JP2905817B2 - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は釣り用リールに関し、詳しくは、釣り糸を巻
取る巻取り系の回転量に基いて、スプールからの釣り糸
の繰出し長さを報知するための技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、上記の如く構成された技術の一例として特開平
1-276011号公報に示されるものが存在し、この引例で
は、スプールに対して予め設定された規定位置(規定巻
径)まで釣り糸を巻取った際のスプールの総回転数を求
め、この総回転数と、規定巻径と、釣り糸の繰出し時に
おけるスプールの回転数とに基づく演算によりスプール
から繰出された釣り糸の長さを表示するよう構成されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この従来例では、スプールの規定位置に達す
るまで釣り糸を巻取ることによって所定の制御が可能と
なるため、スプールに巻取る釣り糸の長さが規定位置に
達しないほど短い場合には、所定の制御が行えず、又、
釣り糸の長さが規定位置を大きく越えるほど長い場合に
は、釣り糸を切断しなければならないことがあり、改善
の余地がある。
又、この従来例ではスプールから釣り糸が繰出される
毎に、スプールの回転数に基づき、所定の式による演算
を行って、釣り糸の繰出し量を求める動作が設定されて
いるため、演算に時間を要することも考えられる。
尚、このように釣り糸の繰出し量を求める演算に時間
を要するものでは、例えば、クラッチを切り操作して仕
掛けを棚の深さまで沈める場合のように、比較的高速で
スプールが回転した場合等には、仕掛の実際の深さと、
表示される値との間に喰い違いを生ずることもあり、こ
の点も改善の余地がある。
本発明の目的は、どのような長さの釣り糸でも用いる
ことが可能であり、しかも、スプールが高速で回転した
場合でも、スプールから繰出された釣り糸の長さを正確
に釣り人に認識させ得る釣り用リールを合理的に構成す
る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、スプールに対して所定長さの釣り糸
を巻取り、この巻取りに要した巻取り糸の回転量を計測
手段で計測し、 この計測による回転量、及び、前記所定長さ夫々のデ
ータに基づいて求めた釣り糸の巻径を、予め設定された
整数個に分割する処理により、この整数と等しい数だ
け、夫々巻径の異なる糸巻層が形成されていると見做す
動作を行い、 釣り糸の巻取り完了状態を基準とした前記巻取り糸の
繰出し方向への回転量、或いは、スプールを回転させず
に繰出された釣り糸をスプールに巻取る際の巻取り方向
への回転が、前記処理によって求められた分割される境
界の値を越える毎に、演算の基準となる巻径の値を切換
えてスプールからの釣り糸の繰出し量を求め報知手段に
出力する制御手段を備えて成る点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴による動作を例えば第2図及び第3図に示す
ように構成すると、スプール(3)に対して所定の長さ
の釣り糸(2)を巻き終えた後には、この釣り糸の長
さ、及び、スプール(3)の総回転数(Q)に基づいて
第1図に示す如く、釣り糸(2)の巻き径(Dmax)が求
められ、次に、この巻き径(Dmax)と総回転数(Q)と
に基づいて整数個の巻回層が形成されたと見做すよう、
予め設定されたマップデータにより境界となる回転数
(NX)が求められる。そして、この後、スプール(3)
から釣り糸(2)が繰出された際には、スプール(3)
の回転数が境界となる回転数(NX)を越えるまでは
(NX)に対応する巻径(DX)、及び、回転数(N)とに
基づく演算により、スプール(3)から繰出された釣り
糸(2)の長さが求められることになる。
つまり、本発明では釣り糸(2)の長さに制限される
ことが無く、しかも、スプール(3)が回転する毎に複
雑な演算を行うのでは無く、スプール(3)に設定した
糸巻き層毎に決まった定数に回転数を掛けて総和を求め
る程度の簡単な演算によって、スプール(3)から繰出
された釣り糸(2)の長さが求められるのである。
尚、釣り糸の長さの値は、市販されている機械式のカ
ウンタを用いて比較的正確に求めることが可能であり、
又、販売時に表示されている釣り糸の長さも比較的正確
な値であるため、この値を用いることが可能であり、
又、所定の長さ毎に異なった色に着色された釣り糸を用
いる場合には、この着色部の数によって長さを求めるこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
従って、どのような長さの釣り糸でも用いることが可
能であり、しかも、スプールが高速で回転した場合で
も、スプールから繰出された釣り糸の長さを正確に釣り
人に認識させ得る釣り用リールが合理的に構成されたの
である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図及び第5図に示すように、左右のサイドケース
(1),(1)の間に釣り糸(2)を巻取るスプール
(3)、レベルワインダー(4)、カウンタケース
(5)夫々を配置すると共に、右側のサイドケース
(1)の外部にドラグ調節具(6)、ハンドル(7)夫
々を配置して手動型の両軸受リールを構成する。
第1図及び第2図に示すように、このリールではスプ
ール(3)の側面に複数のマグネット(8)‥が埋込ま
れると共に、このマグネット(8)‥の磁気の作用を受
ける一対のホール素子(9),(9)が計測手段として
サイドケース(1)の内部に備えられている。
又、カウンタケース(5)には液晶ディスプレイ(1
0)(報知手段の一例)、一対の設定スイッチ(11),
(11)、セットスイッチ(12)、リセットスイッチ(1
3)夫々が備えられると共に、制御手段としての制御装
置(14)、及び、メモリ(15)が内装されている。
このリールでは、釣りを行う際には前記ホール素子
(9),(9)からの信号に基いてスプール(3)の回
転量を計測し、この計測結果に基いて前記制御装置(1
4)がスプール(3)から繰出されている釣り糸(2)
の長さを求め前記液晶ディスプレイ(10)にデジタル数
字によって表示するよう構成され(以下、表示モードと
称する)、更に、このリールでは釣り糸(2)の長さ表
示を正確なものにするため、釣り糸(2)が巻かれてい
ない状態のスプール(3)に任意の長さの釣り糸(2)
を巻取るために必要としたスプール(3)の回転量に基
づいて、前記メモリ(15)に保持した所定の数値の抽出
を行い(以下、学習モードと称する)、スプール(3)
から釣り糸(2)を繰出す際には、この抽出値とスプー
ル(3)の回転量等とに基いて釣り糸(2)の長さを求
めディスプレイ(10)に表示するようになっている。
即ち、学習モードは第2図に示すように、リセットス
イッチ(13)のON操作によって開始され、この開始後に
は、初期設定を行った後、ハンドル(7)の操作によっ
て釣り糸(2)をスプール(3)に巻取ることにより、
前記ホール素子(9),(9)からの信号によってスプ
ール(3)の回転が1回転ずつカウントされ、このカウ
ントはセットスイッチ(12)がON操作されるまで継続さ
れ、ON操作されることにより、カウント値(n)が
(Q)にセットされる(#101〜#105ステップ)。
次に、設定スイッチ(11),(11)の操作により設定
されるスプール(3)に巻取られた釣り糸(2)の長さ
の値をディスプレイ(10)に表示すると共に、セットス
イッチ(12)のON操作によって、この設定値を巻取り長
さ(L)に設定する(#106〜#109ステップ)。
尚、このように巻取り長さ(L)を設定する際に、例
えば、販売時の釣り糸(2)の長さがパッケージの表記
等により明らかな場合には、その長さの値を設定すれば
良く、又、正確な長さが不明な場合には、第4図に示す
如く、釣り糸(2)が巻回されるプーリ(16)を有した
機械式のカウンタ(17)を用いて長さを計測する等の準
備をすれば良く、又、この設定時には、一対の設定スイ
ッチ(11),(11)の使い分けによってディスプレイ
(10)に表示される数値の増減を図る操作を行うことに
なる。
次に、カウント値(Q)と巻取り長さ(L)とに基づ
いて、この巻終り状態における巻径(Dmax)を求め、更
に、この巻径(Dmax)、カウント値(Q)、マップデー
タに基づき、第1図に示すように、スプール(3)の底
径(Dpri)と前記巻径(Dmax)との間に20の層が形成さ
れていると見做す動作により、釣り糸(2)の巻回外面
夫々の層の境界に達するまで釣り糸(2)を繰出す際に
要するスプール(3)の回転数(以下、境界値(NX)と
称する)、及び、釣り糸(2)の繰り出し量(以下、基
準値(LX)と称する)夫々を抽出し、ディスプレイ(1
0)に「0」の値を表示して終了する(#110〜#113ス
テップ)。
尚、前記マップデータは予め求められた実験データに
より成っている。
次に、前述のように学習モードが終了すると自動的に
表示モードがスタートし、この表示モードでは、第3図
に示すように、初期設定の後、スプール(3)の回転方
向に基いてスプール(3)が1回転する毎にカウント値
(N)のインクリメント或いはデクリメントを行う(#
201〜#205ステップ)。
又、このカウント値はスプール(3)に釣り糸(2)
を巻終えた状態を「0」カウントに設定した後の総カウ
ント値であり、このカウント値(N)に基づいて、釣り
糸(2)の外面が存在する層(X)を判別し、この値か
ら表示の基準値(LX)をセットする(#206,#207ステ
ップ)。
次に、この基準値(LX)と、層(X)に対応する巻回
外径(DX)とに基づく簡単な演算により、スプール
(3)から繰出された釣り糸(2)の長さ(LN)を求め
て表示し、この動作をリセットされるまで繰返す(#20
8〜#211ステップ)。
尚、巻回外径(DX)は第1図に示す如く夫々の層の平
均径に設定され、又、この表示モードでは釣り糸(2)
が切断した際にも表示に狂いを生じない考慮が為され、
切断を生じた場合には、セットスイッチ(12)をON操作
することにより、現在表示されている値(LN)、即ち、
失われた長さを定数(C)にセットした後、自動的に表
示が「0」にセットされることで(#210、#212、#21
3ステップ)、#209に示す如く、繰出し量が表示される
際には、この定数(C)の値だけ減じられるようなって
いる。
〔別実施例〕
本発明はフローチャートに示した以外の動作を行うも
のであっても良く、又、報知手段がPCM音源等により人
の言葉で数値を認識させるものであっても良く、リール
が電動型のものであっても良い。
又、本発明では第6図に示すように、リール本体(2
0)の前部にスプール(3)、及び、ロータ(21)を備
え巻取り時にはリール本体(20)のハンドル(22)の回
転によってロータ(21)を回転させて釣り糸(2)の巻
取りを行うスピニングリールに適用して実施することも
可能であり、この別実施例ではロータ(21)にマグネッ
ト(8)を備え、リール本体(20)に計測手段としての
ホール素子等のセンサ(9)を備えると共に、カウンタ
ケース(5)を備えることにより、前述した両軸受リー
ルと同様の学習動作をロータ(21)の回転に基づいて行
い、又、仕掛の投出後には、釣り糸(2)の巻取りを完
了するまでに要したロータ(21)の回転量に基づいて、
即ち、仕掛を手元まで曳き寄せた際に、投出された仕掛
までの距離をディスプレイ(10)に表示するように実施
することも可能である。
尚、この別実施例では仕掛の曳き寄せを完了したタイ
ミングで長さの表示が行われることになる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明に係る釣り用リールの実施例等を示し、第
1図は糸巻層等を表すスプールの側面図、第2図は学習
動作を表すフローチャート、第3図は表示動作を表すフ
ローチャート、第4図は該リールの一部切欠き平面図、
第5図は制御系のブロック回路図であり、第6図は別実
施例におけるスピニングリールの側面図である。 (2)……釣り糸、(3)……スプール、(9)……計
測手段、(10)……報知手段、(14)……制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール(3)に対して所定長さの釣り糸
    (2)を巻取り、この巻取りに要した巻取り糸の回転量
    を計測手段(9)で計測し、 この計測による回転量、及び、前記所定長さ夫々のデー
    タに基づいて求めた釣り糸(2)の巻径を、予め設定さ
    れた整数個に分割する処理により、この整数と等しい数
    だけ、夫々巻径の異なる糸巻層が形成されていると見做
    す動作を行い、 釣り糸(2)の巻取り完了状態を基準とした前記巻取り
    糸の繰出し方向への回転量(N)、或いは、スプール
    (3)を回転させずに繰出された釣り糸(2)をスプー
    ル(3)に巻取る際の巻取り方向への回転が、前記処理
    によって求められた分割される境界の値を越える毎に、
    演算の基準となる巻径の値を切換えてスプール(3)か
    らの釣り糸(2)の繰出し量を求め報知手段(10)に出
    力する制御手段(14)を備えて成る釣り用リール。
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