JP4608361B2 - シート - Google Patents

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Description

本発明は、フロア側に設けられるロアレール,該ロアレールに移動可能に係合するアッパレールからなるシートトラックと、前記アッパレールの移動を禁止するスライドロック機構と、ウォークイン操作が行われると、前記スライドロック機構を解除して、前記アッパレールを最前位置まで移動可能とするウォークイン機構とを有するシートに関する。
2ドアの車両のフロントシートや、シートが三列ある車両の二列目のシート等には、後方のシートへの乗降を容易にするため、ウォークイン機構が設けられる場合がある。
このウォークイン機構は、ウォークイン操作が行われると、シートバックが前傾すると共に、シートトラックロック機構が解除され、シート全体が最前方位置まで移動可能となり、シート全体が最前位置まで移動することにより、後方のシートとの間隔を広げるものである。
このようなウォークイン機構を備えたシートにおいては、ウォークイン後、車両が急発進したりすると、シートが後方に移動するのを防止するために、ウォークイン後にシートトラックがロック状態になるシートが提案されている。
図8−図10を用いて説明する。図8は非ウォークイン状態でシートトラックがスライドロック状態にある場合を示し、図9はウォークイン操作を行った状態を示し、図10はウォークイン操作を行ってシートが最前方位置まで移動した状態を示している。なお、これらの図において、シートトラックは、フロア側に設けられたロアレールと、ロアレールに移動可能に係合し、シートが設けられるアッパレールとからなっている。
図8の状態では、シートトラックのアッパレール側にピン31を用いて回転可能に設けられたロックレバー30は、スプリング34の付勢力でもって、そのロック穴30aがシートトラックのロアレール2のロック突起11に係合し、アッパレールの移動が禁止されている(シートトラックのスライドロック状態)。
ロックレバー30をピン31を中心に時計方向に回転させると、ロックレバー30のロック穴30aとロアレールのロック突起11より離脱し、アッパレールはロアレール2に沿って移動可能となる(シートトラックのスライドロック解除状態)。このとき、サブロックレバー50はスプリング53の付勢力でもって、ロックレバー30の回転に追従し、そのロック突起部50bはロアレール2に設けられたサブロックプレート52のロック穴52aに係合可能な状態となる。
ウォークイン操作を行うと、図9に示すようにケーブル111のインナケーブル111aが引かれ、ロックオープンレバー40が回転し、ロックレバー30をアンロック状態、サブロックレバー50のロック突起部50bはサブロックプレート52のロック穴52aに係合可能な状態となる。
そして、アッパレールが最前方位置まで移動すると、図10に示すように、サブロックレバー50のロック突起部50bはサブロックプレート52のロック穴52aに係合し、アッパレールの移動を禁止する(例えば、特許文献1)。
特開平10−059030号公報(図18、図20、図22参照)
しかし、図8〜図10に示すようなシートでは、以下のような問題点がある。
(1)サブロックレバー50はロックレバー30と連動しているので、通常のシートトラックのスライド時でも、サブロックレバー50が作動する。
ここで、アッパレールとロアレールとからなるシートトラックの最前方位置と、ロックレバー30のロック穴30aとロアレールのロック突起11との係合による最前方位置(シートトラックのスライドロックの最前方位置という)とが一致している場合、通常のシートトラック(ウォークインでない場合)でシートを最前方位置まで移動させ、ロック解除を行うと、サブロックレバー50のロック突起部50bがサブロックプレート52のロック穴52aに係合し、通常のシートトラックのスライドが行えなくなる。このため、シートトラックのスライドロックの最前方位置により更に前方位置で、ウォークイン時のサブロックレバー50のロック突起部50bがサブロックプレート52のロック穴52aに係合するようにしている。よって、ロアレール、アッパレールからなるシートトラックが大型化する問題点がある。
(2)サブロックレバー50とロックレバー30とは連動しているので、通常のシートトラックのスライドロックを行う場合の操作フィーリングが悪い。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その第1の課題は、シートトラックの小型化が図れるシートを提供することにある。
又、第2の課題は、シートトラックのスライドロックを行う際の操作フィーリングが良いシートを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、フロア側に設けられるロアレール,該ロアレールに移動可能に係合するアッパレールからなるシートトラックと、前記アッパレールの移動を禁止するスライドロック機構と、ウォークイン操作が行われると、前記スライドロック機構を解除して、前記アッパレールを最前位置まで移動可能とするウォークイン機構とを有するシートにおいて、前記スライドロック機構は、前記ロアレールの長手方向に沿って複数形成された被係合部と、前記アッパレールに、移動可能に設けられ、端部に前記ロアレールの被係合部に係合可能な係合部が形成されたロックレバーと、該ロックレバーの係合部を前記ロアレールの被係合部と係合する方向に付勢する第1の付勢手段とからなり、前記ウォークイン機構は、前記ロアレールに設けられたサブ被係合部と、前記アッパレールに、回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると、前記スライドロック機構のロックレバーを押して、前記ロックレバーの係合部を前記ロアレールの被係合部から離れる方向に移動させるロックオープンレバーと、前記被係合部に係合した状態の前記ロックレバーに押す力を与えない位置で、前記ロックオープンレバーの他方への回転を禁止するストッパと、前記ロックオープンレバーをストッパ方向へ付勢する第2の付勢手段と、前記アッパレールに、回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると、一方の回転端部側に形成されたサブ係合部が前記サブ被係合部に係合可能となり、他方の回転端部側が前記ロックオープンレバーに近づくサブロックレバーと、該サブロックレバーを一方の方向に回転するように付勢する第3の付勢手段と、からなり、前記アッパレールが最前方位置まで移動した時に、前記サブロックレバーのサブ係合部が前記ロアレールのサブ被係合部に係合するように、前記サブロックレバー、前記サブ被係合部を設けたことを特徴とするシートである。
通常、スライドロック機構のロックレバーは、第1の付勢手段の付勢力により、ロックレバーの係合部がロアレールの複数ある被係合部のうちの1つの被係合部に係合し、アッパレールのロアレールに対する移動が禁止されている。
(通常のシートトラックのスライドロック)
スライドロック機構のロックレバーを第1の付勢手段の付勢力に抗して移動させると、ロックレバーの係合部がロアレールの被係合部から離れる方向に移動し、ロックレバーの係合部とロアレールの被係合部との係合が解除され、アッパレールはロアレールに沿って移動可能となる。所望の位置までアッパレールを移動した後、ロックレバーを移動させていた操作力を解除すると、第1の付勢手段の付勢力でロックレバーは移動し、ロックレバーの係合部がロアレールの他の被係合部に係合し、アッパレールは、ロアレールに対しては再び移動が禁止されるようになる。
尚、このとき、ロックオープンレバーは、第2の付勢手段によりストッパに当接し、動かない。
(ウォークイン)
ウォークインを行う場合には、第2の付勢手段の付勢力に抗してロックオープンレバーを一方の方向に回転させる。すると、ロックオープンレバーがスライドロック機構のロックレバーを押す。ロックレバーは第1の付勢手段の付勢力に抗して係合部が前記ロアレールの被係合部から離れる方向に移動し、ロックレバーの係合部とロアレールの被係合部との係合が解除され、アッパレールはロアレールに沿って移動可能となる。ここで、アッパレールを前方へ移動する。又、ロックオープンレバーが一方の方向へ回転すると、第3の付勢手段に付勢されるサブロックレバーも一方の方向に回転し、サブロックレバーに形成されたサブ係合部がロアレールのサブ被係合部に係合可能となる。
アッパレールが最前方位置まで移動すると、サブロックレバーのサブ係合部がロアレールのサブ被係合部に係合し、アッパレールの移動が禁止され、ウォークインが完了する。
ウォークインを解除するには、ロックオープンレバーを一方の方向へ回転させている操作力を解除する。ロックオープンレバーは、第2の付勢手段の付勢力によりストッパ方向(他方の方向)へ回転し、スライドロック機構のロックレバーは第1の付勢手段の付勢力により移動し、係合部がロアレールの被係合部に係合する。
又、サブロックレバーはロックオープンレバーに押されて他方の方向に回転する。このため、ロアレールのサブ被係合部に係合していたサブロックレバーのサブ係合部がロアレールのサブ被係合部より離脱し、ウォークインの解除が終了する。
請求項2に係る発明は、前記被係合部と、前記サブ被係合部とは、前記ロアレールの同じ面に設けられたことを特徴とする請求項1記載のシートである。
請求項1に係る発明によれば、ウォークイン機構は、前記ロアレールに設けられたサブ被係合部と、前記アッパレールに、移動可能に設けられ、一方の方向に回転すると、前記スライドロック機構のロックレバーを押して、前記ロックレバーの係合部を前記ロアレールの被係合部から離れる方向に移動させるロックオープンレバーと、前記被係合部に係合した状態の前記ロックレバーに押す力を与えない位置で、前記ロックオープンレバーの他方への回転を禁止するストッパと、前記ロックオープンレバーをストッパ方向へ付勢する第2の付勢手段と、前記アッパレールに、回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると、一方の回転端部側に形成されたサブ係合部が前記サブ被係合部に係合可能となり、他方の回転端部側が前記ロックオープンレバーに当接可能なサブロックレバーと、該サブロックレバーを一方の方向に回転するように付勢する第3の付勢手段と、からなり、前記アッパレールが最前方位置まで移動した時に、前記サブロックレバーのサブ係合部が前記ロアレールのサブ被係合部に係合するように、前記サブロックレバー、前記サブ被係合部を設けた。
このため、通常のシートスライドの場合は、ロックレバーのみが作動する。また、ウォークインの場合は、ロックレバーの係合部はロアレールの被係合部に係合できない位置にあり、サブロックレバーのサブ係合部がロアレールのサブ被係合に係合する。
よって、アッパレールとロアレールとからなるシートトラックの最前方位置と、ロックレバーの係合部とロアレールの被係合部との係合による最前方位置(シートトラックのスライドロックの最前方位置という)とを一致させることが可能となり、シートトラックの小型化が図れる。
又、通常のシートトラックのスライドロックを行う場合は、ロックレバーのみが作動するので、操作フィーリングがよい。
請求項2に係る発明によれば、前記被係合部と、前記サブ被係合部とは、前記ロアレールの同じ面に設けられたことにより、サブ被係合部が設けられた部材を別途設けなくともよく、コストダウンが図れる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
最初に、図7をもちいて、本発明のシートの全体構成を説明する。図7は形態例のシートを説明する構成図である。図において、シートSを前後方向に移動可能とするシートトラック101は、フロアF側に設けられるロアレール103と、シートS側に設けられ、ロアレール103に移動可能に係合するアッパレール105からなっている。シートSは、アッパレール105上に設けられ、着座者の臀部を支持するシートクッションSCと、着座者の背部を支持するシートバックSBとからなり、更にリクライニング機構RでシートバックSBはシートクッションSCに対して前後方向の傾動可能となっている。
次に、図1、図2、図3を用いて、図7のシートトラックを説明する。図1はウォークイン機構が設けられたシートトラックの上面図、図2は図1の切断線A−Aでの断面図、図3は図1のスライドロック機構、ウォークイン機構の主要部の分解斜視図である。
図2に示すように、シートトラック101のロアレール103の断面形状は、フロアFと略平行に設けられた基底部103aと、基底部103aの一方の端部から折曲され、フロアFから離れる方向に延出する第1側壁部103bと、基底部103aの他方の端部から折曲され、フロアFから離れる方向に延出する第2側壁部103cと、第1側壁部103bの上方の端部から折曲し、基底部103aと略平行に第2側壁部103c方向へ延出する第1上面部103dと、第2側壁部103cの上方の端部から折曲し、基底部103aと略平行に第1側壁部103b方向へ延出する第2上面部103eと、第1上面部103dの他方の端部から基底部103a方向に折曲し、第1側壁部103bより長さが短い第1垂下部103fと、第2上面部103eの他方の端部から基底部103a方向に折曲し、第1垂下部103fと空間を介して対向し、第1垂下部103fと略同じ長さの第2垂下部103gとからなっている。
シートS側に設けられるアッパレール105は、フロアFと略平行に設けられた上面部105aと、上面部105aの一方の端部より折曲し、ロアレール103の第1垂下部103fと第2垂下部103gとの間の空間を介してロアレール103内へ延出する第1側壁部105bと、上面部105aの他方の端部より折曲し、ロアレール103の第1垂下部103fと第2垂下部103gとの間の空間を介してロアレール103内へ延出する第2側壁部105cと、第1側壁部105bの下方の端部よりロアレール103の第1側壁部103b、第1上面部103d,第1垂下部103fで形成される空間へ延出する第1跳上部105dと、第2側壁部105cの下方の端部よりロアレール103の第2側壁部103c,第2上面部103e,第2垂下部103gで形成される空間へ延出する第2跳上部105eとからなっている。
アッパレール105の第1側壁部103b、第1上面部103d、ロアレール103の第1跳上部105dに当接するボール107と、アッパレール105の第2側壁部103c、第2上面部103e、ロアレール103の第2跳上部105eに当接するボール109と、アッパレール105の上面部105a、ロアレール103の基底部103aとに当接するローラ110とで、アッパレール105はロアレール103に移動可能に係合している。
次に、シートトラックのアッパレールの移動を禁止するスライドロック機構SLを説明する。ロアレール103の第1側壁部103bには、長手方向に沿って、被係合部としてのロック穴113が複数形成されている。
図1、図3に示すように、アッパレール105には、ブラケット115が設けられている。このブラケット115は、アッパレール105の上面部105aに設けられる基部115aと、基部115aからフロアF方向に折曲し、第1側壁部105bに沿う垂下部115bと、垂下部115bから折曲してフロアFと略平行な本体部115cとからなっている。更に、垂下部115bから本体部115cにかけて穴115dが設けられている。
ブラケット115の本体部115cには、ロアレール103の第1側壁部103bに接近/離反する方向の長穴117が形成されている。ブラケット115の上面(フロアFと対向する面と反対側の面)側には、ロックレバー121が配置される。ロックレバー121の一方の端部側には、ブラケット115の穴115dを介してロアレール103のロック穴113に係脱可能な2つのロック突起(係合部)123が形成されている。
更に、ロックレバー121には、ブラケット115の本体部115cの下面からブラケット115の本体部115cに形成された長穴117を挿通したピン125が取り付けられている。このピン125の基端部側の径は、長穴117の幅より大きく設定され、ロックレバー121の抜け止めともなっている。更に、ブラケット115の上面には、ロックレバー121を挟むような4つの突起127が形成され、これらの突起127は、ロックレバー121を第1側壁部103bに接近/離反する方向に案内するガイドとなっている。
そして、一端部がロックレバー121に係止され、他端部がブラケット115に係止された図示しないスプリング(第1の付勢手段)により、ロックレバー121は、ロック突起123がロアレール103のロック穴113に係合する方向に付勢されている。更に、ロックレバー121の他方の端部側には、スライドロック機構SLの図示しない操作レバーの動きを伝達するワイヤ129が接続されている。
次に、ウォークイン機構WIの説明を行う。
アッパレール105は、一端部がフロアF側に係止され、他端部がアッパレール105に係止された図示しないスプリングにより、前方(図1において矢印Fr方向)へ付勢されている。
ブラケット115の本体部115cの下面には、ピン131を用いてロックオープンレバー133が回転可能に設けられている。このロックオープンレバー133は、一方の方向(図1において時計方向)に回転すると、回転端部側がスライドロック機構SLのロックレバー121のピン125を押して、ロックレバー121のロック突起123をロアレール103のロック穴113から離れる方向に移動させるように形成されている。更に、ロックオープンレバー133には、上方に向かって折曲され、ブラケット115の周面部に当接可能で、当接するとロックオープンレバー133の他方への回転を禁止するストッパ137が形成されている。そして、ロックオープンレバー133は、中間部がピン131に巻回され、一端部がブラケット115に、他端部がロックオープンレバー133に係止された図示しないスプリング(第2の付勢手段)により、ロックオープンレバー133のストッパ137がブラケット115の周面部に当接する方向(図1において矢印M1方向)へ付勢されている。このストッパ137の位置は、ロック穴113にロック突起123が係合した状態のロックレバー121(図1の状態のロックレバー)に押す力を与えない位置で、ロックオープンレバー133の他方への回転を禁止するような位置に設定されている。
本形態例では、ストッパ137がブラケット115の本体部115cの周面部に当接している状態のロックオープンレバー133は、ロック穴113にロック突起123が係合した状態のロックレバー121のピン125が当接するか、若干の隙間を介して位置するようにした。
更に、ロックオープンレバー133には、シートSのシートバックSBの傾動を伝達するワイヤ139が接続されている。着座者がいない状態で、リクライニング機構Rを操作してシートバックSBを最前傾位置まで傾動させると、ワイヤ139が引かれ、ロックオープンレバー133が一方の方向に回転するようになっている。
ロアレール103の前部の第1側壁部103bには、サブ被係合部としてのサブロック穴141が形成されている。
ブラケット115の本体部115cには、ピン151を用いてサブロックレバー153が回転可能に設けられている。このサブロックレバー153は、一方の方向(図1において時計方向)に回転すると、一方の回転端部側に形成されたサブ係合部155がサブロック穴141に係合可能となり、他方の回転端部側がロックオープンレバー133に当接可能となっている。そして、サブロックレバー153は、中間部がピン151に巻回され、一端部がブラケット115に、他端部がサブロックレバー153に係止された図示しないスプリング(第3の付勢手段)により、一方の方向に回転するように付勢されている。
本形態例では、アッパレール105が最前方位置まで移動した時に、サブロックレバー153のサブ係合部155がロアレール103のサブロック穴141に係合するように、サブロックレバー153、サブロック穴141を設けた。
更に、一端部がフロアFに係止され、他端部がアッパレール105に係止された図示しないスプリング(第4の付勢手段)により、アッパレール105は前方へ付勢されている。なお、このスプリングの付勢力は、シートに着座者が着座している状態では、アッパレール105は移動しないような付勢力に設定されている。
次に、上記構成の作動を説明する。図1、図4−図6を用いて説明する。図4は図1の状態からシートトラックのスライドロックが解除された状態を示す図、図5は図1の状態からウォークイン機構が作動した直後を示す図、図6は図5の状態からシートトラックのアッパレールが最前方位置まで移動した状態を示す図である。
通常、図1に示すように、スライドロック機構SLのロックレバー121は、図示しない第1の付勢手段の付勢力により、ロックレバー121の2つのロック突起123がロアレール103の複数あるロック穴113のうちの2つのロック穴113に係合し、アッパレール105のロアレール103に対する移動が禁止されている。
(通常のシートトラックのスライドロック)
スライドロック機構SLの図示しない操作レバーを図示しないスプリング(第1の付勢手段)の付勢力に抗して操作すると、図4に示すように、ワイヤ129が引かれ、ロックレバー121がガイドとしての127に案内され、ロックレバー121のロック突起123がロアレール103のロック穴113から離れる方向に移動し、ロックレバー121のロック突起123とロアレール103のロック穴113との係合が解除され、アッパレール105はロアレール103に沿って移動可能となる。所望の位置までアッパレール105を移動した後、ロックレバー121を移動させていた操作力を解除すると、第1の付勢手段の付勢力でロックレバー121は移動し、ロックレバー121のロック突起123がロアレール103の他のロック穴113に係合し、アッパレール105は、ロアレール103に対しては再び移動が禁止されるようになる。
尚、ロックオープンレバー133は、図示しない第2の付勢手段によりストッパ137に当接しているので、ロックオープンレバー133は作動しない。
(ウォークイン)
ウォークインを行うために、リクライニング機構Rを用いてシートSのシートバックSBを最前傾位置まで傾動させると、図5に示すように、ワイヤ139が引かれ、図示しないスプリング(第2の付勢手段)の付勢力に抗してロックオープンレバー133が一方の方向(時計方向)に回転する。すると、ロックオープンレバー133がスライドロック機SL構のロックレバー121のピン125を押す。ロックレバー121は第1の付勢手段の付勢力に抗してロック突起123がロアレール103のロック穴113から離れる方向に移動し、ロックレバー121のロック突起123とロアレール103のロック穴113との係合が解除され、アッパレール105はロアレール103に沿って移動可能となり、図示しないスプリングの付勢力により、アッパレール105は前方へ移動する。又、ロックオープンレバー133が一方の方向へ回転すると、図示しないスプリング(第3の付勢手段)に付勢されるサブロックレバー153は一方の方向(時計方向)に回転し、サブロックレバー153に形成されたサブ係合部155がロアレール103の第1側壁部103bに当接し、サブロック穴141に係合可能となる。
アッパレール105が最前方位置まで移動すると、図6に示すように、サブロックレバー153のサブ係合部155がロアレール103のサブロック穴141に係合し、アッパレール105の移動が禁止され、ウォークインが完了する。
ウォークインを解除するには、シートSのシートバックSBを起こす。すると、ロックオープンレバー133を一方の方向へ回転させている力が解除される。ロックオープンレバー133は、図示しないスプリング(第2の付勢手段の付勢力)によりストッパ137方向(他方の方向)へ回転し、スライドロック機構SLのロックレバー121は図示しないスプリング(第1の付勢手段)の付勢力により移動し、ロック突起123がロアレール103の最前方位置のロック穴113に係合する。
又、サブロックレバー153はロックオープンレバー133に押されて他方の方向に回転する。このためロアレール103のサブロック穴141に係合していたサブロックレバー153のサブ係合部155がロアレール103のサブロック穴141より離脱して、ウォークインの解除が終了する。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)通常のシートスライドの場合は、ロックレバー121のみが作動する。また、ウォークインの場合は、ロックレバー121のロック突起123はロアレール103のロック穴113に係合できない位置にあり、サブロックレバー153のサブ係合部155がロアレール103のサブロック穴141に係合する。
よって、アッパレール105とロアレール103とからなるシートトラック101の最前方位置と、ロックレバー121のロック突起123とロアレール103のロック穴113との係合による最前方位置(シートトラックのスライドロックの最前方位置という)とを一致させることが可能となり、シートトラック101の小型化が図れる。
(2)通常のシートトラック101のスライドロックを行う場合は、ロックレバー121のみが作動するので、操作フィーリングがよい。
(3)ロック穴113と、サブロック穴141とは、ロアレール103の同じ面(第1側壁部103b)に設けられたことにより、サブロック穴が設けられた部材を別途設けなくともよく、コストダウンが図れる。
図7のシートトラックの上面図である。 図1の切断線A−Aでの断面図である。 図1のスライドロック機構、ウォークイン機構の主要部の分解斜視図である。 図1の状態からシートトラックのスライドロックが解除された状態を示す図である。 図1の状態からウォークイン機構が作動した直後を示す図である。 図5の状態からシートトラックのアッパレールが最前方位置まで移動した状態を示す図である。 形態例のシートを説明する構成図である。 従来技術を説明する図で、非ウォークイン状態でシートトラックがロック状態にある場合を示す構成図。 図8でウォークイン操作を行った状態を示す構成図である。 図9でウォークイン操作を行ってシートが最前方位置まで移動した状態を示す構成図である。
符号の説明
101 シートトラック
103 ロアレール
105 アッパレール
113 ロック穴(被係合部)
121 ロックレバー
123 ロック突起(係合部)
133 ロックオープンレバー
141 サブロック穴(サブ被係合部)
153 サブロックレバー
155 サブ係合部

Claims (2)

  1. フロア側に設けられるロアレール,該ロアレールに移動可能に係合するアッパレールからなるシートトラックと、前記アッパレールの移動を禁止するスライドロック機構と、ウォークイン操作が行われると、前記スライドロック機構を解除して、前記アッパレールを最前位置まで移動可能とするウォークイン機構とを有するシートにおいて、
    前記スライドロック機構は、
    前記ロアレールの長手方向に沿って複数形成された被係合部と、
    前記アッパレールに、移動可能に設けられ、端部に前記ロアレールの被係合部に係合可能な係合部が形成されたロックレバーと、
    該ロックレバーの係合部を前記ロアレールの被係合部と係合する方向に付勢する第1の付勢手段とからなり、
    前記ウォークイン機構は、
    前記ロアレールに設けられたサブ被係合部と、
    前記アッパレールに、回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると、前記スライドロック機構のロックレバーを押して、前記ロックレバーの係合部を前記ロアレールの被係合部から離れる方向に移動させるロックオープンレバーと、
    前記被係合部に係合した状態の前記ロックレバーを押さない位置で、前記ロックオープンレバーの他方への回転を禁止するストッパと、
    前記ロックオープンレバーをストッパ方向へ付勢する第2の付勢手段と、
    前記アッパレールに、回転可能に設けられ、一方の方向に回転すると、一方の回転端部側に形成されたサブ係合部が前記サブ被係合部に係合可能となり、他方の回転端部側が前記ロックオープンレバーに近づくサブロックレバーと、
    該サブロックレバーを一方の方向に回転するように付勢する第3の付勢手段と、
    からなり、
    前記アッパレールが最前方位置まで移動した時に、前記サブロックレバーのサブ係合部が前記ロアレールのサブ被係合部に係合するように、前記サブロックレバー、前記サブ被係合部を設けたことを特徴とするシート。
  2. 前記被係合部と、前記サブ被係合部とは、前記ロアレールの同じ面に設けられことを特徴とする請求項1記載のシート。
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