JP2906128B2 - アンロード機能付きリリーフ弁 - Google Patents

アンロード機能付きリリーフ弁

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JP2906128B2 JP1673196A JP1673196A JP2906128B2 JP 2906128 B2 JP2906128 B2 JP 2906128B2 JP 1673196 A JP1673196 A JP 1673196A JP 1673196 A JP1673196 A JP 1673196A JP 2906128 B2 JP2906128 B2 JP 2906128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧回路装置の安
全手段として使用されるアンロード機能付きリリーフ弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械などでは油圧主回路に設
けた例えば切換弁等のコントロール油圧バルブを、ジョ
イスティック弁と称するパイロットバルブからの制御圧
力流体で作動制御することが行われている。これは、該
油圧主回路に高圧若しくは大流量が流れるコントロール
油圧バルブの操作性を良くするため、あまり圧力の高く
ない小流量を流した別系統からの制御圧力流体で作動制
御し、オペレーターの疲労を少なくするためである。
【0003】こうした場合、パイロットバルブの油圧源
には、安全のために例えば図1に示すようなアンロード
機能付きのリリーフ弁aが使用されている。同図は油圧
主回路bに設けた切換弁のコントロール油圧バルブc
を、ジョイスティック弁のパイロットバルブdで作動制
御するようにしたもので、該油圧バルブcはパイロット
バルブdで制御したパイロット油圧源eからの流体の圧
力に応じた位置に移動し、該油圧主回路bに流れる流量
を制御する。安全のために該油圧源eに設けられるリリ
ーフ弁aは、圧力ポートiからタンクポートjへの排出
回路kに介在させたバランスピストン型リリーフ弁から
なるメインバルブfと、該圧力ポートiからタンクポー
トjへ連なるパイロット回路lにオリフィスg及びダイ
レクトリリーフバルブhを順次に設け、該オリフィスg
とダイレクトリリーフバルブhの間のパイロット回路l
を該メインバルブfのバランスピストンの2次側室に接
続し、該2次側室をタンクへ接続すると共にその接続回
路mに該メインバルブfがアンロード作動を行うための
切換弁nを設けて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】該リリーフ弁aは通常
の回路の安全のためにリリーフ作動する以外にパイロッ
トバルブdが操作されてもコントロール油圧バルブcが
作動しないように油圧源eをアンロードする必要がある
が、該リリーフ弁aは、油圧源eが高圧になったときダ
イレクトリリーフバルブhがまず開き、これによりメイ
ンバルブfの2次側室が低圧になってそのバランスピス
トンが排出回路kを開くべく移動してリリーフ作動を行
うも、該切換弁nを開いて油圧源eをアンロードすると
きには、メインバルブfのスプリング室をタンクへ接続
することでアンロードされるもので、オリフィスgを介
して常に流体が流れるため、メインバルブfはオリフィ
ス前後の差圧を確保する位置までしか開弁しないことに
なる。
【0005】即ち、アンロード作動時にオリフィスgに
より発生する差圧のためにアンロード圧力が高くなり、
メインバルブfが完全に開かず、特に低温時には作動流
体の粘性が大きくなり、アンロード圧力が高くなるため
パイロットバルブdを誤って動かすと油圧バルブcが作
動してしまい、油圧主回路bに接続した機器が不用意に
作動してしまう。
【0006】本発明は、低圧でアンロード機能を有する
バランスピストン型リリーフ弁を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、圧力ポート
からタンクポートへの排出回路に介在させたバランスピ
ストン型リリーフ弁のメインバルブと、該メインバルブ
にリリーフ作動を行わせるために該圧力ポートからタン
クポートへ連なるパイロット回路にオリフィスとダイレ
クトリリーフバルブを順次に設けると共に該オリフィス
とダイレクトリリーフバルブの間のパイロット回路を該
メインバルブのバランスピストンの2次側室に接続し、
該2次側室をタンクへ接続する接続回路に該メインバル
ブにアンロード作動を行わせるための切換弁を設けたリ
リーフ弁に於いて、該切換弁を該オリフィスの後方のパ
イロット回路に設けると共に、該切換弁に該オリフィス
を通過する圧力流体を該ダイレクトリリーフバルブ及び
該2次側室へ導くリリーフ位置と、該ダイレクトリリー
フバルブの流入口及び該2次側室をタンクへ接続するア
ンロード位置とを設けることにより、上記の目的を達成
するようにした。該切換弁を電磁切換弁とし、該圧力ポ
ートをポンプから延びる作動圧回路に接続することが好
ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図2に基づ
き説明すると、同図に於いて符号1はリリーフ弁を示
し、該リリーフ弁1は圧力ポート2からタンクポート3
への排出回路4に介在させたバランスピストン型リリー
フ弁から成るメインバルブ5と、該メインバルブ5にリ
リーフ作動を行わせるために該圧力ポート2からタンク
ポート3へ連なるパイロット回路6に図示のように順次
設けたオリフィス7とダイレクトリリーフバルブ8を備
え、該オリフィス7とダイレクトリリーフバルブ8の間
のパイロット回路6aを図3に示すように該メインバル
ブ5のバランスピストン9の2次側室10に接続し、該
2次側室10を接続回路11を介してタンク12に接続
した。該接続回路11には該メインバルブ5にアンロー
ド作動を行わせる切換弁13を介在させ、これが開くと
該メインバルブ5のバランスピストン9がばね14に抗
して圧力ポート2を開くように後退し、アンロード作動
が行われる。
【0009】該切換弁13は、2位置3ポートの電磁切
換弁で構成され、その切換位置を励磁されたときに該オ
リフィス7を通過する流体を該ダイレクトリリーフバル
ブ8及び該2次側室10へ導くリリーフ位置13aと、
消磁時に該ダイレクトリリーフバルブ8の流入口及び該
2次側室10をタンク12へ接続するアンロード位置1
3bに構成した。
【0010】該リリーフ弁1は、例えば図2に示すよう
に、油圧主回路20に設けた切換弁から成るコントロー
ル油圧バルブ21をジョイスティック弁のパイロットバ
ルブ22で作動制御する場合に、パイロット油圧源23
の流体をアンロードするようにその作動圧回路24に設
けて使用される。そして、該切換弁13をリリーフ位置
13aに入れておけば、該作動圧回路24の圧力がパイ
ロット回路6を介してダイレクトリリーフバルブ8に伝
わり、該バルブ8に設定した圧力を超えたとき該バルブ
8が開き、これによってメインバルブ5の2次側室10
の圧力が下がり、バランスピストン9がばね14に抗し
て後退することで排出回路4が開いて作動圧回路24の
圧力をタンク12へ排し、該作動圧回路24の圧力がダ
イレクトリリーフバルブ8の開弁圧力よりも低下すると
該バルブ8が閉じ、その結果バランスピストン9の前方
と2次側室10の圧力が同圧になるためばね14により
バランスピストン9がメインバルブ5を閉じ、作動圧回
路24の圧力を設定圧力以下に維持するリリーフ作動が
従来と同様に行われる。一方、該切換弁13をアンロー
ド位置13bに入れたときは、該パイロット回路6が遮
断されると共に2次側室10及びダイレクトリリーフバ
ルブ8の流入口が接続回路11を介してタンク12に接
続されるので、メインバルブ5のばね力よりも作動圧回
路24の圧力が上昇すれば、バランスピストン9は全開
までストロークし、しかも切換弁13の通過抵抗は無視
できるので、アンロード圧が低くなる。また、アンロー
ド時にはパイロット回路6に流体が流れないので、温度
の影響を受けずにアンロードすることができ、低温時に
アンロード圧力が高まることの不都合がない。
【0011】
【実施例】該リリーフ弁1の具体的構成は図3に示す如
くであり、圧力ポート2と2つのタンクポート3、15
を形成した弁筺16内に排出回路4を構成するL字形の
流路17を設けてそのコーナー部にばね14に押されて
シートする前面が閉鎖されたキャップ状のバランスピス
トン9を設け、該ばね14を設けた2次側室10をダイ
レクトリリーフバルブ8の弁筺18で塞ぎ、各弁筺1
6、18に該パイロット回路6を構成する流路19を設
けた。8aはダイレクトリリーフバルブ8の弁体、8b
は該弁体8aをシートに弾圧するばねである。該流路1
9は、圧力ポート2からオリフィス7を介して該切換弁
7へつながるパイロット回路と、2次側室10及び弁筺
18を該切換弁7を介してタンクポート15へつなぐパ
イロット回路を示す。該オリフィス7は、通常はバラン
スピストン自体に設けられ、そのためパイロット回路も
バランスピストンを通るが、本発明の場合、アンロード
圧力の高まりを防ぐためにバランスピストン9にはオリ
フィス7及びパイロット回路6を設けないようにした。
25は切換弁13のソレノイドである。
【0012】これの作動も前記の場合と同様であり、ソ
レノイド25を励磁して切換弁13をリリーフ位置13
aにしておくと、圧力ポート2の圧力が流路19のオリ
フィス7、切換弁13及び2次側室10を介してダイレ
クトリリーフバルブ8に作用し、その圧力が該バルブ8
のばね8bのばね力相当圧よりも高まるとその弁体8a
が開き、2次側室10が低圧になるので、バランスピス
トン9が後退してメインバルブ5がタンクポート3に連
なる排出回路4を開成し、その圧力が該ばね8bのばね
力相当圧よりも低下すると、ダイレクトリリーフバルブ
8とメインバルブ5が順次に閉じて圧力ポート2の圧力
を設定圧力以下に維持するリリーフ作動を行う。また、
該切換弁13のソレノイド25を消磁してアンロード位
置13bとしておくと、該流路19は遮断され、2次側
室10及びダイレクトリリーフバルブ8の流入口がタン
クポート15につながり、圧力ポート2の圧力による力
がばね14のばね力相当圧よりも大きければ、バランス
ピストン9が完全に後退して排出回路4を開き、流体を
圧力ポート2からタンクポート3へ排除するアンロード
作動が行われ、該ばね14のばね力はバランスピストン
9を移動させる程度の弱いもので足りるから、アンロー
ド圧力を低くすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、リリ
ーフ弁の圧力ポートからタンクポートへのパイロット回
路にオリフィスとダイレクトリリーフバルブを設けると
共に該オリフィスとダイレクトリリーフバルブの間のパ
イロット回路をメインバルブのバランスピストンの2次
側室に接続し、該2次側室をタンクへ接続する接続回路
にアンロード作動を行わせるための切換弁を設けたもの
に於いて、該切換弁を該オリフィスの後方のパイロット
回路に設けると共に、該切換弁に該オリフィス通過する
圧力流体を該ダイレクトリリーフバルブ及び該2次側室
へ導くリリーフ位置と、該ダイレクトリリーフバルブの
流入口及び該2次側室をタンクへ接続するアンロード位
置とを設けるようにしたので、アンロード時にメインバ
ルブを完全に開弁させることができ、リリーフ作動を損
なうことなく低い圧力でしかも流体温度が低温でも確実
にアンロード作動を行える等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアンロード機能を備えたリリーフ弁の説
明図
【図2】本発明のアンロード機能を備えたリリーフ弁の
説明図
【図3】図2のリリーフ弁の具体的構成の断面図
【符号の説明】
1 リリーフ弁、2 圧力ポート、3 タンクポート、
4 排出回路、5 メインバルブ、6,6a パイロッ
ト回路、7 オリフィス、8 ダイレクトリリーフバル
ブ、9 バランスピストン、10 2次側室、11 接
続回路、12 タンク、13 切換弁、13a リリー
フ位置、13b アンロード位置、14ばね

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力ポートからタンクポートへの排出回路
    に介在させたバランスピストン型リリーフ弁のメインバ
    ルブと、該メインバルブにリリーフ作動を行わせるため
    に該圧力ポートからタンクポートへ連なるパイロット回
    路にオリフィスとダイレクトリリーフバルブを順次に設
    けると共に該オリフィスとダイレクトリリーフバルブの
    間のパイロット回路を該メインバルブのバランスピスト
    ンの2次側室に接続し、該2次側室をタンクへ接続する
    接続回路に該メインバルブにアンロード作動を行わせる
    ための切換弁を設けたリリーフ弁に於いて、該切換弁を
    該オリフィスの後方のパイロット回路に設けると共に、
    該切換弁に該オリフィスを通過する圧力流体を該ダイレ
    クトリリーフバルブ及び該2次側室へ導くリリーフ位置
    と、該ダイレクトリリーフバルブの流入口及び該2次側
    室をタンクへ接続するアンロード位置とを設けたことを
    特徴とするアンロード機能付きリリーフ弁。
  2. 【請求項2】上記切換弁は電磁切換弁であり、上記圧力
    ポートをポンプから延びる作動圧回路に接続したことを
    特徴とする請求項1に記載のアンロード機能付きリリー
    フ弁。
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