JP2898173B2 - 溶融紡糸リボンからの細粒化異方性粉末の製造 - Google Patents
溶融紡糸リボンからの細粒化異方性粉末の製造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄−ネオジム−ホウ素
系組成物をベースとする永久磁石材料に関する。さらに
詳細には、本発明は請求項1の前提部分に特定されるよ
うな材料をその粉末が磁気異方性となるように処理する
方法に関する。
系組成物をベースとする永久磁石材料に関する。さらに
詳細には、本発明は請求項1の前提部分に特定されるよ
うな材料をその粉末が磁気異方性となるように処理する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄、ネオジム(および/またはプラセオ
ジム)およびホウ素をベースとする永久磁石および磁性
材料は全世界で商業的な応用分野に用いられている。Cr
oatの米国特許第5,056,585号明細書、同4,85
1,058号明細書および同4,802,931号明細書
は、例えば鉄−ネオジム−ホウ素永久磁石の群を特徴づ
ける広汎な組成範囲を開示している。これらの特許明細
書および他の刊行物に示されるように、これらの磁石
は、通常は鉄またはコバルトを混合した鉄である遷移金
属(TM)成分;通常はネオジムにプラセオジムと他の
希土類元素の少量を混合したネオジム含有混合物である
希土類元素(RE)成分;およびホウ素である。商業的
に通常使われるように、これらの組成は通常、原子%
で、希土類成分約10〜18%、そのうちの少なくとも
60%はネオジムおよび/またはプラセオジムであり、
約10%までの少量のホウ素および残部は主として鉄ま
たは鉄とコバルトから成る。好ましくは、これらの磁性
組成物は鉄または鉄とコバルトを70%以上含有する。
この組成物は同様に処理用にまたは磁気的諸性質を改善
するために少量の添加剤を含むことができる。これらは
正方晶系相RE2TM14Bを含み、REとTMは前記ま
たは後記のとおりである。
ジム)およびホウ素をベースとする永久磁石および磁性
材料は全世界で商業的な応用分野に用いられている。Cr
oatの米国特許第5,056,585号明細書、同4,85
1,058号明細書および同4,802,931号明細書
は、例えば鉄−ネオジム−ホウ素永久磁石の群を特徴づ
ける広汎な組成範囲を開示している。これらの特許明細
書および他の刊行物に示されるように、これらの磁石
は、通常は鉄またはコバルトを混合した鉄である遷移金
属(TM)成分;通常はネオジムにプラセオジムと他の
希土類元素の少量を混合したネオジム含有混合物である
希土類元素(RE)成分;およびホウ素である。商業的
に通常使われるように、これらの組成は通常、原子%
で、希土類成分約10〜18%、そのうちの少なくとも
60%はネオジムおよび/またはプラセオジムであり、
約10%までの少量のホウ素および残部は主として鉄ま
たは鉄とコバルトから成る。好ましくは、これらの磁性
組成物は鉄または鉄とコバルトを70%以上含有する。
この組成物は同様に処理用にまたは磁気的諸性質を改善
するために少量の添加剤を含むことができる。これらは
正方晶系相RE2TM14Bを含み、REとTMは前記ま
たは後記のとおりである。
【0003】これらの磁性材料の焼結体(sintered ver
sion)は、商業的に広く用いられている。焼結磁石は正
方晶系相RE2TM14Bの結晶粒を含む結晶性粉末また
は粒子を調製することによって製造される。ここにおい
て、REは主としてネオジムおよび/またはプラセオジ
ム、TMは一般に鉄か鉄とコバルトである。結晶粒は、
典型的には、粉末は磁気的に配列することができ、グリ
ーンコンパクトに圧縮できかつ真空中或は非酸化性雰囲
気中で焼結できるように、1マイクロメータまたはそれ
以上である。焼結により保磁度をもつ完全に稠密な物品
(body)が得られる。そのような焼結永久磁石は、2−
14−1相よりも多量の希土類を含む粒間層をもつ比較
的大きい結晶粒(すなわち、直径が数μm以上)の2−
14−1相で特徴づけられている。
sion)は、商業的に広く用いられている。焼結磁石は正
方晶系相RE2TM14Bの結晶粒を含む結晶性粉末また
は粒子を調製することによって製造される。ここにおい
て、REは主としてネオジムおよび/またはプラセオジ
ム、TMは一般に鉄か鉄とコバルトである。結晶粒は、
典型的には、粉末は磁気的に配列することができ、グリ
ーンコンパクトに圧縮できかつ真空中或は非酸化性雰囲
気中で焼結できるように、1マイクロメータまたはそれ
以上である。焼結により保磁度をもつ完全に稠密な物品
(body)が得られる。そのような焼結永久磁石は、2−
14−1相よりも多量の希土類を含む粒間層をもつ比較
的大きい結晶粒(すなわち、直径が数μm以上)の2−
14−1相で特徴づけられている。
【0004】Takeshitaらの米国特許第4,981,53
2号明細書および同5,110,374号明細書は、RE
2Fe14B相を含む大きい結晶粒の、多結晶材料のイン
ゴットまたは粉末を処理する実施技術を開示している。
この処理において、水素が多結晶材料に水素化物を生成
するように導入される。引き続いて、水素化物は分解さ
れ、2−14−1結晶粒組織を再結晶させるために水素
が除去(放出)される。この実施技術によれば、磁気的
に等方性の粉末も磁気的に異方性の粉末も形成可能であ
る。このようにして、結晶性で、必須の2−14−1相
のかなりの大きさの寸法(1μm以上)の結晶粒を含む
材料から出発して、磁気異方性材料を構成するように配
列し得る、通常より小さい結晶粒を形成するように結晶
粒を再結晶させる。溶融紡糸あるいは他の適当な急速凝
固法から出発して調製された微細な結晶粒組織(平均最
大寸法が500ナノメータ以下)の永久磁石組成物の実
質的な市場も同様に存在する。生成する粉末は、磁気的
に等方性の、レジンボンド磁石だけでなく、ホットプレ
スおよび熱間加工磁石を製造するためにも利用できる。
2号明細書および同5,110,374号明細書は、RE
2Fe14B相を含む大きい結晶粒の、多結晶材料のイン
ゴットまたは粉末を処理する実施技術を開示している。
この処理において、水素が多結晶材料に水素化物を生成
するように導入される。引き続いて、水素化物は分解さ
れ、2−14−1結晶粒組織を再結晶させるために水素
が除去(放出)される。この実施技術によれば、磁気的
に等方性の粉末も磁気的に異方性の粉末も形成可能であ
る。このようにして、結晶性で、必須の2−14−1相
のかなりの大きさの寸法(1μm以上)の結晶粒を含む
材料から出発して、磁気異方性材料を構成するように配
列し得る、通常より小さい結晶粒を形成するように結晶
粒を再結晶させる。溶融紡糸あるいは他の適当な急速凝
固法から出発して調製された微細な結晶粒組織(平均最
大寸法が500ナノメータ以下)の永久磁石組成物の実
質的な市場も同様に存在する。生成する粉末は、磁気的
に等方性の、レジンボンド磁石だけでなく、ホットプレ
スおよび熱間加工磁石を製造するためにも利用できる。
【0005】RE−TM−B群の永久磁石の急速凝固型
の製造は、適宜の組成の溶融合金から出発して、溶融紡
糸されたリボン状粒子片を製造する。急速凝固の実施技
術は通常適宜の非酸化性雰囲気下の加熱容器内に溶融合
金を装入することによって行われる。溶融合金は、非常
に細い流れとして容器の底から小さいオリフィスを通っ
て紡糸用の冷却された急冷ホイールの円周面へ噴射され
る。急冷ホイールは通常は適宜の高熱伝導性銅合金で作
られ、ホイールの周辺の急冷表面上に耐摩耗性のコーテ
ィングをもつのがよい。ホイールは典型的には水冷さ
れ、それによってホイールにぶつかる溶融合金からの熱
抽出の速度の好ましくない減少を生じることなく、長時
間溶融紡糸製造工程を実施することができる。所定の非
常に細粒の顕微鏡組織を終始得るためには、好適な高い
熱抽出速度を維持することが必要である。
の製造は、適宜の組成の溶融合金から出発して、溶融紡
糸されたリボン状粒子片を製造する。急速凝固の実施技
術は通常適宜の非酸化性雰囲気下の加熱容器内に溶融合
金を装入することによって行われる。溶融合金は、非常
に細い流れとして容器の底から小さいオリフィスを通っ
て紡糸用の冷却された急冷ホイールの円周面へ噴射され
る。急冷ホイールは通常は適宜の高熱伝導性銅合金で作
られ、ホイールの周辺の急冷表面上に耐摩耗性のコーテ
ィングをもつのがよい。ホイールは典型的には水冷さ
れ、それによってホイールにぶつかる溶融合金からの熱
抽出の速度の好ましくない減少を生じることなく、長時
間溶融紡糸製造工程を実施することができる。所定の非
常に細粒の顕微鏡組織を終始得るためには、好適な高い
熱抽出速度を維持することが必要である。
【0006】溶融合金の冷却速度は以下のような種々の
因子に依存する。すなわち、溶融合金中の過熱量(amou
nt of superheat)、急冷ホイールの温度、オリフィス
を通って紡糸ホイール上へ流れる溶融合金の流速および
紡糸ホイールの周表面の速度である。他のすべての因子
が考慮されたが、最も容易に調節し得る溶融合金の冷却
のパラメータは凝固ホイールの周面の速度である。
因子に依存する。すなわち、溶融合金中の過熱量(amou
nt of superheat)、急冷ホイールの温度、オリフィス
を通って紡糸ホイール上へ流れる溶融合金の流速および
紡糸ホイールの周表面の速度である。他のすべての因子
が考慮されたが、最も容易に調節し得る溶融合金の冷却
のパラメータは凝固ホイールの周面の速度である。
【0007】特定の組成物の溶融紡糸において、凝固ホ
イールの速度を変えることによって、溶融紡糸された材
料中に永久磁石の性質の範囲を得ることが可能である。
この現象は、米国特許第4,802,931号明細書、
同4,851,058号明細書および同5,056,5
85号明細書に詳細に開示されかつ記載されている。こ
れらの特許明細書に開示されるように、所定のRE−T
M−B組成物を使用しかつ比較的低速度で開始するが連
続的に増大する急冷ホイール速度を使用することによっ
て、連続的に最大値に向かって増加しついでその値から
低減する保磁度の値をそれぞれ示す一連の細粒化結晶性
製品を得ることが可能である。保磁度の値が増加してい
くと同時に、残留磁気値も冷却速度が増大するにつれ
て、増加するホイール速度範囲の少なくとも一部に亘っ
て同様に増加する。急速凝固RE−TM−B磁石の群の
多数の部品を製造する際、最大保磁度が、溶融紡糸リボ
ン中に得られるホイール速度よりもやや速い急冷ホイー
ル速度で操業するのが好ましい。これらの材料はついで
極度に細粒となるか或いはさらに見掛け上アモルファス
となり、そして所定の高い保磁度と残留磁気をもつ状態
まで焼鈍されるかまたは熱間加工され得る。
イールの速度を変えることによって、溶融紡糸された材
料中に永久磁石の性質の範囲を得ることが可能である。
この現象は、米国特許第4,802,931号明細書、
同4,851,058号明細書および同5,056,5
85号明細書に詳細に開示されかつ記載されている。こ
れらの特許明細書に開示されるように、所定のRE−T
M−B組成物を使用しかつ比較的低速度で開始するが連
続的に増大する急冷ホイール速度を使用することによっ
て、連続的に最大値に向かって増加しついでその値から
低減する保磁度の値をそれぞれ示す一連の細粒化結晶性
製品を得ることが可能である。保磁度の値が増加してい
くと同時に、残留磁気値も冷却速度が増大するにつれ
て、増加するホイール速度範囲の少なくとも一部に亘っ
て同様に増加する。急速凝固RE−TM−B磁石の群の
多数の部品を製造する際、最大保磁度が、溶融紡糸リボ
ン中に得られるホイール速度よりもやや速い急冷ホイー
ル速度で操業するのが好ましい。これらの材料はついで
極度に細粒となるか或いはさらに見掛け上アモルファス
となり、そして所定の高い保磁度と残留磁気をもつ状態
まで焼鈍されるかまたは熱間加工され得る。
【0008】このような溶融紡糸材料は磁気等方性であ
る。そのような溶融紡糸リボン粒子に磁気異方性を生じ
させるような極端に細粒化されているかまたはアモルフ
ァスな材料の処理技術をもつことは有利である。従来技
術において過急冷された溶融紡糸リボンを製造し、リボ
ン状粒子を充分に高密度化成形体にホットプレスし、そ
の成形体を磁気的異方性材料の引き伸ばされた結晶粒を
生じるように熱間加工し、そして磁気異方性の粉末を成
形するように熱間加工された成形体を粉砕または細分化
することによって溶融紡糸リボン材料から磁気的に異方
性の粉末を作ることができた。このような磁気異方性の
粉末は非常に優れた永久磁石としての性質をもつ。しか
しながら溶融紡糸リボン状粒子から(または中に)直接
に磁気異方性を生じさせることができるのが好ましい。
る。そのような溶融紡糸リボン粒子に磁気異方性を生じ
させるような極端に細粒化されているかまたはアモルフ
ァスな材料の処理技術をもつことは有利である。従来技
術において過急冷された溶融紡糸リボンを製造し、リボ
ン状粒子を充分に高密度化成形体にホットプレスし、そ
の成形体を磁気的異方性材料の引き伸ばされた結晶粒を
生じるように熱間加工し、そして磁気異方性の粉末を成
形するように熱間加工された成形体を粉砕または細分化
することによって溶融紡糸リボン材料から磁気的に異方
性の粉末を作ることができた。このような磁気異方性の
粉末は非常に優れた永久磁石としての性質をもつ。しか
しながら溶融紡糸リボン状粒子から(または中に)直接
に磁気異方性を生じさせることができるのが好ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の細粒化され磁
気的に異方性の永久磁石粉末のの製造方法は、請求項1
の特徴部分に限定した技術的特徴によって特徴づけられ
る。
気的に異方性の永久磁石粉末のの製造方法は、請求項1
の特徴部分に限定した技術的特徴によって特徴づけられ
る。
【0010】したがって、本発明の目的の一つは、最初
に非常に細粒の(典型的には結晶粒子寸法で50ナノメ
ータ以下)または顕微鏡組織において見掛け上アモルフ
ァスである溶融紡糸粉末から磁気的に異方性の粉末材料
を製造する方法を提供することである。本発明のさらに
特定された目的は、磁気異方性をもつ細粒化材料を生成
する条件下で、水素を細粒化材料に吸着させかつついで
水素を除去することによって溶融紡糸材料に上述のよう
な磁気異方性を導入することである。
に非常に細粒の(典型的には結晶粒子寸法で50ナノメ
ータ以下)または顕微鏡組織において見掛け上アモルフ
ァスである溶融紡糸粉末から磁気的に異方性の粉末材料
を製造する方法を提供することである。本発明のさらに
特定された目的は、磁気異方性をもつ細粒化材料を生成
する条件下で、水素を細粒化材料に吸着させかつついで
水素を除去することによって溶融紡糸材料に上述のよう
な磁気異方性を導入することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施の
態様にしたがって、これらのおよび他の効果が以下のよ
うに達成される。
態様にしたがって、これらのおよび他の効果が以下のよ
うに達成される。
【0012】本願発明の実施技術は、従来、最適に急冷
または過急冷された状態となるように溶融紡糸されてき
た上述のRE−TM−B型の溶融紡糸材料に好適に適用
できる。すなわち、典型的には、ホイール速度によって
調節される急冷速度は、急冷状態の粉末の保磁度がその
ままで最適である程度かあるいはいく分低いホイール速
度または低い冷却速度を使って得られるであろう急冷速
度より低いものである。生成する材料は、平均結晶粒寸
法が約5〜100ナノメータ以下の非常に微細な結晶粒
の顕微鏡組織を示す。その組織は実質的にアモルファス
であってもよい。(すなわち、その組織はX線回析像に
よりまたは透過形電子顕微鏡(TEM)のような他の適
当な顕微鏡技術によって示されるような容易には認識で
きない組織である。)
または過急冷された状態となるように溶融紡糸されてき
た上述のRE−TM−B型の溶融紡糸材料に好適に適用
できる。すなわち、典型的には、ホイール速度によって
調節される急冷速度は、急冷状態の粉末の保磁度がその
ままで最適である程度かあるいはいく分低いホイール速
度または低い冷却速度を使って得られるであろう急冷速
度より低いものである。生成する材料は、平均結晶粒寸
法が約5〜100ナノメータ以下の非常に微細な結晶粒
の顕微鏡組織を示す。その組織は実質的にアモルファス
であってもよい。(すなわち、その組織はX線回析像に
よりまたは透過形電子顕微鏡(TEM)のような他の適
当な顕微鏡技術によって示されるような容易には認識で
きない組織である。)
【0013】本発明の実施技術は、原子%で、希土類組
成物の少なくとも60%がネオジムおよび/またはプラ
セオジムである希土類元素を約10〜16%含有するよ
うなRE−TM−B組成物に特に適用される。この組成
物は同様に約10原子%までの少量のホウ素を含有する
のが好ましい。組成物の残部は実質的に遷移金属であ
り、好ましくは鉄または少量のコバルト(この場合コバ
ルトは鉄とコバルトの合計の40%を超えないものとす
る)を含む鉄である。好ましくは、鉄または鉄とコバル
トの含有量は、全組織の少なくとも70%である。しか
しながら、後述のように、最終粉末製品の磁気異方性を
高めるために少量の付加的合金元素が使用できる。この
ような添加物の例として全組成の1重量%以下の量のガ
リウム、ジルコニウム、炭素、錫、バナジウムまたはタ
ンタルが単独でまたは複合して添加される。
成物の少なくとも60%がネオジムおよび/またはプラ
セオジムである希土類元素を約10〜16%含有するよ
うなRE−TM−B組成物に特に適用される。この組成
物は同様に約10原子%までの少量のホウ素を含有する
のが好ましい。組成物の残部は実質的に遷移金属であ
り、好ましくは鉄または少量のコバルト(この場合コバ
ルトは鉄とコバルトの合計の40%を超えないものとす
る)を含む鉄である。好ましくは、鉄または鉄とコバル
トの含有量は、全組織の少なくとも70%である。しか
しながら、後述のように、最終粉末製品の磁気異方性を
高めるために少量の付加的合金元素が使用できる。この
ような添加物の例として全組成の1重量%以下の量のガ
リウム、ジルコニウム、炭素、錫、バナジウムまたはタ
ンタルが単独でまたは複合して添加される。
【0014】米国特許第4,981,532号および5,
110,374号明細書に開示された実施の態様は、多
結晶の大きな結晶粒のインゴット材料の再結晶によって
成功裡に行われたが、発明者らは、驚くべきことに、磁
気異方性を示すのに充分な配列(alignment)をもつ2
−14−1結晶粒(粒間層を含む)を生ずるであろう非
粒状の材料にも類似の方法を実質的に使用することがで
きることを発見した。
110,374号明細書に開示された実施の態様は、多
結晶の大きな結晶粒のインゴット材料の再結晶によって
成功裡に行われたが、発明者らは、驚くべきことに、磁
気異方性を示すのに充分な配列(alignment)をもつ2
−14−1結晶粒(粒間層を含む)を生ずるであろう非
粒状の材料にも類似の方法を実質的に使用することがで
きることを発見した。
【0015】最適に急冷されるかまたは過急冷された溶
融紡糸材料から出発して、この材料の粉砕されたリボン
の細片は、適度の高温度で大気圧またはいく分低めの大
気圧に短時間材料中に存在する鉄と希土類成分の水素化
物を生ずるように曝される。水素はついで完全に粉末か
ら除去(または放出)するように粉末の周囲の環境から
排出せしめられる。水素化と脱水素は約700℃〜85
0℃の範囲の温度で行われるのが望ましい。水素化の時
間と脱水素の時間はともに1時間またはそれ以下のオー
ダーである。凝固材料からの水素の除去および室温への
冷却の後、細粒化材料は、約500ナノメータ以下、好
ましくは300ナノメータ以下の平均寸法の結晶粒をも
つように製造されたことが分かった。顕微鏡組織は、実
質的にRE2Fe(Co)14B正方晶系結晶相の微細粒
と各正方晶系結晶粒の周りの希土類元素が富化された粒
界相から成る。驚くべきことに、生成する材料は、粉末
に破砕されたとき、磁界中で配列し、磁気的配列の性質
における優先磁気の境界をもつ磁石を作るようにレジン
結合材または他の適宜の結合材と共にホットプレスまた
は固化される。
融紡糸材料から出発して、この材料の粉砕されたリボン
の細片は、適度の高温度で大気圧またはいく分低めの大
気圧に短時間材料中に存在する鉄と希土類成分の水素化
物を生ずるように曝される。水素はついで完全に粉末か
ら除去(または放出)するように粉末の周囲の環境から
排出せしめられる。水素化と脱水素は約700℃〜85
0℃の範囲の温度で行われるのが望ましい。水素化の時
間と脱水素の時間はともに1時間またはそれ以下のオー
ダーである。凝固材料からの水素の除去および室温への
冷却の後、細粒化材料は、約500ナノメータ以下、好
ましくは300ナノメータ以下の平均寸法の結晶粒をも
つように製造されたことが分かった。顕微鏡組織は、実
質的にRE2Fe(Co)14B正方晶系結晶相の微細粒
と各正方晶系結晶粒の周りの希土類元素が富化された粒
界相から成る。驚くべきことに、生成する材料は、粉末
に破砕されたとき、磁界中で配列し、磁気的配列の性質
における優先磁気の境界をもつ磁石を作るようにレジン
結合材または他の適宜の結合材と共にホットプレスまた
は固化される。
【0016】本発明は、好ましい具体例によって説明さ
れてきたが、本発明の他の対象物および効果は以下の詳
細な説明からより明確となるであろう。
れてきたが、本発明の他の対象物および効果は以下の詳
細な説明からより明確となるであろう。
【0017】
[実施例1]重量%で下記の組成をもつ合金が調製され
た:全希土類含有量31.2%(そのうちネオジムが9
5%、プラセオジムが約4%、残部が不可避的不純物量
の他の希土類);コバルト2.5%;ホウ素0.94
%;ガリウム0.5%;ジルコニウム0.08%;残部
は鉄およびアルミニウム、ケイ素および炭素のような不
可避的不純物。原子比で表すと、RE含有量約14.5
%,コバルト含有量約2.5%、ホウ素約6%、ガリウ
ム約0.5%、ジルコニウム約0.08%および残部鉄
である。この溶融合金材料は、石英るつぼ中で1420
℃の温度まで乾燥した実質的に酸素を含まない雰囲気中
で誘導加熱された。この材料は、20.7kPa(3p
sig)の低圧のアルゴン雰囲気中でるつぼの底部の直径
0.635mm(0.025inch)のオリフィスを通っ
て、直径254mm(10inch)の銅製急冷ホイールの周
縁部上に噴射された。この材料は、13m/secから24
m/secまでの、種々のホイール速度で部分的に溶融紡糸
された。下記の表1において、それぞれのホイール速度
における溶融紡糸のままの材料の脱磁後の性質をまとめ
て示す。
た:全希土類含有量31.2%(そのうちネオジムが9
5%、プラセオジムが約4%、残部が不可避的不純物量
の他の希土類);コバルト2.5%;ホウ素0.94
%;ガリウム0.5%;ジルコニウム0.08%;残部
は鉄およびアルミニウム、ケイ素および炭素のような不
可避的不純物。原子比で表すと、RE含有量約14.5
%,コバルト含有量約2.5%、ホウ素約6%、ガリウ
ム約0.5%、ジルコニウム約0.08%および残部鉄
である。この溶融合金材料は、石英るつぼ中で1420
℃の温度まで乾燥した実質的に酸素を含まない雰囲気中
で誘導加熱された。この材料は、20.7kPa(3p
sig)の低圧のアルゴン雰囲気中でるつぼの底部の直径
0.635mm(0.025inch)のオリフィスを通っ
て、直径254mm(10inch)の銅製急冷ホイールの周
縁部上に噴射された。この材料は、13m/secから24
m/secまでの、種々のホイール速度で部分的に溶融紡糸
された。下記の表1において、それぞれのホイール速度
における溶融紡糸のままの材料の脱磁後の性質をまとめ
て示す。
【0018】
【表1】
【0019】冷却速度に影響を与えるホイール速度以外
のパラメータを実質的に一定に保ちながら、ホイール速
度を変えることによって、製造される材料の中に磁気的
性質の範囲が得られることが分かった。この範囲は、ホ
イール速度を増加させるにつれて最大保磁度に向かって
保磁度が増加することおよびホイール速度約17m/s
ecにおいて実質的に最大の残留磁気の値をもつことを
特徴とする。その後は、永久磁石の性質は、冷却速度が
増大するにつれて低減する。このことは、冷却速度が増
大するにつれて、急速凝固材料は一層微細粒となりかつ
より高いホイール速度においてアモルファス状態に近づ
くという事実に基づいている。本発明の方法を最適に急
冷されたかまたは過急冷された材料について実施するの
が好ましい。いいかえれば、本発明の実施例の事例にお
ける実施技術をホイール速度17m/secまたはそれ
以上(約24m/secまで)において溶融紡糸された
材料に適用するのが望ましい。
のパラメータを実質的に一定に保ちながら、ホイール速
度を変えることによって、製造される材料の中に磁気的
性質の範囲が得られることが分かった。この範囲は、ホ
イール速度を増加させるにつれて最大保磁度に向かって
保磁度が増加することおよびホイール速度約17m/s
ecにおいて実質的に最大の残留磁気の値をもつことを
特徴とする。その後は、永久磁石の性質は、冷却速度が
増大するにつれて低減する。このことは、冷却速度が増
大するにつれて、急速凝固材料は一層微細粒となりかつ
より高いホイール速度においてアモルファス状態に近づ
くという事実に基づいている。本発明の方法を最適に急
冷されたかまたは過急冷された材料について実施するの
が好ましい。いいかえれば、本発明の実施例の事例にお
ける実施技術をホイール速度17m/secまたはそれ
以上(約24m/secまで)において溶融紡糸された
材料に適用するのが望ましい。
【0020】種々のホィール速度で製造された溶融紡糸
試料は、ついで以下のような水素吸着−放出工程を実施
される。試料は当初周囲温度で炉内に置かれた。この炉
は空気を排気されかつ約86,659.3Pa(650to
rr)の圧力まで水素で再充填される。炉の内容物は35
分に亘って800℃に加熱された。水素雰囲気中の溶融
紡糸試料は800℃に3分間保持された。水素はついで
真空ポンプを使って炉から排出され、圧力が133.3
22×10-2Pa(10-2torr)になるまで排気を続行
した。約800℃における排気工程は10分間続けら
れ、ついで処理された溶融紡糸リボン粒子は炉から取出
され真空中で10分以内に室温に冷却された。リボン粒
子はその形状を維持していた。リボン粒子は水素処理に
よっては粉砕されなかった。
試料は、ついで以下のような水素吸着−放出工程を実施
される。試料は当初周囲温度で炉内に置かれた。この炉
は空気を排気されかつ約86,659.3Pa(650to
rr)の圧力まで水素で再充填される。炉の内容物は35
分に亘って800℃に加熱された。水素雰囲気中の溶融
紡糸試料は800℃に3分間保持された。水素はついで
真空ポンプを使って炉から排出され、圧力が133.3
22×10-2Pa(10-2torr)になるまで排気を続行
した。約800℃における排気工程は10分間続けら
れ、ついで処理された溶融紡糸リボン粒子は炉から取出
され真空中で10分以内に室温に冷却された。リボン粒
子はその形状を維持していた。リボン粒子は水素処理に
よっては粉砕されなかった。
【0021】水素吸着−放出の上述の方法は各種の溶融
紡糸試料についての実験の結果選ばれたものである。一
般に、溶融紡糸材料についての水素吸着は大気圧より低
い約79,993.2Pa(600torr)以上の水素圧力
で行うのが望ましい。圧力の範囲は79,993.2〜1
01,324.7Pa(600〜760torr)の圧力が適
当である。約86,659.3Pa(650torr)の圧力
が望ましい。水素化温度は、約700〜850℃の範囲
が望ましく、水素化時間は1時間以内が望ましい。その
後、試料は水素放出の期間中1時間までの付加時間に亘
って保持される。炉を133.322×10-2Pa(1
0-2torr)またはそれ以下の圧力に排気することによっ
て炉から水素を連続的に除去することが望ましい。リボ
ン粒子はついでレジンボンドまたはホットプレス磁石に
する後続処理のために粉砕される。たとえば−0.02
5mm(−500メッシュ)の非常に細かい粒子寸法は大
きな磁気異方性を示すが低い保磁度を示す傾向がある。
紡糸試料についての実験の結果選ばれたものである。一
般に、溶融紡糸材料についての水素吸着は大気圧より低
い約79,993.2Pa(600torr)以上の水素圧力
で行うのが望ましい。圧力の範囲は79,993.2〜1
01,324.7Pa(600〜760torr)の圧力が適
当である。約86,659.3Pa(650torr)の圧力
が望ましい。水素化温度は、約700〜850℃の範囲
が望ましく、水素化時間は1時間以内が望ましい。その
後、試料は水素放出の期間中1時間までの付加時間に亘
って保持される。炉を133.322×10-2Pa(1
0-2torr)またはそれ以下の圧力に排気することによっ
て炉から水素を連続的に除去することが望ましい。リボ
ン粒子はついでレジンボンドまたはホットプレス磁石に
する後続処理のために粉砕される。たとえば−0.02
5mm(−500メッシュ)の非常に細かい粒子寸法は大
きな磁気異方性を示すが低い保磁度を示す傾向がある。
【0022】上記の特定の水素吸着−放出工程の結果は
下記の表2に要約して掲載される。要約したデータは水
素で処理されかつ水素を放出した0.43mm(325メ
ッシュ)の粉末(リボン粒子を粉砕することによって得
られる)を、18キロエルステッドの強さの磁場に配列
させることの結果である。配列粉末の磁化−脱磁の性質
は、配列の方向に平行な方向および横切る方向、すなわ
ち配列の方向に直角な方向で測定された。脱磁された性
質はそれぞれの溶融紡糸試料について下記の表2に要約
されている。
下記の表2に要約して掲載される。要約したデータは水
素で処理されかつ水素を放出した0.43mm(325メ
ッシュ)の粉末(リボン粒子を粉砕することによって得
られる)を、18キロエルステッドの強さの磁場に配列
させることの結果である。配列粉末の磁化−脱磁の性質
は、配列の方向に平行な方向および横切る方向、すなわ
ち配列の方向に直角な方向で測定された。脱磁された性
質はそれぞれの溶融紡糸試料について下記の表2に要約
されている。
【0023】
【表2】
【0024】上掲の表中に要約された磁気的性質の試験
により、水素吸着−放出処理を施されたそれぞれの急速
凝固材料は、もともとの粒子の配列の方向と平行な方向
において優先磁性或は強い磁性を示した永久磁石材料を
もたらした。換言すれば、これら材料は、磁気異方性を
示した。この材料の平均粒径は、透過型電子顕微鏡(T
EM)で測定したところによれば約250〜300ナノ
メータであった。好ましくは、製品の平均粒径は約50
0ナノメータを超えない範囲である。結果として、急速
凝固され、磁気異方性の材料は、急速凝固され、磁気等
方性の永久磁石材料の磁気等方性の形態よりやや高い磁
性を必要とする多くの用途に好適である。
により、水素吸着−放出処理を施されたそれぞれの急速
凝固材料は、もともとの粒子の配列の方向と平行な方向
において優先磁性或は強い磁性を示した永久磁石材料を
もたらした。換言すれば、これら材料は、磁気異方性を
示した。この材料の平均粒径は、透過型電子顕微鏡(T
EM)で測定したところによれば約250〜300ナノ
メータであった。好ましくは、製品の平均粒径は約50
0ナノメータを超えない範囲である。結果として、急速
凝固され、磁気異方性の材料は、急速凝固され、磁気等
方性の永久磁石材料の磁気等方性の形態よりやや高い磁
性を必要とする多くの用途に好適である。
【0025】[実施例2]下記の組成の合金が、過急冷
状態への溶融紡糸のためにかつ水素吸着−放出工程によ
る後続の処理のために調製された。数種の合金は下記の
ような組成をもち、そこにおいてTREは全希土類含有
量を表し、ネオジム約95重量%、プラセオジム5重量
%および残部微量の他の希土類元素から成る。下記の組
成は重量%で示される。
状態への溶融紡糸のためにかつ水素吸着−放出工程によ
る後続の処理のために調製された。数種の合金は下記の
ような組成をもち、そこにおいてTREは全希土類含有
量を表し、ネオジム約95重量%、プラセオジム5重量
%および残部微量の他の希土類元素から成る。下記の組
成は重量%で示される。
【0026】合金Eは、TRE30.5%、コバルト2.
5%、ホウ素0.95%および残部鉄を含んでいた。
5%、ホウ素0.95%および残部鉄を含んでいた。
【0027】合金223は、TRE31.3%、コバル
ト2.5%、ホウ素0.91%、錫0.17%および残部
鉄を含んでいた。
ト2.5%、ホウ素0.91%、錫0.17%および残部
鉄を含んでいた。
【0028】合金364は、TRE31.3%、コバル
ト2.5%、ホウ素0.84%、ニオブ0.08%および
残部鉄を含んでいた。
ト2.5%、ホウ素0.84%、ニオブ0.08%および
残部鉄を含んでいた。
【0029】合金320は、TRE30.0%、コバル
ト2.5%、ホウ素0.95%、バナジウム0.84%お
よび残部鉄を含んでいた。
ト2.5%、ホウ素0.95%、バナジウム0.84%お
よび残部鉄を含んでいた。
【0030】合金374は、TRE30.1%、コバル
ト2.5%、ホウ素1.0%、ガリウム0.49%、タン
タル0.10%および残部鉄を含んでいた。
ト2.5%、ホウ素1.0%、ガリウム0.49%、タン
タル0.10%および残部鉄を含んでいた。
【0031】これらの材料のそれぞれは上記の実施例1
に記載されたように溶融紡糸された。それぞれの材料
は、過急冷された材料を生ずるようにホイール速度20
m/secで溶融紡糸された。過急冷された試料は続い
て実施例1に記載した特定の工程と全く同様の水素吸着
−放出方法を施された。水素放出工程からの冷却に続い
て、粉末化材料は、磁場内で配列せしめられ、そしてそ
れらの磁気的性質が測定された。磁気的性質は下記の表
3に要約されている。
に記載されたように溶融紡糸された。それぞれの材料
は、過急冷された材料を生ずるようにホイール速度20
m/secで溶融紡糸された。過急冷された試料は続い
て実施例1に記載した特定の工程と全く同様の水素吸着
−放出方法を施された。水素放出工程からの冷却に続い
て、粉末化材料は、磁場内で配列せしめられ、そしてそ
れらの磁気的性質が測定された。磁気的性質は下記の表
3に要約されている。
【0032】
【表3】
【0033】上記の組成物のそれぞれは水素吸着−水素
放出方法によって処理された後、磁気的異方性を示すこ
とが観察された。少量の錫を含む合金223、少量のバ
ナジムを含む合金320および少量のガリウムとタンタ
ルを含む合金374は、基本的な鉄−コバルト−希土類
−ホウ素組成物以外に添加物を含まない合金Eまたは少
量のニオブを含む合金364より強力な磁気的性質を示
すことが観察された。
放出方法によって処理された後、磁気的異方性を示すこ
とが観察された。少量の錫を含む合金223、少量のバ
ナジムを含む合金320および少量のガリウムとタンタ
ルを含む合金374は、基本的な鉄−コバルト−希土類
−ホウ素組成物以外に添加物を含まない合金Eまたは少
量のニオブを含む合金364より強力な磁気的性質を示
すことが観察された。
【0034】このように、一般に、本発明の実施技術は
RE−TM−B系をベースとする最適急冷或は過急冷さ
れた材料に適用できる。細粒化された(好ましくは、平
均最大寸法で約300ナノメータ、好適には約500ナ
ノメータ以下の)磁気異方性材料を得ることが可能であ
る。これは2−14−1相の大きな結晶粒を含まない金
属粒子に水素を吸着させることによって達成された。出
発材料は、真実に、極めて細粒化されている材料から成
るかまたは観察し得る粒子を有していない材料から成る
ものである。急激に冷却された材料は、通常、拡散した
X線回析像を特徴とするか、または極めて細粒化された
材料またはアモルファス材料の特性であるピークを示さ
ない点を特徴とする。水素化の後、材料が凝固まで冷却
されると、生成する顕微鏡組織とX線回析像は水素化ネ
オジム、ホウ化鉄およびα−鉄イオンの回析ピーク特性
が観察される。必須の2−14−1相は水素化組織にお
ける永久磁石の性質と全く似ていない。下記の水素放出
と水素吸着−放出工程に付随する熱処理に続いて非常に
細かい結晶粒、好ましくは平均最大寸法が約300ナノ
ミクロン以下のものがTEMによって検知される。材料
の保磁度に寄与する2−14−1結晶粒のまわりの希土
類富化結晶粒界相が同様にTEMによって検知できる。
RE−TM−B系をベースとする最適急冷或は過急冷さ
れた材料に適用できる。細粒化された(好ましくは、平
均最大寸法で約300ナノメータ、好適には約500ナ
ノメータ以下の)磁気異方性材料を得ることが可能であ
る。これは2−14−1相の大きな結晶粒を含まない金
属粒子に水素を吸着させることによって達成された。出
発材料は、真実に、極めて細粒化されている材料から成
るかまたは観察し得る粒子を有していない材料から成る
ものである。急激に冷却された材料は、通常、拡散した
X線回析像を特徴とするか、または極めて細粒化された
材料またはアモルファス材料の特性であるピークを示さ
ない点を特徴とする。水素化の後、材料が凝固まで冷却
されると、生成する顕微鏡組織とX線回析像は水素化ネ
オジム、ホウ化鉄およびα−鉄イオンの回析ピーク特性
が観察される。必須の2−14−1相は水素化組織にお
ける永久磁石の性質と全く似ていない。下記の水素放出
と水素吸着−放出工程に付随する熱処理に続いて非常に
細かい結晶粒、好ましくは平均最大寸法が約300ナノ
ミクロン以下のものがTEMによって検知される。材料
の保磁度に寄与する2−14−1結晶粒のまわりの希土
類富化結晶粒界相が同様にTEMによって検知できる。
【0035】このように、要約すれば、適宜の温度、好
ましくは700〜850℃のオーダーおいて、材料の急
速な粒成長を誘起せずに急速凝固され細粒化された材料
に急速に水素を吸着させる実施技術が使われる。水素吸
着の短時間後、典型的には1時間以内経過後、水素は材
料から実施し得る範囲でできるだけ急速に除去される。
この方法は同様に700〜850℃のオーダーの温度で
行われるのが好ましい。水素は数十分で好ましくは60
分以内で除去される。水素化された材料はついで、アル
ゴンで炉内を再充填することにより室温に急速に冷却さ
れ、これにより材料の必要な細粒特性を維持し得る。
ましくは700〜850℃のオーダーおいて、材料の急
速な粒成長を誘起せずに急速凝固され細粒化された材料
に急速に水素を吸着させる実施技術が使われる。水素吸
着の短時間後、典型的には1時間以内経過後、水素は材
料から実施し得る範囲でできるだけ急速に除去される。
この方法は同様に700〜850℃のオーダーの温度で
行われるのが好ましい。水素は数十分で好ましくは60
分以内で除去される。水素化された材料はついで、アル
ゴンで炉内を再充填することにより室温に急速に冷却さ
れ、これにより材料の必要な細粒特性を維持し得る。
【0036】このようにして形成された磁気異方性粉末
は通常磁気的に配列せしめられ、所定の形状の永久磁石
に形成される。そのような永久磁石を形成する実施技術
は知られている。水素処理された水素放出粒子は、所定
の磁石形状に成形するために適当な粒子寸法にまで低減
せしめられる。典型的には、粒子は適当なボンドレジ
ン、安定材等と共に混合されるか被覆される。この粒子
は同様に完全に稠密で、磁気異方性をもつように粒子は
配列およびホットプレスされた。
は通常磁気的に配列せしめられ、所定の形状の永久磁石
に形成される。そのような永久磁石を形成する実施技術
は知られている。水素処理された水素放出粒子は、所定
の磁石形状に成形するために適当な粒子寸法にまで低減
せしめられる。典型的には、粒子は適当なボンドレジ
ン、安定材等と共に混合されるか被覆される。この粒子
は同様に完全に稠密で、磁気異方性をもつように粒子は
配列およびホットプレスされた。
【0037】本発明は特定の実施態様によって説明され
てきたが、本発明の範囲に属する他の形態も当該技術分
野の優れた技術者によって容易に適用できることを理解
されるべきである。したがって、本発明の範囲は、上記
の特許請求の範囲によってのみ限定されるものと理解さ
れるべきである。
てきたが、本発明の範囲に属する他の形態も当該技術分
野の優れた技術者によって容易に適用できることを理解
されるべきである。したがって、本発明の範囲は、上記
の特許請求の範囲によってのみ限定されるものと理解さ
れるべきである。
【0038】この出願が優先権を主張する米国特許第9
03,067号の明細書の開示および本願に添付した要
約書の開示は引用の記載によって本願明細書と合体す
る。
03,067号の明細書の開示および本願に添付した要
約書の開示は引用の記載によって本願明細書と合体す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 1/06 H01F 1/06 A (72)発明者 グレゴリー・パウル・マイスナー アメリカ合衆国 ミシガン州 48103、 アンアーバー ジヤクソン アベニユー 1706 (72)発明者 ジヨン・ジヨゼフ・クロウエツト アメリカ合衆国 インデイアナ州 46060、ノーブルスビル アムハースト サークル 206 (56)参考文献 特開 昭62−276803(JP,A) 特開 昭64−704(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】 正方晶 RE2(FeXCo1-X)14B
1(REは、一種以上の希土類元素であってネオジム又
はパラセオジムのいずれか又は両方を合わせて少なくと
も60%含むものを表し、Xの値は0.6〜1である)
の結晶粒であってその周囲が希土類元素の含有量が正方
晶内より多い粒界相によって囲まれているものから本質
的になる細粒化された合金粒子からなる磁気異方性の永
久磁石粉末を製造する方法であって、 該合金粒子の組成範囲内の組成を有する溶融前駆体を準
備し、 該溶融前駆体を急速凝固して、平均結晶サイズが100
ナノメータ以下のリボン合金粒子を形成し、 該リボン合金粒子を、大気圧以下の圧力下の水素雰囲気
中で加熱して該合金粒子内に金属水素化物を形成し、そ
して、その後、該リボン合金粒子から水素を除去し、水
素化処理と水素除去処理の時間と温度は、該粉末中の2
−14−1相の平均結晶サイズが500ナノメータ以下
となるよう設定され、 そして、粒子を冷却する、各工程を含み、 それによって、該リボン粒子は水素処理方法によって粉
砕されることなく磁気異方性が付与されることを特徴と
する、永久磁石粉末の製造方法。 - 【請求項2】 合金が、原子%で、ネオジムおよび/ま
たはプラセオジムを少なくとも60%含む希土類元素1
0〜18%、ホウ素0.5〜10%および鉄とコバルト
の混合物少なくとも70%から成るものである請求項1
記載の細粒化され、磁気的に異方性の永久磁石粉末の製
造方法。 - 【請求項3】 前記溶融前駆体組成物が、平均粒径が5
0ナノメータより大きくない粒子を生成し得るように、
最大保磁度の値の冷却速度またはそれ以上において冷却
され、上記粒子は水素雰囲気中で79993.2〜10
1324.7pa(600〜760torr)の範囲内の圧
力で、粒子内に上記金属水素化物を生ずるように700
〜850℃の範囲内の温度に加熱され、その後、粒子か
ら水素を除去し粒子を磁気異方性の粉末を生成するよう
に冷却し、水素処理および水素除去時間と温度は2−1
4−1相の平均粒子寸法が300ナノメータより大きく
ないようにするものである請求項1記載の細粒化され、
磁気的に異方性の永久磁石粉末の製造方法。 - 【請求項4】 急速凝固された前駆体の組成物が、炭
素、ガリウム、タンタル、錫、バナジウムおよびジルコ
ニウムから成る群から選ばれた少なくとも一種の添加剤
からなるものである請求項1ないし3のいずれかに記載
の細粒化され、磁気的に異方性の永久磁石粉末の製造方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US903067 | 1992-06-22 | ||
US07/903,067 US5314548A (en) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | Fine grained anisotropic powder from melt-spun ribbons |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220502A JPH06220502A (ja) | 1994-08-09 |
JP2898173B2 true JP2898173B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=25416889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5172078A Expired - Fee Related JP2898173B2 (ja) | 1992-06-22 | 1993-06-21 | 溶融紡糸リボンからの細粒化異方性粉末の製造 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5314548A (ja) |
EP (1) | EP0576055B1 (ja) |
JP (1) | JP2898173B2 (ja) |
DE (1) | DE69302329T2 (ja) |
HK (1) | HK1007830A1 (ja) |
SG (1) | SG71679A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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