JP3578533B2 - 画像表示制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピューターやビデオゲーム機などの走査型ディスプレイ上に画像(特に、文字、図形、記号等)を表示する装置に用いられる画像表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の技術としては、複数個の動画キャラクタを表示させるために、1水平期間中に表示可能な動画キャラクタの個数分のシフトレジスタを備え、動画キャラクタの各々の表示するタイミングに合わせてデータをシフトさせるようにしたテレビゲーム装置(特公平2−7478号公報参照)、行バッファ及び列バッファの構成を二組有しCPUがCRTディスプレイで表示すべき移動標体の属性情報を属性情報記憶手段に書き込むだけでよいように構成し、この書込期間以外はCPUが他の処理動作すなわちゲームの制御のための動作が行えるようにした走査型ディスプレイの表示制御方法(特公平2−44078号公報参照)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、一般に固定サイズのキャラクタの表示にしか対応できないという欠点がある。また、固定サイズのキャラクタよりも大きなサイズの表示対象を表現するために、当該表示対象を複数の固定サイズの図形素片に分割して扱うことが考えられるが、これでは当該表示対象を動かすために、複数の固定サイズごとの属性情報を変更する必要があり、ソフトウェアによる負担が増大し、CPUの稼働率が低下するという問題点がある。
【0004】
そこで、上記問題点を解決するために、一走査線上に表示すべき情報を走査線の映像データとして記憶する編集メモリに映像データを書き込む際に、この書込を水平表示サイズ情報により制御し、表示サイズの異なる複数の動画図形を混在させて表示させる動画表示装置(特公平4−43595号公報参照)が提案されている。
【0005】
しかし、上記の動画表示装置は、水平表示サイズ情報に基づいて映像データの書き込みを制御するため、映像データを格納しているメモリに対し効率的なアクセスが行えないという欠点がある。
【0006】
この発明は、上記の事情み鑑み、簡単な回路構成で効率的なメモリアクセスを実現しつつ異なるサイズのキャラクタを混在させて表示でき、更に種々の表示効果を得ることができる画像表示制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像表示制御装置は、各キャラクタの属性データとして少なくともキャラクタネームと水平方向キャラクタサイズと垂直方向キャラクタサイズと水平表示座標と垂直表示座標とを保有する第1記憶装置と、表示画面上の水平方向の表示位置を示すカウンタ値を出力する水平方向カウンタと、表示画面上の垂直方向の表示位置を示すカウンタ値を出力する垂直方向カウンタと、前記第1記憶装置からキャラクタの属性データを読み出すとともに、前記読み出されたキャラクタの属性データのうち垂直方向キャラクタサイズと垂直表示座標と前記垂直方向カウンタのカウンタ値に基づき表示されるべきか否か判断し、表示されると判断された該当キャラクタに対し前記キャラクタの部分を構成することになる基本サイズのキャラクタについての基本サイズ属性データを前記読み出した該当するキャラクタの属性データに基づいて生成し、前記基本サイズ属性データを第2記憶装置に書き込む第1書込制御手段と、キャラクタ画像データが格納される第3記憶装置と、前記第2記憶装置から基本サイズ属性データを読み出し、この基本サイズ属性データに基づいてアドレスを生成して前記第3記憶装置からキャラクタ画像データを読み出し、このキャラクタ画像データを第4記憶装置に書き込む第2書込制御手段と、前記第4記憶装置に格納されている画像データを前記水平方向カウンタのカウンタ値に同期して読み出す手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
このような構成であれば、第1記憶装置に格納されている或るキャラクタが複数の基本サイズに相当する大きさを持つ場合に、第1書込制御手段が当該キャラクタの属性データに基づき、当該キャラクタを構成する基本サイズのキャラクタの基本サイズ属性データを第2記憶装置上に構築する。そして、第2書込制御手段は、第2記憶装置上の基本サイズ属性データに従って第3記憶装置画像データを読み出して第4記憶装置に書き込む処理を行う。
【0009】
これにより、サイズの異なる種々のキャラクタを混在させて表示させることが可能になることは勿論、第2書込制御手段は、基本サイズのキャラクタを扱うのと同様の処理によって画像データを第3記憶装置から読み出し第4記憶装置に格納していけばよいため、水平表示サイズ情報に基づいて画像データを処理をする従来構成に比べ、第3記憶装置へのアクセスを効率的に行うことができ、表示可能なキャラクタの数を多くできるとともに、ハード構成を複雑化せず、LSI化が容易となる。
【0010】
キャラクタの水平方向の大きさは、前記水平方向キャラクタサイズによって基本サイズのキャラクタの整数倍に設定され、垂直方向の大きさは、前記垂直方向キャラクタサイズによって基本サイズのキャラクタの整数倍に設定され、前記基本サイズのキャラクタは水平方向及び垂直方向に所定ドット数の大きさを持つようにするのが望ましい。
【0011】
第1記憶装置に格納される水平表示座標及び/又は垂直表示座標に割り当てられるビットが、表示画面の水平方向及び/又は垂直方向の座標範囲を越えることができるビット数に設定されていてもよい。これにより、表示画面よりも大きな仮想画面を得ることができ、キャラクタの表示座標の値を適当に変化させることによってキャラクタが画面の縦方向或いは横方向に現れて消えていくといった動画表示をスムーズに行わせることができる。また、第1記憶装置に格納されている特定のキャラクタを表示対象から外したいような場合には、当該キャラクタの表示座標に仮想画面上の値を与えておけばよいことになる。
【0012】
第1書込制御手段は、水平走査期間内の表示期間に第1記憶装置から各キャラクタの属性データを読み出し、次の水平走査期間に表示されるべきと判断された部分を構成することになる基本サイズのキャラクタについての基本サイズ属性データを第2記憶装置に書き込むように構成され、前記第2書込制御手段は、水平帰線期間に第2記憶装置から基本サイズ属性データを順次読み出し、この基本サイズ属性データに基づくアドレスを第3記憶装置に与えて画像データを読み出し、この画像データを第4記憶装置に書き込むように構成されていてもよい。
【0013】
このように、水平帰線期間を有効に用いるので、ラスタ走査型のディスプレイ装置においてスムーズに画像表示を行わせることができる。
【0014】
第1書込制御手段は、前記垂直方向カウンタのカウンタ値と属性データにおける垂直表示座標及び垂直方向キャラクタサイズとに基づいて前記第1記憶装置から読み出されたキャラクタが表示すべき該当キャラクタとなるか否かを判定する判定回路と、表示基点位置と垂直方向を示すカウンタ値と、キャラクタネーム、水平方向キャラクタサイズ、及び垂直方向キャラクタサイズとに基づいて基本サイズキャラクタネームを発生する第1加工部と、垂直方向を示すカウンタ値と属性データにおける垂直方向キャラクタサイズ及び垂直表示座標とに基づいて基本サイズキャラクタにおける垂直方向の表示位置データを発生する第2加工部と、属性データにおける水平方向キャラクタサイズと水平表示座標とに基づいて基本サイズキャラクタの水平方向の表示位置データを発生する第3加工部と、を備え、前記第1乃至第3加工部で加工した属性データを前記第2記憶装置に書き込むようになっていてもよい。
【0015】
第2記憶装置は、基本サイズ属性データが格納されるメモリ部と、前記第1書込制御手段が前記メモリ部にデータを書き込むときに前記メモリ部に対するアドレスを昇順または降順に発生させる一方、第2書込制御手段が前記メモリ部からデータを読み出すときに前記メモリ部に対するアドレスを降順又は昇順に発生させるアドレス発生回路とを備えていてもよい。
【0016】
ここで、第1書込制御手段において表示されるべきと判断された部分を構成することになる基本サイズのキャラクタの個数が一定個数を越える場合には、その越える基本サイズ属性データは第2記憶装置に格納されず、不備のあるキャラクタができることになる。そして、各キャラクタの属性データの表示座標値が重複或いは近接していればキャラクタの表示位置が重なる(第4記憶装置上でそのように画像データが形成される)ことになる。前記不備のあるキャラクタにおける基本サイズ属性データが第2記憶装置から最後に読み出されてしまうと、当該不備のあるキャラクタが先に読み出された不備のないキャラクタを消してしまうことになるが、上記の構成であれば、第2記憶装置への基本サイズ属性データの書込順とは逆の順で第2記憶装置からデータを読み出すので、かかる不具合は生じない。
【0017】
第2記憶装置は、前記アドレス発生回路が第1所定アドレスを発生するときにセットされる第1フラグと、前記アドレス発生回路が第2所定アドレスを発生するときにセットされる第2フラグとを備え、前記第1書込制御手段は、前記第1フラグがセットされているときに第2記憶装置へのデータの書き込みを禁止し、それ以外のときにはデータの書き込みを要求する書込要求発生手段を備え、前記第2書込制御手段は、前記第2フラグがセットされているときに前記第2記憶装置からのデータの読み出しを中止し、それ以外のときにはデータの読み出しを要求する読出要求発生手段を備えていてもよい。
【0018】
第1書込制御手段は、前記第1フラグがセットされている状態で前記第2記憶装置へデータを書き込もうとしたときにセットされる第3フラグを備えていてもよい。特に、第1記憶装置に格納される属性データの内容が中央処理装置の指令により書き換えられることが可能であるとともに、前記中央処理装置は前記第3フラグのセット状態を割込信号として認識するように構成されていれば、例えば、第3フラグのセット状態とされた場合に、第1記憶装置におけるキャラクタの順序を入れ換える処理を行い、次の表示において表示優先度の高いキャラクタを優先して表示させることなどが可能となる。
【0019】
また、第1記憶装置に格納される属性データの一つとして表示選択フラグが設定されるとともに、二組以上の前記第4記憶装置が備えられ、第2書込制御手段は前記表示選択フラグに基づいて前記複数の第4記憶装置のいずれかにデータを書き込むように構成されていてもよい。これによれば、飛行機が山の前を右から左へ飛び、次に左から右へ山の後ろを飛ぶような動画を簡単に行うことができる。また、第1記憶装置を2分割する境界となるアドレス値が格納される境界レジスタと、二組以上の前記第4記憶装置とを備え、第2書込制御手段は前記アドレス値に基づいて前記複数の第4記憶装置のいずれかにデータを書き込むように構成されていてもよい。これにより、例えば、“飛行機”の絵を成すキャラクタが同位置に配置される“太陽”の絵を成すキャラクタの裏に隠れてしまうといった不具合を防止できる。
【0020】
第1記憶装置に格納される属性データの一つとして色選択フラグが設定されるとともに、前記第2書込制御手段は、前記の色選択フラグにより指定されるデータを画像データに付加して第4記憶装置に書き込むようになっていてもよい。
【0021】
第1記憶装置に格納される属性データの一つとして反転フラグが設定されるとともに、前記第1書込制御手段は、前記反転フラグに応じて基本サイズ属性データを生成し、前記第2書込制御手段は、前記反転フラグに応じて第4記憶装置に与える画像データを生成するようになっていてもよい。これにより、反転処理を簡単に行うことができる。
【0022】
画面上のオフセット位置を示すオフセットレジスタを備えるとともに、前記第1書込制御手段は前記オフセットレジスタ値を加算して基本サイズ属性データを生成するようになっていてもよい。これにより、画面スクロールなどの処理を簡単に行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0024】
図1は、この実施の形態の画像表示制御装置の概略構成を示したブロック図である。
【0025】
水平カウンタ1は、分周器50からの信号に応じて1ドット表示期間を示すドットクロック(CLK)をカウントする。このカウント値Hは、水平帰線期間を含む1水平期間の水平方向のドット表示位置に対応するデータとなる。また、水平方向カウンタ1は、カウント値が1周(水平帰線期間を含む1水平期間に対応)するごとに、垂直カウントイネーブル信号を出力する。
【0026】
垂直方向カウンタ2は、前記の水平方向カウンタ1から垂直カウントイネーブル信号を受けるごとにドットクロックをカウントする。このカウント値Vは、垂直帰線期間を含む1画面表示期間の垂直方向のドット表示位置に対応するデータとなるものである。
【0027】
ビデオ制御信号発生器3は、水平カウンタ値H及び垂直カウンタ値Vを入力して水平同期信号(HSYNC)及び垂直同期信号(VSYNC)を出力する。
【0028】
キャラクタテーブル(第1記憶装置)4は、走査型ディスプレイの1フレームで表示可能な最大数のキャラクタの属性データを記憶している。この実施の形態では、図3に示すように、♯0〜♯127の合計128個のキャラクタについての属性データを保有するようになっている。また、属性データとしては、1キャラクタについて、キャラクタネーム(12ビット)、水平方向キャラクタサイズ(3ビット)、垂直方向キャラクタサイズ(3ビット)、水平表示座標(9ビット)、垂直表示座標(9ビット)、色選択フラグ(2ビット)、X反転フラグ(1ビット)、及びY反転フラグ(1ビット)などがある。なお、キャラクタネームとは、後述する画像データメモリ8に格納されている当該キャラクタの画像データを読み出すためのアドレスに相当するものである。
【0029】
キャラクタは、単一のサイズに固定されるものではなく、図2に示しているように、種々のサイズを持つ。この図2では、表示画面A及びこの表示画面よりも大きなサイズの仮想画面B上に配置されたキャラクタを示している。例えば、キャラクタC1 は8×8ドットの基本サイズのキャラクタであり、キャラクタC2 ,C6 ,C7 ,C8 は基本サイズの縦横2×2倍のキャラクタであり、キャラクタC3 は基本サイズの縦横4×4倍のキャラクタであり、キャラクタC4 は基本サイズの縦横4×2倍のキャラクタであり、キャラクタC5 は基本サイズの縦横2×4倍のキャラクタである。また、キャラクタC6 については、仮想画面B上に位置する部分をC6aで表し、仮想画面Bから折り返されて表示画面A上に位置する部分をC6bで表している。また、キャラクタC7 については、仮想画面B上に位置する部分をC7aで表し、仮想画面Bから折り返されて表示画面A上に位置する部分をC7bで表している。更に、キャラクタC8 は、その全ての部分が仮想画面B上に位置している。
【0030】
なお、仮想画面は、属性データである水平表示座標及び垂直表示座標として、表示画面Aの座標値を越える座標値を与えることで仮想的に作り出すことができる。
【0031】
また、図2中の各キャラクタの左上隅に付記された×印は、当該キャラクタの表示起点位置を示すものであり、前述の垂直表示座標および水平表示座標によって特定される。
【0032】
第1書込制御回路5は、前記のキャラクタテーブル4から♯0〜♯127の順で各キャラクタの属性データを読み出す。そして、この読み出した属性データに基づき、当該キャラクタが次の1水平期間で表示すべきキャラクタか否かを判定する。具体的には、第1書込制御回路5は、図4に示すように、判定回路5dを備える。この判定回路5dは、属性データのうちの垂直表示座標及び垂直方向キャラクタサイズによって当該キャラクタが画面(或いは仮想画面)上のどの走査ラインから始まってどの走査ラインに至って表示されるべきかを知るとともに、垂直カウンタ値Vから認識される表示走査ライン位置を知ることにより、次の1水平期間で表示すべきキャラクタであるか否かを判断することができる。以下、表示すべきキャラクタであると判断されることを、“ヒット”と称する。ヒットのときには、判定回路5dのヒット信号(Hit)がアクティブになる。
【0033】
そして、第1書込制御回路5は、ヒットしたキャラクタに対しては、その属性データを加工し、この加工した属性データをヒットバッファ(第2記憶装置)6に書き込む。第1書込制御回路5は、図3に示しているように、第1加工部5a、第2加工部5b、及び第3加工部5cを有している。
【0034】
第1加工部5aは、キャラクタネーム、水平方向キャラクタサイズ、垂直方向キャラクタサイズ、X反転フラグ、及びY反転フラグの各データを入力し、基本サイズキャラクタネームを生成してこれをヒットバッファ6に書き込む。例えば、図6に示すように、キャラクタネームA0のキャラクタが、縦横4×4の合計16個の基本サイズキャラクタ(キャラクタネームA0〜A15)から成っているとし、表示走査ラインが、基本サイズキャラクタA8〜A11の並びに位置していれば、基本サイズキャラクタネームとして、A8,A9,A10,A11が生成される。
【0035】
基本サイズキャラクタネームA8,A9,A10,A11の生成は、以下のように行われる。即ち、キャラクタ(キャラクタネームA0)の表示起点位置と表示走査ラインとの相対的位置関係に基づき、キャラクタネームA0により判断される画像データメモリ8上のアドレスに対し上記相対的位置関係に相当するアドレスを加算したアドレスに相当するものが基本サイズキャラクタネームA8となり、更に基本サイズキャラクタが8ドット×8ドットからなるのであれば、8ドット分の画像データのアドレスを加算したアドレスに相当するものが基本サイズキャラクタネームA9となる。このようにして、基本サイズキャラクタネームA8,A9,A10,A11を生成することができる。
【0036】
このように、基本サイズキャラクタネームは、画像データメモリ8に格納されている当該基本サイズキャラクタの画像データを読み出すためのアドレスに相当するものとなる。
【0037】
なお、ここでは、X反転フラグ及びY反転フラグがそれぞれ“0”、即ち反転を行わないとして説明を続ける。X反転およびY反転については、後述する。
【0038】
第2加工部5bは、垂直方向キャラクタサイズ、垂直表示座標、Y反転フラグ、及び垂直カウンタ値Vを入力し、Yラインを生成する。Yラインとは、上記の例でいえば、図6に示しているように、キャラクタネームA8,A9,A10,A11の基本キャラクタの最上位置から表示位置までのドット数を表すものである。
【0039】
第3加工部5bは、水平方向キャラクタサイズ、水平表示座標、及び水平オフセットを入力し、基本サイズ水平表示座標を生成する。基本サイズ水平表示座標は、上記の例でいえば、図6に示しているように、キャラクタネームA8,A9,A10,A11の各々の基本キャラクタの表示起点位置P8 ,P9 ,P10,P11の水平座標値を表すものである。
【0040】
ヒットバッファ(第2記憶装置)6は、前記図6に示した例でいえば、ヒットした一つのキャラクタA0について、図5に示すように、4つの基本サイズのキャラクタ(キャラクタネームA8,A9,A10,A11)の各々の属性データを保持する。また、この実施の形態では、基本サイズに換算して32個分(♯0〜♯31)のキャラクタの属性データを保持できるようにしている。即ち、1水平期間に32個の基本サイズのキャラクタが表示できるようになっている。
【0041】
なお、図5に示しているように、ヒットしたキャラクタ個数を基本サイズに換算した個数が32個を越える場合には、その越えるキャラクタの基本サイズ部分の属性データはヒットバッファ6には格納されない。例えば、図5において、キャラクタテーブル4の♯124のキャラクタを構成する4つの基本キャラクタのうちの最も最後のキャラクタの属性データがヒットバッファ6に格納されない。ヒットバッファ6からの属性データの読み出しは、書込順と逆の順に行うようにしている。このためには、例えば、先入れ後出し(FILO)レジスタを用いることができる。
【0042】
第2書込制御回路7は、ヒットバッファ6から読み出した基本キャラクタの属性データのうち、基本キャラクタネーム及びYラインに基づいて生成したアドレスを画像データメモリ8に与え、この画像データメモリ8から当該基本キャラクタの処理対象である走査ライン上の画像データを読み出す。そして、この読み出した画像データを、基本サイズ水平表示座標に基づいてラインバッファ9の所定アドレスに格納する。なお、画像データメモリ8から読み出した画像データが透明を示すコード(例えば、オール“0”)の場合は、当該画像データをラインバッファ9に書き込まない。ラインバッファ9は、1水平期間の画像データを格納する。なお、色選択フラグの活用については、後述のカラールックアップテーブル10とともに説明する。
【0043】
ラインバッファ9の画像データは、図示しない読出手段にて前記水平カウンタ値に同期して読み出される。カラールックアップテーブル10は、ラインバッファ9から読み出された画像データをRGB信号に変換し、図示しない画像表示装置に出力する。なお、カラールックアップテーブル10のアドレスが256(8ビット)で、画像データが4ビットであるとすると、カラールックアップテーブル10に不足分の4ビットを追加してやらねばならない。そこで、第2書込制御回路7は、2ビットの前記色選択フラグに基づいて、4種類の4ビット補助データを生成し、4ビットの画像データに付加して8ビット(4ビット補助データを上位に、4ビットの画像データを下位)とした画像データをラインバッファ9に書き込むようにしている。
【0044】
図7は、キャラクタテーブル4、ヒットバッファ6、及びラインバッファ9の1水平期間のデータ読出/書込のタイミングチャートである。第2書込制御回路7は、水平帰線期間中にヒットバッファ6から属性データを読み出し、この属性データに基づいて画像データメモリ8から画像データを読み出してこれをラインバッファ9に書き込む。ラインバッファ9に書き込まれた画像データは、表示期間に読み出される。また、この表示期間において、次に表示すべき画像データを生成すべく、第1書込制御回路5はキャラクタテーブル4から属性データを読み出し、これを加工した基本サイズ属性データをヒットバッファ9に書き込む。
【0045】
なお、ラインバッファ9から該当ドットの画像データを読み出した後には、当該ドットに透明コード(例えば、オール“0”)を書き込んでクリアをした後、次のドットの画像データを読み出す。また、図2において、ヒットバッファ6の一単位のリードデータに対してラインバッファ9に二単位のデータが書き込まれるように図示しているが、これは、例えば、基本キャラクタの水平幅のビット数が8ドット分で、各ドットが4ビットのデータから成るとすると、全体で32ビットデータとなり、画像データメモリ8の1ワードが16ビットであれば、32ビットデータを得るために、画像データメモリ8から2回の読出処理を行ってラインバッファ9に2回の書込処理を行うことを示している。
【0046】
以上説明したように、この実施の形態の画像表示制御装置は、キャラクタテーブル4に格納されている或るキャラクタが複数の基本サイズに相当する大きさを持つ場合に、第1書込制御回路5が当該キャラクタの属性データに基づき、当該キャラクタを構成する基本サイズのキャラクタの属性データをヒットバッファ6上に構築する。そして、第2の書込制御回路7は、当該基本サイズのキャラクタの属性データに従って画像データメモリ8から画像データを読み出してラインバッファ9に書き込む処理を行う。
【0047】
これにより、サイズの異なる種々のキャラクタを混在させて表示させることが可能になることは勿論、第2の書込制御回路7は、基本サイズのキャラクタを扱うのと同様の処理によって画像データを画像データメモリ8から読み出しラインバッファ9に格納していけばよいため、水平表示サイズ情報に基づいて画像データを処理する従来構成に比べ、画像データメモリ8へのアクセスを効率的に行うことができ、表示可能なキャラクタの数を多くできるとともに、例えば、2組の行列バッファを用いる従来構成に比べ、ハード構成を複雑化せず、LSI化が容易である。
【0048】
また、この実施の形態では、キャラクタの属性データである水平・垂直表示座標に適当な値を与えるだけで表示画面Aよりも大きな仮想画面B上にキャラクタを配置することができ、そして、当該キャラクタの表示座標の値を適当に変化させることによってキャラクタが画面の縦方向或いは横方向に現れて消えていくといった動画表示をスムーズに行わせることができる。また、キャラクタテーブル4に格納されている特定のキャラクタを表示対象から外したいような場合には当該キャラクタの表示座標に仮想画面B上の値を与えておけばよいことになる。
【0049】
また、前述したように、ヒットしたキャラクタ個数を基本サイズに換算した個数が32個を越える場合には、その越えるキャラクタの基本サイズ部分の属性データはヒットバッファ6に格納されず、不備のあるキャラクタができることになる。そして、各キャラクタの属性データの表示座標値が重複或いは近接していればキャラクタの表示位置が重なる(ラインバッファ9上でそのように画像データが形成される)ことになる。前記不備のあるキャラクタがヒットバッファ6から最後に読み出されてしまうと、当該不備のあるキャラクタが先に読み出された不備のないキャラクタを消してしまうことになるが、この実施の形態では、前述したように、ヒットバッファ6への属性データの書込順とは逆の順にデータを読み出すようにしているので、かかる不具合は生じない。
【0050】
また、この事柄は、たとえ、1水平期間に表示可能なキャラクタの個数(この実施の形態では、基本キャラクタで32個)を越える個数を表示するようなデータをキャラクタテーブル4に設定していたとしても、表示の優先度の高いキャラクタは必ず表示できることを意味する。そして、表示の優先度の高いキャラクタを必ず表示する構成は、前述のごとく、読み出し順序の設定で簡単に実現でき、回路構成を複雑化することはない。
【0051】
次に、図8を用いて、この実施の形態の画像表示制御装置における第1書込制御回路5とヒットバッファ6と第2書込制御回路7との関係を更に詳しく説明する。
【0052】
第1書込制御回路5は、書込要求発生回路5eを有している。書込要求発生回路5eは、判定回路5d(図8には示していない)のヒット信号(Hit)を入力し、ヒット信号がアクティブのときには、ヒットバッファ6の書込/読出制御部6aに書込を要求する信号を出力する。
【0053】
書込/読出制御部6aは、前記書込要求信号と、後述の読出要求発生回路7aからの読出要求信号とに基づいて、メモリ部6cに対する属性データの書込と読出を切り換える制御を行う。
【0054】
アドレス発生回路6bは、書込/読出制御部6aから書込要求を受け取ったときと読出要求を受け取ったときとで、Up/Downを切り換えてアドレスを発生し、このアドレスをメモリ部6cに与える。
【0055】
メモリ部6cには、前記アドレスに従って基本サイズ属性データが記憶されたり、基本サイズ属性データが読み出されたりするようになっている。
【0056】
また、アドレス発生回路6bからのアドレスは、EMPTYフラグ6dおよびFULLフラグ6eに供給される。
【0057】
EMPTYフラグ6dは、メモリ部6cの先頭アドレス値に一致するアドレスを受け取ったときに、メモリ部6cが空であると判断し、“1”を立てる。
【0058】
第2書込制御回路7は、EMPTYフラグ6dに“1”が立てられるまでは、連続して絶え間なく属性データを読み出し、ラインバッファ9に画像データを書き込む。EMPTYフラグ6dに“1”が立てられると、属性データを読みだすのを止める。
【0059】
一方、FULLフラグ6eは、メモリ部6cの最終アドレス値に一致するアドレスを受け取ったときに、メモリ部6cの空きが無くなったと判断し、“1”を立てる。FULLフラグ6eに“1”が立てられている状態でヒット信号がアクティブになると、書込要求発生回路5eは、OVERフラグ5fに“1”を立てさせる。図示しないCPUは、CPUインターフェイス11を介してOVERフラグ5fの状態を確認することができる。或いは、CPUインターフェイス11を介してCPUに割込がかけられる。従って、表示されないキャラクタが存在することをCPUに知らせることができ、例えば、優先度の低いキャラクタをヒットの対象から外すような処理をCPUに行わせたり、キャラクタテーブル内の属性データの配置位置を入れ換えたり、或いは、ソフトチェックを行わせたりすること等ができる。
【0060】
次に、X反転,Y反転について説明する。
【0061】
X反転とはキャラクタをその中心を通る垂直軸回りに回転させることであり、Y反転とはキャラクタをその中心を通る水平軸回りに回転させることである。例えば、図9(a)に示すように、4つの基本サイズのキャラクタB0(基本サイズキャラクタネームB0,B1,B2,B3)をY反転させると、同図(b)のようになる。
【0062】
Y反転を行う場合は、基本キャラクタの並びが上下に逆転し、各基本キャラクタの上下のドットの並びも逆転することになるが、各基本キャラクタの左右のドットの並びに変化はない。ゆえに、Y反転フラグが“1”のときには、当該フラグを受け取った第1書込制御回路5の第1加工部5aは、基本キャラクタの上下並びの逆転に対応すべく、表示位置が図9(b)の例であれば、基本キャラクタネームB2,B3ではなく、同図(c)に示すように、基本キャラクタネームB0,B1のキャラクタの属性データをヒットバッファ6に書き込む。また、第2加工部5は、Y反転に応じたYラインを生成することになる。Yラインの生成は、反転なしのYラインのデータのが例えば“010”(ビット並び)であれば、“101”になるため、回路的な付加は少ない。
【0063】
X反転を行う場合は、基本キャラクタの並びが左右に逆転し、各基本キャラクタの左右のドットの並びも逆転することになるが、各基本キャラクタの上下のドットの並びに変化はない。ゆえに、X反転フラグが“1”のときには、当該フラグを受け取った第1書込制御回路5の第1加工部5aは、基本キャラクタの左右並びの逆転に対応させたキャラクタの属性データをヒットバッファ6に書き込むことになる。また、ヒットバッファ6には、図3に示しているように、X反転フラグが格納されるので、当該フラグを受け取った第2書込制御回路7は、各基本キャラクタの左右のドットの並びが逆転するように、画像データをラインバッファ9に格納する。
【0064】
次に、図10に基づいて、第1のラインバッファ10aと第2のラインバッファ10bを備える構成について説明する。このように二つのラインバッファを設けたのは、例えば、“太陽”の絵を成すキャラクタと“飛行機”の絵を成すキャラクタとでは、同一の画面位置において“飛行機”の方が優先的に表示されるべきであり、このような優先処理を簡単に行うためである。
【0065】
そこで、前記図3に示したキャラクタテーブル4において、その属性データの一つに表示選択フラグの項目を追加するとともに、この表示選択フラグがヒットバッファ6にそのまま転送されるようにしておく。そして、上記の例でいえば、優先順位が高い“飛行機”の絵を成すキャラクタにおける属性データの表示選択フラグに“1”を立てておく。第2書込制御回路7は、表示選択フラグに“1”が立っているときには、第1ラインバッファ9aに画像データを書き込む一方、表示選択フラグが“0”にリセットされているときには、第2ラインバッファ9bに画像データを書き込むようにしておく。第1,第2ラインバッファ9a,9bの出力画像データは、優先順位制御回路17を介してカラールックアップテーブル10に供給される。
【0066】
また、背景画面(例えば、“山”の絵を成す画面)の画像データをビットマップメモリ15に格納しておき、表示制御回路16によってビットマップメモリ15から画像データを読み出す。この読み出された画像データは、優先順位制御回路17を介しててカラールックアップテーブル10に供給される。
【0067】
ここで、図11に示すように、第1ラインバッファ9aによる表示画面G1とビットマップメモリによる背景画面G2と、第2ラインバッファ9bによる表示画面G3とにおいて、優先順位は図の手前側のものほど高いとする。
【0068】
優先順位制御回路17は、第1,第2ラインバッファ9a,9bからの画像データおよびビットマップメモリ15からの画像データを入力し、例えば、3つの画像データ全てが透明色コード以外のデータであれば、第1ラインバッファ9aの画像データを採用し、第1ラインバッファ9aのデータが透明色コードで他の2者が透明色コード以外のデータであれば、ビットマップメモリ15からの画像データを採用し、第1ラインバッファ9a及びビットマップメモリ15のデータが透明色コードで第2ラインバッファ9bのデータが透明色コード以外のデータであれば、第2ラインバッファ9bからの画像データを採用するようになっている。
【0069】
また、優先順位制御回路17は、背景画面G2とラインバッファによる表示画面G1又はG3の優先順位を切り換えることが可能であり、例えば、“飛行機”が左から右に移動するときに“山”の手前を飛び、“飛行機”が右から左に移動するときに“山”の奥側を飛ぶように表示することができる。また、ラインバッファを3つ以上備えて同様の処理を行うことも可能である。
【0070】
なお、上記の例では、第1,第2ラインバッファ9a,9bへの画像データの書き分けを表示選択フラグによって行うようにしたが、その他、境界レジスタ(図示せず)を設けることで書き分けを行うこともできる。境界レジスタには、キャラクタテーブル4を2分割する境界となるアドレスが格納される。そして、第1書込制御回路5は、キャラクタテーブル4の属性データを加工してヒットバッファ6に格納するときに、キャラクタの属性データのアドレスと前記境界レジスタの値とを比較し、その比較結果をヒットバッファ6に書き込む。これにより、第2書込制御回路7がヒットバッファ6の基本サイズ属性データに基づいて画像データをラインバッファに書き込むときに、上記比較結果に基づいて第1,第2ラインバッファ9a,9bへの画像データの書き分けを行うことができる。
【0071】
次に、図12を用い、オフセット処理について説明する。このオフセット処理は、例えば、カーナビゲーションにおける画像表示のように、画面上の各キャラクタを全体として同じ方向に動かす(スクロールする)ときに有用となる。オフセット処理のためには、垂直オフセット値及び水平オフセット値がそれぞれ格納される二つのオフセットレジスタを備える。
【0072】
垂直オフセット処理は、図4に示した判定回路5dが、前記オフセットレジスタから垂直オフセット値を入力し、このオフセット値を加算した位置に存在することになるキャラクタをヒットすることにより実現できる。また、水平オフセット処理は、図3に示した第3加工部5cが、前記オフセットレジスタから水平オフセット値を入力し、このオフセット値を加算して基本サイズ水平表示座標を発生させてヒットバッファ6に格納すればよい。
【0073】
このように、キャラクタテーブル4に格納されている属性データを変更することなく、オフセット処理を簡単に実現することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、サイズの異なる種々のキャラクタを混在させて表示できることは勿論、画像データメモリへのアクセスを効率的に行うことができ、表示可能なキャラクタの数を多くできるとともに、ハード構成を複雑化せず、LSI化が容易になり、また、キャラクタの反転処理やオフセット処理などにより優れた表示効果を得ることができる等の優れた諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の仮想画面と表示画面と各キャラクタとの関係を示す説明図である。
【図3】本発明のキャラクタテーブルと第1書込制御回路とヒットバッファとの具体的関係を示す概念図である。
【図4】本発明の第1書込制御回路の判定回路とその入力信号との関係を示す説明図である。
【図5】本発明のキャラクタテーブルとヒットバッファとの具体的関係および読出/書込順を示す概念図である。
【図6】本発明のキャラクタとこれを構成する基本サイズキャラクタとの関係を示す図であって、同図(a)は表示位置が基本キャラクタA8〜A11上に位置している様子を示し、同図(b)は同図(a)のキャラクタの属性データから生成される基本サイズ属性データにおける基本サイズキャラクタネームおよびYラインを示す説明図である。
【図7】本発明のデータ書込/読出のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第1書込制御回路とヒットバッファメモリと第2書込制御回路との具体的関係を示すブロック図である。
【図9】本発明の反転処理を説明する図であって、同図(a)はキャラクタを示し、同図(b)はそのY反転状態を示し、同図(c)は基本サイズ属性データにおける基本キャラクタとYラインを示す説明図である。
【図10】本発明の二つのラインバッファを有する画像表示制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明のビットマップ画像と第1ラインバッファの画像と第2ラインバッファの画像との関係を示す説明図である。
【図12】本発明のオフセット処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 水平カウンタ
2 垂直カウンタ
4 キャラクタテーブル(第1記憶装置)
5 第1書込制御回路
6 ヒットバッファ(第2記憶装置)
7 第2書込制御回路
8 画像データメモリ(第3記憶装置)
9 ラインバッファ(第4記憶装置)
Claims (14)
- 各キャラクタの属性データとして少なくともキャラクタネームと水平方向キャラクタサイズと垂直方向キャラクタサイズと水平表示座標と垂直表示座標とを保有する第1記憶装置と、表示画面上の水平方向の表示位置を示すカウンタ値を出力する水平方向カウンタと、表示画面上の垂直方向の表示位置を示すカウンタ値を出力する垂直方向カウンタと、前記第1記憶装置からキャラクタの属性データを読み出すとともに、前記読み出されたキャラクタの属性データのうち垂直方向キャラクタサイズと垂直表示座標と前記垂直方向カウンタのカウンタ値に基づき表示されるべきか否か判断し、表示されると判断された該当キャラクタに対し前記キャラクタの部分を構成することになる基本サイズのキャラクタについての基本サイズ属性データを前記読み出した該当するキャラクタの属性データに基づいて生成し、前記基本サイズ属性データを第2記憶装置に書き込む第1書込制御手段と、キャラクタ画像データが格納される第3記憶装置と、前記第2記憶装置から基本サイズ属性データを読み出し、この基本サイズ属性データに基づいてアドレスを生成して前記第3記憶装置からキャラクタ画像データを読み出し、このキャラクタ画像データを第4記憶装置に書き込む第2書込制御手段と、前記第4記憶装置に格納されている画像データを前記水平方向カウンタのカウンタ値に同期して読み出す手段とを備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
- 前記キャラクタの水平方向の大きさは、前記水平方向キャラクタサイズによって基本サイズのキャラクタの整数倍に設定され、垂直方向の大きさは、前記垂直方向キャラクタサイズによって基本サイズのキャラクタの整数倍に設定され、前記基本サイズのキャラクタは水平方向及び垂直方向に所定ドット数の大きさを持つことを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置に格納される水平表示座標及び/又は垂直表示座標に割り当てられるビットが、表示画面の水平方向及び/又は垂直方向の座標範囲を越えることができるビット数に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像表示制御装置。
- 前記第1書込制御手段は、水平走査期間内の表示期間に第1記憶装置から各キャラクタの属性データを読み出し、次の水平走査期間に表示されるべきと判断された部分を構成することになる基本サイズのキャラクタについての基本サイズ属性データを第2記憶装置に書き込むように構成され、前記第2書込制御手段は、水平帰線期間に第2記憶装置から基本サイズ属性データを順次読み出し、この基本サイズ属性データに基づくアドレスを第3記憶装置に与えて画像データを読み出し、この画像データを第4記憶装置に書き込むように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第1書込制御手段は、前記垂直方向カウンタのカウンタ値と属性データにおける垂直表示座標及び垂直方向キャラクタサイズとに基づいて前記第1記憶装置から読み出されたキャラクタが表示すべき該当キャラクタとなるか否かを判定する判定回路と、表示基点位置と垂直方向を示すカウンタ値と、キャラクタネーム、水平方向キャラクタサイズ、及び垂直方向キャラクタサイズとに基づいて基本サイズキャラクタネームを発生する第1加工部と、垂直方向を示すカウンタ値と属性データにおける垂直方向キャラクタサイズ及び垂直表示座標とに基づいて基本サイズキャラクタにおける垂直方向の表示位置データを発生する第2加工部と、属性データにおける水平方向キャラクタサイズと水平表示座標とに基づいて基本サイズキャラクタの水平方向の表示位置データを発生する第3加工部と、を備え、前記第1乃至第3加工部で加工した属性データを前記第2記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第2記憶装置は、基本サイズ属性データが格納されるメモリ部と、前記第1書込制御手段が前記メモリ部にデータを書き込むときに前記メモリ部に対するアドレスを昇順または降順に発生させる一方、第2書込制御手段が前記メモリ部からデータを読み出すときに前記メモリ部に対するアドレスを降順又は昇順に発生させるアドレス発生回路とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第2記憶装置は、前記アドレス発生回路が第1所定アドレスを発生するときにセットされる第1フラグと、前記アドレス発生回路が第2所定アドレスを発生するときにセットされる第2フラグとを備え、前記第1書込制御手段は、前記第1フラグがセットされているときに第2記憶装置へのデータの書き込みを禁止し、それ以外のときにはデータの書き込みを要求する書込要求発生手段を備え、前記第2書込制御手段は、前記第2フラグがセットされているときに前記第2記憶装置からのデータの読み出しを中止し、それ以外のときにはデータの読み出しを要求する読出要求発生手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像表示制御装置。
- 前記第1書込制御手段は、前記第1フラグがセットされている状態で前記第2記憶装置へデータを書き込もうとしたときにセットされる第3フラグを備えていることを特徴とする請求項7に記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置に格納される属性データの内容が中央処理装置の指令により書き換えられることが可能であるとともに、前記中央処理装置は前記第3フラグのセット状態を割込信号として認識するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置に格納される属性データの一つとして表示選択フラグが設定されるとともに、二組以上の前記第4記憶装置が備えられ、第2書込制御手段は前記表示選択フラグに基づいて前記複数の第4記憶装置のいずれかにデータを書き込むように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置を2分割する境界となるアドレス値が格納される境界レジスタと、二組以上の前記第4記憶装置とを備え、第2書込制御手段は前記アドレス値に基づいて前記複数の第4記憶装置のいずれかにデータを書き込むように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置に格納される属性データの一つとして色選択フラグが設定されるとともに、前記第2書込制御手段は、前記の色選択フラグにより指定されるデータを画像データに付加して第4記憶装置に書き込むようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 前記第1記憶装置に格納される属性データの一つとして反転フラグが設定されるとともに、前記第1書込制御手段は、前記反転フラグに応じて基本サイズ属性データを生成し、前記第2書込制御手段は、前記反転フラグに応じて第4記憶装置に与える画像データを生成するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像表示制御装置。
- 画面上のオフセット位置を示すオフセットレジスタを備えるとともに、前記第1書込制御手段は前記オフセットレジスタ値を加算して基本サイズ属性データを生成するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の画像表示制御装置。
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