JP2004330813A - 車両用シート装置 - Google Patents
車両用シート装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004330813A JP2004330813A JP2003125635A JP2003125635A JP2004330813A JP 2004330813 A JP2004330813 A JP 2004330813A JP 2003125635 A JP2003125635 A JP 2003125635A JP 2003125635 A JP2003125635 A JP 2003125635A JP 2004330813 A JP2004330813 A JP 2004330813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- memory
- slide
- lock
- lever
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【構成】スライドメモリ機構の切換部材を、通常スライド状態でアッパレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置し、メモリ状態でロアレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置する揺動レバーとし、この揺動レバーが一方の揺動端にあるときには該一方の揺動端へ揺動レバーを付勢し、他方の揺動端へ向けて揺動するときその途中で揺動レバーに対する付勢方向を反転させる作用方向反転ばねを設けたことを特徴とする車両用シート装置。
【選択図】 図7
Description
【技術分野】
本発明は、車両用シート装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
車両用シート装置において、ロアレールに対するシート(アッパレール)のスライド位置を記憶させるメモリ機能付きのタイプがある。このようなメモリ機能は、後部座席への出入りに際して前席のシートバックを前傾させた上で前方へスライドさせる、いわゆるウォークイン動作時に用いられる。ところで、メモリ機能付きのシート装置では一般的に、スライドメモリ機構をアッパレール側に連動させる通常スライド状態とロアレール側に固定させるメモリ状態とに切り換えるための切換部材が設けられ、通常のスライド時には切換部材を通常スライド位置側に保持し、ウォークイン動作時には切換部材をメモリ位置側に移動させるようになっている。このようなシート装置の一例として、例えば特開平8−253064号が知られている。当該公開発明のシート装置では、切換部材はメモリ位置方向に付勢されており、該切換部材の通常スライド用位置への移動は、切換部材に係合する別のメモリ解除用レバーに作用する付勢力によって間接的に行われる。そのため、切換部材を正しく移動させるためには2つの付勢部材の付勢力のバランスを厳密に設定する必要があり、製造の手間がかかってしまう。また、切換部材を操作する際に必要な操作力も大きくなりがちである。
【0003】
【特許文献】
特開平8−253064号公報
【0004】
【発明の目的】
本発明は、従来装置についての以上の問題意識に基づき、製造が容易で、スライドメモリ機構の切換部材の操作性に優れた車両用シート装置を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、床面側のロアレールとこのロアレールに対して摺動自在でシート側に固定されるアッパレール;ロアレールに対しアッパレールの摺動方向位置を固定させるシートロック状態と該固定を解除するアンロック状態とに切換可能なスライドロック機構;アッパレールと共にスライドする通常スライド状態と、アッパレールと共に移動せずにロアレール側に固定されスライド前のシート位置を記憶するメモリ状態とに切換可能な切換部材を有するスライドメモリ機構;及び、スライドメモリ機構を通常スライド状態に保持してスライドロック機構をアンロック状態にさせる第一のロック解除操作部材と、スライドメモリ機構をメモリ状態に切り換えてスライドロック機構をアンロック状態にさせる第二のロック解除操作部材;を備えた車両用シート装置において、スライドメモリ機構の切換部材を、通常スライド状態でアッパレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置し、メモリ状態でロアレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置する揺動可能な揺動レバーとし、この揺動レバーが一方の揺動端にあるときには該一方の揺動端へ揺動レバーを付勢し、他方の揺動端へ向けて揺動するときその途中で揺動レバーに対する付勢方向を反転させる作用方向反転ばねを設けたことを特徴としている。
【0006】
この構造によれば、通常スライド状態と通常スライド状態とに対応する揺動レバーの2つの揺動端を、作用方向反転ばね単独で保持させることができるので、ばね力の設定などが容易で製造に手間がかからない。また、このような作用方向反転ばねは、揺動レバーがいずれの揺動端へ向けて移動するときにもその途中位置で揺動レバーの移動をアシストするように機能するので、必要な操作力を小さくして操作性を向上させることができる。
【0007】
スライドメモリ機構は揺動レバーが枢着される支持部材を有し、作用方向反転ばねは、一端部が揺動レバーに係合し他端部が支持部材に係合されたトーションばねによって構成することが好ましい。
【0008】
本発明の一実施形態として、ロアレールとは別に該ロアレールと平行で床面に固定された長尺のメモリ用ラックを設け、メモリ状態で該メモリ用ラックに対して揺動レバーを係合させることができる。
【0009】
本発明のシート装置は、さらに次のように構成することが好ましい。スライドロック機構をアンロック状態にさせかつ揺動レバーをロアレールに対して相対移動不能なメモリ揺動端へ移動させるアンロック作用端と、スライドロック機構をシートロック状態にさせかつ揺動レバーをアッパレールに対して相対移動不能な通常スライド揺動端へ移動させるロック作用端とに移動可能なロックオープン部材を設け、第二のロック解除操作部材の操作に応じて該ロックオープン部材がアンロック作用端へ移動されるようにする。また、ロックオープン部材をアンロック作用端に位置させてシートを前方へ移動させたとき、ロック作用端方向へのロックオープン部材の移動を規制し、スライドメモリ機構によるメモリ位置までシートを後退させたとき揺動レバーに係合して回動し、ロックオープン部材に対する移動規制を解除するアンロック保持部材をアッパレールに枢着する。
【0010】
【発明の実施形態】
図1及び図2に示す車両の前席のシート(助手席または運転席)11は、着座者の尻部を支えるシートクッション12と、着座者の背部を支えるシートバック13とを有しており、シートクッション12の骨格をなすシートクッションフレーム14(図7)の下部にアッパレール15が固定されている。アッパレール15は、車体のフロアパネル(床面)に固定されたロアレール16に対してその長手方向に摺動自在に支持されており、アッパレール15をロアレール16に対して摺動させることにより、シート11の前後方向位置を変化させることができる。アッパレール15とロアレール16は、シート11の左右方向に離間させてそれぞれ一対設けられており、図3以下で図示しているのは、運転席の左側(図1及び図2で見えている側)のアッパレール15とロアレール16である。
【0011】
図3はアッパレール15とロアレール16の一側面(車両外側の側面)を示し、図4は他方の側面(車両内側の側面)を示している。図4に示すように、ロアレール16の一側部には、長手方向に沿って複数のスライドロック穴16aが形成されている。アッパレール15には、スライドロック穴16aが形成されている側と同じ側面(車両内側の側面)に、該スライドロック穴16aに係合可能なロック爪17aと、該ロック爪17aの上方に位置する被押圧アーム17bとを有するスライドロックプレート17が、回動軸17xによって枢着されている。アッパレール15には両側面を貫通する角穴15aが形成され、被押圧アーム17bは該角穴15aを通してアッパレール15の他方の側面(車両外側の側面)側へ突出される。回動軸17xの軸線はロアレール16の長手方向と平行であり、該回動軸17xを中心としてスライドロックプレート17は、ロック爪17aをスライドロック穴16aに係合させるロック位置(図5)と、離脱させるアンロック位置(図6)とに回動可能である。スライドロックプレート17がロック位置にあるとき、ロアレール16に対するアッパレール15の摺動が規制される。スライドロックプレート17はロック付勢ばね17c(図5及び図6に矢印のみで示す)によってロック位置方向へ回動付勢されている。
【0012】
アッパレール15には、スライドロックプレート17が支持される側面に、スライドロックプレート17の回動軸17xと直交する(軸線がシート左右方向に向く)回動軸18xを介してループレバー18が枢着されている。ループレバー18の一端部に設けた押圧部18aは、角穴15aを通してアッパレール15の他側面(車両外側の側面)側へ延出されており、スライドロックプレート17の被押圧アーム17bに接する(図6参照)。ループレバー18の他端部には、着座状態で操作可能なループハンドル(第一のロック解除操作部材)18bが取り付けられている。ループハンドル18bを介してループレバー18を図7の時計方向に回動(揺動)させると、押圧部18aが被押圧アーム17bを押圧して、ロック付勢ばね17cに抗してスライドロックプレート17をアンロック方向に回動させることができる。ループレバー18をこのアンロック作用端から反時計方向へ回動させると、被押圧アーム17bに対する押圧部18aの押圧が解除されてスライドロックプレート17がロック方向へ回動可能になる。
【0013】
シート11は、後部座席への出入りに際してシートバック13を前傾させながら前方へスライドさせるウォークイン動作を行う際に、スライドする前のシート11の位置を記憶させるメモリ機能を有している。なお、以下のメモリ機能関連の説明中に表れる時計方向及び反時計方向とは、図7ないし図11の側面図における回転方向を意味する。
【0014】
アッパレール15には、スライドロックプレート17及びループレバー18が枢着された側面と反対側の側面(車両外側の側面)に、スライド連動プレート20が固定されている。スライド連動プレート20は、前後方向に離間する一対の爪部の間に形成した係着凹部20aを有している。アッパレール15にはまた、スライド連動プレート20と同じ側の側面に、ロックオープンレバー(ロックオープン部材)21、メモリプレート(アンロック保持部材)22及びメモリレバー(アンロック保持部材)23がそれぞれ平行な回動軸21x、22x及び23xを介して枢着されている。ロックオープンレバー21は、角穴15aを通して突出されたループレバー18の押圧部18aに対して当接可能な押圧ピン21aと、該押圧ピン21aの下方に位置する外縁押圧部21bと、該外縁押圧部21bと位置の異なる外縁部に形成した切欠部21cと、ワイヤ係合アーム21dと、回動軸21xと平行な方向に屈曲された屈曲押圧部21eを有している。メモリプレート22は、ロックオープンレバー21の切欠部21cに係合可能な回動規制アーム22aと、回動軸22xを挟んで該回動規制アーム22aと略反対方向に延出された回動伝達アーム22bを有している。メモリプレート22は、アンロック保持ばね22c(図7ないし図11に矢印のみで示す)によって反時計方向に回動付勢されている。メモリレバー23は、メモリプレート22の回動伝達アーム22bに係合可能な回動伝達アーム23aと、該回動伝達アーム23aとは異なる方向に延設された解除アーム23bを有している。
【0015】
フロアパネルにはメモリラック(メモリ用ラック)25が固定されている。メモリラック25はロアレール16と平行な長尺部材であり、その長手方向に沿って複数のメモリロック穴25aが形成されている。メモリラック25とロアレール16の間には、その長手方向へ移動可能なスライドピース(揺動レバーの支持部材)26が設けられている。スライドピース26は、車体の内側(シートの右側)方向に位置するインナピース26aと、外側(シートの左側)方向に位置するアウタピース26bとからなる。アウタピース26bには、メモリラック25に臨む側の面にばね掛け穴26cとばね収納凹部26dが形成されている。
【0016】
インナピース26a及びアウタピース26bと一体化されたブラケット(揺動レバーの支持部材)27上に、回動軸28xによってメモリロックレバー(揺動レバー)28が枢着されている。メモリロックレバー28は、回動軸28xを挟んだ前方側の端部に上記メモリロック穴25aに対して係合可能なメモリ用爪28aを有し、後方側の端部近傍に上記スライド連動プレート20の係着凹部20aと係合可能なスライド連動突起28bを有し、回動軸28xを中心とする揺動によってメモリロック穴25aと係着凹部20aの一方又は他方に係合する。メモリ用爪28aの近傍(基部)には解除段部28cが形成されている。解除段部28cは、前述のメモリレバー23における解除アーム23bの回動軌跡上に位置している。メモリロックレバー28にはさらに、回動軸28xとメモリ用爪28aの間に被押圧ピン28dが突設され、該被押圧ピン28dの下方にばね掛け穴28eが形成されている。また、回動軸28xとスライド連動突起28bの間に凸状の被押圧外縁部28fが形成されている。メモリロックレバー28はスライドピース26と共に、シート11のスライド位置を記憶するためのメモリユニット(スライドメモリ機構)Uを構成している。
【0017】
スライドピース26のばね掛け穴26cとメモリロックレバー28のばね掛け穴28eには、トーションコイルばね30の固定端部30aと可動端部30bがそれぞれ係合している。トーションコイルばね30のコイル部(本体部)はばね収納凹部26dに収納されている。トーションコイルばね30は、メモリロックレバー28の揺動に応じて付勢方向を逆転させる作用方向反転ばねである。
【0018】
図12ないし図14はシートバック13の支持機構を示している。なお、以下のシートバック支持機構関連の説明中で表れる時計方向及び反時計方向とは、図13及び図14の側面図における回転方向を意味する。
【0019】
前述の通り、アッパレール15及びロアレール16はシート11の左右にそれぞれ一対設けられており、これに対応してシートクッションフレーム14も左右一対が設けられている。左右のシートクッションフレーム14の後端部付近には、アッパアーム40A及び40Bがシートバック回動軸40x(不図示のヒンジピン)を中心として回動可能に支持されている。アッパアーム40A及び40Bの上部には、シートバック13の骨格をなすシートバックフレーム(不図示)が固定されていて、アッパアーム40A及び40Bの回動に応じてシートバック13の角度が変化する。左右のアッパアーム40A及び40Bは、前傾付勢ばね41(図13及び図14に矢印のみで示す)によって前傾方向へ回動付勢されている。
【0020】
一方のアッパアーム40Aには、シートバック回動軸40xを中心として相対回転可能にラチェット42が支持されており、該ラチェット42の外縁部に形成したメモリ凹部42aに対してポール43のメモリ突起43aが係合するとき、ラチェット42はアッパアーム40Aと一体に回動する。ポール43は回動軸43xによってアッパアームに枢着され、メモリ突起43aをメモリ凹部42aに係合させる位置(図13)と係合を解除する位置(図14)とに回動可能である。アッパアーム40Aにはまた、ポール43の回動を制御するレリーズレバー45が、回動軸45xによって枢着されている。レリーズレバー45は、ポール43に設けた連動ピン43bが係合するピン挿入孔45aと、ポール43の外縁部を押圧可能なサブレバー45bを有しており、テンションスプリング45cによって反時計方向へ回動付勢されている。
【0021】
左右のアッパアーム40A及び40Bにはそれぞれ、シートクッションフレーム14に対する回動を規制させるリクライニングロック機構(不図示)が設けられている。リクライニングロック機構は、アッパアーム40A側ではラチェット42とシートクッションフレーム14の間に設けられ、アッパアーム40B側では該アッパアーム40Bとシートクッションフレーム14の間に設けられている。いずれのリクライニングロック機構もロック方向に付勢されている。
【0022】
またシートバック回動軸40x上には、L字状の牽引レバー46と、連動レバー47とが回動可能に支持されている。牽引レバー46はアッパアーム40Bの近傍に支持されており、シートバック13が前傾したときアッパアーム40Bの一部に被押圧アーム46aが押圧されて反時計方向に回動される。牽引レバー46のワイヤ係合アーム46bには牽引ワイヤ48の一端部が接続し、該牽引ワイヤ48の他端部はロックオープンレバー21のワイヤ係合アーム21dに接続している。連動レバー47には牽引ワイヤ49の一端部が接続し、該牽引ワイヤ49の他端部はレリーズレバー45に接続している。連動レバー47はアッパアーム40B側のリクライニングロック機構と連動しており、牽引ワイヤ49を介して時計方向に回動されることによってリクライニングロック機構をアンロック状態にさせる。
【0023】
シートバック13の後背部にはウォークイン操作ハンドル(第二のロック解除操作部材)50(図1及び図2)が設けられており、該ウォークイン操作ハンドル50を操作することでウォークインワイヤ51が牽引される。牽引されたウォークインワイヤ51は、テンションスプリング45cに抗してレリーズレバー45を時計方向に回動させる。
【0024】
以上の構成のシート装置の動作を説明する。図1の実線はシート11の通常の着座状態を示している。このとき、シートスライド関係の機構は図7の状態にある。図7の状態では、スライドロックプレート17は図5のロック位置に保持され、ロック爪17aとスライドロック穴16aの係合によってシート11のスライドが規制されている。また、メモリロックレバー28はトーションコイルばね30の付勢力によってスライド連動突起28bを係着凹部20aに係合させる揺動端に保持されている。以下、メモリロックレバー28の当該揺動端を通常スライド揺動端と称する。通常着座状態では、アッパアーム40A及び40Bは図13に示す角度位置にあって、それぞれに設けたリクライニングロック機構がロック状態となっている。
【0025】
この通常着座状態においてループハンドル18bを上方に持ち上げると、ループレバー18が図7の位置から時計方向に回動し、押圧部18aがスライドロックプレート17の被押圧アーム17bを下方に押圧する。すると、スライドロックプレート17はロック付勢ばね17cに抗してアンロック方向に回動され、ロック爪17aとスライドロック穴16aの係合が解除される(図6)。これによって、図1に二点鎖線で示すようにシート11(アッパレール15)がロアレール16に対して前後方向へ移動可能となる。このときメモリロックレバー28はアッパレール15側のスライド連動プレート20と係合しているので、メモリユニットUもシート11全体と共にスライドする。ループハンドル18bから手を離すとスライドロックプレート17がロック位置へ復帰回動して、シート11が係止される。
【0026】
また、通常着座状態において図示しないリクライニングロック解除レバーを操作すると、両方のアッパアーム40A及び40Bにおけるリクライニングロックが解除されて、シートバック13の後傾角を任意に設定することができる。
【0027】
通常着座状態からウォークイン操作ハンドル50を操作すると、ウォークインワイヤ51が牽引されてレリーズレバー45が図13の位置から時計方向に回動する。すると、ピン挿入孔45aが連動ピン43bを持ち上げてポール43が同図の反時計方向に回動され、メモリ突起43aとメモリ凹部42aの噛合が解除される。これによりラチェット42とアッパアーム40の結合関係が解除され、アッパアーム40Aは、ラチェット42に対してシートバック回動軸40xを中心として相対回動可能となる。このときアッパアーム40A側のリクライニングロック機構はロック解除されておらず、ラチェット42の回動は規制されている。また、レリーズレバー45が時計方向に回動すると、牽引ワイヤ49を介して連動レバー47が時計方向に回動され、アッパアーム40B側のリクライニングロック機構がアンロック状態となる。つまり、左右のアッパアーム40A及び40Bが回動可能になり、前傾付勢ばね41の付勢力によって図14のように前傾方向へ回動する。
【0028】
アッパアーム40A及び40Bが前傾すると、アッパアーム40Bの一部が被押圧アーム46aを押圧して牽引レバー46を図14のように反時計方向へ回動させる。すると牽引ワイヤ48を介して牽引されたロックオープンレバー21が、図7の位置から図8の位置へと反時計方向に回動する。図8の状態では、シートバック13は図2に一点鎖線で示す前傾位置になっている。
【0029】
ロックオープンレバー21が上記の反時計方向回動を行うと、押圧ピン21aが押圧部18aを下方に押圧してループレバー18が時計方向に回動し、前述の通常スライド時と同様にロック付勢ばね17cに抗してスライドロックプレート17が図6のアンロック位置へ回動される。このロックオープンレバー21のアンロック作用端への回動では同時に、外縁押圧部21bが被押圧ピン28dを下方に押圧し、メモリロックレバー28を通常スライド揺動端から反時計方向に回動(揺動)させる。すると、メモリロックレバー28は、後端側におけるスライド連動突起28bと係着凹部20aの係合を解除し、代わりに前端側においてメモリ用爪28aをメモリロック穴25aと係合させる(図8)。以下、メモリロックレバー28の当該揺動端をメモリ揺動端と称する。
【0030】
つまり、図8のようにメモリロックレバー28がメモリ揺動端へ移行すると、シート11は全体としてロアレール16上を前後方向にスライド可能であるが、メモリロックレバー28を含むメモリユニットUのみはメモリラック25に対して前後方向への移動が規制された状態となる。したがって、図2の二点鎖線のようにシートバック13の前傾状態を保ったままシート11を前方にスライドさせると、アッパレール15側に搭載したスライドロックプレート17などは図9のように前方に移動するが、メモリユニットUは移動せず図10のように元の位置に留まる。
【0031】
回動伝達アーム22b及び23aが係合しているため、アンロック保持ばね22cの付勢力はメモリプレート22と同時にメモリレバー23にも作用する。シート11を前方に移動させていない図8の状態では、メモリレバー23の解除アーム23bがメモリロックレバー28の解除段部28cに当て付いているため、メモリプレート22とメモリレバー23はアンロック保持ばね22cの付勢力に応じて反時計方向へ回動することができない。図9のようにシート11が前方にスライドすると解除アーム23bが解除段部28cから離間して回動規制が解除され、メモリプレート22とメモリレバー23はアンロック保持ばね22cによって反時計方向に回動し、メモリプレート22の回動規制アーム22aがロックオープンレバー21の切欠部21cに係合する。図9の状態では、ロックオープンレバー21に対してロック付勢ばね17cの復元力として時計方向(すなわちアンロック作用端)への付勢力が作用するが、メモリプレート22の回動規制アーム22aが切欠部21cに係合すると、ロックオープンレバー21は図示位置よりも時計方向への回動が規制される。このようにロックオープンレバー21が回動規制された状態では、シートバック13を起こして牽引ワイヤ54を弛緩させてもロックオープンレバー21は停止しており、スライドロックプレート17はアンロック位置に保持される。つまり、シートバック13を起こしてもスライドロック状態には戻らず、シート11を自由にスライドさせることができる。
【0032】
以上のウォークイン動作においては、メモリロックレバー28が通常スライド揺動端(スライド連動突起28bと係着凹部20aが係合)からメモリ揺動端(メモリ用爪28aとメモリロック穴25aが係合)へと揺動することによって、メモリユニットUがシート11全体と一体にスライドする通常スライド状態から、メモリユニットUがロアレール16に対して相対移動不能でメモリ位置に残されるメモリ状態に切り換わる。前述の通り、メモリロックレバー28が図7の通常スライド揺動端にあるとき、トーションコイルばね30の付勢力は該メモリロックレバー28を当該揺動端へ保持させるように作用している。そして、トーションコイルばね30は、この通常スライド揺動端から図8及び図10のメモリ揺動端へとメモリロックレバー28が揺動する途中でその付勢方向が切り換わる作用方向反転ばねとして構成されている。別言すると、上記2つの揺動端の途中にある作用点(思案点)にメモリロックレバー28が達したときに付勢方向が逆転するように、ばね掛け穴26c、ばね掛け穴28e及び回動軸28xの位置関係、並びにトーションコイルばね30自身の形状が定められている。
【0033】
ウォークイン状態から復帰させる際には、シート11を後方にスライドさせる。すると、図11に示すようにウォークイン前のメモリ位置の直前でメモリレバー23がメモリロックレバー28に接近して解除アーム23bが解除段部28cに当接し、シート11のさらなる後退動作に応じて、アンロック保持ばね22cに抗してメモリレバー23が時計方向に回動される。そして、回動伝達アーム23aが回動伝達アーム22bを押圧してメモリプレート22も時計方向に回動し、回動規制アーム22aが切欠部21cとの係合を解除する。これによってロックオープンレバー21に対する回動規制が解除されるため、ロック付勢ばね17cの復元力によってスライドロックプレート17がアンロック位置からロック位置へと回動し、シート11は再びスライドロック状態となる。具体的には、被押圧アーム17bによって押圧部18aが押し上げられてループレバー18が反時計方向に回動し、これに連動して(押圧部18aに押圧ピン21aが押し上げられて)ロックオープンレバー21が、スライドロックプレート17によるスライドロックを許容するロック作用端へ向けて時計方向に回動する。ロックオープンレバー21は、時計方向に回動することによって屈曲押圧部21eでメモリロックレバー28の被押圧外縁部28fを押圧し、該メモリロックレバー28を時計方向に回動(揺動)させる。その結果、メモリロックレバー28はメモリ揺動端から通常スライド揺動端へ揺動する。つまりメモリ用爪28aとメモリロック穴25aの係合が解除され、代わりにスライド連動突起28bが係着凹部20aに係合して、メモリユニットUのメモリ状態が解除される。なお、本実施形態では、ロックオープンレバー21の回動規制を行うメモリプレート22と、該回動規制を解除させる力を受ける解除アーム23bを有するメモリレバー23が別部材となっているが、メモリプレート22とメモリレバー23の両方の機能を単独で兼ね備えたアンロック保持部材を設けることも可能である。
【0034】
このウォークイン状態からの復帰動作では、メモリロックレバー28の揺動の途中でトーションコイルばね30の付勢方向が再度反転する。すなわち、トーションコイルばね30は、ウォークイン状態では図8ないし図11に示すメモリ揺動端へとメモリロックレバー28を付勢していたが、メモリロックレバー28が図7の通常スライド揺動端へ向けて揺動を行うと、その途中で付勢方向が反転して通常スライド揺動端にメモリロックレバー28を保持させるようになる。
【0035】
前述の通り、本実施形態のシート装置では、ウォークイン動作の途中でシートバックを起こしてもシート11のスライドが規制されないので、ウォークイン状態の解除動作においてシートバック13を起こすタイミングは任意である。いずれのタイミングでシートバック13を起こしても、シートバック13を起こすとその支持機構は図14の状態から図13の状態へ移行する。アッパアーム40A側では、メモリ突起43aとメモリ凹部42aが対応する位置にポール43が到達する。すると、ポール43は図13中の時計方向への回動が可能になるので、テンションスプリング45cによって回動付勢されたレリーズレバー45が同図の反時計方向へ回動し、そのサブアーム45bがポール43を押圧してメモリ突起43aとメモリ凹部42aが係合する位置へと該ポール43を回動させる。これによりアッパアーム40Aの回動が規制される。レリーズレバー45の回動は同時に牽引ワイヤ49を弛緩させる。すると、連動レバー47に対する牽引力が解除されるので、アッパアーム40B側のリクライニングロック機構がロック状態に戻ることが可能になり、アッパアーム40B側でもロックがかかる。
【0036】
以上の説明から分かるように本実施形態のシート装置では、通常スライド揺動端とメモリ揺動端とに揺動するメモリロックレバー28に関し、いずれの揺動端においても単一のトーションコイルばね30によって確実に保持することができるので、部品点数が少なくて済み、また複数のばね間で相互付勢力を調整するような製造上の手間もかからない。また、メモリロックレバー28の通常スライド揺動端とメモリ揺動端の間の揺動はロックオープンレバー21(の外縁押圧部21bと屈曲押圧部21e)の押圧によって行わせているが、正逆いずれの揺動方向においても、その途中でトーションコイルばね30の付勢力がアシストとして加わるので、ロックオープンレバー21に対する操作力を小さく抑えて操作性を向上させることができる。
【0037】
なお本発明は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のシート11は、前傾させる前のシートバック13の角度をラチェット42によって記憶させるタイプのリクライニング機構を有しているが、この種のメモリ機能をリクライニング機構に搭載しないタイプのシートであっても本発明は適用可能である。
【0038】
また、実施形態では片側のアッパレール及びロアレールのみについて説明したが、スライドロック関連の機構はシートの左右両側に搭載してもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、製造が容易で、スライドメモリ機構の切換部材の操作性に優れた車両用シート装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する車両用シート装置の通常着座状態とスライド状態を示す側面図である。
【図2】同シート装置のウォークイン動作状態を示す側面図である。
【図3】同シート装置のスライド機能関連の分解斜視図である。
【図4】ロアレール及びアッパレールの図3とは反対側の側面を示す斜視図である。
【図5】ロアレールとスライドロックプレートのスライドロック状態における断面図である。
【図6】ロアレールとスライドロックプレートのアンロック状態における断面図である。
【図7】通常着座状態におけるシートスライド装置を示す側面図である。
【図8】ウォークイン操作ハンドルを操作した直後のシートスライド装置を示す側面図である。
【図9】メモリユニットを残してシートを前方にスライドさせた状態のシートスライド装置のうち、前方に移動したスライドロック機構を示す側面図である。
【図10】メモリユニットを残してシートを前方にスライドさせた状態のシートスライド装置のうち、メモリ位置に残ったスライドメモリ機構を示す側面図である。
【図11】メモリ位置に達する直前までシートを後退させた状態のシートスライド装置を示す側面図である。
【図12】シートバックの支持機構の分解斜視図である。
【図13】通常着座状態におけるシートバック支持機構を示す側面図である。
【図14】シートバックを前傾させた状態のシートバック支持機構を示す側面図である。
【符号の説明】
U メモリユニット(スライドメモリ機構)
11 シート
12 シートクッション
13 シートバック
15 アッパレール
16 ロアレール
17 スライドロックプレート
17c ロック付勢ばね
18 ループレバー
18b ループハンドル(第一のロック解除操作部材)
20 スライド連動プレート
21 ロックオープンレバー(ロックオープン部材)
22 メモリプレート(アンロック保持部材)
22c アンロック保持ばね
23 メモリレバー(アンロック保持部材)
25 メモリラック(メモリ用ラック)
26 スライドピース(揺動レバーの支持部材)
26c ばね掛け穴
26d ばね収納凹部
27 ブラケット(揺動レバーの支持部材)
28 メモリロックレバー(揺動レバー)
28a メモリ用爪
28b スライド連動突起
28c 解除段部
28e ばね掛け穴
30 トーションコイルばね(作用方向反転ばね)
30a 固定端部
30b 可動端部
40A 40B アッパアーム
45 レリーズレバー
46 牽引レバー
48 牽引ワイヤ
50 ウォークイン操作ハンドル(第二のロック解除操作部材)
51 ウォークインワイヤ
Claims (4)
- 床面側のロアレールとこのロアレールに対して摺動自在でシート側に固定されるアッパレール;
上記ロアレールに対しアッパレールの摺動方向位置を固定させるシートロック状態と該固定を解除するアンロック状態とに切換可能なスライドロック機構; アッパレールと共にスライドする通常スライド状態と、上記アッパレールと共に移動せずにロアレール側に固定されスライド前のシート位置を記憶するメモリ状態とに切換可能な切換部材を有するスライドメモリ機構;及び
上記スライドメモリ機構を通常スライド状態に保持して上記スライドロック機構をアンロック状態にさせる第一のロック解除操作部材と、上記スライドメモリ機構をメモリ状態に切り換えて上記スライドロック機構をアンロック状態にさせる第二のロック解除操作部材;
を備えた車両用シート装置において、
上記スライドメモリ機構の切換部材が、上記通常スライド状態でアッパレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置し、上記メモリ状態でロアレールに対して相対移動不能となる揺動端に位置する揺動可能な揺動レバーからなり、
上記揺動レバーが一方の揺動端にあるときには該一方の揺動端へ揺動レバーを付勢し、他方の揺動端へ向けて揺動するときその途中で揺動レバーに対する付勢方向を反転させる作用方向反転ばねを設けたことを特徴とする車両用シート装置。 - 請求項1記載の車両用シート装置において、上記スライドメモリ機構は上記揺動レバーが枢着される支持部材を有し、上記作用方向反転ばねは、一端部が揺動レバーに係合し他端部が上記支持部材に係合したトーションばねからなる車両用シート装置。
- 請求項1または2記載の車両用シート装置において、上記ロアレールと平行で床面に固定された長尺のメモリ用ラックを有し、上記揺動レバーはメモリ状態でメモリ用ラックに係合する車両用シート装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用シート装置において、
上記スライドロック機構をアンロック状態にさせかつ上記揺動レバーをロアレールに対して相対移動不能なメモリ揺動端へ移動させるアンロック作用端と、上記スライドロック機構をシートロック状態にさせかつ上記揺動レバーをアッパレールに対して相対移動不能な通常スライド揺動端へ移動させるロック作用端とに移動可能で、上記第二のロック解除操作部材の操作に応じてアンロック作用端へ移動されるロックオープン部材;及び
上記ロックオープン部材をアンロック作用端に位置させてシートを前方へ移動させたとき、ロック作用端方向へのロックオープン部材の移動を規制し、スライドメモリ機構によるメモリ位置までシートを後退させたとき、上記揺動レバーに係合して回動されてロックオープン部材に対する移動規制を解除する、上記アッパレールに枢着されたアンロック保持部材;
を備えた車両用シート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003125635A JP4175466B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 車両用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003125635A JP4175466B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 車両用シート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004330813A true JP2004330813A (ja) | 2004-11-25 |
JP4175466B2 JP4175466B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=33502844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003125635A Expired - Fee Related JP4175466B2 (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 車両用シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4175466B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298316A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Shiroki Corp | シート |
JP2007308093A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Shiroki Corp | 車両用シートのウォークイン装置 |
JP2008168124A (ja) * | 2007-01-13 | 2008-07-24 | Keiper Gmbh & Co Kg | 車両座席用取り付け機構 |
JP2010125917A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Shiroki Corp | 車両用スライドシート装置 |
WO2017013900A1 (ja) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
KR101925437B1 (ko) | 2017-11-21 | 2018-12-06 | 주식회사 다스 | 자동차 시트레일의 잠금 해제 장치 |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003125635A patent/JP4175466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298316A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Shiroki Corp | シート |
JP4608361B2 (ja) * | 2005-04-25 | 2011-01-12 | シロキ工業株式会社 | シート |
JP2007308093A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Shiroki Corp | 車両用シートのウォークイン装置 |
JP2008168124A (ja) * | 2007-01-13 | 2008-07-24 | Keiper Gmbh & Co Kg | 車両座席用取り付け機構 |
JP2010125917A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Shiroki Corp | 車両用スライドシート装置 |
WO2017013900A1 (ja) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
KR101925437B1 (ko) | 2017-11-21 | 2018-12-06 | 주식회사 다스 | 자동차 시트레일의 잠금 해제 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4175466B2 (ja) | 2008-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5181866B2 (ja) | 車両用シートの切換機構 | |
JP5141680B2 (ja) | 車両用シート | |
US20120261964A1 (en) | Vehicle seat | |
JP2000177460A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP2002104029A (ja) | 車両用シートのクッション跳ね上げ装置 | |
JP4633583B2 (ja) | 車両用シートのロック解除操作機構 | |
JP4437977B2 (ja) | シート装置 | |
JP2004330813A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4317707B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5272724B2 (ja) | 車両用シート | |
JP4595859B2 (ja) | 車両用シートのシートバックロック装置 | |
JP2900770B2 (ja) | 車両用格納シート | |
JP4150607B2 (ja) | シートのウォークインキャンセル装置 | |
JP3892658B2 (ja) | 車両用折り畳みシート | |
JP4661361B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JP2004034768A (ja) | 自動車用シートのフロアロック装置 | |
JP2003002098A (ja) | 車両用折りたたみシート | |
WO2022270608A1 (ja) | 車両用シート | |
JP2013001175A (ja) | 車両用シート | |
JP3426932B2 (ja) | 脱着機構付き可倒シート構造 | |
JP2013001177A (ja) | 車両用シート | |
JP3427722B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2001001809A (ja) | シートスライド装置のロック機構 | |
JP4787420B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2004122924A (ja) | 車両用シートのロック解除機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080805 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080812 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080812 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |