JPH05335616A - 高速応答フォトカプラ - Google Patents

高速応答フォトカプラ

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Publication number
JPH05335616A
JPH05335616A JP16367592A JP16367592A JPH05335616A JP H05335616 A JPH05335616 A JP H05335616A JP 16367592 A JP16367592 A JP 16367592A JP 16367592 A JP16367592 A JP 16367592A JP H05335616 A JPH05335616 A JP H05335616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
emitter
base
photocoupler
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP16367592A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP16367592A priority Critical patent/JPH05335616A/ja
Publication of JPH05335616A publication Critical patent/JPH05335616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は高出力でかつ高速応答を外付
部品による回路補正なしで実現することである。 【構成】 フォトカプラは受光部を少なくとも2つ以上
の直列接続されたフォトダイオード4,5で構成し、該
フォトダイオード4,5はバイポーラトランジスタ8に
接続されている。バイポーラトランジスタ8のベース,
エミッタ間には抵抗11が接続されている。2以上のフ
ォトダイオードが光電流を複数倍し、オフ時には、抵抗
11がベースの寄生容量を速やかに排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォトカプラに関し、特
に高出力でかつ高速応答性を有するフォトカプラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高速フォトカプラは、図
7に示すように発光素子1から放出された光を元の電気
信号に変換する1個のフォトダイオード4とその電気信
号を増幅する1個のトランジスタ8からなる電気回路を
有している。
【0003】端子2,3間に電圧を印加すると、発光素
子1は発光し、その光はフォトダイオード4で電流に変
換され、トランジスタ8で増幅される。7はフォトダイ
オードのカソード端子、9,10はトランジスタ9,1
0のコレクタ端子とエミッタ端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフォト
カプラでは、発光素子から放出された光を1個のフォト
ダイオードで光から電気信号に変換していたため、十分
大きな受光電流(光電流)が得られないという欠点があ
る。
【0005】また、フォトカプラをオン,オフさせた場
合にトランジスタのベースの寄生容量に余分な電荷が蓄
積され、オフタイム(回復時間)が長いという欠点もあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、発光素
子と、該発光素子で発生する光を電流に変換する受光部
と、受光部で発生した電流を増幅するバイポーラトラン
ジスタとを備えたフォトカプラにおいて、上記受光部を
複数のフォトダイオードを直列接続したフォトダイオー
ドで構成し、上記バイポーラトランジスタのベースとエ
ミッタとの間に抵抗素子を接続したことである。
【0007】
【発明の作用】発光素子で発生した光は複数のフォトダ
イオードでそれぞれ電流に変換され、複数倍となった電
流がバイポーラトランジスタで増幅される。
【0008】発光素子が発光を停止すると、電流は停止
し、バイポーラトランジスタのベースに蓄積されていた
電荷は抵抗素子を介して速やかにエミッタに排出され
る。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0010】図1は本発明の第1実施例を示す電気回路
図である。この図において1はGaAlAsからなる発
光素子であり、アノード端子2とカソード端子3に電圧
を印加して発光させる。アノード端子2にプラス、また
カソード端子3にマイナスの電圧(電位差>1.2V)
を加えると発光素子1は発光する。
【0011】第1のフォトダイオード4と第2のフォト
ダイオード5は直列接続され、第1のフォトダイオード
4のカソード端子7は外部へ取り出してある。第2のフ
ォトダイオード5のアノードはトランジスタ8のベース
と接続され、トランジスタ8のベース,エミッタ間には
約100kΩの抵抗11が付加されている。9はトラン
ジスタ8のコレクタ端子であり、10はエミッタ端子で
ある。
【0012】第1のフォトダイオード4のカソード端子
7とトランジスタ8のエミッタ端子10に適当なバイア
ス(例えば5V)を加えると、第1および第2のフォト
ダイオード4,5に逆バイアスが印加され、発光素子1
がオンした場合は受光電流(光電流)が発生する。この
場合、1個のフォトダイオードで約30μAの受光電流
が発生するため2個で約60μAの受光電流を得ること
ができる。この電流はトランジスタ8のベース電流とし
て働き、トランジスタ8のコレクタ端子9に適当なバイ
アス(0.4V以上)を印加することでトランジスタ8
は動作し、エミッタ端子10から増幅された電流を得る
ことができる。
【0013】次に発光素子をオフした場合はトランジス
タ8のベース上に蓄積された電荷はベース,エミッタ間
抵抗11(100kΩ)を通して速やかにエミッタ端子
10から放出される。この場合、ベース,エミッタ間抵
抗11が挿入されていない場合と比較して、オフタイム
(回復時間)は10倍以上速い。例えばベース,エミッ
タ間に抵抗11を挿入するとオフタイムtoffは10
μs未満であるが、ベース,エミッタ間抵抗無しの場合
はオフタイムtoffは100μs程度である。
【0014】第1実施例をパッケージした状態を図2〜
図3に示す。図2は第1実施例の縦断面図であり、図3
はその上面図である。
【0015】発光素子1とフォトダイオード4,5はボ
ンディングワイヤ14で適宜接続され、一次モールド樹
脂(透明エポキシ)12と二次モールド樹脂13中に封
止されている。
【0016】図4は本発明の第2実施例を示す縦断面図
であり、図5はその上面図である。この図において、1
はGaAsからなる発光素子であり、アノード端子2の
上にマウントされ、カソード端子3とボンディングワイ
ヤ14で接続されている。15は2個のフォトダイオー
ドが直列接続され、かつベース,エミッタ間抵抗100
kΩを内蔵するトランジスタで集積化されたフォトIC
である。フォトIC15はコレクタ端子9にマウントさ
れ、カソード端子7とエミッタ端子10にボンディング
ワイヤ14で接続されている。発光素子1がマウントさ
れた端子とフォトIC15がマウントされた端子は相対
向するように組み合わされ、透明エポキシの一次モール
ド樹脂12で固められ、さらに外来光しゃ断のための黒
色エポキシの二次モールド樹脂13で固められている。
【0017】本実施例ではフォトダイオードとトランジ
スタおよびベース,エミッタ間抵抗100kΩが同一チ
ップ上に集積されているため、フォトカプラの小型化、
組立工数の削減、特性安定などを実現している。
【0018】図6は本発明の第3実施例の電気回路図で
ある。1はGaAsからなる発光素子であり、アノード
端子2とカソード端子3は外部に取り出してある。ここ
で、アノード端子2にプラスの電圧、カソード端子3に
マイナスの電圧を印加(電位差>1.2)すると発光素
子1はオンする。4,5,6は第1,第2,第3のフォ
トダイオードであり、直列接続されている。第1のフォ
トダイオード4のカソード端7は外部に取り出してあ
る。第3のフォトダイオード6のアノードはトランジス
タ8のベースに接続され、トランジスタ8のベース,エ
ミッタ間には100kΩの抵抗が内蔵されている。9は
トランジスタ8のコレクタ端子で10はエミッタ端子で
あり、どちらも外部に取り出してある。カソード端子7
とエミッタ端子10に適当なバイアス(10V)を印加
し、LED1をオンすると、しゃ断物16が無い場合は
受光電流(光電流)が発生する。この場合、1個のフォ
トダイオードで約30μAの受光電流が発生するため、
3個で約90μAの受光電流を得ることができる。ここ
で、トランジスタ8のカソード端子7とエミッタ端子1
0の間に適当なバイアス(0.4V)を印加すると、ト
ランジスタ8が動作し、エミッタ端子10より増幅され
た電流が得られる。
【0019】次に、しゃ断物16が挿入された場合、受
光電流の発生が止まりトランジスタ8のベース上に蓄積
された電荷はベース,エミッタ間抵抗11を通してすみ
やかにエミッタ端子10から放出される。本実施例はフ
ォトインタラプタへの応用であり、しゃ断物16のあり
なしに対する応答が速く、かつ高出力を得ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフォトカプ
ラを用いれば、少なくとも2つ以上のフォトダイオード
が直列接続されているため高出力が得られるという効果
がある。また、トランジスタのベース,エミッタ間に抵
抗が内蔵してあるため、外付け部品による回路補正なし
でオフタイム(回復時間)が短いという効果もある。さ
らに、高出力が得られることから、LED駆動電流を下
げることができるため、フォトカプラの通電寿命が長く
なる。フォトカプラを搭載した装置全体消費電力が小さ
くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の縦断面図である。
【図3】図2に示した第1実施例の上面図である。
【図4】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図5】図4に示した第2実施例の上面図である。
【図6】本発明の第3実施例の電気回路図である。
【図7】図1に対する従来の技術を示す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 LED 2 アノード端子(LED) 3 カソード端子(LED) 4 第1のフォトダイオード 5 第2のフォトダイオード 6 第3のフォトダイオード 7 カソード端子(フォトダイオード) 8 トランジスタ 9 コレクタ端子(トランジスタ) 10 エミッタ端子(トランジスタ) 11 抵抗(100kΩ) 12 一次モールド樹脂(透明エポキシ) 13 二次モールド樹脂(黒色エポキシ) 14 ボンディングワイヤ 15 フォトIC 16 しゃ断物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、該発光素子で発生する光を
    電流に変換する受光部と、受光部で発生した電流を増幅
    するバイポーラトランジスタとを備えたフォトカプラに
    おいて、上記受光部を複数のフォトダイオードを直列接
    続したフォトダイオードで構成し、上記バイポーラトラ
    ンジスタのベースとエミッタとの間に抵抗素子を接続し
    たことを特徴とする高速応答フォトカプラ。
  2. 【請求項2】 上記複数のフォトダイオードとバイポー
    ラトランジスタと抵抗素子とで集積回路を構成した請求
    項1記載の高速応答フォトカプラ。
JP16367592A 1992-05-29 1992-05-29 高速応答フォトカプラ Pending JPH05335616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16367592A JPH05335616A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 高速応答フォトカプラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16367592A JPH05335616A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 高速応答フォトカプラ

Publications (1)

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JPH05335616A true JPH05335616A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15778463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16367592A Pending JPH05335616A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 高速応答フォトカプラ

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JP (1) JPH05335616A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1983000507A1 (en) * 1981-08-10 1983-02-17 Sato, Susumu Process for manufacturing cold rolled deep-drawing steel plate showing delayed aging properties and low anisotropy
WO1985000383A1 (en) * 1983-07-04 1985-01-31 Nisshin Steel Co., Ltd. Steel plated with molten aluminum excellent in high-temperature oxidation resistance and high-temperature strength and process fo r its production
JP2011082513A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 National Central Univ シリコン光検出モジュール

Cited By (3)

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WO1983000507A1 (en) * 1981-08-10 1983-02-17 Sato, Susumu Process for manufacturing cold rolled deep-drawing steel plate showing delayed aging properties and low anisotropy
WO1985000383A1 (en) * 1983-07-04 1985-01-31 Nisshin Steel Co., Ltd. Steel plated with molten aluminum excellent in high-temperature oxidation resistance and high-temperature strength and process fo r its production
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