JP2908198B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に、半導体メモリ装置において、α線の発生源が近接し
ておかれた場合でも、高いソフト・エラー耐力を持つメ
モリ・セルを実現することができる半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の半導体装置では、メモリの
大容量が進む中で、メモリ・セルのサイズ縮小が進みメ
モリ・セル単体の情報を蓄えるキャパスタの容量(C)
は少なくなっている。更に、消費電力削減や、トランジ
スタの微細化に伴う電源(V)の低電圧化も進んでいる
ため、個別のメモリ・セルの蓄積記憶電荷(=C・V)
は近年のバイポーラRAMでも100fC(フェムトク
ーロン)程度、MOS・SRAMでは数十fC、DRA
Mでは数fC以下であることが知られている。これに対
してα線がPN接合界面に照射される際に発生する電荷
によるメモリ・セルの情報破壊(ソフト・エラー)が発
生する。このソフト・エラーの発生機構については、例
えば解説(鈴木:電気学会誌Vo1101,No4,p
p39〜46)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特にこのα線は、セラ
ミック・半導体パッケージや、ハンダ等のウラン、トリ
ウム等の重金属不純物を多く含む材料から発生する割合
が多いことが知られている。従来この問題に対しては、
PN接合界面へのα線の照射確率を減らすために、重金
属不純物濃度の高い材料をメモリ・セルから遠ざけた
り、α線遮蔽物を入れる等で対応してきた。しかしなが
ら、このような従来の半導体装置ではハンダを直接チッ
プ内に載せるフリップ・チップやTAB形状の実装で
は、メモリ・セルとの間にα線遮蔽物を配置できないた
め、ソフト・エラーは大きな問題となっている。
【0004】図6はチップ上のメモリ・セルの断面図
で、直近にハンダ等のα線源がある場合の電荷発生の様
子を示した図である。ここでは、シリコン基板はP型
で、記憶ノードは+の電荷を蓄積しているN型領域であ
るとする。α線は斜め上方の比較的浅い角度からシリコ
ン基板に入射し、1μm当たり3万〜9万個の電子・正
孔対が発生する。このうちメモリ・セルの記憶ノードの
下のPN接合界面に広がる空乏層近発生した電子は記憶
ノードに収集され、この電子の電荷量がメモリ・セルの
蓄積記憶電荷の量を越えるとメモリ・セルの情報は破壊
される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
一方向に配列されたα線の発生源となる複数のハンダ・
バンプと、複数のハンダ・バンプに隣接し、短辺方向が
一義的に定まる記憶ノード拡散領域を有するメモリセル
が複数あるメモリセル領域とを有する半導体装置であっ
て、複数のハンダ・バンプの配列方向と記憶ノード拡散
領域の短辺方向とがほぼ垂直となるようにすることに特
徴があり、また、そのメモリセルがフリップ・フロップ
回路で構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明においては、半導体装置内のメモリ・セ
ルにおいて、その基板との接合界面の形状の長辺方向
が、ハンダ等のα線源の入射方向に対して直角に配置し
たことを特徴とするもので、α線の入射での1セル当た
りの発生電荷の収集量が通過距離が短くなることによ
り、減少し、ソフト・エラー耐量が上がり、また、1回
のα線入射で同一メモリ・セル内の対となるノードにほ
ぼ同量の電荷が発生することにより、メモリ・セルの反
転確率を減少させるものである。このように、本発明
は、半導体メモリ装置において、α線の発生源が近接し
ておかれた場合でも、高いソフト・エラー耐力を持つメ
モリ・セルを実現することができるものである。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 [実施例1]図1は本発明の一つの実施例の半導体装置
の平面図、図2は図1のa−a′での断面図である。こ
こでは半導体基板W上にハンダ・バンプHが配置され、
その間にメモリ・セル配列CAがある。図3は、図1、
図2のメモリ配置CAの拡大した単体メモリ・セルMC
の形状の平面図、図4はそのb−b′間での断面図、図
5は、図3のメモリ・セルの回路図を示している。ここ
でメモリ・セルMCは、PNP負荷型バイポーラ・メモ
リの場合で例示する。この実施例において、本発明の一
の発明の構成要件について、その対応を図1〜図5で説
明する。半導体装置の各メモリ・セル配列は、図1およ
び、図1のa−a´断面の図2でのCAであり、この部
分を拡大したものが図3である。ここで各メモリ・セル
MCは同一形状で規則的に配置されている。フリップ・
プロップ型のメモリ・セルの場合、その単位セルはU
a,Ubの一組からなる。重金属高濃度不純物で構成さ
れた半導体装置端子とは、図1及び図2のHである。メ
モリ・セルの情報記憶ノードとは、各メモリ・セルのM
Cについて、図3およびそのb−b´断面の図4のU
a,Ubであり、回路図(図5)のA及びBのノードに
あたる。メモリ・セルの情報記憶ノードの半導体接合界
面とは、図のUa,Ubの半導体基板面(シリコン基板
面)とのPN接合面をさし、図3のUa,Ubの下部、
図4のUa,Ub部下の実線で示された部分である。半
導体接合界面の形状の長手方向とは、図3のUa,Ub
について各Lyを取る方向である。情報記憶ノードの半
導体接合界面の形状の長手方向が、該半導体装置端子に
対して垂直に配置されるとは、図1のように平面図で見
た場合にハンダ・バンプHとメモリ・セル配列CAを直
線状に並べた方向(a−a´方向)に対して、図3で示
すLyの方向が90°ないしそれに近い角度になること
をいっている。
【0008】このような構成において、メモリ・セルM
Cの情報保持ノードA、Bの半導体界面の形状は、NP
NトランジスタTR1、TR2のコレクタとPNPトラ
ンジスタTR3、TR4のベースの共用のN型領域U
a、Ubで決まり、この直下のP型基板Wとの間に空乏
層Eが0.1〜1μm程度の厚さで広がっている。通常
のPNP負荷型メモリ・セルではN型領域Ua、Ubの
形状はPNPトランジスタの特性面から縦横比が1:3
〜6程度の長方形の形状となることが一般的である。こ
の実施例ではこの長辺方向を隣接するハンダ・バンプH
に対して直角に配置しており、かつ1つのメモリ・セル
の1対のN型領域Ua、Ubはハンダ・バンプHに対し
て直線的にならんでいる。
【0009】次にこの動作について説明する。一般に、
α線の基板のシリコン通過時の発生電荷Qは、入射時の
エネルギEと通過距離Lの関数として表される。また一
般に単位長さ当たりのα線での発生電荷はエネルギEが
低い程大きくなる。ハンダ・バンプHからのα線がメモ
リ・セルMCのN型領域Uaに入射した場合、α線は比
較的浅い角度で入射するため、α線はほぼN型領域Ua
の短辺の長さLxの区間で発生した電子が記憶ノードに
収集される。これはα線がN型領域Uaの長辺方向に通
過した場合の長さLyの発生電荷に比べて小さい。例と
して、図3のような形状で、Lx=3μm、Ly=15
μmとすると、その場合の最大発生電荷量Qmaxを求
めると、 Qmax(Lx)〜 43fC Qmax(Ly)〜165fC となる。
【0010】ソフト・エラーはα線で発生した電荷が、
メモリ・セルMCの情報保持ノードに収集され蓄積記憶
電荷を中和することに依って起こるため、記憶電荷量よ
り収集電荷量が大きい場合の確率だけで頻度は決定され
る。このため記憶電荷量が50fC程度のメモリ・セル
でも、本実施例の半導体装置ではソフト・エラーは発生
しない。また記憶電荷量がそれよりの小さい場合でもそ
の発生確率は長辺方向に通過した場合よりもソフト・エ
ラーの発生確率は少なくなる。更にこの実施例では、一
回のα線の入射で1つのメモリ・セルMC内の2つのN
型領域Ua、Ubに同時に電荷の収集が起こる確率を高
めることができ、その場合、他方で収集された電荷はメ
モリ・セルの反転を妨げる働きを持つので、ソフト・エ
ラーの発生を抑えるのに効果がある。
【0011】[実施例2]この実施例において、本発明
のもう一の発明の構成要件について、その対応を図3で
説明する。メモリ・セルがフリップ・プロップで構成さ
れとは、1つのメモリ・セルMC内の構成が図5のよう
に交差接続された2つのインバータであることであり、
該フリップ・プロップ内の2つの情報記憶ノードとは、
図5のA、Bであり、その平面図・図3のUa,Ubに
対応する。該フリップ・プロップ内の2つの情報記憶ノ
ードの半導体接合界面とは、図3のbーb´断面図4の
Ua,UbとP型Si基板WとのPN接合面をさす。該
半導体端子に対して、直線的に並ぶとは、1つのメモリ
・セルMC内の情報記憶ノードUa,Ubの配置が半導
体端子とほぼ一直線に並ぶことをいい、この場合1ケの
α線入射での電荷集収がUa,Ubでほぼ同時に同程度
発生する確率が高くなる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、メモリ・セルの記憶ノードとなる拡散領域
の短辺方向と複数のハンダ・バンプの配列方向とがほぼ
垂直となるようにすることにより、特別な付加手段なし
にソフト・エラーの発生確率を抑えることができるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の半導体装置の平面図。
【図2】本発明の第一の実施例の半導体装置の断面図。
【図3】本発明の第一の実施例の半導体装置の単体メモ
リ・セルの平面図。
【図4】本発明の第一の実施例の半導体装置の単体メモ
リ・セルの断面図。
【図5】本発明の第一の実施例の半導体装置の単体メモ
リ・セルの回路図。
【図6】従来例の半導体装置の単体メモリ・セルの断面
図。
【符号の説明】
MC : メモリ・セル A、B : 情報保持ノード Ua、Ub: N型領域 Tr1〜2: NPN型トランジスタ TR3〜4: PNP型トランジスタ E : 空乏層 CA : メモリ・セル配列 H : ハンダ・バンプ W : P型シリコン基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に配列されたα線の発生源となる
    複数のハンダ・バンプと、該複数のハンダ・バンプに隣
    接し、短辺方向が一義的に定まる記憶ノード拡散領域を
    有するメモリセルが複数あるメモリセル領域とを有する
    半導体装置において、前記複数のハンダ・バンプの配列
    方向と前記記憶ノード拡散領域の短辺方向とがほぼ垂直
    となるようにしたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルがフリップ・フロップ回
    路で構成されていることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
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