JPH0758803B2 - 光スイッチング装置 - Google Patents

光スイッチング装置

Info

Publication number
JPH0758803B2
JPH0758803B2 JP15737888A JP15737888A JPH0758803B2 JP H0758803 B2 JPH0758803 B2 JP H0758803B2 JP 15737888 A JP15737888 A JP 15737888A JP 15737888 A JP15737888 A JP 15737888A JP H0758803 B2 JPH0758803 B2 JP H0758803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mosfet
gate
photodiode
power mosfet
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15737888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027478A (ja
Inventor
英夫 室
トロンナムチャイ クライソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP15737888A priority Critical patent/JPH0758803B2/ja
Publication of JPH027478A publication Critical patent/JPH027478A/ja
Publication of JPH0758803B2 publication Critical patent/JPH0758803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光スイッチング装置に係り、特に電力用MOSF
ETを用いた光スイッチング装置に関する。
B.従来の技術 従来の光スイッチング装置を第5図〜第8図に基づいて
説明する。
第5図は、従来の光スイッチング装置および入力用発光
部を示す等価回路図であり、電力用MOSFET1のゲートと
ソースとの間には、光起電力素子として例えば直列に接
続された複数個のフォトダイオード2が設けられてい
る。またこれらアレイ状のフォトダイオード2と並列
に、放電用抵抗3が接続されている。そしてこれらの電
力用MOSFET1、複数個のフォトダイオード2、および放
電用抵抗3により光スイッチング素子8が構成されてい
る。通常、MOSFET1のドレインに電源が接続され、ソー
スが負荷を介して接地される。
また、入力用発光部には発光素子として例えばLED(Lig
ht Emitting Diode)7が制御入力端子7a,7b間に設けら
れており、このLED7の発する光がフォトダイオード2を
照射するように設置されている。すなわちフォトダイオ
ード2とLED7とは、光学的に結合されている。
半導体基板上に形成された光スイッチング装置の平面図
である第6図に示すように、電力用MOSFET1とフォトダ
イオード2とが、半導体基板上にマトリックス状に交互
に配置される。フォトダイオード2は配置電極17によっ
て直列に接続され、電力用MOSFET1のセルは並列に接続
されている。このマトリックス状の配置は二次元的に繰
り返されているが、この図においてはその一部のみを示
し、電力用MOSFET1の接続配線層および放電用抵抗3は
チップ周辺部に形成されているために、この図では省略
している。
また、半導体基板上に形成された光スイッチング素子4
のフォトダイオード部の断面を示す第7図(第5図のA
−A′線断面図)において、N+型シリコン基板11上に
は、電力用MOSFET1のドレイン領域となるN-型エピタキ
シャル層12が形成され、このN-型エピタキシャル層12上
には絶縁層13が、この絶縁層13中には、電力用MOSFET1
のゲート電極となる多結晶シリコン層14がそれぞれ形成
されている。
さらに絶縁層13中には、複数個のフォトダイオード2が
アレイ状に形成されている。すなわち単結晶シリコン層
にN型領域15およびP型領域16が積層構造に形成され、
フォトダイオード2を構成している。そして、左端のフ
ォトダイオード2のN型領域15は配置電極17を介して右
方に隣接するフォトダイオード2のP型領域16に接続さ
れ、またそのP型領域16上のN型領域15は配置電極17を
介してさらに右方に隣接するフォトダイオード2のP型
領域16に接続され、複数個のフォトダイオード2が直列
に接続されている。
なお、アレイ状に配置された複数個のフォトダイオード
2上には絶縁層13が設けられているだけで、照射された
光がフォトダイオード2のPN接合部に達するようになっ
ている。
さらにまた、MOSFETの断面図である第8図(第5図のB
−B′線断面図)に示すように、ゲート電極としての多
結晶シリコン層14をマスクとする二重拡散によって、N-
型エピタキシャル層12表面にPウェル領域18が、このP
ウェル領域18表面にN+不純物領域19がそれぞれ形成さ
れ、このN+不純物領域19は電力用MOSFET1のソース領域
となっている。そしてドレイン領域としてのN-型エピタ
キシャル層12とソース領域としてのN+不純物領域19とに
挟まれたPウェル領域18表面に、チャネルが形成されて
いる。すなわち、この電力用MOSFET1は縦型のMOSFETで
ある。
このような光スイッチング装置は次のように動作する。
LED7は消灯していてフォトダイオード2が光を受光して
いないときは、電力用MOSFET1はオフ状態である。そし
てフォトダイオード2がLED7の発する光を受光すると、
フォトダイオード2に光起電力が生じ、電力用MOSFET1
のゲート容量を充電し始める。こうして充電されたゲー
ト電圧が閾値電圧を越えると、電力用MOSFET1がオン状
態となる。すなわち固体素子により機械式リレー機能を
実現することができる。
なお、上記内容については、 “SOI Photodiode Array Stacked On VMOS For Optical
Switching"IEDM87,pp.460−463に詳しく述べられてい
る。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の光スイッチング装置に
おいて、フォトダイオード2に生じる起電力だけで電力
用MOSFET1のゲート〜ソース間の入力容量が充電する構
成となっているため、この充電がフォトダイオード2の
出力抵抗と電力用MOSFET1の入力容量とで決まる時定数
に依存して行なわれ、MOSFET1のオン時の応答速度が遅
いという問題があった。
さらに、MOSFET1のオフ時の応答性を向上するためには
放電用抵抗3の抵抗値を小さくする必要があるが、この
抵抗値を小さくすると、逆にMOSFET1のオン時の応答性
が悪くなり、したがって、第5図に示す従来装置では、
オン時オフ時ともに満足する切換応答性が得られないと
いう問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、電力用MOSFETのオン時およびオフ時の切換応答
性を向上させるようにした光スイッチング装置を提供す
ることにある。
D.問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図により本発明を説明すると、本発
明に係る光スイッチング装置は、電力用MOSFET1と、該
電力用MOSFET1のゲートとソース間に接続され、光が照
射されるのと光起電力を発生し、電力用MOSFET1のゲー
ト容量を充電する光起電力素子2と、該光起電力素子2
と並列に電力用MOSFET1のゲートとソース間に介装され
た放電用抵抗3と、MOSFET1のゲートとドレイン間に接
続され、光起電力素子2とともに光が照射されると電力
用MOSFET1のゲート容量を充電する電流を供給する光駆
動電流供給素子4と、この光駆動電流供給素子4とMOSF
ET1のドレインとの間にドレインからゲート方向を順方
向として接続されたダイオード5とを具備することによ
り、上述の問題点を解決する。
E.作用 光起電力素子2および光駆動電流供給素子4に光が照射
されると、光起電力素子2は光起電力を発生し、光駆動
電流供給素子4は電流供給素子として機能する。このた
め、光駆動電流供給素子4からの電流によりMOSFET1の
ゲート容量が急速に充電され、ゲート・ソース間電圧が
所定の閾値を越えるとMOSFET1がターンオンする。すな
わち、光起電力素子2だけで充電する場合に比べてオン
時の応答性が向上する。MOSFET1のオンに伴いソース電
位が上昇するが、光起電力素子2もゲート容量を充電す
るから、ゲート電圧も上昇する。このとき、光駆動電流
供給素子4とMOSFET1のドレインとの間にダイオード5
が介装されているため、ゲート電圧がドレイン電圧にク
ランプされることがなく、ゲート電圧がソース電圧に対
して閾値分だけ高い値で一定し、MOSFET1のターンオン
が確実に維持される。
また、以上の構成によりMOSFET1のオン時の応答性が向
上されるから、放電用抵抗3の抵抗値を小さくでき、こ
れにより、MOSFET1のオフ時の応答性も向上できる。
なお、本発明の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本発明が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 本発明に係る光スイッチング装置の一実施例を第1図お
よび第2図を用いて説明する。
第1図は本実施例による光スイッチング装置および入力
用発光部を示す等価回路図である。この第1図におい
て、電力用MOSFET1のドレインが出力用(+)端子1a
に、ソースが出力用(−)端子1bにそれぞれ接続されて
いる。この電力用MOSFET1のゲートとソースとの間に
は、光起電力素子として例えば直列に接続された複数個
のフォトダイオード2が設けられている。そしてこれら
アレイ状のフォトダイオード2と並列に放電用抵抗3が
接続されている。
また、電力用MOSFET1のゲートとドレインとの間には、
フォトトランジスタ4およびスイッチ用ダイオード5が
直列に接続されている。すなわち、このフォトトランジ
スタ4はそのエミッタが電力用MOSFET1のゲートに、そ
のコレクタがスイッチ用ダイオード5を介して電力用MO
SFET1のドレインにそれぞれ接続され、エミッタ−コレ
クタ間がバイアスされるようになっている。また、スィ
ッチ用ダイオード5は、電力用MOSFET1がオンしてゲー
ト電圧が電源電圧(ドレイン)電圧よりも閾値分だけ高
くなろうとするときに、ゲート電圧が電源電圧にクラン
プされて電力用MOSFET1がオフするのを防止するために
設けられている。なお、このスイッチ用ダイオード5は
その表面が遮光膜で覆われ、照射される光を遮断するよ
うになっている。
通常、MOSFETのドレイン側の端子1aに電源電圧が、ソー
ス側の端子1bに負荷が接続され、いわゆるソースフォロ
アとして用いられる。
このようにして電力用MOSFET1、複数個のフォトダイオ
ード2、放電用抵抗3、フォトトランジスタ4およびス
イッチ用ダイオード5により光スイッチング素子6が構
成される。
さらに、上述と同様に入力用発光部としてLED7が入力端
子7a,7b間に設けられている。LED7の光がフォトダイオ
ード2とフォトトランジスタ4に照射されるように、LE
D7はフォトダイオード2およびフォトトランジスタ4に
対して位置決めされている。すなわち、LED7とフォトダ
イオード2およびフォトトランジスタ4とが光学的に結
合されている。
第2図はこのような光スイッチング装置の概略構造を示
す断面図である。なお、電力用MOSFET1の接続配線層お
よび放電用抵抗3はチップ周辺部に形成されているた
め、この図では省略している。
第2図において、N+型シリコン基板11上には、電力用MO
SFET1のドレイン領域となるN-型エピタキシャル層12が
形成され、このN-型エピタキシャル層12上には絶縁層13
が、この絶縁層13中には、電力用MOSFET1のゲート電極
となる多結晶シリコン層14がそれぞれ形成されている。
そして、ゲート電極としての多結晶シリコン層14をマス
クとする二重拡散によって、N-型エピタキシャル層12表
面にPウェル領域18が、このPウェル領域18表面にN+
純物領域19がそれぞれ形成され、このN+不純物領域19は
電力用MOSFET1のソース領域となっている。そしてドレ
イン領域としてのN-エピタキシャル層12とソース領域と
してのN+不純物領域19とに挟まれたPウェル領域18表面
に、チャネルが形成されている。すなわち、この電力用
MOSFET1は縦型のMOSFETである。そして、このソース領
域としてのN+不純物領域19が電極17を介して後述するフ
ォトダイオード2のN型領域15に接続されている。
さらに絶縁層13上には、例えば堆積した多結晶シリコン
層上からレーザ光をスキャニングして再結晶させた、い
わゆるSOI(Silicon On Insulator)構造の単結晶シリ
コン層が形成され、この単結晶シリコン層に、N型領域
15およびP型領域16が積層構造に形成されて複数個のフ
ォトダイオード2、フォトトランジスタ4およびスイッ
チ用ダイオード5が構成されている。
第2図中、右端のフォトダイオード2は、そのP型領域
16が、例えばAl−Si(アルミニウムシリサイド)から成
る配置電極17を介して、一方に隣接するフォトダイオー
ド2のN型領域15に接続され、またそのP型領域16が配
置電極17を介して、左方に隣接するフォトダイオード2
のN型領域15に接続されている。このようにして、複数
個のフォトダイオード2が直列に接続されている。
そして、アレイ端に位置するフォトダイオード2、すな
わち第2図において左端のフォトダイオード2のP型領
域16は、配置電極17を介して、隣接するNPNフォトトラ
ンジスタ4のエミッタ領域としてのN型領域15に接続さ
れるとともに、電力用MOSFET1のゲートに接続されてい
る。また、NPNフォトトランジスタ4のコレクタ領域と
してのN型領域15は、配置電極17を介して、隣接するス
イッチ用ダイオード5のN型領域15に接続されている。
更に、スイッチ用ダイオード5のP型領域16は、配置電
極17を介して、電力用MOSFET1のドレインれに接続され
ている。
さらにまた、図示はしないが、放電用抵抗3もこの単結
晶シリコン層に形成され、その両端が電力用MOSFET1の
ゲートおよびソースにそれぞれ接続されている。
なおここで、アレイ状に配置された複数個のフォトダイ
オード2およびフォトトランジスタ4には絶縁層13が設
けられているだけで、照射された光がフォトダイオード
2およびフォトトランジスタ4のそれぞれのPN接合部お
よびベース領域に達するようになっているが、スイッチ
用ダイオード5上には絶縁層13を介して配置電極17がス
イッチ用ダイオード5を覆うように形成されており、照
射された光を遮断してスイッチ用ダイオード5のPN接合
部に光電流が発生しないようになっている。
次に、本実施例の動作を説明する。
いま、光スイッチング素子4の(+)端子1aを12Vの電
源電圧に接続し、(−)端子1bを負荷を介して設置電圧
に接続する場合を考える。
入力端子7aに制御信号が入力されていない場合、LED7は
発光せず複数個のフォトダイオード2およびフォトトラ
ンジスタ4に光が照射されないから、電力用MOSFET1の
ゲートおよびソース電位はそれぞれ“0"となり、電力用
MOSFET1はオフ状態である。
次いで、入力端子7aに制御信号が印加されるとLED7が発
光し、この光が複数個のフォトダイオード2およびフォ
トトランジスタ4に照射され、フォトダイオード2に光
起電力が生じ、電力用MOSFET1のゲート容量を充電し始
める。たとえば、いま10個のフォトダイオード2が直列
に接続され、各フォトダイオード2に0.5V程度の起電力
が生じるとすると、電力用MOSFET1のゲートとソースと
の間に5V程度の電圧が印加されるようになる。
同時に、フォトトランジスタ4は、そのエミッタ−コレ
クタ間が逆バイアス状態にあるため、照射される光量、
量子変換効率、および電流増幅率hFEによって決まる電
流値の定電流源となり、電力用MOSFET1のゲート容量を
急速に充電する。
こうして充電されたゲート電圧が閾値電圧を越えると、
電力用MOSFET1はオン状態となる。このとき、ゲート容
量は定電流源として機能するフォトトランジスタ4を介
して急速に充電され直ちに閾値電圧に達するから、電力
用MOSFET1のオン時の応答性は良い。電力用MOSFET1がオ
ンするとソース電流が流れ、ソース電位は電源電圧12V
に接近し、ゲート・ソース間電圧が減少し、電力用MOSF
ETのオン抵抗が上昇する。しかし、フォトダイオード2
の光起電力によりゲート容量が徐々に充電されると、ゲ
ート・ソース間電圧は(ソース電圧+閾値電圧)で一定
となり、電力用MOSFET1のオン抵抗が減少し、継続して
電力用MOSFET1を確実にオンできる。この動作に際し
て、ゲート電圧がドレイン電圧よりも閾値分だけ高くな
るが、ダイオード5が存在するため、ゲート側からドレ
イン側へ電流が流れることがなく、ゲート・ソース間の
電圧低下によりMOSFET1がオフしてしまうことが防止さ
れる。
このように、電力用MOSFET1のオン時は、フォトトラン
ジスタ4を通して供給される電流によってゲート容量が
急速に充電され、その応答性を向上できる。このため、
フォトダイオード2と並列接続される放電抵抗3の抵抗
値を小さくでき、これにより、電力用MOSFET1のオフ時
の応答性も向上できる。
すなわち、電力用MOSFET1のオン時の応答性をフォトト
ランジスタ4からの充電電流で確保するとともに、電力
用MOSFET1のオンに伴うオン抵抗の上昇をフォトダイオ
ード2の光起電力によるゲート容量の充電で抑制する構
成とすることにより、放電用抵抗3の抵抗値を小さくで
き、電力用MOSFT1のオフ時の応答性も向上できる。
第3図および第4図により本発明に係る光スイッチング
装置の他の実施例を説明する。なお、第1図および第2
図と同様の箇所には同一の符号を付して、相異点を中心
に説明する。
この実施例は、フォトトランジスタ4に代えてフォトダ
イオード40を用いたものである。すなわち、MOSFET1の
ゲートとドレイン間にその方向を順方向としてフォトダ
イオード40が逆バイアスされるように接続されている。
その他は第1図および第2図と同様である。
このような構成の光スイッチング装置においても、光が
複数個のフォトダイオード2および1つのフォトダイオ
ード40に照射されると、両フォトダイオード2,40に光起
電力が発生する。上述のフォトダイオード4と同様に、
フォトダイオード40は、光量と量子変換効率で決まる電
流値の定電流源として機能するから、フォトダイオード
40からの電流によってゲート容量が急速に充電され、電
力用MOSFETのオン時の応答性が向上する。MOSFET1のタ
ーンオンにともないソース電圧が上昇すると、上述した
とおりフオトダイオード2の光起電力によりゲート電圧
も上昇し、MOSFET1のターンオンが維持される。この場
合も、ゲート電圧がドレイン電圧にクランプされるのが
ダイオード5により防止され、MOSFET1のターンオンを
確実に維持できる。
なお、上記各実施例においては、電力用MOSFET1上に絶
縁層13を介してSOI構造の単結晶シリコン層を形成し、
この単結晶シリコン層にフォトダイオード2、放電用抵
抗3、フォトダイオード4あるいはフォトダイオード40
を形成しているが、この単結晶シリコン層の代わりに例
えば多結晶シリコン層またはアモルファスシリコン層に
これらの各素子を形成してもよい。また、電力用MOSFET
1と同一半導体基板上でかつ電力用MOSFET1とは分離され
た半導体基板領域に、これらの素子を形成してもよい。
さらに、nチャネル縦型MOSFETについて説明したが、p
チャネル縦型MOSFETにも本発明を適用できる他、縦型MO
SFETに限らずその他の型式のMOSFETにも適用できる。
G.発明の効果 本発明によれば、MOSFETのゲートとソース間に光起電力
素子を設置するとともに、ゲートとドレイン間に光駆動
電流供給素子を設置し、この光駆動電流供給素子とドレ
インとの間にゲートからドレインへの電流の流れを防止
したダイオードを設けたので、光駆動電流供給素子を通
した電流によりMOSFETのゲート容量が急速に充電された
オン時の応答性が確保されると共に、一方で光起電力素
子の光起電力によってもゲート容量が充電されので、MO
SFETのオン後にゲート電圧は閾値分だけソース電圧より
も高い値で一定となり、オン抵抗を減少した状態で確実
にMOSFETを駆動できる。また、放電用抵抗の抵抗値を小
さくでき、これにより、MOSFET1のオフ時の応答性も向
上できる。さらに、光駆動電流供給素子とドレインとの
間に介装したダイオードにより、ゲート電圧がドレイン
電圧にクランプされるのが防止され、電力用MOSFETのオ
ンを確実に維持し得る。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明に係る光スイッチング装置
の一実施例を説明するもので、第1図が光スイッチング
装置の等価回路図、第2図がその概略構成を示す断面図
である。 第3図および第4図は本発明に係る光スイッチング装置
の他の実施例を説明するもので、第3図が光スイッチン
グ装置の等価回路図、第4図がその概略構成を示す断面
図である。 第5図〜第8図は従来例を説明するもので、第5図が従
来の光スイッチング装置の等価回路図、第6図か同一の
半導体基板上に光スイッチング装置を作製した場合の平
面図、第7図がそのフォトダイオードの断面図、第8図
がMOSFETの断面図である。 1:MOSFET、2:フォトダイオード 3:放電抵抗、4:フォトダイオード 5:ダイオード、6:光スイッチング素子 40:フォトダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力用MOSFETと、 該電力用MOSFETのゲートとソース間に接続され、光が照
    射されると光起電力を発生し、前記MOSFETのゲート容量
    を充電する光起電力素子と、 該光起電力素子と並列に前記ゲートとソース間に介装さ
    れた放電用抵抗と、 前記MOSFETのゲートとドレイン間に接続され、前記光起
    電力素子とともに光が照射されると前記ゲート容量を充
    電する電流を供給する光駆動電流供給素子と、 該光駆動電流供給素子と前記MOSFETのドレインとの間に
    ドレインからゲート方向を順方向として接続されたダイ
    オードとを具備することを特徴とする光スイッチング装
    置。
JP15737888A 1988-06-24 1988-06-24 光スイッチング装置 Expired - Lifetime JPH0758803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15737888A JPH0758803B2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 光スイッチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15737888A JPH0758803B2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 光スイッチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027478A JPH027478A (ja) 1990-01-11
JPH0758803B2 true JPH0758803B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=15648346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15737888A Expired - Lifetime JPH0758803B2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 光スイッチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758803B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0350284B1 (en) * 1988-07-04 1995-09-13 Sharp Kabushiki Kaisha An optically driven semiconductor device
JP3578533B2 (ja) * 1995-11-13 2004-10-20 株式会社リコー 画像表示制御装置
JP2013140914A (ja) 2012-01-06 2013-07-18 Toshiba Corp 固体撮像素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027478A (ja) 1990-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5910738A (en) Driving circuit for driving a semiconductor device at high speed and method of operating the same
US5013926A (en) Photocoupler apparatus capable of shortening switching time of output contact
US4216487A (en) Bidirectional light-activated thyristor having substrate optical isolation
EP0226395B1 (en) Solid state relay having a thyristor discharge circuit
US8294078B2 (en) Optically-triggered multi-stage power system and devices
US4916323A (en) Optical control circuit and a semiconductor device for realizing same
JPH02150076A (ja) 半導体装置
US6806482B2 (en) Photovoltaic solid state relay
EP0094972B1 (en) Photocoupler
EP0910169B1 (en) FET device for use in solid-state relay
JPH0758803B2 (ja) 光スイッチング装置
JP2009117528A (ja) 光半導体リレー装置
US5304819A (en) Light-activated semiconductor device having light-emitting elements, light-receiving elements and output elements
JP3837372B2 (ja) 半導体リレー
JP2859649B2 (ja) 発光・受光モジュール
JPS623987B2 (ja)
US6259308B1 (en) Optical coupling semiconductor switching circuit
JP2740435B2 (ja) 固体リレー
JP2973679B2 (ja) 半導体リレー
JPS61113280A (ja) 光点弧サイリスタならびにそのスイツチング方法
JP3395168B2 (ja) 半導体リレー回路
JP3151488B2 (ja) スイッチング装置
JPH05243949A (ja) ソリッドステートリレー
JP3571842B2 (ja) 半導体装置の駆動方法及び半導体装置
JPH05335616A (ja) 高速応答フォトカプラ