JP2893273B2 - ランバーサポート装置の操作装置 - Google Patents

ランバーサポート装置の操作装置

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JP2893273B2
JP2893273B2 JP1241403A JP24140389A JP2893273B2 JP 2893273 B2 JP2893273 B2 JP 2893273B2 JP 1241403 A JP1241403 A JP 1241403A JP 24140389 A JP24140389 A JP 24140389A JP 2893273 B2 JP2893273 B2 JP 2893273B2
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正美 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用シートのランバーサポート装置の操
作装置に係るものである。
(従来技術) 従来公知の実開昭50−59731号公報には、固定ドラム
の内側に圧入されたスプリングの反力を利用し、ランバ
ーサポートからの荷重による操作軸の逆転を停止させる
ランバーサポート装置の操作装置について記載されてい
る。また、実開昭61−60855号公報には、正円形ブレー
キドラムの中心にこれと直交する操作軸を回転自由に設
け、前記ブレーキドラム内には該ブレーキドラムの内径
より小径の楕円形ディスクを設け、該楕円形ディスクの
中心に前記操作軸を遊嵌させて、該正円形ディスクの外
周面と前記ブレーキドラムの内周面との間に、上下部両
側の幅狭部と、上下幅狭部の間の幅広部と前記上下幅狭
部から中央の前記幅広部に至るに従い次第に幅が広くな
る空間部とを設け、該空間部内には前記幅狭部及び幅広
部は残して前記空間部と同一形状の4個のブレーキブロ
ックを設け、前記幅狭部内には前記操作軸に固定した操
作プレートの先端の係合突起を設けた無段階調整式フリ
クションブレーキ装置について記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知例のうち、前者のものは、固定ドラムの内側
に圧入されたスプリングの反力を利用して逆転を防止す
る構造のため、スプリングと固定ドラムとの摩擦力以上
の荷重には耐えられない。また、ドラム内にバネを装着
するため、組付けが面倒であった。
また、後者のものは、正円形ブレーキドラム内に楕円
形ディスクを設けた構造を採用しているから、ブレーキ
ブロックは合計4個使用することになる。そのため、構
造が複雑となることは避けられないばかりでなく、4個
のうち2個のブレーキブロックはバネで押される構造で
あるから、ブレーキブロックを緩める作用の確実性に乏
しい。そのため、調節が固くなることもあった。
また、前記バネは長時間の使用による永久歪みよりロ
ックも不確実となる。
(発明の目的) 本発明は、2個の左右ブレーキブロックによる無段階
調整式を利用した操作装置とし、常に良好確実に作動す
るものとしたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、背凭シート内に設けた着座者の背面側を押
圧するランバープレート2と、該ランバープレート2の
前後位置を調節する調節機構Yと、該調節機構Yを操作
する操作ダイヤル6またはモーターを取付けた操作軸5
と、該操作軸5と前記調節機構Yの間には操作軸5から
の回転は伝達するが前記調節機構Yからの回転はロック
するブレーキ装置7を設けた操作装置において、前記ブ
レーキ装置7は、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレ
ーキドラム19を設け、該ブレーキドラム19内に小径の正
円形ディスク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク
29と前記ブレーキドラム19との間に下部両側は幅狭部3
9、40とし上部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、4
0から前記幅広部41、42に至るに従い次第に幅は広くな
る側部空間部37、38を形成し、該側部空間部37、38内に
前記幅狭部39、40及び幅広部41、42は残して前記空間部
37、38と同一形状のブレーキブロック43、44を設け、前
記操作軸5に前記幅狭部39、40内に位置して前記正円形
ディスク29及び前記ブレーキブロック43、44を回転させ
る係合突起27を有する操作プレート28を固定し、前記調
節機構Y側に前記幅広部41、42内に位置して前記ブレー
キブロック43、44をロックさせるロック突起54を有する
ロックプレート53を固定して構成したランバーサポート
装置の操作装置としたものである。
本発明は、背凭シート内の骨格フレーム3の側部所望
位置に透孔59を有するブラケット4を設け、該透孔59に
周面に係合歯57を形成した係合筒56を挿通させ、該係合
筒56に左右方向の操作軸5を貫通させ、該操作軸5の外
端には操作ダイヤル6を固定し、前記係合筒56の内端側
にはランバープレート2の前後移動用偏心カム8を係合
させ、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレーキドラム
19を設け、該ブレーキドラム19内い小径の正円形ディス
ク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク29と前記ブ
レーキドラム19との間に下部両側は幅狭部39、40とし上
部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、40から前記幅
広部41、42に至るに従い次第に幅が広くなる側部空間部
37、38を形成し、該側部空間部37、38内に前記幅狭部3
9、49及び幅広部41、42は残して前記空間部37、38と同
一形状のブレーキブロック43、44を設け、前記操作軸5
には前記正円形ディスク29及び前記ブレーキブロック4
3、44を回転させる操作プレート28と、前記ブレーキブ
ロック43、44をロックさせるロックプレート53を取付
け、前記操作プレート28の係合突起27は前記幅狭部39、
40内に位置させ、前記ロックプレート53は前記係合筒56
の係合歯57に係合させかつロック突起54を前記幅広部4
1、42内に位置させたブレーキ装置7を設けたランバー
サポート装置の操作装置としたものである。
本発明は、前記ランバーサポート装置の操作装置にお
いて、前記幅広部41、42内には前記ブレーキブロック4
3、44を前記幅狭部39、40に向けて押し付ける弾性部材6
2を設けたランバーサポート装置の操作装置としたもの
である。
(実施例) 本発明の一実施例を図により説明すると、1は、車両
用背凭シートの内部に設けたランバープレート2を前後
に出入させて、着座者の背及び腰部分を押圧するランバ
ーサポート装置である。
背凭シート内の骨格フレーム3の側部所望位置にはブ
ラケット4を固定し、該ブラケット4に左右方向の操作
軸5を軸装する。前記ブラケット4より外側の操作軸5
には操作ダイヤル6及び後述するブレーキ装置7を設
け、前記ブラケット4より内側の操作軸5には前記ラン
バープレート2に至る間に設けたランバープレート2を
前後に出入させる調節機構Yの一部を構成する偏心カム
8を取付ける。
前記ブラケット4には左右方向の縦回動プレート9の
中間部を縦軸10により回動自在に取付け、縦回動プレー
ト9の外端の前面(第1図において上面)に前記偏心カ
ム8の後面を当接させる。縦回動プレート9の後方に
は、前記ランバープレート2の取付プレート11を設け
る。取付プレート11の外端部は縦軸12により前記ブラケ
ット4に回動自在に取付ける。取付プレート11は前記縦
回動プレート9と略平行に位置し、取付プレート11の内
端部には、弾性部材により下向きコ型形状に形成したア
ーム13を介して前記ランバープレート2を取付ける。取
付プレート11の左右中間部には縦軸14を取付け、該縦軸
4と前記縦回動プレート9の内端部に軸止した縦軸15と
の間にバネ16を取付ける。
しかして、前記ブレーキ装置7は、前記操作ダイヤル
6側からは操作軸5を回転させ得るが、偏心カム8(調
節機構Y)側からはロックされて回転させ得ないおうに
無段ロックするものである。
即ち、前記ランバープレート2は後方に移動するよう
に荷重が掛るが、この荷重により前記偏心カム8が逆転
するのを防止して、ランバープレート2を調節位置に保
持するものである。
第2図において、17は金属・合成樹脂等所望の材料で
形成されている前記ブレーキ装置7のケースであり、横
筒状であって突当りは閉ざされて底板18を有する有底ブ
レーキドラム19及び該ドラム19の口縁に連設されている
鍔部20とから構成され、該鍔部20を前記ブラケット4に
固定する。
前記底板18の中央には取付孔21を形成し、該取付孔21
には、前記操作軸5の外端部に形成したセレーション溝
軸部22を回転自在に挿入させ、前記取付孔21よりも外側
に突き出させたセレーション溝軸部22には前記操作ダイ
ヤル6を嵌合させ、外れないようにボルト23により固定
する。なお、電動式にするときは、操作ダイヤル6に変
えてモーターを取付ける。
24は操作ダイヤル6の中央に形成した凹部、25は該凹
部24の底部に形成した前記ボルト23を挿入する透孔、26
は前記凹部24に嵌合させる蓋部材である。
前記操作軸5の前記底板18より内側部分には、放射方
向に突出して先端が操作軸5と平行に屈曲している係合
突起27を形成した操作プレート28を、前記ブレーキドラ
ム19内で回転するように形成する。
前記操作プレート28よりも内側の操作軸5には、偏心
正円形ディスク29を取付ける。偏心正円形ディスク29
は、左右に厚みを有する部材により正円形状に形成する
(第2図、第5図)。
偏心正円形ディスク29の中心より外れた偏心位置に
は、左右方向の取付孔30を形成し、該取付孔30を前記操
作軸5に回転のみ自由に挿入する。
偏心正円形ディスク29の外面には、該ディスク29の中
心と前記取付孔30を通る方向の嵌合溝31を形成し、該嵌
合溝31に前記操作プレート28を嵌合させる。前記嵌合溝
31の左右幅は前記操作プレート28の左右幅よりも広く形
成し(第5図)、操作プレート28が回転すると、最初は
操作プレート28のみが空回りし、ついで少しばかり回転
すると、操作プレート28の左右側が嵌合溝31の壁面32に
当接して偏心正円形ディスク29を回転させる。
しかして、偏心正円形ディスク29を前記ブレーキドラ
ム19内に嵌合させたとき、前記ディスク29の外周面35と
前記ドラム19の内周面36との間には、側方からみたと
き、左右に対称状の側部空間部37、38が形成される(第
5図)。
前記偏心正円形ディスク29は、前記したように中心よ
り外れた偏心位置に取付孔30を形成しているから、前記
側部空間部37、38は、第5図のように下部両側は狭い幅
狭部39、40に形成され、上部両側は次第に広くなる幅広
部41、42に形成される。前記側部空間部37、38には、一
対の左右ブレーキブロック43、44を移動自在に嵌合させ
る(第6図)。
左右ブレーキブロック43、44は、前記側部空間部37、
38の形状に合せて左右対称に形状し、第6図において下
側が細く、上側に至るに従い太くなる形状に形成され、
夫々の幅細側の端面には移動側係合面45、46を形成し
(第2図)、幅太側の端面にはロック側係合面47、48を
形成する(第2図)。
左右ブレーキブロック43、44の外周面49、50は、前記
操作軸5の軸心を中心とする円弧面に夫々形成される。
左右ブレーキブロック43、44の内周面51、52は、所定位
置において前記正円形ディスク29の中心と同芯の円弧面
に夫々形成される。
したがって、左右ブレーキブロック43、44の内周面5
1、52は前記偏心正円形ディスク29の外周面35と、前記
左右ブレーキブロック43、44の外周面49、50は前記ブレ
ーキドラム19の内周面36とに夫々密着し、この状態で移
動(回転)して、ガタ付きを防止する。
前記左右ブレーキブロック43、44の移動側係合面45、
46の間には前記操作プレート28の係合突起27を位置さ
せ、前記左右ブレーキブロック43、44のロック側係合面
47、48の間にはロックプレート53のロック突起54を位置
させる。
ロック突起54と、前記ロック側係合面47、48の夫々と
の間には隙間を形成し(第6図)、前記係合突起27が回
転すると、前記隙間が逃げとなって前記左右ブレーキブ
ロック43、44のみが移動し、ロック状態を解除する。
前記ロックプレート53は、その基部に形成した取付孔
55の係合溝58に係合筒56の係合歯57を係合させる。係合
筒56は前記ブラケット4の透孔59に回転のみ自由に挿通
させ、該係合筒56に前記操作軸5を挿通させる。
前記係合筒56の内端部は、前記ブラケット4より内側
に突出させ、該突出部には前記偏心カム8を嵌合固着す
る。
前記操作軸5の内端部は前記係合筒56より内側に突出
させ、ワッシャー60を取付ける。61はブラケット4と偏
心カム8との間に設けたブッシュである。
しかして、前記左右ブレーキブロック43、44のロック
側係合面47、48の間には弾性部材62を嵌合させる。弾性
部材62は合成樹脂等により前記ロック側係合面47とロッ
ク側係合面48との間隔より幅広に形成され、前記左右ブ
レーキブロック43、44を幅狭部39、40側に押し付けるよ
うに、前記ロック側係合面47、48の両者に弾力的に当接
する。
(作用) 次に作用を述べる。
本発明は前記の構成であり、操作ダイヤル6を手動操
作または電動により回転させ、第7図のように、操作軸
5を左回転させると、操作プレート28の左右幅が偏心正
円形ディスク29の嵌合溝31の左右幅り幅狭に形成されて
いるから、操作軸5の回転により、最初は操作プレート
28のみ空回りして、操作プレート28の係合突起27が右ブ
レーキブロック43の移動側係合面45に当接する。
更に、操作プレート28が左回転すると、ロック突起54
と前記左右ブレーキブロック43、44のロック側係合面4
7、48との間には隙間が形成されているから、前記隙間
が逃げとなって、偏心正円形ディスク29を回転させるこ
となく(第7図)、右ブレーキブロック43のみを左回転
される。
右ブレーキブロック43の左回転が開始されると、右ブ
レーキブロック43のロック側係合面47が弾性部材62に当
接し、弾性部材62は他方の左ブレーキブロック44のロッ
ク側係合面48を押す。同時に、操作プレート28の側面
は、偏心正円形ディスク29の嵌合溝31の壁面32に当接し
て、前記ディスク29を左回転させる。
このように前記操作軸5が左回転すると、右ブレーキ
ブロック43が嵌合している側部空間部37は、右ブレーキ
ブロック43が回わる方向に幅が広くなる幅広部41に形成
されているから、右ブレーキブロック43は弛くなる位置
に移動する。
他方、左ブレーキブロック44は弾性部材62を介して前
記右ブレーキブロック43により見掛け上幅狭部40に向け
て押されるが、前記左ブレーキブロック44の移動よりも
早く、操作プレート28の側面により偏心正円形ディスク
29が左回転するので、相対的には、左ブレーキブロック
44は幅狭部40の幅が広くなって、常に弛くなる位置い移
動することになり、前記右ブレーキブロック43と、前記
左ブレーキブロック44と、偏心正円形ディスク29は、一
緒に左回転する。
したがって、操作軸5が左回転すると、前記右ブレー
キブロック43と、前記左ブレーキブロック44と、偏心正
円形ディスク29とが一緒に回転し、この回転によりロッ
クプレート53が回転し、ロックプレート53は係合筒56の
係合歯57を介して偏心カム8を回転させ、該偏心カム8
の回転により回動プレート9を縦軸10を中心にバネ16の
弾力に抗して後方回動させ、ランバープレート2を後方
に調節する。
なお、操作ダイヤル6により操作軸5を右回転させた
ときは、前記と同じ理由で、前記右ブレーキブロック43
と、前記左ブレーキブロック44と、偏心正円形ディスク
29は、一緒に右回転し、偏心カム8の回転により回動プ
レート9を縦軸10を中心に前方回動させ、ランバープレ
ート2を前方に移動調節する。
この場合、前記左右ブレーキブロック43、44のロック
側係合面47、48の間には弾性部材62を嵌合させ、左ブレ
ーキブロック44が移動すると略同時に弾性部材62を介し
て前記右ブレーキブロック43を移動させるから、前記右
ブレーキブロック43と、前記左ブレーキブロック44と、
偏心正円形ディスク29との回転は、円滑に行なわれる。
しかして、前記の位置調節後、操作ダイヤル6から手
を離すと、弾性部材62は弾性復元力により元の大きさに
復帰するから、弾性部材62は左右ブレーキブロック43、
44を幅狭部39、40に向けて押し付け、左右ブレーキブロ
ック43、44のガタ付きを防止する。
しかして、着座者の背により、ランバープレート2を
後方に押圧すると、アーム13、取付プレート11、バネ1
6、回動プレート9を介して、偏心カム8を逆転させる
荷重が掛る。
そのため、偏心カム8は係合筒56の係合歯57を介し
て、第6図の状態から、例えば、ロックプレート53を右
回転させようとし(第9図)、ロックプレート53のロッ
ク突起54は、右ブレーキブロック43を幅狭部39の方向に
移動させるように押し、右ブレーキブロック43は偏心正
円形ディスク29を右転させる方向に押す。
偏心正円形ディスク29に右回転方向の力が掛ると、左
ブレーキブロック44は偏心正円形ディスク29に対して相
対的に左回転させられる方向に押されると同様の状態に
なり、前記左ブレーキブロック44もまた幅狭部40の方向
に押させられることになって、前記右ブレーキブロック
43と、前記左ブレーキブロック44と、偏心正円形ディス
ク29は、共同してブレーキがきく状態になり、偏心カム
8の逆転を防止する。
したがって、ランバープレート2は、着座者による荷
重によって後方に移動することはない。
まった、ロックプレート53が反対方向に回転しようと
するときは、前記とは反対に力が掛り、同一の作用を奏
する。
この場合、前記左右ブレーキブロック43、44のロック
側係合面47、48の間の弾性部材62は、前記したように、
常時ロック側係合面47、48の両者を、左右ブレーキブロ
ック43、44が幅狭部39、40に移動するように押圧してい
るから、ロック突起54が、左右ブレーキブロック43、44
のロック側係合面47、48のうちの一方に当接して押す
と、左右ブレーキブロック43、44の両者は直ちに前記し
たように相対的に幅狭部39、40の方向に嵌合してロック
させることができる。
(効果) 本発明は、背凭シート内に設けた着座者の背面側を押
圧するランバープレート2と、該ランバープレート2の
前後位置を調節する調節機構Yと、該調節機構Yを操作
する操作ダイヤル6またはモーターを取付けた操作軸5
と、該操作軸5と前記調節機構Yの間には操作軸5から
の回転は伝達するが前記調節機構Yからの回転はロック
するブレーキ装置7を設けた操作装置において、前記ブ
レーキ装置7は、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレ
ーキドラム19を設け、該ブレーキドラム19内の小径に正
円形ディスク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク
29と前記ブレーキドラム19との間に下部両側は幅狭部3
9、40とし上部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、4
0から前記幅広部41、42に至るに従い次第に幅が広くな
る側部空間部37、38を形成し、該側部空間部37、38内に
前記幅狭部39、49及び幅広部41、42は残して前記空間部
37、38と同一形状のブレーキブロック43、44を設け、前
記操作軸5に前記幅狭部39、40内に位置して前記正円形
ディスク29及び前記ブレーキブロック43、44を回転させ
る係合突起27を有する操作プレート28を固定し、前記調
節機構Y側に前記幅広部41、42内に位置して前記ブレー
キブロック43、44をロックさせるロック突起54を有する
ロックプレート53を固定して構成したランバーサポート
装置の操作装置としたものであるから、ランバープレー
ト2に掛る荷重により調節機構Yを介してロックプレー
ト53を回転させると、ブレーキブロック43、44が幅狭部
39、40に向けて相対的に移動して、楔現象によりブレー
キを掛けるので、ブレーキ装置7は大荷重に耐えられ
る。また、偏心正円形ディスク29を使用しているから、
小型・軽量・低コストとなるという効果を奏する。
本発明は、背凭シート内の骨格フレーム3の側部所望
位置に透孔59を有するブラケット4を設け、該透孔59に
周面に係合歯57を形成した係合筒56を挿通させ、該係合
筒56に左右方向の操作軸5を貫通させ、該操作軸5の外
端には操作ダイヤル6を固定し、前記係合筒56の内端側
にはランバープレート2の前後移動用偏心カム8を係合
させ、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレーキドラム
19を設け、該ブレーキドラム19内に小径の正円形ディス
ク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク29と前記ブ
レーキドラム19との間に下部両側は幅狭部39、40とし上
部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、40から前記幅
広部41、42に至るに従い次第に幅は広くなる側部空間部
37、38を形成し、該側部空間部37、38内に前記幅狭部3
9、40及び幅広部41、42は残して前記空間部37、38と同
一形状のブレーキブロック43、44を設け、前記操作軸5
には前記正円形ディスク29及び前記ブレーキブロック4
3、44を回転させる操作プレート28と、前記ブレーキブ
ロック43、44をロックさせるロックプレート53を取付
け、前記操作プレート28の係合突起27は前記幅狭部39、
40内に位置させ、前記ロックプレート53は前記係合筒56
の係合歯57に係合させかつロック突起54を前記幅広部4
1、42内に位置させたブレーキ装置7を設けたランバー
サポート装置の操作装置としたものであるから、ランバ
ープレート2に掛る荷重により偏心カム8が逆転する
と、ブレーキ43、44が幅狭部39、40に向けて相対的に移
動して、楔現象によりブレーキを掛けるので、ブレーキ
装置7は大荷重に耐えられ、また、係合筒56を介してロ
ックプレート53を操作軸5に軸装しているので、構造が
簡単であり、小型・軽量・低コストとなるという効果を
奏する。
本発明は、前記幅広部41、42内には前記ブレーキブロ
ック43、44を前記幅狭部39、40に向けて押し付ける弾性
部材62を設けたランバーサポート装置の操作装置とした
ものであるから、操作軸5の操作によりブレーキブロッ
ク43、44のいずれか一方が移動すると、略同時に弾性部
材62を介して他方のブレーキブロックを移動させ、一対
のブレーキブロックと偏心正円形ディスク29との回転
は、円滑にできる効果を奏し、また、位置調節後、操作
ダイヤル6から手を離すと、弾性部材62は弾性復元力に
より元の大きさに復帰して、ブレーキブロック43、44の
それぞれを幅狭部39、40に向けて押し付けてガタ付きを
防止でき、ロック突起54が、ブレーキブロック43、44の
うちの一方を押すと、ブレーキブロック43、44の両者は
直ちに相対的に幅狭部39、40の方向に嵌合してロックさ
せることができる効果を奏し、また、公知例のようにバ
ネを使用していないから、組付けが容易であるばかりで
なく、耐久性も向上する。
なお、説明の都合上、各図に合わせて方向を表現して
いるので必ずしも全ての記載が一致しないときもあり、
また、前後左右等の方向の記載によって限定されるもの
でもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体の一部横断面図、第2図は組立状態の
斜視図、第3図は要部横断面図、第4図は同縦断正面
図、第5図はブレーキブロックが嵌合していない状態の
縦断側面図、第6図はフリー状態の縦断側面図、第7
図、第8図は操作状態の縦断側面図、第9図はロック状
態の縦断側面図である。 符号の説明 1…ランバーサポート装置、2…ランバープレート、3
…骨格フレーム、4…ブラケット、5…操作軸、6…操
作ダイヤル、7…ブレーキ装置、8…偏心カム、9…回
動プレート、10…縦軸、11…取付プレート、12…縦軸、
13…アーム、14…縦軸、15…縦軸、16…バネ、17…ケー
ス、18…底板、19…ブレーキドラム、20…鍔部、21…取
付孔、22…セレーション溝軸部、23…ボルト、24…凹
部、25…透孔、26…蓋部材、27…係合突起、28…操作プ
レート、29…偏心正円形ディスク、30…取付孔、31…嵌
合溝、32…壁面、35…外周面、36…内周面、37、38…側
部空間部、39、40…幅狭部、41、42…幅広部、43、44…
ブレーキブロック、45、46…移動側係合面、47、48…ロ
ック側係合面、49、50…外周面、51、52…内周面、53…
ロックプレート、54…ロック突起、55…取付孔、56…係
合筒、57…係合歯、58…係合溝、59…透孔、60…ワッシ
ャー、61…ブッシュ、62…弾性部材。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背凭シート内に設けた着座者の背面側を押
    圧するランバープレート2と、該ランバープレート2の
    前後位置を調節する調節機構Yと、該調節機構Yを操作
    する操作ダイヤル6またはモーターを取付けた操作軸5
    と、該操作軸5と前記調節機構Yの間には操作軸5から
    の回転は伝達するが前記調節機構Yからの回転はロック
    するブレーキ装置7を設けた操作装置において、前記ブ
    レーキ装置7は、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレ
    ーキドラム19を設け、該ブレーキドラム19内に小径の正
    円形ディスク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク
    29と前記ブレーキドラム19との間に下部両側は幅狭部3
    9、40とし上部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、4
    0から前記幅広部41、42に至るに従い次第に幅が広くな
    る側部空間部37、38を形成し、該側部空間部37、38内に
    前記幅狭部39、49及び幅広部41、42は残して前記空間部
    37、38と同一形状のブレーキブロック43、44を設け、前
    記操作軸5に前記幅狭部39、40内に位置して前記正円形
    ディスク29及び前記ブレーキブロック43、44を回転させ
    る係合突起27を有する操作プレート28を固定し、前記調
    節機構Y側に前記幅広部41、42内に位置して前記ブレー
    キブロック43、44をロックさせるロック突起54を有する
    ロックプレート53を固定して構成したランバーサポート
    装置の操作装置。
  2. 【請求項2】背凭シート内の骨格フレーム3の側部所望
    位置に透孔59を有するブラケット4を設け、該透孔59に
    周面に係合歯57を形成した係合筒56を挿通させ、該係合
    筒56に左右方向の操作軸5を貫通させ、該操作軸5の外
    端には操作ダイヤル6を固定し、前記係合筒56の内端側
    にはランバープレート2の前後移動用偏心カム8を係合
    させ、前記操作軸5の外周に固定正円形ブレーキドラム
    19を設け、該ブレーキドラム19内に小径の正円形ディス
    ク29を偏心状態に設け、前記正円形ディスク29と前記ブ
    レーキドラム19との間に下部両側は幅狭部39、40とし上
    部両側は幅広部41、42とし前記幅狭部39、40から前記幅
    広部41、42に至るに従い次第に幅が広くなる側部空間部
    37、38を形成し、該側部空間部37、38内に前記幅狭部3
    9、40及び幅広部41、42は残して前記空間部37、38と同
    一形状のブレーキブロック43、44を設け、前記操作軸5
    には前記正円形ディスク29及び前記ブレーキブロック4
    3、44を回転させる操作プレート28と、前記ブレーキブ
    ロック43、44をロックさせるロックプレート53を取付
    け、前記操作プレート28の係合突起27は前記幅狭部39、
    40内に位置させ、前記ロックプレート53は前記係合筒56
    の係合歯57に係合させかつロック突起54を前記幅広部4
    1、42内に位置させたブレーキ装置7を設けたランバー
    サポート装置の操作装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、前記幅広部41、42内には前記ブレーキブロック43、
    44を前記幅狭部39、40に向けて押し付ける弾性部材62を
    設けたランバーサポート装置の操作装置。
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