のうちの合成露光領域に対して照
射される光に対する減光量は濃度検出手段によって検出
されるフィルム画像の濃度情報から得られる前記設定領
域に対応するフィルム画像の平均濃度に応じて種々に制
御される。すなわち、一律に減光量を決めておくのでは
なく、付帯情報が焼き付けられる設定領域に対応するフ
ィルム画像の平均濃度に対応して減光量を変えるので、
付帯情報の一部が見えなくなることもない。更に、合成
露光領域においてプリントの一部が白色になってしまう
こともないので、プリント全体としてのバランスを改良
でき、かつ、高級感のある焼付けをできる。しかも、焼
付領域と合成露光領域の両方1つの液晶パネルによっ
て作り出されるので、その構造が簡素である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の写真焼付装置の好
ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す
ように、写真焼付装置1には、写真用フィルム(以下、
フィルムと言う。)2の画像を写真感光材料としての印
画紙3に投影露光する投影露光部5と、印画紙3に付帯
情報を焼き付ける付帯情報露光部6と、投影露光部5と
付帯情報露光部6とにおける印画紙3の搬送を各独立に
行うために印画紙3のループを形成するループ形成部R
と、投影露光部5で露光された印画紙3を現像する現像
処理部D、及び、写真焼付装置1の各部の作動の制御等
を行うコントローラ7が設けられる。コントローラ7に
は各種の情報入力を行うための操作卓(入力部)8及び
画像情報を表示させるモニタMが接続されている。印画
紙3をロール状に収納している印画紙マガジン4から引
き出された印画紙3は、投影露光部5及び付帯情報露光
部6で露光された後、現像処理部Dにて現像され、一駒
分の画像情報を含む大きさに切断されて排出される。印
画紙3の前面には、遮光板30とNDフィルタ31とが
配置される。遮光板30は焼付領域以外への露光光の進
入を防止する。NDフィルタ31は露光用光源5からの
照射光の一部を減光する。このNDフィルタ31は、減
光手段として機能する。
【0023】以下、各構成部分について説明する。投影
露光部5には、投影露光用光源10、フィルム2に照射
する光の色バランスを調整する調光フィルタ11、調光
フィルタ11を通過した光を均一に混色するミラートン
ネル12、フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる
焼付レンズ13及びシャッタ14が露光光路をなす同一
光軸上に設けられている。フィルム2の画像を多数の領
域に分割して読み取る画像センサ15が、投影露光部5
のフィルム2搬送経路上流側に設けられている。この画
像センサ15は、フィルム2に対して白色光を照射し、
その反射光あるいは透過光の強度を赤色,緑色,青色の
3原色に分解して、例えばCCDラインセンサ又はCC
Dイメージセンサ等で画像の濃度を測定するものであ
る。この画像センサ15は、濃度検出手段として機能す
る。画像センサ15にて読み取った画像情報は、コント
ローラ7に送られて、フィルム2の画像の平均濃度情報
を算出する。この算出された濃度情報は、NDフィルタ
31の種類を決定するのに利用される。モニタMは、印
画紙3を露光した場合に得られる画像をシミュレートし
て表示する。付帯情報露光部6はコントローラ7と接続
された露光ヘッド61を備えている。露光ヘッド61は
光源51とリスフィルム50とからなる。リスフィルム
50は従来技術で説明した図16に示されるものと同じ
である。
【0024】フィルム2を投影露光部5に供給するロー
ラ16と、ローラ16を回転駆動するモータ25とが、
磁気ヘッド17のフィルム2搬送経路上流側に設けられ
ている。投影露光部5では、ローラ16及びモータ25
によるフィルム2の供給作動に伴って、画像センサ15
にて読み取ったフィルム2の画像情報に基づいて、コン
トローラ7が調光フィルタ11を制御する。これによ
り、投影露光用光源10の照射光をフィルム2の画像の
色濃度に応じた色バランスに調整する。投影露光部5で
は、その調整後の光によりフィルム2を照射し、フィル
ム2の画像情報を印画紙3に焼き付ける。ループ形成部
Rには、印画紙3を搬送するローラ20,21とローラ
20を回転駆動するモータ23とが設けられている。図
示を省略するが、印画紙3をローラ20,21間におい
て直線状に案内する状態と、図1に示すような印画紙3
のループを形成するのを許容する状態とに切り換え自在
のフラップが、印画紙搬送方向上流側のローラ20と印
画紙搬送方向下流側のローラ21との間に設けられてい
る。印画紙3のループを形成することにより、投影露光
部5と付帯情報露光部6とで独立に印画紙3の移送速度
を設定できるようになっている。
【0025】現像処理部Dには、図示を省略するが、露
光後の印画紙3を現像するための処理液を充填した複数
のタンクが備えられ、印画紙3はその複数のタンクを順
次通過して行き現像処理される。
【0026】図2により、遮光板30とNDフィルター
31の構成について説明する。コントローラ7には、プ
リントサイズ判断部7aと、合成露光位置判断部7b
と、遮光板・フィルター制御部7cとが備えられてい
る。プリントサイズ判断部7aは、フィルム2の磁気記
録部2aから読み取った情報や、入力部8から入力され
た情報に基づいて、プリントサイズを判断する。プリン
トサイズとは、フィルム2における画像の撮影されたサ
イズに対応するものであって、例えばフルサイズ、ハー
フサイズ、パノラマサイズである。合成露光位置判断部
7bは付帯情報が焼き付けられる合成露光位置の位置及
びサイズを決定する。この決定は、フィルム2の磁気記
録部2aから読み取った情報や、入力部8から入力され
た情報に基づいて行われる。遮光板・フィルター制御部
7cは、プリントサイズ判断部7a及び合成露光位置判
断部7bの判断結果を受けて、遮光板30及びNDフィ
ルター31の位置及び、種類を制御する。尚、この合成
露光位置は設定領域に該当するものである。
【0027】遮光板30a、30bは焼付領域の左右に
2箇所配置されている。なお、遮光板30は焼付領域の
上下にも更に配置するようにしてもよい。NDフィルタ
ー31a,31b,31c,31dは焼付領域の左右上
下に4箇所配置されている。遮光板30は光源からの露
光光を完全に遮るものであり、NDフィルターは露光用
光源10からの露光光を各波長にわたり同率で遮るもの
である。遮光板30a,30bは夫々遮光板駆動装置3
2a,32bにより駆動される。NDフィルター31
a,31b,31c,31dは夫々フィルター駆動装置
33a,33b,33c,33dにより駆動される。こ
の図2では、NDフィルター31は、焼付領域の左右上
下にそれぞれ一つずつ配置されているが、実際には濃度
の異なるものが複数個ずつ配置される。濃度の違いによ
り、光の透過率が異なるものとなる。いずれの濃度のN
Dフィルター31が選択されるかは、遮光板・フィルタ
ー制御部7cにより制御される。又、濃度の異なるND
フィルター31を複数配置することにより、露光用光源
から照射される光を減光する量を設定変更可能にしてい
る。又、複数のフィルタの夫々を独立して駆動すること
ができ、印画紙3に対する焼付光路中に進入あるいは退
避させることができる。これにより、ユーザーの好みに
応じた付帯情報の焼付を可能としている。フィルター駆
動装置33a,33b,33c,33d、コントローラ
7は減光位置制御手段として機能する。図2(ロ)に示
すように、焼付領域の印画紙搬送方向の長さX1に対し
て、左側のNDフィルター31dが寸法X2だけ、焼付
領域に進入している。
【0028】図3において、遮光板30とNDフィルタ
ー31のより具体的な構成について説明する。なお、分
かりやすくするために遮光板30は2箇所、NDフィル
ター31も2箇所に配置されたもので説明する。遮光板
30aは長方形形状をしており、その長手方向の両端部
が、夫々ベルト37、37に連結されている。ベルト3
7、37はローラ36、36を介してモーター32aに
より駆動される。遮光板30bも同様にベルト35、3
5に連結され、ローラー34、34を介してモーター3
2bにより駆動される。NDフィルター31aは長方形
形状をしており、その長手方向の両端部が、夫々ベルト
39、39に連結されている。ベルト39、これら39
はローラ38、38を介してモーター33aにより駆動
される。NDフィルター31bも同様にベルト41、4
1に連結され、ローラー40、40を介してモーター3
3bにより駆動される。
【0029】図3において、遮光板30は、印画紙3の
搬送方向と平行な方向Xに駆動される。フィルタ31
は、印画紙3の搬送方向と直角な方向Yに駆動される。
矢印Lは露光光の導入される方向を示す。遮光板30は
モーター32a,32bの駆動を制御することにより、
印画紙3上の任意の位置に位置設定することができる。
NDフィルター31は、モーター33a,33bの駆動
を制御することにより、印画紙3上の任意の位置に位置
設定することが出来る。このように、NDフィルター3
1を位置制御することで、合成露光位置を設定変更可能
にしている。従って、付帯情報を焼付領域内の任意の位
置に焼き付けることができる。これら、モーター33
a,33b、ローラー38、40、ベルト39、41は
フィルタ駆動手段として機能する。
【0030】図5を基にNDフィルター31を選択する
動作について説明する。まず、画像センサ15から読み
取った画像情報から、フィルム2の画像の濃度を読み取
る(ステップ#100)。又、入力部8において、プリ
ントサイズ及び合成露光パターンが入力される(ステッ
プ#101、#102)。ここで、合成露光パターンと
は、焼付される付帯情報の位置やサイズ等の情報であ
る。尚、この情報は、フィルム2から読み取られるもの
であってもよい。これらの情報を基に、コントローラ7
の演算処理部にて、合成露光位置における平均濃度の算
出を行う(ステップ#103)。この算出された平均濃
度から、挿入されるNDフィルター31の決定を行う。
平均濃度が1.0未満であると判断されると(ステップ
#104)、挿入されるNDフィルター31をND値が
0.5のものに決定する(ステップ#107)。平均濃
度が1.0以上2.0未満であると判断されると(ステ
ップ#105)、挿入されるNDフィルター31をND
値が0.3のものに決定する(ステップ#108)。
又、平均濃度が2.0以上であると判断されると(ステ
ップ#106)、挿入されるNDフィルター31をND
値が0.1のものに決定する(ステップ#109)。こ
のように、挿入されるNDフィルター31が決定される
と、コントローラー7の演算処理部において合成露光位
置へNDフィルター31を移動させるための動作量が決
定される(ステップ#110)。このように、平均濃度
情報に基づいて適切な濃度のNDフィルタ31が、コン
トローラ7により選択される。即ち、平均濃度情報に基
づいて減光量が制御される。又、コントローラ7は、減
光制御手段として機能する。
【0031】図6に本発明によるプリント結果を示す。
画像3aのうち合成露光位置3eの濃度は、合成露光位
置以外3dの濃度に比較して一定の比率で濃度が減少し
ている。つまり、合成露光位置においても、画像3aを
見ることができる。又、合成露光位置の画像の濃度が減
少しているので、付帯情報3bの一部が欠けて見えにく
くなることはなく、付帯情報3bもその全体を視認でき
る。図6(イ)のプリント例は、図16(イ)のリスフ
ィルム50を使用した場合の例である。この例では付帯
情報である文字の構成部分(SUMMER VACAT
IONの文字)が露光される。図6(ロ)のプリント例
は、図16(ロ)のリスフィルム50を使用した場合の
例である。この例では、付帯情報である文字以外の背景
部分が露光される。前者の露光を通常露光状態といい、
後者の露光を反転露光状態という。この露光状態を切り
換えできるようにするには、露光ヘッド61には夫々の
露光状態に対応したリスフィルム50を2枚セットして
おけばよい。又、種々の付帯情報を焼付可能にするに
は、このリスフィルム50を複数枚用意しておき、これ
らを適宜切り換えるようにしておけばよい。プリント全
体あるいは合成露光位置における焼付の濃度が濃くなる
ような場合には、反転露光にしたほうがプリント全体の
バランスがよくなる。反転露光では、図6(ロ)のよう
に文字部分に画像を見ることができる。このような場合
でも、背景部分の露光量を減少させれば、背景部分にお
いても画像を見るようにできる。
【0032】尚、付帯情報については従来技術の説明に
おいて定義した通りであるが、もう少し具体的に説明し
ておく。例えば、付帯情報が「1995.10.1」の
ような撮影日時であれば、記号と数字からなる情報であ
る。例えば、「ISO400」のようなフィルムの感度
であれば、英文字と数字からなる情報である。例えば、
「+1.5」のようなオーバー露光撮影情報であれば、
記号と数字からなる情報である。例えば、「赤色の太陽
の図形」であれば、図形と色彩からなる情報である。
又、上記フィルムの感度とオーバー露光撮影情報との両
方を付帯情報とすることもできる。この場合には、付帯
情報は英文字と数字と記号の組合せとなる。このよう
に、付帯情報の具体例としては種々のものが考えられ
る。
【0033】[第2実施形態]次に図7〜図9を基に第
2実施形態を説明する。コントローラ7はプリントサイ
ズ判断部7a、合成露光位置判断部7b、ネガ濃度判断
部7c,遮光板・液晶パネル制御部7d、LEDアレイ
制御部7eを備えている。コントローラ7には入力部8
とフィルム情報読取部17とが接続される。プリントサ
イズ判断部7aと合成露光位置判断部7bの機能は第1
実施形態と同じである。ネガ濃度判断部7cはフィルム
2の画像の平均濃度がどのレベルにあるかを判断する。
遮光板・液晶パネル制御部7dは、プリントサイズ判断
部7aと合成露光位置判断部7bとネガ濃度判断部7c
の判断結果を受けて、遮光板30の位置の制御と、ネマ
チック液晶パネル45の駆動の制御を行う。LEDアレ
イ制御部7eは、プリントサイズ判断部7aと合成露光
位置判断部7bとネガ濃度判断部7cの判断結果を受け
て、露光ヘッド61におけるLEDアレイの駆動制御を
行う。図4に示すフィルム2の磁気記録部2aに記録さ
れている記録情報を読み取るフィルム情報読み取り部と
しての磁気ヘッド17が、画像センサ15のフィルム2
搬送経路上流側に設けられている(図1参照)。この磁
気ヘッド17は、フィルム情報読取部に該当する。
【0034】フィルム2の磁気記録部2aには、使用カ
メラの種類、使用レンズの種類、駒番号、フィルムの感
度、撮影日時、疑似ズーム/パノラマの指定、逆光/ア
ンダー或いはオーバー露光撮影、ストロボ撮影の有無、
ストロボの色温度、シャッタ速度、絞り、被写体距離、
撮影時のカメラの姿勢、撮影場所、「雪山」,「夕日」
又は「人」等の被写体名、その他、撮影メモ等がカメラ
にて書き込まれている。この磁気ヘッド17によって読
み取られた情報は、読み取り対象となった磁気記録部2
aに対応する駒2bを投影露光部5にて露光するための
露光条件の算出に利用されると共に、付帯情報露光部6
にて、印画紙3にフィルム2の画像と重ねて露光する付
帯情報として用いられる。
【0035】ネマチック液晶パネル45は、印画紙3に
対する焼付光路中である、印画紙3の前面に配置され
る。ネマチック液晶パネル45の大きさは、焼付領域を
完全に覆うことのできる大きさとしている。遮光板30
a,30bが印画紙3の搬送方向の上流側と下流側に配
置される。遮光板30a,30bは夫々遮光板駆動装置
32a,32bと接続される。ネマチック液晶パネル4
5は、液晶駆動装置33と接続される。このネマチック
液晶パネル45は、減光手段として機能する。露光ヘッ
ド61はLEDアレイを備えており、付帯情報を1ライ
ン毎に露光する。
【0036】ネマチック液晶パネル45は図12に示す
ような構造となっている。2枚の透明基板45b,45
bの外表面に偏光板45a,45aがそれぞれ配置され
る。内表面には、透明電極45c,45c、配向層45
d,45dが設けられている。一対の透明基板45b,
45bの間に、ネマチック液晶45eが挟持されてい
る。この透明電極45c、45cに電圧を印加すること
により、ネマチック液晶パネル45を光透過状態とする
ことができる。
【0037】ネマチック液晶パネル45における光の透
過率と印加電圧値との関係は図17に示される。図17
(イ)のように、印加電圧がV1以下の場合に透過率は
最少となり、V2以上の場合に透過率は最大となる。
又、印加電圧がV1からV2の間は透過率が変化するの
で、光の透過率が設定値となるように印加電圧を設定す
ることができる。又、電圧を印加する時間をタイマー等
で設定することにより、ネマチック液晶パネル45を透
過する積算光量を設定値となるように制御することがで
きる。このように、ネマチック液晶パネル45を利用す
ることで、印加電圧値や電圧印加時間を制御すれば、減
光量を設定することができる。この印加電圧値や電圧印
加時間はコントローラ7により制御される。偏光板45
a,45aの偏光軸を直角に配置することで、電圧印加
時に光を遮断できる。又、偏光板45a,45aの偏光
軸を平行に配置することで、図17(ロ)に示すように
電圧印加時に光を透過できる。
【0038】図8において、遮光板30に関する構成は
第1実施形態と同じである。ネマチック液晶パネル45
は固定されて取り付けられる。このネマチック液晶パネ
ル45の任意の箇所を光半透過部分45bとすること
で、合成露光位置の位置及びサイズを自由に変えること
ができる。このネマチック液晶パネル45を利用する利
点としては、NDフィルター31を利用するものに比べ
て、機械駆動される部分が減るため装置全体の構造が簡
素化することである。なお、ネマチック液晶パネル45
の任意の箇所を半透過部分45bとするには、透明電極
45c,45cをマトリックス配置とすることにより達
成できる。更に、ネマチック液晶パネル45を焼付領域
を完全に覆う大きさにすることで、焼付領域以外の部分
を光不透過部分にすることができる。つまり、この光不
透過部分に遮光板30と同じ機能をもたせることができ
る。このようにすれば、遮光板30を設けなくてもよい
ので、更に装置全体の構成を簡素化できる。図8中、矢
印Xは印画紙3の搬送方向を、矢印Yは印画紙3の搬送
方向と直交する方向を示す。又、矢印Lは露光光が焼付
領域へ進入する方向を示す。
【0039】露光ヘッド61には、印画紙3と同等の幅
に1次元配列された複数個のLEDアレイ及びレンズが
設けられている。この場合には、付帯情報を一度に焼き
付けるのではなく、付帯情報を多数の領域に分割し、分
割した領域毎に順次露光をして行くのである。複数個の
LEDアレイを点灯、消灯制御することにより、種々の
情報を焼き付けることができる。複数個のLEDアレイ
は、それぞれ独立して制御される。LEDアレイによる
1ライン分の付帯情報の焼付が終了すると、モーター2
4を駆動して、ローラー22が1ライン分に相当する距
離だけ印画紙3を搬送する。このような焼付動作を、付
帯情報を1ラインずつシフトさせながら繰り返す。
【0040】図9において、ネマチック液晶パネル45
の駆動制御について説明する。まず、画像センサ15に
よるフィルム2の濃度の読み取りを行う(ステップ#1
00)。フィルム情報読み取り部17で、プリントサイ
ズ及び合成露光パターンの読み取りを行う(ステップ#
101、#102)。これら読み取った情報に基づい
て、コントローラ7の演算処理部で合成露光位置の平均
濃度を算出する(ステップ#120)。又、演算処理部
で合成露光位置に対する、ネマチック液晶パネル45の
駆動箇所を決定する(ステップ#121)。ステップ#
120、#121の結果に基づき、合成露光位置の平均
濃度がどのレベルにあるかを判断する(ステップ#12
2〜124)。平均濃度が1.0未満であると判断され
ると(ステップ#122)、ネマチック液晶パネル45
の駆動時間を0.5秒に決定する。そして、付帯情報を
合成するパターンを反転文字に決定する(反転露光状態
とする。)(ステップ#128)。平均濃度が1.0以
上2.0未満であると判断されると(ステップ#12
3)、ネマチック液晶パネル45の駆動時間を0.3秒
に決定する(ステップ#126)。そして、付帯情報を
合成するパターンを反転文字に決定する(ステップ#1
29)。平均濃度が2.0以上であると判断されると
(ステップ#124)、ネマチック液晶パネル45の駆
動時間を0.1秒に決定する(ステップ#127)。そ
して、付帯情報を合成するパターンを、通常文字に決定
する(通常露光状態とする)(ステップ#130)。通
常露光状態と、反転露光状態とは、コントローラ7によ
り制御される。つまり、コントローラ7は露光状態制御
手段として機能する。以上のように、ネマチック液晶パ
ネル45の駆動パターンが決定される(ステップ#13
1)。つまり、印加電圧値や電圧印加時間等が決定され
る。
【0041】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について、図10を基に説明する。尚、第1実施形
態と異なる点を説明する。印画紙3の前面に、遮光板3
0及びスメクチック液晶パネル46が配置されている。
付帯情報露光部6には、露光ヘッドとしてPLZTプリ
ントヘッド61が設けられている。
【0042】以下、各構成部分について説明する。付帯
情報露光部6は、露光用光源62と、露光用光源62か
ら出た光から赤外線を除くIRカットフィルタ63と、
シャッタ64と、PLZTプリントヘッド61及び露光
用光源62の光をPLZTプリントヘッド61に伝える
光ファイバ束66とを有する。露光用光源62、IRカ
ットフィルタ63及びシャッタ64は、冷却用のファン
モータ65と共に1つの筐体に収められている。PLZ
Tプリントヘッド61は、図示を省略するが、PLZT
を偏光子と検光子と間に配置したものを多数個、印画紙
3の搬送方向と垂直な方向に一次元配列して構成されて
いる。このPLZTプリントヘッド61は、夫々のPL
ZTに設けた一対の電極間への印加電圧を変化させるこ
とにより、電極間を通過する光の偏光方向を変化させ
て、夫々のPLZTが光の通過を許容するか否かを切り
換える光シャッタとして機能する。これにより、多数個
のPLZTに印加する電圧を各独立に制御し、種々の付
帯情報を印画紙3に焼付けることができる。印画紙3を
搬送するローラ22とそのローラ22を駆動するモータ
24とが、付帯情報露光部6の印画紙搬送経路の下流側
に設けられている。モータ24及び付帯情報露光部6
は、コントローラ7の制御により、PLZTプリントヘ
ッド61にて1ライン分の付帯情報について焼付が終了
すると、モータ24の駆動によりローラ22が1ライン
分に相当する距離だけ印画紙3を搬送するという動作
を、ラインに分割した付帯情報を1ラインずつシフトさ
せながら繰り返して印画紙3を焼き付ける。
【0043】スメクチック液晶パネル46の構造は図1
1に示される。一対の透明基板46b,46bの外表面
に透明電極ヒータ46a,46aが、内表面に透明電極
46c,46cと配向層46d,46dが備えられてい
る。一対の透明基板46b,46bの間にスメクチック
液晶46eが挟持されている。このスメクチック液晶パ
ネル46に、レーザービームを照射すると、照射部分の
温度が上昇し、スメクチック液晶46eが、等方性液体
に転移する。そして、この等方性液体を急冷させること
によりフォーカルコニック組織のスメクチック液晶に戻
る。この状態のスメクチック液晶46eは、散乱状態で
ある。一方、等方性液体を、電圧印加と共に徐冷させる
ことによりホメオトロピック組織のスメクチック液晶4
6eに戻る。この状態のスメクチック液晶46eは、透
明状態である。
【0044】このように、スメクチック液晶46eを散
乱状態とすることで、光半透過部分を形成することがで
きる。又、レーザービームを照射する領域を制御するこ
とで、設定領域の位置及びサイズを制御することができ
る。このレーザービームは加熱手段として機能する。
【0045】[別実施形態] 以下、別実施形態を列記する。 (1) 第1実施形態におけるNDフィルター31の構成
は、他の実施形態にも応用できる。第2、第3実施形態
における液晶パネル45、46の構成は、他の実施形態
にも応用できる。第1実施形態におけるリスフィルム5
0を備えた露光ヘッドは、他の実施形態にも応用でき
る。第2実施形態におけるLEDアレイを備えた露光ヘ
ッドは、他の実施形態にも応用できる。第3実施形態に
おける、PLZTアレイを備えた露光ヘッドは、他の実
施形態にも応用できる。 (2) 上記実施形態では、付帯情報露光部6は、PLZT
プリントヘッド61等を用いた構成としているが、CR
Tの像を印画紙3に露光させる構成でもよい。CRTの
画像を構成する各画素単位の露光制御ができる。又、多
種多様の色情報をもたせることができる。又、LEDア
レイを一列に配列したものではなく、ドットマトリック
ス状に形成されたLEDアレイにより印画紙3を露光さ
せる構成等種々変更可能である。 (3) 第1実施形態において、ネマチック液晶パネル又は
スメクチック液晶パネルを焼付光路中に出退させるよう
に構成してもよい。この場合には、液晶パネルは合成露
光位置に対応した大きさにしておけばよい。 (4) 本発明では、フィルム2の画像サイズ情報に基づい
て、合成露光位置の位置及びサイズを決定しているが、
画像サイズ情報だけでなく印画紙3のサイズ情報をも考
慮して上記決定を行うようにしてもよい。 (5) 本発明の減光手段として図13に示すようなパネル
48を利用してもよい。このパネル48は、透明なシー
トに遮光板と同じ機能を有する黒の縁部48aと、光を
減光させる半透過部48bとを印刷等で構成している。
この半透過部48bの濃度が異なるパネル48を複数個
用意しておき、これらを適宜切り換えできるようにして
おいてもよい。 (6) 本発明の写真用フィルム2はネガフィルム、ポジフ
ィルムのいずれであってもよい。 (7) 上記実施形態では、減光手段として機能するNDフ
ィルタ31等を、印画紙3の前記に配置する構成として
いるが、フィルム2の近傍に配置しても良い。
【0046】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる概略構成図
【図2】本発明の第1実施形態にかかる要部構成図
【図3】本発明の第1実施形態にかかる要部斜視図
【図4】本発明に使用されるフィルムの構成図
【図5】本発明の第1実施形態の作動フローチャート
【図6】本発明によるプリント作成例
【図7】本発明の第2実施形態にかかる要部構成図
【図8】本発明の第2実施形態にかかる要部斜視図
【図9】本発明の第2実施形態の作動フローチャート
【図10】本発明の第3実施形態にかかる概略構成図
【図11】スメクチック液晶パネルの構成図
【図12】ネマチック液晶パネルの構成図
【図13】本発明の別実施形態にかかるマスク構成図
【図14】従来技術によるプリント作成例1
【図15】従来技術によるプリント作成例2
【図16】リスフィルムの構成図
【図17】ネマチック液晶の特性図
【符号の説明】
2 フィルム 3 感光材料 5 投影露光部 6 付帯情報露光部 7 コントローラ 30 遮光板 31 NDフィルタ 45 ネマチック液晶パネル 46 スメクチック液晶パネル 50 リスフィルム 61 露光ヘッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−238039(JP,A) 特開 平6−295000(JP,A) 特開 昭62−105130(JP,A) 実開 平3−43644(JP,U) 実開 平3−113143(JP,U)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真用フィルム(2)の画像を写真感光
    材料(3)に焼き付ける露光部(5)と、前記写真感光
    材料(3)の一部に付帯情報を焼き付ける付帯情報露光
    部(6)と、前記写真用フィルム(2)の画像の濃度情
    報を検出する濃度検出手段(15)と、前記写真用フィ
    ルム(2)の画像を前記写真感光材料(3)に焼き付け
    るときに、焼付領域のうちの設定領域に対して照射され
    る光を減光する減光手段と、前記減光手段の前記減光量
    を制御する減光制御手段が設けられ、前記付帯情報露光
    部(6)は、前記設定領域内に前記付帯情報を焼き付け
    るように構成され、かつ減光制御手段は前記濃度検出手
    段(15)の検出情報から得られる前記設定領域に対応
    するフィルム画像の平均濃度に応じて前記減光量を複数
    段で制御するように構成されている写真焼付装置。
  2. 【請求項2】 前記減光手段は、前記設定領域を設定変
    更可能に構成されている請求項1記載の写真焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記写真用フィルム(2)における画像
    の撮影サイズ情報に基づいて、前記設定領域の位置及び
    サイズを決定し、且つ、その決定情報に基づいて前記減
    光手段が減光する前記設定領域を設定変更する減光位置
    制御手段が設けられている請求項2記載の写真焼付装
    置。
  4. 【請求項4】 前記焼付領域は写真感光材料(3)上の
    任意の位置に位置設定することができる遮蔽板30によ
    って作り出される請求項3記載の写真焼付装置。
  5. 【請求項5】 前記減光制御手段は、前記設定領域の濃
    度が前記焼付領域の内の前記設定領域以外の濃度に比較
    して一定の比率で濃度が減少するように前記減光量を制
    御する請求項1、2、3又は4記載の写真焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記減光手段は、光の透過率が夫々異な
    る複数のフィルタ(31)と、その複数のフィルタ(3
    1)の夫々を、前記写真感光材料(3)に対する焼付露
    光中に出退させるフィルタ駆動手段とが備えられて構成
    されている請求項1、2、3、4又は5記載の写真焼付
    装置。
  7. 【請求項7】 前記減光手段は、前記写真感光材料
    (3)に対する焼付露光中に配置されるネマチック液晶
    パネル(45)を備えて構成されている請求項1、2、
    3、4又は5記載の写真焼付装置。
  8. 【請求項8】 前記ネマチック液晶パネル(45)の光
    の透過率が設定値となるように、前記ネマチック液晶パ
    ネル(45)に印加する電圧値を設定してある請求項7
    記載の写真焼付装置。
  9. 【請求項9】 前記ネマチック液晶パネル(45)の積
    算透過光量が設定値となるように、前記ネマチック液晶
    パネル(45)に電圧を印加する時間を設定してある請
    求項7記載の写真焼付装置。
  10. 【請求項10】 前記減光手段は、前記写真感光材料
    (3)に対する焼付露光中に配置されるスメクチック液
    晶パネル(46)と、そのスメクチック液晶パネル(4
    6)を部分的に加熱する加熱手段とを備えて構成されて
    いる請求項1、2、3、4又は5記載の写真焼付装置。
  11. 【請求項11】 前記付帯情報露光部(6)は、前記付
    帯情報を記録したリスフィルム(50)と、そのリスフ
    ィルム(50)に記録された前記付帯情報を前記写真感
    光材料(3)に焼き付けるための光源(51)とを備え
    て構成されている請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の写真焼付装置。
  12. 【請求項12】 前記付帯情報露光部(6)は、前記付
    帯情報を多数の領域に分割し、且つ、分割した領域毎に
    露光量を制御する露光ヘッド(61)を備えて構成され
    ている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
    10記載の写真焼付装置。
  13. 【請求項13】写真感光材料(3)に写真用フィルム
    (2)の画像を露光光によって焼き付ける露光部(5)
    と、前記写真感光材料(3)の一部に付帯情報を焼き付
    ける付帯情報露光部(6)とが設けられた写真焼付装置
    であって、 前記写真用フィルム(2)の画像が写真感光材料(3)
    に対して焼き付けられる焼付領域を求めるプリントサイ
    ズ判断部(7a)と、前記焼付領域内で前記付帯情報が
    焼き付けられる合成露光領域の位置とサイズを求める合
    成露光位置判断部(7a)と、前記写真感光材料(3)
    の前面に配置されるとともに前記プリントサイズ判断部
    (7a)と合成露光位置判断部の判断結果に基づいて制
    御されるネマチック又はスメクチック液晶パネル(4
    5;46)と、前記写真用フィルム (2)の画像の濃度
    情報を検出する濃度検出手段(15)と、が備えられ、 前記液晶パネル(45;46)は露光光が写真感光材料
    に達するのを阻止する光不透過部分によって前記写真感
    光材料に前記焼付領域を作り出すとともに、前記写真感
    光材料に達する露光光を減光する光半透過部分によって
    前記写真感光材料に前記合成露光領域を作り出し、前記液晶パネル(45;46)の光半透過部分の減光量
    は前記濃度検出手段(15)の検出情報から得られる前
    記合成露光領域に対応するフィルム画像の平均濃度に応
    じて複数段で制御可能に構成され、 前記付帯情報露光部(6)は前記合成露光領域内に前記
    付帯情報を焼き付けるように構成されている写真焼付装
    置。
  14. 【請求項14】前記合成露光領域の位置及びサイズは、
    前記液晶パネル(45;46)の光半透過部分の制御に
    より変更可能である請求項13記載の写真焼付装置。
JP22875895A 1995-09-06 1995-09-06 写真焼付装置 Expired - Fee Related JP3323705B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22875895A JP3323705B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 写真焼付装置
DE19636038A DE19636038C2 (de) 1995-09-06 1996-09-05 Vorrichtung zum Erstellen fotografischer Abzüge
US08/706,503 US5689326A (en) 1995-09-06 1996-09-05 Photographic printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22875895A JP3323705B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 写真焼付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0973140A JPH0973140A (ja) 1997-03-18
JP3323705B2 true JP3323705B2 (ja) 2002-09-09

Family

ID=16881373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22875895A Expired - Fee Related JP3323705B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 写真焼付装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5689326A (ja)
JP (1) JP3323705B2 (ja)
DE (1) DE19636038C2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19745499C2 (de) * 1997-10-15 2000-12-07 Agfa Gevaert Ag Verfahren und Vorrichtung zum Kopieren von Vorlagen
US7170632B1 (en) * 1998-05-20 2007-01-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image reproducing method and apparatus, image processing method and apparatus, and photographing support system
JP2002240402A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Sony Corp 画像及び付帯情報の印刷形成装置及び方法
US7852359B2 (en) * 2007-10-31 2010-12-14 Eastman Kodak Company Protective overcoat transfer compensation
US9973142B2 (en) 2013-03-06 2018-05-15 Vermont Slate and Copper Services, Inc. Snow fence for a solar panel

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1529802A (en) * 1974-12-04 1978-10-25 Agfa Gevaert Photographic camera
US4059355A (en) * 1976-11-08 1977-11-22 Micro-Copy, Inc. Micro-composing reduction printer
US4786944A (en) * 1986-02-10 1988-11-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Composite image printing method and apparatus
DE3855193T2 (de) * 1987-10-23 1996-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd Verfahren zum Herstellen von Büchlein mit einem Lichtbild und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US5031122A (en) * 1988-06-10 1991-07-09 Witty Craig D Process and apparatus for adding titles, subtitles, and computer-generated images to pre-existing photographic images
JP2658733B2 (ja) * 1992-05-21 1997-09-30 ノーリツ鋼機株式会社 画像合成プリンタ
DE4236568C2 (de) * 1992-10-29 1997-10-16 Agfa Gevaert Ag Verfahren zum Erzeugen von Papierbildern
JPH06222472A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Konica Corp 写真処理システム
US5430523A (en) * 1993-03-12 1995-07-04 Noritsu Koki Co., Ltd. Image printer
JP2914470B2 (ja) * 1993-06-03 1999-06-28 ノーリツ鋼機株式会社 画像プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE19636038A1 (de) 1997-03-13
DE19636038C2 (de) 1999-10-21
US5689326A (en) 1997-11-18
JPH0973140A (ja) 1997-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06266018A (ja) 画像焼付方法及び装置
CA2119332C (en) Image printer
JP3323705B2 (ja) 写真焼付装置
KR100244079B1 (ko) 화상노광수단을 구비한 화상프린터
JP2914470B2 (ja) 画像プリンタ
US5897232A (en) Camera with widthwise pseudo zoom masks and method of exposing a pseudo zoom image
JPH09127613A (ja) 感光性フィルム上に潜像を提供するための装置および方法
JP3617731B2 (ja) シェーディング補正方法及び写真プリンタ
US5872619A (en) Method and apparatus for printing zoomed photographs from negatives with pseudo zoomed widths
JP2842151B2 (ja) 画像プリンタ
JP2598133B2 (ja) 写真プリンタ
JP2638673B2 (ja) カメラ及び写真プリンタ
US6050733A (en) Typing method for a photographic printer and typing device for the same
EP0682439B1 (en) Line scanning colour image copier with automatic exposure control depending upon the type of light-sensitive material
JPH03153228A (ja) トリミングプリント作成システム
JP3544046B2 (ja) 露光制御方法及び装置
JP2937289B2 (ja) 写真焼付装置
JP2835862B2 (ja) 写真焼付装置の露光調整装置
JPH0961945A (ja) 写真焼付装置
JPH0519359A (ja) 写真焼き付け装置
JPH07104399A (ja) 画像露光装置
JP2002202568A (ja) 画像プリンタ
JPH0822086A (ja) 写真焼付装置
JPH01270042A (ja) 写真焼付装置
JPS61238039A (ja) 情報の露光方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011018

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees