JP2001010380A - チャイルドシート組込式シート - Google Patents

チャイルドシート組込式シート

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JP2001010380A
JP2001010380A JP11186555A JP18655599A JP2001010380A JP 2001010380 A JP2001010380 A JP 2001010380A JP 11186555 A JP11186555 A JP 11186555A JP 18655599 A JP18655599 A JP 18655599A JP 2001010380 A JP2001010380 A JP 2001010380A
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Japan
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seat back
seat
child
lower seat
downward
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Yasuyuki Kato
康之 加藤
Kaiji Utamura
海児 宇多村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡潔操作でチャイルドシートとしても使用で
き、大人用として使用するときも子供用とし使用すると
きもクッション性を有するチャイルドシート組込式シー
トを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明のチャイルドシート組込式シート
は、シートバック10の中央部の下方側に設けられ前方
に回転可能の下方側シートバック11と、下方側シート
バック11の上方に設けられ下方にスライド可能の上方
側シートバック13とを備えるようにした。チャイルド
シートとして使用するときには、下方側シートバック1
1は前方に回転させ上方側シートバック13は下方にス
ライドさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャイルドシート
に関し、特に、簡潔な操作でチャイルドシートとしても
使用でき、大人用として使用するときも子供用とし使用
するときもクッション性を有するチャイルドシート組込
式シートに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の助手席や後部座席のシートに載
せ、シートに装着されているシートベルトで固定して使
用するチャイルドシートが一般的に知られている。この
タイプのチャイルドシートは重量もありシートへの取付
固定作業や取外作業が面倒であるという問題がある。
【0003】図6は、こうした問題に対処するものとし
て、チャイルドシートを組込式にした従来のシートを示
す。このチャイルドシート組込式のシートは、大人用と
して使用するときには、チャイルドシート用のシート部
2をシートバック1の窪みに収納し、チャイルドシート
として使用するときにはシート部2をシートバック1よ
り矢印Pに示すごとく前方に回動させて突出させるもの
である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来のチャイルドシート組込式シートには、次のよ
うな問題があった。
【0004】上記したごとく、チャイルドシート組込式
のシートは、シートへの取付固定作業や取外作業がな
く、簡潔な操作でチャイルドシートとしても使用するこ
とができる。このシートバック1は、大人用として使用
するときはシート部2によりシートバックのクション性
が得られ、チャイルドシートとして使用するときはシー
ト部2を前方に回動しシートバック1に設けたシート部
2の背面のシートバック収納部3によりクション性が得
られる。
【0005】シートバックのクション性はその厚みによ
るため、大人用として使用するときもチャイルドシート
として使用するときもシートバックのクッション性を向
上するためにはシート部2とシートバック収納部3の厚
みを増し、シートバックの全体の厚みを厚くすることも
考えられるが、シートバック1の厚みが厚くなると大人
が座ったときの膝先のレッグスペースを狭め、また、全
体の居住スペースも制約されるためシートバックの厚み
は特定寸法以上に厚くすることはできず、シート部2と
シートバック収納部3が重ねられたシートバック1の全
体の厚みは、限られた厚み寸法にしなけらばならず、大
人用として使用するときもチャイルドシートとして使用
するときもクッション性に問題がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、簡潔な操作でチャイルドシートとしても使用で
き、大人用として使用するときも子供用とし使用すると
きもクッション性を有するチャイルドシート組込式シー
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明のチャイル
ドシート組込式シートは、シートバック中央部の下方側
に設けられ前方に回転可能の下方側シートバックと、該
下方側シートバックの上方に設けられ下方にスライド可
能の上方側シートバックとを備え、チャイルドシートと
して使用するときには、前記下方側シートバックは前方
に回転させ前記上方側シートバックは下方にスライドさ
せることを特徴とする。
【0008】また、前記下方側シートバックは、該下方
側シートバックの前方への回転と連動して上方側シート
バックを下方にスライドさせることを特徴とする。
【0009】また、前記下方側シートバックは、該下方
側シートバックの前方への回転と連動してシート前端部
を上昇させることを特徴とする。
【0010】また、前記下方側シートバックは、該下方
側シートバックが回転したとき回転する回転レバーと、
該回転レバーの回動により前記シート前端部を上昇させ
るリンク機構とを備えたことを特徴とする。
【0011】さらに、前記上方側シートバックは、該上
方側シートバックの左右の取付部がそれぞれ取り付けら
れる縦方向の左右のスライドレールが下方になるに従い
互いに狭くなるように設定し、前記上方側シートバック
が下方にスライドするとき湾曲に絞られることを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】図1は、本発明に関わるチャイルドシート
組込式シートの全体構造を説明するための外観図を示
す。このチャイルドシート組込式シートは、シートバッ
ク10とシート20とで構成される。
【0014】シートバック10は、車両の前方に回転可
能なシートバック中央部の下方側に設けられた下方側シ
ートバック11と、下方側シートバック11の上方に設
けられ上部にヘッドレスト13Aを有する下方にスライ
ド可能な上方側シートバック13と、下方側シートバッ
ク11と上方側シートバック13の両側面に設けられた
シートバック側部12と、下方側シートバック11と上
方側シートバック13の間に設けられた下方側シートバ
ック11の回転用の隙間14とを備えている。
【0015】シート20は、シート部21と、シート外
周部22とで構成され、シート外周部22は、シート前
端部22Aと左右のシート側部22Bとでコの字形状に
形成され、シート20の後方に設けた回転ピン(図示せ
ず)により上下方向に回転可能に取り付けられている。
【0016】チャイルドシートとして使用するときには
隙間14に手を入れ前方に引くことにより下方側シート
バック11を矢印P1に示すようにシート部21の上部
まで回転させチャイルドシートのシートとする。この下
方側シートバック11を前方に回転させたとき、上方側
シートバックは矢印P2に示すごとく連動して下方にス
ライドしチャイルドシートのシートバックとなる。
【0017】また、下方側シートバック11を矢印P1
に示すようにシート部21の上部まで回転させたとき、
その回転と連動して矢印P3に示すごとくシート外周部
22が回動しシート前端部22Aが上昇する。
【0018】図2は、下方側シートバック11の回転状
況と、上方側シートバック13のスライド状況と、リン
ク機構30によりシート20が回動しシート前端部22
Aが上昇する状況を示し、図2(A)は、大人用として
の使用するときの状況を示し、図2(B)は、チャイル
ドシートとして使用するときの状況を示す。
【0019】図2(A)の大人用として使用するときに
は、下方側シートバック11と上方側シートバック13
とが垂直方向直列にシートバック10に収納されてい
る。
【0020】下方側シートバック11は回転レバー15
に取り付けられ、回転レバー15はシートバック10の
シートバックフレーム48(図5に図示)に固定された
ピン18に回転自在に取り付けられており、ピン18を
中心に回転する。前記したごとく下方側シートバック1
1を矢印P1方向に回転させると、回転レバー15とリ
ンクバー31に回転自在に取り付けられたピン19が下
方に回動され、リンクバー31は矢印S1の方向に移動
する。リンクバー31の矢印S1方向への移動により、
シート20のシートスライドレール25にスライド可能
に設けられたリンクバー32を矢印S2の方向に移動さ
せ、さらに、リンクバー32の矢印S2方向の移動によ
り、リンクバー33はシート前端部22Aのフレームブ
ラケット(図示さず)とリンクバー33に回転自在に取
り付けれれたピン33Aを矢印S3方向に移動させ、シ
ート20を回転させてシート前端部22Aを矢印P3の
方向に上昇させる。
【0021】図2(B)のチャイルドシートとして使用
するときには、シートバック10に収納された下方側シ
ートバック11は、矢印P1に示すごとくシート部21
(図1参照)の上部のシート上部位置11Aまで前方に
回転させられ、下方側シートバック11の回転と連動し
てリンク機構30の作動によりシート前端部22Aは上
昇させられている。
【0022】また、下方側シートバック11がシート上
部位置11Aまで回転させられたとき後述するスライド
機構40により上方側シートバック13が矢印P2に示
す方向にスライド下降し、シート上部位置11Aまで前
方に回転した下方側シートバック11と、スライド下降
した上方側シートバック13とによりチャイルドシート
として使用する状況にすることができる。
【0023】図3は、回転レバー15の詳細図を示す。
回転レバー15は、レバー16とレバー17で構成され
る。レバー16にはピン穴15Aとロック穴15B、1
5Cが形成され、レバー17にはピン19が挿入される
ピン穴17A、17Bとフランジ17Cとが形成され、
レバー16とレバー17とはピン穴15Aとピン穴17
Bがシートバックフレーム48(図5に図示)に固定さ
れるピン18に挿入されフランジ17Cにレバー16の
下部が接するように重ね合わされ回転レバー15が形成
される。レバー17にはスプリング17Sが取り付けら
れており、スプリング17Sの他端はシートバックフレ
ーム48(図5に図示)の上部に固定されているため、
回転レバー15に時計方向の回転力を与え、下方側シー
トバック11をチャイルドシートとして使用するシート
上部位置11Aの位置から大人用として使用する位置に
戻すとき、その戻り補助力となる。
【0024】図4は、下方側シートバック11の位置を
固定するロック機構50を示す。図4(A1)は大人用
として使用するときのシートバック10を示し、図4
(A2)はシートバック10を大人用として使用すると
きの図4(A1)のA―A断面図を示す。図4(B1)
はチャイルドシートとして使用するときのシートバック
10を示し、図4(B2)はシートバック10をチャイ
ルドシートとして使用するときの図4(B1)のB―B
断面図を示す。
【0025】図4(A1)に示すごとく、シートバック
10を大人用として使用するときには、下方側シートバ
ック11は垂直方向にシートバック10に収納されてお
り、下方側シートバック11が取り付けられる回転レバ
ー15は回転レバー15の側面に設けられるロック機構
50(図4(A2)に図示)によりロック穴15Cでロ
ックされている。
【0026】図4(A2)に示すごとく、ロック機構5
0は、取手55とスプリング係止部53とを有するロッ
クピン51と、スプリング52とにより構成され、ロッ
クピン51はシートバックフレーム48(図5に図示)
に設けられるブラッケット48Aに取り付けられ、スプ
リング係止部53とブラッケット48Aの間にスプリン
グ係止部53を押圧するようにスプリング52が取り付
けられている。回転レバー15が図4(A1)に示すシ
ートバック10を大人用として使用する位置にあるとき
にはロックピン51がスプリング52により回転レバー
15方向に押され、ロックピン51のロックピン先端部
51Aが回転レバー15のロック穴15Cに挿入され回
転レバー15はロックされている。
【0027】図4(B1)に示すごとく、シートバック
10をチャイルドシートとして使用するときには、図4
(A2)に示すロック機構50のロック状況から取手5
5を手で引きロックピン先端部51Aをロック穴15C
から外し、図4(B1)の矢印P1に示すごとく下方側
シートバック11をシート上部位置11Aの所定の位置
まで回転させる。シート上部位置11Aの所定の位置で
は、回転レバー15のロック穴15Bと、図4(B2)
に示すロックピン先端部51Aとは互いに向き合う位置
関係になるように設定されている。
【0028】図4(B2)に示すごとく、ロック機構5
0のロックピン先端部51Aは下方側シートバック11
が回転させられているときには、ロック穴15Cから回
転レバー15の側面を相対的に移動しているが、シート
上部位置11Aの所定の位置ではロックピン先端部51
Aはスプリング52により押されロック穴15Bに挿入
され回転レバー15はロックされる。
【0029】図5は、上方側シートバック13を下方に
スライドさせるスライド機構40を示し、図5(A)は
上方側シートバック13を正面から見たスライド機構4
0の正面図を示し、図5(B)は図5(A)の矢視Bよ
りの側面図を示し、図5(C)は上方側シートバック1
3の斜視図(イ)と、上方側シートバック13を下方に
スライドさせたときの斜視図(ロ)を示す。
【0030】図5(A)および図5(B)に示すごと
く、スライド機構40は左右それぞれに設けられる上部
スライド部41と下部スライド部45とで構成され、上
部スライド部41はシートバックフレーム48の正面に
取り付けられたスライドレール43と、スライドレール
43にスライド可能に装着され上方側シートバック13
の裏面上部が取り付けられる取付部42とからなり、下
部スライド部45は補助フレーム49の正面に取り付け
られたスライドレール47と、スライドレール47にス
ライド可能に装着され上方側シートバック13の裏面下
部が取り付けられる取付部46とからなる。取付部46
には取付部46を下方に引っ張るスプリング44が取り
付けられている。
【0031】前記したごとく下方側シートバック11が
前方に回転させられると(図2参照)、上方側シートバ
ック13の下方にはスペースができるため、取付部46
がスプリング44により下方に引かれ、取付部42と取
付部46とがスライドレール43とスライドレール47
をそれぞれスライドして上方側シートバック13は下降
する。上方側シートバック13は、左右方向に湾曲可能
に形成されると共に、上方側シートバック13の左右の
取付部46がそれぞれ取り付けられる左右のスライドレ
ール47は下方になるに従い互いに狭くなるように設定
されているため、上方側シートバック13は下方にスラ
イドすると図5(C)に示すごとく(イ)から(ロ)の
矢印Rで示す湾曲の状態に絞られる。
【0032】また、補助フレーム49は図5(B)に示
すようにシートバックフレーム48に対し所定の角度を
有し、シートバックフレーム48は大人用として使用す
るときには実際は後方に傾斜しているため、上方側シー
トバック13は下方にスライドすると、図(C)の
(イ)の傾斜の付いた状況から図(C)の(ロ)の垂直
方向に傾斜が増加した傾斜角αの状況になる。従って、
チャイルドシートとして使用するときには、チャイルド
シートに座る子供の背中を垂直方向にして背面と側面か
ら支える状態にでき安定して座るようにすることができ
る。
【0033】次に、チャイルドシートとして使用すると
きの操作につき説明する。
【0034】大人用として使用するときには、図2
(A)に示すごとく、下方側シートバック11と上方側
シートバック13とが垂直方向直列にシートバック10
に収納されている。下方側シートバック11が取り付け
られる回転レバー15は回転レバー15の側面に設けら
れるロック機構50により図4(A2)に示すごとく、
ロックピン51のロックピン先端部51Aが回転レバー
15のロック穴15Cに挿入され回転レバー15はロッ
クされている。そのため、上方側シートバック13は幅
W2(図2参照)を持ち、下方側シートバック11は幅
W1(図2参照)を持ち充分のクション性を得ることが
できる。
【0035】チャイルドシートとして使用するときに
は、図4(A2)に示すロック機構50のロック状況か
ら取手55を手で引きロックピン先端部51Aをロック
穴15Cから外し、前記したごとく下方側シートバック
11をシート上部位置11Aまで回転させる。下方側シ
ートバック11はシート上部位置11Aではロック穴1
5Bとロックピン先端部51Aとは互いに向き合う位置
関係になるように設定されているため、図4(B2)に
示すごとく、ロックピン先端部51Aはスプリング52
により押されロック穴15Bに挿入され回転レバー15
はロックされる。
【0036】下方側シートバック11が前方に回転させ
られると、上方側シートバック13の下方にはスペース
ができるため、取付部46がスプリング44により下方
に引かれ取付部42と取付部46がスライドレール43
とスライドレール47をそれぞれスライドして上方側シ
ートバック13は下降する。
【0037】なお、このとき、上方側シートバック13
は、前記したごとく、湾曲の状態に絞るられ、また、垂
直方向に傾斜が増加する。
【0038】従って、チャイルドシートとして使用する
ときには、上方側シートバック13は充分の幅W2を持
つチャイルドシートのシートバックとなり、下方側シー
トバック11は充分の幅W1を持つチャイルドシートの
シートとなり充分のクション性を得ることができると共
に、チャイルドシートに座る子供の背中を垂直方向にし
て背面と側面から支える状態にでき安定して座るように
することができる。
【0039】また、図2に示すごとく下方側シートバッ
ク11が前方に回転させられたとき、下方側シートバッ
ク11の回転と連動してシート20が回動されシート前
端部22Aが上昇するため、シート前端部22Aは、チ
ャイルドシートのシートになった下方側シートバック1
1とほぼ同じ高さにまですることができ、チャイルドシ
ートに座る子供は足を伸ばしゆったりと座るようにする
ことができる。
【0040】チャイルドシートとして使用する状態から
大人用として使用するようにするときには、上方側シー
トバック13を図2(A)に示す上方側シートバック1
3の位置まで持ち上げ、図4(B2)に示すロック機構
50のロック状況から取手55を手で引きロックピン先
端部51Aをロック穴15Bから外すと下方側シートバ
ック11は図3に示すスプリング18の補助力が加えら
れ図2(A)に示す下方側シートバック11の元の位置
まで回転することができる。そのとき、下方側シートバ
ック11はロック穴15Cとロックピン先端部51Aと
は互いに向き合う位置関係になるように設定されている
ため、ロックピン先端部51Aはスプリング52により
押されロック穴15Cに挿入され回転レバー15はロッ
クされる。
【0041】また、下方側シートバック11が元の位置
まで回転して戻るとき、下方側シートバック11の回動
とシート20はリンク機構30により連動し図2(A)
に示す下方側シートバック11の元の位置まで戻るよう
にすることができる。
【0042】上記実施例のチャイルドシート組込式シー
トは、下方側シートバック11を回転するようにすると
共に、リンク機構30とスライド機構40とを備えるよ
うにしたが、下方側シートバック11を回転するように
すると共に、スライド機構40を備えるようにすること
もできる。
【0043】
【発明の効果】本発明のチャイルドシート組込式シート
は、シートバック中央部の下方側に設けられ前方に回転
可能の下方側シートバックと、該下方側シートバックの
上方に設けられ下方にスライド可能の上方側シートバッ
クとを備え、チャイルドシートとして使用するときに
は、前記下方側シートバックは前方に回転させ前記上方
側シートバックは下方にスライドさせるため、大人用と
して使用するときには、上方側シートバックと下方側シ
ートバックとは深さ方向に充分の幅を持ちシートバック
全体としても充分のクション性を得ることができ、ま
た、チャイルドシートとして使用するときにも、上方側
シートバックは深さ方向に充分の幅を持つチャイルドシ
ートのシートバックとなり、下方側シートバックは充分
の幅を持つチャイルドシートのシートとなり充分のクシ
ョン性を得ることができるまた、前記下方側シートバッ
クは、該下方側シートバックの前方への回転と連動して
上方側シートバックを下方にスライドさせるため、チャ
イルドシートへの操作を極めて容易にすることができ
る。
【0044】また、前記下方側シートバックは、該下方
側シートバックの前方への回転と連動してシート前端部
を上昇させるため、チャイルドシートに座る子供は足を
伸ばしゆったりと座るようにすることができる。
【0045】また、前記下方側シートバックは、該下方
側シートバックが回転したとき回転する回転レバーと、
該回転レバーの回動により前記シート前端部を上昇させ
るリンク機構とを備えたため、簡潔構造で、チャイルド
シートに座る子供は足を伸ばしゆったりと座るようにす
ることができる。
【0046】さらに、前記上方側シートバックは、該上
方側シートバックの左右の取付部がそれぞれ取り付けら
れる縦方向の左右のスライドレールが下方になるに従い
互いに狭くなるように設定し、前記上方側シートバック
が下方にスライドするとき湾曲に絞られるため、チャイ
ルドシートに座る子供を安定して座るようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるチャイルドシート組込式シート
の全体構造を説明するための外観図を示す。
【図2】下方側シートバックの回転状況と、上方側シー
トバックのスライド状況とを示し、(A)は、大人用と
しての使用するときの状況を示し、(B)は、チャイル
ドシートとして使用するときの状況を示す。
【図3】回転レバーの詳細図を示す。
【図4】下方側シートバックのロック機構を示す。
【図5】上方側シートバックを下方にスライドさせるス
ライド機構を示す。
【図6】チャイルドシートを組込式にした従来のシート
を示す。
【符号の説明】
11 下方側シートバック 12 シートバック側部 13 上方側シートバック 15 回転レバー 16、17 レバー 15B、15C ロック穴 18、19 ピン 20 シート 21 シート部 22 シート外周部 22A シート前端部 30 リンク機構 31、32、33 リンクバー 40 スライド機構 41 上部スライド部 42、46 取付部 43、47 スライドレール 45 下部スライド部 46 取付部 48 シートバックフレーム 49 補助フレーム 50 ロック機構 51 ロックピン 52、44 スプリング 53 スプリング係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック中央部の下方側に設けられ
    前方に回転可能の下方側シートバックと、該下方側シー
    トバックの上方に設けられ下方にスライド可能の上方側
    シートバックとを備え、チャイルドシートとして使用す
    るときには、前記下方側シートバックは前方に回転させ
    前記上方側シートバックは下方にスライドさせることを
    特徴とするチャイルドシート組込式シート。
  2. 【請求項2】 前記下方側シートバックは、該下方側シ
    ートバックの前方への回転と連動して上方側シートバッ
    クを下方にスライドさせることを特徴とする請求項1に
    記載のチャイルドシート組込式シート。
  3. 【請求項3】 前記下方側シートバックは、該下方側シ
    ートバックの前方への回転と連動してシート前端部を上
    昇させることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のチャイルドシート組込式シート。
  4. 【請求項4】 前記下方側シートバックは、該下方側シ
    ートバックが回転したとき回転する回転レバーと、該回
    転レバーの回動により前記シート前端部を上昇させるリ
    ンク機構とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の
    チャイルドシート組込式シート。
  5. 【請求項5】 前記上方側シートバックは、該上方側シ
    ートバックの左右の取付部がそれぞれ取り付けられる縦
    方向の左右のスライドレールが下方になるに従い互いに
    狭くなるように設定し、前記上方側シートバックが下方
    にスライドするとき湾曲に絞られることを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれか1項に記載のチャイルド
    シート組込式シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030006700A (ko) * 2001-07-14 2003-01-23 기아자동차주식회사 자동차용 시트
WO2004101310A1 (en) * 2003-05-19 2004-11-25 Young Hyun Moon A bed seat for transportation facilities
WO2006108321A1 (fr) * 2005-04-13 2006-10-19 Mu-Sung Peng Siege de securite cache pour enfant

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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