JPH027478A - 光スイッチング装置 - Google Patents

光スイッチング装置

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JPH027478A
JPH027478A JP63157378A JP15737888A JPH027478A JP H027478 A JPH027478 A JP H027478A JP 63157378 A JP63157378 A JP 63157378A JP 15737888 A JP15737888 A JP 15737888A JP H027478 A JPH027478 A JP H027478A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、光スイッチング装置に係り、特に電力用MO
SFETを用いた光スイッチング装置に関する。
B、従来の技術 従来の光スイッチング装置を第5図〜第8図に基づいて
説明する。
第5図は、従来の光スイッチング装置および入力用発光
部を示す等価回路図であり、電力用MOSFETIのゲ
ートとソースとの間には、光起電力素子として例えば直
列に接続された複数個のフォトダイオード2が設けられ
ている。またこれらアレイ状のフォトダイオード2と並
列に、放電用抵抗3が接続されている。そしてこれらの
電力用MOSFETI、複数個のフォトダイオード2、
および放電用抵抗3により光スイッチング素子8が構成
されている。通常、MOSFETIのドレインに電源が
接続され、ソースが負荷を介して接地される。
また、入力用発光部には発光素子として例えばL E 
D (Light Emitting Diode) 
7が制御入力端子7a、7b間に設けられており、この
LED7の発する光がフォトダイオード2を照射するよ
うに設置されている。すなわちフォトダイオード2とL
ED7とは、光学的に結合されている。
半導体基板上に形成された光スイッチング装置の平面図
である第6図に示すように、電力用MOSFETIとフ
ォトダイオード2とが、半導体基板上にマトリックス状
に交互に配置される。フォトダイオード2は配置電極1
7によって直列に接続され、電力用MOSFETIのセ
ルは並列に接続されている。このマトリックス状の配置
は二次元的に繰り返されているが、この図においてはそ
の一部のみを示し、電力用MOSFETIの接続配線層
および放電用抵抗3はチップ周辺部に形成されているた
めに、この図では省略している。
また、半導体基板上に形成された光スイッチング素子4
のフォトダイオード部の断面を示す第7図(第5図のA
−A’線断面図)において、N9型シリコン基板11上
には、電力用MOSFET1のドレイン領域となるN−
型エピタキシャル層12が形成され、このN−型エピタ
キシャル層12上には絶縁層13が、この絶縁層13中
には、電力用MOSFETIのゲート電極となる多結晶
シリコン層14がそれぞれ形成されている。
さらに絶縁層13中には、複数個のフォトダイオード2
がアレイ状に形成されている。すなわち単結晶シリコン
層にN型領域15およびP型頭域16が積層構造に形成
され、フォトダイオード2を構成している。そして、左
端のフォトダイオード2のN型領域15は配置電極17
を介して右方に隣接するフォトダイオード2のP型頭域
16に接続され、またそのP要領域16上のN型領域1
5は配置電極17を介してさらに右方に隣接するフォト
ダイオード2のP型頭域16に接続され、複数個のフォ
トダイオード2が直列に接続されている。
なお、アレイ状に配置された複数個のフォトダイオード
2上には絶縁層13が設けられているだけで、照射され
た光がフォトダイオード2のPN接合部に達するように
なっている。
さらにまた1M08FETの断面図である第8図(第5
図のB−B’線断面図)に示すように、ゲート電極とし
ての多結晶シリコン層14をマスクとする二重拡散によ
って、N−型エピタキシャル層12表面にPウェル領域
18が、このPウェル領域18表面にN9不純物領域1
9がそれぞれ形成され、このN1不純物領域19は電力
用MOSFETIのソース領域となっている。
そしてドレイン領域としてのN−型エピタキシャル暦1
2とソース領域としてのN3不純物領域19とに挟まれ
たPウェル領域18表面に、チャネルが形成されている
。すなわち、この電力用MOSFETIは縦型のMOS
FETである。
このような光スイッチング装置は次のように動作する。
LED7が消灯していてフォトダイオード2が光を受光
していないときは、電力用MOSFET1はオフ状態で
ある。そしてフォトダイオード2がLED7の発する光
を受光すると、フォトダイオード2に光起電力が生じ、
電力用MOSFET1のゲート容量を充電し始める。こ
うして充電されたゲート電圧が閾値電圧を越えると、電
力用MOSFETIがオン状態となる。すなわち固体素
子により機械式リレー機能を実現することができる。
なお、上記内容について°は、 “SOI  Photodiode  Array  
5tacked  On  VMO3ForOptic
al Switching” IEDM87.  pp
、460−463に詳しく述べられている。
C1発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の光スイッチング装置に
おいては、フォトダイオード2に生じる起電力だけで電
力用MOSFETIのゲートルソース間の入力容量を充
電する構成となっているため、この充電がフォトダイオ
ード2の出力抵抗と電力用MOSFETIの入力容量と
で決まる時定数に依存して行なわれ、MOSFETIの
オン時の応答速度が遅いという問題があった。
さらに、MOSFETIのオフ時の応答性を向上するた
めには放電用抵抗3の抵抗値を小さくする必要があるが
、この抵抗値を小さくすると、逆にMOSFETIのオ
ン時の応答性が悪くなり、したがって、第5図に示す従
来装置では、オン時オフ時ともに満足する切換応答性が
得られないという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、電力用MOSFETのオン時およびオフ時の切
換応答性を向上させるようにした光スイッチング装置を
提供することにある。
D0問題点を解決するための手段 一実施例を示す第1図により本発明を説明すると、本発
明に係る光スイッチング装置は、電力用MOSFETI
と、該電力用MOSFETI(7)ゲートとソース間に
接続され、光が照射されると光起電力を発生し、電力用
MOSFETIのゲート容量を充電する光起電力素子2
と、該光起電力素子2と並列に電力用MOSFETIの
ゲートとソース間に介装された放電用抵抗3と、MOS
FETIのゲートとドレイン間に接続され、光起電力素
子2とともに光が照射されると電力用MOSFETIの
ゲート容量を充電する電流を供給する光駆動電流供給素
子4と、この光駆動電流供給素子4とMOSFETIの
ドレインとの間にドレインからゲート方向を順方向とし
て接続されたダイオード5とを具備することにより、上
述の問題点を解決する。
86作用 光起電力素子2および光駆動電流供給素子4に光が照射
されると、光起電力素子2は光起電力を発生し、光駆動
電流供給素子4は電流供給素子として機能する。このた
め、光駆動電流供給素子4からの電流によりMOSFE
TIのゲート容量が急速に充電され、ゲート・ソース間
電圧が所定の閾値を越えるとMOSFETIがターンオ
ンする。
すなわち、光起電力素子2だけで充電する場合に比べて
オン時の応答性が向上する。MOSFETIのオンに伴
いソース電位が上昇するが、光起電力素子2もゲート容
量を充電する7!11ら、ゲート電圧も上昇する。この
とき、光駆動電流供給素子4とMOSFETIのドレイ
ンとの間にダイオード5が介装されているため、ゲート
電圧がドレイン電圧にクランプされることがなく、ゲー
ト電圧がソース電圧に対して閾値分だけ高い値で一定し
、MOSFETIのターンオンが確実に維持される。
また、以上の構成によりMOSFETIのオン時の応答
性が向上されるから、放電用抵抗3の抵抗値を小さくで
き、これにより、MOSFETIのオフ時の応答性も向
上できる。
なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびE項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
F、実施例 本発明に係る光スイッチング装置の一実施例を第1図お
よび第2図を用いて説明する。
第1図は本実施例による光スイッチング装置および入力
用発光部を示す等価回路図である。この第1図において
、電力用MOSFETIのドレインが出力用(+)端子
1aに、ソースが出力用(−)端子1bにそれぞれ接続
されている。この電力用MOSFETIのゲートとソー
スとの間には、光起電力素子として例えば直列に接続さ
れた複数個のフォトダイオード2が設けられている。
そしてこれらアレイ状のフォトダイオード2と並列に放
電用抵抗3が接続されている。
また、電力用MOSFETIのゲートとドレインとの間
には、フォトトランジスタ4およびスイッチ用ダイオー
ド5が直列に接続されている。すなわち、このフォトト
ランジスタ4はそのエミッタが電力用MOSFETIの
ゲートに、そのコレクタがスイッチ用ダイオード5を介
して電力用MOSFETIのドレインにそれぞれ接続さ
れ、エミッターコレクタ間がバイアスされるようになっ
ている。また、スイッチ用ダイオード5は、電力用MO
SFETIがオンしてゲート電圧が電源電圧(ドレイン
電圧)よりも閾値分だけ高くなろうとするときに、ゲー
ト電圧が電源電圧にクランプされて電力用MOSFET
Iがオフするのを防止するために設けられている。なお
、このスイッチ用ダイオード5はその表面が遮光膜で覆
われ、照射される光を遮断するようになっている。
通常、MOSFETのドレイン側の端子1aに電源電圧
が、ソース側の端子1bに負荷が接続され、いわゆるソ
ースフォロアとして用いられる。
このようにして電力用MOSFETI、複数個のフォト
ダイオード2、放電用抵抗3、フォトトランジスタ4お
よびスイッチ用ダイオード5により光スイッチング素子
6が構成される。
さらに、上述と同様に入力用発光部としてLED7が入
力端子7a、7b間に設けられている。
LED7の光がフォトダイオード2とフォトトランジス
タ4に照射されるように、LED7はフォトダイオード
2およびフォトトランジスタ4に対して位置決めされて
いる。すなわち、LED7とフォトダイオード2および
フォトトランジスタ4とが光学的に結合されている。
第2図はこのような光スイッチング装置の概略構造を示
す断面図である。なお、電力用MOSFETIの接続配
線層および放電用抵抗3はチップ周辺部に形成されてい
るため、この図では省略している。
第2図において、N9型シリコン基板11上には、電力
用MOSFETIのドレイン領域となるN−型エピタキ
シャル層12が形成され、このN−型エピタキシャル層
12上には絶縁層13が、この絶縁層13中には、電力
用MOSFET1のゲート電極となる多結晶シリコン層
14がそれぞれ形成されている。
そして、ゲート電極としての多結晶シリコン層14をマ
スクとする二重拡散によって、N−型エピタキシャル層
12表面にPウェル領域18が、このPウェル領域18
表面にN0不純物領域19がそれぞれ形成され、このN
0不純物領域19は電力用MOSFETIのソース領域
となっている。そしてドレイン領域としてのN−エピタ
キシャル層12とソース領域としてのN+不純物領域1
9とに挟まれたPウェル領域18表面に、チャネルが形
成されている。すなわち、こ、の電力用MOSFETI
は縦型のMOSFETである。そして、このソース領域
としてのN0不純物領域19が電極17を介して後述す
るフォトダイオード2のN型領域15に接続されている
さらに絶縁層13上には1例えば堆積した多結晶シリコ
ン層上からレーザ光をスキャニングして再結晶させた。
いわゆるS○I (Silicon 0nInsula
tor)構造の単結晶シリコン層が形成され、この単結
晶シリコン層に、N型領域15およびP要領域16が積
層構造に形成されて複数個のフォトダイオード2、フォ
トトランジスタ4およびスイッチ用ダイオード5が構成
されている。
第2図中、右端のフォトダイオード2は、そのP要領域
16が1例えばAQ−8i(アルミニウムシリサイド)
から成る配置電極17を介して、一方に隣接するフォト
ダイオード2のN型領域15に接続され、またそのP要
領域16が配置電極17を介して、左方に隣接するフォ
トダイオード2のN型領域15に接続されている。この
ようにして、複数個のフォトダイオード2が直列に接続
されている。
そして、アレイ端に位置するフォトダイオード2、すな
わち第2図において左端のフォトダイオード2のP要領
域16は、配置電極17を介して、隣接するNPNフォ
トトランジスタ4のエミッタ領域としてのN型領域15
に接続されるとともに、電力用MOSFETIのゲート
に接続されている。
また、NPNフォトトランジスタ4のコレクタ領域とし
てのN型領域15は、配置電極17を介して、隣接する
スイッチ用ダイオード5のN型領域15に接続されてい
る。更に、スイッチ用ダイオード5のP要領域16は、
配置電極17を介して、電力用MOSFETIのドレイ
ンれに接続されている。
さらにまた、図示はしないが、放電用抵抗3もこの単結
晶シリコン層に形成され、その両端が電力用MOSFE
TIのゲートおよびソースにそれぞれ接続されている。
なおここで、アレイ状に配置された複数個のフォトダイ
オード2およびフォトトランジスタ4には絶縁層13が
設けられているだけで、照射された光がフォトダイオー
ド2およびフォトトランジスタ4のそれぞれのPN接合
部およびベース領域に達するようになっているが、スイ
ッチ用ダイオードS上には絶縁層13を介して配置電極
17がスイッチ用ダイオード5を覆うように形成されて
おり、照射された光を遮断してスイッチ用ダイオード5
のPN接合部に光電流が発生しないようになっている。
次に、本実施例の動作を説明する。
いま、光スイッチング素子4の(+)端子1aを12V
の電源電圧に接続し、(−)端子1bを負荷を介して接
地電圧に接続する場合を考える。
入力端子7aに制御信号が入力されていない場合、LE
D7は発光せず複数個のフォトダイオード2およびフォ
トトランジスタ4に光が照射されないから、電力用MO
SFETIのゲートおよびソース電位はそれぞれ“0”
となり、電力用MOSFETIはオフ状態である。
次いで、入力端子7aに制御信号が印加されるとLED
7が発光し、この光が複数個のフォトダイオード2およ
びフォトトランジスタ4に照射され、フォトダイオード
2に光起電力が生じ、電力用MOSFETIのゲート容
量を充電し始める。たとえば、いま10個のフォトダイ
オード2が直列に接続され、各フォトダイオード2に0
.5v程度の起電力が生じるとすると、電力用MOSF
ETIのゲートとソースとの間に5v程度の電圧が印加
されるようになる。
同時に、フォトトランジスタ4は、そのエミッターコレ
クタ間が逆バイアス状態にあるため、照射される光量、
量子変換効率、および電流増幅率hPEによって決まる
電流値の定電流源となり、電力用MOSFETIのゲー
ト容量を急速に充電する。
こうして充電されたゲート電圧が閾値電圧を越えると、
電力用MOSFETIはオン状態となる。
このとき、ゲート容量は定電流源として機能するフォト
トランジスタ4を介して急速に充電され直ちに閾値電圧
に達するから、電力用MOSFET1のオン時の応答性
は良い。電力用MOSFET1がオンするとソース電流
が流れ、ソース電位は電源電圧12Vに接近し、ゲート
・ソース間電圧が減少し、電力用MOSFETのオン抵
抗が上昇する6しかし、フォトダイオード2の光起電力
によりゲート容量が徐々に充電されると、ゲート・ソー
ス間電圧は(ソース電圧十閾値電圧)で一定となり、電
力用MOSFETIのオン抵抗が減少し、継続して電力
用MOSFETIを確実にオンできる。この動作に際し
て、ゲート電圧がドレイン電圧よりも閾値分だけ高くな
るが、ダイオード5が存在するため、ゲート側からドレ
イン側へ電流が流れることがなく、ゲート・ソース間の
電圧低下によりMOSFETIがオフしてしまうことが
防止される。
このように、電力用MOSFETIのオン時は、フォト
トランジスタ4を通して供給される電流によってゲート
容量が急速に充電され、その応答性を向上できる。この
ため、フォトダイオード2と並列接続される放電抵抗3
の抵抗値を小さくでき。
これにより、電力用MOSFETIのオフ時の応答性も
向上できる。
すなわち、電力用MOSFETIのオン時の応答性をフ
ォトトランジスタ4からの充電電流で確保するとともに
、電力用MOSFETIのオンに伴うオン抵抗の上昇を
フォトダイオード2の光起電力によるゲート容量の充電
で抑制する構成とすることにより、放電用抵抗3の抵抗
値を小さくでき、電力用MOSFETIのオフ時の応答
性も向上できる。
第3図および第4図により本発明に係る光スイッチング
装置の他の実施例を説明する。なお、第1図および第2
図と同様の箇所には同一の符号を付して、相異点を中心
に説明する。
この実施例は、フォトトランジスタ4に代えてフォトダ
イオード40を用いたものである。すなわち、MOSF
ETIのゲートとドレイン間にその方向を順方向として
フォトダイオード4oが逆バイアスされるように接続さ
れている。その他は第1図および第2図と同様である。
このような構成の光スイッチング装置においても、光が
複数個のフォトダイオード2および1つのフォトダイオ
ード40に照射されると、両フォトダイオード2,4o
に光起電力が発生する。上述のフォトダイオード4と同
様に、フォトダイオード40は、光量と量子変換効率で
決まる電流値の定電流源として機能するから、フォトダ
イオード40からの電流によってゲート容量が急速に充
電され、電力用MOSFETのオン時の応答性が向上す
る。MOSFETIのターンオンにともないソース電圧
が上昇すると、上述したとおりフォトダイオード2の光
起電力によりゲート電圧も上昇し、MOSFETIのタ
ーンオンが維持される。
この場合も、ゲート電圧がドレイン電圧にクランプされ
るのがダイオード5により防止され、MOSFETIの
ターンオンを確実に維持できる。
なお、上記各実施例においては、電力用MOSFETI
上に絶縁層13を介してSOI構造の単結晶シリコン層
を形成し、この単結晶シリコン層にフォトダイオード2
、放電用抵抗3、フォトダイオード4あるいはフォトダ
イオード40を形成しているが、この単結晶シリコン層
の代わりに例えば多結晶シリコン層またはアモルファス
シリコン層にこれらの各素子を形成してもよい。また、
電力用MOSFET1と同一半導体基板上でかつ電力用
MOSFETIとは分離された半導体基板領域に、これ
らの素子を形成してもよい。
さらに、nチャネル縦型MOSFETについて説明した
が、pチャネル縦型MOSFETにも本発明を適用でき
る他、縦型MOSFETに限らずその他の型式のMOS
FETにも適用できる。
G0発明の効果 本発明によれば、MOSFETのゲートとソース間に光
起電力素子を設置するとともに、ゲートとドレイン間に
光駆動電流供給素子を設置し、この光駆動電流供給素子
とドレインとの間にゲートからドレインへの電流の流れ
を防止したダイオードを設けたので、光駆動電流供給素
子を通した電流によりMOSFETのゲート容量が急速
に充電されオン時の応答性が確保されると共に、一方で
光起電力素子の光起電力によってもゲート容量が充電さ
れので、MOSFETのオン後にゲート電圧は閾値分だ
けソース電圧よりも高い値で一定となり、オン抵抗を減
少した状態で確実にMOSFETを駆動できる。また、
放電用抵抗の抵抗値を小さくでき、これにより、MOS
FETIのオフ時の応答性も向上できる。さらに、光駆
動電流供給素子とドレインとの間に介装したダイオード
により、ゲート電圧がドレイン電圧にクランプされるの
が防止され、電力用MOSFETのオンを確実に維持し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る光スイッチング装置
の一実施例を説明するもので、第1図が光スイッチング
装置の等価回路図、第2図がその概略構成を示す断面図
である。 第3図および第4図は本発明に係る光スイッチング装置
の他の実施例を説明するもので、第3図が光スイッチン
グ装置の等価回路図、第4図がその概略構成を示す断面
図である。 第5図〜第8図は従来例を説明するもので、第5図が従
来の光スイッチング装置の等価回路図、第6図が同一の
半導体基板上に光スイッチング装置を作製した場合の平
面図、第7図がそのフォトダイオードの断面図、第8図
がMOSFETの断面図である。 1 :MOSFET 3:放電抵抗 5:ダイオード 40:フォトダイオード 2:フォトダイオード 4:フォトダイオード 6:光スイッチング素子 特許出願人    日産自動車株式会社代理人弁理士 
    永 井 冬 紀第1図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電力用MOSFETと、 該電力用MOSFETのゲートとソース間に接続され、
    光が照射されると光起電力を発生し、前記MOSFET
    のゲート容量を充電する光起電力素子と、 該光起電力素子と並列に前記ゲートとソース間に介装さ
    れた放電用抵抗と、 前記MOSFETのゲートとドレイン間に接続され、前
    記光起電力素子とともに光が照射されると前記ゲート容
    量を充電する電流を供給する光駆動電流供給素子と、 該光駆動電流供給素子と前記MOSFETのドレインと
    の間にドレインからゲート方向を順方向として接続され
    たダイオードとを具備することを特徴とする光スイッチ
    ング装置。
JP15737888A 1988-06-24 1988-06-24 光スイッチング装置 Expired - Lifetime JPH0758803B2 (ja)

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JPH027478A true JPH027478A (ja) 1990-01-11
JPH0758803B2 JPH0758803B2 (ja) 1995-06-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5144395A (en) * 1988-07-04 1992-09-01 Sharp Kabushiki Kaisha Optically driven semiconductor device
US5870074A (en) * 1995-11-13 1999-02-09 Ricoh Company, Ltd. Image display control device, method and computer program product
US8659061B2 (en) 2012-01-06 2014-02-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state image capturing element

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