JPH0978524A - 床面の表面処理方法 - Google Patents

床面の表面処理方法

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JPH0978524A
JPH0978524A JP26074995A JP26074995A JPH0978524A JP H0978524 A JPH0978524 A JP H0978524A JP 26074995 A JP26074995 A JP 26074995A JP 26074995 A JP26074995 A JP 26074995A JP H0978524 A JPH0978524 A JP H0978524A
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JP
Japan
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base material
sheet
grains
powder
finish
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Application number
JP26074995A
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English (en)
Inventor
Hideharu Osada
秀晴 長田
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Osada Giken Co Ltd
Original Assignee
Osada Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 床面の表面処理において、美観に優れ、滑る
ことによる事故も防止できる洗い出し風の仕上げを簡単
に施工できるようにする。 【解決手段】 被施工面に、硬化材を塗布し、それが完
全硬化する前に、無機系粒状体を基材に固着したシート
部材を、該基材を上にして載置し、上方から押圧し、硬
化材が完全硬化した後ブラスト仕上げするもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面の表面処理方
法に関するものである。ここでいう床面とは、一般にい
う建築物の床ばかりでなく、舗道の表面、法面等を含む
広い概念として使用する。
【0002】
【従来の技術】ここでは、舗道を例にとって説明する。
舗道とは、一般の舗装された道路(車道、歩道)だけで
なく、商店街、駅、デパート等の床面、ポーチ等人間が
その上を歩く場所すべてをいう。
【0003】舗道の表面処理は、元来は表面の平滑化
(ここでいう平滑は地道のような窪みがないという程度
の意味)と安定化(ぬかるまない)であり、人間の歩
行、自動車等の運行に便利なようになされるものであっ
た。道路の舗装等がその典型的なものである。この表面
処理は、単に平滑にすればよいというものではなく、道
路等自体非常に過酷な条件の下で使用されるものである
ため、高度な耐候性、耐久性が求められる。よって、道
路等はコンクリート、アスファルト、レンガ、石等によ
って舗装されてきた。また、時代が進むにつれて、単に
平滑にするだけでなく、その美観が要求されるようにな
り、特にアーケードの下の舗道や、デパートの床面等は
その感が強い。
【0004】そこで、平滑性、耐久性、美観の3つを兼
ね備えたものとして、従来は石が用いられてきた。即
ち、天然石(大理石や御影石等)を薄く板状にスライス
したものを敷設する方法である。また、天然石は高価で
あるため、(天然砂利や天然石を粉砕した)小石をセメ
ント等で固めて同様にスライスしたものや平板に成型し
表面を研磨したもの(テラゾー平板)を敷設したもの、
更には現場で前記材料を左官仕上げした後、研磨する所
謂「現場研ぎ出し工法」によるもの(これもここではテ
ラゾー平板と呼ぶ)等がある。前記したアーケード下の
舗道、デパート等の床面等はこのような方式のものが非
常に多い。
【0005】以上説明した如く、舗道の上層材として石
材が非常に多く使用されている。この石の美観を引き立
たせるため、石の表面は磨かれることが多い。なぜなら
ば、磨かないと天然石独特の光沢がなく、且つ供用時に
汚れやすく、高価な天然石を使用した美観的な意味がな
くなるためである。このため、表面が非常に平滑になり
(ここでいう平滑はミクロ的な平滑性であり、つるつる
という意味)人間や自動車、自転車等がスリップしやす
くなり、非常に危険である。
【0006】このような危険性を軽減するには、表面に
凹凸のあるものが好ましい。特に、古くから洗い出し法
と呼ばれる工法がある。これは、セメント等の下地に、
それがまだ硬化する前に、小石を埋め込み、次いで水で
表面のセメントを洗い流す方法である。この方法による
と、表面に小石が並び下地のセメントより浮き出て、非
常に美観の優れたものができる。勿論、表面には小石が
並んでいるためスリップの問題もない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この洗い出し
工法では小石の埋め込み方、セメントの洗い流し方が難
しく、相当の熟練を要するものであり、現在その施工が
できる人は非常に少なくなっている。
【0008】また、この洗い出し工法では、模様を現出
することは難しく、ほぼ不可能である。即ち、小石を埋
め込む時にそのようなことをするのは非常に手間であ
り、硬化時間等を考慮すると現実問題としては無理であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明方法を完成したも
のであり、その特徴とするところは、被施工面に、硬化
材を塗布し、それが完全硬化する前に、無機系粒状体を
基材に固着したシート部材を、該基材を上にして載置
し、上方から押圧し、硬化材が完全硬化した後ブラスト
仕上げする点にある。
【0010】被施工面とは、床面であり、上記した通り
舗道等である。硬化材とは、床面に塗布して硬化させる
もので、通常、セメント、コンクリート、アスファル
ト、漆喰等である。硬化した後の硬度、ブラストの容易
性等から通常はセメント系(コンクリート等)のもので
ある。塗布の方法は、通常の方法でよい。
【0011】無機系粒状体の代表は、天然の小石である
が、セラミックの破砕物や岩石の破砕物でもよい。大き
さは、特別限定するものではないが、5〜15mm程度
が好適である。また、基材とは、この粒状体を保持する
シートであり、ブラストで破壊除去できるものである。
通常は、紙である。勿論、ブラストで除去できれば何で
もよく、プラスチックシートやプラスチックフィルムで
もよい。
【0012】シート部材は、前記粒状体を固着したシー
トを言い、固着の方法は接着剤で接着する方法、粘着剤
で粘着しておく方法がある。粒状体の固着時に接着剤等
を塗布しても、予め接着剤等が塗布された接着シートを
使用してもよい。接着剤等の材質も後述するブラスト仕
上げが簡単なものを選べばよい。
【0013】シート部材への粒状体の固着は、通常現場
ではなく工場で行なわれるため、従来の洗い出し工法と
異なり、粒状体を種々の模様状に載置することが可能で
ある。即ち、粒状体の色を揃えて、色ごとに所定の位置
に載置すれば模様ができるのである。
【0014】シート部材の製造方法は単にシートに粒状
体を固着すれば良いだけであり、どのような方法でもよ
い。しかし、粘着性を有する基材上に多数の粒状体を載
置しそれを斜めにすることによって、粘着剤で固着され
ていない粒状体を重力によって落下させる方法が簡単で
ある。勿論、真空ポンプ等で余分なものを吸引してもよ
い。
【0015】また、模様を表現するため、型部材を用い
て粒状体を2回に分けて固着してもよい。この型部材
は、種々の模様を打ち抜いたり、切り欠いたもので型紙
のようなものである。勿論、型部材を用いずに種々の色
の粒状体を手で模様的に固着したり、他の方法によって
もよい。
【0016】型部材の形状は、単なる棒のような直線状
でも、部分的に打抜きされている平面状のものもよい。
棒のような場合には、それを種々の形状 (煉瓦調、タイ
ル調等) に載置して用いる。また、打抜きしたもので
は、打抜き部分の形状によって、タイル貼り等の目地
様、モザイク様、動植物の図形、キャラクター図形等ど
のようなものでも可能である。
【0017】ブラスト仕上げとは、サンドブラスト、シ
ョットブラスト、グリッドブラスト等で表面処理するこ
とを言う。サンドブラストとは、砂を非常なスピードで
多数打ち付けて被施工面の表面を削り取るものであり、
一般に使用されている方法でよい。また、ショットブラ
ストやグリッドブラスト等は、打ち付ける粒子は砂でな
く、鉄球や鉄粉状のものである。勿論、ブラスト仕上げ
は、このような方法に限定するものではなく、小粒子を
多数打撃することによって被施工面の表面を削るもので
あればどのようなものでもよい。
【0018】ブラストする方向は、通常上方からである
が、直角に打ち付ける必要はない。ブラストによって、
被施工表面を削る深さは自由であるが、1mm前後が好適
である。
【0019】このブラスト仕上げする時に基材を除去せ
ずに、そのままブラストすることが本発明の特徴でもあ
る。即ち、剥離する場合には粒状体の固着力によって
は、粒状体が基材とともに外れたり、取扱中に落下した
りする。この点、本発明ではそのようなことは考慮する
必要がない。特に、最近のブラスト装置は、打撃した粒
体等を打撃と同時に吸引するものであるため、粒体と一
緒に基材の破片が吸引されるため、手間はいらない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明方法
の概略を示す工程図である。図1(a)は、下地調整し
た道路の断面を示す。即ち、セメント等の硬化材1を塗
布したところである。(b)は、基材2と粒状体3とか
らなるシート部材4を道路上に載置したところを示す。
(c)は、シート部材4をローラ5で押圧しているとこ
ろを示す。(d)は粒状体3を完全に押圧した状態を示
す。(e)は、(d)の状態で完全に硬化した後、その
上からブラスト仕上げしているところを示す。このブラ
ストが完了すると、本発明工法は終了である。このよう
に、本発明工法は、現場では簡単な作業のみで、洗い出
し工法のような仕上がりとなる。
【0021】次に、本発明に用いるシート部材4の製法
について説明する。図2は、本発明に用いるシート部材
4の製造方法の1例を示す概略断面図である。粘着性を
有する基材2(粘着性を有しない場合には、直前に塗布
すればよい)の上方から粒状体3を多数落下させ、基材
全体に固着されるようにする。このシート4を上方に持
ち上げ、それによって粘着剤に固着されていない粒状体
3を下方に落とし、シートには、粘着された粒状体のみ
が残るようにする。それをピンチローラ6で押圧し、固
着を完全する。最後に、カッターで所定寸法に裁断すれ
ば関係である。
【0022】図3は、型部材を利用して模様的に粒状体
を固着する例である。最初に、粘着性のある基材2に、
裏面を剥離処理した型部材8を貼る。その上から例えば
白い粒状体9を載置固着する。そして第2図で示したよ
うに、傾けて余分なものを落下させる。次いで、型部材
8を除去し、その上から例えば黒い粒状体10を載置
し、同様に余分なものを落下させる。このようにする
と、型部材通りに2色で色わけができる。
【0023】
【発明の効果】本発明方法によると、次のような大きな
利点がある。 現場で簡単に洗い出し仕上げ調の表面仕上げができ
る。 基材を現場で剥離する手間が不要である。 粒状体は工場で載置しておけるため、模様化も可能
である。 粒状体が表面に露出しているため、摩擦が大きく、
スリップ等の事故はほとんど考えられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施工程を示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明方法に用いるシート部材の製造方法を示
す概略断面図である。
【図3】本発明方法に用いるシート部材の他の製造方法
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 舗道 2 基材 3 粒状体 4 シート部材 5 ローラ 6 ピンチローラ 7 カッター 8 型部材 9 白い粒状体 10 黒い粒状体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被施工面に、硬化材を塗布し、それが完
    全硬化する前に、無機系粒状体を基材に固着したシート
    部材を、該基材を上にして載置し、上方から押圧し、硬
    化材が完全硬化した後ブラスト仕上げすることを特徴と
    する床面の表面処理方法。
JP26074995A 1995-09-12 1995-09-12 床面の表面処理方法 Pending JPH0978524A (ja)

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