JP3102311B2 - 車両用回転シートのスライドロック機構 - Google Patents

車両用回転シートのスライドロック機構

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JP3102311B2
JP3102311B2 JP07227290A JP22729095A JP3102311B2 JP 3102311 B2 JP3102311 B2 JP 3102311B2 JP 07227290 A JP07227290 A JP 07227290A JP 22729095 A JP22729095 A JP 22729095A JP 3102311 B2 JP3102311 B2 JP 3102311B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用回転シート、
特にスライドレール上に回転機構を設けて車両前後方向
にスライド可能とした車両用回転シートのスライドロッ
ク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワゴン車等の後部座席のシート
は、スライドレール上に設けた回転機構に載置せしめ、
乗員の居住性の向上および乗員の乗降をスムーズに行え
るように、回転および前後方向へのスライド可能として
ある。
【0003】この種のシートのスライドを規制するスラ
イドロック機構は図1、図2に示すように、車両フロア
Fに設けた平行一対のスライドレール5A,5Bのアッ
パレール52に回転機構6を載設し、上記アッパレール
52にロック部材4A,4Bを設け、該ロック部材4
A,4Bをロアレール51に係止せしめてシートのスラ
イドをロックする構造としてある。
【0004】上記回転機構6上には基軸71を上記スラ
イドレール5A,5Bに沿う方向に配設した操作レバー
7が設けてあり、該操作レバー7の基軸71には、回転
機構6の中心に位置せしめて、図4に示す保持部材1A
が設けてある。上記保持部材1Aは下方へ開放する断面
U字形のレバー体であり、その基端が上記操作レバー7
の基軸71に固着される一方、保持部材1Aの先端には
断面U字形の揺動片15が軸体16により相対回動自在
に連結してある。該揺動片15には中央の抜き孔17に
ピン部材2Aが回転自在に貫通せしめてある。そして、
ピン部材2Aの先端と上記ロック部材4A,4Bとをワ
イヤ部材3A,3Bでそれぞれ連結してある。
【0005】シートのスライドロックを解除するには、
操作レバー7を回動操作すると、基軸71を中心に保持
部材1Aが上方に回動し、保持部材1Aの回動に対応し
て揺動片15を介してピン部材2Aは常時起立姿勢で上
方に移動し、ワイヤ部材3A,3Bをそれぞれ均等に引
っ張り上げ、ロック部材4A,4Bのロックを解除す
る。この時、ピン部材2Aは、保持部材1Aに対して揺
動片15を介して揺動自在に保持されているので、常時
起立姿勢が保たれておりこじれが生じることはない。更
に、ピン部材2Aは、回転機構6の回転中心に配した保
持部材1Aに対して相対回転自在としたので、シートと
共に回転する保持部材1Aに対してピン部材2Aは回転
せず、いずれのシート回転方向においても上記操作でス
ライドロックの解除ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来構造では、スライドロック機構が複雑な構造で部品
点数が多くコストが高い。そこで本発明は保持部材の構
造を簡素化し、部品点数を削減するとともにコストを軽
減するスライドロック機構を実現することを課題として
なされたのもである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は図1、図2およ
び図3に示すように、車両フロアFに平行に配設したス
ライドレール5A,5B上にスライド自在に載置せしめ
た回転機構6の回転中心に、上記スライドレール5A,
5Bに沿う方向に配した操作レバー7の基軸71の回動
により上下方向へ移動せしめられる保持部材1を設け
て、該保持部材1によりピン部材2を相対回転自在かつ
先端揺動自在に保持せしめ、かつ上記回転機構6側にバ
ネ部材8により付勢されて各スライドレール5A,5B
の係止部54に係合し回転機構6のスライドを規制する
一対のロック部材4A,4Bを設け、上記操作レバー7
に連動してロック部材4A,4Bがスライドレール5
A,5Bとの係合を解除するようにロック部材4A,4
Bと上記ピン部材2先端とをそれぞれワイヤ部材3A,
3Bで連結した車両用回転シートのスライドロック機構
において、上記保持部材1の基端を上記操作レバー7の
基軸71に固着せしめるとともに、先端に半球面状の凹
部11と、該凹部11の中央を通り、上記基軸71と直
交する方向にスリット12を形成する。一方、上記ピン
部材2は、その頭部21を半球状に形成し、その脚部2
2を上記スリット12を貫通せしめる。そして、上記頭
部21を上記凹部11に嵌合して、ピン部材2を上記保
持部材1に相対回転自在かつスリット12に沿って揺動
自在に保持せしめ、ピン部材2の先端と上記ロック部材
4A,4Bをそれぞれワイヤ部材3A,3Bで連結せし
める(請求項1)。
【0008】上記保持部材1は、左右の両側に起立する
フランジ13を有する断面ほぼU字形状に形成し、上記
フランジ13には上記凹部11の上方へ延びて上記ピン
部材2の脱落を防ぐピン部材脱落防止片14を形成す
る。さらに、上記スリット12はその一端を上記保持部
材1の先端に開口せしめてある(請求項2)。
【0009】本発明の構造によれば、保持部材1にピン
部材2を回転可能かつ揺動可能に保持せしめたから、操
作レバー7を操作するとピン部材2は起立姿勢のまま上
方に引き上げられ、ワイヤ部材3A,3Bを均等に引っ
張りロック部材4A,4Bのロックを解除せしめる。ま
た、回転機構6が回転し保持部材1がこれに追従して回
転しても、ピン部材2は原位置にあって回転しないか
ら、ワイヤ部材3A,3Bが絡まるおそれがない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2に示すように、車両フ
ロアFに前後方向に設けた左右のシートレッグ9A,9
B上には、平行に延びるスライドレール5A,5Bが設
けてあり、各スライドレール5A,5Bは開口側を対向
せしめた断面ほぼU字形のロアレール51とアッパレー
ル52とで構成されている。そして、ロアレール51は
ガード部材53を介して上記シートレッグ9A,9B上
に固定され、アッパレール52は回転機構6を載置固定
するとともに上記ロアレール51に摺動自在に支持され
ている。
【0011】上記各ロアレール51のガード部材53に
は前後方向の複数個所に係止部たる係止孔54(図2に
はその一つを示す)が形成してあり、一方、各アッパレ
ール52には、内側に突設したブラケット55A,55
Bの下面にロック部材4A,4Bが回転自在に軸支せし
めてある。ロック部材4A,4Bは各回転軸回りのバネ
部材たるコイルバネ8A,8Bにより付勢されて上記係
止孔54に係合されている。
【0012】回転機構6は、断面U字形の円形ロアレー
ル61と、該ロアレール61内に摺動自在に配設された
一対の弧状アッパレール62A,62Bとで構成され、
両アッパレール62A,62Bを連結するブラケット6
3,64上にシートSが載置固定してある。
【0013】上記回転機構6には、スライドレール5
A,5Bと平行に基軸71を前後の上記ブラケット6
3,64間に回動自在に支持せしめて、その屈曲する前
端に操作ノブ72を有する操作レバー7が設けてある。
操作レバー7の基軸71には上記ロック部材4A,4B
の設置位置に対応する位置に保持部材1が突設してあ
る。
【0014】上記保持部材1は、図3(A)に示すよう
に、左右両側が起立するフランジ13を有する断面U字
形状で、基端が上記基軸71に固着せしめて基軸71に
対して直角方向に突出している。保持部材1の先端には
図3(A),(B)に示すように半球面状の凹部11が
形成してある。さらに、保持部材1には上記凹部11の
中心を通り上記基軸71に対して直交方向に延びるスリ
ット12が形成してある。該スリット12は、その一端
が保持部材1の先端に開口せしめて、他端が上記凹部1
1の中心よりもさらに基軸71寄りに至る位置まで延び
る形状としてある。
【0015】上記保持部材1にはピン部材2が係合保持
せしめてある。ピン部材2は、その頭部21下面が上記
保持部材1の凹部11に一致する半球状に形成してあ
り、頭部21の半球面中心より下方に向けて、上記スリ
ット12内に挿通可能な脚部22が設けてある。そし
て、上記ピン部材2の脚部22を保持部材1のスリット
12に挿通せしめるとともに、頭部21を保持部材1の
凹部11に嵌合せしめることで、ピン部材2は保持部材
1に回転自在かつスリット12に沿って揺動自在に係合
保持されている。さらに、保持部材1にはその両側のフ
ランジ13よりそれぞれ対向方向内側に延び、凹部11
の上方を覆うようにピン部材2の脱落防止片14が形成
してある。
【0016】上記ピン部材2の脚部22の下端には孔2
3が形成してあり、上記各ロック部材4A,4Bの一端
と上記孔23とをそれぞれワイヤ部材3A,3Bにより
連結してある。
【0017】上述の構造において、シートをスライドさ
せる場合には、水平位置にある操作ノブ72を、図2矢
印Aで示す如く、上方へ引き上げる。これにより操作レ
バー7は反時計回転し、これの基軸71に設けた保持部
材1は一体に回転してその先端が上方へ移動する。これ
に伴ってピン部材2も上昇し、ワイヤ部材3A,3Bを
引っ張って各々に連結されたロック部材4A,4Bをバ
ネ部材たるコイルバネ8A,8Bの付勢力に抗して矢印
B方向へ回動せしめる。かくして、各ロック部材4A,
4Bと係止孔54との係合が解消され、アッパレール5
2はロアレール51上を自由にスライド可能となる。ま
た、適当位置へスライドさせた後、上記操作ノブ72を
はなすと、各ロック部材4A,4Bはコイルバネ8A,
8Bの付勢力により戻り回転せしめられ、他の係止孔5
4に係合する。
【0018】ピン部材2は、ワイヤ部材3A,3Bおよ
びロック部材4A,4Bを介してコイルバネ8A,8B
の付勢力によりに通常時下方に引っ張られて起立姿勢を
保持しており、上述のスライドロックの解除時において
も、保持部材1の基軸71を中心とする回動に対して、
スリット12が脚部22を案内し、かつ互いに合致する
半球面状の頭部21と凹部11とが円滑に相対摺動する
ので、ピン部材2はこじれることなく起立姿勢を保持し
ている。
【0019】また、回転機構6によりシートを回転せし
めると、上記操作レバー7はこれと一体に回転し、保持
部材1の先端は上記回転部材6の回転中心で中心軸まわ
りに回転する。ピン部材2と上記保持部材1が相対回転
自在であるから、保持部材1が回転してもピン部材2は
回転せず原位置に停止している。しかして、いずれの位
置へシートを回転せしめても、操作ノブ72を同様に操
作することにより、スライドロックを解除することがで
きる。
【0020】また、ピン部材2は保持部材1に形成した
脱落防止片14により、頭部21が凹部11より浮き上
がっても脱落防止片14に押さえられ、保持部材1より
脱落することがない。さらに、ピン部材2を保持部材1
に嵌合せしめる作業時において、スリット12が保持部
材1の先端を開口しているので作業性良好にピン部材2
を保持部材1に嵌合せしめることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、いずれのシートの回転
方向に対しても、スライドロックの解除が円滑に行うこ
とができる。しかもピン部材保持構造において、ピン部
材を揺動せしめるための揺動片および揺動片を保持部材
に軸支する軸体を不要とし、構造を簡素かつ低コストと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライドロック機構の平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う位置での断面図である。
【図3】図3(A)は本発明のスライドロック機構に用
いる保持部材とピン部材の斜視図、図3(B)は図3
(A)のIIIB−IIIB線に沿う位置での断面図である。
【図4】図4(A)は従来のスライドロック機構に用い
る保持部材とピン部材の斜視図、図4(B)は図4
(A)のIVB−IVB線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 保持部材 11 凹部 12 スリット 13 フランジ 14 脱落防止片 2 ピン部材 21 頭部 22 脚部 3A,3B ワイヤ部材 4A,4B ロック部材 5A,5B スライドレール 54 係止部(係止孔) 6 回転機構 7 操作レバー 71 基軸 8A,8B バネ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−26947(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロアに平行に配設したスライドレ
    ール上にスライド自在に載置せしめた回転機構の回転中
    心に、基軸を上記スライドレールに沿う方向に配した操
    作レバーにより上下方向へ移動せしめられる保持部材を
    設けて、該保持部材によりピン部材を相対回転自在かつ
    先端揺動自在に保持せしめ、かつ上記回転機構側にバネ
    部材により付勢されて各スライドレールの係止部に係合
    し回転機構のスライドを規制する一対のロック部材を設
    け、上記操作レバーに連動してロック部材がスライドレ
    ールとの係合を解除するようにロック部材と上記ピン部
    材先端とをそれぞれワイヤ部材で連結した車両用回転シ
    ートのスライドロック機構において、上記保持部材の基
    端を上記操作レバーの基軸に固着せしめるとともに、先
    端に半球面状の凹部と、該凹部の中央を通り、上記基軸
    と直交する方向にスリットを形成し、上記ピン部材は、
    その頭部を半球状に形成し、その脚部を上記スリットに
    貫通せしめるとともに、上記頭部を上記凹部に嵌合して
    ピン部材を上記保持部材に相対回転自在かつ上記スリッ
    トに沿って揺動自在に保持せしめ、ピン部材の先端と上
    記ロック部材をそれぞれワイヤ部材で連結せしめたこと
    を特徴とする車両用回転シートのスライドロック機構。
  2. 【請求項2】 上記保持部材は、左右の両側に起立する
    フランジを有する断面ほぼU字形状に形成し、上記フラ
    ンジには上記凹部の上方へ延びて上記ピン部材の脱落を
    防ぐピン脱落防止片を形成し、上記スリットはその一端
    を上記保持部材の先端に開口せしめた請求項1記載の車
    両用回転シートのスライドロック機構。
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