JPH05111343A - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JPH05111343A
JPH05111343A JP27217191A JP27217191A JPH05111343A JP H05111343 A JPH05111343 A JP H05111343A JP 27217191 A JP27217191 A JP 27217191A JP 27217191 A JP27217191 A JP 27217191A JP H05111343 A JPH05111343 A JP H05111343A
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JP
Japan
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shelf
reel
fishing
grasping means
display
Prior art date
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Pending
Application number
JP27217191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Matsushima
司郎 松嶋
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の深度の棚、底棚のいずれで釣りを行う
場合にも楽に、しかも、高い能率で棚取りを行える釣り
用リールを得る。 【構成】 スプールからの釣り糸の繰り出し量をセンサ
で求め、この結果を表示装置に出力する制御装置を備
え、リールを基準とした仕掛の水深を求める棚把握手段
T と、水底を基準とした仕掛の引き上げ距離を求める
底棚把握手段DB とを備え、表示装置の同一表示部位に
対し、棚把握手段DT による値、及び、底棚把握手段D
B による値を切換えて出力する出力切換え手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣り糸巻取り用の回転
体からの釣り糸の繰り出し量を求める計測装置を備え、
この計測装置からの計測結果に基づいて釣り糸の繰り出
し量を表示装置に出力する制御装置を備えて成る釣り用
リールに関し、詳しくは、表示装置に値を出力するため
の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記にのように構成された釣り用
リールとしては特開平1−155206号公報に示され
るものが存在し、この従来例では、釣り糸を巻取るスプ
ールの回転量を計測するセンサ(計測装置)を備えると
共に、このセンサからの信号に基づいてスプールからの
釣り糸の繰り出し量を求め、この値を棚の深度として液
晶型等の表示装置にデジタル数字で出力するようマイク
ロプロセッサを備えた制御装置を備えて構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述したリー
ルについて考えるに、この種のリールは普通、船釣りに
用いられるものであり、船釣りの際には表示装置に出力
される数値を読み取ることにより仕掛の深度を把握する
ことになる。又、船釣りを行う場合でも、「底もの」等
と称せられる海底近傍に生息する種類の魚を釣る場合に
は、海底近傍に仕掛の深度を設定することも多く、この
ような形態での釣りを行う場合には、仕掛を海底まで一
旦下降させ、この後、必要量だけ引き上げる操作を行っ
ている。
【0004】尚、このように海底を基準とした棚を普
通、底棚と称し、現在市販されているリールの中には、
棚の深度と並列する状態に、この底棚を表示するものも
存在する。しかし、リールの表示装置はあまり大型では
無く、前述のように棚と底棚とを同時に表示するもので
は、夫々の数値とも大きく表示できず、読み取りが困難
になるばかりで無く、棚取りに時間が掛かるもこともあ
り改善の余地がある。本発明の目的は、所定の棚、底棚
のいずれで釣りを行う場合にも楽に、しかも、高い能率
で棚取りを行える釣り用リールを合理的に構成する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、冒頭に
記したように、計測装置からの計測結果を表示装置に出
力する制御装置を備えて成る釣り用リールにおいて、前
記制御装置を、リールを基準とした仕掛の水深を求める
棚把握手段と、水底を基準とした仕掛までの引き上げ距
離を求める底棚把握手段とを備えて構成すると共に、前
記表示装置の同一表示部位に対し、棚把握手段による
値、及び、底棚把握手段による値を切換えて出力する出
力切換え手段を備えて構成して成る点にあり、その作
用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】上記特徴を例えば、図1乃至図5に示すように
構成すると、所定の深度まで仕掛を降下させて釣りを行
う場合には、出力切換え手段12により棚把握手段DT
からの値を表示装置13に出力することにより、仕掛の
深度の把握が可能になり、又、仕掛を所定の底棚に設定
して釣りを行う場合には、出力切換え手段12により底
棚把握手段DB からの値を表示装置13に出力すること
により、水底を基準とした仕掛の深度の把握が可能にな
る。
【0007】尚、この種のリールを用いた釣りでは、前
述した2種の棚の値を同時に必要とするものでは無く、
前述のように夫々の棚の値を切換えて表示できるように
構成することにより、表示装置13の表示面の大型化を
図らずとも、この表示面を有効に利用して夫々の棚の値
を正確に把握できるものとなる。又、この発明では、出
力切換え手段12(例えば、スイッチ)の切換え等によ
り、夫々の棚の値を簡単に出力できるものとなる。
【0008】
【発明の効果】従って、所定の深度の棚、底棚のいずれ
で釣りを行う場合にも、楽に、しかも、高い能率で棚取
りを行える釣り用リールが合理的に構成されたのであ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4及び図5に示すように、左右のサイドケース
1,1の間に釣り糸2を巻き取る回転体としての電動モ
ータ3内蔵のスプール4、及び、釣り糸2をスプール4
に案内するレベルワインダ5夫々を配置すると共に、右
側のサイドケース1の外部にドラグ操作具6、ハンドル
7、クラッチ操作具8夫々を備え、又、左右のサイドケ
ース1,1の上部同士の間に亘って制御ケース9を配置
して電動型の両軸受リールを構成する。尚、このリール
では、ハンドル7の端部に支承したフレーム7Aに対し
てグリップ7Bを備えてハンドル7の操作性の向上を図
っている。
【0010】前記制御ケース9には複数の制御スイッチ
10‥、及び、底棚設定スイッチ11、表示切換え手段
としてのモード切換スイッチ12を備えると共に、表示
装置としての液晶ディスプレイ13、及び、マイクロプ
ロセッサで成る制御装置14を内装し、又、一対のリー
ドスイッチ型のセンサ15,15(計測装置の一例)を
内装し、このセンサ15,15はスプール4に形成され
たギヤ部4Gと咬合するホイール16に備えたマグネッ
ト17の磁力によりスプール4の回転数を計測するよう
構成され、前記制御装置14はこのセンサ15,15か
らの信号、及び、予め設定されたデータに基づいてスプ
ール4からの釣り糸の繰り出し量を求め、液晶ディスプ
レイ13に出力するよう動作する。
【0011】この釣り糸2の繰り出し量の表示動作は、
リール本体を基準にした釣り糸2の繰り出し量(仕掛の
水深値)を表示する棚表示の機能と、海底を基準とした
仕掛までの距離を表示する底棚表示の機能とを有し、こ
の制御系では、図1及び図2に示すように、液晶ディス
プレイ13の中央に広い面積を確保して形成された部位
13Aに対して棚の値と、底棚の値とをデジタル数字で
出力することにより、楽に夫々の値を読み取り得るよう
構成されている。
【0012】即ち、図3のフローチャートに示されるよ
うに、スプール4から釣り糸2が繰り出される場合(巻
取り時も同様)には、前記センサ15,15によって、
スプール4の回転量をカウント値(N)を求めると共
に、この制御装置14に予め設定されたマップデータ
(Map)とカウント値(N)とから、釣り糸2の繰り
出し量を求める(#101ステップ〜#105ステッ
プ)。
【0013】このマップデータ(Map)はスプール4
の単位回転量に対する釣り糸2の繰り出し量をマップデ
ータの形に設定したものであり、このマップデータ(M
ap)にカウント値(N)を代入することにより、スプ
ール4に対する釣り糸2の巻回半径の変化に拘わらず、
スプール4の回転量から釣り糸2の正確な繰り出し量
(LN )を求め得るようになっている。
【0014】次に、底棚設定スイッチ11がONされた
場合には、現在の釣り糸2の繰り出し量(LN )を海底
データ(B)としてレジスタ等の記憶手段に保持(スト
ア)する(#106ステップ、#107ステップ)。こ
の底棚設定スイッチ11は仕掛が海底まで降下した際に
人為的にON操作されるものであり、このON操作によ
り釣り糸2の繰り出し量(仕掛の深度)が海底データ
(B)としてセットされる。
【0015】次に、モード切換スイッチ12の状態によ
り、このスイッチ12が棚表示モードにセットされてい
る場合には、図1に示すように、モードの状態を認識で
きるよう「現在の棚」という表示と共に、釣り糸の繰り
出し量(LN)を前述したように液晶ディスプレイ13
の中央の部位13Aにデジタル数字で表示し、又、スイ
ッチ12が底棚表示モードにセットされている場合に
は、図2に示すように、モードの状態を認識できるよう
「底棚」という表示と共に、前述した海底データ(B)
の値から釣り糸の繰り出し量(LN )を減じた値を前述
の同じ部位13Aにデジタル数字で出力する(#108
ステップ〜#112ステップ)。
【0016】尚、この制御系では、#105ステップで
棚把握手段DT と称し、又、#112ステップが底棚把
握手段DB に兼用されている。
【0017】そして、このリールでは、底棚設定スイッ
チ11を一度セットするだけで、このセットの後には、
モード切換スイッチ12を操作するだけで、現在の棚の
値(仕掛の深度)と、底棚の値と(海底からの仕掛の引
き上げ量)とを、比較的大きい文字で交互に繰り返して
確認できるようになっている。
【0018】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、図6に示すように、液晶ディスプレイ13にお
ける一方の棚の表示の部位に重複する状態でウィンドW
を開き他方の棚の値を表示するよう実施することも可能
である。
【0019】又、本発明は、上記の表示動作を電動型の
リール以外に、手動巻上げ型のリールで行わせるよう構
成して実施することが可能であり、又、現在の棚、底棚
が出力される部位に対して、例えば、棚の深度に一定の
幅を有する場合には、この棚の浅い側の値、及び、深い
側の値夫々も切換えて表示する等、他の情報を出力でき
るよう構成して実施することも可能である。
【0020】又、本発明は、現在の棚、底棚夫々を並列
的に同時表示できるように構成されたリールにおいて、
この並列表示に代えて当該発明における切換表示を行わ
せるよう動作を設定することを妨げるものでは無い。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】棚の表示状態における液晶ディスプレイの平面
【図2】底棚の表示状態における液晶ディスプレイの平
面図
【図3】制御動作のフローチャート
【図4】リールの全体平面図
【図5】リールの縦断側面図
【図6】別実施例における液晶ディスプレイの平面図
【符号の説明】
2 釣り糸 4 回転体 12 出力切換え手段 13 表示装置 13A 表示部位 14 制御装置 15 計測装置 DB 底棚把握手段 DT 棚把握手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り糸巻取り用の回転体(4)からの釣
    り糸(2)の繰り出し量を求める計測装置(15)を備
    え、この計測装置(15)からの計測結果に基づいて釣
    り糸(2)の繰り出し量を表示装置(13)に出力する
    制御装置(14)を備えて成る釣り用リールであって、 前記制御装置(14)を、リールを基準とした仕掛の水
    深を求める棚把握手段(DT )と、水底を基準とした仕
    掛までの引き上げ距離を求める底棚把握手段(DB )と
    を備えて構成すると共に、前記表示装置(13)の同一
    表示部位(13A)に対し、棚把握手段(DT )による
    値、及び、底棚把握手段(DB )による値を切換えて出
    力する出力切換え手段(12)を備えて構成して成る釣
    り用リール。
JP27217191A 1991-10-21 1991-10-21 釣り用リール Pending JPH05111343A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078369A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Keyence Corp 測距センサ及びその設定方法
JP2006078368A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Keyence Corp 測距センサ及びその設定方法
JP2006078371A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Keyence Corp 測距センサ及びその設定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078369A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Keyence Corp 測距センサ及びその設定方法
JP2006078368A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Keyence Corp 測距センサ及びその設定方法
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