JP3055004B2 - コンクリート床表面形成工法 - Google Patents

コンクリート床表面形成工法

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JP3055004B2
JP3055004B2 JP7230344A JP23034495A JP3055004B2 JP 3055004 B2 JP3055004 B2 JP 3055004B2 JP 7230344 A JP7230344 A JP 7230344A JP 23034495 A JP23034495 A JP 23034495A JP 3055004 B2 JP3055004 B2 JP 3055004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、滑止め用コンク
リート床を形成するコンクリート床表面形成工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】滑止め用コンクリート床は、広い分野で
使用されている。例えば、魚市場や食肉センター等や大
型厨房の床表層、駐車場や斜路、高速導路表面などは激
しい衝撃や摩擦にさらされている。加えて多量の水や海
水、直射日光による自然曝露、その他の高熱にもさらさ
れている。また、床表層の使用目的に応じた長期の滑り
止めも要求されているが、従来の金属骨材を主成分とし
た無機質系表面硬化材や、エポキシ系表面仕上げ材など
はその材質と工法に限界が在り、長期の機能維持と安定
性は困難であった。
【0003】床コンクリート打込み形成は、セメント、
砂利又は砕石、砂を水で混練して、基礎床面の上に打設
してその表面を平滑にしてから、床面の用途に応じて金
ゴテ、木ゴテ等で表面仕上げをするか、または刷毛引き
仕上げをして表面仕上げをする。表面仕上げはそのコン
クリート表面層はほとんどセメント分と砂分であって大
型骨材の砂利や砕石等はその下に埋没されてしまう。従
って、コンクリート床表面に要求される防水性、表面ア
クの防止等の諸性質は十分であるが、使用場所によって
は耐磨耗性に難点があり、床表面のノンスリップ性は期
待できない。
【0004】コンクリート表面を刷毛引き仕上げして滑
り止め防止加工を施すことができるが、刷毛目は磨耗し
易い、刷毛目は磨耗すれば、滑り止め作用がなくなる。
刷毛引き仕上は寿命が短い。
【0005】従来、長期の滑り止め防止用のコンクリー
ト床地の形成方法としては、コンクリート表面に切り込
みや、段違いを作ってノンスリップ性を与えている。し
かし、硬質タイヤ使用の作業車を使用する作業場などで
は、通行性が悪く、また、凹みに汚水が溜まるので衛生
上問題が多い。また、工事単価も高く工期は長く掛か
り、施工も難しいという難点がある。
【0006】例えば、滑り防止用のコンクリート床地の
形成としては、図5に示すように、コンクリート打込み
後に、コンクリート表面11に刷毛引き仕上げをして、
表面をギザギザを形設して、滑り防止処理をするが、床
表層部分は、砂とセメントだけなので、コンクリート表
面11の刷毛引きが磨耗し、滑り止め効果が速く無くな
りノンスリップ性に欠ける。
【0007】図6に示すように、コンクリート打込み後
に、コンクリート層表面11に切り込み溝12を施して
表面を凹凸を形設して滑り防止処理を施す方法もある
が、凹凸処理を行うので、工事単価が高くなり、また、
工期も長く掛かり、施工も難しいという難点がある。
【0008】図7に示すように、コンクリート打込み後
に又は間をおいて、コンクリート表面11に、特殊セメ
ントモルタル床材13を下地14に0.3〜1.2cmの
厚さで練り合わせる方法、または接着剤を入りの特殊セ
メントモルタル床材で接着施工して、コンクリート表面
を滑り防止処理を施す方法もあるが、これも二段施工と
なり、工事単価も高くなり、耐熱性が弱いという欠点が
ある。図中、15は打込みコンクリートに混入されてい
る砂利又は砕石を示す。
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】この発明は、これらの
問題点を解消したもので、コンクリート床地の耐磨耗性
の増加と滑止め用のコンクリート床表面を形成するコン
クリート床表面形成工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート床
表面形成工法は、床コンクリート打込み後に、滑り止め
材を散布してコンクリート表面を形成する工法におい
て、床コンクリート打込み後、該コンクリート表面が生
乾き状態下で前記コンクリート表面に粉砕した無機質系
硬質砕石を撒布し、表面を擦って前記無機質系硬質砕石
を表層部に埋没させた後、該表層部表面を刷毛引きして
無機質系硬質砕石入り表層部を形成させることを特徴と
する。
【0011】本発明のコンクリート床表面形成工法にあ
っては、生乾き状態下で、コンクリート表面に砕石され
た無機質系硬質砕石を散布し、これを上面から仕上げコ
テを用いて擦って、表層部に埋設させることによって、
無機質系硬質砕石層が形成される。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、本発明の詳細を一実施例を
示す図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例
を示す断面図で、(a)はコンクリート1を打込み後、
生乾きの状態を示す断面図、(b)は無機質系硬質砕石
を散布した状態を示す断面図、(c)は無機質系硬質砕
石が入った状態を示す断面図である。
【0013】図1において、1は打込まれた床コンクリ
ートを示し、この床コンクリート1を打込み後、コンク
リート表面2が生乾きの状態下(図1(a))でコンク
リート表面2一面に砕石された無機質系硬質砕石3を散
布する(図1(b))。散布された無機質系硬質砕石3
の上面から仕上げコテ或は機械コテを用いて擦る。擦る
と無機質系硬質砕石3は生乾きのコンクリート表層部に
埋没され、無機質系硬質砕石入りの表層部が形成される
(図1c)。しかる後、該表層部表面を刷毛引きして刷
毛引きが形成されたコンクリート表面が形成される。無
機質系硬質砕石3の散布法は、コンクリート表面2に略
均一層になるように機械あるいは人為的に散布するのが
好適である。なお、図中4はコンクリート、5は砕石を
示す。
【0014】実施例で砕石された無機質系硬質砕石3と
しては、図2に示す成分を含有する天然硬質砕石で、例
えば、ダイヤモンドに次いで硬いとされるコランダム、
鉄スピネル、磁鉄鉱を主成分とするアルミナ分に富む天
然の鉱産物である。硬いので表面層を形成すると磨耗に
も強く、滑り止め効果を発揮する。無機質系硬質砕石3
は1.5〜10mmの大きさにされた砕石粒で、好ましく
は2.0〜5.0mmが好適である。無機質系硬質砕石3
の骨材規格は、比重2.9〜3.5、吸水量2.5以
下、すりへり減量20%以下(粒度区分D)、有機不純
物 良、が好適である。
【0015】無機質系硬質砕石3の粒度分布、コンクリ
ート強度比較試験は、図3〜4に示すものが好適であ
る。このように無機質系硬質砕石3の使用は、コンクリ
ート床表面に高強度とその安定性と耐久性を与える。
【0016】天然硬質砕石は強靭で耐久性に富み、セメ
ントやアスファルト、その他の接着剤との親和力が極め
て大きく、超硬度、耐磨耗性、耐薬品性、耐熱性の特性
を有する。したがってコンクリート表層部で、耐磨耗性
を一段と向上させる。
【0017】コンクリート表面2が生乾き状態とは、コ
ンクリート打込み後、コンクリート表面2の水分が引く
感じの状況で、夏場はコンクリート打込み後2〜3時間
程度、冬場はコンクリート打込み後6〜7時間程度を目
安とする。
【0018】無機質系硬質砕石3の散布はコンクリート
表面にほぼ均一に塗布することが必要である。これは表
層の無機質系硬質砕石3の分布ムラを防止することにあ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明のコンクリート床表面形成工法に
あっては、生乾き状態下で、コンクリート表層部に無機
質系硬質砕石が埋没させるので、コンクリート表層部に
無機質系硬質砕石層が形成される。
【0020】また、コンクリート表層部に砕石された無
機質系硬質砕石層が形成されるので、滑り止め効果と耐
摩耗性が一段と向上した安定性と耐久性を有するコンク
リート表面を形成することができる。従って、道路の交
差点やカーブ、駐車場などの床形成に広く使用される。
【0021】さらに、特殊セメントモルタル床材を下地
に練り合わせたり、または接着剤入りの特殊セメントモ
ルタル床材で接着施工する2段施工と異なり、工事単価
も高くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図で、(a)はコ
ンクリートを打込み後、生乾きの状態を示す断面図、
(b)は無機質系硬質砕石を散布した状態を示す断面
図、(c)は無機質系硬質砕石が混入された状態を示す
断面図。
【図2】無機質系硬質砕石の化学組成を示す図表。
【図3】無機質系硬質砕石の粒度分布を示す図表。
【図4】無機質系硬質砕石のコンクリート強度比較試験
を示す図表。
【図5】従来の断面図。
【図6】従来の断面図。
【図7】従来の断面図。
【符号の説明】
1………床コンクリート 2………コンクリート表面 3………無機質系硬質砕石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床コンクリート打込み後に、滑り止め材
    を散布してコンクリート表面を形成する工法において、 床コンクリート打込み後、該コンクリート表面が生乾き
    状態下で前記コンクリート表面に粉砕した無機質系硬質
    砕石を撒布し、表面を擦って前記無機質系硬質砕石を表
    層部に埋没させた後、該表層部表面を刷毛引きして無機
    質系硬質砕石入り表層部を形成させる ことを特徴とする
    コンクリート床表面形成工法。
  2. 【請求項2】 前記無機質系硬質砕石が、コランダム、
    鉄スピネル、磁鉄鉱を主成分とするアルミナ分に富む天
    然の鉱産物であることを特徴とする請求項1記載のコン
    クリート床表面形成工法。
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