JPH1119918A - 表面が汚れ難く、美観耐久性の高いコンクリート部材の製造方法 - Google Patents

表面が汚れ難く、美観耐久性の高いコンクリート部材の製造方法

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JPH1119918A
JPH1119918A JP17665797A JP17665797A JPH1119918A JP H1119918 A JPH1119918 A JP H1119918A JP 17665797 A JP17665797 A JP 17665797A JP 17665797 A JP17665797 A JP 17665797A JP H1119918 A JPH1119918 A JP H1119918A
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concrete member
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manufacturing
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JP17665797A
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Inventor
Yasunari Sugiyama
康成 杉山
Kiminari Yamashita
公成 山下
Teruki Hirano
輝喜 平野
Yasutaka Imai
保孝 今井
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Fujikon Kk
Original Assignee
Fujikon Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】美観耐久性に優れ、生産性に優れ、更には強度
的にも十分であるコンクリート部材の製造方法の提供 【解決手段】本発明のコンクリート部材の製造方法は、
コンクリート部材の路面に露出する部分に凹凸を形成
し、ついでそこを研削及び研磨して平坦面を形成するこ
とを特徴とするもので、別の方法では、路面に露出する
部分の凹凸の凸部分のみを研削および研磨することもで
きる。また路面に露出する部分の凹凸の形成手段が型枠
に凹凸形成用磁性板を取り付けることにより行う。更に
表面コンクリートと内部コンクリートの間に網を敷き、
網の目の大きさが、表面コンクリートの粗骨材より大き
く内部コンクリートの粗骨材より小さいのを用いる。図
3において、側溝蓋13は、その表面が大きな断面積を
有する骨材と小さな断面積を有する骨材からなる表面1
4からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景観性がありかつ
耐久性のある表面模様を有するコンクリート部材の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路用製品、特に排水側溝に関しては従
来よりさまざまな構造のものが提案されてきたが、それ
らの多くは排水機能、施工性に重点を置いたものであっ
た。したがって、図9に示される如きコンクリート側溝
1の表面2や図10に示されるごとき側溝蓋3の表面4
は、型枠で成形したコンクリート表面が露出している。
【0003】一方、近年、町の景観に対する意識が高ま
るとともに、歩道の平板、公園の施設をはじめ、景観の
向上を目的としたコンクリート製品が広く用いられるよ
うになってきている。しかし、そうした景観を重視した
場所においても雨水等の排水は不可欠であり、したがっ
て歩道や公園の中、あるいはそれらに隣接した場所にも
排水用側溝、側溝蓋、歩車道境界ブロックなどを設置す
る必要がある。しかしながら、それらのコンクリート製
品によって景観が損なわれるという問題があった。更に
通常のコンクリートの表面は、薄いセメント層で覆われ
ているため、セメントの風化により短時間のうちに内部
の骨材が表面に露出してしまい汚くなり美観を損ねると
いう問題もある。
【0004】このような問題に対処するために、近年、
側溝蓋などの景観性を向上させる試みが徐々になされる
ようになり、そのうちもっとも初歩的な方法は、コンク
リートに顔料を用いて着色する方法であり、更に鉄製の
枠に自然石の溝蓋をはめ込むなどした例もある。更には
表面に塗装を施した溝蓋など提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、歩道
や公園などの景観製品には、自然石を直接敷設するなど
してなかり景観的に高度のものが用いられており、コン
クリートを単に着色するだけでは、景観的に見劣りする
場合が多い。また側溝を直接石材で作ったものなどは、
排水などの機能に対応できる形状に石材を加工しなけれ
ばならず、型枠にコンクリートを流し込むだけで複雑な
形状を実現できる通常の側溝や溝蓋の製造方法に比べて
著しく生産性が悪く、したがって使用範囲がかぎられて
いるというのが現状である。また石材を直接用いるば場
合、内部に鉄筋を入れることが出来ないため強度的な問
題がある。また表面を塗装する手法も耐久性等に問題が
ある。
【0006】そこで、本発明者らは、このような問題点
を解決するため種々検討したところ、研削・研摩技術を
用いて側溝蓋等の露出する表面を研削、研磨しその骨材
の断面を露出させることにより所望の模様を現出させて
装飾として用いることにより生産性、耐久性、景観性に
優れた側溝蓋等が得られることを見出し、ここに本発明
をなすに至った。したがって、本発明が解決しようとす
る課題は、美観耐久性に優れ、生産性に優れ、更には強
度的にも十分であるコンクリート部材の製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題の解決
手段は、側溝あるいは側溝蓋などのコンクリート部材の
地表に露出する部分を研削、研磨しその骨材の断面を露
出させることにより耐久性のある装飾を施すものであ
る。即ち、本発明の前記課題は、以下の各発明によって
それぞれ達成される。
【0008】(1)コンクリート部材の路面に露出する
部分に凹凸を形成し、ついでそこを研削及び研磨して平
坦面を形成することを特徴とするコンクリート部材の製
造方法。 (2)路面に露出する部分の凹凸の凸部分のみを研削お
よび研磨することを特徴とする前記第1項に記載のコン
クリート部材の製造方法。 (3)路面に露出する部分の凹凸の形成手段が型枠に凹
凸形成用磁性板を取り付けることを特徴とする前記第1
項又は第2項のいずれかに記載のコンクリート部材の製
造方法。 (4)表面コンクリートと内部コンクリートの間に網を
敷くことを特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれか
に記載のコンクリート部材の製造方法。 (5)網の目の大きさが、表面コンクリートの粗骨材よ
り大きく内部コンクリートの粗骨材より小さいことを特
徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載のコン
クリート部材の製造方法。 (6)表面コンクリート部材中のセメントが着色されて
いることを特徴とする前記第1項乃至第5項のいずれか
に記載のコンクリート部材の製造方法。
【0009】本発明において、コンクリート部材とは、
特に限定される意味に使用するものではないが、コンク
リート製品中、特に道路に施工される要素の一部であっ
て、コンクリート側溝、側溝蓋、雨水桝、雨水桝蓋、歩
車道境界ブロック等を含むものである。また本発明にお
いて、「研削及び研磨する」の用語は、研削のみの場
合、研磨のみの場合、研削に続いて研磨する場合あるい
は研磨に続いて研削する場合の態様を含むものである。
また本発明において、表面コンクリートとは、2層打ち
コンクリート部材において、施工後、路面に露出する部
分に用いられるコンクリートを意味し、本発明において
は、該表面は、研削及び研磨される部分である。更に内
部コンクリートとは、2層打ちコンクリート部材に用い
られるコンクリートのなかで、表面コンクリート以外の
コンクリート部分であり、直接研削及び研磨には関わら
ない。
【0010】本発明のコンクリート部材の製造方法は、
コンクリート部材の路面に露出する部分に凹凸を形成
し、ついでそこを研削及び研磨して骨材の断面を露出さ
せることを基本としている。この方法により作製された
コンクリート部材は、骨材の種類、粒度分布、複数の骨
材の組合せ、またセメントの着色等を変えるとにより、
実質的に作製方法を変えることなく非常に多様に装飾を
変化させることが可能であり、したがって、周囲の景観
に合わせて適当な装飾のコンクリート部材を経済的に作
製することが容易であり、自然石などとはまったく異な
る新しいデザインも容易にかつ簡単に実現できるという
優れた効果を奏するものである。
【0011】またこの方法により作製されたコンクリー
ト部材は、その表面の多くの部分が、セメントに比べて
耐摩耗性や耐食性等の耐久性に優れた骨材の断面によっ
て覆われることにより、コンクリート部材の表面の耐摩
耗性、耐食性を高めることができる。更にこの方法によ
り得られたコンクリート部材の表面は、最初から骨材の
断面が露出しているため、セメントの風化による骨材の
不均一な露出がなく、美観耐久性に優れている。更には
本発明の方法では、研削および研磨の粗さを適宜に選ぶ
ことにより研削表面の粗度を容易に変えることができる
ので、その粗度を変えて摩擦の異なる表面を選択するこ
とにより、スリップ防止や装飾性などの要求に適宜応ず
ることができる。
【0012】更に本発明の製造方法では、あくまでもコ
ンクリート部材の表面に露出する部分をわずかに研削及
び研磨するだけなので、従来のコンクリート部材の構造
を変える必要がなく、したがって既存の構造や機能を損
なうことがない。また鉄筋の構造などのコンクリート部
材の構造を変化させる必要がないので、強度的にも既存
の側溝および溝蓋等と同等のものが得られる利点があ
る。またさらに構造の変更が不要な結果、従来どうり量
産性が非常に高く、経済的でもある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明すると、本発明のコンクリート部材の製造方法
は、コンクリート部材の路面に露出する部分に凹凸を形
成し、ついでそこを研削及び研磨して骨材の断面を露出
させることを基本としており、更に本発明では、以下の
如きコンクリート部材の製造方法を提供することにあ
る。
【0014】本発明のコンクリート部材の第一の製造方
法は、(1)〜(2)の順序で行われるが、この製造方
法について、図1を参照して説明する。図1は、本発明
のコンクリート部材の製造方法を示す断面図である。
(1)図1のaにおいて、型枠にコンクリートを流し込
む段階で、コンクリート部材の路面に露出する部分に凹
凸を形成する。(2)ついで、図1のbにおいて、形成
した凹凸部を研削および研磨することにより平面化す
る。この際、図1のaに示される凹部に相当する部分
は、わずかに研削する(x−y線の位置)。
【0015】上記の如く(1)及び(2)の順序で研削
および研磨することにより、図3のcで示される平面図
から明らかなように、凸部と凹部の間で研削および研磨
の深さが異なるため、凹部と凸部とではそれぞれの表面
に露出する骨材の研削断面積が異なる。その結果、凹凸
のない平面上に露出する骨材の断面積の違った模様が形
成される。
【0016】また本発明のコンクリート部材の製造方法
では、前記第2項に記載の如く、路面に露出する部分の
凹凸の凸部分のみを研削および研磨することを特徴とす
る方法であり、これは、凸部の表面には、骨材の断面が
露出し、しかもコンクリート部材の表面には凹凸を残す
方法である。元来、コンクリート部材を研削および研磨
する際には、粗度が低く平滑性が高いほど骨材表面の乱
反射が少なくなり骨材の色が濃くでるようになるが、そ
の反面表面を平滑にしすぎると、コンクリート部材の使
用場所等によってはスリップの恐れがあるが、本発明の
コンクリート部材の製造方法では、コンクリート部材の
表面の凸部のみを平滑に研削および研磨することによ
り、得られた凹凸によりスリップを防止することが可能
となり、その上美しい装飾性と安全性を両立することが
できるようになる。
【0017】また本発明のコンクリート部材の製造方法
では、表面に凹凸を形成する方法として、型枠にあらか
じめそれに対応する凹凸を形成しておく方法があるが、
型枠に凹凸を形成するかわりに、凹凸形成板を取り付け
ることができる。特にこの際、凹凸形成板として、凹凸
形成用磁性板を用いることが好ましく、これにより型枠
に対し着脱自在とすることができる。更にコンクリート
部材の表面に凹凸を形成する他の方法としては、凹凸が
ランダムになるが、洗い出し法やブラスト処理法を用い
ることができる。
【0018】本発明のコンクリート部材の製造方法で
は、コンクリート部材は、同質のコンクリート素材から
なっていてもよいが、好ましくはコンクリート部材に用
いるコンクリートとして、路面に露出する部分(以下、
表面コンクリートという。)と、内部に隠れるコンクリ
ート部分(以下、内部コンクリートという。)との間で
異なる配合のコンクリートを用いる方が経済的に有利な
場合が多い。これは、一般に表面コンクリートは内部コ
ンクリートより高価であるため、施工に際し表面コンク
リートをできるだけ薄く適用することが望ましい。また
表面コンクリート内部に気泡が残っていると研削により
表面に露出してしまうので、表面コンクリートの練り具
合は柔らかめとすることが望ましい。この2種類のコン
クリートを用いる場合、型枠にまず表面コンクリートを
薄く流し込み、ついで内部コンクリートを流し込む。し
かしこの表面コンクリートが薄くかつ柔らかいと表面コ
ンクリートの中に内部コンクリートが沈み込んでしまい
型枠から外した時、内部コンクリートがコンクリート部
材の表面に露出するおそれがある。
【0019】この点を本発明のコンクリート部材の製造
方法では、前記第4項に記載の如く、表面コンクリート
と内部コンクリートの間に金網を敷くことにより解決し
たものである。即ち、表面コンクリートを流し込んだ
後、その上に金網を敷き、その上から内部コンクリート
を流し込むことにより、内部コンクリートが表面コンク
リートへ沈み込むことを防ぐことができる。その際、こ
の金網の目の大きさは、内部コンクリートの粗骨材が網
の目を通り抜けないようなものである必要があり、また
逆にあまり目が細かいと表面コンクリートと内部コンク
リートとの間の付着が悪くなるので、金網の目の大きさ
は、内部コンクリートの粗骨材が金網の目には入り込む
が、通り抜けることはできない程度の大きさとすること
が好ましい。
【0020】本発明において、製造方法が鉄筋のあるコ
ンクリート部材の場合には、図2の斜視図で示されるよ
うに、金網11の目の大きさが、表面コンクリートの骨
材が通り抜けるに十分大きいが、内部コンクリートの粗
骨材が通り抜けないような十分小さい金網11を鉄筋9
に固定しておけば、表面コンクリートを流し込む前に、
それらの鉄筋9および金網11をあらかじめ設置してお
くことができる。
【0021】本発明のコンクリート部材の製造方法にお
いて、コンクリート部材に鉄筋が用いられている場合、
通常、適当な位置に鉄筋を保持するために、鉄筋9に足
12を有し、この足12の先端にはスペーサー12aが
取り付けられている。スペーサー12aの取り付け方
は、任意であり、接着、嵌入、成形等の何れの方法でも
よい。しかし、スペーサー12aが研削および研磨をす
る面の近傍にある場合には、研削および研磨によりその
スペーサー12aが露出する場合がある。そのため外観
の美観が損なわれるのを防ぐために、スペーサー12a
の材料としてコンクリートと熱膨張係数が等しく、かつ
色や質感が同じ材料を用いるのがよく、一例として、表
面コンクリートと同じ細骨材を用い、同じ色に着色した
モルタルを用いて作製したスペーサーを用いる方法があ
る。また他の方法としては、型枠の底部に接触させない
ように鉄筋を何らかの方法で吊す方法により上記の如き
スペーサー12aは必要としない。
【0022】本発明のコンクリート部材の製造方法にお
いては、コンクリートに顔料等の着色剤を添加してコン
クリート部材の表面に露出した骨材と骨材の間のセメン
トを着色することにより、よりバリエーション豊かな装
飾を実現することが可能である。研削及び研磨の粗度が
大きい場合、この着色されたセメント部は、白っぽくな
る傾向があるが、雨天時、表面がぬれることにより鮮や
かな色が現れる。また含浸性の表面塗布材を塗ることに
より、例えば水にぬれなくてもセメントの色を出すこと
が可能である。以下に、更に本発明のコンクリート部材
の製造方法について図面を用いて更に詳しく説明する
と、本発明のコンクリート部材の製造方法の一つは、排
水側溝あるいは側溝蓋の地表に露出する部分を研削、研
磨しその骨材の断面を露出させ、それを装飾として用い
る方法である。図3は、本発明の製造方法により製造さ
れた表面に模様を施した側溝蓋を示す斜視図であり、図
4は、本発明の製造方法により製造されたコンクリート
側溝15を示す斜視図である。図4において、コンクリ
ート側溝15の表面16は骨材を露出させた模様を有す
るものである。また図3において、側溝蓋13の表面1
4には、骨材14aとセメント地肌14bとの模様が形
成されている。
【0023】また、さらに本発明のコンクリート部材の
製造方法において、高度な意匠を可能にする方法とし
て、排水側溝および溝蓋の型枠に凹凸形成用磁性板を取
り付けることにより、地表露出表面に凹凸を形成する方
法で、図5は、本発明に用いられる凹凸形成用磁性板を
示す斜視図であり、図6は、本発明の製造方法で製造さ
れた側溝蓋を示す斜視図である。図5において、凹凸形
成用磁性板17は、磁性ゴム板からなり、この表面には
適宜の形状乃至模様の凹部18が形成されている。この
凹凸形成用磁性板17を側溝蓋の型枠(図示していな
い)の底に取付けた後、セメント混練物を投入して成形
し、硬化後、型枠から取り出す。これにより図6に示さ
れる如き側溝蓋13が得られる。図6において、側溝蓋
13の表面には凸形状が形成される。更にこの表面の凹
凸部を研削・研磨する。
【0024】図7は、側溝蓋13の表面に形成された模
様を示す斜視図である。この模様21は、図7のbに拡
大図で示されており、図7のbにおいて、セメント地肌
22をショットブラスト処理を施して骨材23を露出さ
せ、ついで、この露出した骨材23を僅かに研削して骨
材23に平らな断面を形成する。また凹部も同様に研削
・研磨するが、この場合には、凸部の研削量を凹部の研
削量より大きくし、露出する骨材の断面積が凸部で大き
く凹部で小さくすることにより、凸部と凹部で表面の意
匠を変え、模様を形成することができる。このように模
様21の表面を研削することにより、スリップを防止す
ることができるばかりでなく景観性に優れた効果を奏す
るものが得られる。また本発明の製造方法で形成された
コンクリート部材は、塗装等の方法に比べて耐久性に優
れている。
【0025】また、図8は、本発明の側溝蓋の製造方法
の別の例を示す斜視図である。この例では、研磨に伴う
表面の摩擦の現象によるスリップを防止するために、滑
りにくさと美しさを両立させたもので、それは、排水側
溝、および溝蓋13の表面に碁盤状に凹部25を形成
し、その結果得られた凹凸部の凸部分26のみを研削お
よび研磨し、凸部26に骨材26aの断面を露出させ、
表面の凹凸を残して滑り止め効果を持たせる方法であ
る。またコンクリート表面を洗い出すか、もしくはショ
ットブラスト処理によりランダムな凹凸を形成し、それ
を研削、研磨することにより、表面にランダムな溝を有
し、かつ、凸部は研磨された平滑面が露出するようにす
る方法でもよい。
【0026】
【実施例】以下に本発明の具体的な製造方法について、
実施例で詳しい説明を行うが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0027】〔実施例1〕ここでは、コンクリート部材
としてコンクリート側溝の溝蓋を例にとり、図3に示さ
れる如き、表面コンクリートとして骨材の断面が出る表
面近くの部分に景観に適した特別の配合のコンクリート
(化粧用コンクリート)を用い、それ以外の地表に出な
い部分には通常の配合のコンクリートからなる内部コン
クリートを用いた例を説明する。
【0028】1.〔表面コンクリート〕 細骨材として
白花崗岩砕石(1〜5mmの粒度分布)4.5kg、粗
骨材として白花崗岩砕石(5〜12mmの粒度分布)
4.5kg、ホワイトセメント4.5kg及び水1.5
kgを混合し練ることにより柔らか目の化粧用コンクリ
ートの混練物を得た。
【0029】2.ついで、図2に示されるように、型枠
の底部から1.5cmの高さになるようにラス網11が
取り付けられた鉄筋9を型枠に設置する。この際、ラス
網11の網目の形状はひし形で、網目の大きさは、化粧
用コンクリートの粗骨材が丁度通り抜けられ、かつ内部
コンクリートの粗骨材の大半が通り抜けられないように
長い対角線の長さが22mm、短い対角線の長さが15
mmのものを用いた。
【0030】3.まず、表面コンクリートの配合物であ
る化粧用コンクリートを流し込み、振動をかけて絞め固
めを行う。コンクリートの粗骨材の一部は、最初、ラス
網11に引っ掛かるものがあるが、振動をかけることに
より網の目をくぐり抜け速やかに下に落とすことができ
る。さらに研削および研磨を行う底面に気泡が残らない
よう十分に振動をかけ絞め固めを行った。
【0031】4.更に表面コンクリートの上に内部コン
クリートを流し込み、振動をかけて絞め固めを行う。
【0032】5.続いて、得られたコンクリート成形物
を所定の時間、蒸気養生する。養生後、冷却し、脱型す
る。
【0033】6.脱型して得られた側溝蓋の表面を研
削、研磨するために、加台の上に設置し、研削面と砥石
が平行になるように傾きを調整する。
【0034】7.研削、研磨機に、まず、番定40程度
の粗削り用の砥石を取り付け、溝蓋の表面を研削する。
研削のためのダイヤモンド砥石は、骨材により特にその
硬度に配慮し最適なものを選ぶ必要がある。
【0035】8.砥石を仕上げ用のものに交換し、仕上
げ研磨を行う。図3に研削および研磨を行った側溝蓋を
示す。この際、砥石の番定を徐々にあげていくと、表面
の平滑性は高まり、骨材の色も鮮やかになるが、スリッ
プの恐れがある場合には表面をあまり滑らかにしない方
がよく、適宜の粗さを選ぶことが必要である。この実施
例では側溝蓋の摩擦度を、その上を歩行者が安全に通行
できるとされている表面粗度が70BPN(Burit
ish Portable Number:ASTM規
格)となるように砥石の番定を選んだ。
【0036】9.研削後、乾燥させ、必要に応じて汚れ
防止用の含浸性の塗布材(ケミストップ、商品名、三井
石化産資株式会社製)を研削および研磨面に塗布する。
【0037】なお、表面コンクリート用セメントには、
色彩的に美しく、着色が容易なホワイトセメントを用い
た。骨材の選定は、表面を研削、研磨した後に所望する
デザインとなるようなものを適宜選択することが可能
で、もちろん白花崗岩に限る必要はない。
【0038】〔実施例2〕〔排水側溝の耳の部分の化
粧〕 図4に示されるような形状の排水側溝の化粧方法
について述べる。側溝においては、地表に露出する部分
は、図4に示されるように、いわゆる溝の耳の部分であ
り、したがってその部分のみに化粧用コンクリートを用
い、研削および研磨を行えばよい。この実施例の側溝の
耳の部分の幅は、それぞれ10cmである。
【0039】1.〔表面コンクリート〕 石灰石(白
玉)の細骨材(1〜2mmの粒度分布)9kg、粗骨材
として寒水石(5〜12mmの粒度分布)9kg、ホワ
イトセメント9kg、水3kg及び緑色顔料(戸田工業
社製)150gを混合し十分混練して化粧用コンクリー
トの混練物を得た。
【0040】2.ついで、上記の表面コンクリートを型
枠内の排水側溝の耳に当たる部分に流し込み、振動をか
けて十分に絞め固めを行い、その上からラス網を敷く。
この網の場合には、化粧用コンクリートの粗骨材が網を
通り抜ける必要はないので、ラス網の目の大きさは、特
に限定されないが、あまり目が小さいと化粧用コンクリ
ートと内部コンクリートとの付着が悪くなるので注意す
る必要がある。この例ではラス網の目の形状はひし形で
長い対角線の長さが22mm、短い対角線の長さが15
mmのもを用いた。
【0041】3.続いてこの上に内部コンクリートを流
し込み、振動をかけて絞め固めを行った。
【0042】4.得られたコンクリート成形物を所定の
時間、蒸気養生する。養生後、冷却し、脱型する。
【0043】以下、実施例1と同様にして研削および研
磨を行った結果、図4に示されるような耳の部分が表面
コンクリート16で化粧された側溝を得ることができ
た。
【0044】〔実施例3〕この実施例では、型枠にコン
クリートを流し込む段階で、コンクリート部材の路面に
露出する部分に凹凸を形成し、ついでそこが他の部分と
同レベルの平面になるように研削及び研磨することによ
り凸部と凹部で研削と研磨の深さを変え、凹部と凸部で
露出する骨材の断面積を異なるようにし、その結果凹凸
のない平面上に所望の模様を形成する方法について説明
する。
【0045】実施例1で使用した型枠のかわりに、脱型
後、研削する際にコンクリートの研削量を小さくしたい
部分が凹部となるよう、型枠側が盛り上がったものを用
いることが要点の一つである。その際、型枠自身を加工
し凸部を形成してもよいし、型枠に着脱可能な凹凸付け
付属備品を取り付けてもよい。後者においては、付属部
品を取り替えることにより、模様を替えることが出来
る。更にこの凹凸付け付属備品として、磁性板を用いる
ことにより、磁力で型枠に接着できるので、型枠に特に
加工を加えなくとも、それを固定することもできる点で
好ましい。
【0046】1.〔表面コンクリート〕 石灰石(白
玉)の細骨材(1〜2mmの粒度分布)9kg、粗骨材
として寒水石(7〜12mmの粒度分布)9kg、ホワ
イトセメント9kg、水3kg及び緑色顔料(戸田工業
社製)150gを混合し十分混練して化粧用コンクリー
トの混練物を得た。
【0047】2.型枠の底に、凹凸形成用磁性板として
図5に示されるような木の葉型の模様18を打ち抜いた
厚みが1mmのマグネットゴム板17を取り付ける。
【0048】3.型枠の底部から150mmの高さにな
るように長い対角線の長さが22mm、短い対角線の長
さが15mmのひし形状の網目のラス網を鉄筋に取り付
けた。鉄筋を型枠に設置し、上記の化粧用コンクリート
の混練物を流し込み、振動をかけて十分絞め固めを行
う。
【0049】4.この上に内部コンクリートを流し込
み、振動をかけて絞め固めを行い、ついで、所定の時
間、蒸気養生する。養生後、冷却し、脱型する。この時
点でコンクリートの表面は、図6に示されるような高さ
1mmの木の葉型の凸部が形成される。
【0050】5.この凸部を研削および研磨し全体を同
レベルの平面にすることにより直径10mmの骨材の断
面が露出する。
【0051】6.更に全体を0.2mm削ることによっ
て凹部もわずかに削り、凹部の骨材の断面も露出させ
る。これにより凹部に対応する部分には、主に細骨材の
断面が露出することになり、その結果、図7に示される
ように全平面上に骨材の断面の大きさの違いにより異な
った模様が形成することができる。図7のaは、側溝蓋
の全体図を示す斜視図であり、図7のbは、木の葉模様
21の部分拡大図を示す。この例では、凹部を僅かに削
るために全体を0.2mm削ったが、削る深さはこの値
に限定されるものではなく、骨材の大きさ等によっても
異なるが、あまり深く削ると最初の凸部以外の部分の骨
材の断面積も大きくなり模様がはっきりしなくなってし
まうので注意する必要がある。
【0052】更に細骨材と粗骨材が異なるものを用いる
ことにより断面積の違いによる模様ばかりでなく色の違
いによる模様も形成することができる。更にまた模様の
代わりに各種のマーク、文字、サイン等を用いることも
できることは言うまでもない。
【0053】〔実施例4〕この実施例では、滑り難い表
面を形成したコンクリート部材の製造方法を示す。
【0054】コンクリート部材の表面に凹凸を形成し、
凸部のみを研削および研磨して凸部のみの骨材の断面を
露出させる方法であって、まず実施例3で用いたものと
同様の方法で、型枠の表面に凹凸を形成し、これを用い
て成形してコンクリート表面に凹凸を形成し、その後、
凸部のみを研削および研磨し、図8に示されるように凸
部26のみ骨材の断面を露出させる。この際、凹部25
は研削しないでそのまま残し、凸部26と凹部25の段
差がなくならないようにし、この段差が滑りを防止する
ように働く。しかも研削および研磨を行った部分は、骨
材が露出するので、全体的に模様となり装飾的に美しい
ものが得られる。その結果装飾性があり、かつ滑り止め
効果がある溝蓋ができる。
【0055】この例では、凹凸の段差の初期値を2mm
とし、0.5mmを研削および研磨し、最終的に段差を
1.5mmとした。また段差により形成される溝の幅
は、10mm、凸部26の正方形の1辺は120mmと
した。この段差の大きさは、余り幅が広く、かつ深過ぎ
るとつまずくおそれがあるし、また汚れが溜まりやすく
なる。また逆に浅過ぎて広いと滑り止め効果が小さくな
ってしまうので、溝の幅により最適値を選ぶ必要があ
る。
【0056】
【発明の効果】 本発明のコンクリート部材の製造方法
は、コンクリート部材の路面に露出する部分に凹凸を形
成し、ついでそこを研削及び研磨して骨材の断面を露出
させることを特徴とするもので、この方法により骨材の
種類、粒度分布、複数の骨材の組合せ、またセメントの
着色等の変更だけで、非常に多様に装飾を変化させるこ
とが可能であり、したがって、周囲の景観に合わせて適
当な装飾のコンクリート部材を経済的に作製することが
容易であり、新しいデザインも容易にかつ簡単に実現で
きるという優れた効果を奏するものである。
【0057】またこの方法により作製されたコンクリー
ト部材は、その表面の多くの部分が、セメントに比べて
耐摩耗性や耐食性等の耐久性に優れた骨材の断面によっ
て覆われることにより、コンクリート部材の表面の耐摩
耗性、耐食性を高めることができる。更にこの方法によ
り得られたコンクリート部材の表面は、最初から骨材の
断面が露出しているため、セメントの風化による骨材の
不均一な露出がなく、美観耐久性に優れている。更には
本発明の方法では、研削および研磨の粗さを適宜に選ぶ
ことにより研削表面の粗度を容易に変えることができる
ので、その粗度を変えて摩擦の異なる表面を選択するこ
とにより、スリップ防止や装飾性などの要求に適宜応ず
ることができる。
【0058】更に本発明の製造方法では、あくまでもコ
ンクリート部材の表面に露出する部分をわずかに研削及
び研磨するだけなので、従来のコンクリート部材の構造
を変える必要がなく、したがって既存の構造や機能を損
なうことがないばかりか、従来どうり量産性が非常に高
く、経済的でもある。また鉄筋の構造などのコンクリー
ト部材の構造を変化させる必要がないので、強度的にも
既存の側溝および溝蓋等と同等のものが得られる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の各工程で得られたコンクリ
ート側溝を示す斜視図である。
【図2】本発明の製造方法に用いられる鉄筋を示す斜視
図である。
【図3】本発明の製造方法で得られた側溝蓋を示す斜視
図である。
【図4】本発明の製造方法で得られた側溝を示す斜視図
である。
【図5】本発明に用いられる凹凸形成用磁性板を示す斜
視図である。
【図6】図5の凹凸形成用磁性板を用いて得られた模様
の拡大平面図である。
【図7】本発明の製造方法で得られた側溝蓋を示す斜視
図である。図7のaは、側溝蓋を示す斜視図であり、図
7のbは、その模様の拡大図である。
【図8】本発明の製造方法で得られた別の側溝蓋を示す
斜視図である。
【図9】従来のコンクリート側溝を示す斜視図である。
【図10】従来のコンクリート側溝蓋を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート側溝 14a 骨材
模様 2 耳部(露出表面) 14b、26
b 地肌 3 側溝蓋 15 模様の
ある側溝 4 蓋表面 16 耳部の
模様 5 コンクリート部材 17 凹凸形
成用磁性板 6 骨材 18 抜き模
様 7 断面積の大きい骨材 19 表面 8 断面積の小さい骨材 20 凸模様 9 鉄筋 21 木の葉
模様 11 金網 22 木の葉
模様の地肌 12 足 23 木の葉
の模様 12a スペーサー 25 凹部 13 模様のある側溝蓋 26 凸部 14 模様 26a 骨材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E03F 5/04 E03F 5/04 D (72)発明者 今井 保孝 埼玉県北足立郡伊奈町大字小室9875 株式 会社フジコン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート部材の路面に露出する部分に
    凹凸を形成し、ついでそこを研削及び研磨して平坦面を
    形成することを特徴とするコンクリート部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】路面に露出する部分の凹凸の凸部分のみを
    研削および研磨することを特徴とする請求項1に記載の
    コンクリート部材の製造方法。
  3. 【請求項3】路面に露出する部分の凹凸の形成手段が型
    枠に凹凸形成用磁性板を取り付けることを特徴とする請
    求項1又は請求項2のいずれかに記載のコンクリート部
    材の製造方法。
  4. 【請求項4】表面コンクリートと内部コンクリートの間
    に網を敷くことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のコンクリート部材の製造方法。
  5. 【請求項5】網の目の大きさが、表面コンクリートの粗
    骨材より大きく内部コンクリートの粗骨材より小さいこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のコンクリート部材の製造方法。
  6. 【請求項6】表面コンクリート部材中のセメントが着色
    されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載のコンクリート部材の製造方法。
JP17665797A 1997-07-02 1997-07-02 表面が汚れ難く、美観耐久性の高いコンクリート部材の製造方法 Pending JPH1119918A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253578A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 成形板及び成形板の製造方法
CN109591178A (zh) * 2018-12-24 2019-04-09 湖北工业大学 多色调图案转印混凝土的制备方法
CN112726787A (zh) * 2020-12-21 2021-04-30 马鞍山蒹葭电子科技有限公司 一种分体式线性抗洪排水沟
CN114319871A (zh) * 2021-12-09 2022-04-12 浙江大学 一种含铁磁性骨料混凝土表面处理方法

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