JPH08325078A - 建築用パネルの製造方法 - Google Patents
建築用パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH08325078A JPH08325078A JP15515995A JP15515995A JPH08325078A JP H08325078 A JPH08325078 A JP H08325078A JP 15515995 A JP15515995 A JP 15515995A JP 15515995 A JP15515995 A JP 15515995A JP H08325078 A JPH08325078 A JP H08325078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- inorg
- based particles
- pebbles
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/53—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone involving the removal of at least part of the materials of the treated article, e.g. etching, drying of hardened concrete
- C04B41/5323—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone involving the removal of at least part of the materials of the treated article, e.g. etching, drying of hardened concrete to make grain visible, e.g. for obtaining exposed aggregate concrete
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 建築物の表面を洗い出し処理するための簡単
な方法を提供する。 【構成】 セメント系固化材に無機系粒状体を混合し、
固化後表面をセメントは削るが無機系粒状体は削らない
程度の打撃力でブラスト仕上げし、表面に無機系粒状体
を露出させるか、又は型枠の底部に無機系粒状体を所定
量入れ、その上からセメント系固化材を充填し、固化し
た後型枠から外し、無機系粒状体側の表面をセメント系
固化材は削るが無機系粒状体は削らない程度の打撃力で
ブラスト仕上げする。
な方法を提供する。 【構成】 セメント系固化材に無機系粒状体を混合し、
固化後表面をセメントは削るが無機系粒状体は削らない
程度の打撃力でブラスト仕上げし、表面に無機系粒状体
を露出させるか、又は型枠の底部に無機系粒状体を所定
量入れ、その上からセメント系固化材を充填し、固化し
た後型枠から外し、無機系粒状体側の表面をセメント系
固化材は削るが無機系粒状体は削らない程度の打撃力で
ブラスト仕上げする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用パネルの製造方
法に関するものである。ここでいう建築用とは、一般に
いう建築物、道路の表層等の表面に載置、貼着する目的
をいう。建築物とは、建物、柱、橋脚、塀等のすべての
ものを含む。
法に関するものである。ここでいう建築用とは、一般に
いう建築物、道路の表層等の表面に載置、貼着する目的
をいう。建築物とは、建物、柱、橋脚、塀等のすべての
ものを含む。
【0002】ここでは、舗道について説明する。舗道と
は、一般の舗装された道路(車道、歩道)だけでなく、
商店街、駅、デパート等の床面、ポーチ等人間や車がそ
の上を通る場所すべてをいう。しかし、建築物の壁面材
等として使用できることは言うまでもない。
は、一般の舗装された道路(車道、歩道)だけでなく、
商店街、駅、デパート等の床面、ポーチ等人間や車がそ
の上を通る場所すべてをいう。しかし、建築物の壁面材
等として使用できることは言うまでもない。
【0003】
【従来の技術】建築物の表面処理は、元来は表面の平滑
化(ここでいう平滑は地道のような窪みがないという程
度の意味)と安定化(ぬかるまない)であり、人間の歩
行、自動車等の運行に便利なようになされるものであっ
た。道路の舗装等がその典型的なものである。この表面
処理は、単に平滑にすればよいというものではなく、道
路等自体非常に過酷な条件の下で使用されるものである
ため、高度な耐候性、耐久性が求められる。よって、道
路等はコンクリート、アスファルト、レンガ、石等によ
って舗装されてきた。また、時代が進むにつれて、単に
平滑にするだけでなく、その美観が要求されるようにな
り、特にアーケードの下の舗道や、デパートの床面等は
その感が強い。
化(ここでいう平滑は地道のような窪みがないという程
度の意味)と安定化(ぬかるまない)であり、人間の歩
行、自動車等の運行に便利なようになされるものであっ
た。道路の舗装等がその典型的なものである。この表面
処理は、単に平滑にすればよいというものではなく、道
路等自体非常に過酷な条件の下で使用されるものである
ため、高度な耐候性、耐久性が求められる。よって、道
路等はコンクリート、アスファルト、レンガ、石等によ
って舗装されてきた。また、時代が進むにつれて、単に
平滑にするだけでなく、その美観が要求されるようにな
り、特にアーケードの下の舗道や、デパートの床面等は
その感が強い。
【0004】そこで、平滑性、耐久性、美観の3つを兼
ね備えたものとして、従来は石が用いられてきた。即
ち、天然石(大理石や御影石等)を薄く板状にスライス
したものを敷設する方法である。また、天然石は高価で
あるため、(天然砂利や天然石を粉砕した)小石をセメ
ント等で固めて同様にスライスしたものや平板に成型し
表面を研磨したもの(テラゾー平板)を敷設したもの、
更には現場で前記材料を佐官仕上げした後、研磨する所
謂「現場研ぎ出し工法」によるもの(これもここではテ
ラゾー平板と呼ぶ)等がある。前記したアーケード下の
舗道、デパート等の床面等はこのような方式のものが非
常に多い。
ね備えたものとして、従来は石が用いられてきた。即
ち、天然石(大理石や御影石等)を薄く板状にスライス
したものを敷設する方法である。また、天然石は高価で
あるため、(天然砂利や天然石を粉砕した)小石をセメ
ント等で固めて同様にスライスしたものや平板に成型し
表面を研磨したもの(テラゾー平板)を敷設したもの、
更には現場で前記材料を佐官仕上げした後、研磨する所
謂「現場研ぎ出し工法」によるもの(これもここではテ
ラゾー平板と呼ぶ)等がある。前記したアーケード下の
舗道、デパート等の床面等はこのような方式のものが非
常に多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した如く、舗
道の表面材として石が非常に多く使用されている。この
石の美観を引き立たせるため、石の表面は磨かれること
が多い。なぜならば、磨かないと天然石独特の光沢がな
く、且つ供用時に汚れやすく、高価な天然石を使用した
美観的な意味がなくなるためである。このため、表面が
非常に平滑になり(ここでいう平滑はミクロ的な平滑性
であり、つるつるという意味)人間や自動車、自転車等
がスリップしやすくなり、非常に危険である。
道の表面材として石が非常に多く使用されている。この
石の美観を引き立たせるため、石の表面は磨かれること
が多い。なぜならば、磨かないと天然石独特の光沢がな
く、且つ供用時に汚れやすく、高価な天然石を使用した
美観的な意味がなくなるためである。このため、表面が
非常に平滑になり(ここでいう平滑はミクロ的な平滑性
であり、つるつるという意味)人間や自動車、自転車等
がスリップしやすくなり、非常に危険である。
【0006】このような危険性を軽減するため、表面の
一部に切込みを設けたものや、凹凸を設けた設けた石板
を敷設することよって、スリップを防止することも行わ
れている。しかし、石自体は非常に寿命の長いものであ
り10年〜50年は使用できるものである。このように
長期間使用すると、石のように硬いものであっても、使
用中に表面が平滑化され、スリップの危険性がまた発生
する。実際に、最近ではこのスリップによる事故が多発
しており、損害賠償問題にまで発展するケースがある。
一部に切込みを設けたものや、凹凸を設けた設けた石板
を敷設することよって、スリップを防止することも行わ
れている。しかし、石自体は非常に寿命の長いものであ
り10年〜50年は使用できるものである。このように
長期間使用すると、石のように硬いものであっても、使
用中に表面が平滑化され、スリップの危険性がまた発生
する。実際に、最近ではこのスリップによる事故が多発
しており、損害賠償問題にまで発展するケースがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果、本発明パネルの製造方
法を完成させたものであり、その特徴とするところは、
セメント系固化材に無機系粒状体を混合し、固化後表面
をセメント系固化材は削るが該無機系粒状体は削らない
程度の打撃力でブラスト仕上げし、表面に無機系粒状体
を露出させる点にあり、他の態様では、型枠の底部に無
機系粒状体を所定量入れ、その上からセメント系固化材
を充填し、固化した後型枠から外し、無機系粒状体側の
表面をセメント系固化材は削るが無機系粒状体は削らな
い程度の打撃力でブラスト仕上げする点にある。
み、本発明者は鋭意研究の結果、本発明パネルの製造方
法を完成させたものであり、その特徴とするところは、
セメント系固化材に無機系粒状体を混合し、固化後表面
をセメント系固化材は削るが該無機系粒状体は削らない
程度の打撃力でブラスト仕上げし、表面に無機系粒状体
を露出させる点にあり、他の態様では、型枠の底部に無
機系粒状体を所定量入れ、その上からセメント系固化材
を充填し、固化した後型枠から外し、無機系粒状体側の
表面をセメント系固化材は削るが無機系粒状体は削らな
い程度の打撃力でブラスト仕上げする点にある。
【0008】セメント系固化材とは、セメント、モルタ
ル、コンクリート等の無機系の固化材を言う。勿論、充
填する場合等はスラリー状である。これには通常混入す
る骨材その他のものを混合してもよく、また着色材や発
泡材等の混合も自由である。無機系粒状体とは、天然の
小石やセラミックのボールや破砕品である。また、その
大きさは、大きさが数mm〜数cm程度であり、用途に
よって決めればよい。混合の比率は、セメントスラリー
が板状に硬化すればよく、特に限定するものではない。
ル、コンクリート等の無機系の固化材を言う。勿論、充
填する場合等はスラリー状である。これには通常混入す
る骨材その他のものを混合してもよく、また着色材や発
泡材等の混合も自由である。無機系粒状体とは、天然の
小石やセラミックのボールや破砕品である。また、その
大きさは、大きさが数mm〜数cm程度であり、用途に
よって決めればよい。混合の比率は、セメントスラリー
が板状に硬化すればよく、特に限定するものではない。
【0009】また、無機系粒状体の色は特別に着して
も、そのものの素材の色のままでもよい。複数色を用い
て模様を現出する場合には、着色により色を揃えてもよ
い。
も、そのものの素材の色のままでもよい。複数色を用い
て模様を現出する場合には、着色により色を揃えてもよ
い。
【0010】ブラスト仕上げとは、サンドブラスト、シ
ョットブラスト、グリッドブラスト等で表面処理するこ
とを言う。サンドブラストとは、砂を非常なスピードで
多数打ち付けて被処理体の表面を削り取るものであり、
一般に使用されている方法でよい。また、ショットブラ
ストやグリッドブラスト等は、打ち付ける粒子は砂でな
く、鉄球や鉄粉状のものである。勿論、ブラスト仕上げ
は、このような方法に限定するものではなく、小粒子を
多数打撃することによって被処理体の表面を削るもので
あればどのようなものでもよい。
ョットブラスト、グリッドブラスト等で表面処理するこ
とを言う。サンドブラストとは、砂を非常なスピードで
多数打ち付けて被処理体の表面を削り取るものであり、
一般に使用されている方法でよい。また、ショットブラ
ストやグリッドブラスト等は、打ち付ける粒子は砂でな
く、鉄球や鉄粉状のものである。勿論、ブラスト仕上げ
は、このような方法に限定するものではなく、小粒子を
多数打撃することによって被処理体の表面を削るもので
あればどのようなものでもよい。
【0011】ブラストする方向は、通常上方からである
が、直角に打ち付ける必要はない。ブラストによって、
板状体表面を削る深さは自由であるが、1mm前後が好適
である。また、ブラストでは、その粒子のサイズや投射
量及び移動速度等の調整によって、表面の削り方等が調
整できる。
が、直角に打ち付ける必要はない。ブラストによって、
板状体表面を削る深さは自由であるが、1mm前後が好適
である。また、ブラストでは、その粒子のサイズや投射
量及び移動速度等の調整によって、表面の削り方等が調
整できる。
【0012】セメントは削るが無機系粒状体は削らない
程度の打撃力とは、ブラストの打ちつけ速度を、無機系
粒状体を削らない程度にするという意味である。しか
し、厳密にまったく削らないという意味ではなく、無機
系粒状体よりはセメントが多く削られているという程度
でもよい。これにより、セメント部が削られ、無機系粒
状体が露出し、表面が従来の洗い出し仕上げ風になる。
程度の打撃力とは、ブラストの打ちつけ速度を、無機系
粒状体を削らない程度にするという意味である。しか
し、厳密にまったく削らないという意味ではなく、無機
系粒状体よりはセメントが多く削られているという程度
でもよい。これにより、セメント部が削られ、無機系粒
状体が露出し、表面が従来の洗い出し仕上げ風になる。
【0013】また、本発明の他の態様(請求項2)で
は、コンクリート板等を製造する際に、型枠にコンクリ
ート(生コン)等を流し込むのであるが、この時に底部
に無機系粒状体(コンクリートの骨材とは別の)を敷き
詰めておけば、底部(つまり表面)に無機系粒状体が平
滑(小石の先端が同一平面上にくる)に並んだ板状体が
できる。これをブラスト仕上げすると、無機系粒状体の
間のセメントが削られ、洗い出し風の表面が簡単にでき
る。この時には、無機系粒状体の先端が同一平面上に揃
っているため、勿論、通常は壁面に敷設するのである
が、歩道として敷設した場合にも歩き心地がよい。
は、コンクリート板等を製造する際に、型枠にコンクリ
ート(生コン)等を流し込むのであるが、この時に底部
に無機系粒状体(コンクリートの骨材とは別の)を敷き
詰めておけば、底部(つまり表面)に無機系粒状体が平
滑(小石の先端が同一平面上にくる)に並んだ板状体が
できる。これをブラスト仕上げすると、無機系粒状体の
間のセメントが削られ、洗い出し風の表面が簡単にでき
る。この時には、無機系粒状体の先端が同一平面上に揃
っているため、勿論、通常は壁面に敷設するのである
が、歩道として敷設した場合にも歩き心地がよい。
【0014】上記の型枠は底部が平面状であったが、こ
れは湾曲したり凹凸を持ったものでもよい。これは、全
体として湾曲させ柔らかい感じを持たせたり、凹凸によ
り模様を現出させるためである。また、凹凸を付与する
ため、通常の型枠の底部に厚い(5mm〜3cm程度) 目地
材を載置してもよい。この目地材は単に棒状のもので
も、打抜き型でもよい。
れは湾曲したり凹凸を持ったものでもよい。これは、全
体として湾曲させ柔らかい感じを持たせたり、凹凸によ
り模様を現出させるためである。また、凹凸を付与する
ため、通常の型枠の底部に厚い(5mm〜3cm程度) 目地
材を載置してもよい。この目地材は単に棒状のもので
も、打抜き型でもよい。
【0015】また、着色した無機系粒状体(ここでは小
石で説明する)を複数種準備し、それを模様になるよう
に敷き詰めて、コンクリート等を充填することもでき
る。この方法について説明する。まず、粘着力(接着
力)を有するシートの上に模様(目地模様、図形、キャ
ラクター等)を打ち抜いた型紙(型部材)を貼付しその
上に着色小石を載置する。そして、小石がシートに粘着
した後、その他の小石をすべて除去する。次いで、型紙
を除去し、色の異なる小石をその部分に接着すると、粘
着シート上に2色の小石による模様ができることとな
る。シート自体は通常のプラスチックシートでよく特別
なものである必要はない。
石で説明する)を複数種準備し、それを模様になるよう
に敷き詰めて、コンクリート等を充填することもでき
る。この方法について説明する。まず、粘着力(接着
力)を有するシートの上に模様(目地模様、図形、キャ
ラクター等)を打ち抜いた型紙(型部材)を貼付しその
上に着色小石を載置する。そして、小石がシートに粘着
した後、その他の小石をすべて除去する。次いで、型紙
を除去し、色の異なる小石をその部分に接着すると、粘
着シート上に2色の小石による模様ができることとな
る。シート自体は通常のプラスチックシートでよく特別
なものである必要はない。
【0016】この小石が粘着したシートを前記した型枠
の底に石が上方になるように敷設し次いでコンクリート
等を流し込むのである。そして、硬化後型枠から外し、
表面のシートのみを剥がすと、2色の小石が模様になっ
たものが得られ、ブラストすると表面に模様が表れる。
3色以上も同様に可能である。
の底に石が上方になるように敷設し次いでコンクリート
等を流し込むのである。そして、硬化後型枠から外し、
表面のシートのみを剥がすと、2色の小石が模様になっ
たものが得られ、ブラストすると表面に模様が表れる。
3色以上も同様に可能である。
【0017】また、上記のように多色の模様だけでな
く、1部にのみ小石を載置し、その他の部分はセメント
系固化材のみということもできる。
く、1部にのみ小石を載置し、その他の部分はセメント
系固化材のみということもできる。
【0018】また、本パネルは、コンクリート板状体
(PC、ALC等)として製造するとそれらの外壁材を
施工するだけで、表面処理が完了しており非常に工期が
短縮される。また、製造自体も通常のコンクリート板状
体の製法と比較しても、ブラスト工程が増えるだけで、
大した違いはない。
(PC、ALC等)として製造するとそれらの外壁材を
施工するだけで、表面処理が完了しており非常に工期が
短縮される。また、製造自体も通常のコンクリート板状
体の製法と比較しても、ブラスト工程が増えるだけで、
大した違いはない。
【0019】更に、無機系粒状体の上方から充填するセ
メント系固化材として、複数種用いることもできる。例
えば、無機系粒状体を包含する下方部(製品としては上
方部)には柔らかい材質を用い、その上方には通常のコ
ンクリートを使用する等である。また、下方部には一般
のコンクリートを用いて、上方部には発泡コンクリート
を用いる等である。下方部とは、製品の厚みにして上方
2割〜4割程度である。勿論、全体を発泡コンクリート
にすることや、全体を特殊なコンクリートにすることは
当然可能である。
メント系固化材として、複数種用いることもできる。例
えば、無機系粒状体を包含する下方部(製品としては上
方部)には柔らかい材質を用い、その上方には通常のコ
ンクリートを使用する等である。また、下方部には一般
のコンクリートを用いて、上方部には発泡コンクリート
を用いる等である。下方部とは、製品の厚みにして上方
2割〜4割程度である。勿論、全体を発泡コンクリート
にすることや、全体を特殊なコンクリートにすることは
当然可能である。
【0020】また、ブラストするに際しては、パネル全
体をブラストしてもよいが、部分的に行なってもよい。
即ち、枠として周囲部を残してその他の部分にブラスト
してもよい。また、前記した種々の形状の型紙(型部
材)を表面に載置し、その上からブラストしてもよい。
このようにすると、ブラストした部分としていない部分
とが模様状又は枠状、目地状となり、また別個の美観を
呈することとなる。
体をブラストしてもよいが、部分的に行なってもよい。
即ち、枠として周囲部を残してその他の部分にブラスト
してもよい。また、前記した種々の形状の型紙(型部
材)を表面に載置し、その上からブラストしてもよい。
このようにすると、ブラストした部分としていない部分
とが模様状又は枠状、目地状となり、また別個の美観を
呈することとなる。
【0021】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明をよ
り詳細に説明する。無機系粒状体として小石を用いてい
る。図1は、本発明製造方法の概略を示す工程図であ
る。図1(a)は、小石を含むコンクリート板状体1の
断面を示す。図1(b)は、その表面2をブラストして
いるところである。ブラストによって、セメント部分3
は削られ、小石4が残存していく。図1(c)は、完成
図である。表面が洗い出し風になり、現場で何の処理も
必要なく、表面処理ができる。
り詳細に説明する。無機系粒状体として小石を用いてい
る。図1は、本発明製造方法の概略を示す工程図であ
る。図1(a)は、小石を含むコンクリート板状体1の
断面を示す。図1(b)は、その表面2をブラストして
いるところである。ブラストによって、セメント部分3
は削られ、小石4が残存していく。図1(c)は、完成
図である。表面が洗い出し風になり、現場で何の処理も
必要なく、表面処理ができる。
【0022】図2は、他の製造方法を示す概略工程図で
ある。図2(a)は、型枠5に小石4を敷設したところ
である。図2(b)は、その小石の上からコンクリート
6を流し込んでいるところである。所定量流し込んだ
後、放置して固化させた後型枠から外せばコンクリート
板状体ができる。この板状体を図2(c)に示す(但
し、上下は逆)。これを図1と同様にブラストすれば、
本発明建築用パネルが完成である。この図2の製法で
は、小石の先端が同一平面上に揃い、外装として非常に
優れたものとなる。
ある。図2(a)は、型枠5に小石4を敷設したところ
である。図2(b)は、その小石の上からコンクリート
6を流し込んでいるところである。所定量流し込んだ
後、放置して固化させた後型枠から外せばコンクリート
板状体ができる。この板状体を図2(c)に示す(但
し、上下は逆)。これを図1と同様にブラストすれば、
本発明建築用パネルが完成である。この図2の製法で
は、小石の先端が同一平面上に揃い、外装として非常に
優れたものとなる。
【0023】図3は、上記した小石を模様風に接着させ
る工程を示すもので、(a)は粘着シート7の粘着層を
上にして基台8上に載置したところを示す。次に、型紙
9(小石と同じ程度の厚みを持ったプラスチック製等の
型部材でもよい)をその上に粘着させる(図3
(b))。その上から小石4を載置し、掻き取り具10
で余分な分を除去する。これは、単に傾けて粘着してい
る分以外を除去したり吸引装置で吸引してもよい(図3
(c)(d))。そして、最後に型紙を除去すれば粘着
シート7に部分的に小石が粘着したものができる。勿
論、型紙の形状により種々の模様になっている。これを
基台8から外し、コンクリート用型枠の底部に入れれば
よい。
る工程を示すもので、(a)は粘着シート7の粘着層を
上にして基台8上に載置したところを示す。次に、型紙
9(小石と同じ程度の厚みを持ったプラスチック製等の
型部材でもよい)をその上に粘着させる(図3
(b))。その上から小石4を載置し、掻き取り具10
で余分な分を除去する。これは、単に傾けて粘着してい
る分以外を除去したり吸引装置で吸引してもよい(図3
(c)(d))。そして、最後に型紙を除去すれば粘着
シート7に部分的に小石が粘着したものができる。勿
論、型紙の形状により種々の模様になっている。これを
基台8から外し、コンクリート用型枠の底部に入れれば
よい。
【0024】また、図3に示す方法で1部に小石が付着
したシートが得られたが、この空間部分に他の色の小石
を敷き詰めて、余分なものを除去して複数色の模様とす
ることもできる。
したシートが得られたが、この空間部分に他の色の小石
を敷き詰めて、余分なものを除去して複数色の模様とす
ることもできる。
【0025】この粘着シートを使用する方法では、無機
系粒状体が一様に敷設されるため、無機系粒状体が少な
くて済み、パネル自体の強度が上がる。
系粒状体が一様に敷設されるため、無機系粒状体が少な
くて済み、パネル自体の強度が上がる。
【0026】
【発明の効果】本発明方法によると、次のような大きな
利点がある。 従来の洗い出し風の表面構造を持つパネルが簡単に
できる。 パネルであるため、現場で貼付するだけで表面美装
化処理ができ工期が著しく短縮できる。
利点がある。 従来の洗い出し風の表面構造を持つパネルが簡単に
できる。 パネルであるため、現場で貼付するだけで表面美装
化処理ができ工期が著しく短縮できる。
【図1】本発明方法の実施工程を示す概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明方法の他の実施工程を示す概略断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明方法に用いる粘着シートの製法の工程を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
1 板状体 2 表面 3 セメント部 4 小石 5 型枠 6 コンクリート 7 粘着シート 8 基台 9 型紙 10 掻き取り具
Claims (2)
- 【請求項1】 セメント系固化材に無機系粒状体を混合
し、固化後表面をセメント系固化材は削るが該無機系粒
状体は削らない程度の打撃力でブラスト仕上げし、表面
に無機系粒状体を露出させることを特徴とする建築用パ
ネルの製造方法。 - 【請求項2】 型枠の底部に無機系粒状体を所定量入
れ、その上からセメント系固化材を充填し、固化した後
型枠から外し、無機系粒状体側の表面をセメント系固化
材は削るが無機系粒状体は削らない程度の打撃力でブラ
スト仕上げすることを特徴とする建築用パネルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15515995A JPH08325078A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 建築用パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15515995A JPH08325078A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 建築用パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325078A true JPH08325078A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15599820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15515995A Pending JPH08325078A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 建築用パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08325078A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2019201262B2 (en) * | 2012-06-14 | 2020-07-09 | Island Block & Paving Pty Ltd | Bricks, blocks, and pavers |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15515995A patent/JPH08325078A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2019201262B2 (en) * | 2012-06-14 | 2020-07-09 | Island Block & Paving Pty Ltd | Bricks, blocks, and pavers |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8079775B2 (en) | Non-slick surface-seeded aggregate concrete and method of forming | |
US4769191A (en) | Monolithic surface ornamentation of pre-cast reinforced concrete wall | |
US7607859B2 (en) | Surface seeded fine aggregate concrete simulating quarried stone | |
JPH01200910A (ja) | 天然石コンクリートブロツク及びその製造方法 | |
US20070248411A1 (en) | Concrete template and method of use | |
JP2006512519A (ja) | 成形済み複合ブロック | |
JP2529801B2 (ja) | 改善された透水性コンクリ―ト舗装の製造方法 | |
US8920067B2 (en) | Concrete decorative inlay process | |
JPH08325078A (ja) | 建築用パネルの製造方法 | |
GB2360959A (en) | Profiled structural elements or surfaces | |
CN115233933A (zh) | 彩砂磨石地坪材料及其施工工艺 | |
KR100272801B1 (ko) | 토양바닥포장방법 | |
JP3636712B1 (ja) | 人造石材およびその製造方法 | |
US20110008594A1 (en) | Concrete template and method of use | |
JP3728539B2 (ja) | 床面の表面処理方法 | |
JP4150970B2 (ja) | 化粧コンクリート路面の施工方法 | |
JPH0978524A (ja) | 床面の表面処理方法 | |
JP2627248B2 (ja) | 建築用又は土木用化粧コンクリート材及びその製造方法 | |
JP2006052558A (ja) | 造粒物使用タイル透水性舗装工法及び透水性タイル化粧ブロック | |
JP2614814B2 (ja) | 表面化粧コンクリートブロツク | |
JPH10121695A (ja) | 細粒無機骨材添着シート及びそれを用いたコンクリート表面の仕上げ工法並びに化粧板 | |
JP3071636U (ja) | 粉砕したガラスと別異の骨材とを組み合わせる舗装材。 | |
JPH05269733A (ja) | 建築用パネルの製造方法 | |
JPH02178403A (ja) | 舗道の表面処理方法 | |
JPS6393901A (ja) | フリ−デザイン舗装工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |