JP2912374B2 - ジグザグ縫いミシンのための糸切り装置 - Google Patents
ジグザグ縫いミシンのための糸切り装置Info
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B65/00—Devices for severing the needle or lower thread
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B73/00—Casings
- D05B73/04—Lower casings
- D05B73/12—Slides; Needle plates
Landscapes
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- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 特許請求の範囲第1項上部概念記載の糸切り装置は西
ドイツ国実用新案第1968920号公報によって公知のもの
である。この糸切り装置では糸把捉装置の切断縁と協働
する切断刃は、針板の下側の、長孔状の針孔の側方に距
離を隔てて固定されている。
ドイツ国実用新案第1968920号公報によって公知のもの
である。この糸切り装置では糸把捉装置の切断縁と協働
する切断刃は、針板の下側の、長孔状の針孔の側方に距
離を隔てて固定されている。
一方の針落し位置でのジグザグ縫いの場合に、他方の
針落し位置よりも針は位置固定した切断刃までの距離が
大きいから、糸切りが行われる場合に、布地に残される
糸の端は等しくなくなり、その際最も短い糸の端は、切
断刃に近い針落し位置(berstichlage)で形成され、
そして最も長い糸の端は切断刃から遠い針落し位置で形
成される。
針落し位置よりも針は位置固定した切断刃までの距離が
大きいから、糸切りが行われる場合に、布地に残される
糸の端は等しくなくなり、その際最も短い糸の端は、切
断刃に近い針落し位置(berstichlage)で形成され、
そして最も長い糸の端は切断刃から遠い針落し位置で形
成される。
西ドイツ国特許第3124795号公報によりジグザグ縫い
ミシンのための1つの別の糸切り装置が公知になってお
り、この装置では糸把捉装置は、針と糸巻きに結合して
いる針糸の端の長さが、針が突き刺さる位置に関係なく
一定の長さになる様に、この装置の逆鉤に向き合った側
面に、針の所まで導かれている針糸のループの分岐のた
めの第2の逆鉤を有している。しかしこの第2の逆鉤の
配置は布地における糸の端の長さには何等の影響を与え
ていない、即ちこの糸の端の長さは、冒頭に述べた糸切
り装置の場合の如く、針の最後の突刺さる位置に依存し
ている。
ミシンのための1つの別の糸切り装置が公知になってお
り、この装置では糸把捉装置は、針と糸巻きに結合して
いる針糸の端の長さが、針が突き刺さる位置に関係なく
一定の長さになる様に、この装置の逆鉤に向き合った側
面に、針の所まで導かれている針糸のループの分岐のた
めの第2の逆鉤を有している。しかしこの第2の逆鉤の
配置は布地における糸の端の長さには何等の影響を与え
ていない、即ちこの糸の端の長さは、冒頭に述べた糸切
り装置の場合の如く、針の最後の突刺さる位置に依存し
ている。
最後に西ドイツ国特許第1760703号公報により、2重
環縫いミシンのための1つの糸切り装置が公知になって
おり、この装置は針糸の面に平行に動くことが可能な、
1つの切断縁を有する糸把捉装置並びにこの糸把捉装置
に平行に配置されそして同じ方向に動くことが可能な1
つの切断刃及びこの切断刃と一緒に動くことが可能な1
つの糸挟みを有している。糸把捉装置は1つのピンを有
しており、このピンは、切断刃と糸挟みのそれぞれ1つ
の縦方向のスリットにて掴まれており、斯くして切断刃
と糸挟みは糸把捉装置によりその都度待機位置から作動
位置に、又はその逆方向に連行され、このときピンは縦
方向のスリットの長さ全体に亙って推移する。切断刃及
び糸挟みが不用意にそして制御されない状態の下に動き
出すのを避けるため、これらは1つのばね係合止め装置
(Federrastgesperre)によってそれらの両端の位置に
保持されている。
環縫いミシンのための1つの糸切り装置が公知になって
おり、この装置は針糸の面に平行に動くことが可能な、
1つの切断縁を有する糸把捉装置並びにこの糸把捉装置
に平行に配置されそして同じ方向に動くことが可能な1
つの切断刃及びこの切断刃と一緒に動くことが可能な1
つの糸挟みを有している。糸把捉装置は1つのピンを有
しており、このピンは、切断刃と糸挟みのそれぞれ1つ
の縦方向のスリットにて掴まれており、斯くして切断刃
と糸挟みは糸把捉装置によりその都度待機位置から作動
位置に、又はその逆方向に連行され、このときピンは縦
方向のスリットの長さ全体に亙って推移する。切断刃及
び糸挟みが不用意にそして制御されない状態の下に動き
出すのを避けるため、これらは1つのばね係合止め装置
(Federrastgesperre)によってそれらの両端の位置に
保持されている。
上記した糸切り装置は本縫いミシンのためにではな
く、2重環縫いミシンのために考えられたものであると
いうことを除外しても、そしてこれらのミシンがさらに
ジグザグ縫目を作るためのものではなく直線状の縫目を
形成するためのものであるとしても、これらの縫目には
離れないたために太く切れない糸が適当であり、この様
な糸は切断する時に大きな抵抗力を発し、斯くして切断
のために加えられる力はばね係合止め装置の保持力より
も大きい。即ちこの様な場合には切断刃は完全に糸を切
断する前に、前以て設けられている針孔に接近した本来
の切断位置から押し出されそして切断過程は針孔から比
較的離れた切断刃の静止した位置で終了する。しかしこ
の様な態様によって布地に不必要に長い糸の端が付くこ
とになる。
く、2重環縫いミシンのために考えられたものであると
いうことを除外しても、そしてこれらのミシンがさらに
ジグザグ縫目を作るためのものではなく直線状の縫目を
形成するためのものであるとしても、これらの縫目には
離れないたために太く切れない糸が適当であり、この様
な糸は切断する時に大きな抵抗力を発し、斯くして切断
のために加えられる力はばね係合止め装置の保持力より
も大きい。即ちこの様な場合には切断刃は完全に糸を切
断する前に、前以て設けられている針孔に接近した本来
の切断位置から押し出されそして切断過程は針孔から比
較的離れた切断刃の静止した位置で終了する。しかしこ
の様な態様によって布地に不必要に長い糸の端が付くこ
とになる。
本発明の目的は、ジグザグミシンの糸切り装置を、最
後の縫目の針落し位置に無関係に布地に一様な短い糸の
端が得られる様に形成することである。この目的は特許
請求の範囲第1項の特徴ある構成により達成される。
後の縫目の針落し位置に無関係に布地に一様な短い糸の
端が得られる様に形成することである。この目的は特許
請求の範囲第1項の特徴ある構成により達成される。
切断刃をジグザグ幅の中央の下側に、従って長孔の形
状の針孔の中央に位置する切断位置に動かすという処置
によって布地側の針糸及び下糸のループの分肢がいつも
布地から特に短い距離で切断される。この際、切断され
る糸の長さは最後の縫目の針落し位置にほとんど関係な
く、従って大体においていつも同じ短い糸の端が得られ
る。
状の針孔の中央に位置する切断位置に動かすという処置
によって布地側の針糸及び下糸のループの分肢がいつも
布地から特に短い距離で切断される。この際、切断され
る糸の長さは最後の縫目の針落し位置にほとんど関係な
く、従って大体においていつも同じ短い糸の端が得られ
る。
また、糸捕捉装置が、逆鉤とは逆の側に、分離突起の
側方に間隔を持って、針まで導かれている針糸のループ
の分肢のための保持突起を有しているので、布地に残さ
れる特別短い糸端と関連して次の縫付け過程を確実に開
始させることができる。即ち糸捕捉装置の分離突起が針
糸のループの針側のループの分肢の中に進入した直後
に、分離突起と分離突起から側方に間隔を持って配置さ
れている保持突起との間に形成される切込みにより針側
のループの分肢が捕捉され、従ってさらに分離過程が進
む間に糸は針糸糸巻きから引き出される。さらに分離過
程が進行してかまが針糸のループをボビンケースのまわ
りに一回転させると、下糸と布地側の針糸ループの分肢
とは糸捕捉装置の逆鉤の背後の位置を占める。その後針
糸は、逆鉤から出て糸捕捉装置の下側に沿って針側のル
ープの分岐として保持突起と分離突起との間の前記切込
みまで延び、その後針孔のほうへ上昇する。このように
針側のループの分肢は逆鉤から直接針孔へ上昇して延び
ることはなく、保持突起と分離突起との間の切込みを経
ていわば回り道をするので、糸切断後の針側の糸痰はこ
の回り道の分だけ長くなり、次の縫付け過程を確実に開
始させることができる。
側方に間隔を持って、針まで導かれている針糸のループ
の分肢のための保持突起を有しているので、布地に残さ
れる特別短い糸端と関連して次の縫付け過程を確実に開
始させることができる。即ち糸捕捉装置の分離突起が針
糸のループの針側のループの分肢の中に進入した直後
に、分離突起と分離突起から側方に間隔を持って配置さ
れている保持突起との間に形成される切込みにより針側
のループの分肢が捕捉され、従ってさらに分離過程が進
む間に糸は針糸糸巻きから引き出される。さらに分離過
程が進行してかまが針糸のループをボビンケースのまわ
りに一回転させると、下糸と布地側の針糸ループの分肢
とは糸捕捉装置の逆鉤の背後の位置を占める。その後針
糸は、逆鉤から出て糸捕捉装置の下側に沿って針側のル
ープの分岐として保持突起と分離突起との間の前記切込
みまで延び、その後針孔のほうへ上昇する。このように
針側のループの分肢は逆鉤から直接針孔へ上昇して延び
ることはなく、保持突起と分離突起との間の切込みを経
ていわば回り道をするので、糸切断後の針側の糸痰はこ
の回り道の分だけ長くなり、次の縫付け過程を確実に開
始させることができる。
切断刃は形状拘束的に構成された伝動装置を介して糸
把捉装置の駆動装置と連結するという特許請求の範囲第
2項の処置により、糸把捉装置の運動と切断刃の運動と
の強制的な連結が達成され、そのことにより、太くそし
て切りにくい糸を切る場合に起こり得る大きな切断抵抗
に問題なく打ち勝つことができる。なお、伝動装置を形
状拘束的に構成するとは、伝動要素を構成し互いに嵌合
し合う個々の構成要素がスリップ,ずれなどの相対変位
を行えないほどに互いに遊びなしに結合され,いわば形
状的に拘束されて(形状的に完全にフィットして)結合
され、その結果伝動のロスが生じないような伝動装置の
構成を言う。
把捉装置の駆動装置と連結するという特許請求の範囲第
2項の処置により、糸把捉装置の運動と切断刃の運動と
の強制的な連結が達成され、そのことにより、太くそし
て切りにくい糸を切る場合に起こり得る大きな切断抵抗
に問題なく打ち勝つことができる。なお、伝動装置を形
状拘束的に構成するとは、伝動要素を構成し互いに嵌合
し合う個々の構成要素がスリップ,ずれなどの相対変位
を行えないほどに互いに遊びなしに結合され,いわば形
状的に拘束されて(形状的に完全にフィットして)結合
され、その結果伝動のロスが生じないような伝動装置の
構成を言う。
特許請求の範囲第3項には糸切り装置の有利な1つの
構成が示されている。糸把捉装置、切断刃及び角度レバ
ーを針板に配置するという処置によって、糸切り装置が
すでに販売されたミシンに後から取り付けることができ
る可能性が存在する。
構成が示されている。糸把捉装置、切断刃及び角度レバ
ーを針板に配置するという処置によって、糸切り装置が
すでに販売されたミシンに後から取り付けることができ
る可能性が存在する。
本発明は添付図に示された1つの実施例によって説明
される。添付図中 第1図は糸切り装置を有する1つのミシンの一部分の
部分的破断正面図、 第2図は糸切り装置の駆動機構の一部分を示し、 第3図は針板と糸切り装置を下方から装置部分を見上
げる様に見た斜視図、 第4図は糸把捉装置、切断刃及び針板部分の部分的破
断面斜視図、 第5図は切断直前の糸の状態を示し、この際最後の穿
刺が左側の針落し位置に行われており、 第6図は右側の針落し位置に穿刺が行われている場合
の第5図に対応する糸の状態を示している。
される。添付図中 第1図は糸切り装置を有する1つのミシンの一部分の
部分的破断正面図、 第2図は糸切り装置の駆動機構の一部分を示し、 第3図は針板と糸切り装置を下方から装置部分を見上
げる様に見た斜視図、 第4図は糸把捉装置、切断刃及び針板部分の部分的破
断面斜視図、 第5図は切断直前の糸の状態を示し、この際最後の穿
刺が左側の針落し位置に行われており、 第6図は右側の針落し位置に穿刺が行われている場合
の第5図に対応する糸の状態を示している。
ミシンは1つのケーシング1を有し、このケーシング
は1つの担持板2、1つの台座3、1つの担持腕4、1
つの架台5及び1つのアーム6から成り、このアームは
1つの頭部7に終わっている。アーム6の内部には1つ
の上軸8が支承されており、この上軸は1つのクランク
9と1つの連結棒10を介して1つの針棒11を駆動してい
る。針棒11には糸を導く1つの針12が固定されている。
は1つの担持板2、1つの台座3、1つの担持腕4、1
つの架台5及び1つのアーム6から成り、このアームは
1つの頭部7に終わっている。アーム6の内部には1つ
の上軸8が支承されており、この上軸は1つのクランク
9と1つの連結棒10を介して1つの針棒11を駆動してい
る。針棒11には糸を導く1つの針12が固定されている。
針棒11は1つの枠13に収容されており、この枠はアー
ム6の長手軸線に平行に延在している1つのピン14上に
摺動可能に支承されそしてこのピンに平行に延在してい
る連結棒15と結合している。連結棒15は、図示されてい
ない公知のジグザグ縫目を調節する装置の駆動部材を形
成している。この様な縫目調節装置は例えば西ドイツ国
特許第3320158号公報に図示されそして説明されてい
る。
ム6の長手軸線に平行に延在している1つのピン14上に
摺動可能に支承されそしてこのピンに平行に延在してい
る連結棒15と結合している。連結棒15は、図示されてい
ない公知のジグザグ縫目を調節する装置の駆動部材を形
成している。この様な縫目調節装置は例えば西ドイツ国
特許第3320158号公報に図示されそして説明されてい
る。
針12は本縫縫目を形成するため担持腕4の内部に配置
されている2重回転かま(doppeltumlaufenden Greife
r)16と協働し、このかまは回転するかま本体17及び位
置固定したボビンケース18を包含している。担持腕4の
内部にはかま16の上方に1つの針板19が配置され、この
針板は針12が貫通するための長孔状の針孔20を有してい
る。
されている2重回転かま(doppeltumlaufenden Greife
r)16と協働し、このかまは回転するかま本体17及び位
置固定したボビンケース18を包含している。担持腕4の
内部にはかま16の上方に1つの針板19が配置され、この
針板は針12が貫通するための長孔状の針孔20を有してい
る。
担持腕4の上には布地保持体21が配置され、この保持
体は下方の1つのクランプ顎22と上方の1つのクランプ
顎23とを有している。上方のクランプ顎23はばねの力を
受けている1つの保持板24を有し、この保持板は公知の
態様で、1つのローラーレバー25とほぼ垂直な方向に動
くことが可能な1つの押圧板26を介して下方のクランプ
顎22から持ち上げられる。布地保持体21の送り運動及び
ジグザグ縫目調節装置の調節は、図示されていないカム
板によって制御され、これの詳細は前記した西ドイツ国
特許第3320158号公報に開示されている。
体は下方の1つのクランプ顎22と上方の1つのクランプ
顎23とを有している。上方のクランプ顎23はばねの力を
受けている1つの保持板24を有し、この保持板は公知の
態様で、1つのローラーレバー25とほぼ垂直な方向に動
くことが可能な1つの押圧板26を介して下方のクランプ
顎22から持ち上げられる。布地保持体21の送り運動及び
ジグザグ縫目調節装置の調節は、図示されていないカム
板によって制御され、これの詳細は前記した西ドイツ国
特許第3320158号公報に開示されている。
針板19の下側で針孔20の近くに設けられ、かま16の回
転する面に平行に延在する1つの浅い案内溝27の中には
薄い摺動子として形成された1つの切断刃28が摺動可能
に配置されている。この切断刃28は長方形の切り欠き29
を有し、この切り欠きの、図面上で左側の下方の境界縁
は1つの切断縁30を形成している。切断刃28は針板19に
ねじ止めされた2つの案内片31によって落下しない様に
保持されている。
転する面に平行に延在する1つの浅い案内溝27の中には
薄い摺動子として形成された1つの切断刃28が摺動可能
に配置されている。この切断刃28は長方形の切り欠き29
を有し、この切り欠きの、図面上で左側の下方の境界縁
は1つの切断縁30を形成している。切断刃28は針板19に
ねじ止めされた2つの案内片31によって落下しない様に
保持されている。
案内片31はそれぞれ1つの階段状の切り欠き32によ
り、薄い摺動子として形成されている1つの糸把捉装置
33のための1つの案内を形成し、この糸把捉装置は切断
刃28のすぐ下側に接しそして切断刃と同様にかま16の回
転面に平行に摺動可能になっている。図面で右側の、い
つも案内片31の外側に位置する糸把捉装置33の端部は少
しばかり上方に向かって湾曲しそして、大体において中
央に配置されている細長い分離突起34で終わっている。
り、薄い摺動子として形成されている1つの糸把捉装置
33のための1つの案内を形成し、この糸把捉装置は切断
刃28のすぐ下側に接しそして切断刃と同様にかま16の回
転面に平行に摺動可能になっている。図面で右側の、い
つも案内片31の外側に位置する糸把捉装置33の端部は少
しばかり上方に向かって湾曲しそして、大体において中
央に配置されている細長い分離突起34で終わっている。
この分離突起34から僅かに側方に離れた位置に1つの
短い保持突起35が設けられており、そのことにより分離
突起34と保持突起35との間に1つの切込部36が形成さ
れ、この切込部は1つの溝の様な形状を持っている。
短い保持突起35が設けられており、そのことにより分離
突起34と保持突起35との間に1つの切込部36が形成さ
れ、この切込部は1つの溝の様な形状を持っている。
糸把捉装置33はそれの上方に湾曲した部分に長孔状
の、大体において長手方向に延びる切り欠き37を有し、
該切り欠きの分離突起34に面した端は湾曲した部分の頂
上の面に存在しており、そのことにより切り欠き37の半
円の上部の境界縁は1つの切断縁38を形成している。さ
らに糸把捉装置33には切り欠き37に向かって斜めに延在
している切り欠き39が設けられており、そのことにより
長手方向の縁40との関連において1つの逆鈎41が形成さ
れている。
の、大体において長手方向に延びる切り欠き37を有し、
該切り欠きの分離突起34に面した端は湾曲した部分の頂
上の面に存在しており、そのことにより切り欠き37の半
円の上部の境界縁は1つの切断縁38を形成している。さ
らに糸把捉装置33には切り欠き37に向かって斜めに延在
している切り欠き39が設けられており、そのことにより
長手方向の縁40との関連において1つの逆鈎41が形成さ
れている。
糸把捉装置33の分離突起34と反対側の端において下方
に向かって曲げられた2つの耳42、43は、つば付ねじ
(Bundschraube)46で針板19に支承されている1つの駆
動レバー45のボールピン44のための1つの案内を形成し
ている。
に向かって曲げられた2つの耳42、43は、つば付ねじ
(Bundschraube)46で針板19に支承されている1つの駆
動レバー45のボールピン44のための1つの案内を形成し
ている。
駆動レバー45は1つの関節ピン47を介して1つの引張
棒48と結合し、この引張棒の反対側の端は下方に向かっ
て曲げられている。引張棒48は曲げられた部分に長手方
向の直線状の案内スリット49を有しそして上方に突出し
ている1つの短いピン50を担持している。案内スリット
49の中には針板19を固定された関節ピン51がはまり、こ
のピンに平らな1つの角度レバー52が支承されている。
棒48と結合し、この引張棒の反対側の端は下方に向かっ
て曲げられている。引張棒48は曲げられた部分に長手方
向の直線状の案内スリット49を有しそして上方に突出し
ている1つの短いピン50を担持している。案内スリット
49の中には針板19を固定された関節ピン51がはまり、こ
のピンに平らな1つの角度レバー52が支承されている。
引張棒48の曲げられた部分と針板19との間に挟まれて
いる角度レバー52の1つの分肢には1つの制御スリット
53が設けられており、このスリットの中にピン50がはま
っている。制御スリット53は、2つの静止状態部分54、
55及びそれらの間に存在する1つの運動部分56とに分割
されている。角度レバー52の他の分肢の端には1つの長
孔57が形成され、この長孔には切断刃28に固定されてい
るピン58がはまっている。
いる角度レバー52の1つの分肢には1つの制御スリット
53が設けられており、このスリットの中にピン50がはま
っている。制御スリット53は、2つの静止状態部分54、
55及びそれらの間に存在する1つの運動部分56とに分割
されている。角度レバー52の他の分肢の端には1つの長
孔57が形成され、この長孔には切断刃28に固定されてい
るピン58がはまっている。
駆動レバー45の関節ピン47に1つの引張棒59の端がは
まり、この引張棒の他の端は1つの担持体60に連結して
いる(第1図参照)。この担持体60は、回転可能に支承
されそして軸方向に摺動可能になっている1つの滑り棒
61に固定されている。滑り棒61上には走査レバー62が固
定され、このレバーはカムフォロワー63を有している。
滑り棒61上に配置され一方の端が台座3の肋材にそして
他の端が担持体60に掛けられている予備緊張させられて
いる分肢ばね64は、滑り棒61に、第2図において時計方
向と反対向きの回転モーメントを与えている。
まり、この引張棒の他の端は1つの担持体60に連結して
いる(第1図参照)。この担持体60は、回転可能に支承
されそして軸方向に摺動可能になっている1つの滑り棒
61に固定されている。滑り棒61上には走査レバー62が固
定され、このレバーはカムフォロワー63を有している。
滑り棒61上に配置され一方の端が台座3の肋材にそして
他の端が担持体60に掛けられている予備緊張させられて
いる分肢ばね64は、滑り棒61に、第2図において時計方
向と反対向きの回転モーメントを与えている。
走査レバー62は1つのカム板65と協働し、このカム板
は1つのカム溝66を有しそして1つの軸67上に固定され
ている。軸67は1つの歯付きベルト伝動装置68を介して
上軸8と駆動結合している。走査レバー62には1つの電
磁石69(第2図)が付設されており、この電磁石は引張
棒70上に配置された1つの押圧片71を介して走査レバー
62の下側に接触している。
は1つのカム溝66を有しそして1つの軸67上に固定され
ている。軸67は1つの歯付きベルト伝動装置68を介して
上軸8と駆動結合している。走査レバー62には1つの電
磁石69(第2図)が付設されており、この電磁石は引張
棒70上に配置された1つの押圧片71を介して走査レバー
62の下側に接触している。
走査レバー62にはさらに1つの阻止爪72が付設されて
おり、この阻止爪は階段状の2つの段73、74を有しそし
て1つの軸75上に回転不可能に配置されている。一方の
端が台座3の1つの肋材に、そして他方の端が阻止爪72
に掛けられている。軸75上に配置され予備緊張された1
つの脚ばね(Schenkelfeder)76は軸75に、第2図にお
いて時計方向に相当する回転モーメントを与えている。
おり、この阻止爪は階段状の2つの段73、74を有しそし
て1つの軸75上に回転不可能に配置されている。一方の
端が台座3の1つの肋材に、そして他方の端が阻止爪72
に掛けられている。軸75上に配置され予備緊張された1
つの脚ばね(Schenkelfeder)76は軸75に、第2図にお
いて時計方向に相当する回転モーメントを与えている。
1つの軸77上には3本腕のレバー78が回転不可能に配
置されている。1つの腕には操作棒79が連結されてお
り、この操作棒は1つの案内スリット80を有し、このス
リットの中にケーシングに固定されたピン81がはまって
いる。操作棒79の自由端にはくさび状の突起部82が形成
され、その突起部は、これに対応して形成された阻止爪
72の突起部83と協働する。
置されている。1つの腕には操作棒79が連結されてお
り、この操作棒は1つの案内スリット80を有し、このス
リットの中にケーシングに固定されたピン81がはまって
いる。操作棒79の自由端にはくさび状の突起部82が形成
され、その突起部は、これに対応して形成された阻止爪
72の突起部83と協働する。
レバー78の別の1つの腕には1つの引張棒84が枢着さ
れており、この引張棒は図示されていないレーバ機構を
介して押圧板26と次の様に結合している。即ち、第1図
において時計方向と反対方向にレバー78が旋回する時押
圧板26は下方に動きその結果として上方のクランプ顎23
の保持板24が持ち上げられる。レバー78の旋回運動を実
施するため1つの電磁石85が役立ち、この電磁石はそれ
の引張棒86上に配置された1つの押圧片87を介してレバ
ー78の第3の腕に係合している。
れており、この引張棒は図示されていないレーバ機構を
介して押圧板26と次の様に結合している。即ち、第1図
において時計方向と反対方向にレバー78が旋回する時押
圧板26は下方に動きその結果として上方のクランプ顎23
の保持板24が持ち上げられる。レバー78の旋回運動を実
施するため1つの電磁石85が役立ち、この電磁石はそれ
の引張棒86上に配置された1つの押圧片87を介してレバ
ー78の第3の腕に係合している。
軸77上には更に1本の腕を有する1つの駆動レバー88
が固定されている。駆動レバー88の自由端には、走査レ
バー62に形成された斜めの肩89が関連されている。
が固定されている。駆動レバー88の自由端には、走査レ
バー62に形成された斜めの肩89が関連されている。
機能態様 1つの縫目が最終になる前の複数の穿刺はミシンの回
転数がいわゆる切断回転数に減少させられ、ミシンはこ
の回転数から実際的に遅延することなく停止させられる
ことが可能である。
転数がいわゆる切断回転数に減少させられ、ミシンはこ
の回転数から実際的に遅延することなく停止させられる
ことが可能である。
縫目の最後の縫目形成過程の間に、凡そ針12が針板20
から持ち上げられた時点で電磁石69が励磁され、その結
果電磁石は走査レバー62を、第2図に示した位置から上
方に旋回させそしてそのことによってカムフォロワー63
が、図には示されていない、勾配なしに延在しているカ
ム溝66の静止部分にはまる。この時点まで糸把捉装置33
および切断歯28は針孔20から側方に離れた位置にある静
止位置に置かれている。走査レバー62が持ち上げられた
位置に到達した時に脚ばね76が阻止爪72を第2図に於い
て右に旋回させ、そのことにより段74は走査レバー62の
前方の端の下に推移しそしてこの様にして走査レバーの
位置を確保する。
から持ち上げられた時点で電磁石69が励磁され、その結
果電磁石は走査レバー62を、第2図に示した位置から上
方に旋回させそしてそのことによってカムフォロワー63
が、図には示されていない、勾配なしに延在しているカ
ム溝66の静止部分にはまる。この時点まで糸把捉装置33
および切断歯28は針孔20から側方に離れた位置にある静
止位置に置かれている。走査レバー62が持ち上げられた
位置に到達した時に脚ばね76が阻止爪72を第2図に於い
て右に旋回させ、そのことにより段74は走査レバー62の
前方の端の下に推移しそしてこの様にして走査レバーの
位置を確保する。
カムフォロワー63が、上軸8と同期的に回転するカム
板65のカム溝66の中に旋回した直後に、軸方向に弧状に
なって延在しているカム溝66の運動部分66aが作用し、
そのことによりカムフォロワー63及び走査レバー62は、
第1図において右側に摺動させられる。走査レバー62の
摺動運動は滑り棒61、担持体60及び引張棒59を介して駆
動レバー45に伝達され、そのことにより駆動レバーは1
つの旋回運動を実施する。
板65のカム溝66の中に旋回した直後に、軸方向に弧状に
なって延在しているカム溝66の運動部分66aが作用し、
そのことによりカムフォロワー63及び走査レバー62は、
第1図において右側に摺動させられる。走査レバー62の
摺動運動は滑り棒61、担持体60及び引張棒59を介して駆
動レバー45に伝達され、そのことにより駆動レバーは1
つの旋回運動を実施する。
駆動レバー45が旋回運動を実施することにより、糸把
捉装置33及び引張棒48は、第3図において右側の、この
図に示された最終位置に摺動させられる。この際分離突
起34はかま16によって形成された針糸のループの中に差
し込まれ、その際布地に導かれている分肢(NW)及び下
糸(G)が分離突起の長手方向の縁40に接触し、一方針
12の方に導かれている分肢(NN)は分離突起34と保持突
起35との間の切込部36の境界縁によって捉えられてい
る。糸把捉装置又はかまが更に運動すると針糸のループ
はかま16により完全にボビンケース18の回りを回って導
かれそして糸把捉装置33は針糸のループの中に突入し
て、布地(W)に導かれている針糸のループの分肢(N
W)及び下糸(G)が長手方向の縁40から滑り動きそし
て逆鈎41の後ろの切り欠き39の中に到達する。
捉装置33及び引張棒48は、第3図において右側の、この
図に示された最終位置に摺動させられる。この際分離突
起34はかま16によって形成された針糸のループの中に差
し込まれ、その際布地に導かれている分肢(NW)及び下
糸(G)が分離突起の長手方向の縁40に接触し、一方針
12の方に導かれている分肢(NN)は分離突起34と保持突
起35との間の切込部36の境界縁によって捉えられてい
る。糸把捉装置又はかまが更に運動すると針糸のループ
はかま16により完全にボビンケース18の回りを回って導
かれそして糸把捉装置33は針糸のループの中に突入し
て、布地(W)に導かれている針糸のループの分肢(N
W)及び下糸(G)が長手方向の縁40から滑り動きそし
て逆鈎41の後ろの切り欠き39の中に到達する。
糸把捉装置33が前方に向かって運動している間に糸は
針糸の糸巻きから引き出される。かま16が針糸のループ
をボビンケース18の回りに一回りして導いた後で、この
ループは、公知であり図示されていないミシンの天秤に
よって上方に引っ張られ、その際このループは、針側の
ループの分肢(NN)は針孔20から切込部36及び2つの切
り欠き39及び37を介して切断縁38までそして布地側のル
ープの分離(NW)は切断縁38から針孔20まで延びるよう
に、糸把捉装置33の回りに位置する。
針糸の糸巻きから引き出される。かま16が針糸のループ
をボビンケース18の回りに一回りして導いた後で、この
ループは、公知であり図示されていないミシンの天秤に
よって上方に引っ張られ、その際このループは、針側の
ループの分肢(NN)は針孔20から切込部36及び2つの切
り欠き39及び37を介して切断縁38までそして布地側のル
ープの分離(NW)は切断縁38から針孔20まで延びるよう
に、糸把捉装置33の回りに位置する。
引張棒48が糸把捉装置33の運動と同時に行う移動に
り、引張棒48の案内スリット49が位置固定した関節ピン
51に対して相対的に動かされ、その際ピン50は制御スリ
ット53の中を摺動させられる。ピン50が引張棒48の長手
軸線に大体平行に延在する静止状態部分54の中を動いて
いる間は、角度レバー52の位置は変わらず、そして切断
刃28はそれの待機位置に留まっており、この位置では切
断刃の切断縁30は針孔20から側方に距離を隔てた位置に
ある。ピン50が運動部分56の中に進入するとすぐにこの
ピンは角度レバー52を旋回させそして斯くして切断刃28
を摺動させ、この際切断刃の運動は糸把捉装置33の運動
と大体において同期的に行われる。ピン50が運動部分56
の終端に到達すると、切断縁30は針孔20の中心の下部に
位置し、その際切断刃28はそれの切断位置に到達してい
る。次に続いている静止状態部分55の中でピン50が運動
する間角度レバー52はそれの新しい位置に変わらずに留
まっており、そのことにより切断刃28も切断位置から動
かない。
り、引張棒48の案内スリット49が位置固定した関節ピン
51に対して相対的に動かされ、その際ピン50は制御スリ
ット53の中を摺動させられる。ピン50が引張棒48の長手
軸線に大体平行に延在する静止状態部分54の中を動いて
いる間は、角度レバー52の位置は変わらず、そして切断
刃28はそれの待機位置に留まっており、この位置では切
断刃の切断縁30は針孔20から側方に距離を隔てた位置に
ある。ピン50が運動部分56の中に進入するとすぐにこの
ピンは角度レバー52を旋回させそして斯くして切断刃28
を摺動させ、この際切断刃の運動は糸把捉装置33の運動
と大体において同期的に行われる。ピン50が運動部分56
の終端に到達すると、切断縁30は針孔20の中心の下部に
位置し、その際切断刃28はそれの切断位置に到達してい
る。次に続いている静止状態部分55の中でピン50が運動
する間角度レバー52はそれの新しい位置に変わらずに留
まっており、そのことにより切断刃28も切断位置から動
かない。
ミシンは針の運動が上部死点に到達した直後に停止さ
せられる。この際カムフォロワー63は、軸方向に弧状に
なっている運動部分66aの頂点に位置し、この際糸把捉
装置33及び引張棒48は、図において、右側の終端位置に
到達している。
せられる。この際カムフォロワー63は、軸方向に弧状に
なっている運動部分66aの頂点に位置し、この際糸把捉
装置33及び引張棒48は、図において、右側の終端位置に
到達している。
ミシンが停止した後で電磁石85が励磁され、このこと
により電磁石は3本腕のレバー78及び駆動レバー88を、
第1図において時計と反対方向に旋回させる。この旋回
運動によって引張棒84を介して押圧板26が作動しそして
保持板24を持ち上げる。それと同時に操作棒79が第1図
において右の方に引っ張られそしてその際、突起部83と
協働するくさび状の突起部82を介して阻止爪72を脚ばね
76の作用に抗して旋回させ、それから脚ばね64が走査レ
バー62を下方に旋回させそしてそのことによりカムフォ
ロワー63がカム溝66から離れる。カムフォロワー63がカ
ム溝66から離れるや否や、駆動レバー88の自由端が肩89
に接触しそして走査レバー62を軸方向に第1図に示した
出発位置に戻す。
により電磁石は3本腕のレバー78及び駆動レバー88を、
第1図において時計と反対方向に旋回させる。この旋回
運動によって引張棒84を介して押圧板26が作動しそして
保持板24を持ち上げる。それと同時に操作棒79が第1図
において右の方に引っ張られそしてその際、突起部83と
協働するくさび状の突起部82を介して阻止爪72を脚ばね
76の作用に抗して旋回させ、それから脚ばね64が走査レ
バー62を下方に旋回させそしてそのことによりカムフォ
ロワー63がカム溝66から離れる。カムフォロワー63がカ
ム溝66から離れるや否や、駆動レバー88の自由端が肩89
に接触しそして走査レバー62を軸方向に第1図に示した
出発位置に戻す。
走査レバー62のこの様な戻り運動は引張棒59を介して
駆動レバー45に伝達され、斯くして駆動レバーは糸把捉
装置33及び引張棒48を引き戻す。この際ピン50は最初に
静止状態部分55の中を動いているから切断刃28は切断位
置に留まっており、しかも制御スリット53の形状によ
り、糸把捉装置33の切断縁38が切断刃28の切断縁30上を
滑り動き離れ、そしてその際針糸(N)及び下糸(G)
が切断される間留まっている。
駆動レバー45に伝達され、斯くして駆動レバーは糸把捉
装置33及び引張棒48を引き戻す。この際ピン50は最初に
静止状態部分55の中を動いているから切断刃28は切断位
置に留まっており、しかも制御スリット53の形状によ
り、糸把捉装置33の切断縁38が切断刃28の切断縁30上を
滑り動き離れ、そしてその際針糸(N)及び下糸(G)
が切断される間留まっている。
糸が切断された後でピン50は制御スリット53の運動部
分56に到達しそしてそのことによって角度レバー52が再
び旋回させられそして切断刃28それの待機位置又は出発
位置に戻される。引き続いてピン50が静止状態部分54の
中に進入すると、切断刃28は先に到達していた位置に留
まり、一方糸把捉装置33はさらにそれの待機位置又は出
発位置まで引き戻され、この位置では分離突起34は針孔
の領域から完全に離れる。
分56に到達しそしてそのことによって角度レバー52が再
び旋回させられそして切断刃28それの待機位置又は出発
位置に戻される。引き続いてピン50が静止状態部分54の
中に進入すると、切断刃28は先に到達していた位置に留
まり、一方糸把捉装置33はさらにそれの待機位置又は出
発位置まで引き戻され、この位置では分離突起34は針孔
の領域から完全に離れる。
第5図と第6図を比較すれば判明する様に、本発明に
よる糸切り装置により最後の縫目の針落し位置に関係な
く大体において等しい短い糸の端が布地側に残される。
同様にして針12に結合している針糸の端の長さもその都
度の針落し位置に無関係になっている。第5図及び第6
図からさらに判明する様に、針12に結合した針糸の端の
長さは切込部36とこれに向き合っている切り欠き39の境
界縁との間の距離に依存する。糸把捉装置33を適合して
形成することによってこの糸の端の長さは種々に変えら
れる。
よる糸切り装置により最後の縫目の針落し位置に関係な
く大体において等しい短い糸の端が布地側に残される。
同様にして針12に結合している針糸の端の長さもその都
度の針落し位置に無関係になっている。第5図及び第6
図からさらに判明する様に、針12に結合した針糸の端の
長さは切込部36とこれに向き合っている切り欠き39の境
界縁との間の距離に依存する。糸把捉装置33を適合して
形成することによってこの糸の端の長さは種々に変えら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−68084(JP,A) 特開 昭58−4596(JP,A) 特開 昭54−78248(JP,A) 特開 昭58−212488(JP,A) 実開 昭62−184882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 65/02
Claims (3)
- 【請求項1】針孔を有する針板と、回転する本縫いかま
と、かま軸の角度位置に依存して移動可能な糸捕捉装置
とを有し、この糸捕捉装置は分離突起と、布地まで導か
れている針糸のループの分肢及び下糸のための逆鉤と、
切断縁とを有し、この切断縁は切断刃と協働して逆鉤に
掴まれた糸を切り離すジグザグミシンの糸切り装置にお
いて、 切断刃(28)は糸捕捉装置(33)に対して平行な平面内
で運動可能であり、且つ静止状態部分(54,55)を有す
る伝動装置(45から58)を介して駆動装置と次の様に結
合していること、即ち切断刃(28)は糸捕捉装置(33)
と共に針孔(20)の側方に位置する待機位置から、切断
刃の切断縁(30)がジグザグ幅の中央の下部の領域に位
置する切断位置に移動可能であるように、且つ切断刃
(28)を切断位置に持ち来した後で針糸のループの中に
突入してループを針側の分肢(NN)と布側の分肢(NW)
とに分離する糸捕捉装置(33)により糸を分離し切断し
た後で、この糸捕捉装置と共に待機位置に再び戻ること
が可能であるように、切断刃(28)は伝動装置(45から
58)を介して駆動装置と結合されていること、 糸捕捉装置(33)は、逆鉤(41)とは逆の側に分離突起
(34)の側方に間隔を持って配置されている、前記針側
の分肢(NN)のための保持突起(35)と、糸捕捉装置
(33)の長手方向の縁(40)とともに逆鉤(41)を形成
している切り欠き(39)とを有し、保持突起(35)と分
離突起(34)との間に形成される切込部(36)の底部と
切り欠き(39)の底部との間隔に相当する量だけ、糸切
断後の針側の分肢(NN)の長さを長くしたこと、 を特徴とする糸切り装置。 - 【請求項2】切断刃(28)のための伝動装置(45から5
8)は形状拘束的に構成されていることを特徴とする、
請求項の範囲第1項記載の糸切り装置。 - 【請求項3】糸捕捉装置(33)及び切断刃(28)は、針
板(19)に固定された共通の案内手段(31)により案内
され、糸捕捉装置(33)の駆動レバー(45)が引張棒
(48)を介して、関節ピン(51)により針板(19)に支
承されている角度レバー(52)と次の様にして連結され
ていること、即ち関節ピン(51)が引張棒(48)の案内
スリット(49)に嵌合し、引張棒(48)に固定されてい
るピン(50)が角度レバー(52)の制御スリット(53)
に嵌合するようにして連結されていること、角度レバー
(52)は長穴・ピン結合部(57,58)を介して切断刃(2
8)に枢着されていることを特徴とする、請求の範囲第
1項又は第2項に記載の糸切り装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3715603A DE3715603C1 (de) | 1987-05-09 | 1987-05-09 | Fadenschneidvorrichtung fuer Zickzack-Naehmaschinen |
DE3715603.9 | 1987-05-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02503389A JPH02503389A (ja) | 1990-10-18 |
JP2912374B2 true JP2912374B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=6327241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63503661A Expired - Lifetime JP2912374B2 (ja) | 1987-05-09 | 1988-04-19 | ジグザグ縫いミシンのための糸切り装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5005504A (ja) |
EP (1) | EP0348436B1 (ja) |
JP (1) | JP2912374B2 (ja) |
KR (1) | KR950012454B1 (ja) |
BR (1) | BR8807499A (ja) |
DE (1) | DE3715603C1 (ja) |
ES (1) | ES2007485A6 (ja) |
WO (1) | WO1988008894A1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5289791A (en) * | 1993-03-31 | 1994-03-01 | General Motors Corporation | Sewing machine with thread wiper and auxiliary cutter |
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JP2880406B2 (ja) * | 1994-06-29 | 1999-04-12 | ジューキ株式会社 | ミシンの下糸端保持装置 |
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JP4245222B2 (ja) * | 1999-03-24 | 2009-03-25 | Juki株式会社 | ミシンの下糸切断装置 |
CN100350091C (zh) * | 2003-12-08 | 2007-11-21 | 星锐缝纫机股份有限公司 | 横式直筒缝纫机 |
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US6904854B1 (en) * | 2003-12-15 | 2005-06-14 | Shing Ray Sewing Machine Co., Ltd. | Transverse longitudinal-cylinder sewing machine |
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DE102021128687A1 (de) | 2021-11-04 | 2023-05-04 | Bundesdruckerei Gmbh | Klemmvorrichtung für einen Hinter- oder Unterfaden einer Nähmaschine |
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FR1284956A (fr) * | 1960-04-04 | 1962-02-16 | Pfaff Ag G M | Procédé pour la coupe du fil supérieur et du fil inférieur, dans les machines à coudre à point de navette, et dispositif pour la mise en oeuvre de ce procédé |
US3413944A (en) * | 1965-10-01 | 1968-12-03 | American Safety Table Co | Thread severing attachment for sewing machine |
ES354872A1 (es) * | 1967-07-07 | 1969-11-16 | Rimoldi C Spa Virginio | Dispositivo para cortar contemporaneamente los hilos de co-sido de una maquina de coser. |
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