JP3420679B2 - カートリッジ弁 - Google Patents
カートリッジ弁Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/02—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
- F15B13/0401—Valve members; Fluid interconnections therefor
- F15B13/0405—Valve members; Fluid interconnections therefor for seat valves, i.e. poppet valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K27/00—Construction of housing; Use of materials therefor
- F16K27/02—Construction of housing; Use of materials therefor of lift valves
- F16K27/029—Electromagnetically actuated valves
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に油圧弁に関
し、特に、油圧で解除しうる確実着座カートリッジ逆止
弁に関する。
し、特に、油圧で解除しうる確実着座カートリッジ逆止
弁に関する。
【0002】そのようなカートリッジ逆止弁は、パイロ
ット操作の逆止機能を備えた確実着座の2/2方弁であ
る。前記弁は流れを最小の漏洩で阻止し、油圧により解
除されると流れを自在とする。前記弁は、例えば、ピス
トンに外部の荷重がかかると、該ピストンのクリープ運
動を阻止するために油圧シリンダの作業ポートを気密遮
断するために使用される。遮断機能を実行するために
は、そのような弁は遮断のために圧力を用い、付加的な
外圧源に依存しない。
ット操作の逆止機能を備えた確実着座の2/2方弁であ
る。前記弁は流れを最小の漏洩で阻止し、油圧により解
除されると流れを自在とする。前記弁は、例えば、ピス
トンに外部の荷重がかかると、該ピストンのクリープ運
動を阻止するために油圧シリンダの作業ポートを気密遮
断するために使用される。遮断機能を実行するために
は、そのような弁は遮断のために圧力を用い、付加的な
外圧源に依存しない。
【0003】
【従来の技術】カートリッジ形2/2方弁は約30年も
の間フロー弁、方向制御弁および圧力制御弁のような油
圧制御装置に広く使用されてきた。カートリッジ形逆止
弁の詳細説明については、例えば、米国クリーブランド
で刊行の1980年12月11日付「機械設計」(“M
achine Design”)の52巻28号の14
3〜147頁に記載のデービットシー・ダウンズ(Da
vid C.Downs)による「カートリッジ形逆止
弁:油圧制御の新しい選択」(“Cartridge
check valves:new option f
or hydraulic control”)と題す
る論文を参照されたい。カートリッジ着座形の2/2方
弁は同様にドイツ国特許公報第DE−A 361992
7号に記載されている。
の間フロー弁、方向制御弁および圧力制御弁のような油
圧制御装置に広く使用されてきた。カートリッジ形逆止
弁の詳細説明については、例えば、米国クリーブランド
で刊行の1980年12月11日付「機械設計」(“M
achine Design”)の52巻28号の14
3〜147頁に記載のデービットシー・ダウンズ(Da
vid C.Downs)による「カートリッジ形逆止
弁:油圧制御の新しい選択」(“Cartridge
check valves:new option f
or hydraulic control”)と題す
る論文を参照されたい。カートリッジ着座形の2/2方
弁は同様にドイツ国特許公報第DE−A 361992
7号に記載されている。
【0004】標準的なカートリッジ着座形2/2方弁は
1) 正面主流路接続部Aと、横方向の主流路接続部B
と、主流路接続部AとBとの間の弁座とを備えた制御ブ
ロックに装着する弁スリーブと、 2) 弁座の案内孔において軸線方向に運動可能となる
ように嵌合され、その第1の端部が弁座のための閉鎖コ
ーンを形成している弁ピストンすなわちポペットと、 3) 弁座の方向に弁ピストンに閉鎖力を加えるように
弁ピストンに割り当てられた閉鎖ばねと、 4) 弁座を軸線方向に閉鎖し、その中で、弁ピストン
の他端が制御用前面AXを形成している制御室を画成す
る弁カバーとを含む。
と、主流路接続部AとBとの間の弁座とを備えた制御ブ
ロックに装着する弁スリーブと、 2) 弁座の案内孔において軸線方向に運動可能となる
ように嵌合され、その第1の端部が弁座のための閉鎖コ
ーンを形成している弁ピストンすなわちポペットと、 3) 弁座の方向に弁ピストンに閉鎖力を加えるように
弁ピストンに割り当てられた閉鎖ばねと、 4) 弁座を軸線方向に閉鎖し、その中で、弁ピストン
の他端が制御用前面AXを形成している制御室を画成す
る弁カバーとを含む。
【0005】添付図面における図1は、油圧回路におい
てパイロット操作の逆止弁として用いられる標準的な2
/2方カートリッジ弁を示す。圧力pA、すなわち接続
部Aにおいて遮断されるべき圧力を遮断するために、圧
力pAは弁カバーに一体化された制御可能弁座形のシャ
ットル弁を介して制御室へ導入される。下記の式が満足
される場合、弁ピストンは力が均衡している。 pAAA+pBAB=pAAx+Fspring
てパイロット操作の逆止弁として用いられる標準的な2
/2方カートリッジ弁を示す。圧力pA、すなわち接続
部Aにおいて遮断されるべき圧力を遮断するために、圧
力pAは弁カバーに一体化された制御可能弁座形のシャ
ットル弁を介して制御室へ導入される。下記の式が満足
される場合、弁ピストンは力が均衡している。 pAAA+pBAB=pAAx+Fspring
【外1】
なので開放圧力pBは、
【外2】
である。
【0006】弁を開放するには、制御圧力接続部Yが加
圧され、一方制御圧力接続部Xはタンクに排出される。
弁カバーにおけるシャットル弁は非加圧制御室を制御圧
力接続部Xを介してタンクに接続する。弁ピストンの弁
座面AAと環状面ABとに作用する圧力がばね力に抗して
弁ピストンを弁カバーの停止部材に向かって押し、弁を
開放する。電磁制御弁座形3/2方弁を油圧制御弁座形
シャットル弁の代りに用いることができる。シャットル
弁並びに3/2方弁においては、一方では制御圧力接続
部CとZ2との間で、他方では制御圧力接続部Xにおい
て何ら漏洩が発生しないように確実にする必要がある。
さもなければ、接続部Aにおける圧力の満足な保持を保
証することができない。図1に示す油圧回路において
は、圧力解放Yで開始する圧力pAに抗する閉鎖が基本
的に閉鎖ばねによって行われるのは不利である。実際
に、このことは好ましくない長時間の閉鎖時間をもたら
す。
圧され、一方制御圧力接続部Xはタンクに排出される。
弁カバーにおけるシャットル弁は非加圧制御室を制御圧
力接続部Xを介してタンクに接続する。弁ピストンの弁
座面AAと環状面ABとに作用する圧力がばね力に抗して
弁ピストンを弁カバーの停止部材に向かって押し、弁を
開放する。電磁制御弁座形3/2方弁を油圧制御弁座形
シャットル弁の代りに用いることができる。シャットル
弁並びに3/2方弁においては、一方では制御圧力接続
部CとZ2との間で、他方では制御圧力接続部Xにおい
て何ら漏洩が発生しないように確実にする必要がある。
さもなければ、接続部Aにおける圧力の満足な保持を保
証することができない。図1に示す油圧回路において
は、圧力解放Yで開始する圧力pAに抗する閉鎖が基本
的に閉鎖ばねによって行われるのは不利である。実際
に、このことは好ましくない長時間の閉鎖時間をもたら
す。
【0007】閉鎖時間に関する重要な改良は図2に示す
所謂能動制御の2/2方カートリッジ弁を使用すること
により達成される。図2に示す能動制御の2/2方カー
トリッジ弁と図1に示す標準的な2/2方カートリッジ
弁との間の基本的な差異は、弁スリーブがより大きい断
面部AXを備えた肩部を有する弁ピストンに対する段付
き案内孔を有することである。弁ピストンのこの肩部
は、制御圧力接続部Yに流体結合された環状の第2の制
御室を案内孔の内部で画成する。この第2の制御室にお
いては、弁ピストンの肩部は開放方向に作用する付加的
な環状制御面AYを形成する。圧力pAにより、すなわち
接続部Aにおいて遮断すべき圧力により閉鎖コーンを遮
断するためには、前方制御室は、例えば弁カバーと一体
化された制御可能弁座形シャットル弁を介して制御圧p
X=pAに露出する必要があり、第2の制御室はタンク内
へ排出する必要がある。従って、付加的な静圧力p
A(AX−AC)は閉鎖運動の間ばね圧力を支持する。こ
の能動静圧閉鎖力は図1に示す方法と比較して閉鎖時間
を10以上の係数だけ低減させることができる。制御面
AXを大きくし、その結果制御油の量積が大きくなって
いる結果、パイロット多方弁における対応して大きい通
過流量をスイッチ時間を短くするために必要とされる。
図1に示す方法と同様に、図2に示す方法において、一
方では制御圧力接続部CとZ2との間、そして他方にお
いて制御圧力接続部Xとの間において何ら漏洩が発生し
ないように保証する必要がある。
所謂能動制御の2/2方カートリッジ弁を使用すること
により達成される。図2に示す能動制御の2/2方カー
トリッジ弁と図1に示す標準的な2/2方カートリッジ
弁との間の基本的な差異は、弁スリーブがより大きい断
面部AXを備えた肩部を有する弁ピストンに対する段付
き案内孔を有することである。弁ピストンのこの肩部
は、制御圧力接続部Yに流体結合された環状の第2の制
御室を案内孔の内部で画成する。この第2の制御室にお
いては、弁ピストンの肩部は開放方向に作用する付加的
な環状制御面AYを形成する。圧力pAにより、すなわち
接続部Aにおいて遮断すべき圧力により閉鎖コーンを遮
断するためには、前方制御室は、例えば弁カバーと一体
化された制御可能弁座形シャットル弁を介して制御圧p
X=pAに露出する必要があり、第2の制御室はタンク内
へ排出する必要がある。従って、付加的な静圧力p
A(AX−AC)は閉鎖運動の間ばね圧力を支持する。こ
の能動静圧閉鎖力は図1に示す方法と比較して閉鎖時間
を10以上の係数だけ低減させることができる。制御面
AXを大きくし、その結果制御油の量積が大きくなって
いる結果、パイロット多方弁における対応して大きい通
過流量をスイッチ時間を短くするために必要とされる。
図1に示す方法と同様に、図2に示す方法において、一
方では制御圧力接続部CとZ2との間、そして他方にお
いて制御圧力接続部Xとの間において何ら漏洩が発生し
ないように保証する必要がある。
【0008】圧力の無い第2の制御室により、弁座を閉
鎖している弁ピストンは下式が満足されておれば力が均
衡している。 pAAA+pBAB=pAAX+Fspring
鎖している弁ピストンは下式が満足されておれば力が均
衡している。 pAAA+pBAB=pAAX+Fspring
【0009】開放圧力pBは
pB=pA(AX−AA)/AB+Fspring/AB
である。
【0010】この圧力pBは図1に示す弁における圧力
より著しく高いことが認められる。
より著しく高いことが認められる。
【0011】制御面AYに圧力を加え、制御面AXの圧力
を解放することにより、弁ピストンは能動的に上端停止
部に向かって移動されうる。
を解放することにより、弁ピストンは能動的に上端停止
部に向かって移動されうる。
【0012】パイロット操作制御弁として用いられる2
/2方カートリッジ弁は欧州特許第EP−A−0634
577号から周知である。この弁と図2に示す2/2方
カートリッジ弁との基本的な差異は、弁スリーブを通じ
ての接続ダクトが環状の第2の制御室を接続部Bに結合
することである。接続部Aにおいて圧力pAを遮断する
ためには、第1の制御室が制御圧力pX=pAに露出され
る。弁座の断面部よりも大きくされている第1の制御室
におけるピストン肩の断面部により、閉鎖ばねの閉鎖力
を助勢する静圧閉鎖力を発生させることにより接続部A
は圧力pAに対して安定して遮断される。標準的な2/
2方カートリッジ弁におけると同様、基本的には閉鎖ば
ねは接続部AおよびBにおいて圧力pAに対して閉鎖す
るのに有効であって、これは好ましくない長い閉鎖時間
をもたらす。対照的に、第1の制御室がタンクに排出さ
れる場合、前述の2/2方制御弁は、閉鎖ばねの閉鎖力
に対して主流路接続部Aおよび(または)Bにおける対
応する圧力において開放し、従って実際の遮断方向を有
していない。
/2方カートリッジ弁は欧州特許第EP−A−0634
577号から周知である。この弁と図2に示す2/2方
カートリッジ弁との基本的な差異は、弁スリーブを通じ
ての接続ダクトが環状の第2の制御室を接続部Bに結合
することである。接続部Aにおいて圧力pAを遮断する
ためには、第1の制御室が制御圧力pX=pAに露出され
る。弁座の断面部よりも大きくされている第1の制御室
におけるピストン肩の断面部により、閉鎖ばねの閉鎖力
を助勢する静圧閉鎖力を発生させることにより接続部A
は圧力pAに対して安定して遮断される。標準的な2/
2方カートリッジ弁におけると同様、基本的には閉鎖ば
ねは接続部AおよびBにおいて圧力pAに対して閉鎖す
るのに有効であって、これは好ましくない長い閉鎖時間
をもたらす。対照的に、第1の制御室がタンクに排出さ
れる場合、前述の2/2方制御弁は、閉鎖ばねの閉鎖力
に対して主流路接続部Aおよび(または)Bにおける対
応する圧力において開放し、従って実際の遮断方向を有
していない。
【0013】遮断方向が接続部Bから接続部Aへ、ある
いは遮断方向が接続部Aから接続部Bへのいずれかで、
逆止弁として使用しうる前述の2/2方弁の変形も同様
に欧州特許第EP−A−0634577号に記載されて
いる。前述の2/2方弁が、遮断方向が接続部Bから接
続部Aである逆止弁として用いられる場合、第1と第2
の制御室はピストン肩を通る孔を介して相互に接続され
るべきである。対照的に、第1の制御室が弁ピストンの
孔を介して接続部Aに接続される場合、接続部AからB
への遮断方向が達成される。しかしながら、これらの逆
止弁は油圧によって開放することができない。
いは遮断方向が接続部Aから接続部Bへのいずれかで、
逆止弁として使用しうる前述の2/2方弁の変形も同様
に欧州特許第EP−A−0634577号に記載されて
いる。前述の2/2方弁が、遮断方向が接続部Bから接
続部Aである逆止弁として用いられる場合、第1と第2
の制御室はピストン肩を通る孔を介して相互に接続され
るべきである。対照的に、第1の制御室が弁ピストンの
孔を介して接続部Aに接続される場合、接続部AからB
への遮断方向が達成される。しかしながら、これらの逆
止弁は油圧によって開放することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は油圧により開
放しうる改良された気密遮断機能を備えたカートリッジ
弁に関する。
放しうる改良された気密遮断機能を備えたカートリッジ
弁に関する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による二方弁と図
2に示す二方弁との間の基本的差異は、弁ピストンが補
助ピストンに対して軸線方向に移動でき、かつ内側案内
孔が補助ピストンにより軸線方向にシールされるように
ピストンの肩部の内側案内孔内へ嵌合されている補助ピ
ストンである。内側案内孔の断面部ASは段付き孔の第
1段のシールされた断面部ACと同じか、あるいはそれ
より大きく、ピストンの肩部が第1の制御室において環
状の圧力領域AXを形成している。弁ピストンを貫通す
る接続孔が内側案内孔を弁ピストンの端面におけるオリ
フィスに結合する。遮断すべき圧力pAが、補助ピスト
ンによって気密シールされた内側案内孔において直接蓄
積しうる。この圧力が、弁ピストンの閉鎖方向に作用
し、面積(AS−AA)に比例し、ばねの遮断力を助勢す
る静圧遮断力を発生させる。AC=ASである場合、閉鎖
過程の間弁ピストンは静圧的に補償され、閉鎖ばねが圧
力による力を上廻る必要はない。AC<ASである場合、
閉鎖ばねを助勢する静圧閉鎖部pA(AS−AC)は閉鎖
過程の間弁ピストンに作用する。第1の制御室への圧力
の導入は、付加的な静圧閉鎖力を発生させ、かくして例
えば、閉鎖速度すなわち静圧遮断力を著しく増加させ
る。ピストンの肩部は第1の制御室において環状の圧力
領域AXのみを形成するので、閉鎖方向における弁ピス
トンの軸線方向移動に要する制御用油の消費は図2に示
す弁形式におけるよりも少ない。対照的に、弁を安定し
て開放するための静圧開放力は第2の制御室へ圧力を導
入することにより発生させることができる。
2に示す二方弁との間の基本的差異は、弁ピストンが補
助ピストンに対して軸線方向に移動でき、かつ内側案内
孔が補助ピストンにより軸線方向にシールされるように
ピストンの肩部の内側案内孔内へ嵌合されている補助ピ
ストンである。内側案内孔の断面部ASは段付き孔の第
1段のシールされた断面部ACと同じか、あるいはそれ
より大きく、ピストンの肩部が第1の制御室において環
状の圧力領域AXを形成している。弁ピストンを貫通す
る接続孔が内側案内孔を弁ピストンの端面におけるオリ
フィスに結合する。遮断すべき圧力pAが、補助ピスト
ンによって気密シールされた内側案内孔において直接蓄
積しうる。この圧力が、弁ピストンの閉鎖方向に作用
し、面積(AS−AA)に比例し、ばねの遮断力を助勢す
る静圧遮断力を発生させる。AC=ASである場合、閉鎖
過程の間弁ピストンは静圧的に補償され、閉鎖ばねが圧
力による力を上廻る必要はない。AC<ASである場合、
閉鎖ばねを助勢する静圧閉鎖部pA(AS−AC)は閉鎖
過程の間弁ピストンに作用する。第1の制御室への圧力
の導入は、付加的な静圧閉鎖力を発生させ、かくして例
えば、閉鎖速度すなわち静圧遮断力を著しく増加させ
る。ピストンの肩部は第1の制御室において環状の圧力
領域AXのみを形成するので、閉鎖方向における弁ピス
トンの軸線方向移動に要する制御用油の消費は図2に示
す弁形式におけるよりも少ない。対照的に、弁を安定し
て開放するための静圧開放力は第2の制御室へ圧力を導
入することにより発生させることができる。
【0016】弁座のシールされた断面部AAと概ね同じ
か、極く僅かに大きい、段付き孔の第1の段のシールさ
れた断面部ACを選択することによって、弁座における
圧力損失の低い油圧パイロット操作カートリッジ弁が得
られる。この弁では逆止弁機能は何ら達成しえないの
で、それは例えば、第1と第2の制御室を制御する多方
パイロット弁によって開放が専ら行われる油圧制御装置
において用いられる。
か、極く僅かに大きい、段付き孔の第1の段のシールさ
れた断面部ACを選択することによって、弁座における
圧力損失の低い油圧パイロット操作カートリッジ弁が得
られる。この弁では逆止弁機能は何ら達成しえないの
で、それは例えば、第1と第2の制御室を制御する多方
パイロット弁によって開放が専ら行われる油圧制御装置
において用いられる。
【0017】段付き孔の第1の段のシールされた断面部
ACが弁座のシールされた断面部AAより環状面積AB分
だけ大きく、そのため弁が特定の差圧pB−pA>0によ
って開放するとすれば流れ方向がBからAである逆止弁
機能を備えた油圧パイロット操作弁が得られる。
ACが弁座のシールされた断面部AAより環状面積AB分
だけ大きく、そのため弁が特定の差圧pB−pA>0によ
って開放するとすれば流れ方向がBからAである逆止弁
機能を備えた油圧パイロット操作弁が得られる。
【0018】閉鎖ばねは弁ピストンと補助ピストンとの
間に装着されることが有利で、補助ピストンは弁カバー
に対して閉鎖ばねによって押圧される。補助ピストン
は、内側案内孔において自動心出しするための必要な運
動自由度を有するように半径方向および軸線方向の遊び
を付けて弁カバーに固定されている。従って、弁ピスト
ンに対して高価な多嵌合は何ら必要ない。補助ピストン
は、内側案内孔へ圧力を導入する場合と第1の制御室へ
圧力を導入する場合の双方において弁ピストンの軸心に
対して自動心出ししうる。
間に装着されることが有利で、補助ピストンは弁カバー
に対して閉鎖ばねによって押圧される。補助ピストン
は、内側案内孔において自動心出しするための必要な運
動自由度を有するように半径方向および軸線方向の遊び
を付けて弁カバーに固定されている。従って、弁ピスト
ンに対して高価な多嵌合は何ら必要ない。補助ピストン
は、内側案内孔へ圧力を導入する場合と第1の制御室へ
圧力を導入する場合の双方において弁ピストンの軸心に
対して自動心出ししうる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による2ポートカートリッ
ジ弁の基本構造を図3に基いて説明する。弁10は基本
的に弁スリーブ12と、弁ピストン14と、閉鎖ばね1
6と、弁カバー18とからなる。弁スリーブ12の下部
分はマニホルド、すなわち制御ブロック20の段付き孔
22,24に密封されている。第1の主流路接続部Aが
制御ブロック20の段付き孔の第1の段22へ共軸線関
係で通じる。第2の主流路接続部Bが制御ブロック20
の段付き孔の第2の段24へ横方向に通じる。弁スリー
ブ12の上部分は弁カバー18の孔へ密封されている。
弁カバーの方は制御ブロック20の接続面26に固定さ
れている。
ジ弁の基本構造を図3に基いて説明する。弁10は基本
的に弁スリーブ12と、弁ピストン14と、閉鎖ばね1
6と、弁カバー18とからなる。弁スリーブ12の下部
分はマニホルド、すなわち制御ブロック20の段付き孔
22,24に密封されている。第1の主流路接続部Aが
制御ブロック20の段付き孔の第1の段22へ共軸線関
係で通じる。第2の主流路接続部Bが制御ブロック20
の段付き孔の第2の段24へ横方向に通じる。弁スリー
ブ12の上部分は弁カバー18の孔へ密封されている。
弁カバーの方は制御ブロック20の接続面26に固定さ
れている。
【0020】(主流路口Aとしても指示する)軸線方向
の主流路口28が弁スリーブ12の第1の端部に位置
し、軸線方向の主流路30により弁スリーブ12内へ延
在している。制御ブロック20の孔の第2の段24にお
いて、弁スリーブ12は環状室32を画成しており、該
環状室は弁スリーブ12における(主流路口Bとしても
指示する)横方向主流路口34を介して主流路30に接
続されている。傾斜壁を備えた弁座36が軸線方向の第
1の主流路口28と、主流路30の横方向の第2の主流
路口34との間に配設されている。
の主流路口28が弁スリーブ12の第1の端部に位置
し、軸線方向の主流路30により弁スリーブ12内へ延
在している。制御ブロック20の孔の第2の段24にお
いて、弁スリーブ12は環状室32を画成しており、該
環状室は弁スリーブ12における(主流路口Bとしても
指示する)横方向主流路口34を介して主流路30に接
続されている。傾斜壁を備えた弁座36が軸線方向の第
1の主流路口28と、主流路30の横方向の第2の主流
路口34との間に配設されている。
【0021】弁ピストン14の第1の案内孔38は弁ス
リーブ12の第2の端部に向かって主流路34の上方に
延在する。第1の案内孔38は、断面積が著しくより大
きい第2の案内孔40を通して弁スリーブ12の第2の
端部まで軸線方向に延在する。
リーブ12の第2の端部に向かって主流路34の上方に
延在する。第1の案内孔38は、断面積が著しくより大
きい第2の案内孔40を通して弁スリーブ12の第2の
端部まで軸線方向に延在する。
【0022】弁ピストン14は、弁スリーブ12の段付
き孔において軸線方向に運動可能なように嵌合されてい
る段付きピストンとして設計されている。弁座36と面
する弁ピストン14の端部は弁座36の閉鎖要素42を
形成する。図示する断面部AAは、主流路口Aに向かっ
て閉鎖要素42によってシールされている弁座36の断
面部である。第1の案内孔38において、ピストンはシ
ール要素44によってシールされている。図1におい
て、第1の案内孔38においてシールされた断面部AC
は環状面積ABだけ弁座36のシールされた断面部AAよ
り大きい。
き孔において軸線方向に運動可能なように嵌合されてい
る段付きピストンとして設計されている。弁座36と面
する弁ピストン14の端部は弁座36の閉鎖要素42を
形成する。図示する断面部AAは、主流路口Aに向かっ
て閉鎖要素42によってシールされている弁座36の断
面部である。第1の案内孔38において、ピストンはシ
ール要素44によってシールされている。図1におい
て、第1の案内孔38においてシールされた断面部AC
は環状面積ABだけ弁座36のシールされた断面部AAよ
り大きい。
【0023】弁ピストン14は第2の端部において、案
内孔の第2の段40を軸線方向に第1の制御室48と第
2の制御室50とに分割する肩46を有する。第2の段
40は第1の段38より約60〜100%大きい断面積
を有しうる。前記断面部の最大の広がりは弁12の最小
の肉厚によって決まる。図1においては、第2の段40
のシールされた断面部をADで示す。
内孔の第2の段40を軸線方向に第1の制御室48と第
2の制御室50とに分割する肩46を有する。第2の段
40は第1の段38より約60〜100%大きい断面積
を有しうる。前記断面部の最大の広がりは弁12の最小
の肉厚によって決まる。図1においては、第2の段40
のシールされた断面部をADで示す。
【0024】ピストンの肩46は内側案内孔52を有
し、該案内孔には補助ピストン54が、弁ピストン14
が補助ピストン54に対して軸線方向に運動でき、かつ
内側案内孔52が補助ピストン54によって軸線方向に
シールされるように嵌合されている。補助ピストン54
によってシールされるこの内側案内孔52の断面部AS
は弁ピストン14によってシールされる断面部ACと同
じサイズか、あるいは用途に応じてそれより僅かに大き
い。
し、該案内孔には補助ピストン54が、弁ピストン14
が補助ピストン54に対して軸線方向に運動でき、かつ
内側案内孔52が補助ピストン54によって軸線方向に
シールされるように嵌合されている。補助ピストン54
によってシールされるこの内側案内孔52の断面部AS
は弁ピストン14によってシールされる断面部ACと同
じサイズか、あるいは用途に応じてそれより僅かに大き
い。
【0025】閉鎖ばね16は、弁座36の方向に弁ピス
トン14に閉鎖力を加えるように弁ピストン14に供さ
れている。この閉鎖ばね16は弁ピストン14と補助ピ
ストン54との間に装着され、補助ピストンが弁カバー
18に対して閉鎖ばね16によって押圧され、弁カバー
18上に位置するようにすることが有利である。弁ピス
トン14に十分長い閉鎖ばね16が収容しうるようにす
るために、内側案内孔52がばね室56だけ閉鎖要素4
2に向かって延在している。補助ピストン54は円筒形
の肩58を有し、該肩は半径方向の遊びを備えて弁カバ
ー18の円筒形室60に嵌合され、軸線方向の遊びを備
えて円筒形室60において環状フランジ62によって固
定されている。環状フランジ62自体が弁カバー18と
弁スリーブ12との間に締着されている。弁カバー18
に補助ピストン54を固定するこの方法により、補助ピ
ストン54は内側案内孔52において自動心出しするた
めの運動自由度を有している。
トン14に閉鎖力を加えるように弁ピストン14に供さ
れている。この閉鎖ばね16は弁ピストン14と補助ピ
ストン54との間に装着され、補助ピストンが弁カバー
18に対して閉鎖ばね16によって押圧され、弁カバー
18上に位置するようにすることが有利である。弁ピス
トン14に十分長い閉鎖ばね16が収容しうるようにす
るために、内側案内孔52がばね室56だけ閉鎖要素4
2に向かって延在している。補助ピストン54は円筒形
の肩58を有し、該肩は半径方向の遊びを備えて弁カバ
ー18の円筒形室60に嵌合され、軸線方向の遊びを備
えて円筒形室60において環状フランジ62によって固
定されている。環状フランジ62自体が弁カバー18と
弁スリーブ12との間に締着されている。弁カバー18
に補助ピストン54を固定するこの方法により、補助ピ
ストン54は内側案内孔52において自動心出しするた
めの運動自由度を有している。
【0026】弁ピストン14を貫通する接続孔64が内
側案内孔52を閉鎖要素42の端面にある中央オリフィ
スに油圧接続することによって、案内室52と主流路接
続部Aとの間で常に圧力を均衡させる。
側案内孔52を閉鎖要素42の端面にある中央オリフィ
スに油圧接続することによって、案内室52と主流路接
続部Aとの間で常に圧力を均衡させる。
【0027】第1の制御室48において、ピストンの肩
部46は閉鎖方向に作用する環状の圧力領域AXを形成
し、それによりAX=AD−ASとなる。この第1の制御
室48は、環状フランジ62の接続孔68と環状流路7
0とを介して弁カバー18の第1の制御圧力接続部72
に接続されている。この第1の制御圧力接続部72は以
下「制御圧力接続部X」として指示する。
部46は閉鎖方向に作用する環状の圧力領域AXを形成
し、それによりAX=AD−ASとなる。この第1の制御
室48は、環状フランジ62の接続孔68と環状流路7
0とを介して弁カバー18の第1の制御圧力接続部72
に接続されている。この第1の制御圧力接続部72は以
下「制御圧力接続部X」として指示する。
【0028】第2の制御室50において、ピストンの肩
46は開放方向に作用する環状の圧力領域AYを形成
し、それによりAY=AD−ACとなる。この第2の制御
室50は弁スリーブ12の接続孔74と環状流路76と
を介して弁カバー18の第2の制御圧力接続部78に接
続されている。この第2の制御圧力接続部78は以下
「制御圧力接続部Y」として指示する。図3において、
ピストンの肩46は2個の制御室48,50を相互に対
して機械的にシールするが、案内室52とピストンの肩
46との間にシール要素を入れてもよい。しかしなが
ら、2個の制御室48と50との間の気密シールは殆ん
どの場合必要ない。制御圧力接続部XとYとはブロック
孔を介して対応するパイロット弁、例えば4/2方制御
弁80に接続され、前記4/2方制御弁80も同様に、
個々の接続部の間の漏洩に対して何ら特別の要件に対応
する必要はない。
46は開放方向に作用する環状の圧力領域AYを形成
し、それによりAY=AD−ACとなる。この第2の制御
室50は弁スリーブ12の接続孔74と環状流路76と
を介して弁カバー18の第2の制御圧力接続部78に接
続されている。この第2の制御圧力接続部78は以下
「制御圧力接続部Y」として指示する。図3において、
ピストンの肩46は2個の制御室48,50を相互に対
して機械的にシールするが、案内室52とピストンの肩
46との間にシール要素を入れてもよい。しかしなが
ら、2個の制御室48と50との間の気密シールは殆ん
どの場合必要ない。制御圧力接続部XとYとはブロック
孔を介して対応するパイロット弁、例えば4/2方制御
弁80に接続され、前記4/2方制御弁80も同様に、
個々の接続部の間の漏洩に対して何ら特別の要件に対応
する必要はない。
【0029】制御圧力接続部XおよびYに圧力が無い場
合、図3に示す弁は流れ方向がBからAへの逆止弁とし
て作動する。主流路接続部Aにおける圧力pAは静圧の
閉鎖力pA(AS−AA)を発生させ、この閉鎖力はAS>
AAのため弁をAからBへの流れ方向に遮断する。弁ピ
ストン14は圧力pAが高ければ高いほど弁座36に対
してしっかりと押圧される。シール要素82が内側案内
孔52において補助ピストン54を気密シールし、制御
圧力接続部Xを介しての圧力低下を阻止する。弁ピスト
ン14は接続部Aと内側案内室52との間で圧力が直接
均衡することにより自動的に遮断される。図1と図2と
に示す回路とは対照的に、制御弁80における漏洩が接
続部Aにおける圧力の保持にもはや何ら影響することが
ないため制御弁80としてシート弁を設ける必要はな
い。
合、図3に示す弁は流れ方向がBからAへの逆止弁とし
て作動する。主流路接続部Aにおける圧力pAは静圧の
閉鎖力pA(AS−AA)を発生させ、この閉鎖力はAS>
AAのため弁をAからBへの流れ方向に遮断する。弁ピ
ストン14は圧力pAが高ければ高いほど弁座36に対
してしっかりと押圧される。シール要素82が内側案内
孔52において補助ピストン54を気密シールし、制御
圧力接続部Xを介しての圧力低下を阻止する。弁ピスト
ン14は接続部Aと内側案内室52との間で圧力が直接
均衡することにより自動的に遮断される。図1と図2と
に示す回路とは対照的に、制御弁80における漏洩が接
続部Aにおける圧力の保持にもはや何ら影響することが
ないため制御弁80としてシート弁を設ける必要はな
い。
【0030】制御室48,50に圧力が無い場合、下記
の式が満足されると、弁座36を閉鎖する弁ピストン1
4は力が均衡している。 pAAA+pBAB=pAAS+Fspring
の式が満足されると、弁座36を閉鎖する弁ピストン1
4は力が均衡している。 pAAA+pBAB=pAAS+Fspring
【0031】従って、開放圧力pBは以下の通りであ
る。 pB=pA(AS−AA/AB+Fspring/AB
る。 pB=pA(AS−AA/AB+Fspring/AB
【0032】AS<ADなので、この開放圧力は常に、図
2に示す弁の開放圧力より小さい。
2に示す弁の開放圧力より小さい。
【0033】
【外3】
である場合、
【外4】
すなわち、開放圧力は図1に示す弁の開放圧力と概ね同
じである。
じである。
【0034】pA=0である場合、弁ピストン14は専
ら閉鎖ばね16により弁座36に対して弾圧される。主
流路接続部Bでの開放圧力pBはこの場合、pB=F
spring./AB.である。
ら閉鎖ばね16により弁座36に対して弾圧される。主
流路接続部Bでの開放圧力pBはこの場合、pB=F
spring./AB.である。
【0035】従来の油圧のパイロット操作逆止弁とは対
照的に、図3に示す弁は、制御圧力接続部Xへ圧力を導
入すること、および制御圧力接続部Yをタンクへ解放す
ることの双方により双方の流れ方向に遮断することがで
きる。制御圧力pXが第1の制御室48における環状の
面AXに作用し、付加的な静圧作用の閉鎖力を蓄積す
る。pAより高い制御圧力pXにおいて補助ピストン54
が内側案内孔52内へ入り込むのを阻止するために、こ
の軸線方向の動きは環状フランジ62によって阻止され
る。その結果、環状面AXのみが有効となり、制御油の
量は現状の技術と比較して明らかに低減し、その結果閉
鎖時間が短く、あるいは制御油の流量が小さくなり、す
なわち制御弁を小さくできる。環状のフランジ62が無
い場合、補助ピストン54はpAより高い制御圧力pXに
おいて停止するところまで弁ピストン14の内側案内孔
52内へ入り、同様に閉鎖運動を助勢する。その結果、
制御圧力pXはより低くてよいが、制御油の量は図2に
示す能動制御の2/2方カートリッジ弁と同じ値まで増
大する。
照的に、図3に示す弁は、制御圧力接続部Xへ圧力を導
入すること、および制御圧力接続部Yをタンクへ解放す
ることの双方により双方の流れ方向に遮断することがで
きる。制御圧力pXが第1の制御室48における環状の
面AXに作用し、付加的な静圧作用の閉鎖力を蓄積す
る。pAより高い制御圧力pXにおいて補助ピストン54
が内側案内孔52内へ入り込むのを阻止するために、こ
の軸線方向の動きは環状フランジ62によって阻止され
る。その結果、環状面AXのみが有効となり、制御油の
量は現状の技術と比較して明らかに低減し、その結果閉
鎖時間が短く、あるいは制御油の流量が小さくなり、す
なわち制御弁を小さくできる。環状のフランジ62が無
い場合、補助ピストン54はpAより高い制御圧力pXに
おいて停止するところまで弁ピストン14の内側案内孔
52内へ入り、同様に閉鎖運動を助勢する。その結果、
制御圧力pXはより低くてよいが、制御油の量は図2に
示す能動制御の2/2方カートリッジ弁と同じ値まで増
大する。
【0036】弁は制御圧力接続部Yへ圧力を導入し、制
御圧力接続部Xをタンクへ排出することにより油圧制御
される。下記する式は弁ピストン14における力の均衡
に対応する。
御圧力接続部Xをタンクへ排出することにより油圧制御
される。下記する式は弁ピストン14における力の均衡
に対応する。
【外5】
【0037】面積比「n」は約3、あるいは3より大き
くてもよく、そのため弁はpAより低い圧力pYにより制
御できる。
くてもよく、そのため弁はpAより低い圧力pYにより制
御できる。
【0038】制御している間弁10が急に開放するのを
阻止するために、従って膨張ノッキングを阻止するため
に、弁ピストン14を通して接続孔64にノズルをねじ
込むことができる。この目的に対して、この接続孔64
は内ねじ84を有することが有利である。前述のノズル
も同様に弁ピストン14の閉鎖運動を遅くさせる。
阻止するために、従って膨張ノッキングを阻止するため
に、弁ピストン14を通して接続孔64にノズルをねじ
込むことができる。この目的に対して、この接続孔64
は内ねじ84を有することが有利である。前述のノズル
も同様に弁ピストン14の閉鎖運動を遅くさせる。
【0039】このように、図3に示す2/2方カートリ
ッジ弁は、理想的な油圧パイロット操作逆止弁の必要な
全ての機能を有する。同じ外径であれば、従来技術によ
る油圧パイロット操作逆止弁と比較して自由流路の断面
積は著しく大きい。すなわち、同じ圧力損失であれば、
対応してより大きい流量を達成することができる。さら
に、双方向の流れに対して遮断したり、全開されるよう
に機能が拡張される。制御圧力接続部を単純な漏洩に敏
感なスプール形パイロット弁に接続することができ、そ
のためパイロット回路においてシート弁はもはや必要と
されない。さらに弁が開閉するときの第1の制御室の容
積の変化は図2に示す能動制御の弁におけるよりも著し
く小さいため、弁の能動遮断に必要な制御油の量は小さ
くなる。
ッジ弁は、理想的な油圧パイロット操作逆止弁の必要な
全ての機能を有する。同じ外径であれば、従来技術によ
る油圧パイロット操作逆止弁と比較して自由流路の断面
積は著しく大きい。すなわち、同じ圧力損失であれば、
対応してより大きい流量を達成することができる。さら
に、双方向の流れに対して遮断したり、全開されるよう
に機能が拡張される。制御圧力接続部を単純な漏洩に敏
感なスプール形パイロット弁に接続することができ、そ
のためパイロット回路においてシート弁はもはや必要と
されない。さらに弁が開閉するときの第1の制御室の容
積の変化は図2に示す能動制御の弁におけるよりも著し
く小さいため、弁の能動遮断に必要な制御油の量は小さ
くなる。
【0040】図4に示す2/2方カートリッジ弁100
と図3に示す多方カートリッジ弁10との主な相違は環
状領域ABが零か、無視しうるほど小さいことである。
換言すれば、第1の案内孔38においてシールされた断
面部分AAは弁座36のシールされた断面部AAと概ね同
じ寸法である。すなわち、図4に示す2/2方カートリ
ッジ弁は流れ方向がBからAの逆止弁の機能をもはや満
足させない。
と図3に示す多方カートリッジ弁10との主な相違は環
状領域ABが零か、無視しうるほど小さいことである。
換言すれば、第1の案内孔38においてシールされた断
面部分AAは弁座36のシールされた断面部AAと概ね同
じ寸法である。すなわち、図4に示す2/2方カートリ
ッジ弁は流れ方向がBからAの逆止弁の機能をもはや満
足させない。
【0041】図3に示す弁とは正反対に、図4に示す弁
座の断面部AAは概ね断面部ACまで拡大されている。こ
のように拡大した弁座の断面部AAにより結果的に流れ
抵抗を著しく低下させ、すなわち特定の差圧での流量を
大きくしている。図4に示す弁は、例えば弁の「開放」
あるいは「閉鎖」という作動位置が電磁方向パイロット
弁によって決定される、油圧制御装置において用いるこ
とができる。図4に示す弁はその他は基本的には図4に
示す弁について説明したものと同じ利点を有する。
座の断面部AAは概ね断面部ACまで拡大されている。こ
のように拡大した弁座の断面部AAにより結果的に流れ
抵抗を著しく低下させ、すなわち特定の差圧での流量を
大きくしている。図4に示す弁は、例えば弁の「開放」
あるいは「閉鎖」という作動位置が電磁方向パイロット
弁によって決定される、油圧制御装置において用いるこ
とができる。図4に示す弁はその他は基本的には図4に
示す弁について説明したものと同じ利点を有する。
【図1】現在の状態の技術であって、油圧回路における
油圧パイロット操作逆止弁として用いられる標準的な2
ポートカートリッジ弁の縦断面図。
油圧パイロット操作逆止弁として用いられる標準的な2
ポートカートリッジ弁の縦断面図。
【図2】現在の状態の技術であって、油圧回路における
油圧パイロット操作逆止弁において用いられる能動制御
の2ポートカートリッジ弁の長手方向断面図。
油圧パイロット操作逆止弁において用いられる能動制御
の2ポートカートリッジ弁の長手方向断面図。
【図3】本発明の原理に従って構成した2ポートカート
リッジ弁であって、流れ方向がBからAである逆止弁の
機能を備えた油圧パイロット操作弁として用いられる弁
の第1の実施例の長手方向断面図。
リッジ弁であって、流れ方向がBからAである逆止弁の
機能を備えた油圧パイロット操作弁として用いられる弁
の第1の実施例の長手方向断面図。
【図4】本発明の原理に従って構成した2ポートカート
リッジ弁であって、流れ方向がBからAである逆止弁の
機能を備えていない油圧パイロット操作弁として用いら
れる弁の第2の実施例の長手方向断面図。
リッジ弁であって、流れ方向がBからAである逆止弁の
機能を備えていない油圧パイロット操作弁として用いら
れる弁の第2の実施例の長手方向断面図。
10,100 カートリッジ弁
12 弁スリーブ
14 弁ピストン
16 閉鎖ばね
18 弁カバー
22,24 段付き孔
28 主流路口
30 主流路
34 主流路口
36 弁座
38 第1の案内孔
40 第2の案内孔
42 閉鎖要素
46 肩部
48 第1の制御室
50 第2の制御室
52 内側案内孔
54 補助ピストン
60 円筒形室
62 環状フランジ
64 接続孔
68〜72 第1の接続手段
74〜78 第2の接続手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−55032(JP,A)
特開 平6−288486(JP,A)
独国特許出願公開4218325(DE,A
1)
独国特許発明3741521(DE,C2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F16K 15/00 - 17/168
F16K 27/02
F15B 13/042
Claims (10)
- 【請求項1】 a)弁スリーブ(12)であって、 第1と第2の端部と、 軸線方向の主流路(30)と、 前記弁スリーブ(12)の前記第1の端部において前記
軸線方向の主流路(30)に通じる第1の主流路口(2
8)と、 前記主流路(30)内へ横方向に通じる第2の主流路口
(34)と、 前記第1と第2の主流路口(28,34)の間にある弁
座(36)と、 第1の段(38)と第2の段(40)とを有する段付き
案内孔(38,40)とを有する前記弁スリーブ(1
2)と、 b)該案内孔内で軸線方向に運動可能で、第1の段(3
8)において断面部ACをシールするように前記段付き
案内孔(38,40)に嵌合された弁ピストン(14)
であって、 前記弁ピストン(14)の第1の端部に配置された、弁
座(36)用の閉鎖要素(42)であり、前記弁座にお
ける断面部AAをシールすることができ、前記閉鎖要素
が弁座の断面部分AAをシールすると第1の主流路口の
圧力に露出される端面を有し、前記段付き案内孔の第1
の段(38)のシールされた断面部ACが弁座(36)
のシールされた断面部AAと同じか、あるいは大きい前
記閉鎖要素(42)と、 前記弁ピストン(14)の第2の端部に配置され、前記
案内孔の第2の段(40)を端の第1の制御室(48)
と環状の第2の制御室(50)とに分割するピストン肩
部(46)であって、シールされた断面部ACより大き
い、段付き孔の第2の段(40)における断面部ADを
シールする前記ピストン肩部(46)とを有する前記弁
ピストン(14)と、 c)弁座(36)の方向において前記弁ピストン(1
4)に閉鎖力を加えるように前記弁ピストン(14)と
協働する閉鎖ばね(16)と、 d)第2の制御室(50)を軸線方向に閉鎖するように
前記弁スリーブ(12)と協働する弁カバー(18)と
を含むカートリッジ弁において、前記弁ピストン(14)が補助ピストン(54)に対し
て軸線方向に運動できるように 前記ピストン肩(46)
の内側案内孔(52)に嵌合された補助ピストン(5
4)であって、前記補助ピストン(54)が段付き孔の
第1の段(38)のシールされた断面部ACとほぼ同じ
寸法か、あるいはそれより大きい内側案内孔の断面部A
Sをシールし、前記ピストン肩部(46)が第1の制御
室(48)において環状の圧力領域A X を形成する前記
補助ピストン(54)と、 前記弁ピストン(14)を貫通する接続孔(64)であ
って、内側案内孔(52)を弁ピストン(14)の端面
にあるオリフィスに接続する前記接続孔(64)とを含
むことを特徴とするカートリッジ弁。 - 【請求項2】 第1の制御室(48)を制御圧源に接続
する第1の接続手段(68〜72)と、 第2の制御室(50)を制御圧源に接続する第2の接続
手段(74〜78)とを含むことを特徴とする請求項1
に記載のカートリッジ弁。 - 【請求項3】 前記段付き案内孔の第1の段(38)の
シールされた断面部ACが弁座(36)のシールされた
断面部AAより極く僅かに大きいことを特徴とする請求
項1または2に記載のカートリッジ弁。 - 【請求項4】 段付き案内孔の第1の段(38)のシー
ルされた断面部ACが弁座(36)のシールされた断面
部AAよりも環状領域ABだけ大きく、かくして弁(1
0)が第1と第2の主流路口(28と34)との間の所
定の差圧pB−pA>0において開放することを特徴とす
る請求項1または2に記載のカートリッジ弁。 - 【請求項5】 閉鎖ばね(16)が弁ピストン(14)
と補助ピストン(54)との間で内側案内孔(52)に
押し付けられ、補助ピストン(54)が閉鎖ばね(1
6)により弁カバー(18)に対して押圧されているこ
とを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記
載のカートリッジ弁。 - 【請求項6】 補助ピストン(54)が内側案内孔(5
2)において自動心出しするのに必要な運動自由度をも
つように弁カバー(18)に対して半径方向および軸線
方向に遊びを有して固定されていることを特徴とする請
求項1から5までのいずれか1項に記載のカートリッジ
弁。 - 【請求項7】 補助ピストン(54)が、弁カバー(1
8)の筒形室(60)において半径方向に遊びを有して
嵌合され、弁カバー(18)の筒形室(60)において
環状フランジ(62)によって軸線方向に固定されてい
る筒形の肩(58)を有することを特徴とする請求項6
に記載のカートリッジ弁。 - 【請求項8】 環状フランジ(62)が弁カバー(1
8)と弁スリーブ(12)との間で締め付けられている
ことを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ弁。 - 【請求項9】 弁ピストン(14)を貫通した接続孔
(64)がノズルをねじ込むための内ねじを有すること
を特徴とする請求項1から8項までのいずれか1項に記
載のカートリッジ弁。 - 【請求項10】 面積比 n=(AS−AA)/AY が約3以上であり、但しAY=AD−ACであることを特
徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のカ
ートリッジ弁。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
LU88732A LU88732A1 (de) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | Zwei-Wege-Einbauventil |
LU88732 | 1996-03-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102436A JPH102436A (ja) | 1998-01-06 |
JP3420679B2 true JP3420679B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=19731587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07172597A Expired - Fee Related JP3420679B2 (ja) | 1996-03-25 | 1997-03-25 | カートリッジ弁 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5906352A (ja) |
EP (1) | EP0798471B1 (ja) |
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