JP2912765B2 - 表示システム - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCD(液晶表示装
置)などを用いてキャラクタ情報やグラフィック情報の
表示を行なう表示システムに関する。
置)などを用いてキャラクタ情報やグラフィック情報の
表示を行なう表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の表示システムの従来構成を図1
2に示す。図12において、21はシステムの中央処理
装置(CPU)、22はCPU21のプログラムや各種
データの格納のためのROM/RAM、23はCPUバ
スである。24はLCD、25は表示制御装置、31は
ドットパターンを格納するグラフィックROM、29は
文字コードを格納するキャラクタRAM、30は文字コ
ードをドットパターンに変換するためのCGROM、3
2は文字のアトリビュート(表示画面上での装飾)のた
めの制御情報を文字対応に格納するアトリビュートRA
Mである。
2に示す。図12において、21はシステムの中央処理
装置(CPU)、22はCPU21のプログラムや各種
データの格納のためのROM/RAM、23はCPUバ
スである。24はLCD、25は表示制御装置、31は
ドットパターンを格納するグラフィックROM、29は
文字コードを格納するキャラクタRAM、30は文字コ
ードをドットパターンに変換するためのCGROM、3
2は文字のアトリビュート(表示画面上での装飾)のた
めの制御情報を文字対応に格納するアトリビュートRA
Mである。
【0003】表示制御装置25は表示開始ポインタ2
6、表示アドレス発生部27及びバス選択部28からな
り、例えば1チップLSIとして実現される。
6、表示アドレス発生部27及びバス選択部28からな
り、例えば1チップLSIとして実現される。
【0004】この表示システムの動作の概略は以下の通
りである。表示制御部25において、表示アドレス発生
部27は、CPU21から設定された表示開始ポインタ
26の値をベース値として、カラム方向とラスタ方向の
オフセット値を加算することによってn+1ビットの表
示アドレス信号を発生する。バス選択部28は、このn
+1ビットの表示アドレス信号をRAM29,31,3
2及びCGROM30へ分配する。
りである。表示制御部25において、表示アドレス発生
部27は、CPU21から設定された表示開始ポインタ
26の値をベース値として、カラム方向とラスタ方向の
オフセット値を加算することによってn+1ビットの表
示アドレス信号を発生する。バス選択部28は、このn
+1ビットの表示アドレス信号をRAM29,31,3
2及びCGROM30へ分配する。
【0005】グラフィックRAM31は、表示アドレス
信号の全ビット(ビット0〜n)によってアドレッシン
グされることにより、格納しているドットパターンを出
力する。キャラクタRAM29とアトリビュートRAM
32は、表示アドレス信号のビット5〜nによってアド
レッシングされることにより、文字コードとそれに対応
したアトリビュート情報を同時に出力する。CGROM
30は、キャラクタRAM29の出力文字コードを文字
選択アドレス、表示アドレス信号のビット0〜4をラス
タススキャンアドレスとして、文字コードに対応する文
字をドットパターンに展開し出力する。
信号の全ビット(ビット0〜n)によってアドレッシン
グされることにより、格納しているドットパターンを出
力する。キャラクタRAM29とアトリビュートRAM
32は、表示アドレス信号のビット5〜nによってアド
レッシングされることにより、文字コードとそれに対応
したアトリビュート情報を同時に出力する。CGROM
30は、キャラクタRAM29の出力文字コードを文字
選択アドレス、表示アドレス信号のビット0〜4をラス
タススキャンアドレスとして、文字コードに対応する文
字をドットパターンに展開し出力する。
【0006】図13は文字ドットパターン展開を説明す
るための図であって、(a)はCGROM30の入出力
信号名を示し、また(b)はCGROM30内の一つの
文字の16×16ドットパターンとラスタスキャンアド
レス信号(A0〜A4)の関係及び出力信号(D0〜D
7)を示している。
るための図であって、(a)はCGROM30の入出力
信号名を示し、また(b)はCGROM30内の一つの
文字の16×16ドットパターンとラスタスキャンアド
レス信号(A0〜A4)の関係及び出力信号(D0〜D
7)を示している。
【0007】表示制御部33は、アトリビュートRAM
32から入力したアトリビュート情報に従って、CGR
OM30からの入力ドットパターンにアトリビュート処
理を施する。そして、アトリビュート処理後の文字ドッ
トパターンデータと、グラフィックRAM31からの入
力グラフィック情報との論理和データを、表示データと
してLCD24へ転送する(2値表示の場合)。なお、
この表示制御部33からLCD24に対し、フレーム同
期信号、ライン同期信号、表示データの転送クロック信
号も送出される。
32から入力したアトリビュート情報に従って、CGR
OM30からの入力ドットパターンにアトリビュート処
理を施する。そして、アトリビュート処理後の文字ドッ
トパターンデータと、グラフィックRAM31からの入
力グラフィック情報との論理和データを、表示データと
してLCD24へ転送する(2値表示の場合)。なお、
この表示制御部33からLCD24に対し、フレーム同
期信号、ライン同期信号、表示データの転送クロック信
号も送出される。
【0008】また表示制御部33は、いわゆるフレーム
間引き法によりグラフィック情報の階調表示を行なうこ
とができる。このフレーム間引き法については、例えば
日経エレクトロニクス(1987年11月2日)の第1
35頁から第136頁に述べられている。
間引き法によりグラフィック情報の階調表示を行なうこ
とができる。このフレーム間引き法については、例えば
日経エレクトロニクス(1987年11月2日)の第1
35頁から第136頁に述べられている。
【0009】この階調表示に関係した表示制御部33の
従来構成を図14に示す。グラフィックRAM31から
2バイトのデータが1バイトずつ続けて読み込まれ、先
の1バイトはフリップフロップ群35を介してセレクタ
群36に入力し、後の1バイトは直接的にセレクタ群3
7に入力する。そして、フレーム切替信号に従って各セ
レクタ群36,37により入力データの隣合う2ビット
の一方が選択されることにより、1バイトのLCD転送
データが得られる。
従来構成を図14に示す。グラフィックRAM31から
2バイトのデータが1バイトずつ続けて読み込まれ、先
の1バイトはフリップフロップ群35を介してセレクタ
群36に入力し、後の1バイトは直接的にセレクタ群3
7に入力する。そして、フレーム切替信号に従って各セ
レクタ群36,37により入力データの隣合う2ビット
の一方が選択されることにより、1バイトのLCD転送
データが得られる。
【0010】各セレクタ群36,37によるビット選択
とフレーム切替信号及びフレーム同期信号との関係及び
表示濃度を図15に示す。この図から、3フレーム周期
で4階調の表示が可能であることを理解できるであろ
う。
とフレーム切替信号及びフレーム同期信号との関係及び
表示濃度を図15に示す。この図から、3フレーム周期
で4階調の表示が可能であることを理解できるであろ
う。
【0011】次に、CPU21から各RAM29,3
1,32へのアクセスについて説明する。バス選択部2
8によってCPUバス23のアドレス信号(n+1ビッ
ト)が選択されRAM29,31,32と接続される。
またCPUバス23のデータ信号は、CPU21が指定
したRAM29,31,32の一つとバス選択部28の
データバスバッファ28A,28B,28Cを介し接続
される。このようなアドレス信号とデータ信号の接続の
後、CPU21は指定したRAM29,21,32の書
き込みまたは読み出しを行なう。
1,32へのアクセスについて説明する。バス選択部2
8によってCPUバス23のアドレス信号(n+1ビッ
ト)が選択されRAM29,31,32と接続される。
またCPUバス23のデータ信号は、CPU21が指定
したRAM29,31,32の一つとバス選択部28の
データバスバッファ28A,28B,28Cを介し接続
される。このようなアドレス信号とデータ信号の接続の
後、CPU21は指定したRAM29,21,32の書
き込みまたは読み出しを行なう。
【0012】さて、表示制御装置25は定周期で表示動
作→RAM29,31,32のリフレッシュ動作→アイ
ドル→表示動作→...を繰り返しているが、これとは
非同期にCPU21はRAM29,31,32のアクセ
スを行なうため、アイドル状態以外でCPU21からア
クセスがあると、RAM29,31,32のバス使用権
の競合が起こる。この競合を避けるため、CPU21が
RAM29,31,32のアクセスを行なった時に表示
制御装置25が表示動作中またはリフレッシュ動作中で
あると、バス選択部28よりCPU21に対してビジー
信号を送出し、その解除までCPU21の動作を停止さ
せる方法が一般に採用されている。
作→RAM29,31,32のリフレッシュ動作→アイ
ドル→表示動作→...を繰り返しているが、これとは
非同期にCPU21はRAM29,31,32のアクセ
スを行なうため、アイドル状態以外でCPU21からア
クセスがあると、RAM29,31,32のバス使用権
の競合が起こる。この競合を避けるため、CPU21が
RAM29,31,32のアクセスを行なった時に表示
制御装置25が表示動作中またはリフレッシュ動作中で
あると、バス選択部28よりCPU21に対してビジー
信号を送出し、その解除までCPU21の動作を停止さ
せる方法が一般に採用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来構
成によれば、次のような問題点があった。
成によれば、次のような問題点があった。
【0014】(1)CPU21側で文字毎にアトリビュ
ート情報を指定し、これをアトリビュートRAM32に
格納するため、アトリビュートRAM32として1画面
のキャラクタ数相当の、かなり大容量のRAMが必要で
ある。
ート情報を指定し、これをアトリビュートRAM32に
格納するため、アトリビュートRAM32として1画面
のキャラクタ数相当の、かなり大容量のRAMが必要で
ある。
【0015】(2)RAM29,31,32のバス競合
時、CPU21は動作を停止しRAM29,31,32
の内容更新ができない。これは表示内容の更新速度の低
下を招き、ひいてはシステムのパフォーマンスが低下す
る。
時、CPU21は動作を停止しRAM29,31,32
の内容更新ができない。これは表示内容の更新速度の低
下を招き、ひいてはシステムのパフォーマンスが低下す
る。
【0016】(3)CGROM30に登録されていない
文字(外字)を表示しようとする場合、CPU21はR
OM/RAM22のROM領域に格納されている対応ド
ットパターンをグラフィックデータとしてグラフィック
RAM31へ転送する必要がある。このように、CGR
OM30に登録されている文字と登録されていない外字
とで表示処理系が異なってしまうため、ソフトウエア効
率が悪化する。
文字(外字)を表示しようとする場合、CPU21はR
OM/RAM22のROM領域に格納されている対応ド
ットパターンをグラフィックデータとしてグラフィック
RAM31へ転送する必要がある。このように、CGR
OM30に登録されている文字と登録されていない外字
とで表示処理系が異なってしまうため、ソフトウエア効
率が悪化する。
【0017】(4)CPU21がCGROM30の内容
を読み込むことができないため、CGROM30の登録
文字に対する文字装飾をソフトウエアにより行なうこと
ができず、この点でアプリケーションの拡張性が低い。
を読み込むことができないため、CGROM30の登録
文字に対する文字装飾をソフトウエアにより行なうこと
ができず、この点でアプリケーションの拡張性が低い。
【0018】(5)表示制御装置25の入出力アドレス
信号が2(n+1)本と多い。このことは、回路規模を
増大させるだけでなく、表示制御装置25をLSI化し
た場合に入出力ピン数の増加を招く。例えば、RAM容
量を128Kバイトとした場合、そのアドレス信号は1
7ビットとなるから、アドレス信号のために合計34本
もの入出力ピンが必要となってしまい、LSIパッケー
ジが大型化する。
信号が2(n+1)本と多い。このことは、回路規模を
増大させるだけでなく、表示制御装置25をLSI化し
た場合に入出力ピン数の増加を招く。例えば、RAM容
量を128Kバイトとした場合、そのアドレス信号は1
7ビットとなるから、アドレス信号のために合計34本
もの入出力ピンが必要となってしまい、LSIパッケー
ジが大型化する。
【0019】(6)表示アドレス発生部27によって生
成したアドレス信号はグラフィックRAM31とキャラ
クタRAM29に共通に与えられるため、表示開始ポイ
ンタ26を更新するとグラフィック情報とキャラクタ情
報が同時にスクロールされてしまい、それぞれ個別にス
クロール制御を行なうことができない。
成したアドレス信号はグラフィックRAM31とキャラ
クタRAM29に共通に与えられるため、表示開始ポイ
ンタ26を更新するとグラフィック情報とキャラクタ情
報が同時にスクロールされてしまい、それぞれ個別にス
クロール制御を行なうことができない。
【0020】なお、キャラクタ情報とグラフィック情報
のスクロール制御を独立に行なうために、キャラクタR
AM29とグラフィックRAM31のアドレス信号を分
離することが考えられる。しかし、必要なアドレス信号
がさらにn+1本増え、合計3×(n+1)本にもなる
ため、得策でない。
のスクロール制御を独立に行なうために、キャラクタR
AM29とグラフィックRAM31のアドレス信号を分
離することが考えられる。しかし、必要なアドレス信号
がさらにn+1本増え、合計3×(n+1)本にもなる
ため、得策でない。
【0021】(7)グラフィック情報の回転表示を行な
うには、ソフトウエアによってグラフィックRAM31
を書き換える必要があり、処理に時間がかかる。
うには、ソフトウエアによってグラフィックRAM31
を書き換える必要があり、処理に時間がかかる。
【0022】(8)階調表示の場合、グラフィックRA
M31から2バイトのデータを読み込んで1バイト分の
表示データを作成するため、グラフィックRAM31の
アクセスタイミングを2値表示の場合の2倍高速にする
必要がある。そのためグラフィックRAM31として高
価な高速RAMを用いる必要がある。また、このRAM
のアクセス速度が不足すると階調表示ができない。
M31から2バイトのデータを読み込んで1バイト分の
表示データを作成するため、グラフィックRAM31の
アクセスタイミングを2値表示の場合の2倍高速にする
必要がある。そのためグラフィックRAM31として高
価な高速RAMを用いる必要がある。また、このRAM
のアクセス速度が不足すると階調表示ができない。
【0023】(9)16×16ドットのフォントの場
合、JIS第1水準及び第2水準に対応しようとすると
CGROM30の必要容量は2Mビットとなり、キャラ
クタRAM29の出力信号は13本必要となる。したが
って、キャラクタRAM29及びアトリビュートRAM
32としてそれぞれ、×8ビットのRAMなら2個、×
4ビットのRAMなら4個が必要となり、キャラクタ表
示関連のRAMコストが増加する。
合、JIS第1水準及び第2水準に対応しようとすると
CGROM30の必要容量は2Mビットとなり、キャラ
クタRAM29の出力信号は13本必要となる。したが
って、キャラクタRAM29及びアトリビュートRAM
32としてそれぞれ、×8ビットのRAMなら2個、×
4ビットのRAMなら4個が必要となり、キャラクタ表
示関連のRAMコストが増加する。
【0024】(10)ファクシミリ画像の表示が考慮さ
れていないため、ファクシミリ画像を表示したい場合、
ソフトウエアで予め縮小及び階調変換を行なった画像デ
ータをグラフィックRAM31に書き込むしかなく、表
示に時間がかかる。
れていないため、ファクシミリ画像を表示したい場合、
ソフトウエアで予め縮小及び階調変換を行なった画像デ
ータをグラフィックRAM31に書き込むしかなく、表
示に時間がかかる。
【0025】本発明は、上述のような問題点に鑑み、よ
り高性能の表示システム及び表示制御装置を提供しよう
とするものであって、特に前記(1)、(6)、(7)
及び(8)の問題点について改善した表示システムを提
供することを目的とする。
り高性能の表示システム及び表示制御装置を提供しよう
とするものであって、特に前記(1)、(6)、(7)
及び(8)の問題点について改善した表示システムを提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば表示システムは次に述べるような構
成とされる。
め、本発明によれば表示システムは次に述べるような構
成とされる。
【0027】本発明の表示システムは、表示装置と、こ
の表示装置に対応して第1画面領域と第2画面領域とに
より定義され、表示データを記憶するVRAMと、前記
表示装置へその画面走査と同期して前記VRAM内の表
示データを前記表示装置へ転送し表示させる制御を行な
う表示制御装置と、2値表示モードと階調表示モードと
のモード指定に基づき、前記表示制御装置を制御する中
央処理装置とを具備し、前記中央処理装置は前記2値表
示モードが指定された場合、前記第1画面領域にはキャ
ラクタ情報のドットパターンデータを、前記第2画面領
域グラフィック情報のドットパターンデータを記憶させ
ると共に前記表示制御装置により前記第1画面領域のデ
ータと前記第2画面領域のデータとを論理和して前記表
示装置へ転送し、また、前記階調表示モードが指定され
た場合には、前記第1画面領域と前記第2画面領域とを
均等に割り当てると共に前記表示制御装置により前記第
1画面領域のデータまたは前記第2画面領域のデータを
前記表示装置のフレーム単位で選択して前記表示装置へ
転送することを特徴とする。
の表示装置に対応して第1画面領域と第2画面領域とに
より定義され、表示データを記憶するVRAMと、前記
表示装置へその画面走査と同期して前記VRAM内の表
示データを前記表示装置へ転送し表示させる制御を行な
う表示制御装置と、2値表示モードと階調表示モードと
のモード指定に基づき、前記表示制御装置を制御する中
央処理装置とを具備し、前記中央処理装置は前記2値表
示モードが指定された場合、前記第1画面領域にはキャ
ラクタ情報のドットパターンデータを、前記第2画面領
域グラフィック情報のドットパターンデータを記憶させ
ると共に前記表示制御装置により前記第1画面領域のデ
ータと前記第2画面領域のデータとを論理和して前記表
示装置へ転送し、また、前記階調表示モードが指定され
た場合には、前記第1画面領域と前記第2画面領域とを
均等に割り当てると共に前記表示制御装置により前記第
1画面領域のデータまたは前記第2画面領域のデータを
前記表示装置のフレーム単位で選択して前記表示装置へ
転送することを特徴とする。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【作用】本発明によれば、2値表示モードが指定された
場合に、キャラクタ情報と罫線等のグラフィック情報を
重ねて表示し、グラフィック情報を固定したままキャラ
クタ情報のスクロールもしくは表示切り替えが可能であ
るため、作表あるいは表編集等の場合に都合がよい。ま
た、階調表示モードが指定された場合に、表示装置の各
フレームで、VRAMの第1画面領域または第2画面領
域のいずれか一方のデータを表示装置の画面走査に同期
して、そのまま表示装置へ転送することで階調表示が行
なわれるため、VRAMは表示装置の画面走査に追従し
てデータ読み出しが可能なアクセス速度を持つものであ
ればよく、従来に比べ低速のVRAMを用いて階調表示
を行なうことができる。
場合に、キャラクタ情報と罫線等のグラフィック情報を
重ねて表示し、グラフィック情報を固定したままキャラ
クタ情報のスクロールもしくは表示切り替えが可能であ
るため、作表あるいは表編集等の場合に都合がよい。ま
た、階調表示モードが指定された場合に、表示装置の各
フレームで、VRAMの第1画面領域または第2画面領
域のいずれか一方のデータを表示装置の画面走査に同期
して、そのまま表示装置へ転送することで階調表示が行
なわれるため、VRAMは表示装置の画面走査に追従し
てデータ読み出しが可能なアクセス速度を持つものであ
ればよく、従来に比べ低速のVRAMを用いて階調表示
を行なうことができる。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0041】図1は表示システム及び表示制御装置の全
体的構成を示すブロック図である。図2と図3はそれぞ
れ図1の部分詳細図である。
体的構成を示すブロック図である。図2と図3はそれぞ
れ図1の部分詳細図である。
【0042】図1において、1はシステムのCPU(中
央処理装置)、2はプログラムやデータを格納するため
のROM/RAM、3はCPUバスである。4はLC
D、5は表示制御装置である。この表示制御装置5から
LCD4へ、表示データ信号と、その転送クロック信
号、それにラスタスキャンのタイミング制御のためのフ
レーム同期信号及びライン同期信号が送られる(図
3)。表示制御装置5からLCD4へ1バイト単位で表
示データが転送されるが、各バイトはLCD4の画面上
の1カラムの横8ドットに対応する。
央処理装置)、2はプログラムやデータを格納するため
のROM/RAM、3はCPUバスである。4はLC
D、5は表示制御装置である。この表示制御装置5から
LCD4へ、表示データ信号と、その転送クロック信
号、それにラスタスキャンのタイミング制御のためのフ
レーム同期信号及びライン同期信号が送られる(図
3)。表示制御装置5からLCD4へ1バイト単位で表
示データが転送されるが、各バイトはLCD4の画面上
の1カラムの横8ドットに対応する。
【0043】6はドットパターンデータを格納するため
のVRAM、7は文字のドットパターン情報を格納して
いるCGROMである。このCGROM7はVRAM6
と共通のVRAMバス10に接続されている。表示制御
装置5からは、ダイナミックメモリであるVRAM6に
対しRAS信号とCAS信号、ライトイネーブル信号と
リードイネーブル信号が与えられ、CGROM7に対し
CGチップイネーブル信号とリードイネーブル信号が与
えられる(図3)。
のVRAM、7は文字のドットパターン情報を格納して
いるCGROMである。このCGROM7はVRAM6
と共通のVRAMバス10に接続されている。表示制御
装置5からは、ダイナミックメモリであるVRAM6に
対しRAS信号とCAS信号、ライトイネーブル信号と
リードイネーブル信号が与えられ、CGROM7に対し
CGチップイネーブル信号とリードイネーブル信号が与
えられる(図3)。
【0044】表示制御装置5はパラメータレジスタ部1
00、コマンド解析部200、状態制御部300、コマ
ンド処理部400、アトリビュート解析部500、表示
アドレス発生部600、表示制御部700、リード/ラ
イト制御部800、VRAMバス8とのデータ転送のた
めのバスバッファ802,803からなる。
00、コマンド解析部200、状態制御部300、コマ
ンド処理部400、アトリビュート解析部500、表示
アドレス発生部600、表示制御部700、リード/ラ
イト制御部800、VRAMバス8とのデータ転送のた
めのバスバッファ802,803からなる。
【0045】VRAM6の管理方法について説明する。
図9と図10はそれぞれ2値表示の場合と階調表示の場
合のVRAM6の管理マップを示す。図示のように、V
RAM6の空間は第1画面領域R1、第2画面領域R
2、固定画面領域R3、外字登録領域R4及び画像処理
バッファ領域R5に分割されて管理される。
図9と図10はそれぞれ2値表示の場合と階調表示の場
合のVRAM6の管理マップを示す。図示のように、V
RAM6の空間は第1画面領域R1、第2画面領域R
2、固定画面領域R3、外字登録領域R4及び画像処理
バッファ領域R5に分割されて管理される。
【0046】通常、第1画面領域R1と第2画面領域R
2が表示に使用されるが、その管理方法は表示モード
(2値表示/階調表示)によって異なる。
2が表示に使用されるが、その管理方法は表示モード
(2値表示/階調表示)によって異なる。
【0047】2値表示の場合、図9に示されるように、
第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管理単
位はLCD4の画面のカラム数(COL)と等しく、ま
た第2画面領域R2の容量はLCD4のROW×COL
バイトに等しい。ただしROWはLCD4のラスタ数で
ある。CPU1から指定される表示開始ポインタ値の変
更によって、第1画面領域R1の表示位置は移動(スク
ロール)するが、第2画面領域R2の表示位置は移動し
ない(スクロールしない)。
第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管理単
位はLCD4の画面のカラム数(COL)と等しく、ま
た第2画面領域R2の容量はLCD4のROW×COL
バイトに等しい。ただしROWはLCD4のラスタ数で
ある。CPU1から指定される表示開始ポインタ値の変
更によって、第1画面領域R1の表示位置は移動(スク
ロール)するが、第2画面領域R2の表示位置は移動し
ない(スクロールしない)。
【0048】第2画面領域R2の先頭番地F2ENT
は、表示モードによって変更されるもので、2値表示の
場合には F2ENT=MSIZE−MENT−COL*ROW となる。ただし、MSIZEはVRAM6のサイズ、M
ENTは固定画面領域R3の先頭番地(固定)である。
は、表示モードによって変更されるもので、2値表示の
場合には F2ENT=MSIZE−MENT−COL*ROW となる。ただし、MSIZEはVRAM6のサイズ、M
ENTは固定画面領域R3の先頭番地(固定)である。
【0049】階調表示の場合、図10に示されるよう
に、第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管
理単位は128バイトである。この128バイトの値は
B4原稿の1/2幅に相当するファクシミリ画像の幅に
対応する。これは、ファクシミリ画像の階調データを最
大1/2縮小で第1画面領域R2と第2画面領域R2に
格納できることを意味する。この表示モードでは、表示
開始ポインタ値を変更すると第1画面領域R1と第2画
面領域R2の表示位置が同時に移動する(スクロールす
る)。この表示モードの場合、第2画面領域の先頭番地
F2ENTは F2ENT=(MSIZE−MENT)/2 となる。
に、第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管
理単位は128バイトである。この128バイトの値は
B4原稿の1/2幅に相当するファクシミリ画像の幅に
対応する。これは、ファクシミリ画像の階調データを最
大1/2縮小で第1画面領域R2と第2画面領域R2に
格納できることを意味する。この表示モードでは、表示
開始ポインタ値を変更すると第1画面領域R1と第2画
面領域R2の表示位置が同時に移動する(スクロールす
る)。この表示モードの場合、第2画面領域の先頭番地
F2ENTは F2ENT=(MSIZE−MENT)/2 となる。
【0050】固定画面領域R3は、表示モードに関係な
く、CPU1より固定画面表示を指示した場合にLCD
4の画面の固定位置(スクロール不可)に表示される領
域である。外字登録領域R4は、CPU1から必要な外
字のドットパターンを登録する領域である。この外字登
録領域R4に登録した外字は、CGROM7の登録文字
と同様の処理で表示させることができる。
く、CPU1より固定画面表示を指示した場合にLCD
4の画面の固定位置(スクロール不可)に表示される領
域である。外字登録領域R4は、CPU1から必要な外
字のドットパターンを登録する領域である。この外字登
録領域R4に登録した外字は、CGROM7の登録文字
と同様の処理で表示させることができる。
【0051】画像処理バッファ領域R5は、ファクシミ
リ画像の縮小・階調変換処理を効率的に行なうために用
意された領域である。本実施例にあっては、B4原稿の
ファクシミリ画像の処理を考慮し、画像処理バッファ領
域R5は、管理単位がB4原稿1ライン分相当の256
バイトとされ、8ライン分の容量を持っている。
リ画像の縮小・階調変換処理を効率的に行なうために用
意された領域である。本実施例にあっては、B4原稿の
ファクシミリ画像の処理を考慮し、画像処理バッファ領
域R5は、管理単位がB4原稿1ライン分相当の256
バイトとされ、8ライン分の容量を持っている。
【0052】ここで、この表示システムの全体的動作を
説明する。CPU1から格別の動作指示がない場合、表
示アドレス発生部600から発生する表示アドレス信号
によってVRAM6がアドレッシングされ、表示データ
が表示制御部700を介してLCD4へ転送され表示さ
れる。
説明する。CPU1から格別の動作指示がない場合、表
示アドレス発生部600から発生する表示アドレス信号
によってVRAM6がアドレッシングされ、表示データ
が表示制御部700を介してLCD4へ転送され表示さ
れる。
【0053】CPU1より2値表示モードが指定された
場合、表示アドレス発生部600の制御によって、VR
AM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2の内容が
基本クロック(後述)の周期で交互に読み出され、その
論理和データがLCD4へ転送され表示される。第1画
面領域R1の読み出し開始番地は、図9に示されている
ように、CPU1によってパラメータレジスタ部100
に設定された表示開始ポインタ値(後述)によって決ま
る。つまり、表示開始ポインタ値を変更することにより
第1画面領域R1の表示位置のスクロールが可能であ
る。これに対して、第2画面領域R2の読み出し開始番
地は固定である(図9参照)。したがって、例えば第2
画面領域R2に罫線や網掛け等のグラフィック情報を格
納し、第1画面領域R1にキャラクタ情報を格納してお
くことにより、グラフィック情報を固定したままキャラ
クタ情報のスクロールや表示切替を行なうことができ
る。
場合、表示アドレス発生部600の制御によって、VR
AM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2の内容が
基本クロック(後述)の周期で交互に読み出され、その
論理和データがLCD4へ転送され表示される。第1画
面領域R1の読み出し開始番地は、図9に示されている
ように、CPU1によってパラメータレジスタ部100
に設定された表示開始ポインタ値(後述)によって決ま
る。つまり、表示開始ポインタ値を変更することにより
第1画面領域R1の表示位置のスクロールが可能であ
る。これに対して、第2画面領域R2の読み出し開始番
地は固定である(図9参照)。したがって、例えば第2
画面領域R2に罫線や網掛け等のグラフィック情報を格
納し、第1画面領域R1にキャラクタ情報を格納してお
くことにより、グラフィック情報を固定したままキャラ
クタ情報のスクロールや表示切替を行なうことができ
る。
【0054】また2値表示モードの場合、LCD4の画
面上のCPU1から指定されたアトリビュート領域(後
述)内のスキャン時に、アトリビュート領域判定部50
0からの指示により、表示制御部700は第1画面領域
R1からの読み出しデータにアトリビュート処理を施
す。したがって、文字対応のアトリビュート情報を記憶
するためのRAMを用意することなく、キャラクタ情報
のアトリビュートが可能である。
面上のCPU1から指定されたアトリビュート領域(後
述)内のスキャン時に、アトリビュート領域判定部50
0からの指示により、表示制御部700は第1画面領域
R1からの読み出しデータにアトリビュート処理を施
す。したがって、文字対応のアトリビュート情報を記憶
するためのRAMを用意することなく、キャラクタ情報
のアトリビュートが可能である。
【0055】CPU1から階調表示モードが指定された
場合、フレーム毎に第1画面領域R1または第2画面領
域R2のいずれか一方が選択され、選択された領域のデ
ータ(階調データ)が読み出されてLCD4へ転送され
ることにより、フレーム間引き法による階調表示がなさ
れる。このように階調表示時のVRAM6のアクセス速
度は2値表示時と変わらないので、VRAM6として比
較的低速のRAMを用いて階調表示を行なうことができ
る。
場合、フレーム毎に第1画面領域R1または第2画面領
域R2のいずれか一方が選択され、選択された領域のデ
ータ(階調データ)が読み出されてLCD4へ転送され
ることにより、フレーム間引き法による階調表示がなさ
れる。このように階調表示時のVRAM6のアクセス速
度は2値表示時と変わらないので、VRAM6として比
較的低速のRAMを用いて階調表示を行なうことができ
る。
【0056】なお、階調表示の場合、第1画面領域R1
と第2画面領域R2の同時スクロールが必要である。後
に詳細に説明するように、第2画面領域R2の読み出し
開始番地は、第1画面領域R1の表示開始ポインタ値に
領域先頭番地F2ENT(図10参照)を加算した値と
されるので、表示開始ポインタ値を変更するのみで第
1,第2画面領域R1,R2は同時にスクロールする。
と第2画面領域R2の同時スクロールが必要である。後
に詳細に説明するように、第2画面領域R2の読み出し
開始番地は、第1画面領域R1の表示開始ポインタ値に
領域先頭番地F2ENT(図10参照)を加算した値と
されるので、表示開始ポインタ値を変更するのみで第
1,第2画面領域R1,R2は同時にスクロールする。
【0057】また、階調表示モードにおいては、CPU
1から指定されたアトリビュート領域内では、第1画面
領域R1と第2画面領域R2の両方に対してアトリビュ
ート処理が施される。
1から指定されたアトリビュート領域内では、第1画面
領域R1と第2画面領域R2の両方に対してアトリビュ
ート処理が施される。
【0058】CPU1から回転表示が指示された場合、
表示アドレス発生部600による表示アドレスの生成方
法の切り替えと、表示制御部700による表示データの
ビット順変換とによって、VRAM6の内容が180度
回転した状態で表示される。このようなハードウエアに
より回転表示を行なう方式によれば、VRAM6の内容
を180度回転した内容にソフトウエアで書き換える方
式に比べ、高速の回転表示が可能である。
表示アドレス発生部600による表示アドレスの生成方
法の切り替えと、表示制御部700による表示データの
ビット順変換とによって、VRAM6の内容が180度
回転した状態で表示される。このようなハードウエアに
より回転表示を行なう方式によれば、VRAM6の内容
を180度回転した内容にソフトウエアで書き換える方
式に比べ、高速の回転表示が可能である。
【0059】CPU1はコマンドを発行することによっ
て、VRAM6のクリア、読み出しと書き込み、CGR
OM7の読み出し、VRAM6内のデータ転送やCGR
OM7からVRAM6へのデータ転送、ファクシミリ画
像データの縮小・階調変換をハードウエア処理によって
高速に行なうことができる。
て、VRAM6のクリア、読み出しと書き込み、CGR
OM7の読み出し、VRAM6内のデータ転送やCGR
OM7からVRAM6へのデータ転送、ファクシミリ画
像データの縮小・階調変換をハードウエア処理によって
高速に行なうことができる。
【0060】メモリクリアコマンドが発行された場合、
コマンド処理部400の制御によってVRAM6が0ク
リアされる。
コマンド処理部400の制御によってVRAM6が0ク
リアされる。
【0061】データライトコマンドが発行された場合、
コマンド処理部400の制御によって、CPU1からの
入力データがVRAM6へ書き込まれる。書き込み位置
はCPU1によって設定されたVRAMポインタ値によ
って決まる。CGROM7に登録されていない外字のド
ットパターンも、このコマンドによって外字登録領域R
4に登録できる。逆にデータリードコマンドが発行され
た場合、コマンド処理部400によって、VRAM6の
VRAMポインタ値で決まる場所のデータがCPU1へ
の出力データとして読み出され、これをCPU1はパラ
メータレジスタ部100経由で読み出すことができる。
コマンド処理部400の制御によって、CPU1からの
入力データがVRAM6へ書き込まれる。書き込み位置
はCPU1によって設定されたVRAMポインタ値によ
って決まる。CGROM7に登録されていない外字のド
ットパターンも、このコマンドによって外字登録領域R
4に登録できる。逆にデータリードコマンドが発行され
た場合、コマンド処理部400によって、VRAM6の
VRAMポインタ値で決まる場所のデータがCPU1へ
の出力データとして読み出され、これをCPU1はパラ
メータレジスタ部100経由で読み出すことができる。
【0062】文字リードコマンドが発行された場合、C
Gポインタ値(CPU1から設定される)によって決ま
るCGROM7(またはVRAM6の外字登録領域R
4)内の場所から、文字のドットパターンがコマンド処
理部400によって読み出され、これをCPU1はパラ
メータレジスタ部100経由で読み出すことができる。
したがって、CPU1は、文字リードコマンドによって
CGROM7から文字のドットパターンを読み出し、そ
れをソフトウエアで装飾(拡大、縮小、回転、書体変換
等)を施してからデータライトコマンドでVRAM6へ
書き込むことができる。
Gポインタ値(CPU1から設定される)によって決ま
るCGROM7(またはVRAM6の外字登録領域R
4)内の場所から、文字のドットパターンがコマンド処
理部400によって読み出され、これをCPU1はパラ
メータレジスタ部100経由で読み出すことができる。
したがって、CPU1は、文字リードコマンドによって
CGROM7から文字のドットパターンを読み出し、そ
れをソフトウエアで装飾(拡大、縮小、回転、書体変換
等)を施してからデータライトコマンドでVRAM6へ
書き込むことができる。
【0063】文字転送コマンドが発行された場合、コマ
ンド処理部400によって、CGポインタ値で決まるC
GROM7内の文字のドットパターンまたはVRAM6
の外字登録領域R4内の外字のドットパターンが読み出
され、これがVRAMポインタ値で決まるVRAM6内
の場所に書き込まれる。各ポインタ値を更新しつつ文字
転送コマンドを連続的に発行することで、VRAM6の
例えば第1画面領域R1に表示テキストを作成できる。
ンド処理部400によって、CGポインタ値で決まるC
GROM7内の文字のドットパターンまたはVRAM6
の外字登録領域R4内の外字のドットパターンが読み出
され、これがVRAMポインタ値で決まるVRAM6内
の場所に書き込まれる。各ポインタ値を更新しつつ文字
転送コマンドを連続的に発行することで、VRAM6の
例えば第1画面領域R1に表示テキストを作成できる。
【0064】ここで気付くように、CPU1(ソフトウ
エア)側からみると、CGROM7内の文字も外字領域
R4内の外字も、全く区別せずに扱うことができるの
で、その取り扱いを区別しなければならなかった従来シ
ステムに比べ、ソフトウエア高率が向上する。また、同
一システムで任意に外字の追加登録が可能であるため、
アプリケーションソフトウエアの拡張性の面でも有利で
ある。さらに、CGROM7の読み出しアドレスはCG
ポインタ値を基に表示制御装置5の内部で生成されるた
め、コストのかかるキャラクタRAMを必要としない。
エア)側からみると、CGROM7内の文字も外字領域
R4内の外字も、全く区別せずに扱うことができるの
で、その取り扱いを区別しなければならなかった従来シ
ステムに比べ、ソフトウエア高率が向上する。また、同
一システムで任意に外字の追加登録が可能であるため、
アプリケーションソフトウエアの拡張性の面でも有利で
ある。さらに、CGROM7の読み出しアドレスはCG
ポインタ値を基に表示制御装置5の内部で生成されるた
め、コストのかかるキャラクタRAMを必要としない。
【0065】画像転送コマンドが発行された場合、コマ
ンド処理部400によって、画像処理バッファ領域R5
内の1バイト(1カラムの縦8ドット分)のデータが読
み出され、これをCPU1からの入力データによって更
新したデータが画像処理バッファ領域R5の当該バイト
位置に書き込まれる。これが8バイト(8カラム)分、
連続的に実行される。また更新後のデータを縮小した第
1画面と第2画面の階調データが作成され、それぞれ第
1画面領域R1と第2画面領域R2のVRAMポインタ
値で決まる位置へ書き込まれる。したがって、CPU1
は、階調表示モードを指定して、画像転送コマンドを発
行しファクシミリ画像データを必要ライン数転送するこ
とで、ファクシミリ画像データをハードウエア処理によ
り高速に縮小して階調表示させることができる。
ンド処理部400によって、画像処理バッファ領域R5
内の1バイト(1カラムの縦8ドット分)のデータが読
み出され、これをCPU1からの入力データによって更
新したデータが画像処理バッファ領域R5の当該バイト
位置に書き込まれる。これが8バイト(8カラム)分、
連続的に実行される。また更新後のデータを縮小した第
1画面と第2画面の階調データが作成され、それぞれ第
1画面領域R1と第2画面領域R2のVRAMポインタ
値で決まる位置へ書き込まれる。したがって、CPU1
は、階調表示モードを指定して、画像転送コマンドを発
行しファクシミリ画像データを必要ライン数転送するこ
とで、ファクシミリ画像データをハードウエア処理によ
り高速に縮小して階調表示させることができる。
【0066】表示制御装置5は定周期(ライン周期)で
表示動作→VRAM6のリフレッシュ動作→アイドル→
表示動作→・・・を繰り返し、これを状態制御部300
で管理している。CPU1からのコマンドの処理中に最
優先のリフレッシュ動作が発生した場合、状態制御部3
00はコマンド処理部400の処理クロック(コマンド
処理クロック)を停止しコマンド処理を停止させる。し
かし、これは飽くまで表示制御装置5の内部の問題であ
って、この時に従来と違いCPU1へビジー信号を出さ
ない。表示制御装置5内のコマンド処理が停止しても、
CPUは停止せず当該コマンド処理が終了するまで他の
処理を実行できるため、システムのパフォーマンスが向
上する。また、従来と異なり表示動作中でもVRAM6
の内容更新などのコマンド処理が実行されるため、高速
の表示更新が可能である。
表示動作→VRAM6のリフレッシュ動作→アイドル→
表示動作→・・・を繰り返し、これを状態制御部300
で管理している。CPU1からのコマンドの処理中に最
優先のリフレッシュ動作が発生した場合、状態制御部3
00はコマンド処理部400の処理クロック(コマンド
処理クロック)を停止しコマンド処理を停止させる。し
かし、これは飽くまで表示制御装置5の内部の問題であ
って、この時に従来と違いCPU1へビジー信号を出さ
ない。表示制御装置5内のコマンド処理が停止しても、
CPUは停止せず当該コマンド処理が終了するまで他の
処理を実行できるため、システムのパフォーマンスが向
上する。また、従来と異なり表示動作中でもVRAM6
の内容更新などのコマンド処理が実行されるため、高速
の表示更新が可能である。
【0067】以下、表示制御装置5について詳細に説明
する。パラメータレジスタ部100はCPU1とのイン
ターフェイス部分であり、図2に示されるように、CP
U100からコマンドコードを設定されるレジスタ10
1、各種パラメータすなわちCGポインタ値、VRAM
ポインタ値、表示開始ポインタ値、アトリビュート領域
の始終点、モード情報(2値/階調表示、回転表示、文
字反転表示、固定画面表示)をそれぞれ設定されるレジ
スタ102,103,104,105,106と、CP
U1とのデータ入出力のためのレジスタ107からな
る。
する。パラメータレジスタ部100はCPU1とのイン
ターフェイス部分であり、図2に示されるように、CP
U100からコマンドコードを設定されるレジスタ10
1、各種パラメータすなわちCGポインタ値、VRAM
ポインタ値、表示開始ポインタ値、アトリビュート領域
の始終点、モード情報(2値/階調表示、回転表示、文
字反転表示、固定画面表示)をそれぞれ設定されるレジ
スタ102,103,104,105,106と、CP
U1とのデータ入出力のためのレジスタ107からな
る。
【0068】CPUバス3と表示制御装置5との間で接
続されるアドレス信号は、パラメータレジスタ部100
のレジスタ選択に必要な数ビットのみである。表示制御
装置5の外部アドレス信号は、このCPUバス3との数
ビットとVRAMバス10に接続されるアドレス信号だ
けであり、従来より非常に少ない。このようなアドレス
信号数の減少は、表示制御装置5をLSI化する場合に
外部入出力ピンの削減に大きく貢献する。
続されるアドレス信号は、パラメータレジスタ部100
のレジスタ選択に必要な数ビットのみである。表示制御
装置5の外部アドレス信号は、このCPUバス3との数
ビットとVRAMバス10に接続されるアドレス信号だ
けであり、従来より非常に少ない。このようなアドレス
信号数の減少は、表示制御装置5をLSI化する場合に
外部入出力ピンの削減に大きく貢献する。
【0069】コマンド解析部200は、CPU1からレ
ジスタ101に設定されたコマンドコードを解析し、コ
マンド処理部400へ動作指示を行なう部分である。こ
のコマンド解析部200から出る制御信号としては、図
2に示されるように、コマンド処理中にオンするコマン
ド処理中信号、画像転送コマンドに対応した画像転送要
求信号、文字転送コマンドに対応した文字転送要求信
号、文字リードコマンドに対応した文字リード要求信
号、データライトコマンドに対応したデータライト要求
信号、データリードコマンドに対応したデータリード要
求信号、メモリクリアコマンドに対応したメモリクリア
要求信号がある。
ジスタ101に設定されたコマンドコードを解析し、コ
マンド処理部400へ動作指示を行なう部分である。こ
のコマンド解析部200から出る制御信号としては、図
2に示されるように、コマンド処理中にオンするコマン
ド処理中信号、画像転送コマンドに対応した画像転送要
求信号、文字転送コマンドに対応した文字転送要求信
号、文字リードコマンドに対応した文字リード要求信
号、データライトコマンドに対応したデータライト要求
信号、データリードコマンドに対応したデータリード要
求信号、メモリクリアコマンドに対応したメモリクリア
要求信号がある。
【0070】状態制御部300は、定周期で表示動作→
リフレッシュ動作→アイドル→表示動作→・・・といっ
た動作状態(図11の「ステータス」)の制御を行なう
状態制御部300である。これには、図2に示されるよ
うに、基本クロック信号を作成するための分周回路30
1、基本クロック信号をカウントする状態カウンタ30
2、状態カウンタ302のカウント値から表示動作、リ
フレッシュ動作、アイドルの各状態を監視する状態監視
回路303が含まれる。さらに、状態監視回路303の
表示中信号がオンする度にインクリメントすることによ
りラスタカウント値信号を作成するラスタカウンタ30
4、表示中信号がオンの時(表示動作中)に状態カウン
タ302のカウント値をカラムカウント値信号として出
力する論理回路305、状態監視回路303のリフレッ
シュ中信号がオフの時(表示動作中またはアイドル中)
に基本クロック信号をコマンド処理クロック信号として
出力する、つまりリフレッシュ動作中にコマンド処理ク
ロック信号を抑止する論理回路306が含まれる。
リフレッシュ動作→アイドル→表示動作→・・・といっ
た動作状態(図11の「ステータス」)の制御を行なう
状態制御部300である。これには、図2に示されるよ
うに、基本クロック信号を作成するための分周回路30
1、基本クロック信号をカウントする状態カウンタ30
2、状態カウンタ302のカウント値から表示動作、リ
フレッシュ動作、アイドルの各状態を監視する状態監視
回路303が含まれる。さらに、状態監視回路303の
表示中信号がオンする度にインクリメントすることによ
りラスタカウント値信号を作成するラスタカウンタ30
4、表示中信号がオンの時(表示動作中)に状態カウン
タ302のカウント値をカラムカウント値信号として出
力する論理回路305、状態監視回路303のリフレッ
シュ中信号がオフの時(表示動作中またはアイドル中)
に基本クロック信号をコマンド処理クロック信号として
出力する、つまりリフレッシュ動作中にコマンド処理ク
ロック信号を抑止する論理回路306が含まれる。
【0071】図11に、動作状態(ステータス)、基本
クロック信号、コマンド処理クロック信号、カラムカウ
ント値、ラスタカウント値、後述のアトリビュート領域
判定部500内の比較器出力及びアトリビュート処理イ
ネーブル信号のタイミング関係を示す。
クロック信号、コマンド処理クロック信号、カラムカウ
ント値、ラスタカウント値、後述のアトリビュート領域
判定部500内の比較器出力及びアトリビュート処理イ
ネーブル信号のタイミング関係を示す。
【0072】コマンド処理部400は、コマンド解析部
200より指示されたコマンド処理動作を行なう部分で
ある。これは、図2及び図3に示されるように、メモリ
クリア処理部401、データ転送処理部402、文字転
送処理部403及び画像処理部404からなる。
200より指示されたコマンド処理動作を行なう部分で
ある。これは、図2及び図3に示されるように、メモリ
クリア処理部401、データ転送処理部402、文字転
送処理部403及び画像処理部404からなる。
【0073】メモリクリア処理部401は、CPU1か
ら指示された時にVRAM6の0クリア処理を行なうも
ので、図4に示す内部構成を有する。図4において、4
10はコマンド処理クロック信号によってインクリメン
トするアドレスカウンタである。CPU1からメモリク
リアコマンドが出され、コマンド解析処理部200から
のメモリクリア要求信号がオンの時に、このアドレスカ
ウンタ410が動作し、そのカウント値がバスバッファ
411よりクリアアドレス信号として内部アドレスバス
808に出力され、また同時にバスバッファ412より
クリアデータ(0)が内部データバス807へ出力され
る。クリア要求信号のオフにより、アドレスカウンタ4
10はクリアし停止する。また、メモリクリア要求信号
は、ドライバ413,414を介して転送中1信号,ラ
イト1信号としても出力される。
ら指示された時にVRAM6の0クリア処理を行なうも
ので、図4に示す内部構成を有する。図4において、4
10はコマンド処理クロック信号によってインクリメン
トするアドレスカウンタである。CPU1からメモリク
リアコマンドが出され、コマンド解析処理部200から
のメモリクリア要求信号がオンの時に、このアドレスカ
ウンタ410が動作し、そのカウント値がバスバッファ
411よりクリアアドレス信号として内部アドレスバス
808に出力され、また同時にバスバッファ412より
クリアデータ(0)が内部データバス807へ出力され
る。クリア要求信号のオフにより、アドレスカウンタ4
10はクリアし停止する。また、メモリクリア要求信号
は、ドライバ413,414を介して転送中1信号,ラ
イト1信号としても出力される。
【0074】データ転送処理部402は、CPU1から
の入力データまたは画像処理部404から出力された階
調データを、VRAM6のCPU1から指定された場所
へ書き込み、あるいはCPU1から指定されたVRAM
6内のデータを読み出しCPU1へ出力する部分であ
り、図5に示す内部構成を有する。
の入力データまたは画像処理部404から出力された階
調データを、VRAM6のCPU1から指定された場所
へ書き込み、あるいはCPU1から指定されたVRAM
6内のデータを読み出しCPU1へ出力する部分であ
り、図5に示す内部構成を有する。
【0075】図5において、CPU1からデータライト
コマンドが出され、コマンド解析部400からのデータ
ライト要求信号がオンすると、5ビットのカウンタ42
0がコマンド処理クロックのカウントを始め、同時にバ
スバッファ430が開く。この動作の場合、オフセット
発生回路421はカウンタ420の出力ビット0〜4の
値をそのままオフセット値として送出し、またセレクタ
431は常にB入力を選択する。1クロック目でカウン
タ420の出力ビット0が”1”1になると、ゲート4
23の出力がオンするためライト2信号と転送中2信号
がオンし、同時にバスバッファ426が開く。加算器4
21によってVRAMポインタ値にオフセット値(1)
を加算した値が、VRAMアドレスとしてバッファゲー
ト430より内部アドレスバス808へ出力され、これ
はVRAMバス10のアドレスバスへ直接的に転送され
る。同時に、CPU1からの入力データの1バイト目が
バスバッファ426経由で内部データバス807へ出力
され、これはライトデータ用バスバッファ802経由で
VRAMバス10のデータバスへ転送される。同様の動
作が繰り返されることによって、CPU1からの入力デ
ータを最大8バイト分、連続してVRAM6に書き込む
ことができる。
コマンドが出され、コマンド解析部400からのデータ
ライト要求信号がオンすると、5ビットのカウンタ42
0がコマンド処理クロックのカウントを始め、同時にバ
スバッファ430が開く。この動作の場合、オフセット
発生回路421はカウンタ420の出力ビット0〜4の
値をそのままオフセット値として送出し、またセレクタ
431は常にB入力を選択する。1クロック目でカウン
タ420の出力ビット0が”1”1になると、ゲート4
23の出力がオンするためライト2信号と転送中2信号
がオンし、同時にバスバッファ426が開く。加算器4
21によってVRAMポインタ値にオフセット値(1)
を加算した値が、VRAMアドレスとしてバッファゲー
ト430より内部アドレスバス808へ出力され、これ
はVRAMバス10のアドレスバスへ直接的に転送され
る。同時に、CPU1からの入力データの1バイト目が
バスバッファ426経由で内部データバス807へ出力
され、これはライトデータ用バスバッファ802経由で
VRAMバス10のデータバスへ転送される。同様の動
作が繰り返されることによって、CPU1からの入力デ
ータを最大8バイト分、連続してVRAM6に書き込む
ことができる。
【0076】CPU1からVRAM6の外字登録領域R
4への外字転送も、このデータライト動作によって行な
われる。
4への外字転送も、このデータライト動作によって行な
われる。
【0077】CPU1からデータリードコマンドが出さ
れ、データリード要求信号がオンした場合、データライ
トコマンド処理の場合と同様に、カウンタ420の値を
VRAMポインタ値に加算することによってVRAMア
ドレスが生成される。ただし、カウンタ420の出力ビ
ット0が”0”の時に、リード2信号と転送中2信号が
オンするとともにバスバッファ427が開き、VRAM
6の読み出しが行なわれ、読み出されたデータはデータ
リード用バスバッファ803経由で内部データバス80
6に転送され、さらにバッファゲート427経由でCP
U1への出力データとしてレジスタ107へ送られる。
れ、データリード要求信号がオンした場合、データライ
トコマンド処理の場合と同様に、カウンタ420の値を
VRAMポインタ値に加算することによってVRAMア
ドレスが生成される。ただし、カウンタ420の出力ビ
ット0が”0”の時に、リード2信号と転送中2信号が
オンするとともにバスバッファ427が開き、VRAM
6の読み出しが行なわれ、読み出されたデータはデータ
リード用バスバッファ803経由で内部データバス80
6に転送され、さらにバッファゲート427経由でCP
U1への出力データとしてレジスタ107へ送られる。
【0078】CPU1より文字転送コマンドが発行され
た場合、文字転送処理部403は文字のドットパターン
データを1バイト読み出すたびにCGライト要求信号を
オンする。この信号がオンした場合の動作は以下の通り
である。
た場合、文字転送処理部403は文字のドットパターン
データを1バイト読み出すたびにCGライト要求信号を
オンする。この信号がオンした場合の動作は以下の通り
である。
【0079】カウンタ420は動作せず、バスバッファ
430は開く。オフセット発生回路421は、文字転送
要求信号がオンしてから初めてCGライト要求がオンし
た時には、オフセット値として0を出力し、セレクタ4
31にB入力を選択させ、加算器421の出力値をラッ
チ回路433にラッチさせ、次にセレクタ431をA入
力側に切り替える。したがって、VRAMポインタ値が
そのままVRAMアドレスとして出力される。この時の
CGROM7(またはVRAM6の外字登録領域R4)
からのリードデータは、文字転送処理部403内のバス
バッファ446(図6)経由でVRAMバス10へ転送
され、VRAM6に書き込まれる。つまり、データ転送
処理部403はVRAM6の書き込みアドレスを発生す
るのみである。
430は開く。オフセット発生回路421は、文字転送
要求信号がオンしてから初めてCGライト要求がオンし
た時には、オフセット値として0を出力し、セレクタ4
31にB入力を選択させ、加算器421の出力値をラッ
チ回路433にラッチさせ、次にセレクタ431をA入
力側に切り替える。したがって、VRAMポインタ値が
そのままVRAMアドレスとして出力される。この時の
CGROM7(またはVRAM6の外字登録領域R4)
からのリードデータは、文字転送処理部403内のバス
バッファ446(図6)経由でVRAMバス10へ転送
され、VRAM6に書き込まれる。つまり、データ転送
処理部403はVRAM6の書き込みアドレスを発生す
るのみである。
【0080】2回目以降のCGROM要求信号のオン時
には、オフセット発生回路421はオフセット値として
+1を出力し、またセレクタ431はA入力を選択して
いるため、VRAMアドレスが1ずつインクリメントさ
れ、これにより指定されたVRAM6の番地にCGRO
M7(またはVRAM6の外字登録領域R4)からのリ
ードデータが書き込まれる。
には、オフセット発生回路421はオフセット値として
+1を出力し、またセレクタ431はA入力を選択して
いるため、VRAMアドレスが1ずつインクリメントさ
れ、これにより指定されたVRAM6の番地にCGRO
M7(またはVRAM6の外字登録領域R4)からのリ
ードデータが書き込まれる。
【0081】画像処理部404は、後述のように、CP
U1からの画像転送コマンドの処理時に、VRAM6の
第1画面領域R1と第2画面領域R2に転送するための
階調データを、その順で交互に1バイト(縦8ドット)
単位で各8バイト、合計16バイトを出力し、その際に
階調データライト要求信号をオンする。
U1からの画像転送コマンドの処理時に、VRAM6の
第1画面領域R1と第2画面領域R2に転送するための
階調データを、その順で交互に1バイト(縦8ドット)
単位で各8バイト、合計16バイトを出力し、その際に
階調データライト要求信号をオンする。
【0082】この階調データライト要求信号がオンした
場合、ライト2信号と転送中2信号がオンし、バスバッ
ファ430が開く。カウンタ420は動作しない。オフ
セット発生回路421は、階調データライト要求信号の
オン後の1クロック目にオフセット値として0を出力
し、2クロック目にオフセット値としてF2ENTを出
力し、3クロック目以降では奇数番クロックでオフセッ
ト値として+1を出力し偶数番クロックではF2ENT
を出力する。またオフセット発生回路421は、セレク
タ431に1クロック目にB入力を選択させるが、2ク
ロック目からはA入力を選択させ、さらに奇数番クロッ
クではラッチ回路433に加算器432の出力をラッチ
させるが偶数番クロックではラッチさせない。
場合、ライト2信号と転送中2信号がオンし、バスバッ
ファ430が開く。カウンタ420は動作しない。オフ
セット発生回路421は、階調データライト要求信号の
オン後の1クロック目にオフセット値として0を出力
し、2クロック目にオフセット値としてF2ENTを出
力し、3クロック目以降では奇数番クロックでオフセッ
ト値として+1を出力し偶数番クロックではF2ENT
を出力する。またオフセット発生回路421は、セレク
タ431に1クロック目にB入力を選択させるが、2ク
ロック目からはA入力を選択させ、さらに奇数番クロッ
クではラッチ回路433に加算器432の出力をラッチ
させるが偶数番クロックではラッチさせない。
【0083】したがって、1クロック目でVRAMポイ
ンタ値がそのままVRAMアドレスとして出力されると
ともにラッチ回路433にラッチされ、内部データバス
807上の1バイトの階調データがVRAM6の第1画
面領域R1へ書き込まれる。2クロック目でラッチ回路
433にラッチされた前回アドレス値にF2ENTを加
算した値がVRAMアドレスとして出力され、1バイト
の階調データが第2画面領域R2へ書き込まれる。3ク
ロック目以降は同様にして各画面領域用のVRAMアド
レスが1ずつインクリメントされる。つまり、奇数番ク
ロックで第1画面領域R1への階調データの書き込みが
行なわれ、偶数番クロックで第2画面領域R2への階調
データの書き込みが行なわれる。
ンタ値がそのままVRAMアドレスとして出力されると
ともにラッチ回路433にラッチされ、内部データバス
807上の1バイトの階調データがVRAM6の第1画
面領域R1へ書き込まれる。2クロック目でラッチ回路
433にラッチされた前回アドレス値にF2ENTを加
算した値がVRAMアドレスとして出力され、1バイト
の階調データが第2画面領域R2へ書き込まれる。3ク
ロック目以降は同様にして各画面領域用のVRAMアド
レスが1ずつインクリメントされる。つまり、奇数番ク
ロックで第1画面領域R1への階調データの書き込みが
行なわれ、偶数番クロックで第2画面領域R2への階調
データの書き込みが行なわれる。
【0084】文字転送処理部403は、CPU1から指
定されたCGROM7(または外字登録領域R4)内の
文字のドットパターンを読み出し、これをデータ転送処
理部402のアドレス制御によってVRAM6内のCP
U1から指定された場所へ転送させる処理と、CPU1
から指定されたCGROM7(または外字登録領域R
4)内の文字のドットパターンを読み出しCPU1へ出
力する処理を行なう部分であり、図6に示す内部構成を
有する。
定されたCGROM7(または外字登録領域R4)内の
文字のドットパターンを読み出し、これをデータ転送処
理部402のアドレス制御によってVRAM6内のCP
U1から指定された場所へ転送させる処理と、CPU1
から指定されたCGROM7(または外字登録領域R
4)内の文字のドットパターンを読み出しCPU1へ出
力する処理を行なう部分であり、図6に示す内部構成を
有する。
【0085】図6において、CPU1から文字転送コマ
ンドが出され、コマンド解析部400の文字転送要求信
号がオンすると、6ビットのカウンタ440がコマンド
処理クロック信号のカウントを始める。
ンドが出され、コマンド解析部400の文字転送要求信
号がオンすると、6ビットのカウンタ440がコマンド
処理クロック信号のカウントを始める。
【0086】カウンタ440の出力ビット0が”0”の
時にリード3信号と転送中3信号がオンし、同時にバス
バッファ450が開きCGポインタ値(文字選択アドレ
ス)とカウンタ440の出力ビット1〜5(ラスタアド
レス)がCGROMアドレス信号として出力される。こ
のCGROMアドレス信号により指定される文字のドッ
トパターンの1バイトが、CGROM7(またはVRA
M6の外字登録領域R4)より読み出される。
時にリード3信号と転送中3信号がオンし、同時にバス
バッファ450が開きCGポインタ値(文字選択アドレ
ス)とカウンタ440の出力ビット1〜5(ラスタアド
レス)がCGROMアドレス信号として出力される。こ
のCGROMアドレス信号により指定される文字のドッ
トパターンの1バイトが、CGROM7(またはVRA
M6の外字登録領域R4)より読み出される。
【0087】カウンタ440の出力ビット0が”1”の
時に、ゲート443の入力条件が成立してCGライト要
求信号及びライト3信号がオンし、同時にバスバッファ
446が開き、直前にCGROM7(または外字登録領
域R4)から読み出されたドットパターン(リードデー
タ)を、論理選択回路445を経由させCGROMデー
タとして内部データバス807に出力する。このCGR
OMデータはデータ転送処理部402から出るVRAM
アドレスによって指定されたVRAM6の番地に書き込
まれる。
時に、ゲート443の入力条件が成立してCGライト要
求信号及びライト3信号がオンし、同時にバスバッファ
446が開き、直前にCGROM7(または外字登録領
域R4)から読み出されたドットパターン(リードデー
タ)を、論理選択回路445を経由させCGROMデー
タとして内部データバス807に出力する。このCGR
OMデータはデータ転送処理部402から出るVRAM
アドレスによって指定されたVRAM6の番地に書き込
まれる。
【0088】同様の動作が繰り返されることによって、
一つの文字のドットパターン(32バイト)の転送が行
なわれる。なお、リード3信号またはライト3信号のい
ずれかがオンした時に、ゲート449から出力される転
送中3信号はオンする。
一つの文字のドットパターン(32バイト)の転送が行
なわれる。なお、リード3信号またはライト3信号のい
ずれかがオンした時に、ゲート449から出力される転
送中3信号はオンする。
【0089】論理選択回路445は、CPU1から文字
反転が指定され、モード情報レジスタ106の文字反転
表示信号がオンしている時に、リードデータの論理反転
を行なう回路である。この論理反転によって、文字の白
黒反転表示が可能となる。
反転が指定され、モード情報レジスタ106の文字反転
表示信号がオンしている時に、リードデータの論理反転
を行なう回路である。この論理反転によって、文字の白
黒反転表示が可能となる。
【0090】CPU1から文字リードコマンドが出さ
れ、コマンド解析部200の文字リード要求信号がオン
すると、カウンタ440はカウントを開始し、その出力
ビット0が”0”の時にリード3信号と転送中3信号が
オンし、同時にCGポインタ値とカウンタ440の出力
ビット1〜5の値がバスバッファ450からCGROM
アドレス信号として出力される。このCGROMアドレ
ス信号によって指定されたCGROM7(または外字登
録領域R4)の番地のデータが読み出される。
れ、コマンド解析部200の文字リード要求信号がオン
すると、カウンタ440はカウントを開始し、その出力
ビット0が”0”の時にリード3信号と転送中3信号が
オンし、同時にCGポインタ値とカウンタ440の出力
ビット1〜5の値がバスバッファ450からCGROM
アドレス信号として出力される。このCGROMアドレ
ス信号によって指定されたCGROM7(または外字登
録領域R4)の番地のデータが読み出される。
【0091】カウンタ440の出力ビット0が”1”に
なると、ゲート444はバスバッファ447を開き、直
前にCGROM7(あるいは外字登録領域R4)より内
部データバス806に読み出されたドットパターンデー
タ(リードデータ)を、CPU1への出力データとして
パラメータレジスタ部100内のレジスタ107へ転送
する。このような動作の繰り返しによって、1文字のド
ットパターン(32バイト)が連続的に読み出され、C
PU1への出力データとしてレジスタ107CPU1へ
転送される。
なると、ゲート444はバスバッファ447を開き、直
前にCGROM7(あるいは外字登録領域R4)より内
部データバス806に読み出されたドットパターンデー
タ(リードデータ)を、CPU1への出力データとして
パラメータレジスタ部100内のレジスタ107へ転送
する。このような動作の繰り返しによって、1文字のド
ットパターン(32バイト)が連続的に読み出され、C
PU1への出力データとしてレジスタ107CPU1へ
転送される。
【0092】画像処理部404は、VRAM6の画像処
理バッファ領域R5(8ライン相当)の内容をCPU1
から入力した画像データ(ファクシミリ画像データ)に
より更新しつつ、画像データの縮小と階調変換を行なっ
てVRAM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2へ
転送すべき階調データ(階調表示するための画像デー
タ)を作成する部分である。この画像処理部404の内
部構成を図7に示す。
理バッファ領域R5(8ライン相当)の内容をCPU1
から入力した画像データ(ファクシミリ画像データ)に
より更新しつつ、画像データの縮小と階調変換を行なっ
てVRAM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2へ
転送すべき階調データ(階調表示するための画像デー
タ)を作成する部分である。この画像処理部404の内
部構成を図7に示す。
【0093】図7において、CPU1から画像転送コマ
ンドが出され、コマンド解析理部200の画像転送要求
信号がオンすると、バスバッファ462が開く。また分
周回路460から出るコマンド処理クロックの1/2分
周クロックのオフ時に、リード4信号と転送中4信号が
オンし、1/2分周クロックのオン時にライト4信号と
転送中4信号がオンする。分周回路460から出るコマ
ンド処理クロックの1/4分周クロックをカウントする
アドレスカウンタ461の値が、バスバッファ462を
介しバッファアドレスとして出力される。
ンドが出され、コマンド解析理部200の画像転送要求
信号がオンすると、バスバッファ462が開く。また分
周回路460から出るコマンド処理クロックの1/2分
周クロックのオフ時に、リード4信号と転送中4信号が
オンし、1/2分周クロックのオン時にライト4信号と
転送中4信号がオンする。分周回路460から出るコマ
ンド処理クロックの1/4分周クロックをカウントする
アドレスカウンタ461の値が、バスバッファ462を
介しバッファアドレスとして出力される。
【0094】1/2分周クロックの1周期において、リ
ード4信号のオン時にバッファアドレスによって指定さ
れる画像処理バッファ領域R5の番地より1バイト(縦
8ドット分)のデータが読み出され、次のライト4信号
のオン時に、同じアドレスに対してバスバッファ473
より出力される1バイトの画像データ(縦8ドット分の
更新後データ)が書き込まれる。
ード4信号のオン時にバッファアドレスによって指定さ
れる画像処理バッファ領域R5の番地より1バイト(縦
8ドット分)のデータが読み出され、次のライト4信号
のオン時に、同じアドレスに対してバスバッファ473
より出力される1バイトの画像データ(縦8ドット分の
更新後データ)が書き込まれる。
【0095】画像転送要求信号がオンする都度、この画
像処理バッファ領域に対する読み書きが8サイクル連続
して繰り返される。つまり、画像処理バッファ領域R5
の連続した8カラムについて、最も古いラインのデータ
が捨てられ、CPU1から入力した新しいラインのデー
タが追加される。
像処理バッファ領域に対する読み書きが8サイクル連続
して繰り返される。つまり、画像処理バッファ領域R5
の連続した8カラムについて、最も古いラインのデータ
が捨てられ、CPU1から入力した新しいラインのデー
タが追加される。
【0096】データシフト回路467は、1/2分周ク
ロックに同期して、パラメータレジスタ部100内のレ
ジスタ107よりCPU1からの入力データを1バイト
(新しいラインの横8ドット分)取り込み、また画像処
理バッファ領域R5からのリードデータを8バイト分連
続的に取り込む。そして、CPU1からの入力データを
シリアル変換し、リードデータの各バイトを、最も古い
ラインに対応したビットを捨てる方向に1ビットだけシ
フトし、入力データの対応した1ビットを加えた1バイ
トのデータを作成し出力する。この1バイトデータは、
最新の1ラインについて内容を更新した1カラム(縦8
ドット)分の画像データであり、これはバスバッファ4
73より画像データとして出力され、ライト4信号のオ
ン時にリードデータの当該バイトと同じアドレスに書き
込まれる。
ロックに同期して、パラメータレジスタ部100内のレ
ジスタ107よりCPU1からの入力データを1バイト
(新しいラインの横8ドット分)取り込み、また画像処
理バッファ領域R5からのリードデータを8バイト分連
続的に取り込む。そして、CPU1からの入力データを
シリアル変換し、リードデータの各バイトを、最も古い
ラインに対応したビットを捨てる方向に1ビットだけシ
フトし、入力データの対応した1ビットを加えた1バイ
トのデータを作成し出力する。この1バイトデータは、
最新の1ラインについて内容を更新した1カラム(縦8
ドット)分の画像データであり、これはバスバッファ4
73より画像データとして出力され、ライト4信号のオ
ン時にリードデータの当該バイトと同じアドレスに書き
込まれる。
【0097】また、データシフト回路467から出力さ
れる更新後のデータは、縮小階調変換部471に直接入
力するとともに、フリップフロップ群468,469,
470からなる8ビット×3段のシフトレジスタ上を1
/2分周クロックに同期してシフトされる。その各段の
出力データも縮小階調変換部471に入力する。したが
って、縮小階調変換部471には、更新後の4(横)×
8(縦)ドットのデータが入力する。縮小階調変換部4
71は、この入力画像データの演算によって、各カラム
毎に第1画面用と第2画面用に各1バイトの階調データ
を生成して内部に一時蓄積する。そして、階調データを
出力可能になると、階調データライト信号をオンし、第
1画面の階調データと第2画面の階調データをこの順番
で交互に出力する。
れる更新後のデータは、縮小階調変換部471に直接入
力するとともに、フリップフロップ群468,469,
470からなる8ビット×3段のシフトレジスタ上を1
/2分周クロックに同期してシフトされる。その各段の
出力データも縮小階調変換部471に入力する。したが
って、縮小階調変換部471には、更新後の4(横)×
8(縦)ドットのデータが入力する。縮小階調変換部4
71は、この入力画像データの演算によって、各カラム
毎に第1画面用と第2画面用に各1バイトの階調データ
を生成して内部に一時蓄積する。そして、階調データを
出力可能になると、階調データライト信号をオンし、第
1画面の階調データと第2画面の階調データをこの順番
で交互に出力する。
【0098】この階調データはバスバッファ472より
順次出力され、前述のようにデータ転送処理部402の
アドレス制御によってVRAM6の第1画面領域R1と
第2画面領域R2に交互に書き込まれる。この時点で
は、画像転送要求信号はオフしているのでバッファアド
レスは出力されず、また図7には制御系が省略されてい
るがアドレスカウンタ461のカウントアップは抑止さ
れる。
順次出力され、前述のようにデータ転送処理部402の
アドレス制御によってVRAM6の第1画面領域R1と
第2画面領域R2に交互に書き込まれる。この時点で
は、画像転送要求信号はオフしているのでバッファアド
レスは出力されず、また図7には制御系が省略されてい
るがアドレスカウンタ461のカウントアップは抑止さ
れる。
【0099】このようにして8カラム分の処理が終了す
ると、再びCPU1より画像転送コマンドが出され、ま
たデータが転送されるので、画像処理部404によって
次の8カラムについてのデータ更新と縮小/階調変換の
処理が行なわれ、続いてデータ転送処理部402によっ
て当該8カラムについての階調データの書き込みが行な
われる。同様の処理を1ライン幅に相当する回数だけ繰
り返すと1ラインの処理を終わり、次の1ラインについ
て同様の処理を開始する。
ると、再びCPU1より画像転送コマンドが出され、ま
たデータが転送されるので、画像処理部404によって
次の8カラムについてのデータ更新と縮小/階調変換の
処理が行なわれ、続いてデータ転送処理部402によっ
て当該8カラムについての階調データの書き込みが行な
われる。同様の処理を1ライン幅に相当する回数だけ繰
り返すと1ラインの処理を終わり、次の1ラインについ
て同様の処理を開始する。
【0100】このように、CPU1からファクシミリ画
像の各ラインのデータを順次入力するのみで、表示制御
装置400のハードウエアによって、VRAM6内の画
像処理バッファ領域R5に最新の画像データを8ライン
分バッファリングしつつ、ファクシミリ画像の縮小・階
調変換を高速に実行し、VRAM6の第1画面領域R1
と第2画面領域R2に階調データを蓄積することができ
る。この階調データは階調表示することも、2値表示す
ることもできる。
像の各ラインのデータを順次入力するのみで、表示制御
装置400のハードウエアによって、VRAM6内の画
像処理バッファ領域R5に最新の画像データを8ライン
分バッファリングしつつ、ファクシミリ画像の縮小・階
調変換を高速に実行し、VRAM6の第1画面領域R1
と第2画面領域R2に階調データを蓄積することができ
る。この階調データは階調表示することも、2値表示す
ることもできる。
【0101】コマンド処理部400の各部401,40
2,403,404から出る転送中1,2,3,4信号
は、ゲート499で論理和され(またはワイヤードOR
され)、データ転送中信号として表示制御部700へ与
えられる。
2,403,404から出る転送中1,2,3,4信号
は、ゲート499で論理和され(またはワイヤードOR
され)、データ転送中信号として表示制御部700へ与
えられる。
【0102】アトリビュート領域判定部500は、CP
U1からレジスタ105に設定されたアトリビュート領
域の縦方向の始点及び終点と、状態制御部300から出
るラスタカウント値との一致を検出するする比較器50
1,502、それぞれの比較出力をJ,K入力とするJ
Kフリップフロップ505、アトリビュート領域の横方
向の始点及び終点と、状態制御部300からのカラムカ
ウント値との一致を検出する比較器503,504、そ
れぞれの比較出力をJ,K入力とするJKフリップフロ
ップ506、それに各JKフリップフロップ505,5
06の出力の論理積信号であるアトリビュート処理イネ
ーブル信号を作成するゲート507からなる。このアト
リビュート処理イネーブル信号は、CPU1より指定さ
れたアトリビュート領域内の走査中にのみオンする。
U1からレジスタ105に設定されたアトリビュート領
域の縦方向の始点及び終点と、状態制御部300から出
るラスタカウント値との一致を検出するする比較器50
1,502、それぞれの比較出力をJ,K入力とするJ
Kフリップフロップ505、アトリビュート領域の横方
向の始点及び終点と、状態制御部300からのカラムカ
ウント値との一致を検出する比較器503,504、そ
れぞれの比較出力をJ,K入力とするJKフリップフロ
ップ506、それに各JKフリップフロップ505,5
06の出力の論理積信号であるアトリビュート処理イネ
ーブル信号を作成するゲート507からなる。このアト
リビュート処理イネーブル信号は、CPU1より指定さ
れたアトリビュート領域内の走査中にのみオンする。
【0103】表示アドレス発生部600は、LCD4の
画面走査に同期してVRAM6のデータを読み出すため
の表示アドレスを発生するもので、図8に示す内部構成
を有する。
画面走査に同期してVRAM6のデータを読み出すため
の表示アドレスを発生するもので、図8に示す内部構成
を有する。
【0104】図8において、各フレームの開始時にフレ
ーム同期信号によってセレクタ602,603,604
は一時的にB入力側に切り替わる。つまり、CPU1か
ら指定された表示開始ポインタ値、第2画面オフセット
発生部605で発生した第2画面オフセット値、固定画
面オフセット発生部606で発生した固定画面オフセッ
ト値(図9,図10のMENT)がセレクタ602,6
03,604の出力側に伝達され、これはライン同期パ
ルスφ1,φ2,φ3でフリップフロップ群608,6
09,610にそれぞれセットされる。この直後からフ
レームの終わりまで、セレクタ602,603,604
はA入力を選択する。
ーム同期信号によってセレクタ602,603,604
は一時的にB入力側に切り替わる。つまり、CPU1か
ら指定された表示開始ポインタ値、第2画面オフセット
発生部605で発生した第2画面オフセット値、固定画
面オフセット発生部606で発生した固定画面オフセッ
ト値(図9,図10のMENT)がセレクタ602,6
03,604の出力側に伝達され、これはライン同期パ
ルスφ1,φ2,φ3でフリップフロップ群608,6
09,610にそれぞれセットされる。この直後からフ
レームの終わりまで、セレクタ602,603,604
はA入力を選択する。
【0105】CPU1より2値表示モードが指定され、
モード情報レジスタ106の2値表示信号がオンしてい
る場合、最初のライン期間の1クロック目(基本クロッ
ク)でカラムカウント値のビット0は”0”であるので
論理回路612の出力S0が”0”となり、セレクタ6
13はA入力を選択する。したがって、フリップフロッ
プ群608にセットされた値(ここでは表示開始ポイン
タ値、一般的には第1画面の各ライン期間の表示アドレ
スのベース値)がセレクタ613を介して加算器615
へ入力し、セレクタ616(回転表示が指定されない場
合はB入力を選択している)より入力するカラムカウン
ト値のビット0を除いた値(ここでは0)と加算され、
その結果がアドレス補正回路617とバスバッファ61
7を経由し、表示アドレスとして内部アドレスバス80
8へ出力される。なお、コマンド処理中信号のオン時以
外ではインバータ619がリード5信号をオンしている
ので、バスバッファ618は開いている。
モード情報レジスタ106の2値表示信号がオンしてい
る場合、最初のライン期間の1クロック目(基本クロッ
ク)でカラムカウント値のビット0は”0”であるので
論理回路612の出力S0が”0”となり、セレクタ6
13はA入力を選択する。したがって、フリップフロッ
プ群608にセットされた値(ここでは表示開始ポイン
タ値、一般的には第1画面の各ライン期間の表示アドレ
スのベース値)がセレクタ613を介して加算器615
へ入力し、セレクタ616(回転表示が指定されない場
合はB入力を選択している)より入力するカラムカウン
ト値のビット0を除いた値(ここでは0)と加算され、
その結果がアドレス補正回路617とバスバッファ61
7を経由し、表示アドレスとして内部アドレスバス80
8へ出力される。なお、コマンド処理中信号のオン時以
外ではインバータ619がリード5信号をオンしている
ので、バスバッファ618は開いている。
【0106】2クロック目で、カラムカウント値のビッ
ト0が”1”になり論理回路612の出力と0も”1”
となるので、セレクタ613によりフリップフロップ群
609の値(ここでは図9のF2ENT、一般的には第
2画面の各ラインの表示アドレスのベース値)が選択さ
れて加算器615に入力し、カラムカウント値のビット
0を除いた値(ここでは0)と加算され、その結果が表
示アドレスとして出力される。
ト0が”1”になり論理回路612の出力と0も”1”
となるので、セレクタ613によりフリップフロップ群
609の値(ここでは図9のF2ENT、一般的には第
2画面の各ラインの表示アドレスのベース値)が選択さ
れて加算器615に入力し、カラムカウント値のビット
0を除いた値(ここでは0)と加算され、その結果が表
示アドレスとして出力される。
【0107】同様に3クロック目でフリップフロップ群
608の値とカラムカウント値のビット0を除いた値
(ここでは1)を加算した値が表示アドレスとして出力
され、4クロック目でフリップフロップ群609の値と
カラムカウント値のビット0を除いた値を加算した値が
表示アドレスとして出力される。
608の値とカラムカウント値のビット0を除いた値
(ここでは1)を加算した値が表示アドレスとして出力
され、4クロック目でフリップフロップ群609の値と
カラムカウント値のビット0を除いた値を加算した値が
表示アドレスとして出力される。
【0108】同様の動作によって最初のライン期間の表
示区間の最後のカラムに対する表示アドレスが出力され
た時点で、ライン同期パルスφ1,φ2によって、その
時の表示アドレス値がセレクタ602,603を介して
フリップフロップ群608,610にセットされる。第
2ライン期間では、フリップフロップ群608,609
にセットされた値を表示アドレスのベース値として、第
1,第2画面領域R1,R2用の表示アドレスがクロッ
ク毎に交互に生成される。
示区間の最後のカラムに対する表示アドレスが出力され
た時点で、ライン同期パルスφ1,φ2によって、その
時の表示アドレス値がセレクタ602,603を介して
フリップフロップ群608,610にセットされる。第
2ライン期間では、フリップフロップ群608,609
にセットされた値を表示アドレスのベース値として、第
1,第2画面領域R1,R2用の表示アドレスがクロッ
ク毎に交互に生成される。
【0109】CPU1から固定画面表示が指定されずモ
ード情報レジスタ106の固定画面表示信号がオフして
いる場合、フレームの終りまで同様の動作が繰り返され
る。
ード情報レジスタ106の固定画面表示信号がオフして
いる場合、フレームの終りまで同様の動作が繰り返され
る。
【0110】しかし、固定画面表示が指定され固定画面
表示信号がオンしている場合、LCD4の固定画面表示
領域の走査に入ると、ラスタカウント値がある固定値を
超えるため比較器622の出力が”1”になり、ゲート
623の出力すなわちセレクタ613のS1入力が”
1”になるため、セレクタ613はC入力を選択するよ
うになる。したがって、フリップフロップ群610の値
をベース値として、これにカラムカウント値のビット0
を除いた値を加算した値が表示アドレスとして出力さ
れ、固定画面領域R3の内容が読み出されて表示される
ようになる。そして、一つのライン期間の表示区間の最
終の表示アドレスが生成された時点で、ライン同期パル
スφ3がゲート626,627を通じてフリップフロッ
プ群610に与えられるので、その時の表示アドレスが
フリップフロップ群610にセットされ、この値をベー
ス値として次ライン期間の表示アドレスが生成される。
なお、固定画面表示領域外の走査中は、フリップフロッ
プ群610は固定画面オフセット値を保持している。
表示信号がオンしている場合、LCD4の固定画面表示
領域の走査に入ると、ラスタカウント値がある固定値を
超えるため比較器622の出力が”1”になり、ゲート
623の出力すなわちセレクタ613のS1入力が”
1”になるため、セレクタ613はC入力を選択するよ
うになる。したがって、フリップフロップ群610の値
をベース値として、これにカラムカウント値のビット0
を除いた値を加算した値が表示アドレスとして出力さ
れ、固定画面領域R3の内容が読み出されて表示される
ようになる。そして、一つのライン期間の表示区間の最
終の表示アドレスが生成された時点で、ライン同期パル
スφ3がゲート626,627を通じてフリップフロッ
プ群610に与えられるので、その時の表示アドレスが
フリップフロップ群610にセットされ、この値をベー
ス値として次ライン期間の表示アドレスが生成される。
なお、固定画面表示領域外の走査中は、フリップフロッ
プ群610は固定画面オフセット値を保持している。
【0111】ここまでの説明から理解されるように、2
値表示の場合、CPU1で表示開始ポインタ値を変更す
ることにより、第1画面領域R1の表示位置のみ移動
(スクロール)することができる。
値表示の場合、CPU1で表示開始ポインタ値を変更す
ることにより、第1画面領域R1の表示位置のみ移動
(スクロール)することができる。
【0112】次にCPU1より階調表示が指定され、2
値表示信号がオフしている場合について説明する。この
表示モードの場合、フレーム同期信号を分周回路624
で分周することによって、図15に示されたフレーム切
替信号と同様の信号が作られ、この信号が論理回路61
2を介してセレクタ613へ制御信号s0として与えら
れる。ゆえに、3フレーム中の2フレーム期間にセレク
タ613によりB入力が選択されるため、フリップフロ
ップ群609の値をベース値として第2画面用表示アド
レスが生成されて第2画面領域R2のデータが表示さ
れ、残りの1フレーム期間にセレクタ613によりA入
力が選択されるため、フリップフロップ群608の値を
ベース値として第1画面用表示アドレスが生成され第1
画面領域R1のデータが表示される。ただし、固定画面
表示信号がオンしていると、固定画面表示領域では、2
値表示の場合と同様に固定画面用表示アドレスが生成さ
れるため、固定画面領域R3のデータが表示される。
値表示信号がオフしている場合について説明する。この
表示モードの場合、フレーム同期信号を分周回路624
で分周することによって、図15に示されたフレーム切
替信号と同様の信号が作られ、この信号が論理回路61
2を介してセレクタ613へ制御信号s0として与えら
れる。ゆえに、3フレーム中の2フレーム期間にセレク
タ613によりB入力が選択されるため、フリップフロ
ップ群609の値をベース値として第2画面用表示アド
レスが生成されて第2画面領域R2のデータが表示さ
れ、残りの1フレーム期間にセレクタ613によりA入
力が選択されるため、フリップフロップ群608の値を
ベース値として第1画面用表示アドレスが生成され第1
画面領域R1のデータが表示される。ただし、固定画面
表示信号がオンしていると、固定画面表示領域では、2
値表示の場合と同様に固定画面用表示アドレスが生成さ
れるため、固定画面領域R3のデータが表示される。
【0113】階調表示モードの場合、第2画面オフセッ
ト発生部605は、第2画面領域R2の先頭番地F2E
NT(図10)に表示開始ポインタ値を加算した値を第
2画面用オフセット値として出力する。したがって、表
示開始ポインタ値を変更することによって、第1画面領
域R1と第2画面領域R2の表示位置を同時に移動(ス
クロール)することができる。
ト発生部605は、第2画面領域R2の先頭番地F2E
NT(図10)に表示開始ポインタ値を加算した値を第
2画面用オフセット値として出力する。したがって、表
示開始ポインタ値を変更することによって、第1画面領
域R1と第2画面領域R2の表示位置を同時に移動(ス
クロール)することができる。
【0114】ここで、アドレス補正回路617について
説明する。2値表示の場合、第1画面領域R1はスクロ
ールが可能であるため、加算器615で得られた第1画
面用表示アドレス値が第2画面領域R2の先頭番地F2
ENT(図9)以上になる場合がある。そこで2値表示
モードの場合、アドレス補正回路617は、第1画面用
表示アドレス値がF2ENT以上になると、その値から
F2ENTを減算した値を表示アドレス値として出力す
る。なお、アドレス補正回路617には、セレクタ61
3より入力アドレスが第1画面用であるか第2画面領域
であるかを通知される。
説明する。2値表示の場合、第1画面領域R1はスクロ
ールが可能であるため、加算器615で得られた第1画
面用表示アドレス値が第2画面領域R2の先頭番地F2
ENT(図9)以上になる場合がある。そこで2値表示
モードの場合、アドレス補正回路617は、第1画面用
表示アドレス値がF2ENT以上になると、その値から
F2ENTを減算した値を表示アドレス値として出力す
る。なお、アドレス補正回路617には、セレクタ61
3より入力アドレスが第1画面用であるか第2画面領域
であるかを通知される。
【0115】階調表示の場合には、第1画面領域R1と
第2画面領域R2が同時にスクロールされる。そこで、
アドレス補正回路617は第1画面用表示アドレスにつ
いて2値表示の場合と同様の補正を行なうとともに、第
2画面用表示アドレス値が固定画面領域R3の先頭番地
MENT(図10)以上になったときに、その値からM
ENTを減算した値を表示アドレスとする。
第2画面領域R2が同時にスクロールされる。そこで、
アドレス補正回路617は第1画面用表示アドレスにつ
いて2値表示の場合と同様の補正を行なうとともに、第
2画面用表示アドレス値が固定画面領域R3の先頭番地
MENT(図10)以上になったときに、その値からM
ENTを減算した値を表示アドレスとする。
【0116】表示モードが2値表示、階調表示のいずれ
であっても、CPU1から回転表示を指定され、モード
情報レジスタ106の回転表示信号がオンしている場合
は、セレクタ616はA入力を選択する。この場合、カ
ラムカウント値のビット0を除いた各ビットを論理反転
回路626により論理反転し、負数(補数)のオフセッ
ト値として加算器615に与え、各ラインのベース値と
加算させることにより表示アドレスを生成する。このよ
うに負のオフセット値の加算(オフセット値の減算)へ
の切り替えと、表示制御部700での表示データのビッ
ト順の変換(後述)によって、CPU1側でVRAM6
を書き換えることなく、VRAM6の内容の回転表示が
可能である。
であっても、CPU1から回転表示を指定され、モード
情報レジスタ106の回転表示信号がオンしている場合
は、セレクタ616はA入力を選択する。この場合、カ
ラムカウント値のビット0を除いた各ビットを論理反転
回路626により論理反転し、負数(補数)のオフセッ
ト値として加算器615に与え、各ラインのベース値と
加算させることにより表示アドレスを生成する。このよ
うに負のオフセット値の加算(オフセット値の減算)へ
の切り替えと、表示制御部700での表示データのビッ
ト順の変換(後述)によって、CPU1側でVRAM6
を書き換えることなく、VRAM6の内容の回転表示が
可能である。
【0117】なお、CPU1から指定できる第2画面領
域R2用表示開始ポインタを追加することによって、第
1画面領域R1と第2画面領域R2を個別にスクロール
可能にすることもできる。
域R2用表示開始ポインタを追加することによって、第
1画面領域R1と第2画面領域R2を個別にスクロール
可能にすることもできる。
【0118】表示制御部700は、図3に示されるよう
に、LCDインターフェイス部701、論理回路部70
2、表示データ演算部703からなる。
に、LCDインターフェイス部701、論理回路部70
2、表示データ演算部703からなる。
【0119】LCDインターフェイス部701は、基本
クロックと同期をとってLCD4に対するフレーム同期
信号、ライン同期信号及び表示データの転送クロック信
号を発生するとともに、表示アドレス発生部600に対
するライン同期パルスφ1,φ2,φ3を発生する。
クロックと同期をとってLCD4に対するフレーム同期
信号、ライン同期信号及び表示データの転送クロック信
号を発生するとともに、表示アドレス発生部600に対
するライン同期パルスφ1,φ2,φ3を発生する。
【0120】内部データバス806に得られるVRAM
6からのリードデータは、表示データ演算部703を経
由して論理回路部702に入力する。表示モードが2値
表示の場合、論理回路部702は、第1画面領域R1か
らのリードデータと第2画面領域R2からのリードデー
タの論理和データを表示データとして出力する。表示デ
ータ演算部703は、アトリビュート領域判定部500
からのアトリビュート処理イネーブル信号がオンの時
に、第1画面領域リードデータ(キャラクタ情報)にの
みアトリビュート処理を施す。また、回転表示信号がオ
ンの時には、表示データ演算部703はリードデータの
MSBとLSBが逆になるようにビット順を変換する処
理も行なう。
6からのリードデータは、表示データ演算部703を経
由して論理回路部702に入力する。表示モードが2値
表示の場合、論理回路部702は、第1画面領域R1か
らのリードデータと第2画面領域R2からのリードデー
タの論理和データを表示データとして出力する。表示デ
ータ演算部703は、アトリビュート領域判定部500
からのアトリビュート処理イネーブル信号がオンの時
に、第1画面領域リードデータ(キャラクタ情報)にの
みアトリビュート処理を施す。また、回転表示信号がオ
ンの時には、表示データ演算部703はリードデータの
MSBとLSBが逆になるようにビット順を変換する処
理も行なう。
【0121】表示モードが階調表示の場合、論理回路部
702が第1画面領域R1と第2画面領域R2のリード
データの論理和処理を行なわないこと、表示データ演算
部703が第1画面領域R1と第2画面領域R2からの
リードデータを区別せずにアトリビュート処理やビット
順逆転を行なうことが2値表示の場合と異なる。
702が第1画面領域R1と第2画面領域R2のリード
データの論理和処理を行なわないこと、表示データ演算
部703が第1画面領域R1と第2画面領域R2からの
リードデータを区別せずにアトリビュート処理やビット
順逆転を行なうことが2値表示の場合と異なる。
【0122】また、表示モードと関係なく、コマンド処
理部400からのデータ転送中信号がオンした時は、コ
マンド処理のためにVRAMバス10が使用されるの
で、論理回路部702は”白”の表示データを出力す
る。なお、この時は表示アドレス発生部600内のバッ
ファゲート618(図8)は閉じているので、表示アド
レス信号は出ない。
理部400からのデータ転送中信号がオンした時は、コ
マンド処理のためにVRAMバス10が使用されるの
で、論理回路部702は”白”の表示データを出力す
る。なお、この時は表示アドレス発生部600内のバッ
ファゲート618(図8)は閉じているので、表示アド
レス信号は出ない。
【0123】リード/ライト制御部800は、図3に示
すように、コマンド処理部400や表示アドレス発生部
600で発生するライト信号とリード信号、状態制御部
300で発生するリフレッシュ中信号と表示中信号表示
に応答して、VRAM6及びCGROM7に対する各種
制御信号を発生し、必要なメモリアクセスを実現する部
分である。また、リフレッシュ中信号のオン中に、CA
S信号とRAS信号を制御し、”CASビフォァRAS
モード”によりVRAM6のリフレッシュサイクルを実
行する。
すように、コマンド処理部400や表示アドレス発生部
600で発生するライト信号とリード信号、状態制御部
300で発生するリフレッシュ中信号と表示中信号表示
に応答して、VRAM6及びCGROM7に対する各種
制御信号を発生し、必要なメモリアクセスを実現する部
分である。また、リフレッシュ中信号のオン中に、CA
S信号とRAS信号を制御し、”CASビフォァRAS
モード”によりVRAM6のリフレッシュサイクルを実
行する。
【0124】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下のような効果を有する。(1)表示装置の各フレームで、VRAMの第1画面領
域または第2画面領域のいずれか一方のデータ(階調デ
ータ)を、表示装置の画面走査に同期して、そのまま表
示装置へ転送することで階調表示が行なわれる。したが
って、VRAMは表示装置の画面走査に追従してデータ
読み出しが可能なアクセス速度を持つものであればよ
く、従来に比べ低速のVRAMを用いて階調表示を行な
うことができる。 (2)キャラクタ情報と罫線等のグラフィック情報を重
ねて表示し、グラフィック情報を固定したままキャラク
タ情報のスクロールもしくは表示切り替えが可能であ
る。これにより、例えば作表あるいは表編集の操作性が
向上する。
は以下のような効果を有する。(1)表示装置の各フレームで、VRAMの第1画面領
域または第2画面領域のいずれか一方のデータ(階調デ
ータ)を、表示装置の画面走査に同期して、そのまま表
示装置へ転送することで階調表示が行なわれる。したが
って、VRAMは表示装置の画面走査に追従してデータ
読み出しが可能なアクセス速度を持つものであればよ
く、従来に比べ低速のVRAMを用いて階調表示を行な
うことができる。 (2)キャラクタ情報と罫線等のグラフィック情報を重
ねて表示し、グラフィック情報を固定したままキャラク
タ情報のスクロールもしくは表示切り替えが可能であ
る。これにより、例えば作表あるいは表編集の操作性が
向上する。
【図1】表示システム及び表示制御装置の全体的構成を
示す図
示す図
【図2】図1の部分詳細図
【図3】図1の部分詳細図
【図4】コマンド処理部内のメモリクリア処理部のブロ
ック図
ック図
【図5】コマンド処理部内のデータ転送処理部のブロッ
ク図
ク図
【図6】コマンド処理部内の文字転送処理部のブロック
図
図
【図7】コマンド処理部内の画像処理部のブロック図
【図8】表示アドレス発生部のブロック図
【図9】2値表示の場合のVRAMの管理マップを示す
図
図
【図10】階調表示の場合のVRAMの管理マップを示
す図
す図
【図11】動作説明用のタイミング図
【図12】従来の表示システム及び表示制御装置のブロ
ック図
ック図
【図13】(a)従来システムのCGROMの入出力信
号の説明図 (b)従来システムのCGROM内の文字のドットパタ
ーンの説明図
号の説明図 (b)従来システムのCGROM内の文字のドットパタ
ーンの説明図
【図14】従来システムの階調表示に関連した構成を示
すブロック図
すブロック図
【図15】フレーム間引きによる階調表示の説明のため
のタイミング図
のタイミング図
1 CPU(中央処理装置) 2 ROM/RAM 3 CPUバス 4 LCD(液晶表示装置) 5 表示制御装置 6 VRAM 7 CGROM 10 VRAMバス 100 パラメータレジスタ部 200 コマンド解析部 300 状態制御部 400 コマンド処理部 401 メモリクリア処理部 402 データ転送処理部 403 文字転送処理部 404 画像処理部 500 アトリビュート領域判定部 600 表示アドレス発生部 700 表示制御部 800 リード/ライト制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/00 - 5/40
Claims (1)
- 【請求項1】 表示装置と、この表示装置に対応して第
1画面領域と第2画面領域とにより定義され、表示デー
タを記憶するVRAMと、前記表示装置へその画面走査
と同期して前記VRAM内の表示データを前記表示装置
へ転送し表示させる制御を行なう表示制御装置と、2値
表示モードと階調表示モードとのモード指定に基づき、
前記表示制御装置を制御する中央処理装置とを具備し、
前記中央処理装置は前記2値表示モードが指定された場
合、前記第1画面領域にはキャラクタ情報のドットパタ
ーンデータを、前記第2画面領域グラフィック情報のド
ットパターンデータを記憶させると共に前記表示制御装
置により前記第1画面領域のデータと前記第2画面領域
のデータとを論理和して前記表示装置へ転送し、また、
前記階調表示モードが指定された場合には、前記第1画
面領域と前記第2画面領域とを均等に割り当てると共に
前記表示制御装置により前記第1画面領域のデータまた
は前記第2画面領域のデータを前記表示装置のフレーム
単位で選択して前記表示装置へ転送することを特徴とす
る表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127185A JP2912765B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4127185A JP2912765B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 表示システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06289848A JPH06289848A (ja) | 1994-10-18 |
JP2912765B2 true JP2912765B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=14953788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4127185A Expired - Fee Related JP2912765B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2912765B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276127A (ja) * | 1999-03-23 | 2000-10-06 | Hitachi Ltd | 情報処理装置及び表示制御装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575086A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-11 | Hitachi Ltd | Display unit |
JPS59165134A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-18 | Hitachi Ltd | 文書表示方式 |
JPS60118881A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-26 | 富士通株式会社 | 文字・図形表示装置の高速処理方式 |
JPS60209785A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-22 | フアナツク株式会社 | デイスプレイ装置の画面シフト器 |
JPS6330898A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-09 | 株式会社リコー | 画像回転方式 |
JPH0830945B2 (ja) * | 1987-02-20 | 1996-03-27 | 松下電器産業株式会社 | ビツトマツプ表示装置 |
FR2621728B1 (fr) * | 1987-10-09 | 1990-01-05 | Thomson Csf | Systeme de visualisation d'images en demi-teintes sur un ecran matriciel |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP4127185A patent/JP2912765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06289848A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |