JP2899603B2 - 舗道の表面処理方法 - Google Patents

舗道の表面処理方法

Info

Publication number
JP2899603B2
JP2899603B2 JP24886689A JP24886689A JP2899603B2 JP 2899603 B2 JP2899603 B2 JP 2899603B2 JP 24886689 A JP24886689 A JP 24886689A JP 24886689 A JP24886689 A JP 24886689A JP 2899603 B2 JP2899603 B2 JP 2899603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pavement
resin
mold member
treatment method
surface treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24886689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03110205A (ja
Inventor
義尚 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DORO KK
Osada Giken Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DORO KK
Osada Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DORO KK, Osada Giken Co Ltd filed Critical NIPPON DORO KK
Priority to JP24886689A priority Critical patent/JP2899603B2/ja
Publication of JPH03110205A publication Critical patent/JPH03110205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2899603B2 publication Critical patent/JP2899603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Road Repair (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、舗道の表面処理方法に関するものである。
ここでいう舗道とは、一般の舗装された道路(車道、歩
道)たけでなく、商店街、駅、デパート等の床面、ポー
チ、或いは階段の水平面等人間がその上を歩く場所すべ
てをいう。
[従来の技術] 舗道の表面処理は、元来は表面の平滑化(ここでいう
平滑は地道のような窪みがないという程度の意味)と安
定化(ぬかるまない)を目的とするものであり、人間の
歩行や自動車等の通行に便利なようになされるものであ
った。道路の舗装等がその典型的なものである。この表
面処理は、単に平滑にすればよいというものではなく、
道路等自体非常に過酷な条件の下で使用されるものであ
るため、高度な耐候性、耐久性が求められる。よって、
道路等はコンクリート、アスファルト、レンガ、石等に
よって舗装されてきた。
また、時代が進むにつれて、単に平滑にするだけでな
く、その美観が要求されるようになり、特にアーケード
の下の舗道や、デパートの床面等はその感が強い。
そこで、平滑性、耐久性、美観の3つを兼ね備えたも
のとして、従来は石が用いられてきた。即ち、天然石
(代理石や御影石等)を薄く板状にスライスしたものを
敷設する方法である。また、天然石は高価であるため、
(天然砂利や天然石を粉砕した)小石をセメント等で固
めて同様にスライスしたものや平板に成型し表面を研磨
したもの(テラゾー平板)を敷設したもの、更には現場
で前記材料を左管仕上げした後、研磨する所謂「現場研
ぎ出し工法」によるもの(これもここではテラゾー平板
と呼ぶ)等がある。
前記したアーケード下の舗道、デパート等の床面等は
このような方式のものが非常に多い。
以上説明した如く、舗道の表面材として石が非常に多
く使用されている。この石の美観を引き立たせるため、
石の表面は磨かれることが多い。なぜならば、磨かない
と天然石独特の光沢がなく、且つ供用時に汚れやすく、
高価な天然石を使用した美観的な意味がなくなるためで
ある。このため表面が非常に平滑になり(ここでいう平
滑はミクロ的な平滑性であり、つるつるという意味)人
間や自動車、自転車等がスリップしやすくなり、非常に
危険である。
このような危険性を軽減するため、表面の一部に切込
みを設けたものや、凹凸を設けた石板を敷設することに
よって、スリップを防止することも行われている。しか
し、石自体は非常に寿命の長いものであり10年〜50年は
使用できるものである。このように長期間使用すると、
石のように硬いものであっても、使用中に表面が平滑化
され、スリップの危険性がまた発生する。
実際に、最近ではこのスリップによる事故が多発して
おり、損害賠償問題にまで発展するケースがある。
さらに、石やテラゾー平板等は長期間の使用に耐える
ものであるだけに、その色や模様に飽きることが多く、
特にデパートやアーケード内では、流行に沿った美観を
呈し続ける必要があるため耐用期間内であるにもかかわ
らず新装(又は改装)が求められる場合が多くなる。
このような場合は、スリップ防止をするためであって
も、模様等を改装するためであっても、その古い石やテ
ラゾー平板をすべて除去し新たに石やテラゾー板を敷設
することとなる。
この従来の方法では次のような問題があった。
石を除去する工事、また新しい石やテラゾー平板等
をセメント等で貼着する場合に、非常に長期間を要す
る。
工期が長いと、店舗等ではそれだけ長期に亘って営業
上の被害を被り、また歩行者等への交通障害ともなる。
工事費用が高い。
まだ、十分使用できる石等を破棄しなければなら
ず、資源の無駄である。
廃棄物が多量に出て産業廃棄物の指定を受けるた
め、その処理等に影響を与える。
工事に伴う騒音、振動、塵埃等や運搬作業が沿道環
境を阻害する。
このような欠点を解消すべく、本発明者は型紙を使用
したブラスト仕上げ工法を開発し、既に特許出願してい
る(特願昭63−333811号)。
これは、硬質表面を有する舗道の表面に、型部材を載
置し、その上方からブラスト仕上げした後該型紙を除去
するものである。
[発明が解決しよとする課題] このブラスト工法では、前記した欠点は解消されてい
るが、次のような欠点があることが判明した。
ブラスト仕上げした表面、即ち、処理すべき母体の骨
材が耐摩耗性に劣る場合、又は比較的耐摩耗性はある
が、車両通行用の路面の場合等では、表面が摩耗するこ
とによって、再び滑りの問題が発生することが分かっ
た。勿論、型枠が非常に細かい図柄であって、ブラスト
する面積が非常に細かく区切られている場合には、比較
的問題はないが、大きな面積を占める場合には、危険で
ある。
そこで、このような場合であっても、摩耗が極力軽減
でき、且つ摩擦係数の大きい(グリップ力が大きい)表
面を与える方法が要望されている。
[課題を解決するための手段] 以上のような現状に鑑み、本発明者は、鋭意研究の結
果本発明方法を完成させたものであり、その第一の特徴
とするところは、舗道の表面に、型部材を載置し、その
上方からブラスト処理し、更に樹脂を塗布した後、該型
紙を除去するという点にある。
ここで、舗道とは、天然石をスライスして貼付(敷
設)したもの、テラゾー平板を用いたもの、洗い出しコ
ンクリート平板を用いたもの等、その表面の硬度が非常
に高いか、又は硬度の大きいものを含んでいるものを言
う。中でも、表面に天然石が全面又は部分的に露出して
いるものが好適である。
型部材とは、棒又は板状のもの、部分的に打抜きされ
ている平面状のもの等であり、所謂型紙のようなもので
ある。棒又は板状のものの組合せや打抜き部分の形状に
よって、タイル貼り等の目地模様、モザイク模様、幾何
学模様、動植物の図形、キャラクターの図形等どのよう
なものでも成型できる。材質としては、弾性及び可撓性
を有するものが良く、ゴムやプラスチックが好適であ
る。例えば、種々の天然又は合成板状ゴム、ポリ塩化ビ
ニル、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等であ
る。弾性は、後述するブラストの粒子の打撃に耐え得る
ものであればよく、ブラストの打撃力やブラスト装置の
移動速度、粒子のサイズ等によって適宜選択すればよ
い。また可撓性は、被処理表面の凹凸に型部材を沿わせ
るためのもので、被処理表面が平滑であれば、可撓性は
なくともよい。型部材の厚みは、前記した弾性と同様ブ
ラストの打撃等との兼ね合いで設定すればよい。一般的
には、0.1mm〜2.0mm程度であり中でも、1.0〜1.5mmが好
適であった。しかし、型部材の打抜き部分が多い(広
い)ものは、取り扱い上厚いものが好ましい。
また、型部材の大きさは特に限定するものではない
が、取り扱いの便宜上から、1m×1m程度がよい。また、
長い舗道等では、ロール状に巻いた連続の長尺ものを使
用しても便利である。
型部材は、接着剤で舗道の表面に接着することとなる
が、敷設時に接着剤を塗布しながら接着することは手間
であるため、裏面に接着剤が塗布され、その上に剥離紙
を貼着したものを使用し、現場では剥離紙を剥がしなが
ら舗道の表面に載置していくのが便利である。
しかし、型部材を再使用する場合には、ローラー又は
ハケ等で型部材の裏面に再度接着剤を塗布することとな
るが、これは現場で行なっても、再度工場で行なっても
よい。
また、打抜き部分が多い、又は打抜き面積の大きい型
部材では、取り扱い上から、裏面に打抜き部分のない台
紙を剥離処理して貼着しておくことも好適である。
載置するとは、舗道の表面に型部材を敷くことをい
い、ブラストの打撃によって移動しないように、裏面を
接着剤で接着する(望ましくは強固に)。この接着剤は
どのようなものでもよいが、剥離後舗道表面上に残存し
ないものが好ましい。
ブラスト処理とは、サンドブラスト、ショットブラス
ト、グリッドブラスト等で表面処理することを言う。
サンドブラストとは、砂を非常なスピードで多数打ち
付けて被処理体の表面を削り取るものであり、一般に使
用されている方法でよい。また、ショットブラストやグ
リッドブラスト等は、打ち付ける粒子は砂でなく、鉄球
や鉄粉状のものである。勿論、ブラスト処理は、このよ
うな方法に限定するものではなく、小粒子を多数打撃す
ることによって被処理体の表面を削るものであればどの
ようなものでもよい。移動式のもので、打ち付けた砂や
鉄粒を自身で吸引し、他に吸引装置等が不要なものが好
ましい。
ブラストする方向は、上方からであるが、直角に打ち
付ける必要はない。
ブラストによって、舗道表面を削る深さは自由である
が、1mm前後が好適である。また、ブラストでは、その
粒子のサイズや投射量及び移動速度等の調整によって、
表面の平滑性を調整できるため、粗い表面から比較的平
滑な表面にまで自由にできる。
なお、塗布する樹脂としては、アクリルエマルジョン
等が好適に使用されるが、エポキシ系樹脂やウレタン系
樹脂、ポリエステル系樹脂等も採用可能であり特に限定
するものではない。また塗布の方法としては、スプレー
ガンによる吹き付け、刷毛やローラーによる塗り付け等
々があるが、これも本発明においては限定するものでは
ない。
この樹脂には、骨材を混合してもよい。骨材とは、石
の粉砕物やセラミックの粒、砂等である。これらを混合
すると、表面に凹凸が出きて、摩擦係数を著しく増大さ
せる。また、硬度が大きいため耐摩耗性も大きく向上す
る。即ち、特許請求の範囲にいう骨材とは、硬度のある
微粒子という程度の意味である。
さらに、本発明の他の態様として、樹脂を塗布した
後、その表面に骨材(砂等)を散布する方法がある。こ
の場合には、表面上に骨材が露呈する形で存在するた
め、非常にグリップ力は大きくなる。この時には、ブラ
スト処理した表面に樹脂を塗布し、骨材を塗布すると、
ブラスト処理しない表面よりも、高くなる場合もある。
この点については、どちらの部分が高くともよく、限定
するものではない。
骨材を散布する方法は、どのような方法でもよく、所
謂ニート工法でよい。
本発明の更に別の態様として、樹脂をブラスト処理し
た舗道表面から内部に浸透させるようにして表面強度を
高める方法もある。この場合には、樹脂は表面に樹脂被
膜層を形成しないことも有り得るものである。従って、
本明細書中で言う「塗布」は、樹脂を舗道表面等に置く
動作を指し示す語句であって、表面に樹脂層を構成する
か浸透するか等の状態を示す語句ではないものとする。
表面の粗さ程度であるが、これは通常すべり摩擦(摩
擦係数値)の大きさで計られ、よく知られている英国式
ポータブルスキッドテスターで測定されている。舗道等
では、危険防止のために一般的に必要とされる摩擦係数
がある。即ち、これ以下の摩擦係数では、スリップして
危険であるという数値である。一般に用いられる摩擦係
数の最低の目安として、水平な舗道では、0.25〜0.33、
勾配のある舗道では0.4程度である(カニンガム博士の
実験)。勿論、安全の面からはこれらの数値から、余裕
をもった値が好ましい。
また、摩擦係数は、人間の歩行の場合には、その履物
によって異なり、且つ舗道面が濡れているか否かによっ
ても異なる。しかし、そのような条件としては、最悪の
場合を想定しておく必要がある。通常は、皮革底の靴で
濡れた舗道面を歩行する場合が、最も条件が悪い。ここ
に乾燥した舗道面での摩擦係数を示す。濡れた場合に
は、より小さくなることは明らかである(動摩擦係
数)。
(1) コンクリート 0.45 (2) ゴム 0.63 (3) テラゾー平板 0.22 (4) 石灰岩研ぎ出し 0.10 これから見ると、テラゾー平板や石の研ぎ出しは、前
記の必要数値からみて、乾燥時すでに危険であることは
明らかである。
また、このようなテラゾー平板や石の舗道であって
も、表面に凹凸を設けて摩擦係数を増大させたものでも
前記した如く10年乃至20年使用すると、摩耗による研磨
作用によってまた、上記のような低い数値に近似してく
る。このような考察からすると、最近のスリップによる
事故の多発は頷ける 本発明による処理を施した舗道表面の摩擦係数は、樹
脂塗布後の表面形態及びそこに塗布する樹脂の種類や
量、更には骨材の種類や量、大きさ等によって決定され
るものであるが、平板状態と樹脂上に砂(骨材)を散布
した状態を比較してみると、本発明による砂散布方式で
は、湿潤状態に於ける摩擦係数が、ブラスト前0.20であ
ったものが砂散布処理後には0.60以上となった。これに
よってスリップ事故が大きく軽減できることが分かる。
換言すると、摩擦係数が0.40以上になるように樹脂や骨
材(砂)を調整するということである。
しかしながら、打抜き部分が小さく分割され多数存在
するような型部材を用い、且つ、樹脂の塗布厚みが残余
の部分より低い場合には、摩擦係数が小さくとも、樹脂
を塗布した部分と残存部分とで構成される凹凸により、
マクロ的(或いは実質的)に摩擦係数が大きくなり本発
明のスリップ防止の目的は果たす。よって、樹脂を塗布
した部分の摩擦係数が0.4以上でなければならないとい
うことではない。
本発明の他の態様では、浸透性の大きい樹脂を使用
し、舗道内部にその樹脂が浸透固化することによって強
度を向上させるが、その場合にはブラスト処理によって
得られる表面の凹凸及び該処理を施す深さが摩擦係数を
決定する大きな要素となる。(他の態様ではブラスト処
理によって得られる凹凸は、樹脂が固化定着した後に、
舗道面から剥がれるのを防止するために存在するとも言
えるので、さほど問題ではない) 本発明方法では、ブラスト処理する時点で、型部材が
載置されているため、型部材でカバーされている部分
は、ブラスト粒子が弾性によって跳ね返され、削られな
いで残ることとなる。このため、型部材の形状(模様)
と同様の形状が、残存することとなる。残存部分は、平
滑(つるつるしている)であり光沢があり、ブラストし
た部分は、樹脂を塗布しても細かい凹凸となり光沢が少
ないため、型部材を載置した部分と、そうでない部分と
は明確に識別できることとなる。浸透性の大きい樹脂を
舗道内部に浸透させる場合にも、この部分は濡れたよう
な暗い色となって、残余部分との色調の差は明確とな
る。更に、この残存部分のみにワックスをかけてコント
ラストをより明確にするようにしても良い。また、前記
した通り型部材の形状(又は打抜き部分)は、目地模
様、ランダムな岩模様、動物等の模様、モザイク模様等
まったく自由に作成できるため、現存の素材を活かし、
美観や雰囲気を変える(新装又は改装)には最適であ
る。
また、型部材を載置する前に、被処理舗道表面を、予
め全体的にブラストすることも有意義である。この場合
には、型部材を載置した後のブラストと識別させる意味
からも、表面を平滑にする目的で行なわれるため、打撃
する粒子を小さくし、できれば、光沢ができる程度まで
平滑にすることが望ましい。
勿論、前処理としては、ブラスト方式ばかりでなく、
その他の方法で平滑にしてもよい。
[実施例] 次に本発明者の実験による例によって、ショットブラ
ストと型部材との関係を述べる。表−1から明らかなよ
うに、型部材が薄すがると、ブラストによって剥がされ
ることが分かる。また、弾性の点等からは、ゴムが好適
であり、ブラスト装置の移動速度もあまり遅くては却っ
てうまくいかないことが分かった。
また、表には表れていないが、型部材の接着が不完全
であると、剥がれることが多い。さらに、型部材の打抜
き部分の面積が大きいと、上記のような欠点が顕著とな
る。
第1図は、本発明方法の工程を示す断面図である。第
1図(a)は、天然石1を用いた舗道を示す。第1図
(b)は、この舗道表面に型部材2を接着剤3によって
接着したところを示す。ここでは、説明を分かりやすく
するため型部材2のみは端面図としている。次に、上方
からショットブラスト装置4 (鉄粒の噴出を概略的に示しただけのもの)によって、
鉄粒5を打撃し、天然石1を削り取っているところを示
す(第1図(c))。第1図(d)は、ブラスト処理が
完了した図である。第1図(e)は、樹脂8をスプレー
ガン9にて全面に吹き付けて塗布している状態を示す
(勿論スプレーガン9の代わりにローラー又はハケにて
塗布するようにしても良い)。この場合、樹脂の塗布厚
みは、最初の舗道表面とほぼ同じ程度になるようにして
いる。次に、この樹脂が完全硬化する前に、第1図
(f)に示すように、砂散布器10によって砂11を散布す
る。そして、最後に型部材2及び接着剤3を除去し(第
1図(g))完成である。
第2図は、第1図の例の完成後の斜視図であり削り取
られた部分7と、残存部分6とが模様となっているのが
分かる。
なお、本例では塗布した樹脂8の表面に砂11を撤布す
るという方法採ったが、樹脂内に予め砂等の骨材を混合
したのもを、第3図の如く左官ゴテ12で塗布するように
しても良い。この場合には、前述の方法に比して工程数
が少なくて済む。
更に本発明の他の実施例として、浸透性の高い樹脂を
使用する方法がある。この場合、塗布した樹脂はブラス
ト処理を施した舗道表面から内部に浸透した後固化する
こととなる。このように、樹脂8を含浸させた天然石1
の表面強度は、既述した骨材を使用するものと比較する
とわずかに劣るものであるが、本発明方法の中では最も
簡便に実施し得るものである(第4図) [発明の効果] 本発明方法によると、次のような大きな利点がある。
既設の舗道に対して、簡単にスリップ防止処理がで
きる。
永年使用した舗道の模様変えができる。特に最近の
街全体の景観の美装化という動きに遅れないという利点
がある。
非常に安価である。恐らく、天然石の張替え等と比
較すると、3〜5分の1である。
工事の期間が非常に短く、従来のセメントやモルタ
ルを使用する方法と比較すると、大きく短縮させる。こ
れにより、店舗等の営業阻害期間が大きく減少するた
め、非常な経済的利益がある。
まだ使用できる石材等を無駄にせず、資源の節約と
なる。省資源化の国策にも合致するものである。
産業廃棄物が減少するため、廃棄物処理が軽減され
る。
一般交通車両、歩行者への交通障害と工事に於ける
沿道環境悪化防止に役立つ。
ブラスト処理によって削られた表面が樹脂に被覆さ
れているので、この部分の摩耗が抑えられることとな
り、この部分の平滑化に要する時間即ち防滑効果が維持
できる時間が長くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(g)は、本発明方法の1例を示すもの
で夫々概略断面図、第2図は第1図の例の完成斜視図、
第3図は本発明の他の実施例を示すための概略断面図、
そして第4図は本発明の更に他の例を示すための概略断
面図である。 1……天然石 2……型部材 3……接着剤 4……ブラスト装置 5……鉄粒 6……残存部分 7……削り取られた部分 8……樹脂 9……スプレーガン 10……砂撤布器 11……砂 12……左官ゴテ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 7/35 E01C 23/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】舗道の表面に、型部材を載置し、その上方
    からブラスト処理し、更に樹脂を塗布した後、該型紙を
    除去することを特徴とする舗道の表面処理方法。
  2. 【請求項2】該樹脂には、骨材を混合したものである特
    許請求の範囲第1項記載の舗道の表面処理方法。
  3. 【請求項3】舗道の表面に、型部材を載置し、その上方
    からブラスト処理し、更に樹脂を塗布し、その後樹脂表
    面に骨材を散布した後、該型紙を除去することを特徴と
    する舗道の表面処理方法。
  4. 【請求項4】舗道の表面に、型部材を載置し、その上方
    からブラスト処理し、更に該ブラスト処理した舗道表面
    から内部に浸透する樹脂を塗布した後、該型紙を除去す
    ることを特徴とする舗道の表面処理方法。
  5. 【請求項5】型部材を載置する前に、被処理面を予め全
    面ブラスト処理しておくものである特許請求の範囲第1
    項記載の舗道の表面処理方法。
  6. 【請求項6】型部材の裏面には、粘着剤層を有し、更に
    剥離紙が貼着されているものである特許請求の範囲第1
    項、第3項又は第4項記載の舗道の表面処理方法。
JP24886689A 1989-09-25 1989-09-25 舗道の表面処理方法 Expired - Fee Related JP2899603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24886689A JP2899603B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 舗道の表面処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24886689A JP2899603B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 舗道の表面処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03110205A JPH03110205A (ja) 1991-05-10
JP2899603B2 true JP2899603B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=17184589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24886689A Expired - Fee Related JP2899603B2 (ja) 1989-09-25 1989-09-25 舗道の表面処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2899603B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03110205A (ja) 1991-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100313519A1 (en) Non-slick surface-seeded aggregate concrete and method of forming
US2216250A (en) Stair tread and floor slab surfacing
JP2899603B2 (ja) 舗道の表面処理方法
JPH06313301A (ja) 弾性舗装ブロック及びその製造方法
JP3015802B2 (ja) 舗道の表面処理方法
US2010025A (en) Floor surface
JP2001090097A (ja) 滑り止め加工を施したマンホール等の鉄蓋
JP3728539B2 (ja) 床面の表面処理方法
JP3636712B1 (ja) 人造石材およびその製造方法
JPH05269733A (ja) 建築用パネルの製造方法
JP2000129613A (ja) 舗道の表面処理方法
JP2913188B2 (ja) 型枠材及び建築物の表面処理方法
JP3055004B2 (ja) コンクリート床表面形成工法
JP2920594B2 (ja) 人工芝施設
JP2006169830A (ja) 弾性舗道の施工方法
EP4067603A1 (en) Decorative concrete tile, decorative paving, and method for producing such a tile
JPH0978524A (ja) 床面の表面処理方法
JP4395121B2 (ja) 舗装方法
JPH08165606A (ja) 舗装材およびこの舗装材を用いた舗装構造
JPH1119918A (ja) 表面が汚れ難く、美観耐久性の高いコンクリート部材の製造方法
JP4395126B2 (ja) 舗装方法
JPH08325078A (ja) 建築用パネルの製造方法
JP3706877B2 (ja) ノンスリップ舗装工法
JPH08291508A (ja) アスファルト舗装による景観舗装の構築方法
JPH02131703A (ja) 履物並びに履物の滑り止め材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees