JP3684459B2 - 流量調整弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷役機械などの油圧回路に介装されて、負荷の下降速度の調整を行う流量調整弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォ−クリフトなど負荷を昇降駆動する荷役機械の油圧回路においては、負荷の下降速度を所定の速度に抑制するための流量調整弁を介装しており、このような流量調整弁として、図3に示すものがある。
【0003】
これについて説明すると、流量調整弁1は、筒状のボディ11からなり、一端開口はポ−トBを形成し、他端はホルダ12で閉鎖された油室13が画成される。当該ボディ11には、油室13に連通するポ−トAが形成されている。
【0004】
油室13は、ポ−トAを介してシリンダ2と連通する一方、ポ−トB、切換弁4を介してポンプ5又はタンク6と連通する。ボディ11の内孔14には、スプ−ル15が軸方向へ摺動自由に収装され、このスプ−ル15には油室13に面して制御オリフィス16を開口するとともに、ポ−トAの開口面積を制御する制御ポ−ト17と制御室18とを連通して形成される。
【0005】
スプ−ル15は、ポ−トB側のボディ11の段部11aとスプ−ル15の大径段部19との間に介装されたばね20によってポ−トA側へ付勢される。スプ−ル15の他端の小径段部21とホルダ12とボディ11の内孔14とでダンパ室22が形成されており、ダンパ室22内に装着されたチェック弁23を介して制御室18、油室13へと通路24で連通されている。
【0006】
ばね20の最伸長位置ではスプ−ル15は、図中右側へ移動して、制御ポ−ト17はポ−トAの最大開口位置となっている。
【0007】
この流量調整弁1における流量制御は、油室13と制御室18との差圧、すなわち、制御オリフィス16を通過する流量に応じてスプ−ル15が変位することにより行われ、切換弁4をタンク6へ接続すると、ポ−トA、制御ポ−ト17、制御室18、チェック弁23を開いてダンパ室22に導かれると同時に、制御オリフィス16、油室13、ポ−トBへ作動油が流れて、シリンダ2が負荷3により下降する。
【0008】
そしてスプ−ル15は、ダンパ室22に流入する圧油によりばね20に抗してポ−トB側(図中左側)へ変位して、制御ポ−ト17がポ−トAの開口面積を縮小することで制御オリフィス16を通過する流量を抑制するとともに、スプ−ル15の図中右方向への動きに対しては、ダンパ室22の油をスプ−ル15の外周25とボディ11の内孔14との隙間Sで絞り効果を与えて、排出することによってスプ−ル15の過敏な動きを抑制して、負荷3の降下速度を所定の値に保つようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記構成の流量調整弁にあっては、ボディの内孔やスプ−ルの外周の加工精度によって、ポ−トA側の圧油が、スプ−ルの外周とボディの内孔との隙間を通ってダンパ室に漏洩するため、ダンパ室の圧力が適正な制御圧力以上に上昇してしまうことがあり、このため、流量特性にバラツキが生じて、安定した制御特性が得られないと言う問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、ダンパ室への圧油の漏洩を抑制し、安定した流量調整弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、負荷側に接続するポ−トと圧油の供給を受けるポ−トとを設けたボディと、ボディに形成した孔に摺動自由に収装されるスプ−ルと、前記ボディ内に画成される油室と、負荷側に接続するポ−トに面した所定の位置で当該スプール内に設けた制御室と負荷側に接続するポ−トとを連通する制御ポ−トと、前記油室と前記制御室とを開口する制御オリフィスと、前記制御室とチェック弁とを介して前記油室と連通するダンパ室と、前記スプ−ルを制御ポ−トの開口方向に付勢する弾性部材と、前記スプールの外周と前記内孔との間に形成された隙間とを備えており、前記スプールには、その外周に環状の逃がし溝が形成されるとともに、該逃がし溝から前記制御室へ通ずる逃がし穴が穿設されている。
【0012】
第2の発明は、スプ−ルとは別体に設けた制御オリフィスをスプ−ルの段部に着脱可能に装着する。
【0013】
【作用・効果】
第1の発明では、スプ−ルの外周には環状の逃がし溝が形成され、この環状の逃がし溝から制御室へ通ずる通路に連通する逃がし穴が穿設してある。このため、負荷を接続したポ−ト側の圧油がスプ−ルの外周とボディ内孔との隙間を通って漏洩しても、漏洩した圧油は,スプ−ルの外周に形成した環状の逃がし溝から制御室へ通ずる通路に連通した逃がし穴を介して流出するようにしてあり、ダンパ室は、前記ポ−トの圧力の影響を直接受けず、制御オリフィス上流の圧力のみが作用するので、ダンパ室の圧力が適正な制御圧力以上に上昇してしまうことがないので、安定した流量特性が得られる。
【0014】
第2の発明では、スプ−ルとは別体に設けた制御オリフィスをスプ−ルの段部に着脱可能に装着したので、制御オリフィスの開口を変更する必要が生じたり、あるいは制御オリフィスが損傷したりした場合には、スプ−ル自体を交換したり、あるいはスプ−ルを再加工することなく、制御オリフィスを簡易に交換することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1に示すように、この実施の形態に係わる流量調整弁1は,前記した流量調整弁と同様に、筒状のボディ11からなり、一端開口はポ−トBを形成し、他端はホルダ12で閉鎖された油室13が画成される。ボディ11には、油室13に連通するポ−トAが形成されている。
【0016】
油室13は、ポ−トAを介してシリンダと連通する一方、ポ−トB、切換弁を介してポンプ又はタンクと連通する。
【0017】
ボディ11の内孔14には筒状のスプ−ル15が軸方向へ摺動自由に収装され、このスプ−ル15には油室13に面して制御オリフィス16が開口するとともに、ポ−トAの開口面積を制御する制御ポ−ト17と制御室18とが連通して形成される。
【0018】
更に、スプ−ル15の外周25には環状の逃がし溝26が形成され、この環状の逃がし溝26から制御室18へ通ずる通路24に連通する逃がし穴27が穿設してある。
【0019】
スプ−ル15は、ポ−トB側のボディ11の段部11aとスプ−ル15の大径段部19との間に介装されたばね20によってポ−トA側へ付勢される。スプ−ル15の他端の小径段部21とホルダ12とボディ11の内孔14とでダンパ室22が形成されており、ダンパ室22に装着されたチェック弁23を介して制御室18、油室13へと連通されている。
【0020】
ばね20の最伸長位置ではスプ−ル15は、図中右側へ移動して、制御ポ−ト17はポ−トAの最大開口位置となっている。
【0021】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
切換弁をタンクへ接続すると、ポ−トA、制御ポ−ト17、制御室18、チェック弁23を開いてダンパ室22に導かれると同時に、制御オリフィス16、油室13、ポ−トBへ作動油が流れてシリンダが負荷により下降する。そしてスプ−ル15は、ダンパ室22に流入する圧油によりばね20に抗してポ−トB側(図中左側)へ変位して、制御ポ−ト17がポ−トAの開口面積を縮小することで制御オリフィス16を通過する流量を抑制する。
【0022】
この際、ポ−トA側の圧油がスプ−ル15の外周25とボディ内孔14との隙間Sを通って漏洩しても、漏洩した圧油は,スプ−ル15の外周25に形成した環状の逃がし溝26から制御室18へ通ずる通路24に連通した逃がし穴27を介して流出するようにしてあるため、ダンパ室22は、ポ−トAの圧力の影響を直接受けず、制御オリフィス16上流の圧力のみが作用するので、ダンパ室の圧力が適正な制御圧力以上に上昇してしまうことがない。
【0023】
このため、流量制御は、油室13と制御室18との差圧、すなわち、制御オリフィス16を通過する流量に応じてスプ−ル15が変位することにより行われる。
【0024】
さらに、通過する流れを安定させるため、スプ−ル15の図中右方向への動きに対しては、ダンパ室22の油をスプ−ル15とボディ11の内孔14との隙間Sで絞り効果を与えて、排出することによってスプ−ルの過敏な動きを抑制して、負荷の降下速度を所定の値に保ち、安定した流量特性が得られる。
【0025】
ところで、図2に示す実施の形態にあっては、スプ−ル15にはスプ−ル15とは別体に設けた制御オリフィス30をスプ−ル15の大径段部19に着脱可能に装着するとともに、制御オリフィス30の一端側とボディ11の段部11aとにばね20を介在して係止するようにした。
【0026】
これにより、制御オリフィスの開口を変更する必要が生じたり、あるいは制御オリフィスが損傷したりした場合には、スプ−ル自体を交換したり、あるいはスプ−ルを再加工することなく、制御オリフィスを簡易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す流量調整弁の半裁断面図である。
【図2】同じくその半裁断面図である。
【図3】従来例を示す流量調整弁の半裁断面図である。
【符号の説明】
11 ボディ
A ポ−ト
B ポ−ト
13 油室
14 内孔
15 スプ−ル
16 制御オリフィス
17 制御ポ−ト
18 制御室
19 大径段部
20 ばね
21 小径段部
22 ダンパ室
23 チェック弁
24 通路
26 環状の逃がし溝
27 逃がし穴
30 制御オリフィス

Claims (2)

  1. 負荷側に接続するポ−トと圧油の供給を受けるポ−トとを設けたボディと、
    ボディに形成した孔に摺動自由に収装されるスプ−ルと、
    前記ボディ内に画成される油室と、
    負荷側に接続するポ−トに面した所定の位置で当該スプール内に設けた制御室と負荷側に接続するポ−トとを連通する制御ポ−トと、
    前記油室と前記制御室とを開口する制御オリフィスと、
    前記制御室とチェック弁とを介して前記油室と連通するダンパ室と、
    前記スプ−ルを制御ポ−トの開口方向に付勢する弾性部材と、
    前記スプールの外周と前記内孔との間に形成された隙間とを備えており、
    前記スプールには、その外周に環状の逃がし溝が形成されるとともに、該逃がし溝から前記制御室へ通ずる逃がし穴が穿設されていることを特徴とする流量調整弁。
  2. 前記スプ−ルとは別体に設けた制御オリフィスをスプ−ルの段部に着脱可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載の流量調整弁。
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