JP3363642B2 - アームレストのロック装置 - Google Patents

アームレストのロック装置

Info

Publication number
JP3363642B2
JP3363642B2 JP03285295A JP3285295A JP3363642B2 JP 3363642 B2 JP3363642 B2 JP 3363642B2 JP 03285295 A JP03285295 A JP 03285295A JP 3285295 A JP3285295 A JP 3285295A JP 3363642 B2 JP3363642 B2 JP 3363642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
armrest
gear
movable piece
sector gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP03285295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08205960A (ja
Inventor
進 八田
克彦 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP03285295A priority Critical patent/JP3363642B2/ja
Publication of JPH08205960A publication Critical patent/JPH08205960A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363642B2 publication Critical patent/JP3363642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動車用シートに備える
アームレストのロック装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のアームレストには、アームレスト
の高さ調節が可能でアームレストの非使用時にシートバ
ックの側面に起立状に格納できるものがある。そして、
このアームレストは本願出願人の出願に係る実開平4ー
86449号公報に示すように構成されている。 【0003】即ち、シートバックに一体に固設してアー
ムレストを回動自在に支持するシャフトと、アームレス
ト内のシャフトに固着すると共にロック解除用突起を有
するセクターギャと、このセクターギャに噛合するロッ
クギャを一端側に有し他端側に操作シャフトを連結する
と共に中央部をアームレスト側に回動自在に枢着してな
る可動片と、この可動片のロックギャをセクターギャ方
向に付勢するロックスプリングとから構成されている。 【0004】これはロックスプリングの弾力によって可
動片のロックギャがセクターギャに噛合することによ
り、アームレストが一定の角度にロックされ、ロックス
プリングの弾力に抗して操作シャフトにより可動片を回
動するとロック状態が解除され、その状態でアームレス
トを上下方向に回動すると、ロックギャがセクターギャ
のロック解除用突起に突き当たり、可動片がロックスプ
リングと別体の板バネに接合して操作シャフトへの操作
力を解除しても板バネの弾力によりロックギャをロック
解除方向に付勢する。そして、アームレストの回動によ
り、ロックギャがロックガイド突起に突き当たって可動
片が回動すると、板バネから外れてロックスプリングの
弾力により、ロックギャがセクターギャに噛合するもの
である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上の従来品はロック
用のロックスプリングの外に、ロック解除用状態を保持
する板バネを使用しているため、部品点数が多く取付に
手数を要する虞れがある。そこで、本発明は斯様な従来
品の不具合を除去することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は前記従来品におけるロックスプリングをロ
ックギャがセクターギャのロック解除用突起に接触して
ロック解除方向に可動片が回動した際にロック方向に対
して逆方向に弾力が作用するように配設したネジリコイ
ルバネからなり、一端をアームレスト側、他端を前記可
動片に掛止してなることを特徴とするものである。 【0007】 【作用】ロックスプリングの弾力によって可動片のロッ
クギャがロック方向に付勢されているが、ロックギャが
セクターギャに設けたロック解除用突起に接合すると、
可動片がロック解除方向に回動する。そのため、可動片
に一端が取付けられているロックスプリングは逆方向に
弾力が作用してロックギャをロック解除方向に付勢す
る。そして、ロックギャがアームレストの回動によりロ
ックガイド突起に突き当たり、ロック方向に可動片が回
動すると、ロックスプリングはロックギャをロック方向
に付勢する。 【0008】 【実施例】本発明の一実施例を、図面に基づいて説明す
る。アームレスト(R)は図4に示すようにシートバッ
ク(SB)の側面に取付けられ、上下に角度調節でき、
また、非使用時にはシートバック(SB)の側面に沿う
ように起立状に格納される。図4において(SC)はシ
ートクッションを示す。 【0009】アームレスト(AR)は図2に示すよう
に、シートバック(SB)のフレーム(35)に一体に
溶接などによって取付けられたシャフト(34)に基部
側が回動自在に軸着され、このアームレスト(AR)内
のシャフト(34)には図1に示すようにセクターギャ
(3)が固着され、このセクターギャ(3)の形状は図
5、6に示すように形成されている。 【0010】セクターギャ(3)に噛合するロックギャ
(20)はアームレスト(AR)のフレーム(5)に枢
支ピン(21)で回動自在に枢着した略L字状の可動片
(2)の一端側に一体に設けてあり、可動片(2)の他
端側には先端に操作ノブ(40)を一体に有する操作軸
(4)の基端が連結されている。 【0011】以上の操作軸(4)、ロックギャ(20)
付の可動片(2)、セクターギャ(3)の配設位置等は
前記本願出願人の出願に係る実開平4ー86449号公
報と同一であり、ロックギャ(20)のセクターギャ
(3)の噛合及び離脱とそれに伴う可動片(2)の動作
も同一である。 【0012】本発明の前記出願における引張コイルバネ
からなるロックスプリングと板バネの代わりに、ネジリ
コイルバネからなるロックスプリング(1)を使用し
て、可動片(2)を介してロックギャ(20)をロック
方向とその逆のロック解除方向に付勢している。 【0013】即ち、ロックスプリング(1)は一端(1
2)を可動片(2)の他端側に、他端(11)をアーム
レスト(AR)のフレーム(5)側に夫々掛止してい
る。そして、このロックスプリング(1)の配置はロッ
クギャ(20)がセクターギャ(3)のロック解除用突
起(31)、(35)に突き当たることにより可動片
(2)が枢支ピン(21)を回転中心に回転して可動片
(2)の他端側がシャフト(34)側に位置した際に、
図6に示すように、弾力が矢印方向であるロック解除方
向に作用するようにしている。 【0014】また、ロックギャ(20)がセクターギャ
(3)の凹欠状の第1ロック部(32)、高さ調節用ギ
ャ部(30)、第2ロック部(33)に位置している際
には、図5矢印に示すように、ロックギャ(20)をロ
ック方向に付勢するように設けてある。 【0015】なお、セクターギャ(3)にはアームレス
ト(AR)を図2、3に示すように、シートバック(S
B)の側面に沿って起立状に回動した際に、ロックギャ
(20)が突き当たってロックスプリング(1)をロッ
ク解除方向に付勢するロック解除用突起(31)と、シ
ートバック(SB)を更に後方に向けてロックギャ(2
0)が係合して、シートバック(SB)の起立状態を保
持する第1ロック部(32)と、この第1ロック部(3
2)に連続しロックギャ(20)が摺接するロック解除
用突起(35)と、ロックギャ(20)が噛合する多数
の歯部を有する高さ調節用ギャ部(30)と、アームレ
スト(AR)の下降を規制して使用状態におけるアーム
レスト(AR)を最下段位置にロックする第2ロック部
(33)とから構成されている。 【0016】そして、前記第1ロック部(32)、高さ
調節用ギャ部(30)、第2ロック部(33)はロック
解除用突起(31)(35)に対してシャフト(34)
までの距離が短く形成されている。即ち、可動片(5)
の回転中心である枢支ピン(21)からの距離がロック
解除用突起(31)に対して離れた位置に形成されてい
る。 【0017】従って、ロックギャ(20)は前記セクタ
ーギャ(3)のロック解除用突起(31)(35)、第
1ロック部(32)、高さ調節用ギャ部(30)、第2
ロック部(33)に常に接合しているため、ロックギャ
(20)のセクターギャ(3)に対する接合位置によ
り、可動片(2)が回動してロックスプリング(1)の
一端(12)の位置が変化する。そのため、ロックスプ
リング(1)はロックギャ(20)をロック方向(図
5)又はロック解除方向(図6)に付勢する。 【0018】以上のロックスプリング(1)によりロッ
ク解除方向にロックギャ(20)を付勢することによ
り、可動片(2)が回動してロックギャ(20)をセク
ターギャ(3)から離脱させると共にこの状態を保持す
る。そして、アームレスト(AR)の回動によりロック
ギャ(20)がロック解除用突起(31)から第1ロッ
ク部(32)方向に押し出されると可動片(2)が回動
し、ロックスプリング(1)の弾力が逆方向であるロッ
クギャ(20)をロック方向に作用する。 【0019】そして、アームレスト(AR)をロックス
プリング(1)の弾力に抗して、操作ノブ(40)を押
動して操作軸(4)により、可動片(2)をロックギャ
(20)が第1ロック部(32)から離脱する方向に回
動させると、起立状態のアームレスト(AR)が前倒し
可能になり、アームレスト(AR)を前倒すると、ロッ
クギャ(20)がロック解除用突起(35)に乗り上げ
て可動片(2)が回動してロックスプリング(1)の弾
力がロックギャ(20)をロック解除方向に作用してロ
ック解除状態を保持する。 【0020】次にアームレスト(AR)を略水平状であ
る最下段位置にすると、ロックギャ(20)が第2ロッ
ク部(33)に結合するため、ロックスプリング(1)
の弾力が逆方向に作用し、ロックギャ(20)をロック
方向に付勢する。これにより、ロックギャ(20)の第
2ロック部(33)に対する係合状態が保持される。 【0021】 【発明の効果】本発明によれば、1ケのロックスプリン
グがロックギャのセクターギャに対する接触位置によ
り、ロック方向と逆方向であるロック解除方向に作用す
るため、前記従来品の如く2ケのバネを使用する必要が
ない。そのため、部品点数が少なく、アームレストのロ
ックとロック解除が確実に行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】アームレストの使用状態の断面図である。 【図2】アームレストの格納状態の断面図である。 【図3】図2のIIIーIII線に沿える断面図である。 【図4】アームレストの取付状態を示す斜視図である。 【図5】アームレストの使用状態の部分断面図である。 【図6】アームレストの格納状態にする直前の部分断面
図である。 【符号の説明】 AR アームレスト 1 ロックスプリング 2 可動片 3 セクターギャ 4 操作軸 20 ロックギャ 31 ロック解除用突起 32 ロック解除用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/54

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シートバックに一体に固設してアームレ
    ストを回動自在に支持するシャフトと、アームレスト内
    のシャフトに固着すると共にロック解除用突起を有する
    セクターギャと、このセクターギャに噛合するロックギ
    ャを一端側に有し他端側に操作シャフトを連結すると共
    に中央部をアームレスト側に回動自在に枢着してなる可
    動片と、この可動片のロックギャをセクターギャ方向に
    付勢するロックスプリングとから構成してなるアームレ
    ストのロック装置において、 前記ロックスプリングはロックギャがセクターギャのロ
    ック解除用突起に接触して可動片がロック解除方向に回
    動した際にロック方向に対して逆方向に弾力が作用する
    ように配設したネジリコイルバネからなり、一端をアー
    ムレスト側、他端を前記可動片に掛止してなることを特
    徴とするアームレストのロック装置。
JP03285295A 1995-01-31 1995-01-31 アームレストのロック装置 Expired - Lifetime JP3363642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03285295A JP3363642B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 アームレストのロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03285295A JP3363642B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 アームレストのロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08205960A JPH08205960A (ja) 1996-08-13
JP3363642B2 true JP3363642B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=12370376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03285295A Expired - Lifetime JP3363642B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 アームレストのロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3363642B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08205960A (ja) 1996-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5702157A (en) Adjustable armrest mechanism
JPH0257923B2 (ja)
WO1993022163A1 (en) Stowable telescoping seat belt mechanism
JPH0221803B2 (ja)
US4801177A (en) Reclining device of seat
US6722734B2 (en) Locking assembly for a rocking chair
US5733007A (en) Remote release recliner device
JP3363642B2 (ja) アームレストのロック装置
JPH0115419B2 (ja)
US3481646A (en) Tilting seat back adjuster and latching means
JPH11208325A (ja) ウォークイン機構付きシートリクライニング装置
JP3463767B2 (ja) アームレストの支持構造
JP3581574B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH0741390Y2 (ja) リクライニング装置
JP2551121Y2 (ja) シートリクライニング装置
JP3102311B2 (ja) 車両用回転シートのスライドロック機構
JPS6349389Y2 (ja)
JP2518006Y2 (ja) アームレスト構造
JP3529511B2 (ja) シートのリクライニング装置
JPH0787805B2 (ja) 二段折れリクライナー
JPH024819Y2 (ja)
JP3006454B2 (ja) 跳ね上げ式シートクッションの支持部構造
JP2531689Y2 (ja) アームレストのロック機構
JPH0357156Y2 (ja)
JPS6348422Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121025

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121025

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131025

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term