JP3941975B2 - シートのランバーサポート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座者の腰部を押圧支持するシートのランバーサポート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シート、例えば車両用シートは、図3に示すように、シートクッション1とシートバック2とヘッドレスト3とで構成されていて、シートバック2内には、着座者の腰部を押圧支持(サポート)するランバーサポート装置が組み込まれている。このランバーサポート装置は、従来では、着座者が手でレバーやダイヤルを操作することで、腰部を押圧支持するプレートを前後動させることによりサポート力を調節するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、着座者が手でレバー等を操作しなくても、着座者がシートバック2にもたれたままでサポート力を調節できるようになれば、より便利になる。
【0004】
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、着座者が後部でシートバックを押すだけで、簡単にサポート力を調節できるシートのランバーサポート装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートバック内のフレームに、第1ラッチギヤと第2ラッチギヤとカムとを一体回転自在に取り付けて、着座者の後部が当たるシートバック内の押圧プレートに対して、第1ラッチギヤに係合するラッチを有する押圧部材を設け、この押圧部材を第1スプリングで前動方向に付勢して、着座者が後部で押圧プレートを後方に押したとき、押圧プレートで後動される押圧部材のラッチで第1ラッチギヤを一方向回転させながら他方向回転を係止爪で阻止して、着座者が後部を戻して押圧プレートが前方に戻るとき、押圧部材を第1スプリングで前動させながらラッチを第1ラッチギヤから外して前動位置に復帰させる一方、着座者の腰部が当たるシートバック内の移動プレートに、第2ラッチギヤに係合するラッチを有する前出部材を取り付け、この前出部材を第2スプリングで後動方向に付勢して、第1ラッチギヤとともに回転する第2ラッチギヤで前出部材を前動させて移動プレートを前方に押し出し、上記各ラッチギヤとともに回転するカムで前出部材が最前動位置まで前動したとき、前出部材のラッチを第2ラッチギヤ から外して第2スプリングで前出部材を最後動位置に復帰させるようにしたことを特徴とするシートのランバーサポート装置を提供するものである。
【0006】
本発明によれば、着座者が後部でシートバックを押して、シートバック内の押圧プレートを後方へ押すと、押圧プレートで後動される押圧部材のラッチで第1ラッチギヤが一方向回転される。着座者が後部を戻すことにより、押圧プレートが前方に戻るとき、第1スプリングで押圧部材が前動されると、第1ラッチギヤは係止爪で他方向回転が阻止されているので、押圧部材のラッチが第1ラッチギヤから逃げ勝手に外れて押圧部材が前動位置に自動復帰する。
【0007】
第1ラッチギヤと連動して第2ラッチギヤが回転すると、ラッチで前出部材が前動されて、移動プレートが前方に押し出され、着座者の腰部のサポート力が強くなる。着座者が後部でシートバックを押した後に後部を戻すという動作を繰り返すことにより、移動プレートが間欠的に前方へ少しづつ押し出され続け、サポート力が除々に強くなってゆく。
【0008】
前出部材が最前動位置まで前動されると、各ラッチギヤと連動して回転するカムが前出部材のラッチを第2ラッチギヤから外すようになるので、第2スプリングで前出部材が最後動位置に自動復帰する。これにより、移動プレートのサポート力が最も弱くなるから、再び着座者が後部で動作を繰り返すことにより、除々にサポート力を強くして、最適なサポート力を選択することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、シートバック内の四角枠状のフレーム10の下部には、両側のサイドプレート11,11で両端支持されたシャフト12に、図1では左側から順に第1ラッチギヤ13と第2ラッチギヤ14とカム15とが回転自在に支持されている。この各ギヤ13,14とカム15は、連動(同期)して一体回転する必要があるので、ピン等で一体的に固定するか、あるいは合成樹脂であれば一体成形することができる。
【0010】
上記フレーム10の前方には、フレーム10の上部で支持されたU字状のばね材16で上部が弾性支持された押圧プレート17が配置されている。この押圧プレート17の着座者の腰部に対応する部分には、四角形状の窓17aがあけられ、この窓17a内には、着座者の腰部を押圧支持(サポート)する移動プレート18が嵌め込まれている。
【0011】
上記押圧プレート17の下部の背面とフレーム10の前面との間には長板状の押圧部材19が設けられ、この押圧部材19の前端部は上記押圧プレート17の背面に当接すると共に、後部の上面には、上記第1ラッチギヤ13に係合するラッチ19a,…,19aが形成されている。なお、押圧部材19の前端部は押圧プレート17の背面に固定してもよい。図2(C)に示すように、第1ラッチギヤ13の歯形は後向きに立上がり、ラッチ19aの歯形も後向きに立上がるように設定して、押圧部材19が後動したとき、ラッチ19aで第1ラッチギヤ13を同図において左回転(矢印a参照)させるようにしている。
【0012】
上記フレーム10には、第1ラッチギヤ13の右回転を阻止する係止爪20が取り付けられている。上記押圧部材19の下部突起19bとフレーム10の下部プレート10aとの間には、押圧部材19を前動方向に付勢する第1スプリング21が縮装されている。この第1スプリング21は、常時は、ラッチ19aが第1ラッチギヤ13と係合するように弾性的に支持しており、押圧部材19を付勢力で前動させるとき、係止爪20で右回転が阻止された第1ラッチギヤ13に対して、ラッチ19aが逃げ勝手で下方へ滑り外れるのを許容する。
【0013】
上記押圧プレート17の窓17a内の移動プレート18の背面とフレーム10の前面との間には長板状の前出部材22が設けられ、この前出部材22の前端部は上記移動プレート18の背面に固定すると共に、後部の下面には、上記第2ラッチギヤ14に係合するラッチ22a,…,22aが形成されている。図2(B)に示すように、第2ラッチギヤ14の歯形は前向きに立上がり、ラッチ22aの歯形も前向きに立上がるように設定して、第2ラッチギヤ14が左回転(矢印a参照)したとき、第2ラッチギヤ14で前出部材22を前動させるようにしている。
【0014】
上記前出部材22の後端部とフレーム10の内部プレート10bとの間には、前出部材22を後動方向に付勢する第2スプリング23が張設されている。この第2スプリング22は、常時は、ラッチ22aが第2ラッチギヤ14と係合するように弾性的に支持しており、後述するカム15で第2ラッチギヤ14に対してラッチ22aが外されたとき、前出部材22を付勢力で最後動位置まで後動させる。
【0015】
図2(A)に示すように、上記前出部材22には、側方へ突出するカム当接部22bが設けられ、このカム当接部22bは、前出部材22が第2ラッチギヤ14で前動されるに伴って、左回転(矢印a参照)する上記カム15の一方のカム突起部15aが下方から当接して、ラッチ22aを除々に上方に持ち上げ、前出部材22が最前動位置まで前動されたとき、ラッチ22aを第2ラッチギヤ14から外すようになる。なお、上記カム15には、2つのカム突起部15aを設けて、カム15の1/2回転で前出部材22のラッチ22aを第2ラッチギヤ14から外すようにしたが、押圧部材19と前出部材22の前後動ストロークの長短に対応する個数のカム突起部15aを設けることができる。
【0016】
上記の構成であれば、今、移動プレート18が後動位置に復帰している状態であるとすると、着座者が後部、特に尻部でシートバックを強く押すと、押圧プレート17とともに押圧部材19が後動されて、ラッチ19aにより第1ラッチギヤ13が左回転される。
【0017】
ついで、着座者が尻部を戻すことにより、押圧プレート17が前方へ戻るとき、第1スプリング21で押圧部材19が前動されると、第1ラッチギヤ13は係止爪20で右回転が阻止されているので、押圧部材19のラッチ19aが第1ラッチギヤ13から逃げ勝手に下方へ滑り外れて、押圧部材19が前動位置に自動復帰するようになる。
【0018】
この第1ラッチギヤ13と連動して第2ラッチギヤ14が回転すると、ラッチ22aで前出部材22が前動されて、移動プレート18が前方に押し出され、着座者の腰部のサポート力が強くなる。このようにして、着座者が尻部でシートバックを押した後に尻部を戻すという動作を繰り返すことにより、移動プレート18が間欠的に前方へ少しづつ押し出され続けて、サポート力が除々に強くなり、最適なサポート力が得られるまで上記動作を繰り返せばよい。
【0019】
一方、サポート力を弱くしたいような場合には、サポート力が強くなる方向に上記動作を繰り返して、前出部材22が最前動位置まで前動されると(サポート力が最大)、各ラッチギヤ13,14と連動して回転されるカム15のカム突起部15aが前出部材22のカム当接部22bを除々に上方へ持ち上げて、前出部材22の最前動位置でラッチ22aを第2ラッチギヤ14から外すようになる。
【0020】
これにより、前出部材22は、第2スプリング23の付勢力で最後動位置に自動復帰する。この結果、サポート力が最も弱くなるから、再び着座者が上記動作を繰り返すことにより、除々にサポート力が強くなって最適なサポート力を選択することができる。なお、上記実施の形態では、着座者の尻部の動作を利用したが、着座者の背中部の動作を利用するように構成することも容易である。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のランバーサポート装置は、着座者が後部でシートバックを押した後に後部を戻すという動作を繰り返すことにより、押圧部材のラッチ、第1ラッチギヤ、第1スプリング、第2ラッチギヤ、前出部材のラッチ、第2スプリング等によって移動プレートが間欠的に前方へ押し出されつづけて、サポート力を除々に強くできると共に、各ラッチギヤに連動するカム等によって前出部材を最後動位置に自動復帰させるこができる。請求項2では、請求項1と同様の作用をラッチギヤ、ラッチ、カム等の機構で達成できるから、作動が確実で耐久性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のランバーサポート装置の分解斜視図である。
【図2】 A)はカムに関連する機構に側面図、(B)は第2ラッチギヤに関連する機構の側面図、(C)は第1ラッチギヤに関連する機構の側面図である。
【図3】 車両用シートの斜視図である。
【符号の説明】
10 フレーム
13 第1ラッチギヤ
14 第2ラッチギヤ
15 カム
17 押圧プレート
18 移動プレート
19 押圧部材
19a ラッチ
20 係止爪
21 第1スプリング
22 前出部材
22a ラッチ
23 第2スプリング

Claims (1)

  1. シートバック内のフレームに、第1ラッチギヤと第2ラッチギヤとカムとを一体回転自在に取り付けて、着座者の後部が当たるシートバック内の押圧プレートに対して、第1ラッチギヤに係合するラッチを有する押圧部材を設け、この押圧部材を第1スプリングで前動方向に付勢して、着座者が後部で押圧プレートを後方に押したとき、押圧プレートで後動される押圧部材のラッチで第1ラッチギヤを一方向回転させながら他方向回転を係止爪で阻止して、着座者が後部を戻して押圧プレートが前方に戻るとき、押圧部材を第1スプリングで前動させながらラッチを第1ラッチギヤから外して前動位置に復帰させる一方、着座者の腰部が当たるシートバック内の移動プレートに、第2ラッチギヤに係合するラッチを有する前出部材を取り付け、この前出部材を第2スプリングで後動方向に付勢して、第1ラッチギヤとともに回転する第2ラッチギヤで前出部材を前動させて移動プレートを前方に押し出し、上記各ラッチギヤとともに回転するカムで前出部材が最前動位置まで前動したとき、前出部材のラッチを第2ラッチギヤから外して第2スプリングで前出部材を最後動位置に復帰させるようにしたことを特徴とするシートのランバーサポート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10875431B2 (en) 2018-11-15 2020-12-29 Hyundai Motor Company Lumbar support apparatus for vehicle seat

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