JP2905818B2 - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は釣り用リールに関し、詳しくは、釣り糸を巻
取る巻取り系の回転量に基いて、スプールからの釣り糸
の繰出し長さを報知するための技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、上記の如く構成された技術の一例として特開平
1−276011号公報に示されるものが存在し、この引例で
は、スプールに対して予め設定された規定位置(規定巻
径)まで釣り糸を巻取った際のスプールの総回転数を求
め、この総回転数と、規定巻径と、釣り糸の繰出し時に
おけるスプールの回転数とに基づく演算によりスプール
から繰出された釣り糸の長さを表示するよう構成されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この従来例では、スプールから釣り糸が繰出
される毎に、スプールの回転数に基づき、所定の式によ
る演算を行って釣り糸の繰出し量を求める動作が設定さ
れているため、演算に時間を要することも考えられる。
尚、このように釣り糸の繰出し量を求める演算に時間
を要するものでは、例えば、クラッチを切り操作して仕
掛を棚の深さまで沈める場合のように、比較的高速でス
プールが回転した場合等には、仕掛の実際の深さと、表
示される値との間に喰い違いを生ずることもあり改善の
余地がある。
本発明の目的は、合理的な改良により、スプールが高
速で回転した場合でも、スプールから繰出された釣り糸
の長さを正確に釣り人に認識させ得る釣り用リールを構
成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、スプールに対して、予め設定された
外径に達するまで釣り糸を巻取り、この巻取りに要した
巻取り系の回転量を計測手段で計測し、 この計測により得た回転量を予め設定された整数個に
分割する処理により、この整数と等しい数だけ、夫々巻
径の異なる糸巻層が形成されていると見做す動作を行
い、 釣り糸の巻取り完了状態を基準とした前記巻取り系の
繰出し方向への回転量、或いは、スプールを回転させず
に繰出された釣り糸をスプールに巻取る際の巻取り方向
への回転量が、前記処理によって求めた分割される境界
の値を越える毎に、演算の基準となる巻径の値を切換え
てスプールからの釣り糸の繰出し量を求め報知手段に出
力する制御手段を備えて成る点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
〔作 用〕
上記特徴による動作を、例えば第2図及び第3図に示
すように構成すると、スプール(3)に予め設定された
外径に達するまで釣り糸(2)を巻取った際に第1図に
示す如く、整数個の巻回層が形成されたと見做すよう、
予め設定されたマップデータに基づいて夫々の巻回層の
境界となる回転数(Nx)が求められ、この後、スプール
(3)から釣り糸(2)が繰出された際には、スプール
(3)の巻回数の境界となる回転数(Nx)を越えるまで
は(Nx)に対応する巻径(Dx)、及び、回転数(N)と
に基づく演算により、スプール(3)から繰出された釣
り糸(2)の長さが求められることになる。
つまり、本発明では、スプール(3)が回転毎に複雑
な演算を行うのでは無く、スプール(3)に設定した糸
巻層毎に決まった定数に回転数を掛けて総和を求めると
いう程度の簡単な演算によってスプール(3)から繰出
された釣り糸(2)の長さが求まるのである。
又、整数を適当な値に設定することにより、糸巻層中
における誤差も問題にならないことも確認されている。
〔発明の効果〕
従って、演算形態の合理的な改良により、スプールが
高速で回転した場合でも、スプールから繰出された釣り
糸の長さを正確に釣り人に認識させ得る釣り用リールが
構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第4図乃至第5図に示すように、左右のサイドケース
(1),(1)の間に釣り糸(2)を巻取るスプール
(3)、レベルワインダー(4)、カウンタケース
(5)夫々を配置すると共に、右側のサイドケース
(1)の外部にドラグ調節具(6)、ハンドル(7)夫
々を配置して手動型の両軸受リールを構成する。
このリールではスプール(3)の側面に複数のマグネ
ット(8)…が埋込まれると共に、このマグネット
(8)…の磁気の作用を受ける一対のホール素子
(9),(9)(計測手段の一例)がサイドケース
(1)の内部に備えられている。
又、カウンタケース(5)には液晶ディスプレイ(1
0)(報知手段の一例)、セットスイッチ(11)、リセ
ットスイッチ(12)夫々が備えられ、右側のサイドケー
ス(1)の内部に制御手段としての制御装置(13)、メ
モリ(14)、及び、バッテリー(15)が内装されること
でカウンタケース(5)の内装される部品数を低減して
このカウンタケース(5)の上方への突出を抑制してい
る。
このリールでは、釣りを行う際には前記ホール素子
(9),(9)からの信号に基いてスプール(3)の回
転量を計測し、この計測結果に基いて前記制御装置(1
3)がスプール(3)から繰出されている釣り糸(2)
の長さを求め前記液晶ディスプレイ(10)にデジタル数
字によって表示するよう構成され(以下、表示モードと
称する)、更に、このリールでは釣り糸(2)の長さ表
示を正確なものにするため、釣り糸(2)が巻かれてい
ない状態のスプール(3)に第1図に示す如く、予め設
定された外径(Dmax)に達するまで釣り糸(2)を巻取
るために必要としたスプール(3)の回転量に基いて、
所定の演算の後、前記メモリ(14)に保持した所定の数
値の抽出を行い(以下、学習モードと称する)、スプー
ル(3)から釣り糸(2)を繰出す際には、この抽出値
とスプール(3)の回転量とに基いて釣り糸(2)の長
さを求めディスプレイ(10)に表示するようになってい
る。
即ち、学習モードは第2図に示すように、リセットス
イッチ(12)のON操作によって開始され、この開始後に
は、初期設定を行った後、ハンドル(7)の操作によっ
て釣り糸(2)をスプール(3)に巻取ることにより、
前記ホール素子(9),(9)からの信号によってスプ
ール(3)の回転が1回転ずつカウントされ、このカウ
ントはセットスイッチ(11)がON操作されるまで継続さ
れ、ON操作されることにより、カウント値(n)が
(Q)にセットされる(#101〜#105ステップ)。
このセットスイッチ(11)のON操作はスプール(3)
に前記外径(Dmax)と対応させて予め刻設したマーキン
グ(16)の位置まで釣り糸(2)が巻取られることによ
り行われるものであり、このセット操作の後には、第1
図に示すように、スプール(3)の底径(Dpri)と前記
外径(Dmax)との間に20の層が形成されていると見做す
おう、予め設定されたマップデータと前記カウント値
(Q)とに基づいて、釣り糸(2)の巻回外面が夫々の
層の境界に達するまで釣り糸(2)を繰出す際に要する
スプール(3)の回転数(以下、境界値(Nx)と称す
る)、及び、釣り糸(2)の巻回外面が夫々の層の境界
に達した際の釣り糸(2)の繰出し量(以下、基準値
(Lx)と称する)夫々を抽出し、ディスプレイ(10)に
「0」の値を表示して終了する(#106,#107ステッ
プ)。
尚、前記マップデータは夫々径の異なる釣り糸(2)
を前記マーキング(16)の位置まで巻取った際の実験デ
ータにより成っている。
次に、前述のように学習モードが終了すると自動的に
表示モードがスタートし、この表示モードでは、第3図
に示すように、初期設定の後、スプール(3)の回転方
向に基いてスプール(3)が1回転する毎にカウント値
(N)のインクリメント或いはデクリメントを行う(#
201〜#205ステップ)。
又、このカウント値はスプール(3)に釣り糸(2)
を巻終えた状態を「0」カウントに設定した後の総カウ
ント値であり、このカウント値(N)に基づいて、釣り
糸(2)の外面が存在する層(X)を判別し、この値か
ら表示の基準値(Lx)をセットする(#206,#207ステ
ップ)。
次に、この基準値(Lx)と、層(X)に対応する巻回
外径(Dx)とに基づく簡単な演算により、スプール
(3)から繰出された釣り糸(2)の長さ(LN)を求め
て表示し、この動作をリセットされるまで繰返す(#20
8〜#211ステップ)。
尚、巻回外径(DX)は第1図に示す如く夫々の層の平
均径に設定され、又、この表示モードでは釣り糸(2)
が切断した際にも表示に狂いを生じない考慮が為され、
切断を生じた場合には、セットスイッチ(12)をON操作
することにより、現在表示されている値(LN)、即ち、
失われた長さを定数(C)にセットした後、自動的に表
示が「0」にセットされることで(#210、#212、#21
3ステップ)、#209に示す如く、繰出し量が表示される
際には、この定数(C)の値だけ減じられるようになっ
ている。
〔別実施例〕
本発明は前記第7図に示すようにスプール(3)に対
して、(M1),(M2),(M3),(M4)の層が形成され
るよう、釣り糸(2)の外面が夫々の位置に達する毎に
スイッチ等の操作を行い乍ら釣り糸(2)を巻取ること
で、夫々の層において、前述と同様に更に、夫々巻径の
異なる糸巻き層が形成されていると見做す動作を行うよ
う実施して、一層の精度向上を図るよう実施しても良
い。
又、本発明では第8図に示すように、リール本体(2
0)の前部にスプール(3)、及び、ロータ(21)を備
え巻取り時にはリール本体(20)のハンドル(22)の回
転によってロータ(21)を回転させて釣り糸(2)の巻
取りを行うスピニングリールに適用して実施することも
可能であり、この別実施例ではロータ(21)にマグネッ
ト(8)を備え、リール本体(20)に計測手段としての
ホール素子等のセンサ(9)を備えると共に、カウンタ
ケース(5)を備えることにより、前述した両軸受リー
ルと同様の学習動作をロータ(21)の回転に基づいて行
い、又、仕掛の投出後には、釣り糸(2)の巻取りを完
了するまでに要したロータ(21)の回転量に基づいて、
即ち、仕掛を手元まで曳き寄せた際に、投出された仕掛
までの距離をディスプレイ(10)に表示するように実施
することも可能である。
尚、この別実施例では仕掛を曳き寄せる際の途中にお
いては数値が表示されず、曳き寄せを完了したタイミン
グで投出距離の表示が行われることになる。
更に、本発明はフローチャートに示した以外の動作を
行うものであっても良く、又、報知手段がPCM音源等に
より人の言葉で数値を認識させるものであっても良く、
リールが電動型のものであっても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る釣り用リールの実施例等を示し、第
1図は糸巻層等を表すスプールの側面図、第2図は学習
動作を表すフローチャート、第3図は表示動作を表すフ
ローチャート、第4図は該リールの一部切欠き平面図、
第5図は該リールの一部切欠き背面図、第6図は制御系
のブロック回路図であり、第7図は別実施例のスプール
の背面図、第8図は別実施例のスピニングリールの側面
図である。 (2)……釣り糸、(3)……スプール、(9)……計
測手段、(10)……報知手段、(14)……制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプール(3)に対して、予め設定された
    外径に達するまで釣り糸(2)を巻取り、この巻取りに
    要した巻取り系の回転量を計測手段(9)で計測し、 この計測により得た回転量を予め設定された整数個に分
    割する処理により、この整数と等しい数だけ、夫々巻径
    の異なる糸巻層が形成されていると見做す動作を行い、 釣り糸(2)の巻取り完了状態を基準とした前記巻取り
    系の繰出し方向への回転量、或いは、スプール(3)を
    回転させずに繰出された釣り糸(2)をスプール(3)
    に巻取る際の巻取り方向への回転量が、前記処理によっ
    て求めた分割される境界の値を越える毎に、演算の基準
    となる巻径の値を切換えてスプール(3)からの釣り糸
    (2)の繰出し量を求め報知手段(10)に出力する制御
    手段(13)を備えて成る釣り用リール。
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