JP2913083B2 - ベルト装着装置 - Google Patents
ベルト装着装置Info
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- JP2913083B2 JP2913083B2 JP5296451A JP29645193A JP2913083B2 JP 2913083 B2 JP2913083 B2 JP 2913083B2 JP 5296451 A JP5296451 A JP 5296451A JP 29645193 A JP29645193 A JP 29645193A JP 2913083 B2 JP2913083 B2 JP 2913083B2
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- holding
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/24—Equipment for mounting belts, ropes, or chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、洗濯機などの
自動組立ラインにおいて、プーリ間に、ベルトを装着す
るための装置に関する。
自動組立ラインにおいて、プーリ間に、ベルトを装着す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、洗濯機の組立ラインに
は、水槽を回転させる軸受部の組立ラインのように、V
ベルトを、駆動側のプーリと従動側のプーリとの間に、
装着する工程がある。
は、水槽を回転させる軸受部の組立ラインのように、V
ベルトを、駆動側のプーリと従動側のプーリとの間に、
装着する工程がある。
【0003】かかるVベルトの装着は、搬送されて来る
両プーリに対して、作業者が、所定の容器からVベルト
を一個取り出して形を整え、一方のプーリを他方のプー
リ側へ移動させて両プーリ間の距離を縮めてプーリのV
溝に、順次装着することにより行われている。
両プーリに対して、作業者が、所定の容器からVベルト
を一個取り出して形を整え、一方のプーリを他方のプー
リ側へ移動させて両プーリ間の距離を縮めてプーリのV
溝に、順次装着することにより行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、組立ライン
の自動化を図ってコストを低減することが望まれるが、
製品に組み込まれるVベルトの大きさやVベルトを装着
すべきプーリの組み合わせは、数種類あり、すべての種
類に効率よく対応できるようにするのは困難であった。
の自動化を図ってコストを低減することが望まれるが、
製品に組み込まれるVベルトの大きさやVベルトを装着
すべきプーリの組み合わせは、数種類あり、すべての種
類に効率よく対応できるようにするのは困難であった。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、ベルトの装着を自動的に行えるようにしたベ
ルト装着装置を提供することを目的とする。
であって、ベルトの装着を自動的に行えるようにしたベ
ルト装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
を達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項第1項記載の本発明は、
複数のプーリ間にベルトを装着するベルト装着装置であ
って、支軸の周囲に配置されて該支軸に沿って延び、か
つ、前記支軸を中心に径方向に移動調整自在な複数のガ
イドプレートを有し、支軸を中心とした前記複数のガイ
ドプレートの外側に、複数の前記ベルトが嵌められて積
層収納されるベルト収納手段と、ベルトの内側に入り込
んで該ベルトを外方へ押し拡げることでベルトを保持す
る移動自在な保持部を有し、前記保持部で前記ベルト収
納手段のベルトを取り出して所定位置に載置するベルト
取出手段と、前記プーリ間の距離を、ベルト装着のため
に近接させるプーリ位置調整手段と、ベルトの内側に入
り込んで該ベルトを外方へ押し拡げることでベルトを保
持する移動自在な保持部を有するとともに、該保持部で
保持された前記所定位置のベルトを、前記保持部に保持
された状態で、前記各プーリに近接させた位置で各プー
リへ押し出すことによりベルトをプーリに装着する押出
部を有するベルト装着手段とを備えている。
複数のプーリ間にベルトを装着するベルト装着装置であ
って、支軸の周囲に配置されて該支軸に沿って延び、か
つ、前記支軸を中心に径方向に移動調整自在な複数のガ
イドプレートを有し、支軸を中心とした前記複数のガイ
ドプレートの外側に、複数の前記ベルトが嵌められて積
層収納されるベルト収納手段と、ベルトの内側に入り込
んで該ベルトを外方へ押し拡げることでベルトを保持す
る移動自在な保持部を有し、前記保持部で前記ベルト収
納手段のベルトを取り出して所定位置に載置するベルト
取出手段と、前記プーリ間の距離を、ベルト装着のため
に近接させるプーリ位置調整手段と、ベルトの内側に入
り込んで該ベルトを外方へ押し拡げることでベルトを保
持する移動自在な保持部を有するとともに、該保持部で
保持された前記所定位置のベルトを、前記保持部に保持
された状態で、前記各プーリに近接させた位置で各プー
リへ押し出すことによりベルトをプーリに装着する押出
部を有するベルト装着手段とを備えている。
【0008】また、請求項第2項記載の本発明は、ベル
ト取出手段を、ベルト装着手段で兼用している。
ト取出手段を、ベルト装着手段で兼用している。
【0009】
【作用】上記構成によれば、支軸を中心として径方向に
移動調整自在の複数のガイドプレートの外側に、ベルト
を嵌めて積層収納しておき、ベルトの内側に入りこんで
ベルトを拡げることにより保持する保持部によってベル
トを取り出し、プーリに近接させた位置で、保持された
状態のベルトをプーリに装着するので、従来例のように
作業者が、ベルトをプーリに装着する必要がない。
移動調整自在の複数のガイドプレートの外側に、ベルト
を嵌めて積層収納しておき、ベルトの内側に入りこんで
ベルトを拡げることにより保持する保持部によってベル
トを取り出し、プーリに近接させた位置で、保持された
状態のベルトをプーリに装着するので、従来例のように
作業者が、ベルトをプーリに装着する必要がない。
【0010】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
て、詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例の概略構成図で
あり、この実施例の装着装置1は、洗濯機の組立ライン
において、ワーク搬送コンベア2によって搬送されてく
るパレット3上の2つのプーリ4,5間に、Vベルト6
を装着するものである。
あり、この実施例の装着装置1は、洗濯機の組立ライン
において、ワーク搬送コンベア2によって搬送されてく
るパレット3上の2つのプーリ4,5間に、Vベルト6
を装着するものである。
【0012】この装着装置1は、装着すべきVベルト6
が積層収納されたベルト収納手段7と、このベルト収納
手段7から一つずつVベルト6を取り出して載置台8に
載置するベルト取出手段9と、Vベルト6を装着する際
に、一方のプーリ4を他方のプーリ5側に近接させると
ともに、傾斜させるプーリ位置調整手段10と、載置台
8に載置されたVベルト6を保持してプーリ側へ移送し
てプーリ4,5に装着するベルト装着手段11とを備え
ている。
が積層収納されたベルト収納手段7と、このベルト収納
手段7から一つずつVベルト6を取り出して載置台8に
載置するベルト取出手段9と、Vベルト6を装着する際
に、一方のプーリ4を他方のプーリ5側に近接させると
ともに、傾斜させるプーリ位置調整手段10と、載置台
8に載置されたVベルト6を保持してプーリ側へ移送し
てプーリ4,5に装着するベルト装着手段11とを備え
ている。
【0013】図2は、Vベルト6が積層収納されるベル
ト収納手段7の構成図である。このベルト収納手段7
は、支軸12と、この支軸12の周囲にリンク機構14
を介して取り付けられている複数(この実施例では4
つ)のガイドプレート13とを備えている。このリンク
機構14は、固定ホルダ15、移動ナット16およびジ
ョイント17などを備えており、着脱自在のハンドル1
8で支軸12を回転させることにより、リンク機構14
を介してガイドプレート13が、支軸12の外方へ開
き、あるいは、内方へ閉じるように構成されている。
ト収納手段7の構成図である。このベルト収納手段7
は、支軸12と、この支軸12の周囲にリンク機構14
を介して取り付けられている複数(この実施例では4
つ)のガイドプレート13とを備えている。このリンク
機構14は、固定ホルダ15、移動ナット16およびジ
ョイント17などを備えており、着脱自在のハンドル1
8で支軸12を回転させることにより、リンク機構14
を介してガイドプレート13が、支軸12の外方へ開
き、あるいは、内方へ閉じるように構成されている。
【0014】支軸12に沿って延びる各ガイドプレート
13は、その外周面は、大略円弧状に湾曲しており、こ
れら複数のガイドプレート13の外側に、Vベルト6を
嵌めることにより、Vベルト6を積層収納しており、収
納されるVベルト6の大きさによって、リンク機構14
によるガイドプレート13の開度が調整される。したが
って、Vベルト6の大きさに応じて、ほぼ円形の状態で
収納されることになる。
13は、その外周面は、大略円弧状に湾曲しており、こ
れら複数のガイドプレート13の外側に、Vベルト6を
嵌めることにより、Vベルト6を積層収納しており、収
納されるVベルト6の大きさによって、リンク機構14
によるガイドプレート13の開度が調整される。したが
って、Vベルト6の大きさに応じて、ほぼ円形の状態で
収納されることになる。
【0015】この実施例では、ベルト収納手段7は、図
1に示されるように、複数設けられており、すべてのV
ベルト6が取り出されたベルト収納手段7は、Vベルト
6が収納されている別のベルト収納手段7に切換えられ
るように構成されている。
1に示されるように、複数設けられており、すべてのV
ベルト6が取り出されたベルト収納手段7は、Vベルト
6が収納されている別のベルト収納手段7に切換えられ
るように構成されている。
【0016】図3は、上述のようにしてベルト収納手段
7のガイドプレート13に外嵌されて積層収納された複
数のVベルト6を一つずつ取り出して所定の載置台8に
載置するベルト取り出し手段9の構成図である。
7のガイドプレート13に外嵌されて積層収納された複
数のVベルト6を一つずつ取り出して所定の載置台8に
載置するベルト取り出し手段9の構成図である。
【0017】このベルト取出手段9は、Vベルト6の内
側に入り込んで該ベルト6を外方へ押し拡げることでベ
ルト6を保持する一対の保持用爪18a,18bを有し
ており、移動側の保持用爪18aは、固定側の保持用爪
18bに対して、水平用シリンダ19によって水平方向
に接近離反できるように構成されている。これら一対の
保持用爪18a,18bは、前記シリンダ19と共に、
上下用シリンダ20によって上下方向にガイド21に沿
って移動できるように構成されており、さらに、上下用
シリンダ20を含む全体が、図1に示される取り付け板
22に取り付けられており、同じくこの取り付け板22
に取り付けられている後述のベルト装着手段11と共
に、図1の左右方向へ図示しない駆動手段で移動可能に
構成されている。一対の保持用爪18a,18bは、V
ベルト6一枚分の厚みtを有するとともに、Vベルト6
の内側からVベルト6を押し拡げて保持するために、そ
れぞれ円弧状に形成されている。
側に入り込んで該ベルト6を外方へ押し拡げることでベ
ルト6を保持する一対の保持用爪18a,18bを有し
ており、移動側の保持用爪18aは、固定側の保持用爪
18bに対して、水平用シリンダ19によって水平方向
に接近離反できるように構成されている。これら一対の
保持用爪18a,18bは、前記シリンダ19と共に、
上下用シリンダ20によって上下方向にガイド21に沿
って移動できるように構成されており、さらに、上下用
シリンダ20を含む全体が、図1に示される取り付け板
22に取り付けられており、同じくこの取り付け板22
に取り付けられている後述のベルト装着手段11と共
に、図1の左右方向へ図示しない駆動手段で移動可能に
構成されている。一対の保持用爪18a,18bは、V
ベルト6一枚分の厚みtを有するとともに、Vベルト6
の内側からVベルト6を押し拡げて保持するために、そ
れぞれ円弧状に形成されている。
【0018】このベルト取出手段9では、次のようにし
てベルト収納手段7からVベルトを取り出して載置台8
に載置する。
てベルト収納手段7からVベルトを取り出して載置台8
に載置する。
【0019】すなわち、ベルト取出手段9を、図1に示
されるように、ベルト収納手段7の真上に移動させる。
このとき、移動側の保持用爪18aは、固定側の保持用
爪18bに接近しており、一対の保持用爪18a,18
b間の距離は、ベルト収納手段7に収納されているVベ
ルト6の内径よりも小さくなっている。一方、ベルト収
納手段7に積層収納されている多数のVベルト6の最下
層には、図示しない受け板が設けられており、この受け
板を、リフタ23で上方へ持ち上げることにより、積層
されているVベルト6を上昇させ、図示しないセンサ
で、Vベルト6の上端が所定位置になったことを検出し
て停止させる。この所定位置では、最上層のVベルト6
が、ベルト収納手段7のガイドプレート13から外れた
状態となっている。
されるように、ベルト収納手段7の真上に移動させる。
このとき、移動側の保持用爪18aは、固定側の保持用
爪18bに接近しており、一対の保持用爪18a,18
b間の距離は、ベルト収納手段7に収納されているVベ
ルト6の内径よりも小さくなっている。一方、ベルト収
納手段7に積層収納されている多数のVベルト6の最下
層には、図示しない受け板が設けられており、この受け
板を、リフタ23で上方へ持ち上げることにより、積層
されているVベルト6を上昇させ、図示しないセンサ
で、Vベルト6の上端が所定位置になったことを検出し
て停止させる。この所定位置では、最上層のVベルト6
が、ベルト収納手段7のガイドプレート13から外れた
状態となっている。
【0020】この状態で、上下用シリンダ20で一対の
保持用爪18a,18bを降下させて最上層のVベルト
6の内側に入り込ませ、水平用シリンダ19で図4に示
されるように、移動側の保持用爪18aを、固定側の保
持用爪18bから離反させることによりVベルト6を長
円形に押し拡げて保持し、その状態で、上下用シリンダ
20で保持用爪18a,18bを上昇させ、図示しない
駆動手段でベルト取出手段9の全体を図1の左方へ移動
させて載置台8の上に停止させ、上下用シリンダ20で
Vベルト6を保持している保持用爪18a,18bを載
置台8に降下させ、水平用シリンダ19で、移動側の保
持用爪18aを固定側の保持用爪18bに近接させるこ
とにより、Vベルト6の保持を解除してVベルト6を載
置台8の所定位置に載置する。この載置台8は、図5に
示されるように、その両側にガイド24を有しており、
これらのガイド24によって、載置されたVベルト6が
ほぼ長円形に保持されるようになっている。
保持用爪18a,18bを降下させて最上層のVベルト
6の内側に入り込ませ、水平用シリンダ19で図4に示
されるように、移動側の保持用爪18aを、固定側の保
持用爪18bから離反させることによりVベルト6を長
円形に押し拡げて保持し、その状態で、上下用シリンダ
20で保持用爪18a,18bを上昇させ、図示しない
駆動手段でベルト取出手段9の全体を図1の左方へ移動
させて載置台8の上に停止させ、上下用シリンダ20で
Vベルト6を保持している保持用爪18a,18bを載
置台8に降下させ、水平用シリンダ19で、移動側の保
持用爪18aを固定側の保持用爪18bに近接させるこ
とにより、Vベルト6の保持を解除してVベルト6を載
置台8の所定位置に載置する。この載置台8は、図5に
示されるように、その両側にガイド24を有しており、
これらのガイド24によって、載置されたVベルト6が
ほぼ長円形に保持されるようになっている。
【0021】図6は、Vベルト6を装着する際に、一方
のプーリ4を他方のプーリ5側に近接させるとともに、
傾斜させるプーリ位置調整手段10の構成図である。
のプーリ4を他方のプーリ5側に近接させるとともに、
傾斜させるプーリ位置調整手段10の構成図である。
【0022】同図において、25は搬送パレット3上に
支持手段50で支持された板状の軸受けホルダであり、
大径プーリ5は、この軸受けホルダ25に取り付けられ
ており、小径プーリ4は、軸受けホルダ25に仮止めさ
れたモータ26に取り付けられている。
支持手段50で支持された板状の軸受けホルダであり、
大径プーリ5は、この軸受けホルダ25に取り付けられ
ており、小径プーリ4は、軸受けホルダ25に仮止めさ
れたモータ26に取り付けられている。
【0023】プーリ位置調整手段10は、小径プーリ4
を大径プーリ5に近付ける幅寄用プッシャ27と、小径
プーリ4を大径プーリ5側へ傾斜させる傾斜用プッシャ
28とを備えており、プーリ4,5が所定位置に搬送さ
れてきたときには、図7に示されるように、両プッシャ
27,28によって、小径プーリ4を大径プーリ5側へ
近接させるとともに、傾斜させる。
を大径プーリ5に近付ける幅寄用プッシャ27と、小径
プーリ4を大径プーリ5側へ傾斜させる傾斜用プッシャ
28とを備えており、プーリ4,5が所定位置に搬送さ
れてきたときには、図7に示されるように、両プッシャ
27,28によって、小径プーリ4を大径プーリ5側へ
近接させるとともに、傾斜させる。
【0024】図8は、載置台8に載置されたVベルト6
を、プーリ位置調整手段10で近接された両プーリ4,
5に装着するベルト装着手段11の構成図である。
を、プーリ位置調整手段10で近接された両プーリ4,
5に装着するベルト装着手段11の構成図である。
【0025】このベルト装着手段11は、Vベルト6の
内側に入り込んで該ベルト6を外方へ押し拡げることで
ベルト6を保持する一対の保持用爪29a,29bを有
するとともに、この保持用爪29a,29bで保持され
た状態のVベルト6を、後述のように、各プーリ4,5
に近接させた位置で各プーリ4,5へ押し出すことによ
りVベルト6を装着する一対の押出用爪30a,30b
を有している。一対の保持用爪29a,29bの内、移
動側の保持用爪29aは、固定側の保持用爪29bに対
して、水平用シリンダ31によって水平方向に接近離反
できるように構成されており、これら一対の保持用爪2
9a,29bは、上下用シリンダ32によって上下方向
に一体的に移動できるように構成されており、さらに、
上下用シリンダ32を含む全体が、図1に示される取り
付け板22に取り付けられて図1の左右方向へ図示しな
い駆動手段で移動可能となっている。
内側に入り込んで該ベルト6を外方へ押し拡げることで
ベルト6を保持する一対の保持用爪29a,29bを有
するとともに、この保持用爪29a,29bで保持され
た状態のVベルト6を、後述のように、各プーリ4,5
に近接させた位置で各プーリ4,5へ押し出すことによ
りVベルト6を装着する一対の押出用爪30a,30b
を有している。一対の保持用爪29a,29bの内、移
動側の保持用爪29aは、固定側の保持用爪29bに対
して、水平用シリンダ31によって水平方向に接近離反
できるように構成されており、これら一対の保持用爪2
9a,29bは、上下用シリンダ32によって上下方向
に一体的に移動できるように構成されており、さらに、
上下用シリンダ32を含む全体が、図1に示される取り
付け板22に取り付けられて図1の左右方向へ図示しな
い駆動手段で移動可能となっている。
【0026】また、移動側の保持用爪29aは、上下用
シリンダ33によって、上下方向に移動可能に構成され
ており、この保持用爪29aに対応する押出用爪30a
も上下用シリンダ34によって上下方向に移動可能とな
っている。一方、固定側の保持用爪29bに対応する押
出用爪30bは、上下用シリンダ35によって上下方向
に移動可能となっている。
シリンダ33によって、上下方向に移動可能に構成され
ており、この保持用爪29aに対応する押出用爪30a
も上下用シリンダ34によって上下方向に移動可能とな
っている。一方、固定側の保持用爪29bに対応する押
出用爪30bは、上下用シリンダ35によって上下方向
に移動可能となっている。
【0027】一対の保持用爪29a,29bは、小径プ
ーリ4および大径プーリ5の外形に対応した円弧状とな
っており、押出用爪30a,30bは、かかる保持用爪
29a,29bの外周に摺接して上下方向に移動するよ
うに構成されている。
ーリ4および大径プーリ5の外形に対応した円弧状とな
っており、押出用爪30a,30bは、かかる保持用爪
29a,29bの外周に摺接して上下方向に移動するよ
うに構成されている。
【0028】このベルト装着手段11によるVベルト6
の装着動作を、図9および図10を参照しながら説明す
る。
の装着動作を、図9および図10を参照しながら説明す
る。
【0029】すなわち、ベルト装着手段11を、載置台
8に載置されたVベルト6の真上に移動させ、このと
き、移動側の保持用爪29aは、固定側の保持用爪29
bに接近しており、一対の保持用爪29a,29b間の
距離は、載置されているVベルト6の内径よりも小さく
なっている。この状態で、上下用シリンダ32で一対の
保持用爪29a,29bを含む全体を降下させて保持用
爪29a,29bを、Vベルト6の内側に入り込ませ、
水平用シリンダ31で図9(A)に示されるように、移
動側の保持用爪29aを、固定側の保持用爪29bから
離反させることによりVベルト6を押し拡げて保持し、
その状態で、上下用シリンダ32で保持用爪29a,2
9bを含む全体を上昇させ、図示しない駆動手段でベル
ト装着手段11を図1の左方へ移動させてプーリ4,5
の真上で停止させる。
8に載置されたVベルト6の真上に移動させ、このと
き、移動側の保持用爪29aは、固定側の保持用爪29
bに接近しており、一対の保持用爪29a,29b間の
距離は、載置されているVベルト6の内径よりも小さく
なっている。この状態で、上下用シリンダ32で一対の
保持用爪29a,29bを含む全体を降下させて保持用
爪29a,29bを、Vベルト6の内側に入り込ませ、
水平用シリンダ31で図9(A)に示されるように、移
動側の保持用爪29aを、固定側の保持用爪29bから
離反させることによりVベルト6を押し拡げて保持し、
その状態で、上下用シリンダ32で保持用爪29a,2
9bを含む全体を上昇させ、図示しない駆動手段でベル
ト装着手段11を図1の左方へ移動させてプーリ4,5
の真上で停止させる。
【0030】次に、移動側の保持用爪29aを、上下用
シリンダ33によって上昇させ、上下用シリンダ32に
よって保持用爪29a,29bを含む全体を降下させ、
図10(A)に示されるように、固定側の保持用爪29
bが、大径プーリ5の上に乗り、この状態において、固
定側に対応する押出用爪30bが、上下用シリンダ35
によって押下げられ、このとき、図9(B)および図1
0(B)に示されるように、固定側の保持用爪29bに
保持されたVベルト6が大径プーリ5のV溝にはまり込
む。一対の保持用爪29a,29bでは、一定の張力で
Vベルト6を保持しているので、大径プーリ5のV溝に
Vベルト6がはまり込むことによって、移動側の保持用
爪29aが、更に、外方に開く。
シリンダ33によって上昇させ、上下用シリンダ32に
よって保持用爪29a,29bを含む全体を降下させ、
図10(A)に示されるように、固定側の保持用爪29
bが、大径プーリ5の上に乗り、この状態において、固
定側に対応する押出用爪30bが、上下用シリンダ35
によって押下げられ、このとき、図9(B)および図1
0(B)に示されるように、固定側の保持用爪29bに
保持されたVベルト6が大径プーリ5のV溝にはまり込
む。一対の保持用爪29a,29bでは、一定の張力で
Vベルト6を保持しているので、大径プーリ5のV溝に
Vベルト6がはまり込むことによって、移動側の保持用
爪29aが、更に、外方に開く。
【0031】次に、移動側の保持用爪29aが、上下用
シリンダ33によって降下して小径プーリ4の上に乗
り、この状態において、図9(C)および図10(C)
に示されるように、移動側に対応する押出用爪30a
が、上下用シリンダ34によって押下げられ、このと
き、移動側の保持用爪29aに保持されたVベルト6が
小径プーリ4のV溝にはまり込み、プーリ位置調整手段
10の各プッシャ27,28が元の位置に復帰し、これ
によって、大径プーリ5側に傾斜していた小径プーリ4
も復帰する。
シリンダ33によって降下して小径プーリ4の上に乗
り、この状態において、図9(C)および図10(C)
に示されるように、移動側に対応する押出用爪30a
が、上下用シリンダ34によって押下げられ、このと
き、移動側の保持用爪29aに保持されたVベルト6が
小径プーリ4のV溝にはまり込み、プーリ位置調整手段
10の各プッシャ27,28が元の位置に復帰し、これ
によって、大径プーリ5側に傾斜していた小径プーリ4
も復帰する。
【0032】以上の各動作を各手段が順次行うことによ
り、順次搬送されてくるプーリ4,5に対して、Vベル
ト6が順次装着されることになる。
り、順次搬送されてくるプーリ4,5に対して、Vベル
ト6が順次装着されることになる。
【0033】このようにして、ベルト収納手段7からベ
ルト取出手段9でVベルト6を取り出して所定位置に載
置し、この載置したVベルト6を、ベルト装着手段11
によって近接位置に調整されたプーリ4,5に装着する
ので、従来例のように、作業者がVベルト6を、プーリ
4,5に装着する必要がなく、ベルト収納手段7にVベ
ルト6を収納するだけでよい。したがって、一人のオペ
レータで複数のベルト装着装置1を操作できることにな
り、作業効率が向上して製品のコストを低減することが
できる。
ルト取出手段9でVベルト6を取り出して所定位置に載
置し、この載置したVベルト6を、ベルト装着手段11
によって近接位置に調整されたプーリ4,5に装着する
ので、従来例のように、作業者がVベルト6を、プーリ
4,5に装着する必要がなく、ベルト収納手段7にVベ
ルト6を収納するだけでよい。したがって、一人のオペ
レータで複数のベルト装着装置1を操作できることにな
り、作業効率が向上して製品のコストを低減することが
できる。
【0034】また、Vベルト6を、大きさの異なる種類
に切換える場合には、ベルト収納手段7のガイドプレー
ト13の開度を調整するとともに、ベルト装着手段11
の保持用爪29a,29bおよび押出用爪30a,30
bを取り替えるだけでよく、容易に対応できることにな
る。
に切換える場合には、ベルト収納手段7のガイドプレー
ト13の開度を調整するとともに、ベルト装着手段11
の保持用爪29a,29bおよび押出用爪30a,30
bを取り替えるだけでよく、容易に対応できることにな
る。
【0035】上述の実施例では、ベルト取出手段9とベ
ルト装着手段11とは、個別に設けたけれども、本発明
の他の実施例として、ベルト取出手段9を、ベルト装着
手段11で兼用する構成としてもよい。
ルト装着手段11とは、個別に設けたけれども、本発明
の他の実施例として、ベルト取出手段9を、ベルト装着
手段11で兼用する構成としてもよい。
【0036】上述の実施例では、Vベルトの装着に適用
して説明したけれども、本発明は、Vベルトに限るもの
ではなく、他の丸ベルトや平ベルトにも同様に適用でき
るものである。
して説明したけれども、本発明は、Vベルトに限るもの
ではなく、他の丸ベルトや平ベルトにも同様に適用でき
るものである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支軸を中
心として径方向に移動調整自在の複数のガイドプレート
の外側に、ベルトを嵌めて積層収納しておき、ベルトの
内側に入り込んでベルトを拡げることにより保持する保
持部によってベルトを取り出し、プーリに近接させた位
置で、保持された状態のベルトをプーリに装着するの
で、従来例のように作業者が、ベルトをプーリに装着す
る必要がなく、作業効率が向上してベルトを装着された
製品のコストの低減を図ることができる。
心として径方向に移動調整自在の複数のガイドプレート
の外側に、ベルトを嵌めて積層収納しておき、ベルトの
内側に入り込んでベルトを拡げることにより保持する保
持部によってベルトを取り出し、プーリに近接させた位
置で、保持された状態のベルトをプーリに装着するの
で、従来例のように作業者が、ベルトをプーリに装着す
る必要がなく、作業効率が向上してベルトを装着された
製品のコストの低減を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】図1のベルト収納手段の構成図である。
【図3】図1のベルト取出手段の構成図である。
【図4】ベルト取出手段でベルトを保持した状態を示す
図である。
図である。
【図5】載置台に載置されたVベルトの平面図である。
【図6】図1のプーリ位置調整手段の構成図である。
【図7】プーリ位置調整手段によってプーリを近接させ
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図8】図1のベルト装着手段の構成図である。
【図9】ベルト装着手段によるベルトの装着の手順を示
す図である。
す図である。
【図10】ベルト装着手段によるベルトの装着の手順を
示す一部拡大図である。
示す一部拡大図である。
4,5 プーリ 6 Vベルト 7 ベルト収納手段 9 ベルト取出手段 10 プーリ位置調整
手段 11 ベルト装着手段 18a,18b;29a,29b 保持用爪 30a,30b 押出用爪
手段 11 ベルト装着手段 18a,18b;29a,29b 保持用爪 30a,30b 押出用爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 7/24
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のプーリ間にベルトを装着するベル
ト装着装置であって、 支軸の周囲に配置されて該支軸に沿って延び、かつ、前
記支軸を中心に径方向に移動調整自在な複数のガイドプ
レートを有し、支軸を中心とした前記複数のガイドプレ
ートの外側に、複数の前記ベルトが嵌められて積層収納
されるベルト収納手段と、 ベルトの内側に入り込んで該ベルトを外方へ押し拡げる
ことでベルトを保持する移動自在な保持部を有し、前記
保持部で前記ベルト収納手段のベルトを取り出して所定
位置に載置するベルト取出手段と、 前記プーリ間の距離を、ベルト装着のために近接させる
プーリ位置調整手段と、 ベルトの内側に入り込んで該ベルトを外方へ押し拡げる
ことでベルトを保持する移動自在な保持部を有するとと
もに、該保持部で保持された前記所定位置のベルトを、
前記保持部に保持された状態で、前記各プーリに近接さ
せた位置で各プーリへ押し出すことによりベルトをプー
リに装着する押出部を有するベルト装着手段と、 を備えることを特徴とするベルト装着装置。 - 【請求項2】 複数のプーリ間にベルトを装着するベル
ト装着装置であって、 支軸の周囲に配置されて該支軸に沿って延び、かつ、前
記支軸を中心に径方向に移動調整自在な複数のガイドプ
レートを有し、支軸を中心とした前記複数のガイドプレ
ートの外側に、複数の前記ベルトが嵌められて積層収納
されるベルト収納手段と、 前記プーリ間の距離を、ベルト装着のために近接させる
プーリ位置調整手段と、 ベルトの内側に入り込んで該ベルトを外方へ押し拡げる
ことでベルトを保持する移動自在な保持部を有するとと
もに、該保持部によって前記ベルト収納手段から取り出
されて保持されたベルトを、保持された状態で前記各プ
ーリに近接させた位置で各プーリへ押し出すことにより
ベルトをプーリに装着する押出部を有するベルト装着手
段と、 を備えることを特徴とするベルト装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296451A JP2913083B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | ベルト装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5296451A JP2913083B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | ベルト装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151200A JPH07151200A (ja) | 1995-06-13 |
JP2913083B2 true JP2913083B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17833721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5296451A Expired - Lifetime JP2913083B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | ベルト装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2913083B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4718048B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2011-07-06 | 三ツ星ベルト株式会社 | 環状ベルト体の移送方法及び移送装置 |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP5296451A patent/JP2913083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07151200A (ja) | 1995-06-13 |
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